JP3195125B2 - エレベータの改造方法 - Google Patents

エレベータの改造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの改造方法に
係わり、特に、既設信号装置を新設信号装置に交換する
エレベータの改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは老朽化に伴つて、制御装置
および信号装置等の一部あるいは全品を新たな部品に取
り換える改修が行なわれている。
【0003】一般的なエレベータの乗場を図3および図
4に示しており、図3は乗場の正面図、図4は図3のI
V−IV線に沿つた断面を示している。壁1に嵌め込ん
だ三方枠2に対応して開閉可能な乗場戸3が設けられ、
三方枠2の側方の壁1には乗場インジケータである信号
装置5が設けられている。信号装置5は、図3のV−V
線に沿つた断面図である図5に示すように、壁1に埋め
込んだ箱5b内に、フエースプレート5aの裏面に固定
した器具5cを収納し、この器具5cの端子に一端を接
続した据付電線7の他端を、壁1を貫通した部分に挿入
した電線管6を介して昇降路4に沿つて取り付けられた
配線用のダクト8に導き、図示しない機械室の制御盤に
接続している。
【0004】このような構成のエレベータにおける従来
の改造方法は、特開昭61−243672号公報に記載
されており、それを作業途中を示す乗場の断面図である
図6を用いて説明する。図示しない機械室の制御盤に一
端を接続した新設の据付電線20は、その他端部を昇降
路4に沿つて導出した後、壁1を貫通した電線管6に挿
通し、接続電線30の一端に一本ずつ接続する。この接
続電線30の他端には新たな信号装置50の接続電線2
1に取り付けたコネクタ10aに接続可能なコネクタ1
0bが予め取り付けられている。その後、新設信号装置
50のフエースプレート50aの裏面の器具50cに接
続したコネクタ10aに、接続電線30のコネクタ10
bを接続していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にエレベータの改
修工事は、エレベータの運転休止期間を極力短くし、建
物内の通常の活動に支障を来たさないよう配慮すること
が必要であり、さらに改修作業期間中にあつても、病
院、ホテル等では必要時にエレベータの運転が求められ
る。また防災上から火気の使用を避けた方が望ましいこ
とは勿論、改修工事によつて取り換える新たな部品は、
この工事の時点において工場で標準的に製造されている
ものを採用して価格の低減や製造期間の短縮を図るよう
にしたり、また改修現場においては特殊工具の使用およ
び特殊技能を要する作業を避けて容易に作業を実施でき
るようにするのが望ましい。
【0006】しかしながら、上述したように従来のエレ
ベータの改造方法は、既設据付電線を新設据付電線20
に交換してから各階床の信号装置50の交換を終了する
まで、新設据付電線20と接続電線30間を端子60に
よつて接続するように1階床あたり20本程度の接続作
業を行なわなければならず、この作業期間中、エレベー
タの運転を停止していなければならず、エレベータの連
続停止時間が長くなつてしまう。
【0007】本発明の目的とするところは、作業中に平
常運転を行なうことができるようにしてエレベータの連
続停止時間を短くすることができるエレベータの改造方
法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、乗場の収納用箱内に設けた既設信号装置
と、機械室に設けた既設制御装置間を昇降路に設けた既
設据付電線によって接続して成り、上記既設信号装置を
新設信号装置に交換するエレベータの改造方法におい
て、上記既設信号装置に接続された上記既設据付電線を
上記収納用箱内にて切断し、上記新設信号装置に接続可
能な第一コネクタを有する接続線を加えてこの切断部を
再度接続し、その後、上記切断した既設据付電線のうち
の既設信号装置側の既設据付電線を切断して上記既設信
号装置を取外し、上記新設信号装置に取り付けた第二コ
ネクタを上記第一コネクタに接続するようにしたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によるエレベータの改造方法は、上述の
ように既設据付電線を収納用箱内で切断し、新設信号装
置に接続可能な第一コネクタを有する接続線とを加えて
この切断部を再度接続するようにしたため、この作業の
終了時点で、既設信号装置を用いてエレベータの平常運
転を行なうことができる。その後、適当な時期に上記切
断した既設据付電線のうちの既設信号装置側の既設据付
電線を切断して既設信号装置を取外し、新設信号装置に
取り付けた第二コネクタを上記第一コネクタに接続する
ことによつて、新設信号装置を用いてエレベータの平常
運転を行なうことができる。従つて、作業中に平常運転
を行なうことができるようにしてエレベータの連続停止
時間を短くすることができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図5はエレベータの改造を行なう前の既設信号装置
を示す乗場の断面図であり、壁1内に埋め込んだ収納用
箱5b内にはフエースプレート5aに固着した器具5c
を有する既設信号装置5が配置されている。既設信号装
置5の端子には昇降路4に沿つて配設したダクト8より
電線管6を介して導いた既設据付電線7が接続されてい
る。
【0011】エレベータの改造を行なう場合、先ず、フ
エースプレート5aを取り外し、収納用箱5b内の器具
5cの端子に接続された既設据付電線7を収納用箱5b
内で切断する。次に、図2に示すように切断した既設据
付電線同志、つまり器具5c側の既設据付電線7bと、
電線管6側の既設据付電線7a同志に、新設信号装置に
接続可能な第一コネクタ10cを有する接続線11を加
えて、閉端端子15aにより圧着接続する。この閉端端
子15aによる圧着作業を既設据付電線の本数分だけ1
本ずつ行ない、その後、フエースプレート5aおよび器
具5cで構成される既設信号装置5を再度取り付ける。
この状態は、既設据付電線7の途中に第一コネクタ10
cを有する接続線11を追加しただけで、電気的な接続
関係は変わらないから、一階床毎の作業が完了した時点
で、エレベータは通常運転が可能な状態となる。このた
め、突発的にエレベータの運転が要求された場合、この
要求に答えることが可能である。
【0012】以上の接続作業を全階床に対して行なつた
後、図2に示した既設フエースプレート5aを再び取り
外し、上記切断した既設据付電線すなわち閉端端子15
aで圧着接続した既設据付電線中、既設信号装置5側で
ある器具5c側の既設据付電線7bを閉端端子15aの
近傍で切断し、既設据付電線7bの本数分の切断作業を
行なつてから既設信号装置5を撤去する。
【0013】次に、図1に示すように閉端端子15aに
よつて連結されている既設据付電線7bの切断端は、外
表面を絶縁した閉端端子15b等で圧着して他の部分か
ら電気的に絶縁する。また、フエースプレート50a
と、器具50cと、器具50cに接続された接続電線4
0の端部に取り付けた第二コネクタ10aとを有する新
設信号装置50を準備し、この新設信号装置50の接続
電線40の端末に取り付けた第二コネクタ10aを、接
続線11の端末に取り付けた第一コネクタ10cに接続
する。その後、新設信号装置50を収納用箱5bに取り
付けて交換作業を終わる。
【0014】このように一階床の作業は、切断作業、圧
着作業およびコネクタ接続作業に集約され、閉端端子1
5aによる接続作業では1本ずつ接続電線の番号を確認
しながら進めて行くので、作業者は特殊技能を必要とす
ることはなく、また作業工具についても電工作業で一般
に使用される圧着工具を使用することができるため簡便
であると共に、作業はエレベータホール側より行なえ、
作業人員によつては各階床で並行して作業を行なうこと
ができ、より短時間で作業を終了することができる。ま
た、新設の器具50cは、電子部品技術の進歩により既
設の器具5cより薄型で小型となつているので、その背
部に存在する収納用箱5b内の空間に接続線11、接続
電線40、コネクタ10a,10b、および閉端端子1
5a,15b等を十分収納することができる。
【0015】尚、上述の実施例において、据付電線7b
は閉端端子15aの近傍で切断した後、その端部を閉端
端子15bで絶縁処理を行なつたが、切断後の端部を絶
縁テープによつて絶縁処理しても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、既設信号
装置の交換に先立つて、収納用箱内で既設据付電線を切
断し、新設信号装置に接続可能な第一コネクタを有する
接続線とを加えてこの切断部を再度接続するようにした
ため、この作業の終了時点で、既設信号装置を用いてエ
レベータの平常運転を行なうことができる。その後、適
当な時期に上記切断した既設据付電線のうちの既設信号
装置側の既設据付電線を切断して既設信号装置を取外
し、新設信号装置に取り付けた第二コネクタを上記第一
コネクタに接続することによつて、新設信号装置を用い
てエレベータの平常運転を行なうことができる。従つ
て、作業中に平常運転を行なうことができるようにして
エレベータの連続停止時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベータの改造方法
を採用した作業後の信号装置を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるエレベータの改造方法
を採用した作業途中状態を示す信号装置の縦断面図であ
る。
【図3】一般的なエレベータの乗場の正面図である。
【図4】図3に示すエレベータの乗場のIV−IV線に
沿つた横断面図である。
【図5】図3に示すエレベータの乗場のV−V線に沿つ
た縦断面図である。
【図6】従来のエレベータの改造方法を採用した作業途
中状態を示す信号装置の斜視図である。
【符号の説明】
4 昇降路 5 既設信号装置 5b 収納用箱 7a 既設据付電線 7b 既設据付電線 10a 第二コネクタ 10c 第一コネクタ 11 接続線 50 新設信号装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−260582(JP,A) 特開 平3−138277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場の収納用箱内に設けた既設信号装置
    と、機械室に設けた既設制御装置間を昇降路に設けた既
    設据付電線によって接続して成り、上記既設信号装置を
    新設信号装置に交換するエレベータの改造方法におい
    て、上記既設信号装置に接続された上記既設据付電線を
    上記収納用箱内にて切断し、上記新設信号装置に接続可
    能な第一コネクタを有する接続線を加えてこの切断部を
    再度接続し、その後、上記切断した既設据付電線のうち
    の既設信号装置側の既設据付電線を切断して上記既設信
    号装置を取外し、上記新設信号装置に取り付けた第二コ
    ネクタを上記第一コネクタに接続するようにしたことを
    特徴とするエレベータの改造方法。
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JP5076633B2 (ja) * 2007-05-17 2012-11-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 制御盤の更新方法
JP6254021B2 (ja) * 2014-03-07 2017-12-27 株式会社日立製作所 エレベーター装置
JP5865954B2 (ja) * 2014-06-10 2016-02-17 東芝エレベータ株式会社 リニューアル用操作盤

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