JP2816249B2 - 昇降機制御盤の交換作業工法 - Google Patents

昇降機制御盤の交換作業工法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は昇降機を制御する既設制御盤を新設制御盤に
交換する昇降機制御盤の交換作業工法に関する。
[従来の技術] 一般に昇降機例えばエレベータにおいては、経年劣化
により各部の交換が行なわれ、昇降機を制御する制御盤
もその対象となる。特に制御盤においては、接触器およ
び開閉器のコイル部や接点部の劣化が進行するが、これ
は呼び登録や階床表示関係の電気信号の制御や、出発お
よび停止の運行制御を行なう中枢機器であるため、経年
劣化によつて停止事故や缶詰事故に直結する危険があ
り、このため既設制御盤から新設制御盤への交換が必要
である。
従来この作業は、例えば特開昭62−196291号公報に示
されるように、機械室に据付けられている既設制御盤に
昇降路側からの配線が直接接続されているため、先ず、
この配線を既設制御盤の近傍で切断し、既設制御盤を撤
去した後、同部に新設制御盤を据付け、上述の切断した
配線の昇降路側を新設制御盤に接続していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の昇降機制御盤の作業工法では、一
旦作業を開始すると、ビルの縦の主要な交通機関である
エレベータを3日間連続して停止させる必要があり、ビ
ルの利用者や住居人に多大の不便をかけることになつて
しまう。特に比較的小さな事務所ビル、集合住宅で1台
だけのエレベータしか設置されていない場合、これは顕
著である。
本発明の目的とするところは、作業の途中で昇降機の
使用を可能にした昇降機制御盤の交換作業工法を提供す
るにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、昇降路側からの
多数の配線を接続した既設制御盤を新設制御盤に取替え
る昇降機制御盤の交換作業工法において、上記多数の配
線を上記既設制御盤の近傍で切断し、その切断した上記
昇降路側の配線及び上記既設制御盤側の配線にそれぞれ
片側コネクタ付ケーブルを接続するとともに、上記昇降
路側の配線に接続した片側コネクタ付ケーブルの片側コ
ネクタ、及び上記既設制御盤側の配線に接続した片側コ
ネクタ付ケーブルの片側コネクタのうちの対応するもの
同志を結合する第一の工程と、上記既設制御盤を所定位
置まで移動した後に、上記昇降路側の配線に接続した片
側コネクタ付ケーブルと、上記既設制御盤側の配線に接
続した片側コネクタ付ケーブルとの間を、両側コネクタ
付ケーブルで接続する第二の工程と、上記既設制御盤が
それまで設置されていた個所に上記新設制御盤を付設す
る第三の工程と、上記既設制御盤を撤去するとともに、
上記新設制御盤に取付けた片側コネクタ付ケーブルに、
上記昇降路側の配線に設けた片側コネクタ付ケーブルを
接続する第四の工程とを有することを特徴とする。
[作用] 上述した本発明による昇降機制御盤の交換作業工法に
よれば、第一の工程が終了した時点で、既設制御盤を用
いて昇降機の運転を再開することができる。また、第二
の工程が終了した時点でも、既設制御盤を用いて昇降機
の運転を再開することができる。第三の工程は昇降機の
運転に関係なくおこなえるので、この第三の工程の実施
中でも既設制御盤を用いて昇降機の運転を実施すること
ができる。そして、第四の工程の終了後には新設制御盤
を用いて昇降機の運転を再開でき、このようにして必要
な時間帯に昇降機を運転させながら一連の作業を進める
ことができるので、利用者に不便をかけることがない。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第2図はエレベータの概略構成を示す縦断面図で、乗
かご7が移動する昇降路11の上部には機械室10内に既設
制御盤2が設置されている。各階床の出入口には各階表
示機10a,10bがそれぞれ設けられ、これらの各階表示器1
0a,10bに一端を接続した配線6bの他端と、乗かご7に一
端を接続した配線6aの他端とは、機械室10内に導かれ
て、既設制御盤2の図示しない端子台に接続されてい
る。これら配線6a,6bは通常80本程度である。
先ず、第1期工事について説明する。
上述した配線6a,6bのうち、作業時間が8時間以内で
再接続可能な分量だけ選び既設制御盤2の近傍で切断す
る。第3図に示すように切断した昇降路11からの配線6
a,6bは、片側コネクタ付ケーブル3bと閉端端子5にて順
次接続する。一方、既設制御盤2の図示しない端子台に
接続されている配線の中で、上述のように切断した配線
分のみ取外しておき、代りに片側コネクタ付ケーブル3a
を接続する。もちろん、片側コネクタ付ケーブル3a,3b
との結線番号は合わせておくことは言うまでもない。こ
れらの接続の完了後、片側コネクタ付ケーブル3a,3bの
コネクタ同志を第3図のように結合させる。これにより
通電可能な状態となり、エレベータはこれまで同様に運
転可能となる。これまで用いていた配線6a,6bの中には
コネクタ付ケーブルと未だ切断していないものが混在す
るが、エレベータの運転には何等支障がない。以降同様
に既設制御盤2に接続されている全ての配線がコネクタ
付ケーブルに置き換わるまで作業を繰返す。
第2期工事では、上述した片側コネクタ付ケーブル3
a,3bのコネクタ部結合を一旦切り離し、第4図に示すよ
うに既設制御盤2を適宜な位置に移設する。このときの
移設は機械室10の作業に支障ない位置が良好であるが、
機械室10以外の位置でも良い。次に切り離された片側コ
ネクタ付ケーブル3a,3b間を両側コネクタ付ケーブル4
に接続する。この両側コネクタ付ケーブル4の長さは、
既設制御盤2の移動量に見合うように考慮してある。こ
れらの作業時間も8時間以内で完了し、作業後はエレベ
ータをこれまで通り使用可能である。
さらに第3期工事では、第1図に示すように新設制御
盤1を機械室10に持込み、当初取付けてあつた既設制御
盤2の位置に据付けを行なう。この新設制御盤1には、
第1期工事にて既設制御盤2に接続したものと同一の片
側コネクタ付ケーブル3cが予め接続されている。この第
3期工事も8時間以内で完了するが、エレベータの運転
は第2期工事後のままであるから、停止させることなく
既設制御盤2を用いて接続して利用できる。
最後の第4期工事では、第5図に示すように第3期工
事の据付けた新設制御盤1の片側コネクタ付ケーブル3c
と、第1期工事で昇降路からの配線6a,6bに取付けた片
側コネクタ付ケーブル3bを結合する。新設制御盤1への
結線には上述の作業の他に、図示しない電源線、モータ
配線およびブレーキ用配線等があり、また不要となつた
既設制御盤2の撤去も行なうが、これらを含めても作業
時間は8時間以内で終了することができる。
上述した第1期工事から第4期工事を、4日間に分け
て特に夜間実施することにより、エレベータを通常と同
様に運転させながら、既設制御盤2を新設制御盤1に変
更することができる。
しかしながら、これらの工事においてエレベータの運
転を停止させることのできる時間が異なる場合は、必ず
しも各期工事毎に日付を変える必要はなく、エレベータ
の運転を停止できる時間に合わせて1日の作業量を区分
して実施すれば良い。いずれにせよ昇降路11側からの配
線6a,6bを切断してそれに片側コネクタ付ケーブル3bを
接続し、既設制御盤2に片側コネクタ付ケーブル3aを接
続し、上述した片側コネクタ付ケーブル3bの片側コネク
タ、及び片側コネクタ付ケーブル3aの片側コネクタのう
ちの対応するもの同志を結合する第一の工程と、既設制
御盤2を所定位置まで移動すると共に片側コネクタ付ケ
ーブル3a,3b間を両側コネクタ付ケーブル4で接続する
第二の工程と、既設制御盤2がそれまで設置されていた
個所に新設制御盤1を付設する第三の工程と、新設制御
盤1の片側コネクタ付ケーブル3cと上述の片側コネクタ
付ケーブル3bとの接続を行なう第四の工程とを有してい
れば、途中にエレベータの運転を行ないながら行なうこ
とができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、昇降機、例えば
エレベータの運転を可能にしながら工事を進めることが
できるので、利用者に不便を強いることなく既設制御盤
を新設制御盤に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による昇降機制御盤の交換作
業工法の第3期工事を示す昇降機の縦断面図、第2図は
作業前の昇降機の縦断面図、第3図は第1期工事を示す
昇降機の要部縦断面図、第4図は第2期工事を示す昇降
機の要部縦断面図、第5図は第4期工事を示す昇降機の
要部縦断面図である。 1……新設制御盤、2……既設制御盤、3a,3b,3c……片
側コネクタ付ケーブル、4……両側コネクタ付ケーブ
ル、6a,6b……配線、10……機械室、11……昇降路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/00 B66B 1/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路側からの多数の配線を接続した既設
    制御盤を新設制御盤に取替える昇降機制御盤の交換作業
    工法において、 上記多数の配線を上記既設制御盤の近傍で切断し、その
    切断した上記昇降路側の配線及び上記既設制御盤側の配
    線にそれぞれ片側コネクタ付ケーブルを接続するととも
    に、上記昇降路側の配線に接続した片側コネクタ付ケー
    ブルの片側コネクタ、及び上記既設制御盤側の配線に接
    続した片側コネクタ付ケーブルの片側コネクタのうちの
    対応するもの同志を結合する第一の工程と、 上記既設制御盤を所定位置まで移動した後に、上記昇降
    路側の配線に接続した片側コネクタ付ケーブルと、上記
    既設制御盤側の配線に接続した片側コネクタ付ケーブル
    との間を、両側コネクタ付ケーブルで接続する第二の工
    程と、 上記既設制御盤がそれまで設置されていた個所に上記新
    設制御盤を付設する第三の工程と、 上記既設制御盤を撤去するとともに、上記新設制御盤に
    取付けた片側コネクタ付ケーブルに、上記昇降路側の配
    線に設けた片側コネクタ付ケーブルを接続する第四の工
    程とを有することを特徴とする昇降機制御盤の交換作業
    工法。
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