JP3192781B2 - 迅速処理法に好適なx線ハロゲン化銀写真材料 - Google Patents

迅速処理法に好適なx線ハロゲン化銀写真材料

Info

Publication number
JP3192781B2
JP3192781B2 JP30925992A JP30925992A JP3192781B2 JP 3192781 B2 JP3192781 B2 JP 3192781B2 JP 30925992 A JP30925992 A JP 30925992A JP 30925992 A JP30925992 A JP 30925992A JP 3192781 B2 JP3192781 B2 JP 3192781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
silver halide
emulsion
gelatin
minutes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30925992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05216144A (ja
Inventor
ペトル・マルセル・ウィラン
フレディ・アンドリック
ジノ・リュク・ド・リック
ロマン・アンリ・ボラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH05216144A publication Critical patent/JPH05216144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192781B2 publication Critical patent/JP3192781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/30Hardeners
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/16X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/167X-ray

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は塩化銀を多く含むハロゲン化銀乳
剤粒子を有し、促進された速度でかつ環境上安全な現像
液及び定着液で処理できる工業用放射線写真用の写真材
料に関する。
【0002】工業用放射線写真の分野において、特に非
破壊試験用の分野において、時間節約の尺度は歓迎され
ている。
【0003】直接レントゲン線で露光した後、工業用非
破壊試験フィルムは、8〜12分で変化するサイクルで
自動的に処理されるそして最大で5分まで処理時間を
短縮する傾向がある。
【0004】通常の処理サイクルは次の工程:28℃で
の現像及び26℃での定着、洗浄及び乾燥の工程を特長
としている。現像液は通常、正しい程度に稀釈すべき3
種の濃厚物からなる即ちアルカリ性溶液Aはハイドロ
キノンを含有し、酸性溶液Bは1−フェニル−3−ピラ
ゾリジノンを含有し、及び酸性溶液Cは硬化剤としてグ
ルタル酸ジアルデヒドを含有する。複雑な三つの部分の
包装された現像液濃厚物に対する要求は、グルタル酸ア
ルデヒドが1−フェニル−3−ピラゾリジノンと反応す
る傾向があること、このピラゾリジノンがアルカリ性媒
体中で不安定であること、及びグルタル酸アルデヒドが
アルカリ性媒体中で重合する傾向があるという事実によ
って指示されている。定着液は二つの濃縮溶液からな
これによると溶液Aは普通に使用される高度に活性
なチオ硫酸アンモニウムを定着剤として含有し、溶液B
は硫酸アンモニウムを硬化剤として含有する。硬化剤は
損傷することなく処理機を通ってフィルムを導くため、
及び水吸収の量を減少し、結果として乾燥時間を短くす
るために必要である。この乾燥時間は、同じ量の水を短
い時間で蒸発させなければならないことから、全処理サ
イクルをスピードアップさせるについての妨害として考
えてもよい。8分より短い迅速処理時間のためには、満
足できる写真特性を得るため、現像液の温度を増大させ
なければならず、これは物理特性の害になる。
【0005】工業的放射線写真の分野において、沖用の
ための例えばパイプラインの溶接継目を試験するため、
いわば5分の不完全な処理サイクル後そして未だ濡れて
いるフィルムを処理器から非常に急速に取り出し、不完
全に定着したフィルムを試験することがしばしば生ず
る。結果として試験の失敗がなくならず、像品質、特に
細部描写が不完全処理のため殆ど充分でない。
【0006】処理時間を短くしたとき、定着工程で、な
お許容しうる短い時間での現像されないハロゲン化銀結
晶を溶解することは実際上不可能である。これは、フィ
ルム支持体の両側で被覆されたハロゲン化銀乳剤層中に
存在する直接レントゲン用に必要な大量のハロゲン化銀
の結果であるばかりでなく、使用するハロゲン化銀が臭
沃化銀粒子であるという事に原因がある。臭沃化銀粒子
は次の理由のために使用される。直接レントゲン用に特
に不可欠の要件である高いフィルム速度を達成するた
め、露光放射線の効率的な吸収が第一の条件である。X
線に対し、質量吸収係数は、Oxfordの Pergamom Press
1957年発行、J. Thewlis編、Encyclopaedic Dictio
nary of Physics 7巻、784頁に記載されている如
く、原子番号Zの工率(power )に比例することが実験
的に示されている。これは臭素(Z=35)又は沃素
(Z=54)に比較して塩素(Z=17)の使用を強く
抑制している。
【0007】現像液中に放出される臭素及び沃素イオン
は、残存する現像しうるハロゲン化銀結晶のそれ以上の
現像を妨害する従って現像液の再生能力を増大させな
ければならず、これは更に薬品の消費をもたらし、より
高い原価及び環境に対する負担を生ぜしめる。環境問題
の点から、チオ硫酸アンモニウムを含有する定着液の使
用は欠点である。同じことが現像溶液及び定着液中での
硬化剤の使用にも言える。三つの部分の現像薬品及び二
つの部分の定着薬品も消費者には好ましくない。現像液
中で、グルタル酸ジアルデヒドは望ましからぬ成分とし
て避けるべきであり、一方定着液中では一定の環境で硬
化剤は凝集を生ぜしめる。
【0008】本発明の第一の目的は、迅速処理において
さえも満足できる写真性能、即ち高現像効率及び高定着
効率を有する工業用放射線写真用のハロゲン化銀写真材
料を提供することにある。
【0009】本発明の第二の目的は、すぐれた像品質、
特に像鮮鋭性、及び良好な物理的性質を維持しながら、
工業用写真材料の処理に当って増大した効率と能力を提
供することにある。
【0010】本発明の第三の目的は、少ない再生を必要
とする現像液及び定着液の両方での薬品の消費が少な
く、処理溶液が硬化剤を含有せず、従ってより消費者に
親しまれる一包装の使用の可能性を与えるより環境上有
利な処理条件を受けることのできる工業用放射線写真用
の写真材料を提供することにある。それに加えて、定着
液はアンモニウムイオンを含有しないものであることが
できる。
【0011】他の目的は以下の説明から明らかになるで
あろう。
【0012】前記目的は、フィルム支持体及びその一側
又は両側上に少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層を含
有する工業用放射線写真用写真ハロゲン化銀材料により
達成され、この場合各ハロゲン化銀乳剤層がハロゲン化
銀として塩化銀又は臭化銀の量が多くても25モル%で
ある塩臭化銀を含有し、3:10〜6:10のゼラチン
対ハロゲン化銀(硝酸銀として表わして)を有し、1m
2 について銀5g〜15gに相当するハロゲン化銀の量
を有し、写真材料が、3分間25℃の脱イオン水中に浸
漬したときゼラチン1gについて水2.5g未満を吸収
するような程度に前硬化されていることを特徴とする。
【0013】本発明は又前述した如き工業用放射線写真
用の露光され、前硬化された写真材料を処理する方法で
あり、これは現像、定着、洗浄及び乾燥工程を含み、
像液がアスコルビン酸及び4−ヒドロキシメチル−4−
メチル−1−フェニル−3−ピラゾリジノンを含有し、
全処理時間が5分未満、好ましくは3分未満であり、処
好ましくは実質的に硬化剤を含まないことを特徴と
している。
【0014】塩化銀を多く含む(rich)ハロゲン化銀粒
子は迅速処理においてさえも満足できる写真性能を提供
する。硬化剤を含まない処理順序は、ゼラチンの被覆量
を減じ、同時に薄い乳剤層中の硬化剤の量を増大するこ
とにより可能にする。結果として水でフィルムを洗浄後
吸収される水の量が減少し、提案された全処理時間内で
のフィルム材料の完全乾燥の可能性を与える。
【0015】本発明によれば、乳剤は、塩化銀結晶又は
25モル%以下の臭素イオンを含有する塩臭化銀結晶を
含有する乳剤である。
【0016】本発明により使用するゼラチン塩化銀又は
塩臭化銀乳剤の製造のため、通常のライム処理した又は
酸処理したゼラチンを使用できる。かかるゼラチン種の
製造は例えばAcademic Press1977年発行、A. G. Wa
rd及び A. Courts編、The Science and Technology of
Gelatin の295頁及び次頁に記載されている。ゼラチ
ンは又 Bull. Soc. Sci. Phot. Japan、No. 16、3
0頁(1966年)に記載されている如く酵素処理ゼラ
チンであることもできる。ハロゲン化銀粒子の形成前及
び形成中、分散媒体中でゼラチン濃度は約0.05〜
5.0重量%で保つ。追加のゼラチンは、被覆された乳
剤層の要求される厚さを確立するため及び/又は最良の
被覆条件を達成するため、乳剤製造の後の段階で、例え
ば洗浄後に加える。このときゼラチン対ハロゲン化銀の
比は0.3〜0.6の範囲である。本発明との関連にお
いて沈澱は、原則として一つの二重ジェット工程で行う
ことができるが、核形成工程及び少なくとも一つの成長
工程の順序で行うのが好ましい。沈澱させられる全ハロ
ゲン化銀の中、好ましくは0.5〜5.0%は、銀塩及
びハロゲン化物塩の好ましくはほぼ等モル添加からなる
前記核形成工程中に加える。残余の銀塩及びハロゲン化
物塩は一つ以上の連続する二重ジェット成長工程中に加
える。物理熟成工程によって沈澱の別々の工程を交互に
できる。成長工程中銀及びハロゲン化物溶液の増大する
流速、例えば直線的に増大する流速を達成するのが好ま
しい。終了時の代表的な流速は成長工程の開始時より約
3〜5倍大である。これらの流速は例えば磁気バルブで
監視できる。
【0017】ハロゲン化銀の均質分散はハロゲン化銀結
晶の全容量にわたって使用することができ、このために
はハロゲン化銀溶液の組成は全沈澱中変化させないまま
でおく。しかしながらコア−シェル又は多層構造乳剤を
使用できるこのためにはハロゲン化物溶液の組成を成
長段階中で変化させる。この変化を生ぜしめなければな
らぬ時は、コア及びシェルの所望の厚さ、及び量及び結
晶中で形成しなければならない塩素イオン対臭素イオン
の比によって決る。本発明の範囲内で、ハロゲン化銀が
均質に作られるか、又はコア−シェル乳剤の場合の如く
不均質に作られるかで、臭素イオンの25モル%以下が
ハロゲン化銀粒子中に形成できる。沈澱後均質ハロゲン
化銀結晶分布を得るためには、沈澱の別々の工程の開始
前及び工程中に、pAgを、核形成工程中105〜85
mVで、好ましくは生長相中で90〜65mVで保ち、
pHは5.2〜5.8、好ましくは5.6〜5.8で保
つことを推奨する。通常の沈澱条件を用いるとき、塩化
銀を多く含むハロゲン化銀乳剤粒子は、(100)結晶
面を有する立方形態を示し、他の結晶学形態例えばいわ
ゆる成長変性剤又は晶癖変性剤の使用を必要とする板
状、八面体、又は斜方十二面体の如き形態よりも良好な
現像特性を提供する。しかしながら立方晶以外の結晶形
態を有する塩化銀乳剤も使用できる。本発明により使用
するハロゲン化銀粒子は0.3〜1.0μmの平均粒度
を有するのが好ましい。
【0018】沈澱の完了後、過剰の可溶性塩を除去する
ため、ポリスチレンスルホン酸の如き凝集剤を使用して
洗浄を適用する。洗浄のpH値は洗浄中変化し得るが
3.7〜3.3の間に含まれる。通常乳剤は超濾過とも
称される半透過性膜によるダイアフィルトレーション
(diafiltration )で洗浄するかくすると、被覆工程
前、工程中又は工程後の被覆組成物安定性を邪魔するこ
とのある重合体凝集剤の使用の必要をなくする。かかる
方法は例えばResearch Disclosure 102巻(1972
年10月)Item 10208、Research Disclosure 1
31巻(3月)Item13122及びUS4334012
に記載されている。好ましくは超濾過開始時に、pH及
びpAg調整せず、pH及びpAgは調整段階なしで、
先行沈澱の終りと同じにする。
【0019】本発明の工業用放射線写真材料中に存在す
る乳剤は、例えばP.Glafkides のChimie et Physique P
hotographique 、V.L.Zelikman等のMaking and Coating
Photographic Emulsion、G.F.DuffinのPhotographic E
mulsion Chemistry 及びAkademische Verlagsgesellsch
aft (1968年)発行、H.Fischer 編、Die Grundlag
en der Photographischen Prozesse mit Silberhalogen
idenに記載されている如く化学的に増感できる。前記文
献に記載されている如く、化学増感は少量の硫黄を含有
する化合物例えばチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオ尿
素、亜硫酸塩、メルカプト化合物、及びローダミンの存
在下に熟成を行うことによって行うことができる。乳剤
は又金−硫黄化合物により又は還元剤例えばGB789
823に記載されている如き錫化合物、アミン、ヒドラ
ジン誘導体、ホルムアミジン−スルフィン酸等により増
感することもできる。
【0020】本発明によるハロゲン化銀乳剤層又は非感
光性層はかぶりの形成を防止する化合物又は写真材料の
製造もしくは貯蔵中又はその写真処理中写真特性を安定
化する化合物を含有できる。かぶり防止剤又は安定剤と
して多くの既知の化合物を乳剤製造の任意の段階でハロ
ゲン化銀乳剤に加えることができる。好適な例には例え
ば複素環式窒素含有化合物例えばベンゾチアゾリウム
塩、ニトロイミダゾール、ニトロベンズイミダゾール、
クロロベンズイミダゾール、ブロモベンズイミダゾー
ル、メルカプトチアゾール、メルカプトベンゾチアゾー
ル、メルカプトベンズイミダゾール、メルカプトチアジ
アゾール、アミノトリアゾール、ベンゾトリアゾール
(好ましくは5−メチル−ベンゾトリアゾール)、ニト
ロベンゾトリアゾール、メルカプトテトラゾール、特に
1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾール、メルカ
プトピリミジン、メルカプトトリアジン、ベンゾチアゾ
リン−2−チオン、オキサゾリンチオン、トリアザイン
デン、テトラザインデン及びペンタザインデン、特に
Z. Wiss. Phot. 47巻(1952年)、2〜58頁にB
irrによって発表されたもの、トリアゾロピリミジン例
えばGB1203757、GB1209146、特開昭
50−39537号、およびGB1500278に記載
されたもの、及び7−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−
〔1.5−a〕−ピリミジン例えばUS4727017
に記載されたもの、及び他の化合物例えばベンゼンチオ
スルホン酸、ベンゼンチオスルフィン酸及びベンゼンチ
オスルホン酸アミドがある。
【0021】本発明による写真材料のハロゲン化銀乳剤
層中のゼラチン対ハロゲン化銀(硝酸銀として表わし
て)の比は0.3〜0.6、好ましくは0.4〜0.6
からなる。
【0022】本発明による写真材料のゼラチン結合剤
は、適切な硬化剤例えばエポキシ系のもの、エチレンイ
ミン系のもの、ビニルスルホン系のもの例えば1,3−
ビニルスルホニル−2−プロパノール、アルデヒド例え
ばホルムアルデヒド、グリオキサール、及びグルタル酸
アルデヒド、N−メチロール化合物例えばジメチロール
尿素及びメチロールジメチルヒダントイン、ジオキサン
誘導体例えば2,3−ジヒドロキシ−ジオキサン、活性
ビニル化合物例えば1,3,5−トリアクリロイル−ヘ
キサヒドロ−s−トリアジン、活性ハロゲン化合物例え
ば2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン
及びムコハロゲン酸例えばムコクロル酸及びムコフェノ
キシクロル酸で硬化することができる。これらの硬化剤
は単独で又は組合せて使用できる。結合剤は急速作用硬
化剤例えばUS4063952に記載されている如きカ
ルバモイルピリジニウム塩、及びヨーロッパ特許出願第
90201850.6号に記載されている如きオニウム
化合物で硬化することもできる。硬化は、写真材料を2
5℃の脱イオン水中に浸漬したとき、3分でゼラチン1
gについて多くても水2.5gを吸収するような程度に
する。
【0023】考慮の下にある写真材料は、写真乳剤層及
び/又は少なくとも一つの他の親水性コロイド層中に各
種の界面活性剤を更に含有できる。好ましい界面活性被
覆剤は過弗素化アルキル基を含有する化合物である。
【0024】写真材料は、例えば写真材料の寸法安定性
を改良する化合物、UV吸収剤、スペーシング剤及び可
塑剤の如き他の各種の添加剤を更に含有できる。
【0025】本発明による写真材料は、フィルム支持体
の両側上に乳剤層を有する二重化(duplitized)材料で
あるのが好ましい。両乳剤層は保護最上層で上塗被覆す
る。
【0026】本発明による写真材料の支持体は透明樹
脂、好ましくはポリエチレンテレフタレートの如き青着
色ポリエステル支持体であることがよい。かかる有機樹
脂フィルムの厚さは好ましくは約175μmである。支
持体には、乳剤層と支持体の間に良好な接着性を有せし
めるため両側に基体層を設ける。
【0027】写真材料はX線放射線源により像に従って
露光できる、kVで表わされるそのエネルギーは特定の
用途によって決る。別の代表的な放射線源は放射性Co
60源である。放射線を散乱する効果を減ずるため、写真
フィルムと組合せて金属フィルター、通常鉛フィルター
を使用する。
【0028】処理のため、処理溶液の自動補給のための
装置を備えた自動操作装置を使用するのが好ましい。本
発明によるフィルム材料は異なる組成の現像剤溶液例え
ばハイドロキノン−1−フェニル−3−ピラゾリジノ
ン、1−フェニル−3−ピラゾリジノン−アルコルビン
酸及びアスコルビン酸自体の溶液中で処理できる。現像
剤溶液1lについて0.1〜10gの範囲でのチオシア
ン酸ナトリウムの量が高階調値を得るため推奨される。
高速度を得るためには1lについて沃化カリウムの25
〜250mgの量が特に推奨される。
【0029】本発明による現像剤溶液は、次の処理溶液
へのクロスオーバーによる液体容積の減少のためばかり
でなく、現像剤分子の酸化によるpH変化に対しても補
給をしなければならない。これは規則的な時間間隔基準
で又は処理したフィルムの量を基準にして又は両者の組
合わせを基準にして行うことができる。
【0030】現像工程に続いて洗浄工程、定着工程、及
び別の洗浄工程又は安定化工程をすることができる。
【0031】本発明による塩化銀又は塩臭化銀乳剤を含
むフィルム材料に対して、定着剤としてチオ硫酸ナトリ
ウムを使用することができ、かくすると通常使用される
望ましからぬアンモニウムイオンを環境保護のため避け
られる。
【0032】最後に、最後の洗浄工程後、写真材料は乾
燥する。下記実施例は本発明を示すが、それに限定する
ものではない。
【0033】実施例 1 写真材料の一般的製造
【0034】二重ジェット法で塩化銀乳剤を作った。ハ
ロゲン化銀組成は、塩化銀100モル%であり、平均粒
度0.40μmであった、これは容器中の開始容積3.
3lについて16gの量での成長促進剤としてのメチオ
ニンを用い、100gの不活性ゼラチン及び30ミリモ
ルの塩化ナトリウムを60℃で含有させて作った。それ
ぞれAgNO及びNaClの3Nの濃厚溶液1lを二
重ジェット法で、硝酸銀溶液については83ml/分の
速度で、塩化ナトリウム溶液については91ml/分の
速度で行った。12分間物理的熟成後、pAgは約70
mVであり、凝集が開始できたpHは硫酸3Mで3.
3の値に調整し、6.7gのポリスチレンスルホン酸を
2分で徐々に加えた。洗浄工程は、pAgが約100m
Vの値に達するまで、1lについて8ミリモル以下の塩
化ナトリウムを含有する脱イオン水3lを加えて、不連
続法で行った。乳剤中のゼラチン対硝酸銀の比約0.5
まで不活性ゼラチンを加えた後、乳剤を解膠し、約12
5mVの値を有するpAgまで52℃で最良のかぶり感
度関係まで化学的に熟成した。金(0.027ミリモル
の量で)及び硫黄(0.089ミリモルの量で)以外の
化学熟成剤はトルエンチオスルフィン酸及び沃素イオン
であった両者はそれぞれ4mg及び18ミリモルの量
での前熟成剤である。AgNO 100gについて、
それぞれ40mg及び30mgの量で7−スルホ−ナフ
ト−〔2,3−D〕−オキサゾリン−2−チオンのナト
リウム塩及び1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ルとして安定剤を加えた。
【0035】乳剤は下塗した厚さ175μmの青色ポリ
エステルの両側に、スライドホッパー法で被覆した
剤層はそれぞれAgNOとして表わして10.5g/
の量でのハロゲン化銀乳剤結晶及び5.25g/m
の量のゼラチンを含有していた。両乳剤層は、1.4
0g/mのゼラチンで被覆した保護層で被覆し、ホル
ムアルデヒド及びレゾルシノールで、25℃で3分間脱
イオン水中に浸漬したとき約2gの水を吸収する程度に
硬化した。
【0036】露光条件 被覆し、乾燥したフィルムを、厚さ1mmの銅フィルタ
ーと接触させ、1.50mの距離で置いた86kVX線
放射線源(以後の実施例で露光Aとして示す)、又は厚
さ8mmの銅フィルターと接触させて1.50mの距離
で置いた235kV放射線源(以後の実施例で露光Bと
して示す)で露光した。
【0037】処理溶液
【0038】 現像溶液PQ1、PQ2及びPA: PQ1 PQ2 PA ハイドロキノン 20g 20g − アスコルビン酸 − − 50g 1−フェニル−3−ピラゾリジノン 0.8g 0.8g − 4−メチル−1,4−ヒドロキシメチル −1−フェニル−3−ピラゾリジノン − − 4g 臭化カルウム 10g 10g 10g 沃化カリウム 0.1g 0.1g − フェニルメルカプトテトラゾール 0.03g 0.03g 0.03g チオシアン酸カリウム 2.5g 2.5g 2.5g ピロガロール( 分子量 400 ) 10ml 10ml 10ml 亜硫酸カリウム水溶液(655g/l) 150ml 100ml 100ml 炭酸カリウム水溶液(765g/l) 40ml 40ml 80ml 水酸化ナトリウム水溶液(755g/l) 10.4ml 28ml 10ml Trilon B( BASF社のエチレンジアミン 四酢酸四ナトリウムの商標) 4ml 4ml 4ml Turpinal 2NZ(HENKEL 社の1−ヒドロ キシ−エチルジホスホン酸ジナトリウ ムの商標) 1g 1g 1g pH 10.85 10.85 10.15 水で1lにする。
【0039】定着溶液(定着液F) チオ硫酸ナトリウム 200g メタ重亜硫酸カリウム 25g pH 4.9〜5.2 水で1lにする。
【0040】前述した種類の一連の5種のフィルム材料
を作った。表Iにハロゲン化銀結晶直径(μm)、前記
平均直径(μ)と結晶直径の標準偏差(s)の間の比と
して表わした不均質性度(v)、pH及びpAg(標準
カロメル電極に対するmVで表わす)に集約して示す
又フィルム材料の硬化度に対する良好な指標として前述
した環境でのゼラチン1gについて吸収された水の量も
示す。乳剤は前述した如く約2.5時間化学的に熟成
し、被覆した。
【0041】比較例として、非破壊試験のため使用した
実際にした材料として、STRUCTURIXD4p( Agfa - Gevaer
t の商標製品)をとった。このもののハロゲン化銀結晶
は、約0.4μmの結晶直径及び丸い立方晶癖を有する
ハロゲン化銀結晶で不均質的に作られた沃素イオン1モ
ル%を含有する臭沃化銀乳剤である。
【0042】 表 I ─────────────────────────────────── 乳剤の種類 μ v pH pAg H2O/g ゼラチン 又は番号 ─────────────────────────────────── D4p(比較例) 0.40 0.25 2.8 1 (本発明) 0.38 0.20 5.0 144 2.0 2 (本発明) 0.35 0.24 5.0 142 1.7 3 (本発明) 0.37 0.21 5.0 127 2.2 4 (本発明) 0.37 0.21 5.0 127 2.0 5 (本発明) 0.37 0.21 5.0 127 1.8 ───────────────────────────────────
【0043】対応するフィルム材料の露光及び処理後の
感度測定結果を表IIに示す。
【0044】自動機械処理サイクルの代表的な例とし
て、フィルムを、Agfa - Gevaert社によって市販されて
いるSTRUCTURIX NDT-M 機で行い、28℃で適用した処
理速度で処理した。自動処理機で本発明による材料はP
Q1及びPQ2現像液中で処理し、一方比較STRUCTURIX
材料は市場で入手しうるAgfa - Gevaert NDT 現像液G
135で処理した。
【0045】本発明の材料に対する現像液PQ1及びP
Q2中で及びAgfa - Gevaertの市販のG128現像液中
で、25℃で手での現像サイクルに対しても感度測定結
果を示す。感度測定結果は、かぶり、2.0の濃度での
log K ( log K の値が小さければ小さい程大なるフ
ィルム速度を示す)及び濃度D=2.0(G2)及びD
=4.0(G4)での局部階調度を掲示する。
【0046】上記処理において、現像に続いて、比較例
材料に対してはチオ硫酸アンモニウムを含有するAgfa -
Gevaertの市販のG335定着液を用い、本発明による
材料に対して前記組成のアンモニウム不含定着液Fを用
いて定着工程を行った。
【0047】補給速度は、現像液PQ2及び定着液Fに
対してそれぞれ400ml/m及び600ml/m
で、比較例の従来の系(現像液としてG135及び定着
液としてG335を用いるSTRUCTURIX D4p フィルム)
と比較して約50%下げることができた室に加えるべ
き前記各量は、それぞれ現像溶液及び定着溶液をそれぞ
れ6.5l含有していた。
【0048】
【表1】
【0049】2.0の濃度で自動的に処理した材料の雑
音(noise )値(σD )はそれぞれ0.020;0.0
20;0.021;0.019及び0.020であり、
小さく無視しうる差を示しただけである。
【0050】表IIから知ることができるように、非破壊
試験目的のため本発明による材料は、比較D4p材料よ
りも著しく短い時間(2分対8分)で、硬化剤不含の1
−フェニル−3−ピラゾリジノン−ハイドロキノン現像
液での手での処理と同様自動機械処理においても現像で
き、定着液中でアンモニウムイオンの使用をすることな
しに定着できる。
【0051】手での処理条件で、それは30秒後に比較
例と同じ感度測定に達することさえ可能である、ちなみ
に比較例はこの特定の場合において3分の標準現像時間
を有する。それにも拘らず、自動機械処理が最も好まし
いと言うべきである。本発明による材料の強い硬化と少
ないゼラチンの被覆による減少した水吸収によって、迅
速処理サイクルにおいて乾燥条件は何れも問題にならぬ
ことが真に明らかである。
【0052】実施例 2 実施例1からの非破壊試験フィルム材料2を4種の異な
る現像液で処理した、その組成を表III に示す。現像液
に加えた沃化カリウム及びチオシアン酸カリウムの量を
変えた。
【0053】 表 III ─────────────────────────────────── 成 分 溶 液 A B C D ─────────────────────────────────── ハイドロキノン 20g 20g 20g 20g 4−メチル−4−ヒドロキシメチル−1− フェニル−3−ピラゾリジノン 0.8g 0.8g 0.8g 0.8g 臭化カリウム 10g 10g 10g 10g 沃化カリウム − 1g − 1g チオシアン酸カリウム − − 2.5g 2.5g フェニルメルカプトテトラゾール 0.03g 0.03g 0.03g 0.03g 亜硫酸カリウム水溶液(655g/l) 100ml 100ml 100ml 100ml 炭酸カリウム水溶液(765g/l) 40ml 40ml 40ml 40ml 水酸化カリウム水溶液(755g/l) 28ml 28ml 28ml 28ml Trilon B(BASF 社のエチレンジアミン 四酢酸四ナトリウムの商標) 4ml 4ml 4ml 4ml Turpinal 2NZ( 1−ヒドロキシ−エチルジ ホスホン酸ジナトリウム塩の商標) 1g 1g 1g 1g pH 10.85 10.85 10.85 10.85 水1lにする。
【0054】定着剤(定着液F)は下記組成を有してい
た。 チオ硫酸ナトリウム 200g メタ重亜硫酸カリウム 25g pH 4.9〜5.2 水で1lにする。
【0055】235kVの放射線エネルギーで露光後、
25℃での4種の現像液及び定着液での手での処理は表
IVに集約した感度測定値を与えた。
【0056】 表 IV ────────────────────────────── 現像溶液 かぶり log K 局部階調度 ─────────── G2 G4 ────────────────────────────── A 0.12 2.05 4.51 8.25 B 0.17 1.87 4.01 8.29 C 0.17 1.94 4.41 7.87 D 0.17 1.82 4.49 8.30 ──────────────────────────────
【0057】これらの結果は、現像液中の沃素イオン及
びチオシアン酸イオンの存在の重要性を示している:こ
の場合においてかぶりは増大しているが、現像液中に沃
素イオンが存在すると直ぐに感度における著しい増大が
あり、チオシアン酸イオンの存在によって所望の高局部
階調度値が維持できる。
【0058】実施例 3乳剤X 平均結晶直径0.64μmを有するAgCl乳剤(塩化
銀100モル%)を2工程で作った。核形成工程におい
て、900mlの脱イオン水、38ミリモルの塩化ナト
リウム及び46gの不活性ゼラチンを含有する容器に、
硝酸銀溶液と同じ速度(3ml/分)で塩化ナトリウム
溶液を加えた。5分後、結晶成長工程を、5ml/分で
開始し、55分後30ml/分で終る増大する流速で行
った。pAg値は、ハロゲン化物の溶液の流速の変動に
よって60℃で75mVの値で全工程中保った。
【0059】乳剤Y 予め乳剤を核形成工程での流速を1.8ml/分に低下
させ、そして5分後に異なる組成のハロゲン化物溶液
(90モル%の塩化ナトリウム及び10モル%の臭化カ
リウム)を加えて作った点を変えて、乳剤Xと同様にし
て乳剤Yを作った。成長工程で、流速は41分40秒間
で5ml/分から23.4ml/分に増大させ、更に1
5分間100%塩化物溶液を用いて30ml/分に増大
させた。pAgは乳剤1の製造に対するのと同じ値で保
った。この製造方法による乳剤はコア−シェル構造を有
し、60重量%の結晶容量を表わすコアは10モル%の
局部臭化銀濃度を有し、全結晶容量にわたって計算して
6モル%の平均値を有していた。平均結晶直径は乳剤X
の0.64μmと正確に同じであった。
【0060】乳剤Z 第2ハロゲン化物組成物の組成、即ち塩化ナトリウム8
5モル%及び臭化カリウム15モル%の組成及び成長工
程での流速を20分12秒で5ml/分から13.9m
l/分に増大させたことを変えて、乳剤Yと同じ方法で
乳剤Zを作った。更に100%塩化物溶液を用いて、3
6分25秒で30ml/分まで流速を増大させた。この
コア−シェル乳剤の平均結晶直径は0.62μmであ
り、平均臭化銀濃度は3モル%で、コアには15モル%
まで局在濃縮されており、コアは全結晶容量の20%で
あった。
【0061】凝集、洗浄及び解膠工程は実施例1に記載
した工程と全く同じであった。化学熟成剤の量は結晶の
大きさに適合させた。
【0062】厚さ175μmである下塗した青色ポリエ
ステル支持体の両側に乳剤をスライドホッパー法を用い
て被覆した。乳剤層はAgNO3 で表わしてハロゲン化
銀14.5g/m2 及びゼラチン7.24g/m2 を含
有していた。両乳剤層はゼラチン1.40g/m2 で被
覆した保護層でカバーし、ホルムアルデヒド及びレゾル
シノールで、ゼラチン1gについてフィルムによって吸
収される25℃での脱イオン水の量が3分後に約2.1
gであるように硬化した。
【0063】露光B及び現像液PQ1又はPQ2及びア
ンモニウムイオンを含まぬ定着液Fでの手での処理を適
用後得られた感度測定結果を表Vに示す。参照材料とし
て、0.7μmの平均結晶の大きさを有する臭沃化銀乳
剤を用いた材料、STRUCTURIXD7p を選択したこれはAg
fa - Gevaertから市場で入手できる。この材料はAgfa -
Gevaertより市販されている普通の処理溶液G128定
着液及びG335定着液中で手で現像した。
【0064】 表 V(25℃で手で処理) ─────────────────────────────────── 材 料 g H2O/g 現像液 現像時間 かぶり log K 局部階調度 ゼラチン ───── G2 G4 ─────────────────────────────────── D7p(比較) 2.93 G128 3 分 0.19 1.55 4.09 6.99 D7p(比較) 2.93 G128 30秒 0.16 1.83 3.22 − 乳剤X 1.75 PQ2 30秒 0.27 1.58 4.07 7.13 乳剤Y 1.75 PQ1 30秒 0.23 1.50 4.16 7.48 乳剤Z 1.75 PQ1 30秒 0.19 1.55 4.30 7.44 ───────────────────────────────────
【0065】表Vから知ることができるように、非破壊
試験目的のため本発明の材料は、比較STRUCTURIX D7p
材料よりも、著しく短い時間(3秒対3分)で硬化剤不
含の1−フェニル−3−ピラゾリジノン−ハイドロキノ
ン現像液中で手で処理して現像できる。それらは定着液
中でアンモニウムイオンを使用することなく定着でき
る。それ以外に本発明の材料は塩臭化銀コア−シェル乳
剤及び純粋の塩化銀結晶の乳剤であることができること
が示された。臭素イオンの限定された量を有する塩臭化
銀コア及び塩化銀シェルを有するコア−シェル乳剤が、
低かぶり値及び高局部階調度に関してみて好ましい。
【0066】実施例 4 実施例1の非破壊試験材料2を、露光後、実施例1に示
した組成を有するアスコルビン酸を含有する現像液(現
像液PA)中で現像した。この現像液及びハイドロキノ
ン/1−フェニル−3−ピラゾリジノンを含有する現像
液(前述したPQ2)を用いて得られた感度測定結果の
比較をした両液共実質的に硬化剤を含有しない。実施
例1の定着液を両方で25℃で手での処理サイクルで使
用した。得られた感度測定結果を表VIに示す。
【0067】 表 VI ────────────────────────────────── 材料 露光 現像液 現像時間 かぶり log K 局部階調度 ────── G2 G4 ────────────────────────────────── 2 B PA 35秒 0.15 1.87 4.29 7.74 2 B PQ2 35秒 0.13 1.92 4.34 7.77 ──────────────────────────────────
【0068】表VIから知ることができるように、ハイド
ロキノン/1−フェニル−3−ピラゾリジノンの代り
に、アスコルビン酸及び4−ヒドロキシメチル−4−メ
チル−1−フェニル−3−ピラゾリジノンを含有し、硬
化剤を含まぬ現像液を用いてさえも、所望の感度測定結
果を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03C 1/74 G03C 1/74 5/30 5/30 5/305 5/305 (72)発明者 フレディ・アンドリック ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ジノ・リュク・ド・リック ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ロマン・アンリ・ボラン ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (56)参考文献 特開 平2−68537(JP,A) 特開 平3−9343(JP,A) 特開 平1−131552(JP,A) 特開 平3−137632(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 1/035 G03C 1/047 G03C 1/30 G03C 1/74 G03C 1/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム支持体及びその一側又は両側上
    に少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層を含有する工業
    用放射線写真用の写真ハロゲン化銀材料において、各ハ
    ロゲン化銀乳剤層が、ハロゲン化銀として塩化銀又は臭
    化銀の量が多くても25モル%である塩臭化銀を含有
    し、ゼラチン対ハロゲン化銀(硝酸銀として表す)比
    3:10〜6:10を有し、1mについて銀5g〜1
    5gに相当するハロゲン化銀の量を有し、写真材料が、
    それを3分間25℃の脱イオン水中に浸漬したときゼラ
    チン1gについて水2.5g未満を吸収するような程度
    に前硬化されていることを特徴とする写真材料。
  2. 【請求項2】 材料が、それを25℃で脱イオン水中に
    浸漬したとき、それが3分でゼラチン1gについて水
    2.0g未満を吸収するような程度に硬化されているこ
    とを特徴とする請求項1の写真材料。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン化銀乳剤がコア−シェル又
    は多層構造を有する塩臭化銀乳剤であり、シェルの組成
    が塩化銀100モル%からなることを特徴とする請求項
    1又は2の写真材料。
  4. 【請求項4】 現像、定着、洗浄及び乾燥の工程を含む
    請求項1〜3の何れか1項の工業用放射線写真用の露光
    され、前硬化された写真材料の処理方法であって、現像
    液がアスコルビン酸及び4−ヒドロキシメチル−4−メ
    チル−1−フェニル−3−ピラゾリジノンを含有するこ
    と、及び全処理時間が5分未満であることを特徴とする
    方法。
  5. 【請求項5】 前記現像液が0.1〜10g/lの量で
    チオシアン酸イオンを含有することを特徴とする請求項
    4の方法。
JP30925992A 1991-10-24 1992-10-23 迅速処理法に好適なx線ハロゲン化銀写真材料 Expired - Fee Related JP3192781B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE91202761.2 1991-10-24
EP91202761 1991-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05216144A JPH05216144A (ja) 1993-08-27
JP3192781B2 true JP3192781B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=8207961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30925992A Expired - Fee Related JP3192781B2 (ja) 1991-10-24 1992-10-23 迅速処理法に好適なx線ハロゲン化銀写真材料

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5397687A (ja)
JP (1) JP3192781B2 (ja)
DE (1) DE69218876T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08101470A (ja) * 1994-08-22 1996-04-16 Agfa Gevaert Nv ハロゲン化銀写真産業用x線フィルムの組合せと前記組合せの処理方法
US5665530A (en) * 1994-08-30 1997-09-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide emulsion and photographic material using the same
US5858611A (en) * 1994-10-14 1999-01-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Development processing method of silver halide black-and-white photographic material
US5795704A (en) * 1994-10-24 1998-08-18 Agfa-Gevaert, N.V. Method of hardener-free processing of a forehardened silver halide photographic material
US6379877B1 (en) 1995-02-21 2002-04-30 Agfa-Gevaert Method for developing an exposed photographic silver halide material
DE69528640D1 (de) * 1995-07-18 2002-11-28 Agfa Gevaert Nv Photographisches Silberhalogenidröntgenmaterial das zur Verwendung in hellem Dunkelkammerlicht geeignet ist
EP0754971A1 (en) 1995-07-18 1997-01-22 Agfa-Gevaert N.V. Material for industrial radiography and development method thereof
FR2737588B1 (fr) * 1995-08-01 2001-11-02 Kodak Pathe Nouveau produit pour radiographie industrielle
EP0770909A1 (en) * 1995-10-25 1997-05-02 Agfa-Gevaert N.V. Multilayer silver halide photographic material and process for preparing the same
US6033836A (en) * 1999-05-18 2000-03-07 Eastman Kodak Company Processing of low silver black-and-white photographic elements

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3671258A (en) * 1971-01-11 1972-06-20 Eastman Kodak Co Speed increasing combination of stabilizers for radiographic elements
US4650746A (en) * 1978-09-22 1987-03-17 Eastman Kodak Company High contrast photographic emulsions and elements and processes for their development
US4232116A (en) * 1979-01-31 1980-11-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Light-handleable photographic materials
JP2539607B2 (ja) * 1986-04-24 1996-10-02 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0619527B2 (ja) * 1987-03-18 1994-03-16 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH0738073B2 (ja) * 1987-04-14 1995-04-26 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
JPH02304555A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05216144A (ja) 1993-08-27
DE69218876D1 (de) 1997-05-15
DE69218876T2 (de) 1997-09-25
US5397687A (en) 1995-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS589412B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
JPH05224338A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3192781B2 (ja) 迅速処理法に好適なx線ハロゲン化銀写真材料
JPH04333841A (ja) 銀像の写真製造法
JPH0140339B2 (ja)
JPH0564777B2 (ja)
US5674675A (en) Silver halide photographic material
JP3288852B2 (ja) 各種の処理用途に好適な工業用放射線写真用ハロゲン化銀写真材料
JP2977021B2 (ja) 工業用放射線写真のための材料の処理方法
US6630278B2 (en) System for direct X-ray radiography suitable for use in industrial non-destructive testing applications and personal monitoring
JP3225134B2 (ja) 中間アスペクト比を有する平板状粒子乳剤の製造法
JP2835712B2 (ja) 工業用放射線写真のための材料及びその現像方法
US6528227B2 (en) Film/screen system and image-forming system for use in direct X-ray applications
JP2934607B2 (ja) 三角形平板状粒子を有する臭化銀又は臭沃化銀乳剤を含有するハロゲン化銀写真材料
JPH09138486A (ja) ハロゲン化銀写真材料の処理方法
EP1195641B1 (en) Film/Screen system and image-forming system for use in direct X-ray applications
JPH06250306A (ja) レーザー記録医療用ハードコピー材料として使用するためのハロゲン化銀感光性写真材料及び処理方法
JP2811259B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3758101B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
JP3476561B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH095949A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
JPS6052416B2 (ja) ネガ型ハロゲン化銀写真感光材料
JPH045373B2 (ja)
JPH04149430A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料ならびにその現像処理方法
JPS6231845A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees