JP3176074U - 止血器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】肢体の創傷ができる限り早期に治癒することができることの他、さらに、バルーンが拡張した際、当該バルーン上に設けられた塗膜、シート材または創傷被覆材に、剥離や破損等が生じるのを確実に防止することができる止血器具を提供すること。
【解決手段】止血器具1は、創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体2と、帯体2を肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段としての面ファスナ3と、帯体2の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で創傷付近に宛がわれる当て部51を有するバルーン5と、当て部51に樹脂材料を塗布して形成された塗膜8Aとを備えている。そして、塗膜8Aは、拡張状態で塗膜8Aに生じる応力を緩和する緩衝部81を有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、止血器具に関する。
血管内に経皮的にカテーテル等を挿入して治療、検査などを行った場合には、そのカテーテル等を抜去した後、穿刺部位の止血をする必要がある。この止血を行うために用いられ、腕または脚の穿刺部位のある部分に巻き付けるように装着し、止血すべき穿刺部位を圧迫する止血器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の止血器具は、穿刺部位がある腕や脚の肢体に巻き付けられる帯体と、帯体の内側に設置され、拡張・収縮自在のバルーンとを備えている。バルーンは、例えばポリ塩化ビニルで構成されている。そして、拡張した状態のバルーンにより、止血すべき穿刺部位を圧迫することができる。
しかしながら、この特許文献1の止血器具では、その使用中、ポリ塩化ビニルで構成されたバルーンが直接的に(直に)穿刺部位に宛がわれることとなり、当該穿刺部位の治癒に長時間を要する場合があった。
特願2004−154413号公報
本考案の目的は、肢体の創傷ができる限り早期に治癒することができる止血器具を提供することにある。また、バルーンが拡張した際、当該バルーン上に設けられた塗膜、シート材または創傷被覆材に、剥離や破損等が生じるのを確実に防止することができる止血器具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(13)の本考案により達成される。
(1) 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
前記当て部に樹脂材料を塗布して形成された塗膜とを備え、
前記塗膜は、前記拡張状態で該塗膜に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
(2) 前記樹脂材料は、親水性ポリマーである上記(1)に記載の止血器具。
(3) 前記塗膜は、薬剤を含有する上記(1)または(2)に記載の止血器具。
(4) 前記塗膜は、創傷被覆材としての機能を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の止血器具。
(5) 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
前記当て部に接合され、薬剤を有するシート材とを備え、
前記シート材は、前記拡張状態で該シート材に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
(6) 前記シート材は、前記当て部に部分的に接合されており、その接合されている部分以外の部分が緩衝部として機能する上記(5)に記載の止血器具。
(7) 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
前記当て部に接合されたシート状をなす創傷被覆材とを備え、
前記創傷被覆材は、前記拡張状態で該創傷被覆材に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
(8) 前記緩衝部は、少なくとも1つの切欠きで構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の止血器具。
(9) 前記緩衝部は、少なくとも1本の溝で構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の止血器具。
(10) 前記溝は、複数本形成され、該複数本の溝は、互いに平行であるかまたは交差している上記(9)に記載の止血器具。
(11) 前記緩衝部は、貫通孔で構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の止血器具。
(12) 前記貫通孔の形状は、スリット状または円形である上記(11)に記載の止血器具。
(13) 前記バルーンは、2つ設置されており、該2つのバルーンは、帯体の厚さ方向に沿って重なっている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の止血器具。
本考案によれば、バルーン上(当て部)に設けられた塗膜、シート材または創傷被覆材(以下、代表的「塗膜」とする)で、肢体の創傷が直接的に覆われることとなり、よって、創傷が治癒する際、その治癒が補助される。これにより、創傷ができる限り早期に治癒することとなる。
バルーンが拡張して変形すると、すなわち、バルーンが拡張状態となると、その変形に追従して、当該バルーン上に設けられた塗膜も変形する。その際、塗膜には、応力が生じて、剥離したり、破損したりしそうになる。しかしながら、緩衝部により、その応力は確実に緩和される。これにより、塗膜に剥離や破損(亀裂)が生じるのを確実に防止される。
本考案の止血器具の第1実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)である。 図1に示す止血器具の使用状態を示す横断断面図である。 図1に示す止血器具が備える塗膜の拡大平面図(図1中の矢印A方向から見た図)である。 本考案の止血器具(第2実施形態)が備える塗膜の拡大平面図である。 図4中のB−B線断面図である。 本考案の止血器具(第3実施形態)が備える塗膜の拡大平面図である。 本考案の止血器具(第4実施形態)が備える塗膜の拡大平面図である。 図7中のC−C線断面図である。 本考案の止血器具の第5実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)である。 本考案の止血器具の第6実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)である。
以下、本考案の止血器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本考案の止血器具の第1実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)、図2は、図1に示す止血器具の使用状態を示す横断断面図、図3は、図1に示す止血器具が備える塗膜の拡大平面図(図1中の矢印A方向から見た図)である。なお、以下では、説明の都合上、図1中の左側を「左」、右側を「右」と言う。
図1および図2に示す止血器具1は、治療、検査、診断等の目的で手首500(肢体)に形成した(生じた)穿刺孔(創傷)より経皮的に動脈へ挿入したカテーテル等を抜去した後に、その穿刺部位(止血すべき部位)510を止血するのに使用するものであり、手首500に巻き付ける帯体2と、帯体2を手首500に巻き付けた状態で固定する固定手段としての面ファスナ3と、湾曲板4と、バルーン5と、補助バルーン(バルーン)6と、塗膜8Aとを備えている。
帯体2は、可撓性を有する帯状の部材である。図2に示すように、帯体2は、手首500の外周を一周するように巻き付けられ、その両端付近の部分を互いに重ね合わせるようにして、手首500に装着される。そして、帯体2は、この重ね合わせ部分が後述する面ファスナ3によって固定(接合)される。
帯体2の構成材料としては、軟質プラスチックが好ましく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)が挙げられる。
また、帯体2は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
帯体2の中央部には、後述する湾曲板4を保持する湾曲板保持部21が形成されている。湾曲板保持部21は、外面側(または内面側)に別個の帯状の部材が融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶媒による接着)等の方法により接合されることにより、二重になっており、それらの隙間に挿入された湾曲板4を保持する。
帯体2の図1中の左端付近の部分の内面側(図1の紙面の表側)には、一般にマジックテープ(登録商標)などと呼ばれる面ファスナ3の雄側(または雌側)31が設置(固定)されており、帯体2の図1中の右端付近の部分の外面側(図1の紙面の裏側)には、面ファスナ3の雌側(または雄側)32が設置(固定)されている。図2に示すように、この面ファスナ3の雄側31と雌側32とが接合することにより、帯体2が手首500に装着される。なお、帯体2を手首500に巻き付けた状態で固定する固定手段としては、面ファスナ3に限らず、例えば、スナップ、ボタン、クリップ、帯体2の端部を通す枠部材等であってもよい。
湾曲板4は、帯体2の二重に形成された湾曲板保持部21の間に挿入されることにより、帯体2に保持されている。
湾曲板4は、その少なくとも一部が内周側に向かって湾曲した形状をなしている。この湾曲板4は、帯体2よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。
図1に示すように、本実施形態では、湾曲板4は、帯体2の長手方向に長い形状をなしている。図2に示すように、この湾曲板4の長手方向の中央部41は、ほとんど湾曲せずに平板状になっており、この中央部41の両側には、それぞれ、内周側に向かって、かつ、帯体2の長手方向(手首500の周方向)に沿って湾曲した湾曲部42が形成されている。すなわち、湾曲部42の曲率半径Rは、中央部41の曲率半径R(図示の構成では、Rは、ほぼ無限大)より小さい。
湾曲板4の構成材料としては、硬質プラスチックが好ましく、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
また、湾曲板4は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
湾曲板4(帯体2)の内側には、可撓性を有する材料で構成されたバルーン5が設置されている。図2に示すように、バルーン5は、流体(空気等の気体もしくは液体)を所定量(例えば18cc)注入することにより拡張し、その拡張状態で、当て部51が手首500の穿刺部位510に宛がわれ、当該穿刺部位510を圧迫する。なお、当て部51は、バルーン5の外表面の一部である。
バルーン5は、湾曲板4の長手方向の一端側に片寄って位置している。すなわち、図示の構成では、バルーン5は、湾曲板4の図2中のほぼ右半分側と重なるように位置している。
バルーン5の構成材料としては、可撓性を有していれば特に限定されず、例えば、前述した帯体2の構成材料と同様のものを用いることができる。また、バルーン5は、帯体2と同質または同種の材料で構成されるのが好ましい。これにより、融着による帯体2との接合を容易に行うことができ、容易に製造することができる。
また、バルーン5は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。
バルーン5の構造は、例えば、前述したような材料からなるシート材の縁部を融着または接着等の方法によりシールして袋状に形成したものとすることができる。図示の構成では、バルーン5は、拡張していない状態では、ほぼ四角形をなしている。
このようなバルーン5は、可撓性を有する連結部11を介して、帯体2に連結されている。本実施形態では、バルーン5は、湾曲板4に対し片寄った側、すなわち、図2中の右側のみが連結部11を介して帯体2に連結されている。この連結部11は、その実質的な長さが比較的短くされ、これにより、バルーン5が湾曲板4に対し片寄った位置に配置、固定される。なお、連結部11は、バルーン5と同材料で構成されているのが好ましい。
本実施形態では、バルーン5が連結部11により片側のみで帯体2に連結されていることにより、図2に示す状態でバルーン5がやや傾斜した姿勢になり、その結果、穿刺部位510に対する押圧力Fが傾斜した方向に作用する。
図1に示すように、バルーン5には、バルーン5内に流体を注入する注入部7が接続されている。注入部7は、その基端部がバルーン5に接続され、その内腔がバルーン5の内部に連通する可撓性を有するチューブ71と、チューブ71の先端部に設置された袋体72と、袋体72に接合された管状のコネクタ73とで構成されている。
バルーン5を拡張(膨張)させる際には、コネクタ73にシリンジ(図示せず)の先端突出部を挿入し、このシリンジの押し子を押して、シリンジ内の流体を注入部7を介してバルーン5内に注入する。バルーン5内に流体を注入したら、コネクタ73からシリンジの先端突出部を抜去すると、コネクタ73に内蔵された逆止弁が閉じて流体の漏出が防止される。これにより、バルーン5の拡張状態が維持される。
図2に示すように、湾曲板4とバルーン5との間には、可撓性を有する材料で構成された補助バルーン6が設置されている。この補助バルーン6は、その全部または一部がバルーン5と帯体2の厚さ方向に沿って重なっており、バルーン5を押圧する押圧部材として機能するものである。
なお、補助バルーン6は、可撓性を有する連結部14を介して、帯体2に連結されている。本実施形態では、補助バルーン6は、バルーン5と同様に湾曲板4に対し片寄った側、すなわち、図2中の右側のみが連結部14を介して帯体2に連結されている。
連結部14と反対側の補助バルーン6の端部には、位置決め用のマーカ9が配置されている(図1参照)。後述するように、このマーカ9を穿刺部位510に合わせて帯体2を巻いて固定することで、塗膜8Aの穿刺部位510に対する位置決めを容易に行なうことができる。なお、マーカ9は、図示の構成と異なり、バルーン5の中央部に設けてもよい。
補助バルーン6は、内部に充填された流体の圧力により、図2中の矢印fで示すように、バルーン5をほぼ手首500の中心部520に向かう方向に押圧する。このような補助バルーン6からの押圧力を受けることにより、バルーン5は、図2中の矢印Fで示すように、穿刺部位510を上から下へ垂直な方向(手首500の表面に対し垂直な方向)ではなく、傾斜した方向(手首500の中心部520に向かうような方向)に押圧(圧迫)する。これにより、本考案では、穿刺部位510を上から下へ垂直な方向に押圧(圧迫)する場合と比べ、より優れた止血効果が得られ、より確実に止血することができる。
なお、図示の構成では、図2に示す状態で、バルーン5が湾曲板4に(帯体2を介して)接触していないが、バルーン5の一部が湾曲板4に(帯体2を介して)接触してもよい。
補助バルーン6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した帯体2の構成材料と同様のものを用いることができる。また、補助バルーン6は、実質的に透明であるのが好ましい。これにより、患部を外側から視認することができる。また、補助バルーン6の構造は、バルーン5と同様の構造とすることができる。
本実施形態では、補助バルーン6は、帯体2の長手方向についての幅がバルーン5よりも小さくされていることにより、その大きさがバルーン5よりも小さくなっており、バルーン5を局所的に押圧する。これにより、バルーン5から穿刺部位510への押圧力Fの方向をより確実に傾斜させることができる。
また、本実施形態では、補助バルーン6は、湾曲板4の長手方向の図2中の右端部付近に位置する。これにより、補助バルーン6からバルーン5への押圧力fの方向をより確実に手首500の中心部520に向かうような方向にすることができ、その結果、バルーン5から穿刺部位510への押圧力Fの方向をより確実に傾斜させることができる。
また、本実施形態では、バルーン5の一部と補助バルーン6の一部とは、互いに融着または接着等の方法により接合されている。そして、その接合部には、バルーン5の内部と補助バルーン6の内部とを連通する連通部(開口部)12が形成されている。これにより、前述したようにしてバルーン5に流体を注入すると、注入された流体の一部が連通部12を介して補助バルーン6内に流入し、バルーン5の拡張に伴って補助バルーン6が拡張する。これにより、1回の操作で両者を拡張させることができ、操作性に優れる。
さて、図1に示すように、バルーン5の当て部51には、塗膜8Aが形成されている。塗膜8Aは、穿刺部位510を十分に覆う程度の大きさ(面積)を有している。
この塗膜8Aは、樹脂材料を塗布してなる膜であり、その樹脂材料としては、特に限定されず、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等のような親水性ポリマーが挙げられる。
そして、親水性ポリマーで構成された塗膜8Aは、穿刺部位510から流出した(漏出した)血液等の体液を過不足なく確実に吸収することができる。これにより、穿刺部位510が治癒する際、その治癒が補助され、結果、穿刺部位510ができる限り早期に治癒することとなる。
このように、止血器具1では、塗膜8Aは、穿刺部位510を覆って、当該穿刺部位510の治癒を促す創傷被覆材としての機能を有するとなっている。
なお、塗膜8Aを構成する樹脂材料には、例えば、消毒剤、止血剤、鎮痛剤、局所麻酔剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗生物質等の各種薬剤を混練させて(含有させて)もよい。これにより、各種薬剤に応じた種々の効果が期待できる。これらの中でも、薬剤としては、消毒剤および止血剤の少なくとも一方を含むものが好適である。これにより穿刺部位510における感染防止効果や、早期の止血効果が発揮される。
塗膜8Aは、透明であるのがこのましい。例えば、帯体2、バルーン5、補助バルーン6および塗膜8Aがそれぞれ透明である場合、マーカ9を穿刺部位510に配置し易くなる。
また、塗膜8Aの厚さtとしては、前述したバルーン5や補助バルーン6の押圧を阻害しなければ特に限定されない。
また、塗膜8Aの形成方法としては、特に限定されず、例えば、スプレー法、ロールコート法等が挙げられる。
図1、図3に示すように、塗膜8Aには、その縁部を切欠いたような10本の切欠き811で構成された緩衝部81が設けられている。
バルーン5が拡張して変形すると、すなわち、バルーン5が拡張状態となると、その変形に追従して、当該バルーン5上に設けられた塗膜8Aも変形する。その際、塗膜8Aには、応力が生じて(応力集中により)、剥離したり、破損したりしそうになる。しかしながら、切欠き811で構成された緩衝部81により、その応力は確実に緩和される。これにより、塗膜8Aに剥離や破損(亀裂)が生じるのを確実に防止される。このように、止血器具1では、各切欠き811(緩衝部81)は、それぞれ、バルーン5の拡張状態で塗膜8Aに生じる応力を緩和する機能を発揮する部分となっている。
10本の切欠き811のうちの3本の切欠き811は、図3(図1についても同様)中の上側の辺821に偏在し、他の3本の切欠き811は、図3中の下側の辺822に偏在している。また、2本の切欠き811は、図3中の左側の辺823に偏在し、他の3本の切欠き811は、図3中の右側の辺824に偏在している。
また、各切欠き811は、それぞれ、くさび状(二等辺三角形)をなし、その頂部(頂点)812が塗膜8Aの中心83側を向いている。
また、上側の辺821に偏在する3本の切欠き811の全長と、下側の辺822に偏在する3本の切欠き811の全長とは、同じである。左側の辺823に偏在する2本の切欠き811の全長と、右側の辺824に偏在する2本の切欠き811の全長とは、同じである。
また、上側の辺821および下側の辺822に偏在する各切欠き811の全長と、左側の辺823および右側の辺824に偏在する各切欠き811の全長とは、異なっている。本実施形態では、前者の全長が後者の全長よりも長い。
なお、切欠き811の形成数としては、本実施形態では10本であったが、これに限定されず、例えば、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本または11本以上であってもよい。
次に、止血器具1の使用方法について説明する。
[1] 止血器具1を手首500に装着する前は、バルーン5および補助バルーン6は、拡張していない状態とされている。手首500の場合、通常、動脈への穿刺部位510は、手首500の内側(腱がある側)の親指側へ片寄った位置にある。この穿刺部位510を指などで圧迫しながら、穿刺部位510上に、マーカ9を利用して、塗膜8Aが位置するようにして、帯体2を手首500に巻き付け、帯体2の両端部付近を面ファスナ3にて固定(接合)する。
[2] 止血器具1を手首500に装着したら、注入部7のコネクタ73にシリンジ(図示せず)を接続し、前述したようにして流体をバルーン5および補助バルーン6内に注入し、バルーン5および補助バルーン6を拡張させる。本考案では、このときの流体の注入量により、症例に応じて、バルーン5および補助バルーン6の拡張度合い、すなわち、穿刺部位510への圧迫力を容易に調節することができ、操作性に優れる。
[3] バルーン5および補助バルーン6を拡張させたら、コネクタ73からシリンジを離脱させる。これにより、バルーン5および補助バルーン6は、拡張状態を維持し、穿刺部位510への圧迫状態が維持される(図2参照)。この状態では、バルーン5が穿刺部位510(およびその周辺)を局所的に押圧するとともに、バルーン5および補助バルーン6の拡張により、湾曲板4は、手首500の表面から離間して、手首500に接触し難くなる。これにより、穿刺部位510(およびその周辺)が集中して圧迫力を受けるので、止血効果が高いとともに、止血を必要としない他の血管や神経等を圧迫するのを回避することができ、手のしびれや血行不良などを生じるのを有効に防止することができる。
また、バルーン5の拡張状態では、前述したように、塗膜8Aに生じる応力が緩衝部81で緩和される。これにより、塗膜8Aがバルーン5から剥離したり、塗膜8Aに亀裂等の破損が生じたりする不具合を確実に防止することができる。
そして、この塗膜8Aで、穿刺部位510から流出した血液等の体液を過不足なく確実に吸収することができる。これにより、穿刺部位510が治癒する際、その治癒が補助され、よって、穿刺部位510ができる限り早期に治癒することとなる。
<第2実施形態>
図4は、本考案の止血器具(第2実施形態)が備える塗膜の拡大平面図、図5は、図4中のB−B線断面図である。
以下、これらの図を参照して本考案の止血器具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、緩衝部の構成(形状)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図4、図5に示すように、本実施形態では、塗膜8Bに複数本の溝813が形成されており、これらの溝813が緩衝部81として機能する。図5に示すように、溝813の横断面形状は、円弧状をなす。
また、これらの溝813は、帯体2の長手方向に沿って形成され、互いに平行に配置されている。
さらに、隣接する溝813同士の間隔pは、上側の辺821側と下側の辺822側とのそれぞれの方向に向かって漸減している。
以上のような溝813により、バルーン5が拡張状態となった際、塗膜8Bに生じる帯体2の幅方向の応力が確実に緩和される。これにより、塗膜8Bでの剥離や破損を確実に防止することができる。
なお、溝813の形成数は、本実施形態では複数本であるが、これに限定されず、例えば、1本であってもよい。
また、溝813の形成方向は、本実施形態では帯体2の長手方向であるが、これに限定されず、例えば、帯体の幅方向であってもよい。
<第3実施形態>
図6は、本考案の止血器具(第3実施形態)が備える塗膜の拡大平面図である。
以下、この図を参照して本考案の止血器具の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、緩衝部の構成(形状)が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、塗膜8Cに、溝813の他にさらに複数本の溝814が形成されており、これらの溝813、814が緩衝部81として機能する。
また、これらの溝814は、帯体2の幅方向に沿って形成され、互いに平行に配置されている。これにより、溝813と溝814とが互いに交差する、すなわち、塗膜8Cには、格子状をなす溝813、814が形成される。
さらに、隣接する溝814同士の間隔pは、左側の辺823側と右側の辺824側とのそれぞれの方向に向かって漸減している。
以上のような溝814がさらに形成されていることにより、バルーン5が拡張状態となった際、塗膜8Cに生じる帯体2の長手方向の応力も確実に緩和される。これにより、塗膜8Cでの剥離や破損をより確実に防止することができる。
なお、溝814の形成数は、本実施形態では複数本であるが、これに限定されず、例えば、1本であってもよい。
<第4実施形態>
図7は、本考案の止血器具(第4実施形態)が備える塗膜の拡大平面図、図8は、図7中のC−C線断面図である。
以下、これらの図を参照して本考案の止血器具の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、緩衝部の構成(形状)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7、図8に示すように、本実施形態では、塗膜8Dに当該塗膜8Dを貫通する複数の貫通孔815が形成されており、これらの貫通孔815が緩衝部81として機能する。貫通孔815の平面視での形状は、円形をなす。
また、これらの貫通孔815は、ほぼ行列状に配置されている。
以上のような貫通孔815により、バルーン5が拡張状態となった際、塗膜8Dに生じる応力が確実に緩和される。これにより、塗膜8Dでの剥離や破損を確実に防止することができる。
なお、貫通孔815の形成数は、本実施形態では複数であるが、これに限定されず、例えば、1つであってもよい。
また、貫通孔815の形状としては、円形の他に、スリット状であってもよい。この場合、貫通孔815(スリット)は、複数設けられて、それぞれが平面視で直線状および/または曲線状をなすのが好ましい。
<第5実施形態>
図9は、本考案の止血器具の第5実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)である。
以下、この図を参照して本考案の止血器具の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、バルーンの当て部に設けられているものの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、バルーン5の当て部51に、シート状をなす創傷被覆材(創傷材)8Eが接合されている。なお、この接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法、粘着テープを介しての接合方法等が挙げられる。
この創傷被覆材8Eとしては、例えば、デガターム(3M社製)、テガソーブ(3M社製)、オプサイトウンド(Smith & Nephew社製)、IV3000(Smith & Nepnew社製)、ハイドロサイト(Smith & Nephew社製)、バイオクルーシブ(Johnson & Johnson社製)、デュオアクティブ(Convatec社製)、カルトスタット(Convatec社製)、コムフィール(コロプラスト社製)、アブソキュア(日東メディカル社製)、ソーブサン(アルケア社製)、アルゴダーム(メディコン社製)、クラビオAG(クラレ社製)等を用いることができる。
そして、創傷被覆材8Eにより、穿刺部位510ができる限り早期に治癒することができる。
なお、創傷被覆材8Eも、塗膜8Aと同様に、バルーン5の拡張状態で当該創傷被覆材8Eに生じる応力を緩和する緩衝部81を有している。これにより、創傷被覆材8Eに生じる応力が確実に緩和され、よって、創傷被覆材8Eでの剥離や破損が確実に防止される。
<第6実施形態>
図10は、本考案の止血器具の第6実施形態を示す平面図(手首に装着したときの内面側(裏面側)が見える状態)である。
以下、この図を参照して本考案の止血器具の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、バルーンの当て部に設けられているものの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、バルーン5の当て部51に、シート状をなし、薬剤を有する(担持する)シート材8Fが接合されている。なお、この接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法、粘着テープを介しての接合方法等が挙げられる。
このシート材8Fとしては、例えば、不織布等を用いることができる。そして、不織布を用いることにより、薬剤を確実に担持することができる。
また、薬剤としては、特に限定されず、例えば、消毒剤、止血剤、鎮痛剤、局所麻酔剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗生物質等の各種薬剤が挙げられる。これにより、各種薬剤に応じた種々の効果が期待でき、穿刺部位510ができる限り早期に治癒することができる。
なお、シート材8Fも、塗膜8Aと同様に、バルーン5の拡張状態で当該シート材8Fに生じる応力を緩和する緩衝部81を有している。これにより、創傷被覆材8Eに生じる応力が確実に緩和され、よって、シート材8Fでの剥離や破損が確実に防止される。
なお、緩衝部81としては、上述した態様に限定されず、シート材8Fをバルーン5の当て部51全面に接合するのではなく、1ヶ所から数ヶ所間隔をあけて接合することによって、シート材8Fの接合されていない部分を緩衝部81として、その撓みで応力を緩和することができる。
以上、本考案の止血器具を図示の実施形態について説明したが、本考案は、これに限定されるものではなく、止血器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本考案の止血器具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本考案の止血器具は、手首に装着して使用するものに限らず、腕または脚(本明細書では、これらを総称して「肢体」という)のいかなる部分に装着して使用する止血器具にも適用することができる。
また、バルーンの設置数は、前記各実施形態では2つであったが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
また、バルーンの設置数が1つの場合、止血器具を展開した状態(平面視)で、当該バルーンの中央部にマーカを配置するのが好ましい。そして、塗膜(シート材または創傷被覆材)は、その中央部がマーカと重なるよう配置される。
1 止血器具
11 連結部
12 連通部(開口部)
14 連結部
2 帯体
21 湾曲板保持部
3 面ファスナ
31 雄側
32 雌側
4 湾曲板
41 中央部
42 湾曲部
5 バルーン
51 当て部
6 補助バルーン(バルーン)
7 注入部
71 チューブ
72 袋体
73 コネクタ
8A、8B、8C、8D 塗膜
8E 創傷被覆材(創傷材)
8F シート材
81 緩衝部
811 切欠き
812 頂部(頂点)
813、814 溝
815 貫通孔
821 上側の辺
822 下側の辺
823 左側の辺
824 右側の辺
83 中心
9 マーカ
500 手首
510 穿刺部位(止血すべき部位)
520 中心部

Claims (13)

  1. 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
    前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
    前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
    前記当て部に樹脂材料を塗布して形成された塗膜とを備え、
    前記塗膜は、前記拡張状態で該塗膜に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
  2. 前記樹脂材料は、親水性ポリマーである請求項1に記載の止血器具。
  3. 前記塗膜は、薬剤を含有する請求項1または2に記載の止血器具。
  4. 前記塗膜は、創傷被覆材としての機能を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の止血器具。
  5. 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
    前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
    前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
    前記当て部に接合され、薬剤を有するシート材とを備え、
    前記シート材は、前記拡張状態で該シート材に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
  6. 前記シート材は、前記当て部に部分的に接合されており、その接合されている部分以外の部分が緩衝部として機能する請求項5に記載の止血器具。
  7. 創傷が生じた肢体の止血すべき部位に巻き付ける可撓性を有する帯体と、
    前記帯体を前記肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、
    前記帯体の内側に設置され、流体を注入することにより拡張し、その拡張状態で前記創傷付近に宛がわれる当て部を有する少なくとも1つのバルーンと、
    前記当て部に接合されたシート状をなす創傷被覆材とを備え、
    前記創傷被覆材は、前記拡張状態で該創傷被覆材に生じる応力を緩和する緩衝部を有することを特徴とする止血器具。
  8. 前記緩衝部は、少なくとも1つの切欠きで構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の止血器具。
  9. 前記緩衝部は、少なくとも1本の溝で構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の止血器具。
  10. 前記溝は、複数本形成され、該複数本の溝は、互いに平行であるかまたは交差している請求項9に記載の止血器具。
  11. 前記緩衝部は、貫通孔で構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の止血器具。
  12. 前記貫通孔の形状は、スリット状または円形である請求項11に記載の止血器具。
  13. 前記バルーンは、2つ設置されており、該2つのバルーンは、帯体の厚さ方向に沿って重なっている請求項1ないし12のいずれかに記載の止血器具。
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