JP3169605B2 - スリップ制御装置付き液圧ブレーキシステムの圧力流体を制御する圧力制御弁 - Google Patents

スリップ制御装置付き液圧ブレーキシステムの圧力流体を制御する圧力制御弁

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    • B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
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    • Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
    • Y10T137/785—With retarder or dashpot

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スリップ制御装置付き液圧ブレーキシステ
ムに用いる圧力流体制御用の圧力制御弁に関する。
スリップ制御装置付き液圧ブレーキシステムにおける
流体の流れを制御するための従来の圧力制御弁は、種々
の用途に用いられている。
例えば特許出願第P39 30 757.3号に記載の流体制御用
の圧力制御弁には、弁ハウジング内を案内されかつばね
力が作用する弁タペットを設けられており、圧縮ばねか
ら離隔した弁タペットの端部は球状の弁部材として形成
され、弁がその閉位置に配置されたときに、弁ハウジン
グに形成された弁座と協働して漏洩を生じない態様で圧
力流体を遮断する。
弁タペットが往復動するときの騒音したがって固体部
材を伝達される音の発生を減少するため、流速に応じて
半径方向の押圧力を受ける弁タペットの周部に軸方向に
延びる凹部が非対称に配置され、振動が減少される。し
かし、弁タペットをこのように形成するためには複雑な
加工工程を追加する必要があり、このため問題を解決す
る上記方法を更に改善する必要がある。
したがって、本発明の目的は、上記形式の圧力制御弁
を改善し、作動信頼性を確保しつつ簡単でコスト的に有
益な手段により、弁制御段階中の騒音を大きく減少する
ことにある。
本発明によれば、弁ハウジングの内孔内を案内される
弁タペットと、この弁タペットに固定されたストッパで
一端を支えられ、かつ弁ハウジングに形成された当接部
で他端を支えられる圧縮ばねと、前記弁タペットの一端
に設けられた弁閉鎖部材と、前記弁ハウジング内に、弁
閉鎖部材に対応させて設けられた弁座とを備え、圧力が
予め設定された値に達したときに、圧縮ばねの付勢力に
抗して弁タペットを移動させることにより、前記弁閉鎖
部材を対応する弁座から離隔させ、弁ハウジングに形成
された圧力供給路を圧力戻し管路に連通させるスリップ
制御装置付き液圧ブレーキシステムの圧力流体を制御す
る圧力制御弁であって、弁タペット上に装着され、前記
圧縮ばねの付勢力により、前記当接部とストッパとの一
方を介して弁ハウジングと弁タペットとの一方に保持さ
れる弾性材製の摩擦リングを備え、この摩擦リングは、
前記弁タペットが移動するときに、前記弁ハウジングと
弁タペットとの他方と摩擦係合する圧力制御弁が提供さ
れる。
この圧力によると、弁タペット上に装着された弾性材
製の摩擦リングは、圧縮ばねの付勢力だけでストッパを
介して弁タペットに保持され、あるいは、当接部を介し
て弁ハウジングに保持される。そして、弁タペットが移
動すると、摩擦リングはその弾性により、弁ハウジング
あるいは弁タペットとの間でほぼ一定の摩擦力を形成し
つつ振動を抑制する。
これにより、本発明の圧力制御弁は、極めて簡単かつ
安価な構造でありながらも、液圧ブレーキシステムのス
リップ制御段階における騒音を効果的に減少することが
できる。
弁ハウジングが、弁タペットの貫通する内端壁を有
し、当接部が、この内端壁に形成され、圧縮ばねとの間
で弾性摩擦リングを静止状態に把持し、弁タペットがは
摩擦リングの内周面に摩擦係合する場合には、弁タペッ
トが往復動を開始すると、摩擦リングの内周面がこの振
動を抑制する。同様に、摩擦リングは、圧縮ばねの一端
により、ストッパに当接させて保持され、弁タペットと
共に移動され、その外周面が弁ハウジングの内孔の内周
面に摩擦係合してもよい。この場合には、摩擦リングの
大きな外周面が弁ハウジングの内周面と摩擦係合し、弁
タペットガ往復動を開始するときに良好な静止摩擦特性
を得ることができる。いずれの場合も摩擦リングを比較
的簡単に取付けることができる。
更に、上記摩擦リングに代えて、上記圧縮ばねを、ば
ね巻線数が整数である螺旋状ばねで形成し、このばね巻
線の両端部を、上記当接部とストッパとに対して圧縮ば
ねの軸線の同じ側で接触させ、この圧縮ばねを前記内孔
の内周面と弁タペットとの少なくとも一方に当接させ、
弁タペットが移動するときにこの圧縮ばねを摩擦係合さ
せること圧力制御弁も提供される。
この圧力制御弁では、圧縮ばねの両端部すなわちばね
巻線の両端部が共通の偏心した作用線上に配置されるば
ね支持点を形成し、これにより、圧縮ばねが横方向に座
屈され、弁ピストンが移動するときに、弁ハウジングと
弁タペットとの少なくとも一方と摩擦係合する。このと
きの摩擦力は、圧縮ばねの材料あるいは巻線数を好適に
選択することにより、必要に応じて変化させることがで
きる。
したがって、この圧力制御弁は、弁ハウジング内のス
ペースを効果的に利用すると共に、摩擦リングを必要と
しない極めて少数の部品あるいは少ない材料で極めて簡
単に形成することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施例について
詳細に説明する。
図中、 第１図は摩擦部材が弁タペットに摩擦係合している状
態の圧力制御弁の長手方向断面図であり、 第２図は摩擦部材が弁ハウジングに摩擦係合している
状態の第１図の変形例であり、 第３図は圧縮ばねが座屈して弁ハウジングに摩擦係合
している状態の第１図の長手方向断面の部分図であり、 第４図は圧縮ばねが座屈して弁ハウジグに摩擦係合し
ている状態の第１図の圧力制御弁の長手方向断面の他の
部分図である。
第１図はスリップ制御装置付き液圧ブレーキシステム
における圧力流体の制御に適した圧力制御弁を示し、弁
タペット１は弁ハウジング３の内孔内を案内されかつ圧
縮ばね４をその外周面上に装着されている。この弁タペ
ット１の一端に形成された弁閉鎖部材10は、弁ハウジン
グ３に設けられた弁座９と協働し、圧力が予め定めた望
ましい値に達すると、この弁ハウジング３に形成されて
圧送流体源に接続される圧力供給路11と圧力戻し管路12
との間を連通する。弁タペット１は、中空シリンダとし
て形成された弁ハウジング３の内孔内で、中央に対称的
に配置されている。この弁タペット１を案内するため、
弁タペットのステム部は弁ハウジング３の開口内に挿入
されたケーシング13により弁座９の領域内で囲まれてお
り、一方、この弁座９から離隔した側では弁タペット１
は弁ハウジング３内の内端壁に貫通形成された中央孔で
案内される。弁ハウジング３の開口の径方向に対向して
配置された圧力戻し管路12の通路は、この弁ハウジング
３の開口まで接線方向に延設され、弁閉鎖部材10が開い
たときに圧力供給路11に接続される。弁ハウジング３の
周面に形成された環状溝内にはリング状のシール部材14
が配置されており、このシール部材は図示しない弁ブロ
ックに対してハウジング側の接触面を閉じ、圧力流体の
漏れを阻止する。
騒音の発生を抑制するため、摩擦リングとして形成さ
れた摩擦部材２が弁ハウジング３の内端壁と弁タペット
１の軸方向ストッパ5,6に当接するばね４との間に把持
されており、この摩擦リング２はその非作動位置に保持
されて内側肩部を弁タペット１に摩擦係合させた状態に
当接されている。
これと異なり、第２図は弁タペット１のほぼ中央に装
架された２つの軸方向ストッパ5,6間に摩擦リング２を
配置しており、これらのストッパは圧縮ばね４の作用の
下で摩擦リング２を把持し、したがって弁タペット１に
保持された摩擦リング２はその外側肩部すなち外周面を
弁ハウジング３の内孔の内周面に摩擦係合させつつ摺動
する。
第３図は、弁タペット１の軸方向ストッパ５上に配置
されて圧縮ばね４を座屈させる傾斜部材８を示し、この
ために螺旋状ばねが用いられる圧縮ばね４は横に座屈す
ることにより、１のばね巻線７が弁ハウジング３の内孔
を区画する内周面に摩擦係合する。
第４図の実施例は、圧縮ばね４の横方向の弾性変形を
示し、この弾性変形は極めて直接的な態様で行うことが
できる。弁タペット１の軸方向ストッパ５と弁ハウジン
グ３の内端壁との間に把持された螺旋状の圧縮ばね４
は、そのばね巻線７の数が整数で形成されており、これ
により圧縮ばね４は自動的に座屈を生じさせ、両ばね端
は同じ態様で支持されている。これにより極端な場合に
は、ばねの寸法に応じて更に圧縮ばね４の内周面を弁タ
ペット１のステム部に部分的に摩擦接触させることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァイスブロート、ヘルムート ドイツ連邦共和国、デー 6350 バー ト・ナウハイム、アム・ナウハイマー・ バッハ ２ベー (72)発明者 コルネマン、ホルシュト ドイツ連邦共和国、デー 6000 フラン クフルト・アム・マイン １、ロトリン トシュトラーセ 26 (56)参考文献 特開 昭53−69928（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−89820（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−45535（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16K 17/04 B60T 15/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】弁ハウジング（３）の内孔内を案内される
    弁タペット（１）と、この弁タペット（１）に固定され
    たストッパ（５）で一端を支えられ、かつ弁ハウジング
    に形成された当接部で他端を支えられる圧縮ばね（３）
    と、前記弁タペット（１）の一端に設けられた弁閉鎖部
    材（10）と、前記弁ハウジング（３）内に、弁閉鎖部材
    に対応させて設けられた弁座（９）とを備え、圧力が予
    め設定された値に達したときに、圧縮ばねの付勢力に抗
    して弁タペットを移動させることにより、前記弁閉鎖部
    材を対応する弁座から離隔させ、弁ハウジングに形成さ
    れた圧力供給路（11）を圧力戻し管路（12）に連通させ
    るスリップ制御装置付き液圧ブレーキシステムの圧力流
    体を制御する圧力制御弁であって、 弁タペット（１）上に装着され、前記圧縮ばね（４）の
    付勢力により、前記当接部とストッパとの一方を介して
    弁ハウジングと弁タペットとの一方に保持される弾性材
    製の摩擦リング（２）を備え、この摩擦リングは、前記
    弁タペットが移動するときに、前記弁ハウジングと弁タ
    ペットとの他方と摩擦係合することを特徴とする圧力制
    御弁。
  2. 【請求項２】前記弁ハウジング（３）は、前記弁タペッ
    ト（１）が貫通する内端壁を有し、前記当接部は、この
    内端壁に形成され、圧縮ばね（４）との間で弾性摩擦リ
    ング（２）を静止状態に把持し、弁タペット（１）は摩
    擦リング（２）の内周面に摩擦係合することを特徴とす
    る請求項１記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項３】前記摩擦リング（２）は、前記圧縮ばね
    （４）の前記一端により、前記ストッパ（５）に当接さ
    せて保持され、弁タペット（１）と共に移動され、その
    外周面が前記内孔の内周面に摩擦係合することを特徴と
    する請求項１に記載の圧力制御弁。
  4. 【請求項４】弁ハウジング（３）の内孔内を案内される
    弁タペット（１）と、この弁タペット（１）に固定され
    たストッパ（５）で一端を支えられ、かつ弁ハウジング
    に形成された当接部で他端を支えられる圧縮ばね（３）
    と、前記弁タペット（１）の一端に設けられた弁閉鎖部
    材（10）と、前記弁ハウジング（３）内に、弁閉鎖部材
    に対応させて設けられた弁座（９）とを備え、圧力が予
    め設定された値に達したときに、圧縮ばねの付勢力に抗
    して弁タペットを移動させることにより、前記弁閉鎖部
    材を対応する弁座から離隔させ、弁ハウジングに形成さ
    れた圧力供給路（11）を圧力戻し管路（12）に連通させ
    るスリップ制御装置付き液圧ブレーキシステムの圧力流
    体を制御する圧力制御弁であって、 前記圧縮ばね（３）は、ばね巻線（７）数が整数である
    螺旋状ばねで形成され、このばね巻線の両端部は、前記
    当接部とストッパ（５）とに対して圧縮ばねの軸線の同
    じ側で接触し、この圧縮ばねを前記内孔の内周面と弁タ
    ペット（１）との少なくとも一方に当接させ、弁タペッ
    ト（１）が移動するときにこの圧縮ばねを摩擦係合させ
    ることを特徴とする圧力制御弁。
  5. 【請求項５】前記圧縮ばね（４）は、前記内孔の内周面
    と弁タペットの外周面との双方に当接し、弁タペット
    （１）が移動するときに、この圧縮ばねが前記内孔の内
    周面および弁タペット（１）の双方と摩擦係合すること
    を特徴とする請求項４に記載の圧力制御弁。
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