JP2521630Y2 - ソレノイドバルブ - Google Patents
ソレノイドバルブInfo
- Publication number
- JP2521630Y2 JP2521630Y2 JP11076991U JP11076991U JP2521630Y2 JP 2521630 Y2 JP2521630 Y2 JP 2521630Y2 JP 11076991 U JP11076991 U JP 11076991U JP 11076991 U JP11076991 U JP 11076991U JP 2521630 Y2 JP2521630 Y2 JP 2521630Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- valve
- solenoid valve
- spherical portion
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【0001】
【考案の属する分野】本考案は船舶、車輛等の油圧制御
用ソレノイドバルブの中で特に耐久性及び高応答性を要
求される圧力制御用ソレノイドバルブに関するものであ
る。
用ソレノイドバルブの中で特に耐久性及び高応答性を要
求される圧力制御用ソレノイドバルブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のソレノイドバルブは図
1、図2に示すような構造である。すなわち可動鉄芯1
はコイル2の励磁によって固定鉄芯3に吸引され図のP
方向へ移動する。コイル2が非励磁状態ではスプリング
4によって可動鉄芯1は固定鉄芯3より離脱し、Q方向
へ移動する。ここで可動鉄芯1の先端球状部5と受面A
を持つバルブシ−ト6によってバルブ機構が形成されて
いる。
1、図2に示すような構造である。すなわち可動鉄芯1
はコイル2の励磁によって固定鉄芯3に吸引され図のP
方向へ移動する。コイル2が非励磁状態ではスプリング
4によって可動鉄芯1は固定鉄芯3より離脱し、Q方向
へ移動する。ここで可動鉄芯1の先端球状部5と受面A
を持つバルブシ−ト6によってバルブ機構が形成されて
いる。
【0003】コイル2の励磁時に可動鉄芯1と一体動作
する球状部5はP方向へ作動し、バルブシ−ト6の受面
Aに密着し、バルブシ−ト6は閉状態となる。また、コ
イル2の非励磁状態においてはスプリング4によって球
状部5はQ (2) 方向へ作動し、バルブシ−ト6の受面Aより離脱しバル
ブは開状態となる。この動作によってバルブシ−ト6の
油路7から可動鉄芯1の油路8を通る油の流れは開閉さ
れる。
する球状部5はP方向へ作動し、バルブシ−ト6の受面
Aに密着し、バルブシ−ト6は閉状態となる。また、コ
イル2の非励磁状態においてはスプリング4によって球
状部5はQ (2) 方向へ作動し、バルブシ−ト6の受面Aより離脱しバル
ブは開状態となる。この動作によってバルブシ−ト6の
油路7から可動鉄芯1の油路8を通る油の流れは開閉さ
れる。
【0004】
【考案の目的】本ソレノイドバルブは圧力制御用であ
り、高い応答性(2〜3msec)、高耐久性(107
回)かつ高シ−ル性が要求されるものに適する。この要
求を満たすためには、シ−ト受面Aと球状部5の中心の
ズレを極めて小さくする必要がある。本考案はこの目的
にそってなされたものである。
り、高い応答性(2〜3msec)、高耐久性(107
回)かつ高シ−ル性が要求されるものに適する。この要
求を満たすためには、シ−ト受面Aと球状部5の中心の
ズレを極めて小さくする必要がある。本考案はこの目的
にそってなされたものである。
【0005】
【実施例】図3はソレノイドバルブに於ける本考案のバ
ルブシ−ト部分の実施例である。6はバルブシ−ト、9
は受面A、10はバルブシ−ト6の受面Aのまわりに設
けたガイド壁、又11はガイド壁10に油路として設け
られた切欠きを示す。尚、このガイド壁10の内径はバ
ルブを構成する球状部5よりわずかに大きい。例えば直
径で50μm程度大きくする事が望ましい。可動鉄芯1
の先端部に設けられた球状部5は前記ガイド壁10に沿
って励磁力及びスプリング力によって、バルブの開閉動
作を行う。
ルブシ−ト部分の実施例である。6はバルブシ−ト、9
は受面A、10はバルブシ−ト6の受面Aのまわりに設
けたガイド壁、又11はガイド壁10に油路として設け
られた切欠きを示す。尚、このガイド壁10の内径はバ
ルブを構成する球状部5よりわずかに大きい。例えば直
径で50μm程度大きくする事が望ましい。可動鉄芯1
の先端部に設けられた球状部5は前記ガイド壁10に沿
って励磁力及びスプリング力によって、バルブの開閉動
作を行う。
【0006】バルブ開状態の時、油は油路7を通り切欠
き11を通過する。この為バルブシ−トの受面9と球状
部5のラジアル方向の中心ズレは、ガイド壁10と球状
部5のクリアランスに限られる為非常に小さくおさえら
れ、作動時に球状部5のあそびを少なくしてシ−ル性を
向上させることが出来る。又、可動鉄芯1の作動時に球
状部5のバルブシ−ト受面9にあたる部分が一定になる
為、球状部5の受面9の摩耗はほぼ均一に行われるので
シ−ル性の寿命も長くなる。
き11を通過する。この為バルブシ−トの受面9と球状
部5のラジアル方向の中心ズレは、ガイド壁10と球状
部5のクリアランスに限られる為非常に小さくおさえら
れ、作動時に球状部5のあそびを少なくしてシ−ル性を
向上させることが出来る。又、可動鉄芯1の作動時に球
状部5のバルブシ−ト受面9にあたる部分が一定になる
為、球状部5の受面9の摩耗はほぼ均一に行われるので
シ−ル性の寿命も長くなる。
【0007】
【効果の説明】(3) 本考案によれば部品点数を増すことなく、又、各々の部
品の寸法精度を従来より上げることなく、バルブ球状部
5と受面9のラジアル方向の中心ズレを容易に少なくす
る事が出来る。この結果、自動車等車輛のブレ−キ装置
や建設機械等の高圧、高応答性のソレノイドバルブとし
て長寿命化が実現出来る。
品の寸法精度を従来より上げることなく、バルブ球状部
5と受面9のラジアル方向の中心ズレを容易に少なくす
る事が出来る。この結果、自動車等車輛のブレ−キ装置
や建設機械等の高圧、高応答性のソレノイドバルブとし
て長寿命化が実現出来る。
【図1】従来のソレノイドバルブの構造
【図2】従来のソレノイドバルブのバルブシ−ト部詳細
図
図
【図3】本考案のソレノイドバルブのバルブシ−ト部詳
細図
細図
1 可動鉄芯 2 コイル 3 固定鉄芯 4 スプリング 5 可動鉄芯先端球状部 6 バルブシ−ト 7 バルブシ−ト内油路 8 可動鉄芯油路 9 バルブシ−ト受面 10 バルブシ−トのガイド壁 11 油路用切欠き
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルを内装する磁性体ケ−ス内に圧入
等により固着された固定鉄芯と、該固定鉄芯端面に対向
し、軸方向に油路を有する可動鉄芯の先端に弁機能を有
する球状部を固着し、前記コイルによる磁力とスプリン
グの反力によって、前記可動鉄芯が前記固定鉄芯端面に
対し往復運動することにより、バルブが開閉するソレノ
イドバルブにおいて、前記弁機能を有する球状部に対向
するシ−ト部に前記球状部の往復運動をガイドするガイ
ド壁を設けた事を特徴とするソレノイドバルブ。 - 【請求項2】 前記シ−ト部のガイド壁に油路として一
部切欠きを設けたことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載のソレノイドバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076991U JP2521630Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | ソレノイドバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076991U JP2521630Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | ソレノイドバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553206U JPH0553206U (ja) | 1993-07-13 |
JP2521630Y2 true JP2521630Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=14544121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076991U Expired - Fee Related JP2521630Y2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | ソレノイドバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521630Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591321B2 (ja) * | 2005-11-11 | 2010-12-01 | 株式会社アドヴィックス | 液圧制御用アクチュエータの電磁弁 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP11076991U patent/JP2521630Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0553206U (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |