JP3169211B2 - マンホ―ル等用足掛具 - Google Patents

マンホ―ル等用足掛具

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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D29/00Independent underground or underwater structures; Retaining walls
    • E02D29/12Manhole shafts; Other inspection or access chambers; Accessories therefor
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足踏部とその両側
に位置する側部とを有するマンホ―ル等用の足掛具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種,従来のマンホ―ル等用の足掛具
で、昇降者の足が自然体で足踏部に乗り、足や膝に格別
の疲労が掛からないように、例えば特許第262282
6号公報に示すように、足踏部の上面を中央部から側部
側に向けて1度ないし5度の角度で上方へ傾斜させたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知の
ものでは、昇降する際に足の内側が足踏部の上面の中央
部に確実に位置しないと傾斜面で足が多少滑べり不安定
となることから、同一足掛具の足踏部で左右の足を接触
状態に揃えなければならず、昇降時に両足がからみ易く
また窮屈な思いをする虞がある。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、足踏部における上向きの傾斜面を間隔を置いて
形成し、足掛具を利用して昇降する際に昇降者の足がよ
り自然体で足踏部に乗るようにし、より安定した状態で
昇降でき、昇降者の足や膝の疲労の少ないマンホ―ル等
用足掛具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるマンホ―ル等用足掛具は、少なくと
も前記足踏部の上面を、中央部から前記側部側に向けた
が滑べらないように多数の滑り止め模様が形成された
水平部と該水平部の各端から1度ないし5度の角度で上
方へ傾斜させた足乗せ用の傾斜部とで構成したことを特
徴とするものである。
【0006】また、前記足踏部を芯金とそれを覆う合成
樹脂で形成し、この芯金を水平な直線状とすると共に、
この芯金を覆う前記合成樹脂の肉厚を、その上面が中央
部から側部側に向けて均等部と該均等部の各端から1度
ないし5度の角度で上方へ傾斜するように変化させた
乗せ用の傾斜部とで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、少なくとも前記足踏部の上面を、中
央部から前記側部側に向けて下方に傾斜させた足が滑べ
らないように多数の滑り止め模様が形成された傾斜部と
該傾斜部の各端から1度ないし5度の角度で上方へ傾斜
させた足乗せ用の傾斜部とで構成したことを特徴とする
ものである。
【0008】また、前記足踏部を芯金とそれを覆う合成
樹脂で形成し、この芯金を水平な直線状とすると共に、
この芯金を覆う前記合成樹脂の肉厚を、その上面が中央
部から側部側に向けて下方に傾斜させた足が滑べらない
ように多数の滑り止め模様が形成された傾斜部と該傾斜
部の各端から1度ないし5度の角度で上方へ傾斜させた
足乗せ用の傾斜部とで構成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施例
に関するものであり、図1は足掛具の正面図、図2はそ
の平面図を示すものである。
【0010】図において、1は足掛具の全体を示すもの
であり、該足掛具1は、平面視略コ字状をした鉄製の芯
金2に対してその脚部3の一部を除いてポリプロピレン
等の合成樹脂4を防錆被覆してなるものである。そし
て、該足掛具1は、前記脚部3の合成樹脂4の被覆を施
されていない部分を例えばマンホ―ルのコンクリ―ト内
に埋め込まれた状態でマンホ―ルに固定されるものであ
る。
【0011】5は足掛具1に形成された足踏部であり、
6はその両側に形成された側部である。そして前記足踏
部5の上面には、昇降者の足7が滑べらないように多数
の滑り止め模様8がその軸線方向に形成されており、ま
た該足踏部5を昇降者が手で握れるような波形の握り部
9がその軸線方向に形成されており、さらに、両端部に
は反射体10が設置されている。
【0012】図1に示すように前記足踏部5は、水平な
直線状の芯金2の全周を合成樹脂4で覆って構成され、
この合成樹脂4による被覆の肉厚は中央部Sから側部
6,6側に向けて均等厚で足が滑べらないように多数の
滑り止め模様8が形成された水平部11を形成し、該水
平部11の各端から1度ないし5度の角度で傾斜するよ
うに側部6,6側に向けて順次厚くして足乗せ用の傾斜
部12,12を形成している。そして、該足踏部5の下
面にも前記水平部11、傾斜部12,滑り止め模様8及
び反射体10を設けると足掛具1はリバ―シブルに使用
が可能となる。しかしながら、この肉厚については下面
を均等な肉厚とし、上面のみを前述の如く順次厚くして
もよい。
【0013】以上のような構成からなるマンホ―ル等用
足掛具であるので、この足掛具1をマンホ―ル等に上下
方向に多数設置して、この足掛具1を利用して昇降する
際に、昇降者は順次に足掛具1の足踏部5に足7を乗せ
て昇降するのであるが、該足掛具1は、少なくともその
足踏部5の上面を中央部Sから側部6,6側に向けた足
が滑べらないように多数の滑り止め模様8が形成された
水平部11を形成し、該水平部11の各端から1度ない
し5度の角度で上方へ傾斜させたので、昇降者は、足を
少し開いた状態で傾斜部12,12端に足を乗せて、各
足の内側がそれぞれ足乗せ用の傾斜部12と足が滑べら
ないように多数の滑り止め模様8が形成された水平部1
1との境界部に位置するようにして、足が傾斜部12か
ら水平部11に向けて滑らないような状態で、より自然
体で足7が足踏部5に乗るようになり、滑りづらく、安
定した状態で昇降でき足踏部5から外れにくく安定した
姿勢で昇降が可能となり、昇降者の足や膝も格別に疲労
しない。
【0014】図3は本発明に係る他の実施例に関するも
のである。この場合も足掛具は、平面視略コ字状をした
鉄製の芯金21に対してその脚部の一部を除いてポリプ
ロピレン等の合成樹脂22を防錆被覆してなるものであ
る。 そして、23は足掛具に形成された足踏部であ
り、24はその両側に形成された側部である。そして前
記足踏部23の上面には、昇降者の足が滑べらないよう
の多数の滑り止め模様25がその軸線方向に形成されて
おり、またその両端部には反射体26が設置されてい
る。
【0015】そして前記足踏部23は、水平な直線状の
芯金21の全周を合成樹脂22で覆って構成され、この
合成樹脂22による被覆の肉厚は中央部Sから側部2
4,24側に向けて下方に傾斜させるように順次薄くし
て足が滑べらないように多数の滑り止め模様25が形成
された傾斜部27,27を形成し、該傾斜部27,27
の各端から水平に対して1度ないし5度の角度で傾斜す
るように側部24,24側に向けて順次厚くして足乗せ
用の傾斜部28,28を形成している。そして、該足踏
部23の下面にも前記傾斜部27,28、滑り止め模様
25及び反射体26を設けると足掛具20はリバ―シブ
ルに使用が可能となる。しかしながら、この肉厚につい
ては下面を均等な肉厚とし、上面のみを前述の如く順次
厚くしてもよい。
【0016】以上のような構成からなるマンホ―ル等用
足掛具であるので、この足掛具20をマンホ―ル等に上
下方向に多数設置して、この足掛具20を利用して昇降
する際に、昇降者は順次に足掛具20の足踏部23に足
29を乗せて昇降するのであるが、該足掛具20は、少
なくともその足踏部23の上面を中央部Sから側部2
4,24側に向けて下方に傾斜させ順次薄くして足が滑
べらないように多数の滑り止め模様25が形成された
斜部27,27を形成し、該傾斜部27,27の各端か
ら水平に対して1度ないし5度の角度で上方へ傾斜させ
たので、昇降者は、足を少し開いた状態で傾斜部28,
28端に足を乗せて、各足の内側がそれぞれ足乗せ用の
傾斜部28と足が滑べらないように多数の滑り止め模様
25が形成された傾斜部27との境界部に位置するよう
にして、足が滑らないような状態で、より自然体で足2
9が足踏部23に乗るようになり、滑りづらく、安定し
た状態で昇降でき足踏部23から外れにくく安定した姿
勢で昇降が可能となり、昇降者の足や膝も格別に疲労し
ない。
【0017】
【発明の効果】請求項1,2に記載の本発明によれば、
少なくともその足踏部の上面を中央部から側部側に向け
て均等厚で足が滑べらないように多数の滑り止め模様が
形成された水平部を形成し、該水平部の各端から1度な
いし5度の角度で上方へ傾斜させたので、該足掛具をマ
ンホ―ル等に上下方向に多数設置して、この足掛具を利
用して昇降する際に、昇降者は、足を少し開いた状態で
足乗せ用の傾斜部端に足を乗せて、各足の内側がそれぞ
れ足乗せ用の傾斜部と足が滑べらないように多数の滑り
止め模様が形成された水平部との境界部に位置するよう
にして、足が傾斜部から水平部に向けて滑らないような
状態で、より自然体で足が足踏部に乗るようになり、滑
りづらく、安定した状態で昇降でき足踏部から外れにく
く安定した姿勢で昇降が可能となり、昇降者の足や膝も
格別に疲労しない優れたマンホ―ル等用足掛具となる。
【0018】また、請求項3,4に記載の本発明によれ
ば、少なくともその足踏部の上面を中央部から側部側に
向けて下方に傾斜させるように順次薄くして足が滑べら
ないように多数の滑り止め模様が形成された傾斜部を形
成し、該傾斜部の各端から水平に対して1度ないし5度
の角度で上方へ傾斜させたので、昇降者は、足を少し開
いた状態で上方へ傾斜させた傾斜部端に足を乗せて、各
足の内側がそれぞれ足乗せ用の傾斜部と足が滑べらない
ように多数の滑り止め模様が形成された傾斜部との境界
部に位置するようにして、足が滑らないような状態で、
より自然体で足が足踏部に乗るようになり、滑りづら
く、安定した状態で昇降でき足踏部から外れにくく安定
した姿勢で昇降が可能となり、昇降者の足や膝も格別に
疲労しない優れたマンホ―ル等用足掛具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るマンホ―ル等用
足掛具の正面図である。
【図2】図2はその平面図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例に係るマンホ―ル等
用足掛具の正面図である。
【符号の説明】
1,20 足掛具 2,21 芯金 4,22 合成樹脂 5,23 足踏部 6,24 側部8,25 滑り止め模様 S 中央部11 水平部 12,27,28 傾斜部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足踏部とその両側に位置する側部とを有
    する足掛具において、少なくとも前記足踏部の上面を、
    中央部から前記側部側に向けた足が滑べらないように多
    数の滑り止め模様が形成された水平部と該水平部の各端
    から1度ないし5度の角度で上方へ傾斜させた足乗せ用
    の傾斜部とで構成したことを特徴とするマンホ―ル等用
    足掛具。
  2. 【請求項2】前記足踏部を芯金とそれを覆う合成樹脂で
    形成し、この芯金を水平な直線状とすると共に、この芯
    金を覆う前記合成樹脂の肉厚を、その上面が中央部から
    側部側に向けて均等部と該均等部の各端から1度ないし
    5度の角度で上方へ傾斜するように変化させた足乗せ用
    の傾斜部とで構成したことを特徴とする請求項1記載の
    マンホ―ル等用足掛具。
  3. 【請求項3】足踏部とその両側に位置する側部とを有す
    る足掛具において、少なくとも前記足踏部の上面を、中
    央部から前記側部側に向けて下方に傾斜させた足が滑べ
    らないように多数の滑り止め模様が形成された傾斜部と
    該傾斜部の各端から1度ないし5度の角度で上方へ傾斜
    させた足乗せ用の傾斜部とで構成したことを特徴とする
    マンホ―ル等用足掛具。
  4. 【請求項4】前記足踏部を芯金とそれを覆う合成樹脂で
    形成し、この芯金を水平な直線状とすると共に、この芯
    金を覆う前記合成樹脂の肉厚を、その上面が中央部から
    側部側に向けて下方に傾斜させた足が滑べらないように
    多数の滑り止め模様が形成された傾斜部と該傾斜部の各
    端から1度ないし5度の角度で上方へ傾斜させた足乗せ
    用の傾斜部とで構成したことを特徴とする請求項3記載
    のマンホ―ル等用足掛具。
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