JPH0350240Y2 - - Google Patents

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JPH0350240Y2
JPH0350240Y2 JP1988056902U JP5690288U JPH0350240Y2 JP H0350240 Y2 JPH0350240 Y2 JP H0350240Y2 JP 1988056902 U JP1988056902 U JP 1988056902U JP 5690288 U JP5690288 U JP 5690288U JP H0350240 Y2 JPH0350240 Y2 JP H0350240Y2
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footrest
lifting
concave
foothold
slip
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JP1988056902U
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JPS6437900U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、昇降用足掛金具に関するもので、特
に把持性を良くした昇降用足掛金具に関する。
(従来技術) 従来の斜壁昇降用、直壁昇降用あるいは上下水
道用マンホールの昇降用、電線等の共同トンネル
用マンホールの昇降用等に用いられている足掛金
具は、鉄鋼材料を主材とする丸形あるいは四角形
の一様の断面を有するコ字状、ロ字状または梯子
状の形状を持つている。これら従来の足掛金具で
は昇降時の滑り止めとして種々の方法が提案され
ているが、大部分が足掛部に対する足の滑り止め
に関するものである。足掛金具の設置状態はほと
んどが垂直に近い場所に設けられ、垂直に昇降す
るもので、一般の階段のように斜行できず、足だ
けで昇り降り出来るような構造のものではない。
従つて、昇降時には、岩場を上るがことく、手と
足の全てを用い、一手一足ごとに一つ一つの足場
金具を把みまたは踏みつけて昇降しなければなら
ないものである。
(考案が解決しようとする課題) 足場金具のこのような使用形態を考える場合、
機能面においては足場にすると共に手を掛ける重
要な要素となつて来る。そこで従来の足掛金具を
把持するという作用面から検討してみると、硬質
表面を持つ断面形状が一様な従来品では、コ字状
の心棒に被覆される合成樹脂等の材料にかかわり
なく、安心感を持つて把持できるほど握り易い形
状に構成されているとは言い難いものである。足
場として滑り止めが構成されていても把手として
も把手として滑り止めは構成されておらず、足の
滑り止めでは把持した手の滑り止めとして充分に
機能できていない。更に、足の運動、機能につい
ての考慮に比較し、手の運動、機能の面からの配
慮、特に把持部の手の横滑りを防いだり、昇降時
の体の安定を保持するための手の作用を強化する
点の配慮が欠けているので、従来の昇降金具とし
ては一面的な見方のもので構成されていると言わ
ざるを得ないものであつた。そこで、本考案は昇
降用足掛金具の把持部兼足掛部を足掛り、手掛り
良好にすると共にその状態を長期にわたつて維持
するようにした昇降用足場金具を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、従来の問題点を改良するためのもの
で、昇降用足掛金具における把持部兼足掛部を縦
断面形状を略四角形とし、その背面に位置する面
に、縦方向に延びる指を拡げた間隔に適合する間
隔の複数の凹凸部を並設し、その上下面には周囲
が閉塞された凹部模様を含まない、独立した複数
の滑り止め用突起模様を設けたことを特徴とする
昇降用足掛金具である。
(作用) 縦方向に延びた凹凸部が指を横方向に滑るのを
防止すると共に足掛部の突起模様が掌および指先
に当り抵抗を高めより手の滑りを防止し、把持力
を高めることができる。また、上下面の突起模様
は周囲が閉塞された凹部模様を含まない、独立し
た複数の突起模様であるからこの付近に水または
土ぼこりが溜り難い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
足場金具1は略コ字状した鉄材からなる心棒7
と、この心棒7の壁面への埋設部7′以外を被覆
してなる合成樹脂部8とからなつている。合成樹
脂部の略中央部を把持部兼足掛部2とし、その部
分は縦断面略四角形をしている。
把持部兼足掛部2の背面3aには指の太さに近
似された凹部4が複数個並設され、各凹部4は縦
方向に延びその境界をなす凸部5は先端を丸めて
ある。
また、足掛金具1の足掛り面3bには滑り止め
模様6,6′が突設されている。また、凹凸部4,
5および滑り止め模様6,6′は合成樹脂部8の
成形時に一体的に形成されている。並設された縦
方向に延びた凹部4は手で握つた時に握りやす
く、指が横滑りしないように指の太さに近い大き
さに曲率を定め、凹部4の相互の間隔は、各凹部
4の最も低い部分と隣接する他の凹部4の最も低
い部分との間隔が指の太さ以上に拡げられて設け
られている。これにより足掛金具1を手で握り締
めた場合に、各指が各々の凹部4に入り、各指の
間隔が若干開きぎみに掛り、足掛金具1を握ると
同時に自然に各指の間隔が挾められ、特に意識す
ることなく強く握り締めることができる。
足掛り面3bに設けられた滑り止め模様6,
6′は靴底が掛けられた場合に、縦、横、斜めに
滑る靴底の動きを止められるようにX字形の突起
を配列したものである。しかもこの滑り止め模様
6,6’は夫々独立した模様であつてくぼみを形
成しない模様なので、模様中に水が溜ることがな
い。
(効果) 以上のように、本考案は把持部兼足掛部の背面
に凹凸部が形成されているので、指の横滑りを防
止することができ、しかもその上下面の滑り止め
模様が手の横滑りを防止するので、その横滑り防
止の効果は著しいものがある。また、その背面の
凹凸間隔を広めにとり、把持した状態で指が若干
開くように構成したものであるから、手の握りが
自然と強く握るように動き、手掛りを確実に行な
わせることができ、手元が滑つて滑り落ちる等の
事故を防止することができる。また、上下面に設
けた滑り止め模様は周囲が閉塞された凹部模様を
含まない、独立した複数の突起模様であるので水
または土ぼこりが溜り難く、背面の凹凸部と相ま
つて手掛り、足掛りの良さを長期にわつたて維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の足掛金具の上面図、第2図は
その背面図、第3図はその左側面図である。 1〜足掛金具、2〜把持部兼足掛部、3a〜背
面、3b〜足掛り面、4〜凹部、5〜凸部、7〜
心棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 壁面への取付部を有し、該取付部に連接する把
    持部兼足掛部を有するコ字状の昇降用足掛金具に
    おいて、 前記把持部兼足掛部を縦断面形状を略四角形と
    し、その背面に位置する面に、縦方向に延びる指
    を拡げた間隔に適合する間隔の凹凸部を並設し、
    その上下面には周囲が閉塞された凹部模様を含ま
    ない、独立した複数の滑り止め用突起模様を設け
    たことを特長とする昇降用足場金具。
JP1988056902U 1988-04-27 1988-04-27 Expired JPH0350240Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988056902U JPH0350240Y2 (ja) 1988-04-27 1988-04-27

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JP1988056902U JPH0350240Y2 (ja) 1988-04-27 1988-04-27

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Publication Number Publication Date
JPS6437900U JPS6437900U (ja) 1989-03-07
JPH0350240Y2 true JPH0350240Y2 (ja) 1991-10-25

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