JP3163221B2 - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JP3163221B2
JP3163221B2 JP17660394A JP17660394A JP3163221B2 JP 3163221 B2 JP3163221 B2 JP 3163221B2 JP 17660394 A JP17660394 A JP 17660394A JP 17660394 A JP17660394 A JP 17660394A JP 3163221 B2 JP3163221 B2 JP 3163221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体ウエハの
チップ等の被検査体の電気的特性を検査するプローブ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、半導体製造プロセスにおい
ては、半導体ウエハ上に精密写真技術等を用いて所定の
回路パターンを持つ多数の半導体チップ(半導体デバイ
ス)が配列して形成される。これらチップの電気的特性
の検査(試験判定)は、各チップが分割される前の半導
体ウエハの状態で、プローブ装置(別名:ウエハプロー
バ)により行われる。この検査結果、良品と判定された
チップのみを、次のボンディングやパッケージィング工
程に送り、最終製品の歩留まりの向上を図るようにして
いる。
【0003】ここで、そのプローブ装置は、特開昭64
−73632号公報等に示されているようなもので、メ
インステージにはX−Y−Z−θ方向に移動制御可能に
構成されたウエハ載置台が備えられており、このウエハ
載置台上方に対向する位置には、半導体ウエハのチップ
の電極パッドに対応した多数のプローブ針を備えるプロ
ーブカードがカードホルダーを介し位置決めセットさ
れ、更にこの上側に電気的に接続する状態にテストヘッ
ドが設置されている。
【0004】そして、ウエハ載置台上に被検査体である
半導体ウエハを搭載支持し、そのウエハ載置台をX−Y
−Z−θ方向に移動制御して、この上面に保持した半導
体ウエハ上のチップの電極パッドに前記プローブカード
のプローブ針の針先(下端)を接触させる。これで、そ
のチップの各電極パッドをプローブ針を介してテストヘ
ッド並びに外部テスタと電気的に接続して、該半導体ウ
エハのチップの電気的特性を検査するようになってい
る。
【0005】このようなプローブ装置に用いられるプロ
ーブカードは、プリント基板に対し各プローブ針の針杆
部を斜めにして取付けた斜針タイプのものが主流をなし
ているが、半導体チップの高集積化に伴う電極パッド数
の増加並びに微細ピッチ化に対処すべく、端末をプリン
ト基板に固定した多数本のプローブ針の先端側を垂直に
支持した垂直針タイプの多ピン用高密度プローブカード
(VTPC)なども開発されて実用化されつつある。
【0006】ところで、前述のプローブ装置は、一般的
には、ウエハ載置台と共通の架台を介し装置本体上部に
ヘッドプレートを水平に取付け支持し、このヘッドプレ
ートにインサートリングを嵌め込んで水平に取付け、こ
のインサートリングにカードホルダーを介しプローブカ
ードを取付けセットする。即ち、ウエハ載置台上面とヘ
ッドプレートとインサートリングとの3者の平行度をと
って、プローブカードを水平(ウエハ載置台と平行)に
取付けセットするようにしているが、ヘッドプレートや
インサートリングやカードホルダーの取付けミス或いは
プローブカード自体の製作誤差や変形等により、該プロ
ーブカードが多数本のプローブ針群の針先高さの傾き
(前後左右のいずれか一方の箇所の針先が高く他方の箇
所の針先が低い状態;以下単に針先高さの傾きと略称す
る)を生じる場合が多々ある。
【0007】このようなプローブカードの針先高さの傾
きをそのままにすると、ウエハ載置台上面との平行度が
取れず、その傾き度合が許容値(針先高低差が20〜3
0μm 程度以内)を越えていると、実際の半導体ウエハ
のチップ検査の際、ウエハ載置台をコンタクトポイント
まで上昇(Zアップ)させ、更にオーバードライブ(余
分に上昇)をかけても、その上面の半導体ウエハのチッ
プの電極パッドと接触しないプローブ針が存在し、満足
なチップ検査(テスト)ができない不具合が生じる。ま
た、最近のプローバーのマルチ化によるプローブカード
の針先の精度向上が非常に厳しく要求され、そのプロー
ブカードの実際のセット状態での針先高さの傾きが大き
な問題となって来ている。
【0008】このため、プローブカードを取付けセット
した状態で、その針先高さの傾き度合を観察して修正す
る必要がある。この修正手段としては、従来では、プロ
ーバ本体に顕微鏡をセットアップし、ダミーウエハを乗
せたウエハ載置台をコンタクトピンと接触するまで上昇
させ、そのダミーウエハに対するプローブ針群の針先の
接触状況及び針跡状況を該顕微鏡で目視観察し、その針
先高さの傾きが見られる場合には、プローブカードのセ
ットし直しや、ヘッドプレートの締結具を一度緩めて該
ヘッドプレートの基準面に適当なスペーサを介挿するな
どして傾き修正を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなプローブ
装置におけるプローブカードの針先高さの傾き修正手段
では、まず顕微鏡による目視観察によって傾き度合を適
確に把握することがなかなかできないと共に、ヘッドプ
レート下側のどの位置にどの程度の厚さのスペーサを入
れたら良いか判断が難しく、職人的技術が必要であっ
て、とてもユーザーのオペレータでは修正が不可能で、
プローバーメーカーの技術者が出張して何度も修正作業
を繰り返さなければならず、多く労力との作業時間を必
要とする問題があった。
【0010】特に、プローブカードの製造においては、
実際のプローブ装置への取付けセット状況に合わせた作
り方をしておらず、どのプローブカードも一つ一つ固有
の変形を生じる要因があり、実際にセットした状態で上
側に重いテストヘッドが搭載されると、更に異なった傾
きが発生し、この修正も大変面倒であった。
【0011】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、プローブカードの製作誤差や変形や取
付けミス等によるプローブ針群の針先高さの傾きを実際
のセット状態で検出して、そのまま傾き修正を非常に簡
便且つ確実に行うことができるようになる高精度なプロ
ーブ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、装置本体内の載置台に被検査体を搭載支持
して上昇させ、この上方にカードホルダーを介し位置決
めセットされたプローブカードの多数本のプローブ針に
接触させてテストヘッドと電気的に導通することにより
該被検査体の電気的特性を検査するプローブ装置におい
て、前記プローブカードの複数箇所のプローブ針の針先
をカメラによって確認し、そのカメラのフォーカス深度
から該複数箇所のプローブ針の針先高さを検出する検出
回路を備えたプローブ針の針先高さを検出する手段と、
この針先高さ検出結果からプローブカードのプローブ針
群の針先高さの傾き度合並びに傾き方向を演算して修正
指示を出す手段と、前記カードホルダーを支持し前記修
正指示に従って該カードホルダーの複数箇所の支持高さ
を調整することにより該プローブカードのプローブ針群
の針先高さの傾きを修正する傾き修正機構を備え、前記
傾き修正機構は、カードホルダーまたはインサートリン
グあるいはヘッドプレートを少なくとも3点支持し、そ
の3箇所の支点のうち、1箇所に傾動可能に支持するボ
ールヒンジ機構を、残りの箇所に支持高さ調整ねじ機構
を設けたことを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】その支持高さ調整ねじ機構は、目盛り付き
ダイアル操作部を持つ手動調整ねじ或いはモータオート
ドライブ付きボールねじを用いた構成とすることが望ま
しい。
【0020】また、被検査体の電気的特性を検査するた
めには、テストヘッドと被検査体との平行度を保つ必要
があるが、装置本体に前記テストヘッドを支持するとと
もに該テストヘッドの傾きを調整可能なテストヘッド平
行度調整機構を設け、被検査体の載置台に、該載置台の
水平基準面に対する前記プローブ針の平行度を計測する
プローブ針平行度計測手段を設け、このプローブ針平行
度計測手段からの検出信号によって前記テストヘッド平
行度調整機構を制御し、前記テストヘッドの傾きを調整
し、前記水平基準面に対するプローブ針の平行度を保つ
制御手段を設けたことにある。
【0021】望ましくは、前記テストヘッド平行度調整
機構は、装置本体に設けたモータと、このモータによっ
て回転するスクリューロッドと、このスクリューロッド
に螺合され該スクリューロッドの回転に伴って上下動し
テストヘッドを支承する支承部材とから構成されている
ことを特徴とする。
【0022】さらに、テストヘッドと被検査体との平行
度を保つ手段として、装置本体に前記テストヘッドを支
持するとともに該テストヘッドの傾きを調整可能なテス
トヘッド平行度調整機構を設け、被検査体の載置台に、
該載置台の水平基準面に対する前記プローブ針の平行度
を計測するプローブ針平行度計測手段を設けるととも
に、前記載置台に対向して該載置台に搭載された被検査
体の平行度を計測する被検査体平行度計測手段を設け、
このプローブ針平行度計測手段および被検査体平行度計
測手段からの検出信号によって前記テストヘッド平行度
調整機構を制御し、前記テストヘッドの傾きを調整し、
前記被検査体に対するプローブ針の平行度を保つ制御手
段を設けたことにある。
【0023】
【作用】こうした構成のプローブ装置であれば、装置本
体のヘッドプレートに嵌め込んだインサートリングにカ
ードホルダーを介してプローブカードを位置決め支持
し、或いはテストヘッド下部にカードホルダーを介して
プローブカードを位置決め支持して、該テストヘッドを
装置本体上にセットする。この状態で、載置台を上昇さ
せることにより、針先高さ検出手段としての接触式変位
センサー又はダミープレートをプローブ針に接触させ
て、検出回路或いはコンタクトチェックプログラム入り
テスタからの信号と載置台の上昇量を基に複数箇所のプ
ローブ針の針先高さを検出するか、或いは針先高さ検出
手段としてのCCDカメラ等のカメラにより直接このフ
ォーカス深度から複数箇所のプローブ針の針先高さを検
出する。こうして得た複数箇所(例えば前後左右4箇
所)のプローブ針の針先高さ検出結果から、予めプログ
ラムを組んだ計算ソフトに乗っ取って該プローブカード
のプローブ針群の針先高さの傾き度合並びに傾き方向を
演算して修正指示をディスプレー等に表示する。この指
示に従ってカードホルダー又はインサートリング或いは
ヘッドプレートをこの複数箇所の支点で傾き支持機構に
より上下に微調整することで、該プローブカードのプロ
ーブ針群の針先高さの傾きを簡単且つ確実に修正できる
ようになる。
【0024】特に、前記傾き修正機構として、カードホ
ルダー或いはインサートリングの3箇所の支点又はヘッ
ドプレートの4箇所の支点のうち、1箇所に傾動可能に
支持するボールヒンジ機構を、残りの箇所に支持高さ調
整ねじ機構を設けた構成とすることで、カードホルダー
又はインサートリング或いはヘッドプレート更にはプロ
ーブカードをセットし直しなどすることなく、そのまま
該1箇所のボールヒンジ機構を支点として、残りの箇所
の高さ調整ねじ機構を手動或いは電動により調整するこ
とにより、インサートリング或いはヘッドプレートを適
確に傾動調整できて、プローブカードのプローブ針群の
針先高さの傾き修正が可能で非常に簡便である。
【0025】その支持高さ調整ねじ機構は、目盛り付き
ダイアル操作部を持つ手動調整ねじとすることで、前記
修正指示に基づき作業員が手動操作で適確に調整操作で
きるようになる。また、その支持高さ調整ねじ機構は、
モータオートドライブ付きボールねじを用いることで、
これを前記修正指示に基づいて駆動させれば、前述の如
く修正指示をディスプレー表示しなくても自動的に適確
な調整が可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明のプローブ装置を半導体ウエハ
上に形成された半導体チップの電気的特性を試験検査す
るウエハプローバに適用した各実施例を説明する。図1
乃至図7は第1の実施例を示す。まず、図6において、
符号11は全体的にボックス状をなすプローブ装置本体
を示し、この略中央には架台12を介してメインステー
ジ13が設けられている。このメインステージ13は、
被検査体である半導体ウエハ(以下単にウエハと略称す
る)14を載置して真空チャックするウエハ載置台15
を後述する如く移動制御可能に備えている。
【0027】前記装置本体11の上部には、前記ウエハ
載置台15と共通の架台12から立設した強固な支持枠
16に保持させてヘッドプレート17が水平に設けられ
ている。このヘッドプレート17の略中央開口部に位置
決め嵌合するインサートリング18を介してプローブ機
構21が設けられている。
【0028】このプローブ機構21は、プローブカード
22を主体とする。このプローブカード22は、後述す
る如く、多数本のプローブ針23が実装されており、且
つこの針付きプローブカード22がこの周囲から嵌合保
持するカードホルダー25に予め位置決め保持されて一
つの集合体状とされている。この集合体状のプローブ機
構21がカードホルダー25を前記インサートリング1
8に支持させることで前記ウエハ載置台15の上方対向
する位置に取付けセットされている。また、このプロー
ブ機構21の上側にはプローブカード22と電気的に接
続するコンタクトリング26が設けられている。
【0029】こうしたプローブ機構21を位置決めセッ
トした装置本体11上にテストヘッド27が搭載支持さ
れる。このテストヘッド27は前記プローブ機構21の
プローブカード22の各プローブ針23とコンタクトリ
ング25電気的に接続すると共に、外部テスタ28と電
気的に接続される。更に、そのテストヘッド27中央上
方から前記プローブカード22の中央開口を介してウエ
ハ載置台15上のウエハ14及びこれに接触するプロー
ブ針先等を監視する顕微鏡もしくはテレビカメラ29が
備えられている。
【0030】前記装置本体11の右側には被検査体オー
トローダ31が設置されている。このオートローダ31
には、多数枚のウエハ14を収容したウエハカセット3
2を交換可能に挿入セットできるカセット載置台33が
昇降駆動可能に設けられている。その隣側に該ウエハカ
セット32内のウエハ14を一枚ずつ取り出すローダス
テージ34が設けられている。このローダステージ34
により搬出されたウエハ14は予備アライメントステー
ジ(図示省略)に載せられ、そこでウエハ14のオリエ
ンテーションフラット等を基準にした予備アライメント
が行われるようになっている。また、その予備アライメ
ントされたウエハ14を前記ウエハ載置台15上面に移
載する手段としてウエハハンドリングアーム35が設け
られている。なお、これらローダステージ34及びウエ
ハハンドリングアーム35は検査済みのウエハ14をウ
エハ載置台15上から取り上げて再びウエハカセット3
2に戻す働きも行う。
【0031】また、前記装置本体11内の中央手前側に
は、図示していないが、アラインメントユニットが設け
られている。このユニットには、前記ウエハ載置台15
上に載置されたウエハ14を、このスクライブライン等
を基準として正確にアラインメントすべく、CCDカメ
ラやレーザーを用いたアライメント機構が設けられてい
ると共に、ウエハ載置台15のZ方向の位置検出並びに
その上に載置されたウエハ14等の厚さを検出すべく、
図1に想像線で示しているように静電容量センサー36
aを用いた検出回路36が設けられて、これらの下側に
まで前記ウエハ載置台15が移動可能となっている。
【0032】一方、前記装置本体11の左側にはプロー
ブカード交換器37が設けられている。このプローブカ
ード交換器37内にはカード収納棚38が設けられ、こ
の収納棚38に前述したカードホルダー25付きの各種
のプローブカード22が挿脱可能に収納保管されてい
る。これらプローブカード22は、必要に応じ前記カー
ド収納棚38から取り出して、前記装置本体11のヘッ
ドプレート17中央のインサートリング18に取付けセ
ットされる。このプローブカード22の取付け並びに交
換作業は、オペレータが手動的に、或いは図示しないが
前記ウエハハンドリングアーム16と同様の装置を介し
て自動的に行われる。そのプローブカード自動交換装置
は例えば米国特許No.4,966,520に記載され
ているものと同様で良い。
【0033】図7は前記メインステージ13を示すもの
で、これはY方向に延在される2本のレール41aに沿
って移動可能なYテーブル41と、このYテーブル41
上をX方向に延在される2本のレール42aに沿って移
動可能なXテーブル42とを有し、これらがパルスモー
タなどを含む慣用のX−Y駆動機構によって駆動される
と共に、更にそのXテーブル42に前記ウエハ載置台1
5を支持する昇降並びに回転可能なZ軸43(図1参
照)を有し、これが慣用の昇降駆動機構並びに回転駆動
機構により駆動されることで、該ウエハ載置台15がX
−Y方向(前後左右)及びZ方向(上下)並びθ方向
(Z軸回りの回転)に移動制御されるようになってい
る。なお、これらのX−Y駆動機構及び昇降駆動機構並
びに回転駆動機構は図7に符号44,45,46で示す
ように後述する制御系によりそれぞれ駆動制御される。
【0034】また、図7に示す如く、前記メインステー
ジ13のXテーブル42の側面には昇降機構47が取付
けられ、この昇降機構47により昇降可能に移動カメラ
48が設置されている。この移動カメラ48は、高倍率
部48aと低倍率部48bとから構成されている。一
方、前記ウエハ載置台15の外周側部に小片49が水平
に突出固定されている。この小片49の上面には、導電
性薄膜、例えばITO(indium tin oxide)薄膜あるい
はクロムメッキが施されていると共に、中央に十字マー
ク等のターゲット49aが形成されている。
【0035】この小片49はウエハ載置台15と一体に
昇降並びに回転し、前記移動カメラ48の高倍率部48
aの光軸上に移動して、このターゲット49aの十字マ
ーク中心が、前記ウエハ載置台15のθ方向(Z軸回り
の回転)の位置を移動カメラ48により検出する際の基
準点として機能する。また、その小片49のターゲット
49aの周囲表面の導電性薄膜は、前記アラインメント
ユニットにおける静電容量センサー36aによるウエハ
載置台15のZ方向の位置(高さ)検出を可能としてい
る。
【0036】こうしたメインステージ13のウエハ載置
台(チャック)15は、上面に予備アライメントされて
載置されたウエハ14と共にアラインメントユニットに
移動し、そのウエハ14をCCDカメラやレーザーを用
いたアライメント機構により正確にアラインメントする
と共に、ウエハ載置台15の上昇量(Zアップ量)を算
定するのに、静電容量センサー36aによるウエハ載置
台15の基準高さ検出並びにその上のウエハ14の厚さ
検出が行われ、次にプローブカード22の真下に戻っ
て、該ウエハ14の各半導体チップを所定の順番に従っ
て検査すべく、ウエハ載置台15と共にX−Y方向及び
θ方向に位置合わせ制御されながら上昇(Zアップ)さ
れるようになる。この位置合わせ制御の詳細は特開昭6
4−73632号等に開示されていると同様である。
【0037】前記プローブカード22の詳細を図1及び
図2に示す。即ち、このプローブカード22は、中央に
開口を有したプリント基板であるカード本体24の該中
央開口両側縁部から斜め下方に向けて多数本のプローブ
針23をウエハ14上の一個或いは複数個のチップの電
極パッドに対応して突設した構成である。このプローブ
カード22の針23付きのカード本体24がリング状の
カードホルダー25の段部に嵌合してピンやねじ等によ
り位置決め固定されている。
【0038】こうしたプローブカード22は、カードホ
ルダー25を前記インサートリング18の下面部に接合
して図示しないが締結具による締結或いは自動セット用
の上下動可能な支持リングによる挟み付けにより、前記
ウエハ載置台15の上方の対向位置に交換可能に取付け
セットされている。
【0039】なお、前記プローブカード22は、前述の
ようにカード本体24に対し各プローブ針23を斜めに
装着した斜針タイプのものに代え、各プローブ針を垂直
に支持した垂直針タイプの例えば多ピン用高密度プロー
ブカード(VTPC)などでも良い。
【0040】こうしたプローブカード22をインサート
リング18に取付けセットすることで、このカード本体
(プリント基板)24の多数の電極が該インサートリン
グ18に装着したコンタクトリング26と電気的に接続
される。この結果、各プローブ針23がコンタクトリン
グ26とポゴピンを介して前述のテストヘッド27と電
気的に接続される。これで該プローブ針23の針先にウ
エハ載置台15の上昇によりウエハ14の半導体チップ
の各電極パッドが接触することで、該チップ(素子)の
電気的特性をテスタ28により検査できるようになる。
【0041】前記ウエハ14の半導体チップの検査(テ
スト)時のウエハ載置台の上昇(Zアップ)は、最下位
基準位置からプローブカード22の下側近傍まで高速で
行われ、その後低速で該ウエハ14の半導体チップの電
極パットがプローブ針23に接触する接触高さ(コンタ
クトポイント)まで上昇し、更に該コンタクトポイント
よりも僅かであるが所定量上昇(オーバドライブ)して
停止される。その初期の高速上昇距離は操作時間の短縮
の面で約20mm程度、低速上昇距離はプローブカード
22の製造誤差や品種等により異なる針先高さを考慮し
余裕を持って約3〜8mm程度、オーバドライブ量はプ
ローブ針23と半導体チップの電気パッドとの電気的接
触をより確実にするために50〜100μm 程度に設定
するのが良い。
【0042】ところで、装置本体11上部のヘッドプレ
ート17はウエハ載置台15と共通の架台12に強固な
支持枠16を介し水平に支持され、このヘッドプレート
17の略中央の円形穴の内周段部17a上にインサート
リング18が水平に載架嵌合されて、該ウエハ載置台1
5上面とヘッドプレート17とインサートリング18と
の3者の一様の平行度がとられているが、このインサー
トリング18に実際にプローブカード22を位置決めセ
ットし、更にその上側にコンタクトリング26を介し重
いテストヘッド27を載置した状態では、ヘッドプレー
ト17やインサートリング18やプローブカード22の
取付けミス或いはプローブカード22自体の製作誤差や
固有の変形等により、該プローブカード22が多数本の
プローブ針23群の針先高さの傾きを生じている場合が
多々ある。
【0043】このプローブカード22の針先高さの傾き
(水平度)を検出して修正する手段として、まず、図1
及び図2に示す如く、円環状の前記インサートリング1
8が、この外周を前記ヘッドプレート17の略中央の円
形穴の内周段部17a上に載架するように嵌合位置決め
されていると共に、そのインサートリング18の周方向
に等間隔を存した複数箇所(実施例では3箇所)を支持
して後述する修正指示に従って傾き調整ができる傾き修
正機構51が備えられている。
【0044】即ち、その傾き修正機構51は、前記イン
サートリング18の周囲を3点支持するもので、その3
箇所の支点のうち、1箇所がボールヒンジ機構52で、
他の2箇所の支点A,Bが支持高さ調整ねじ機構53で
構成されている。
【0045】前記1箇所のボールヒンジ機構52は、ヘ
ッドプレート17の内周段部17a上面凹部とインサー
トリング18から外周に突設した突片部18a下面凹部
との間に介挿された鋼球製の1個のボール52aと、こ
れを中心にその両側近傍で該突片部18aをヘッドプレ
ート17に締結する止めねじ52bとを用いた構成であ
る。
【0046】前記残り2箇所の支点A,Bの支持高さ調
整ねじ機構53は、インサートリング18からそれぞれ
外周に突設した突片部18bに縦軸的に螺貫した手動調
整ねじ53aと、この手動調整ねじ53aの段付き中心
孔に貫挿してヘッドプレート17に螺合締め付けられる
止めねじ53bとを用いた構成である。なお、その手動
調整ねじ53aは、この頭部に目盛り53c付きダイア
ル操作部53dを持つ構成で、その目盛り53cを選択
して基準矢印に合わせるように該操作部53dを正逆回
転操作することで、インサートリング18の突片部18
bを所望の支持高さに可変調整できる。
【0047】また、前述の如く実際にセットしたプロー
ブカード22の多数本のプローブ針23群の針先高さを
検出する手段として、後述する如く、複数の独立した検
知領域を持ち且つ前記ウエハ載置台15上面にウエハ1
4と同様に載置される接触式変位センサー55と、この
接触式変位センサー55の各検知領域がプローブ針23
と接触したとき発生する電圧変化を各々検出する検出回
路60とが備えられている。この検出器60からの各信
号とウエハ載置台15の上昇量を基に該プローブ針23
群の前後左右箇所の針先高さをそれぞれ認識しプローブ
針23群の針先高さの傾き度合並びに傾き方向を演算し
て修正指示を出す手段として制御系70が備えられてい
る。
【0048】なお、その接触式変位センサー55は、図
3及び図4に示す如く、センサー本体部56と基板57
とで平坦板状に成形されている。そのセンサー本体部5
6は、図4に拡大して示す如く、圧電プラスチックの一
つである厚さ28μm 程度のPVDF(ポリフッ化ビニ
リデン)フイルム56aの両面に電極56b、56cを
設けた3層構成で、そのPVDFフイルム56aはこの
結晶に機械的な歪みを作用させると発生する電気的分極
現象(圧電効果)により両電極56b、56c間に電圧
を生じる。その両電極56b、56cは例えばアルミ蒸
着等により全面に亘り形成された導電性箔膜で、特にそ
の上面の電極56bが前記アラインメントユニットにお
ける静電容量センサー36aに検知可能に対応すべく導
電性膜とされている。
【0049】この接触式変位センサー55のセンサー本
体部56のプローブ針23と接触する検知領域が図3に
a,b,c,dで示す如く同一平面上で前後左右に4分
割され、それぞれ独立して個々に圧電効果により電圧を
発生するようになっている。即ち、下面の電極56cは
ベタグランドのように全域共通であるが、その上側のP
VDFフイルム56aと上面の電極56bとが十字状の
切れ目により四方に等しく分離独立せしめられている。
【0050】一方、前記接触式変位センサー55の基板
57は、柔軟性を持つ前記センサー本体部56を平坦に
支える機能を果たすもので、被検査体の素材であるシリ
コンウエハをそのまま用いるか、或いはガラスやエポキ
シやセラミック等で別途製作したものが用いられてい
る。なお、そのシリコンウエハなどの導電性基板の場合
は、これをそのまま前記センサー本体56のベタグラン
ドの下面電極56cとして利用する考えもあるが、上面
に絶縁酸化膜を施して該センサー本体56が接着等によ
り重合固定されている。
【0051】また、この基板57は被検査体であるウエ
ハ14と同等の外径並びに厚さ、更にはオリエンテーシ
ョンフラット等を持つ形状である。この上面に非常に薄
い前記センサー本体部56が重着しているのみであるこ
とから、接触式変位センサー55が全体的に見ても被検
査体であるウエハ14と略同形状となっている。これで
接触式変位センサー55が必要に応じ前述したウエハ1
4と略同様に移載手段によりウエハ載置台15上面に自
動的に移載されるようになっている。即ち、接触式変位
センサー55は、図5で示したオートローダ31の適当
箇所に収納保管され、そこから必要時にローダステージ
34により搬出されて予備アライメントされた後に、ウ
エハハンドリングアーム35によりウエハ載置台15上
面に載置され、更にアライメントユニットにおいて正確
に位置決めされるようになっている。
【0052】前記検出回路60は、接触式変位センサー
55のセンサー本体部56の各検知領域a,b,c,d
がプローブ針23と接触したとき発生する電圧変化を個
々に検出するように、4個の電圧計61a,61b,6
1c,61dをウエハ載置台15側に固定して備えてい
る。
【0053】なお、接触式変位センサー55の基板57
には、センサー本体部56の各検知領域a,b,c,d
の上面電極56bからそれぞれ導出したリード線(プリ
ント配線等)と接続する接続端子58a,58b,58
c,58dと、下面電極(共通グウランド)56cと接
続するアース端子58fとが設けられている。この接触
式変位センサー55をウエハ載置台15上面に載置する
ことで、各接続端子58a〜58d及びアース端子58
fが各々ウエハ載置台15上面に埋め込む状態に設けた
検知回路60の各接続端子62…と合致接合して、各検
知領域a,b,c,dと電圧計61a〜61dとの電気
的接続が自動的に行われるようになっている。
【0054】前記制御系70は、図6に示す如く、メモ
リーを備えたCPU71を有する。このCPU71に
は、まず、X−Y方向移動制御回路72と、Z方向移動
制御回路73と、θ方向移動制御回路74とがそれぞれ
接続されている。これら各制御回路が図6に示したメイ
ンステージ13のウエハ載置台15をX−Y方向とZ方
向とθ方向に移動させるX−Y駆動機構44と昇降駆動
機構45と回転駆動機構46とに接続され、その各々の
機構をコントロールするようになっている。
【0055】このCPU71に、前記アライメントユニ
ットの静電容量センサー36aを用いた検出回路36が
接続されていると共に、前記接触式変位センサー55の
検出回路60が接続され、それら検出回路36,60か
らの各検出信号とウエハ載置台15の上昇量を基に該プ
ローブ針23群の前後左右箇所の針先高さをそれぞれ認
識できるようになっている。また、このCPU71に傾
き修正回路75が接続され、これにディスプレー76が
接続されている。つまり、CPU71が前述の如くプロ
ーブ針23群の前後左右箇所の針先高さをそれぞれ認識
することで、その結果から、該傾き修正回路75が予め
プログラムを組んだ計算ソフトに乗っ取って該プローブ
カードのプローブ針23群の針先高さの傾き度合並びに
傾き方向を演算して修正指示をディスプレー76に表示
する。
【0056】その傾き修正指示は、前記インサートリン
グ18の傾き修正機構51の支点A,Bにおける支持高
さを±数値で各々指示するもので、このA,B各指示の
±数値にそれぞれ応じた目盛り53cを基準矢印に合わ
せるように手動調整ねじ53aの正逆回転操作すること
で、インサートリング18をボールヒンジ機構52を支
点に傾動させてプローブ針23群の針先高さの傾きを水
平に修正できるようになっている。
【0057】以上の構成のプローブ装置(ウエハプロー
バ)の作用を述べると、まず、プローブカード22をカ
ードホルダー25を介し新規にインサートリング18に
取付けセット或いは交換などした場合、最初に、オート
ローダ31等に収納保管しておいた接触式変位センサー
55をローダステージ34により搬出して予備アライメ
ントした後に、ウエハハンドリングアーム35によりウ
エハ載置台15上面に載置し、更にアライメントユニッ
トにおいて画像認識しながらアライメントして正確に位
置決め保持する。また、そのアライメントユニットにお
いて静電容量センサー36aを用いた検出回路36によ
りウエハ載置台15上面高さと、この上側の該接触式変
位センサー55の上面電極56bの高さを検出し、この
差から該接触式変位センサー55の厚さD1 を検出して
前記制御系70のCPU71のメモリーにストアする。
【0058】こうしてから、ウエハ載置台15をメイン
ステージ13のX−Y駆動機構44により中央最下基準
位置に戻し、そこで昇降駆動機構45により適当高さま
で高速上昇させ、次に低速でゆっくり上昇させて行く。
このウエハ載置台15のZアップにより、その上面の接
触式変位センサー55のセンサー本体56の前後左右の
検知領域a〜dの上面電極56b膜が前記プローブカー
ド22のプローブ針23の針先と接触するようになる。
【0059】この針接触により、瞬時に、該接触式変位
センサー55のセンサー本体56の各検知領域a〜dの
PVDFフイルム56aが圧電効果により上下電極56
b、56c間に電圧を生じ、これを検出回路60の各電
圧計61a〜61dで検出し、この各検出信号が前記制
御系70のCPU71に入力される。この検出回路60
からの各検出信号を基にCPU71が当該プローブカー
ド22のプローブ針23群の前後左右箇所の針先高さを
認識してメモリーにストアする。即ち、接触式変位セン
サー55の各検知領域a〜dの上面が各々プローブ針2
3の針先に接触した各時点のウエハ載置台15のZ高さ
(最下基準位置からのZアップ距離)ZH1 をZ方向移
動制御回路から認識して記憶する。
【0060】こうしたら、一旦、Z方向移動制御回路7
3からの下降指令で昇降駆動機構45によりウエハ載置
台15を元の基準位置まで下降させる。一方、そのCP
U71が前述の如くプローブ針23群の前後左右箇所の
針先高さをそれぞれ認識することで、その結果から、傾
き修正回路75が予めプログラムを組んだ計算ソフトに
乗っ取って該プローブカードのプローブ針23群の針先
高さの傾き度合並びに傾き方向を演算して修正指示をデ
ィスプレー76に表示する。
【0061】つまり、前述の接触式変位センサー55の
前後左右の検知領域a〜dが全て同時にプローブ針23
群の前後左右の針先と接触した場合は、検出回路60の
各電圧計61a〜61dからの各検出信号が同時にCP
U71に入力されることから、プローブ針23群の前後
左右箇所の針先高さが全て同一であると認識し、傾き修
正回路75は該プローブカード22のプローブ針23群
の針先高さの傾きが無いものとして、支点A,B共に支
持高さ修正指示を±0とディスプレー76に表示する。
この場合、プローブカード22は針先高さが水平にセッ
トされているので修正不要である。
【0062】また、接触式変位センサー55の前後左右
の検知領域a〜dがプローブ針23群の前後左右の針先
にタイミング的にずれて接触した場合は、検出回路60
の各電圧計61a〜61dからの各検出信号が時間差を
持ってCPU71に入力されることから、プローブ針2
3群の前後左右箇所の針先高さにバラツキがあると認識
し、その針先高さのバラツキから傾き修正回路75が該
プローブ針23群の針先高さの傾き度合並びに傾き方向
を演算し、これに応じて支点A,Bにおける支持高さを
±数値でディスプレー76に表示する。
【0063】こうした場合、オペレータがインサートリ
ング18の傾き修正機構51の支点A,Bにおける支持
高さ調整ねじ機構53の手動調整ねじ53aを正逆回転
操作して、前記ディスプレー76に表示されたA,B各
修正指示の±数値と対応した目盛り53cを基準矢印に
合わせることで、該インサートリング18をボールヒン
ジ機構52を支点に傾動させてプローブ針23群の針先
高さの傾きを水平に修正できるようになる。
【0064】つまり、プローブカード22の製作誤差や
変形や取付けミス等によるプローブ針23群の針先高さ
の傾きを実際のセット状態で確実に検出して、そのまま
傾き修正を非常に簡便且つ確実に行うことができるよう
になる。
【0065】こうした針先高さ傾き修正後は、基準位置
まで下降したウエハ載置台15上から接触式変位センサ
ー55をウエハハンドリングアーム35により取上げ、
且つローダステージ34によりオートローダ31等の元
の保管位置に戻す。そして、実際に検査する被検査体で
ある最初の一枚目のウエハ14をオートローダ31のウ
エハカセット32内からローダステージ34により搬出
して、前述同様に予備アライメントした後に、ウエハハ
ンドリングアーム35によりウエハ載置台15上面に載
置し、更にアライメントユニットにおいて画像認識機構
によりアライメントして正確に位置決め保持する。そし
てそのウエハ14を保持したウエハ載置台15をメイン
ステージ13の中央最下基準位置に戻す。
【0066】その際、該アライメントユニットにおいて
静電容量センサー36aを用いた検出回路36によりウ
エハ載置台15上面高さと、この上側のウエハ14の上
面高さを検出し、この差から該ウエハ14の厚さD2
検出して前記制御系70のCPU71に入力する。
【0067】これで、そのCPU71では、前記接触式
変位センサー55の厚さD1 データと該ウエハ14の厚
さD2 データとの差±Δ(D1 −D2 )を求め、この±
Δを前記プローブカード22のプローブ針23群の針先
高さ、即ち前回の接触式変位センサー55の上面がプロ
ーブ針23の針先に接触した時点のウエハ載置台15の
Z高さZH1 に加えて、該ウエハ14がZアップにより
実際にプローブ針23群の針先に接触する接触高さZH
2 =ZH1 +(±Δ)、即ち実際にセットした状態のプ
ローブカード22の針に対する被検査体でるウエハ14
のコンタクトポイントを求める。このコンタクトポイン
トZH2 に合わせて検査時のウエハ載置台15の上昇量
(最下基準位置からのZアップ量)を設定する。なお、
実施にはそのコンタクトポイントから更に50〜100
μm 程度のオーバドライブ量を加えたZアップ量をZ方
向移動制御回路73に設定する。
【0068】この指示に従って昇降駆動機構45がウエ
ハ載置台15を上昇させることで、この上面のウエハ1
4の半導体チップの各電極パッドがプローブカード22
のプローブ針23群の針先に確実に接触して、そのウエ
ハ14の各半導体チップが次々と適確に電気的特性検査
されるようになり、接触不良や被検査体とプローブ針と
の衝突・破損等と言った不具合が防止されるようにな
る。こうして一枚目のウエハ14の検査終了後は、それ
をオートローダ31のウエハカセット32内に戻すと共
に、そのまま2枚目のウエハ14をウエハ載置台15上
に移載して前述同様に次々と検査できるようになる。
【0069】なお、前記接触式変位センサー55を、こ
の厚さが被検査体のウエハ14の厚さと全く同一寸法に
設定できれば、前述した静電容量センサー36aを用い
た厚さ検出を行わずに、コンタクトポイントを求めるこ
とが可能である。
【0070】また、接触式変位センサー55は四方に分
離独立した検知領域a〜dを持つと述べたが、これは3
分割又は4分割以上の多数分割の検知領域を持つ構成と
しても可である。
【0071】更に、前記実施例では、接触式変位センサ
ー55をウエハ載置台15上に必要時のみ載置可能なダ
ミーウエハ状に構成したが、ウエハ載置台15の一部
(ウエハ14の載置に支障にならない部分)に固定的に
設けておいても可である。
【0072】一方、前記傾き修正機構51のボールヒン
ジ機構52と一対の支持高さ調整ねじ機構53を、ヘッ
ドプレート17に対するインサートリング18の支持点
に設置して、該インサートリングを傾動調整可能にした
が、装置本体11の支持枠16に対するヘッドプレート
17の支持点に前述同様の傾き修正機構51のボールヒ
ンジ機構52と一対の支持高さ調整ねじ機構53を設け
て、該ヘッドプレート17を傾動調整可能に構成しても
可である。この場合はそれら機構の設置スペースが楽に
確保できる有利さがある。
【0073】また、前記傾き修正機構51の各支持高さ
調整ねじ機構53は、前述の目盛り付きダイアル操作部
を持つ手動調整ねじ方式に代えて、モータオートドライ
ブ付きボールねじを用いても良く、この場合、モータオ
ートドライブを前述の制御系70の傾き修正回路75に
電気的に接続し、該傾き修正回路75からの傾き修正指
示信号によりモータを正逆回転させてボールねじにより
インサートリング18或いはヘッドプレート17の支持
高さを可変することで、プローブ針23群の針先高さの
傾きを自動的に修正できるようになる。
【0074】更に、前記実施例では針先高さ検出手段と
して、接触式変位センサー55及びこの電圧変化を検出
する検出回路60を用いたが、これに代えて、図示しな
いが、例えば被検査体を搭載するウエハ載置台15に該
検査体の代わりに移載され且つ該載置台15の上昇によ
りプローブカード22のプローブ針23に接触する導電
性のダミープレートと、このダミープレートにそれぞれ
のプローブ針が接触したか否かを確認するコンタクトチ
ェックプログラム入りテスタとを備え、このテスタから
の信号と載置台の上昇量を基に複数箇所のプローブ針の
針先高さを検出するようにしても良い。
【0075】また更に、前記針先高さ検出手段として、
セット状態のプローブカード22のプローブ針23群の
複数箇所の針先のバラツキを確認するCCDカメラ等の
拡大カメラと、このカメラのフォーカス深度から該複数
箇所のプローブ針23の針先高さを検出する検出回路と
を用いても良い。
【0076】図8及び図9は第2の実施例を示すもの
で、前記先の実施例の如く装置本体11のヘッドプレー
ト17のインサートリング18にカードホルダー25を
介してプローブカード22を位置決め支持する従来一般
のタイプと異なり、ここの例では、装置本体11上部に
起倒回動可能に設置されるテストヘッド27の下部にカ
ードホルダー80を介してプローブカード22を位置決
め支持した新規タイプのプローブ装置を示す。
【0077】この新規タイプのプローブ装置では、プロ
ーブカード22を保持するカードホルダー81を、テス
トヘッド27の中央下面部に対し、傾き修正機構91に
より少なくとも3箇所で吊持する如く支持し、それらの
支持高さを修正指示を出す手段に従って調整することに
より、該プローブカード22のプローブ針23群の針先
高さの傾きを修正する構成である。
【0078】即ち、前記カードホルダー81は、コンタ
クトリングを兼ねた矩形円筒状のホルダー本体82と、
この下端部にプローブカード22を位置決めピンや締結
具により保持するリング状の挟持部材83とで構成され
ている。そしてホルダー本体82の上端外周縁に3個の
突片部84a、84bが放射状に等配して突設されてい
る。
【0079】前記傾き修正機構91は、前記カードホル
ダー81の3個の突片部84a及び84bをテストヘッ
ド27の下部に吊持する3点支持(一箇所図示せず)構
造で、前記実施例と同様に、3箇所の支点のうち、1箇
所がボールヒンジ機構92で、他の2箇所の支点が支持
高さ調整ねじ機構93で構成されている。
【0080】つまり、1箇所のボールヒンジ機構92
は、突片部84aの上面凹部とテストヘッド27内の底
面フレーム27aの下面凹部との間に介挿された鋼球製
の1個のボール92aと、これを中心にその両側近傍で
該突片部84aを固定部材27aに締結する止めねじ9
2bとを用いた構成である。
【0081】前記残り2箇所の支点の支持高さ調整ねじ
機構93は、モータオートドライブ方式で、テストヘッ
ド27内のフレーム27bに固設したモータ93aと、
このモータ93aにより正逆回転駆動可能で且つ前記突
片部84bに縦軸的に貫挿されたボールねじ93bと、
突片部84bの下部に固着され前記ボールねじ93bと
螺合するねじ送り用ナット93cとで構成されている。
【0082】一方、前述の如くテストヘッド27下部に
実際にセットしたプローブカード22の多数本のプロー
ブ針23群の針先高さを検出する手段としては、装置本
体11内のウエハ載置台15の側部に取り付けられプロ
ーブカード22のプローブ針23群の複数箇所の針先の
バラツキを確認するCCDカメラ等の拡大カメラ100
と、このカメラ100のフォーカス深度から該複数箇所
のプローブ針23の針先高さを検出する検出回路102
とを備えている。
【0083】そのカメラ100を該ウエハ載置台15の
移動制御によりプローブカード22の真下に移動させ、
そこで該カメラ100によりプローブ針23群の複数箇
所の針先のバラツキを拡大して見て、その時の各部の針
先に対するカメラのフォーカス深度から検出回路により
該複数箇所のプローブ針23の針先高さを検出する。こ
うして得た複数箇所のプローブ針23の針先高さ検出結
果を先の実施例同様の制御系の傾き修正回路に入力する
ことで、予めプログラムを組んだ計算ソフトに乗っ取っ
て該プローブカードのプローブ針群の針先高さの傾き度
合並びに傾き方向を演算して修正指示をディスプレー1
01に表示する一方、この修正指示信号によりに傾き支
持機構91の2箇所の支持高さ調整ねじ機構93のモー
タ93aを駆動して、ボールねじ93bを正逆回転させ
る。これでカードホルダー81の2箇所の支持高さを可
変することで、該カードホルダー81をボールヒンジ機
構92を支点に傾動させてプローブ針23群の針先高さ
の傾きを水平に自動修正できるようになる。
【0084】なお、この実施例においても、針先高さ検
出手段として、前記CCDカメラ100に代えて、先の
実施例で述べた如くウエハ載置台15の上昇によりプロ
ーブカード22のプローブ針23に接触する接触式変位
センサー55或いは導電性のダミープレートとこの電圧
変化を検出する検出回路60を用いても可である。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々変更可
能である。
【0085】図10乃至図12は第3の実施例を示し、
前記実施例と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。図10および図11に示すように、プローブ装
置本体11には架台12から立設された支持枠16が設
けられており、この支持枠16には本実施例においては
テストヘッド27を4点で支持する支持部が設けられて
いる。これら支持部のうち、1個は固定支持部111
に、残りの3個は可動支持部112に構成され、可動支
持部112は固定支持部111を基準として上下方向に
移動してテストヘッド27の傾きを調整可能なテストヘ
ッド平行度調整機構113を備えている。
【0086】このテストヘッド平行度調整機構113を
説明すると、前記支持枠16の上端部には縦穴114が
設けられており、この縦穴114の底部には正逆回転可
能なモータ115が垂直にして収納されている。モータ
115の回転軸はスクリューロッド116に形成されて
おり、このスクリューロッド116には支承部材117
が螺合されている。
【0087】支承部材116は外周面が例えば四角形に
形成され、縦穴114に対して回転不能で、上下方向に
移動自在になっており、スクリューロッド116の回転
に伴って上下するようになっている。支承部材117の
上端部には球状の支承体117aが一体に設けられてお
り、この支承体117aは固定支持部111の支承体1
17aと同一形状に形成されている。
【0088】一方、前記テストヘッド27の下面で、前
記固定支持部111と可動支持部112に対向する部分
には球状の支承体117aと当接する凹部を有した支承
受け体118が設けられている。したがって、テストヘ
ッド27はその四隅が球状の支承体117aによって支
持されている。
【0089】また、前記固定支持部111および可動支
持部112には支持枠16とテストヘッド27とを連結
するためのクランプ機構119が設けられている。この
クランプ機構119は、前記支承体117aに固定され
たベース120に対して支柱121が立設され、この支
柱121の上端部には枢支ピン122を支点として回動
自在な回動レバー123を備えている。回動レバー12
3の先端部には前記テストヘッド27に固定された支承
受け体118の肩部118aに当接可能な当接部124
を有し、基端部はベース120に固定されたエアシリン
ダ125と連結されている。そして、エアシリンダ12
5によって回動レバー123の基端部を押し上げること
により、当接部124が支承受け体118の肩部118
aに当接し、支承受け体118を介してテストヘッド2
7を支持枠16に対して押し付けることにより、テスト
ヘッド27を固定できるようになっている。
【0090】一方、装置本体11の内部に設置され、半
導体ウエハ14を載置するウエハ載置台15を有したメ
インステージ13は、架台12の上面に設けられたステ
ージガイド126に対して水平面内で移動自在に支持さ
れている。すなわち、ステージガイド126はウエハ載
置台15の水平基準面に形成されている。
【0091】このウエハ載置台15には横方向に水平に
突出するカメラ固定台127が設けられ、このカメラ固
定台127にはプローブ針平行度計測手段としての光学
系、例えばテレビカメラ128が搭載されている。この
テレビカメラ128は上方、すなわちプローブカード2
2に対向しており、ウエハ載置台15のXYおよびZ方
向の移動と一体に移動し、水平基準面となるステージガ
イド126に対するプローブカード22の傾き、具体的
には多数のプローブ針23の傾きを光学的に計測するよ
うになっている。
【0092】前記テレビカメラ128は、制御手段とし
ての制御回路129に電気的に接続されており、水平基
準面となるステージガイド126に対するプローブ針2
3の平行度検出信号を制御回路129を介して前記テス
トヘッド平行度調整機構113に入力し、テストヘッド
平行度調整機構113を制御することができる。
【0093】次に、第3の実施例の作用について説明す
る。まず、テストヘッド27を支持枠16に設けられた
固定支持部111と可動支持部112とによって支持
し、クランプ機構119のエアシリンダ125によって
回動レバー123の基端部を押し上げ、当接部124を
支承受け体118の肩部118aに当接し、支承受け体
118を介してテストヘッド27を支持枠16に対して
押し付けることにより、テストヘッド27を固定する。
【0094】一方、ウエハ載置台15に対して半導体ウ
エハ14を載置した状態で、ウエハ載置台15をXY方
向に移動すると、ウエハ載置台15に搭載されたテレビ
カメラ128も一体にXY方向に移動し、プローブカー
ド22に配列された多数のプローブ針23の傾きを光学
的に計測する。
【0095】すなわち、プローブカード22に配列され
たプローブ針23が図12に示すように基準線Oに対し
て傾いていた場合、制御回路129は、プローブ針23
の最も低い位置イ点と、最も高い位置ロ点の高さを計測
し、その差Z1 を測定し、同時にイ点とロ点の距離aを
求める。一方、テストヘッド27を支持するテストヘッ
ド平行度調整機構113相互間の距離bは一定であるた
め、aとbおよびZ1によりZ2 およびθ1 を算出す
る。
【0096】制御回路129の算出結果に基づいて各テ
ストヘッド平行度調整機構113に制御信号が入力され
ると、各テストヘッド平行度調整機構113は制御回路
129からの指令信号によって作動する。すなわち、前
記イ点側に位置するテストヘッド平行度調整機構113
のモータ15は正転し、ロ点側に位置するテストヘッド
平行度調整機構113のモータ15は逆転する。したが
って、イ点側に位置するテストヘッド平行度調整機構1
13のモータ15の正転に伴ってスクリューロッド11
6に螺合された支承部材117は上昇し、ロ点側に位置
するテストヘッド平行度調整機構113のモータ15の
逆転に伴ってスクリューロッド116に螺合された支承
部材117は下降する。
【0097】このように各テストヘッド平行度調整機構
113の支承部材117の昇降によって支承部材117
の支承体117aに支承されたテストヘッド27の傾き
が修正され、同時にこのテストヘッド27に固定された
プローブカード22のプローブ針23の傾きを修正して
水平基準面となるステージガイド126に対する平行度
を保つことができる。
【0098】なお、前記実施例によれば、制御回路12
9の算出結果に基づいて隣り合う可動支持部112に位
置する両テストヘッド平行度調整機構113の一方を上
昇させ、他方を下降することにより、プローブカード2
2のプローブ針23の傾きを修正したが、テストヘッド
27の固定支持部111に支持された部分を基準として
可動支持部112を可動する場合には、その可動支持部
112に位置するテストヘッド平行度調整機構113の
みを上昇または下降することによりテストヘッド27を
介してプローブカード22のプローブ針23の傾きを修
正し、水平基準面となるステージガイド126に対する
平行度を保つことができる。
【0099】また、テストヘッド27をクランプ機構1
19によってクランプした状態で、テストヘッド平行度
調整機構113を上昇または下降することにより平行度
を保つように調整したが、クランプ機構119のクラン
プを解除した状態で、平行度を保つように調整し、その
後、クランプ機構119によってテストヘッド27をク
ランプしてもよい。
【0100】図13は第4の実施例を示すもので、前記
実施例と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。プローブ装置本体11の水平基準面としてのヘッド
プレート17には被検査体平行度計測手段としての光学
系、例えばテレビカメラ130が設けられている。テレ
ビカメラ130はウエハ載置台15に対向しており、ウ
エハ載置台15に載置された半導体ウエハ14の平行度
を計測するようになっている。すなわち、半導体ウエハ
14はウエハ載置台15に対して密着状態に固定される
が、反り等によって僅かな傾きが発生している場合があ
り、この傾きを計測し、その計測結果からテストヘッド
27を介してプローブカード22のプローブ針23の傾
きを修正するようになっている。
【0101】前記テレビカメラ130は、制御手段とし
ての制御回路129に電気的に接続されており、水平基
準面となるステージガイド126に対するプローブ針2
3の平行度検出信号とともに半導体ウエハ14の平行度
検出信号を制御回路129を介して前記テストヘッド平
行度調整機構113に入力し、テストヘッド平行度調整
機構113を制御することができる。
【0102】すなわち、ウエハ載置台15に対して半導
体ウエハ14を載置した状態で、ウエハ載置台15をX
Y方向に移動し、テレビカメラ130によって半導体ウ
エハ14の複数点、例えば3カ所の平行度を測定し、そ
のときのZの値によりθ2 xとθ2 yを求め、その測定
値は、半導体ウエハ14の平行度検出信号として制御回
路129に入力される。
【0103】一方、ウエハ載置台15に搭載されたテレ
ビカメラ128も一体にXY方向に移動するため、第3
の実施例と同様に、プローブカード22に配列された多
数のプローブ針23の傾きを光学的に計測し、その測定
値は、プローブ針23の平行度検出信号として制御回路
129に入力される。
【0104】制御回路120は、プローブ針23の傾き
θ1 と半導体ウエハ14の傾きθ2が入力するため、θ1
−θ2 を算出し、その算出結果が各テストヘッド平行
度調整機構113に制御信号が入力されると、各テスト
ヘッド平行度調整機構113は制御回路129からの指
令信号によって作動する。したがって、第3の実施例と
同様にテストヘッド平行度調整機構113の支承部材1
17の昇降によって支承部材117の支承体117aに
支承されたテストヘッド27の傾きが修正され、同時に
このテストヘッド27に固定されたプローブカード22
のプローブ針23の傾きを修正して水平基準面となるス
テージガイド126に対する平行度を保つことができ
る。
【0105】この実施例によれば、半導体ウエハ14の
傾きとプローブカード22のプローブ針23の傾きの両
方のデータを元にテストヘッド27を昇降させてプロー
ブ針23の傾きを修正することができ、確実に電気的特
性を検査できるという効果がある。
【0106】
【発明の効果】本発明のプローブ装置は、以上説明した
構成としたので、プローブカードの製作誤差や変形や取
付けミス等によるプローブ針群の針先高さの傾きを実際
のセット状態で検出して、そのまま傾き修正を非常に簡
便且つ確実に行うことができ、セットアップが楽で且つ
プローブ針と被検査体との接触精度を向上して検査精度
のアップが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の第1の実施例を示す要
部断面図。
【図2】同上実施例のプローブ装置の要部の平面図。
【図3】同上実施例のプローブ装置のプローブ針先高さ
検出手段としてウエハ載置台上面にセットした接触式変
位センサー並びに検出回路を示す平面図。
【図4】同上接触式変位センサーの拡大側面図。
【図5】同上実施例のプローブ装置の制御系を示すブロ
ック図。
【図6】同上実施例のプローブ装置の略全体構成を示す
一部切欠した正面。
【図7】同上実施例のプローブ装置のウエハ載置台付き
メインステージの概略的斜視図。
【図8】本発明のプローブ装置の第2の実施例を示す要
部断面図。
【図9】同上実施例のプローブ装置の概略的分解斜視
図。
【図10】本発明のプローブ装置の第3の実施例を示す
構成図。
【図11】同上の実施例のクランプ機構を拡大して示す
正面図。
【図12】同上の実施例の作用説明図。
【図13】本発明のプローブ装置の第3の実施例の作用
説明図。
【符号の説明】
11…プローブ装置本体、14…被検査体(半導体ウエ
ハ)、15…ウエハ載置台、17…ヘッドプレート、1
8…インサートリング、22…プローブカード、23…
プローブ針、25,81…カードホルダー、27…テス
トヘッド、28…テスタ、51,91…傾き修正機構、
52,92…ボールヒンジ機構、53,93…支持高さ
調整ねじ機構、53a…手動調整ねじ、53c…目盛
り、53d…ダイアル操作部、55…接触式変位センサ
ー、a〜d…検知領域、60…検出回路、70…制御
系、71…CPU、75…傾き修正回路、76…ディス
プレー、93a…モータ、93b…ボールねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−247202(JP,A) 特開 平4−361543(JP,A) 特開 平6−124982(JP,A) 実開 昭61−179763(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01R 31/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内の載置台に被検査体を搭載支
    持して上昇させ、この上方にカードホルダーを介し位置
    決めセットされたプローブカードの多数本のプローブ針
    に接触させてテストヘッドと電気的に導通することによ
    り該被検査体の電気的特性を検査するプローブ装置にお
    いて、 前記プローブカードの複数箇所のプローブ針の針先をカ
    メラによって確認し、そのカメラのフォーカス深度から
    該複数箇所のプローブ針の針先高さを検出する検出回路
    を備えたプローブ針の針先高さを検出する手段と、この
    針先高さ検出結果からプローブカードのプローブ針群の
    針先高さの傾き度合並びに傾き方向を演算して修正指示
    を出す手段と、前記カードホルダーを支持し前記修正指
    示に従って該カードホルダーの複数箇所の支持高さを調
    整することにより該プローブカードのプローブ針群の針
    先高さの傾きを修正する傾き修正機構を備え、 前記傾き修正機構は、カードホルダーまたはインサート
    リングあるいはヘッドプレートを少なくとも3点支持
    し、その3箇所の支点のうち、1箇所に傾動可能に支持
    するボールヒンジ機構を、残りの箇所に支持高さ調整ね
    じ機構を設けたことを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプローブ装置において、
    支持高さ調整ねじ機構は、目盛り付きダイアル操作部を
    持つ手動調整ねじ或いはモータオートドライブ付きボー
    ルねじを用いていることを特徴とするプローブ装置。
  3. 【請求項3】 装置本体内の載置台に被検査体を搭載支
    持して上昇させ、この上方にカードホルダーを介し位置
    決めセットされたプローブカードの多数本のプローブ針
    に接触させてテストヘッドと電気的に導通することによ
    り該被検査体の電気的特性を検査するプローブ装置にお
    いて、 前記装置本体に設けられたモータによって回転するスク
    リューロッド及びこのスクリューロッドに螺合され該ス
    クリューロッドの回転に伴って上下動し、前記テストヘ
    ッドを支承する支承部材とから構成され、前記テストヘ
    ッドの傾きを調整可能なテストヘッド平行度調整機構
    と、前記載置台に一体的に設けられ、XY及びZ方向に
    移動して載置台の水平基準面に対する前記プローブ針の
    平行度を光学的に計測するテレビカメラからなるプロー
    ブ針平行度計測手段と、このプローブ針平行度計測手段
    からの検出信号によって前記テストヘッド平行度調整機
    構を制御して前記テストヘッドの傾きを調整し、前記水
    平基準面に対するプローブ針の平行度を保つ制御手段と
    を具備したことを特徴とするプローブ装置。
  4. 【請求項4】 装置本体内の載置台に被検査体を搭載支
    持して上昇させ、この上方にカードホルダーを介し位置
    決めセットされたプローブカードの多数本のプローブ針
    に接触させてテストヘッドと電気的に導通することによ
    り該被検査体の電気的特性を検査するプローブ装置にお
    いて、 前記装置本体に設けられたモータによって回転するスク
    リューロッド及びこのスクリューロッドに螺合され該ス
    クリューロッドの回転に伴って上下動し、前記テストヘ
    ッドを支承する支承部材とから構成され、前記テストヘ
    ッドの傾きを調整可能なテストヘッド平行度調整機構
    と、前記載置台に一体的に設けられ、XY及びZ方向に
    移動して載置台の水平基準面に対する前記プローブ針の
    平行度を光学的に計測するテレビカメラからなるプロー
    ブ針平行度計測手段と、前記載置台に対向して設置され
    水平基準面に対する載置台に搭載された被検査体の平行
    度を計測するテレビカメラからなる被検査体平行度計測
    手段と、このプローブ針平行度計測手段および被検査体
    平行度計測手段からの検出信号によって前記テストヘッ
    ド平行度調整機構を制御して前記テストヘッドの傾きを
    調整し、前記被検査体に対するプローブ針の平行度を保
    つ制御手段とを具備したことを特徴とするプローブ装
    置。
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