JP3153599B2 - インスタント写真装置 - Google Patents

インスタント写真装置

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JP3153599B2 JP33982391A JP33982391A JP3153599B2 JP 3153599 B2 JP3153599 B2 JP 3153599B2 JP 33982391 A JP33982391 A JP 33982391A JP 33982391 A JP33982391 A JP 33982391A JP 3153599 B2 JP3153599 B2 JP 3153599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインスタント写真装置に
関し、特にピールアパート式のインスタント写真フィル
ムを用いるインスタント写真装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ピールアパート式のインスタント写真フ
ィルムを用いるインスタント写真装置の現像部は、感光
性を有したネガシート(ネガフィルム)上に露光するこ
とによって形成された潜像を現像しつつポジシート(受
像シート)上に転写することによりポジシート上に現像
像を形成している。具体的にはポジシート上に現像液を
収容したポッドを配置し、現像ローラ対によって潜像を
担持したネガシートとポジシートとをポッドを介して重
ね合わせて加圧することによってポッドを開裂させて現
像液を重ね合わせ部に延展させることにより画像の現像
転写を行っている。現像ローラを通過して写真装置から
排出された時には両シートは密着した状態にあり、排出
後所定時間経過後にネガシートを剥離することによって
ポジシート上に現像像を得ることができる。このため、
この種の写真装置においてはネガシートとポジシートと
の重ね合わせ位置精度がそのままポジシート上の画像位
置精度に影響を及ぼすこととなる。
【0003】一方、現像ローラの回転速度はネガシート
とポジシートとの間の現像液の延展速度によって決定さ
れる。この延展速度は現像液等の特性に応じて決定され
るが、おおむね125〜250mm/sec程度が適切
な範囲とされている。また、延展速度が200mm/s
ecの時にネガシートとポジシートとの重ね合わせタイ
ミングに5mm/secのずれが生じると、現像後の画
像上では1mmの位置ずれとなって現れることとなる。
このように従来はネガシートとポジシートとの位置合わ
せを両シートを等速移動させながら行っているため、現
像液の特性に合わせて延展速度を増大させるために搬送
速度を早くすると、位置合せ精度が低下するという相反
する結果を招来するという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、ピールアパート式の写真装置においてシート間の正
確な位置合わせと、現像に適した現像液の延展速度の達
成という相両立しにくい2つの要求を同時に満たすこと
を可能としたインスタント写真装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【発明の構成】上記目的を達成するため本発明は、外
面で互いにニップし合った現像ローラ対のニップ部へ向
けて異なった方向から搬送されてきたネガフイルムとポ
ジシートを前記ニップ部で重ね合わせるピールアパート
式のインスタント写真装置において、前記現像ローラ対
を駆動するモータの回転速度を可変に制御する制御部を
備え、前記制御部は、前記ネガフイルムとポジシート
各先端部が前記現像ローラ対によって完全にニップされ
るまで前記モータを低速で、ニップ後には高でそれぞ
れ回転させるよう御する構成としている。
【0006】以下、本発明を図示した実施例により詳細
に説明する。図1(a) 乃至(d) は本発明のインスタント
写真装置の現像部の概略構成を示す図であり、外周面で
ニップし合った現像ローラ対1の上流側にはポジシート
搬送ローラ対3を配置して現像ローラ対1間に向けてポ
ジシート4を搬送するよう構成している。またポジシー
ト4の搬送経路を回避した位置にはネガシート搬送用レ
ジストローラ対5と搬送ガイド6を配置しネガシート
(ネガフィルム)7を現像ローラ対のニップ部に向けて
送り込むように構成する。ネガシート7は図示しない露
光部において原稿(あるいは被写体)からの投影像を露
光することによって形成した潜像を担持している。ま
た、ポジシート4の先端部上面には現像液を封入したポ
ッド8を止着しておき、現像ローラ対のニップ部を通過
する時に開裂するように構成しておく。
【0007】現像ローラ対及び各ローラ対3、5は図示
しないモータによって回転駆動されると共に、回転速
度、駆動タイミングは図示しないマイコン等の制御部か
らの制御信号に基づいて制御される。現像ローラ対1は
例えばDCサーボモータによって駆動することにより、
制御部を構成するCPUから設定速度を変更すべき指令
が出力されれば、回転速度が変更されることとなる。
【0008】図1(a)乃至(d)に従って現像手順を説明す
ると、まず、(a)では搬送ローラ対3によってポジシー
ト4をニップした状態でポジシートの先端部を現像ロー
ラ対1の手前側に停止(スタンバイ)させる。次に、コ
ピー動作が始まり、潜像を有したネガシート7がレジス
トローラによって現像ローラへ向けて送られてくると、
ネガシートとタイミングを合わせて搬送ローラ対3がポ
ジシート4の搬送を開始する((b))。
【0009】続いて(c) に示すようにポジシート4の先
端部とネガシート7の先端部が所定の位置関係を保持し
ながら現像ローラ対にニップされると、ポジシート先端
部のポッド8が開裂して内部の現像液がシート間に延展
され始める。
【0010】更に、(d) に示すように現像ローラ対1の
回転を続けて両シートを排出方向へ移動させることによ
り、各シートの重ね合わせ部の後端まで現像液を延展さ
せる。
【0011】従来の現像工程においては上記(b) 〜(d)
の工程を一連のものとして等速で行っており、このため
上記従来技術の説明で言及した如き欠点を生じていた。
【0012】本発明は(b) から(c) へ至る搬送速度と、
(c) から(d) に至る搬送速度を異ならせた構成が特徴的
である。即ち、本発明ではポジシートとネガシートとの
位置合わせに重要な(b) から(c) までの工程(両シート
の先端部が現像ローラによりニップされるまでの工程)
では両シートの送り速度を位置決めに適するように十分
に遅くする(例えば40mm/sec)一方で、現像ロ
ーラ対によって両シートが完全にニップされることによ
り位置合わせが終わった時点以降は現像に最適な速度
(例えば125mm〜250mm/sec)に増速す
る。このことによって、位置合わせに必要な低速搬送
と、現像に適した高速搬送という2つの要求を同時に満
たすことが可能となり、画像品質を向上することができ
る。
【0013】次に、図2は本発明によるインスタント写
真装置の全体構成説明図であり、この写真装置は原稿面
を走査しながら照明光を照射し、所定位置に結像させる
光学系ユニット301と、該所定位置にネガフィルムを
搬送・露光させ、更にポジシートと位置合わせして重
ね、その間に現像剤を延展させ、ポジシートに画像を転
写形成する搬送ユニット302とから構成される。
【0014】光学系ユニット301は、コンタクトガラ
ス303と、第1ミラー及び光源から成る第1走行体3
04と、第2ミラー及び第3ミラーから成る第2走行体
305と、レンズ306、第4ミラー及び第5ミラーか
ら成る第3走行体307と、第6ミラー308とから構
成されている。図中符号Aは前記光学系をへて導かれて
きた原稿反射光を露光する位置である。
【0015】搬送ユニット302は、感光性を有したネ
ガロールフィルム繰出部と、繰り出されたネガフィルム
を裁断するネガフィルムカッタ部、ネガフィルムを搬送
・露光するネガフィルム搬送・露光部と、ポジシート搬
送部と、現像部とから構成されている。
【0016】まずネガフィルムカートリッジ201内に
ロール上に収納されたネガフィルムは、引出しローラ対
312により回転刃313等を通過してガイド板314
上に送出され、中間ローラ対315へ送られる。ネガフ
ィルムの先端部が露光位置AのセンサS1により検知さ
れた時、各走行体304、305が走査を開始し、ネガ
フィルムが中間ローラ対315にニップされてから、露
光位置Aにて露光、潜像形成が行われる。
【0017】一定長に渡り露光・潜像形成されたネガフ
ィルムは一旦停止され回転刃313等によってシート状
に切断される。切断されたネガフィルムはローラ対31
6、ガイド部材317により約180°方向転換された
後、ガイド板318上に導かれ、更にローラ320によ
りその先端部ローラ対321に突き当たるまで搬送され
る。
【0018】次に、ポジシートの搬送動作及び搬送部の
構成を説明するが、ポジシートの搬送動作はネガフィル
ムの搬送・露光・切断動作の前に実施される。ポジシー
トはネガフィルムと異なり、感光体を有しないため、装
置外部からの挿入が可能である。本実施例ではポジシー
トを装置本体右下のガイド板311に沿って図中の左側
へ一枚づつ手差し挿入する構成である。
【0019】ガイド板311に沿って挿入されたポジシ
ート(実際には現像剤を封入したポッドや、延展後の余
剰現像剤を留めておくトラップマスク等の付属部品を付
設したポジシートアッセンブリ)の先端部がセンサS5
によって検知されると、挿入ローラ対322が回転を開
始する。挿入ローラ対322は上記ポッドをつぶすこと
がないようにポジシートアッセンブリの両端縁のみをニ
ップしつつガイド板323に沿って搬送し,センサS6
からの先端検知信号に基づいて所定の位置で停止させ
る。この状態は図1(a)の待機状態に相当する。
【0020】この状態でプリントスイッチがONされる
と、ネガフィルムの搬送、露光、切断動作が実行され
る。停止しているローラ対321に当接したネガフィル
ムは該ローラ対321によって前方へ搬送される。ロー
ラ対321の搬送開始タイミングはセンサS3がネガフ
ィルムの先端を検知してからの時間をカウントすること
により求める。
【0021】待機中の前記ポジシートはネガフィルムと
所定のタイミングで現像ローラ対325のニップ部へ向
けて搬送される。
【0022】次に、図3は本発明装置による複写動作処
理のフローチャート図であり、プリントキーが押される
と、まず35mmプロジェクトモードか否かの判定が行わ
れる(ステップ451〜453)。ステップ453では
メインモータ、ネガ引出しクラッチ、ネガ送りクラッチ
をONしてネガフイルムの搬送を開始し、ネガフイルム
先端検知センサS1によって先端が検知されると、設定
された倍率及びモードに応じたタイミングでスキャナを
スタートさせる(454,455)。
【0023】ネガフイルム中間検知(1) (2)(センサS
2、S3)では共にジャムチェックを行う(456,4
7)。ステップ458〜464はネガフイルムの搬
送、切断,搬送再開を示す。
【0024】レジストローラを通過したネガフィルムは
ネガ現像前検知センサS4で検知され、所定時間後に現
像ローラを回転させ現像を開始する(466、46
8)。468−1ではネガフィルムとポジシートが共に
現像ローラ対によってニップされたか否かが判定され、
ニップされた場合には468−2に移行してモータの回
転速度を増速させる。ステップ468−1においてネガ
フィルムとポジシートがニップされるまでは現像ローラ
は低速で回転すると共に現像ローラの手前側の各搬送ロ
ーラも低速で回転するが、ネガフィルムとポジシートの
先端部が現像ローラ対のニップ部に当接してニップされ
たタイミングで、現像ローラの回転速度を増速させる。
このことにより、上述したように位置合わせに必要な低
速搬送と、現像に適した高速搬送という2つの要求を同
時に満たすことが可能となり、画像品質を向上すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピールア
パート式のフィルムを用いた写真装置においてシート間
の正確な位置合わせと、現像に適した現像液の延展速度
の達成という相両立しにくい2つの要求を同時に満たす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 乃至(d) は本発明のインスタント写真装置
の現像部の概略構成を示す図である。
【図2】本発明によるインスタント写真装置の全体構成
説明図である。
【図3】本発明装置による複写動作処理のフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1・・・現像ローラ対、3・・・ポジシート搬送ローラ
対、4・・・ポジシート 5・・・ネガシート搬送用レジストローラ対、7・・・
ネガシート(ネガフィルム)、8・・・ポッド、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正洋 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株 式会社 リコー内 (56)参考文献 特開 平1−144030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面で互いにニップし合った現像ローラ
    対のニップ部へ向けて異なった方向から搬送されてきた
    ネガフイルムとポジシートを前記ニップ部で重ね合わせ
    るピールアパート式のインスタント写真装置において、
    前記現像ローラ対を駆動するモータの回転速度を可変に
    制御する制御部を備え、前記制御部は、前記ネガフイル
    ムとポジシートの各先端部が前記現像ローラ対によって
    完全にニップされるまで前記モータを低速で、ニップ後
    には高速でそれぞれ回転させるよう制御することを特徴
    とするインスタント写真装置。
JP33982391A 1991-11-28 1991-11-28 インスタント写真装置 Expired - Fee Related JP3153599B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102399517B1 (ko) * 2020-06-09 2022-05-18 주식회사 루펜 자외선 살균 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102399517B1 (ko) * 2020-06-09 2022-05-18 주식회사 루펜 자외선 살균 장치

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