JP3146400B2 - ドラムブレーキにおけるケーブルの連結方法 - Google Patents
ドラムブレーキにおけるケーブルの連結方法Info
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- brake
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
- F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
- F16D65/22—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for pressing members apart, e.g. for drum brakes
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/58—Mechanical mechanisms transmitting linear movement
- F16D2125/60—Cables or chains, e.g. Bowden cables
-
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドラムブレーキのケーブ
ル連結方法に関し、より詳細には連結具を使用して連結
する、ドラムブレーキのケーブル連結方法に関する。
ル連結方法に関し、より詳細には連結具を使用して連結
する、ドラムブレーキのケーブル連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人はブレーキドラムの組付後におい
てケーブルをワンタッチ操作で連結できる接続装置を先
に提案した(実開平3−123129号)。この装置
は、図7に示すようにケーブル7の牽引操作により、裏
板2に装架した一対のブレーキシュー3,4を拡開させ
る機械的作動装置8を備えている。この機械的作動装置
8はブレーキレバー9とストラット10を回動自在に軸
支して構成される。ブレーキレバー9はケーブル7の端
末金具7aを接続する接続溝9aを一方の端部に設け、
他方の端部に一側のブレーキシュー3と係合する係合溝
9bを有し、ストラット10はブレーキレバー9を挟持
する2枚の板状部材からなり、その一方の重合部に他側
のブレーキシュー4と係合する係合溝10aを形成し、
中間部から他方にかけてブレーキレバー9を嵌挿する隙
間を設けると共に、その他方の端部にピン11を介して
ブレーキレバー9を回動自在に軸支している。さらにブ
レーキレバー9とストラット10の軸支部にブレーキレ
バー9を付勢するばね部材15が取り付けてある。そし
て、外部からストラット10の内部にケーブル7の端末
金具7aを挿入操作するだけで、二点鎖線で示すように
端末金具7aがブレーキレバー9を変位させてストラッ
ト10内を通過し、端末金具7aの通過後にばね部材1
5のばね力を受けて原位置に戻ったブレーキレバー9の
接続溝9aに、端末金具7aの両耳軸7d,7dを嵌合
して連結できるようになっている。
てケーブルをワンタッチ操作で連結できる接続装置を先
に提案した(実開平3−123129号)。この装置
は、図7に示すようにケーブル7の牽引操作により、裏
板2に装架した一対のブレーキシュー3,4を拡開させ
る機械的作動装置8を備えている。この機械的作動装置
8はブレーキレバー9とストラット10を回動自在に軸
支して構成される。ブレーキレバー9はケーブル7の端
末金具7aを接続する接続溝9aを一方の端部に設け、
他方の端部に一側のブレーキシュー3と係合する係合溝
9bを有し、ストラット10はブレーキレバー9を挟持
する2枚の板状部材からなり、その一方の重合部に他側
のブレーキシュー4と係合する係合溝10aを形成し、
中間部から他方にかけてブレーキレバー9を嵌挿する隙
間を設けると共に、その他方の端部にピン11を介して
ブレーキレバー9を回動自在に軸支している。さらにブ
レーキレバー9とストラット10の軸支部にブレーキレ
バー9を付勢するばね部材15が取り付けてある。そし
て、外部からストラット10の内部にケーブル7の端末
金具7aを挿入操作するだけで、二点鎖線で示すように
端末金具7aがブレーキレバー9を変位させてストラッ
ト10内を通過し、端末金具7aの通過後にばね部材1
5のばね力を受けて原位置に戻ったブレーキレバー9の
接続溝9aに、端末金具7aの両耳軸7d,7dを嵌合
して連結できるようになっている。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】前記したケーブル
の連結技術にはつぎのような問題点がある。
の連結技術にはつぎのような問題点がある。
【0004】ケーブル7をワンタッチ操作でブレーキ
レバー9に連結するためには、端末金具7aの両耳軸7
dの向きを、ブレーキレバー9やストラット10に対し
て特定の方向に規制しておく必要がある。しかしなが
ら、従来はこの規制手段がないために、ケーブル7の連
結時に端末金具7aの両耳軸7dの向きが回転してずれ
ていると端末金具7aをストラット10内へ挿入するこ
とが困難となり、またストラット10挿入後に端末金具
7aの両耳軸7dの向きが回転してずれると、ブレーキ
レバー9の接続溝9aに端末金具7aを嵌合することが
困難となる。
レバー9に連結するためには、端末金具7aの両耳軸7
dの向きを、ブレーキレバー9やストラット10に対し
て特定の方向に規制しておく必要がある。しかしなが
ら、従来はこの規制手段がないために、ケーブル7の連
結時に端末金具7aの両耳軸7dの向きが回転してずれ
ていると端末金具7aをストラット10内へ挿入するこ
とが困難となり、またストラット10挿入後に端末金具
7aの両耳軸7dの向きが回転してずれると、ブレーキ
レバー9の接続溝9aに端末金具7aを嵌合することが
困難となる。
【0005】ストラット10の内部に端末金具7aを
挿入する際、ケーブル7を構成するインナーワイヤ7b
の撓みによりブレーキレバー9を容易に押し上げること
ができない。
挿入する際、ケーブル7を構成するインナーワイヤ7b
の撓みによりブレーキレバー9を容易に押し上げること
ができない。
【0006】以上のようにケーブル7の一回の挿入操
作でケーブル7をブレーキレバー9に確実に連結するこ
とが困難であるため、その改良が技術課題となってい
る。
作でケーブル7をブレーキレバー9に確実に連結するこ
とが困難であるため、その改良が技術課題となってい
る。
【0007】
【発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、簡易な方法で、確実にケ
ーブルをブレーキレバーに連結できる、ドラムブレーキ
のケーブル連結方法を提供することにある。
で、その目的とするところは、簡易な方法で、確実にケ
ーブルをブレーキレバーに連結できる、ドラムブレーキ
のケーブル連結方法を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】すなわち、本発明は車
体に固定された裏板と、該裏板上に可動的に装架された
一対のブレーキシューと、一対のブレーキシューを拡開
するブレーキレバーと、該ブレーキレバーと接続しブレ
ーキシューの拡開を遠隔操作するケーブルとを備え、前
記ブレーキレバーの自由端にケーブルの端末金具と連結
する連結部を形成したドラムブレーキにおいて、一端側
が前記ブレーキレバーの連結部付近を通り、他端側に前
記ケーブルの端末金具の保持手段を有する連結具を使用
し、ケーブルの端末金具を保持させた連結具を前記一端
側に牽引して端末金具をブレーキレバーの連結部の近傍
まで引き込み、連結具との係合を外したケーブルの端末
金具をブレーキレバーの連結部に連結することを特徴と
する、ドラムブレーキにおけるケーブルの連結方法であ
る。
体に固定された裏板と、該裏板上に可動的に装架された
一対のブレーキシューと、一対のブレーキシューを拡開
するブレーキレバーと、該ブレーキレバーと接続しブレ
ーキシューの拡開を遠隔操作するケーブルとを備え、前
記ブレーキレバーの自由端にケーブルの端末金具と連結
する連結部を形成したドラムブレーキにおいて、一端側
が前記ブレーキレバーの連結部付近を通り、他端側に前
記ケーブルの端末金具の保持手段を有する連結具を使用
し、ケーブルの端末金具を保持させた連結具を前記一端
側に牽引して端末金具をブレーキレバーの連結部の近傍
まで引き込み、連結具との係合を外したケーブルの端末
金具をブレーキレバーの連結部に連結することを特徴と
する、ドラムブレーキにおけるケーブルの連結方法であ
る。
【0009】
【実施例1】つぎに図面を参照しながら本発明の一実施
例について説明する。
例について説明する。
【0010】<イ>全体の構成(図5,6)
【0011】図5はケーブルの接続を完了した接続部の
断面図を示し、図6はドラムブレーキの平面図を示す。
図6において、一対のブレーキシュー3,4は裏板2に
装架され、ブレーキシュー3,4の図面下方の対向端部
がアンカー部材5に当接し、ブレーキシュー3,4の図
面上方の対向端部がアジャスタ6に夫々当接して支承さ
れている。また図5に示すブレーキドラム1は、車体側
に取り付けた裏板2の開口側に覆設されている。
断面図を示し、図6はドラムブレーキの平面図を示す。
図6において、一対のブレーキシュー3,4は裏板2に
装架され、ブレーキシュー3,4の図面下方の対向端部
がアンカー部材5に当接し、ブレーキシュー3,4の図
面上方の対向端部がアジャスタ6に夫々当接して支承さ
れている。また図5に示すブレーキドラム1は、車体側
に取り付けた裏板2の開口側に覆設されている。
【0012】ブレーキシュー3,4の拡開を遠隔操作す
るケーブル7は、図5に示すように端末金具7aを有す
るインナーワイヤ7bと、インナーワイヤ7bを外装す
るアウターケーシング7cとにより構成されている。
るケーブル7は、図5に示すように端末金具7aを有す
るインナーワイヤ7bと、インナーワイヤ7bを外装す
るアウターケーシング7cとにより構成されている。
【0013】8は機械的作動装置で、ブレーキレバー9
とストラット10と、両部材9,10を軸支するピン1
1とから成り立っている。ブレーキレバー9は二枚の板
状部材を一体化したもので、その一方にケーブル7の端
末金具7aと係合する接続溝9a(連結部)を有し、他
方に一側のブレーキシュー3と係合する係合溝9bを形
成している。
とストラット10と、両部材9,10を軸支するピン1
1とから成り立っている。ブレーキレバー9は二枚の板
状部材を一体化したもので、その一方にケーブル7の端
末金具7aと係合する接続溝9a(連結部)を有し、他
方に一側のブレーキシュー3と係合する係合溝9bを形
成している。
【0014】ストラット10はブレーキレバー9を挟持
する二枚の板状部材からなり、その一方の重合部に他側
のブレーキシュー4と係合する係合溝10aを形成し、
その中間部から他方にかけてブレーキレバー9を嵌挿す
るための隙間を形成していると共に、その他方の重合部
にピン11を介してブレーキレバー9を回動可能に軸支
している。尚、ブレーキレバー9の先端からストラット
10の重合部までの間隔を、端末金具7aの抜脱しない
狭い間隔に設定してあることは、従来と同様である。
する二枚の板状部材からなり、その一方の重合部に他側
のブレーキシュー4と係合する係合溝10aを形成し、
その中間部から他方にかけてブレーキレバー9を嵌挿す
るための隙間を形成していると共に、その他方の重合部
にピン11を介してブレーキレバー9を回動可能に軸支
している。尚、ブレーキレバー9の先端からストラット
10の重合部までの間隔を、端末金具7aの抜脱しない
狭い間隔に設定してあることは、従来と同様である。
【0015】12は裏板2を貫挿してケーブル7を導入
する略筒状の案内部材で、その図面上部がアンカー部材
5又は裏板2に加締めやボルト止め等により取り付けら
れる。 案内部材12はバネクリップ13を装備してい
て、案内部材12に内挿したケーブル7をバネクリップ
13で係止できるようになっている。
する略筒状の案内部材で、その図面上部がアンカー部材
5又は裏板2に加締めやボルト止め等により取り付けら
れる。 案内部材12はバネクリップ13を装備してい
て、案内部材12に内挿したケーブル7をバネクリップ
13で係止できるようになっている。
【0016】<ロ>連結具(図3,4)
【0017】連結具14はケーブル7をブレーキレバー
9に連結するための操作具で、帯板を略U字形に折曲し
て一対の脚14a,14bを形成している。各脚14
a,14bの折曲部に近い部位にはブレーキレバー9の
接続溝9aと係合する係合部14cを膨出している。各
脚14a,14bの先端部には端末金具7aの耳軸7d
と連結可能な連結孔14dと、耳軸7dの周面に当接可
能な半円形の切欠14eとを夫々形成している。さらに
連結孔14dを形成した一方の脚14aの途上に、対向
する他方の脚14bに当接する略V字状の支点14fを
形成し、この支点14fより各脚14a,14bの屈曲
部側に形成した押圧部14g,14gを押圧すること
で、両脚14a,14bの先端部が拡開するようになっ
ている。尚、連結具14の係合部14cは必須の構成要
素ではなく、後述するようにブレーキドラム1を装着し
ない状態でケーブル7を連結する場合は、係合部14c
のない連結具14であってもよい。
9に連結するための操作具で、帯板を略U字形に折曲し
て一対の脚14a,14bを形成している。各脚14
a,14bの折曲部に近い部位にはブレーキレバー9の
接続溝9aと係合する係合部14cを膨出している。各
脚14a,14bの先端部には端末金具7aの耳軸7d
と連結可能な連結孔14dと、耳軸7dの周面に当接可
能な半円形の切欠14eとを夫々形成している。さらに
連結孔14dを形成した一方の脚14aの途上に、対向
する他方の脚14bに当接する略V字状の支点14fを
形成し、この支点14fより各脚14a,14bの屈曲
部側に形成した押圧部14g,14gを押圧すること
で、両脚14a,14bの先端部が拡開するようになっ
ている。尚、連結具14の係合部14cは必須の構成要
素ではなく、後述するようにブレーキドラム1を装着し
ない状態でケーブル7を連結する場合は、係合部14c
のない連結具14であってもよい。
【0018】
【作用】つぎに連結具14を使用したケーブル7の連結
方法について説明する。
方法について説明する。
【0019】図2はケーブル7の接続前に連結具14を
ドラムブレーキに組み付けた状態を示す。連結具14を
ドラムブレーキにセットするには、連結具14を機械的
作動装置8及び案内部材12に貫挿し、連結具14の係
合部14c,14cをブレーキレバー9の接続溝9aに
係合する。そして案内部材12から突出する連結具14
の先端部にケーブル7の連結金具7aを連結する。連結
金具7aの連結方法は、連結具14の他方の脚14bの
切欠14eを一方の耳軸7dの周面に当接させた状態
で、一方の脚14aを軽く押し広げ、連結孔14dに他
方の耳軸7dを貫挿させて連結金具7aを挟持する。
ドラムブレーキに組み付けた状態を示す。連結具14を
ドラムブレーキにセットするには、連結具14を機械的
作動装置8及び案内部材12に貫挿し、連結具14の係
合部14c,14cをブレーキレバー9の接続溝9aに
係合する。そして案内部材12から突出する連結具14
の先端部にケーブル7の連結金具7aを連結する。連結
金具7aの連結方法は、連結具14の他方の脚14bの
切欠14eを一方の耳軸7dの周面に当接させた状態
で、一方の脚14aを軽く押し広げ、連結孔14dに他
方の耳軸7dを貫挿させて連結金具7aを挟持する。
【0020】つぎに連結具14を牽引し、ケーブル7の
端末金具7aがブレーキレバー9を通過し接続溝9aの
ほぼ真上位置に達するまで引き込む。また図1に示すよ
うにブレーキドラム1の外部から操作する場合は、ブレ
ーキドラム1の窓孔1aを通じて連結具14を牽引操作
する。この際、ブレーキレバー9が図示するように変位
して端末金具7aの通過を許容する。そして図4に示す
ように、連結具14の押圧部14g,14gを押圧して
両脚14a,14bの先端部を拡開させて、ケーブル7
の端末金具7aを連結具14から外し、図5のように端
末金具7aをブレーキレバー9に連結してケーブル7の
連結を終了する。
端末金具7aがブレーキレバー9を通過し接続溝9aの
ほぼ真上位置に達するまで引き込む。また図1に示すよ
うにブレーキドラム1の外部から操作する場合は、ブレ
ーキドラム1の窓孔1aを通じて連結具14を牽引操作
する。この際、ブレーキレバー9が図示するように変位
して端末金具7aの通過を許容する。そして図4に示す
ように、連結具14の押圧部14g,14gを押圧して
両脚14a,14bの先端部を拡開させて、ケーブル7
の端末金具7aを連結具14から外し、図5のように端
末金具7aをブレーキレバー9に連結してケーブル7の
連結を終了する。
【0021】
【実施例2】図7に示すように、ブレーキレバー9とス
トラット10の枢支部にばね部材15を装着し、端末金
具7aの通過後にブレーキレバー9が原位置に戻る機械
的作動装置8を装備したブレーキドラムに適用すること
も可能である。
トラット10の枢支部にばね部材15を装着し、端末金
具7aの通過後にブレーキレバー9が原位置に戻る機械
的作動装置8を装備したブレーキドラムに適用すること
も可能である。
【0022】
【実施例3】図8〜図10は他のブレーキレバー形式の
ドラムブレーキに適用した実施例を示す。
ドラムブレーキに適用した実施例を示す。
【0023】<イ>ブレーキレバー
【0024】ブレーキレバー16は他側のブレーキシュ
ー4のウエブ4aの下面に配設され、その基端が一対の
ブレーキシュー3,4を拡開する各種の拡開子に接続し
ている。 ブレーキレバー16の自由端には図示するよ
うにスリット付きの収容孔16aが開設されている。
ー4のウエブ4aの下面に配設され、その基端が一対の
ブレーキシュー3,4を拡開する各種の拡開子に接続し
ている。 ブレーキレバー16の自由端には図示するよ
うにスリット付きの収容孔16aが開設されている。
【0025】<ロ>ケーブル
【0026】ケーブル7は、端末金具7aの先端にフッ
ク7eを形成したインナーワイヤ7bと、インナーワイ
ヤ7bを被覆するアウターケーシング7cと、インナー
ワイヤ7bの露出部に外装した戻しばね7fとにより構
成される。
ク7eを形成したインナーワイヤ7bと、インナーワイ
ヤ7bを被覆するアウターケーシング7cと、インナー
ワイヤ7bの露出部に外装した戻しばね7fとにより構
成される。
【0027】<ハ>連結具
【0028】連結具17はケーブル7のフック7eに係
留可能なロープ材で、例えば可撓性を有するワイヤや紐
等で構成される。連結具17の全長は、裏金2に取り付
けた案内部材12と、他側のブレーキシュー4側の裏金
2に穿設した第1作業孔2aとの区間より多少長く設定
されている。また連結具17はその途上に切り離し自在
の接続金具17aを装備し、連結具17のループを解除
できるようになっている。連結具17のループを解除可
能に構成したのは、後述するようにケーブル7の接続作
業終了後に、接続金具17aを切り離してフック7eか
ら抜き取るためである。
留可能なロープ材で、例えば可撓性を有するワイヤや紐
等で構成される。連結具17の全長は、裏金2に取り付
けた案内部材12と、他側のブレーキシュー4側の裏金
2に穿設した第1作業孔2aとの区間より多少長く設定
されている。また連結具17はその途上に切り離し自在
の接続金具17aを装備し、連結具17のループを解除
できるようになっている。連結具17のループを解除可
能に構成したのは、後述するようにケーブル7の接続作
業終了後に、接続金具17aを切り離してフック7eか
ら抜き取るためである。
【0029】<ニ>連結方法
【0030】図8に示すように裏金2の第1作業孔2a
と案内部材12の間に貫挿し、案内部材12から突出す
る連結具17のループ部にケーブル7のフック7eを掛
止して接続する。つづいて図9に示すように連結具17
を牽引して、ケーブル7をブレーキ内部へ引き込み、裏
金2に穿設した第2作業孔2bを通じて、ケーブル7の
端末金具7aをブレーキレバー16のスリット付きの収
容孔16aに押し込み、図10に示すようにケーブル7
をブレーキレバー16に連結する。ケーブル7の接続を
完了したら、接続金具17aを切り離してループを解除
した後に連結具17をケーブル7先端のフック7eから
抜き取る。
と案内部材12の間に貫挿し、案内部材12から突出す
る連結具17のループ部にケーブル7のフック7eを掛
止して接続する。つづいて図9に示すように連結具17
を牽引して、ケーブル7をブレーキ内部へ引き込み、裏
金2に穿設した第2作業孔2bを通じて、ケーブル7の
端末金具7aをブレーキレバー16のスリット付きの収
容孔16aに押し込み、図10に示すようにケーブル7
をブレーキレバー16に連結する。ケーブル7の接続を
完了したら、接続金具17aを切り離してループを解除
した後に連結具17をケーブル7先端のフック7eから
抜き取る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
のような効果を得ることができる。
【0032】<イ> 連結具が端末金具の回転を規制し
た状態でケーブルを保持できるので、ストラット内の挿
通やブレーキレバーの接続溝との嵌合を簡易にかつ確実
に行える。
た状態でケーブルを保持できるので、ストラット内の挿
通やブレーキレバーの接続溝との嵌合を簡易にかつ確実
に行える。
【0033】<ロ> 連結具を介してケーブルを牽引す
るので、インナーケーブルの可撓性の影響を受けない
で、ケーブルをストラット内に挿通できる。
るので、インナーケーブルの可撓性の影響を受けない
で、ケーブルをストラット内に挿通できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ケーブル接続部の断面図
【図2】 ケーブルの接続方法を説明するためのケーブ
ル接続部の断面図
ル接続部の断面図
【図3】 機械的作動装置と連結具の斜視図
【図4】 ケーブルの接続方法を説明するためのケーブ
ル接続部の断面図
ル接続部の断面図
【図5】 図6における V − V の断面図
【図6】 機械式ドラムブレーキ装置の平面図
【図7】 本発明が前提とするケーブル接続部の断面図
【図8】 他の実施例に係るケーブル接続部の断面図
【図9】 ケーブルの接続方法を説明するためのケーブ
ル接続部の断面図
ル接続部の断面図
【図10】 ケーブルの接続方法を説明するためのケー
ブル接続部の断面図
ブル接続部の断面図
1 ブレーキドラム 2 裏板 3 ブレーキシュー 4 ブレーキシュー 5 アンカー部材 6 アジャスタ 7 ケーブル 7a 端末金具 7b インナーワイヤ 7c アウターケーシング 7d 耳軸 7e フック 7f 戻しばね 8 機械的作動装置 9 ブレーキレバー 10 ストラット 11 ピン 12 案内部材 13 バネクリップ 14 連結具 14a 脚 14b 脚 14c 係合部 14d 連結孔 14e 切欠 14f 支点 14g 押圧部 15 ばね部材 16 ブレーキレバー 17 連結具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−123129(JP,U) 実開 昭62−165871(JP,U) 実開 平2−150172(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 49/00 - 69/04
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に固定された裏板と、該裏板上に可
動的に装架された一対のブレーキシューと、一対のブレ
ーキシューを拡開するブレーキレバーと、該ブレーキレ
バーと接続しブレーキシューの拡開を遠隔操作するケー
ブルとを備え、前記ブレーキレバーの自由端にケーブル
の端末金具と連結する連結部を形成したドラムブレーキ
において、 一端側が前記ブレーキレバーの連結部付近を通り、他端
側に前記ケーブルの端末金具の保持手段を有する連結具
を使用し、 ケーブルの端末金具を保持させた連結具を前記一端側に
牽引して端末金具をブレーキレバーの連結部の近傍まで
引き込み、 連結具との係合を外したケーブルの端末金具をブレーキ
レバーの連結部に連結することを特徴とする、 ドラムブレーキにおけるケーブルの連結方法。
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