JP3096441B2 - コントロールケーブルの保持装置 - Google Patents

コントロールケーブルの保持装置

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JP3096441B2 JP09167465A JP16746597A JP3096441B2 JP 3096441 B2 JP3096441 B2 JP 3096441B2 JP 09167465 A JP09167465 A JP 09167465A JP 16746597 A JP16746597 A JP 16746597A JP 3096441 B2 JP3096441 B2 JP 3096441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車両の
空調用ダンパを開閉したり、あるいはダンパを配置切換
えするためのコントロールケーブルにおいて、そのアウ
タチューブを基体のクランプ台座に固定して保持するた
めのコントロールケーブルの保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコントロールケーブルの保持装
置には、例えば実公平2−42935号公報に開示され
たものが知られている。これにおいては、図8に示すよ
うに、基体120の上面に突設された台座121には、
コントロールケーブル101のアウタチューブ104が
挿入される前後各一対の円弧状のクランプ片122、1
25と、前記アウタチューブ104の外周の溝部108
に対し弾性的に係合して同アウタチューブ104の長手
方向の移動を阻止する一対の円弧状のずれ止片140と
が形成されている。さらに、前記各一対のクランプ片1
22、125の先端部の間には、インナケーブル102
のケーブルエンド103が操作レバー111の連結孔1
13に連結された状態のままでそのインナケーブル10
2が各一対のクランプ片122、125の間を通過可能
な隙間123、126がそれぞれ設けられている。
【0003】そして、基体120の台座121に対しコ
ントロールケーブル101のアウタチューブ104を固
定する場合、まず、インナケーブル102のケーブルエ
ンド103から所要とする長さだけアウタチューブ10
4の端末部が後退される。次に、インナケーブル102
のケーブルエンド103が操作レバー111の連結孔1
13に対し斜め上方から差込まれて連結され、この状態
のもとで、連結孔113の付傍を支点としてインナケー
ブル102が下向きに回動される。これによって、台座
121の各一対のクランプ片122、125の間の隙間
及び一対のずれ止片140の間の隙間123、126を
通して、前記インナケーブル102が各一対のクランプ
片122、125及び一対のずれ止片140の内部まで
それぞれ差し込まれる。その後、アウタチューブ104
の端末部が一対のクランプ片122、一対のずれ止片1
40及び一対のクランプ片125に順次挿通されること
で、前記一対のずれ止片140がアウタチューブ104
の外周の溝部108に対し弾性的に係合し、これによっ
て、基体120の台座121に対し、アウタチューブ1
04が固定されて保持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに構成されるコントロールケーブルの保持装置にあっ
ては、各一対の円弧状のクランプ片122、125は、
インナケーブル102を上方から差し込み可能な隙間1
23、126を隔てて対向しているため、各一対の円弧
状のクランプ片122、125は、その隙間123、1
26において拡開され易い構造となる。このため、アウ
タチューブ104に対し、左右方向あるいは上下方向に
外力が作用すると、各一対の円弧状のクランプ片12
2、125を拡開しながらアウタチューブ104が左右
方向あるいは上下方向にガタ振れする不具合が生じる場
合があった。
【0005】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、コントロールケーブルのアウタチューブの保持力を
高めてアウタチューブのガタ振れを防止することができ
るコントロールケーブルの保持装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るコントロールケーブルの保持
装置は、操作レバーに連結されるインナケーブルと、そ
のインナケーブルに対するアウタチューブと、を備えた
コントロールケーブルにおいて、前記アウタチューブを
基体のクランプ台座に固定して保持するためのコントロ
ールケーブルの保持装置であって、前記クランプ台座
は、前記コントロールケーブルの長手方向に所定間隔を
隔てる第1・第2の両保持壁を有するクランプ部と、前
記第1・第2の両保持壁の間に設けられかつ前記アウタ
チューブが押込まれることでそのアウタチューブの外周
に弾性的に係合して同アウタチューブの長手方向の移動
を阻止する一対のずれ止部と、を備え、前記第1・第2
の両保持壁には、前記アウタチューブがその端末側から
挿入されて嵌込まれる保持孔がそれぞれ同一中心線上に
貫設されるとともに、前記インナケーブルのケーブルエ
ンドが前記操作レバーに連結された状態のままでそのイ
ンナケーブルが前記第1・第2の両保持壁の上方からそ
の各保持孔に差し込み可能な差込溝がそれぞれ形成さ
れ、前記第1・第2の両保持壁を有する前記クランプ部
の外側面には、前記保持孔の拡開を防止するための拡開
防止リブが形成されていることを特徴とする。
【0007】したがって、コントロールケーブルのアウ
タチューブを基体のクランプ台座に固定する場合、イン
ナケーブルのケーブルエンドが操作レバーの連結孔に差
込まれて連結され、その連結孔の付傍を支点としてイン
ナケーブルが下向きに回動されることで、インナケーブ
ルがクランプ台座のクランプ部における第1・第2の両
保持壁の差込溝を通して、これら第1・第2の両保持壁
の保持孔の内部までそれぞれ差し込まれる。ここで、ア
ウタチューブの端末部が第1・第2の両保持壁の保持孔
にそれぞれ挿通される。この際、アウタチューブの端末
部が一対のずれ止部を弾性的に拡開しながらその一対の
ずれ止部を通過する。そして、アウタチューブが所定位
置まで挿通されることで、一対のずれ止部の弾性拡開に
基づく弾発力によってその一対のずれ止部がアウタチュ
ーブの外周に係合し、これをもって、クランプ台座に対
するアウタチューブの固定が完了する。前記したよう
に、クランプ台座にアウタチューブが固定された状態に
おいて、クランプ部の外側面に形成された拡開防止リブ
によって、保持孔の拡開が防止され、これによって、ア
ウタチューブの保持力が効果的に高められる。
【0008】また、請求項2の発明に係るコントロール
ケーブルの保持装置は、請求項1に記載のコントロール
ケーブルの保持装置において、クランプ台座のクランプ
部は略筒状に形成され、そのクランプ部の両側部の壁部
を第1・第2の両保持壁とし、アウタチューブの挿入に
対する入口側に位置する前記第1保持壁の外側面には、
その保持孔の拡開を防止するための拡開防止リブが同保
持孔の開口部を取り囲むようにして形成されていること
を特徴とする。したがって、第1保持壁と第2保持壁は
クランプ部の周壁よって一体に結合されるため、アウタ
チューブの保持力が効率よく高められる。さらに、第1
保持壁の外側面には、その保持孔の開口部を取り囲むよ
うにして拡開防止リブが形成され、その拡開防止リブに
よって第1保持壁の保持孔の拡開がより一層確実に防止
されている。
【0009】請求項3の発明に係るコントロールケーブ
ルの保持装置は、請求項2に記載のコントロールケーブ
ルの保持装置において、クランプ部の第1保持壁の拡開
防止リブは、その保持孔の開口部に沿う底部及び両側壁
部を備えて略U字状に形成され、その拡開防止リブの内
周面にはアウタチューブの端末部を前記保持孔に向けて
挿入案内するための案内面が形成されていることを特徴
とする。したがって、拡開防止リブの案内面よって、ア
ウタチューブの端末部を第1保持壁の保持孔に向けて挿
通案内することで、第1保持壁の保持孔に対するアウタ
チューブの端末部の挿通作業が容易にかつ手早く行なわ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図4にしたがって説明する。図1において、車両の
インストルメントパネル等に組付けられる基体20の上
面の所定位置にはコントロールケーブル1に対するクラ
ンプ台座21が突設されている。なお、コントロールケ
ーブル1は車両の空調用ダンパを開閉あるいは切換動作
するためのものであり、アウタチューブ4と該アウタチ
ューブ4に移動可能に挿通されたインナケーブル2とを
備えている。前記インナケーブル2の一方の端末部には
操作レバー11の連結孔13に差込まれて同操作レバー
11に連結されるケーブルエンド3が形成され、同イン
ナケーブル2の他方の端末部は図示しない空調用ダンパ
の作動部に接続される。また、アウタチューブ4の端末
部寄り外周面には段差面5をもって小径部6が形成され
ている。さらに、操作レバー11は、その基部が基体2
0の所定位置に支軸(図示しない)を中心として回動可
能に組付けられ、同操作レバー11の先端部のつまみ部
はインストルメントパネルの前面に操作可能に突出され
る。
【0011】図1〜図3に示すように、前記クランプ台
座21は、クランプ部22と一対のずれ止部40とを備
えている。クランプ部22は略円筒状に形成されてお
り、そのクランプ部22の周壁部のうち、コントロール
ケーブル1の長手方向に所定間隔を隔てて対向する前後
の両壁部を第1・第2の両保持壁23、26としてい
る。前記第1、第2の両保持壁23、26には、コント
ロールケーブル1のアウタチューブ4がその端末側から
嵌挿される保持孔24、27がそれぞれ貫設されてい
る。また、第1、第2の両保持壁23、26の上端部に
は各保持孔24、27に通じる差込溝28、32がそれ
ぞれ形成されている。そして、図4に示すように、イン
ナケーブル2のケーブルエンド3が操作レバー11の連
結孔13に差し込まれて連結された状態において、イン
ナケーブル2が第1、第2の両保持壁23、26の上端
部から差込溝28、32を通して保持孔24、27の内
部まで差し込まれるようになっている。
【0012】前記クランプ部22の外側面には、アウタ
チューブ4に作用する左右方向あるいは上下方向の外力
によって保持孔24、27が拡開されることを防止する
ための拡開防止リブ50が形成されている。この実施の
形態では、クランプ部22の後側(アウタチューブ4の
挿入に対する入口側)に位置する第1保持壁23の外側
面において、その保持孔24の拡開を防止するための拡
開防止リブ50が保持孔24の開口部を取り囲むように
して形成されている。図1に示すように、前記拡開防止
リブ50は、保持孔24の下半部に沿って半円弧状をな
す底部51と、その底部51の上端から上方に向けて延
出された側壁部52とを備えて略U字状に形成されてい
る。さらに、図2と図3に示すように、拡開防止リブ5
0の内側面には、アウタチューブ4の端末部を保持孔2
4に向けて挿入案内するための案内面42が略テーパ状
に形成されている。
【0013】図1と図2に示すように、前記クランプ部
22には、その前側(アウタチューブ4の挿入に対する
出口側)に位置する第2保持壁26の前方において所定
の隙間溝を隔ててストッパ壁30が形成されている。こ
のストッパ壁30の内壁面は、アウタチューブ4の端面
に当接してアウタチューブ4の挿入を制限するストッパ
面31とされ、さらに、ストッパ壁30には、インナケ
ーブル2が上方から差し込み可能な略U字状の差込溝3
2が形成されている。
【0014】前記クランプ部22の筒内には、第1、第
2の両保持壁23、26の中間部に位置して左右一対の
ずれ止部40が形成されている。これら一対のずれ止部
40は、インナケーブル2が通過可能な隙間を隔てて対
向するとともに、アウタチューブ4が嵌挿されることで
弾性的に拡開可能に形成されている。そして、アウタチ
ューブ4の端面がストッパ壁30のストッパ面31に当
接する位置まで嵌挿されたときには、一対のずれ止部4
0の弾性拡開に基づく弾発力によって、これら一対のず
れ止部40がアウタチューブ4の外周面の段差面5に係
合し、これによって、アウタチューブ4の挿入方向と逆
方向の抜止めをなすようになっている。また、一対のず
れ止部40には、これら一対のずれ止部40の間にアウ
タチューブ4を嵌挿案内するためのテーパ状の案内面4
2がそれぞれ形成されている。
【0015】上述したように構成されるこの実施の形態
のコントロールケーブルの保持装置において、コントロ
ールケーブル1のアウタチューブ4を基体14のクラン
プ台座21に固定する場合、まず、図4に示すように、
インナケーブル2のケーブルエンド3から所要とする長
さだけアウタチューブ4の端末部を後退させておく。次
に、図4の二点鎖線に示すように、インナケーブル2の
ケーブルエンド3が操作レバー11の連結孔13に対し
斜め上方から差込まれて連結される。ここで、連結孔1
3付傍を支点として前記インナケーブル2が下向きに回
動される。そして、図4の実線に示すように、インナケ
ーブル2がクランプ部22の第1、第2の両保持壁2
3、26の上端の差込溝25、28及びストッパ壁30
の差込溝32をそれぞれ通して第1、第2の両保持壁2
3、26の保持孔24、27の内部に差し込まれる。
【0016】ここで、前記アウタチューブ4の端末部が
第1保持壁23の拡開防止リブ50からその第1保持壁
23の保持孔24に向けて挿通される。この際、拡開防
止リブ50の案内面53によってアウタチューブ4の端
末部が第1保持壁23の保持孔24に向けて挿通案内さ
れるため、第1保持壁23の保持孔24に対するアウタ
チューブ4の端末部の挿通作業が容易にかつ手早くなさ
れる。引き続いて、アウタチューブ4の端末部が一対の
ずれ止部40の案内面42に案内されながらこれら一対
のずれ止部40を弾性的に拡開して一対のずれ止部40
を通過し、第2保持壁26の保持孔27に挿通される。
そして、図2と図3に示すように、前記アウタチューブ
4の端面がクランプ部22のストッパ壁30のストッパ
面31に当接する所定位置まで挿通されることで、一対
のずれ止部40の弾性拡開に基づく弾発力によってこれ
ら一対のずれ止部40がアウタチューブ4の段差面5と
係合する。そして、一対のずれ止部40とアウタチュー
ブ4の段差面5との係合作用によってアウタチューブ4
の挿入方向と逆方向の抜止めがなされ、これをもって、
クランプ台座21に対するアウタチューブ4の固定が完
了する。
【0017】図1と図2に示すように、第1保持壁23
と第2保持壁26はクランプ部22の周壁よって一体に
結合されているため、従来の円弧状のクランプ片12
2、125と比べアウタチューブ4の保持力が効率よく
高められる。しかも、第1保持壁23の外側面には、そ
の保持孔24の開口部を取り囲むようにして拡開防止リ
ブ50が形成され、その拡開防止リブ50によって第1
保持壁23の保持孔24の拡開が防止されている。
【0018】したがって、クランプ台座21にアウタチ
ューブ4が固定された状態において、アウタチューブ4
に対し、左右方向あるいは上下方向に外力が作用したと
きにも、前記第1、第2の両保持壁23の各保持孔2
4、27の拡開が防止される。特に、この実施の形態で
は拡開防止リブ50によって第1保持壁23の保持孔2
4の拡開が確実に防止されるため、アウタチューブ4が
左右方向あるいは上下方向にガタ振れすることなく強固
に保持される。この結果、アウタチューブ4が左右方向
あるいは上下方向にガタ振れする不具合を防止すること
ができ、操作レバー11による操作力がインナケーブル
2に確実かつ正確に伝達される。
【0019】また、拡開防止リブ50において、その内
壁面にはテーパ状の案内面53が形成されているため、
その拡開防止リブ50の案内面53よって、アウタチュ
ーブ4の端末部を第1保持壁23の保持孔24に向けて
挿通案内することで、第1保持壁23の保持孔24に対
するアウタチューブ4の端末部の挿通作業を容易にかつ
手早く行うことができ、クランプ台座21に対するアウ
タチューブ4の固定作業の効率を高めることができる。
【0020】なお、前記実施の形態において、第1保持
壁23の外側面の拡開防止リブ50は、保持孔24の下
半部に沿って半円弧状をなす底部51と、その底部51
の上端から上方に向けて延出された側壁部52とを備え
て略U字状に形成されている場合を例示したが、これに
限定するものではない。例えば、図5の(A)に示すよ
うに、第1保持壁23の拡開防止リブ50の底部51を
略平坦に形成してもよく、図5の(B)に示すように、
第1保持壁23の拡開防止リブ50の底部51をV字状
に形成してもよい。
【0021】さらに、図6に示すように、第1保持壁2
3の外側面に対し、その保持孔24の開口部を隔てて対
向する一対の拡開防止リブ60を形成して、第1保持壁
23の保持孔24の拡開を防止することも可能である。
また、図7に示すように、第1、第2の両保持壁23、
26を有するクランプ部22の周壁部の外側面に拡開防
止リブ70を形成して、第1、第2の両保持壁23、2
6の各保持孔24、27の拡開を防止することもでき
る。ただし、この場合には、クランプ部22の周壁部の
近傍に組み付けられる各種の物品あるいは装置に干渉す
ることなく拡開防止リブ70を形成する必要性があるた
め、クランプ部22の周壁部の外側面に対しては拡開防
止リブ70を形成することができない場合もある。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、クランプ部の保持孔の拡開を拡開防止リブ
によって防止することで、コントロールケーブルのアウ
タチューブの保持力を高めることができ、アウタチュー
ブがガタ振れする不具合を積極的に防止することができ
る。また、請求項2に記載の発明によれば、第1保持壁
と第2保持壁はクランプ部の周壁よって一体に結合され
ているため、従来の円弧状のクランプ片と比べアウタチ
ューブの保持力を効率よく高めることができる。しか
も、第1保持壁の保持孔の開口部を取り囲むようにして
形成された拡開防止リブによって第1保持壁の保持孔の
拡開をより一層確実に防止することができる。さらに、
請求項3に記載の発明によれば、第1保持壁の保持孔に
対するアウタチューブの端末部の挿通作業を容易にかつ
手早く行うことができ、クランプ台座に対するアウタチ
ューブの固定作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、コントロ
ールケーブルの保持装置を斜め上方から表わした斜視図
である。
【図2】同じくクランプ台座の平断面図である。
【図3】同じくクランプ台座の縦断面図である。
【図4】同じくクランプ台座にアウタチューブを固定す
る状態を示す説明図である。
【図5】この発明のクランプ台座のクランプ部の拡開防
止リブの変更例をそれぞれ示す説明図である。
【図6】同じく拡開防止リブの他の変更例を示す斜視図
である。
【図7】同じくクランプ台座のクランプ部の周壁外側面
に拡開防止リブを形成した実施の形態を示す斜示図であ
る。
【図8】従来のコントロールケーブルの保持装置を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 コントロールケーブル 2 インナケーブル 3 ケーブルエンド 4 アウタチューブ 11 操作レバー 13 連結孔 20 基体 21 クランプ台座 22 クランプ部 23 第1保持壁 24 保持孔 25 差込溝 26 第2保持壁 27 保持孔 28 差込溝 40 一対のずれ止部 50 拡開防止リブ 53 案内面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーに連結されるインナケーブル
    と、そのインナケーブルに対するアウタチューブと、を
    備えたコントロールケーブルにおいて、前記アウタチュ
    ーブを基体のクランプ台座に固定して保持するためのコ
    ントロールケーブルの保持装置であって、 前記クランプ台座は、前記コントロールケーブルの長手
    方向に所定間隔を隔てる第1・第2の両保持壁を有する
    クランプ部と、前記第1・第2の両保持壁の間に設けら
    れかつ前記アウタチューブが押込まれることでそのアウ
    タチューブの外周に弾性的に係合して同アウタチューブ
    の長手方向の移動を阻止する一対のずれ止部と、を備
    え、 前記第1・第2の両保持壁には、前記アウタチューブが
    その端末側から挿入されて嵌込まれる保持孔がそれぞれ
    同一中心線上に貫設されるとともに、前記インナケーブ
    ルのケーブルエンドが前記操作レバーに連結された状態
    のままでそのインナケーブルが前記第1・第2の両保持
    壁の上方からその各保持孔に差し込み可能な差込溝がそ
    れぞれ形成され、 前記第1・第2の両保持壁を有する前記 クランプ部の外
    側面には、前記保持孔の拡開を防止するための拡開防止
    リブが形成されていることを特徴とするコントロールケ
    ーブルの保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコントロールケーブル
    の保持装置において、クランプ台座のクランプ部は略筒
    状に形成され、そのクランプ部の両側部の壁部を第1・
    第2の両保持壁とし、 アウタチューブの挿入に対する入口側に位置する前記第
    1保持壁の外側面には、その保持孔の拡開を防止するた
    めの拡開防止リブが同保持孔の開口部を取り囲むように
    して形成されていることを特徴とするコントロールケー
    ブルの保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコントロールケーブル
    の保持装置において、クランプ部の第1保持壁の拡開防
    止リブは、その保持孔の開口部に沿う底部及び両側壁部
    を備えて略U字状に形成され、その拡開防止リブの内周
    面にはアウタチューブの端末部を前記保持孔に向けて挿
    入案内するための案内面が形成されていることを特徴と
    するコントロールケーブルの保持装置。
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