JP2002005337A - クランプ - Google Patents

クランプ

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JP2002005337A
JP2002005337A JP2000181787A JP2000181787A JP2002005337A JP 2002005337 A JP2002005337 A JP 2002005337A JP 2000181787 A JP2000181787 A JP 2000181787A JP 2000181787 A JP2000181787 A JP 2000181787A JP 2002005337 A JP2002005337 A JP 2002005337A
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pipe
rod
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clamp
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JP2000181787A
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English (en)
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Hideya Miura
秀哉 三浦
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Original Assignee
Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径寸法に拘らず、挟持されたパイプがズレ
ることがないクランプを得る。 【解決手段】 当接部46の先端部46Aには約R4の
曲面が形成されており、下壁56には約R4の曲面が形
成されている。この先端部46A及び下壁56がパイプ
18の外周面に沿って面接触する。また、下壁56によ
って、パイプ18には分力Fが働き、矢印F方向からも
パイプ18を保持することができる。これによってパイ
プ18の侵入方向(矢印B方向)と直交する方向(矢印
A方向)へのパイプ18の移動を規制することができ
る。このように、下壁56によってパイプ18が矢印F
方向からも保持されるため、外径寸法の小さいパイプ1
8に矢印A方向の外力が負荷されても、パイプ18がズ
レることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエアコン
用パイプ等を保持した状態で取付対象物に固定するクラ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディパネルには、図11及び
図12に示すように、エアコン用パイプ100を所定の
位置に取り付けるためのクランプ102が用いられてい
る。このクランプ102は、ボディパネル104側から
突出したスタッドボルト106に嵌め込まれる固定部1
08と、パイプ100を挟持するクランプ部110と、
で構成されている。
【0003】クランプ部110は略U字状を成してお
り、上面部112及び下面部114の先端部には、側壁
116の中央部から突出した突出部118へ向けて弾性
片120が折り曲げられている。この弾性片120はパ
イプ100が通過するとき押し広げられ、パイプ100
の通過後は復元する。
【0004】また、上面部112及び下面部114の中
央部からは、突出部118へ向けて円弧状の受け腕12
2が突出しており、この受け腕122は側壁116に当
接するまで、弾性変形可能となっている。
【0005】これにより、パイプ100の外径寸法が異
なっても保持することができる。また、受け腕122は
約R8の円弧に設定されており、φ14又はφ16のよ
うに大径のパイプ(図示省略)では、その外周面に沿っ
て当接する。このため、パイプが挟持された状態で矢印
方向の外力が負荷されてもパイプがズレることはない。
【0006】しかし、パイプの外径寸法が小さいと(例
えば、φ8のパイプ100の場合)、パイプ100が挟
持された状態で矢印方向の外力が負荷されると、受け腕
122とパイプ100の外周面とは線で接触しているた
めパイプ100がズレてしまう。
【0007】また、パイプ100をクランプ部110か
ら取外す場合、上面部112又は下面部114と弾性片
120との間にパイプ100が入り込み(点線で図示さ
れる)、この状態からパイプ100を取外そうとする
と、クランプ部110が破損する恐れが生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、外径寸法に拘らず挟持されたパイプがズレること
がないクランプを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、U字状の本体が取付対象物に固定される。本体には
一対の弾性片が本体の中空部へ延設されており、この弾
性片は、本体に設けられた受け腕との間で棒状物を挟持
すると共に弾性変形して中空部へ棒状物の侵入を許容す
る。
【0010】ここで、受け腕は本体の中空部へ延設され
ており、この受け腕の先端部には、棒状物に面接触して
棒状物の侵入方向と直交する方向の力を受ける下壁が設
けられている。
【0011】この下壁によって、棒状物の侵入方向と直
交する方向の移動が規制されるため、棒状物が受け腕及
び弾性片によって挟持された状態で棒状物に外力が負荷
されても、棒状物の外径寸法に拘らず、棒状物がズレる
ことはない。また、棒状物が挟持された状態で棒状物を
軸方向に沿ってスライドさせても、棒状物がその侵入方
向と直交する方向へズレることはない。
【0012】さらに、棒状物をクランプから取外すと
き、棒状物がズレることにより、このズレた状態から棒
状物を取外そうとすることによって生じるクランプの破
損の恐れがない。
【0013】また、受け腕に下壁を設けることで、棒状
物の侵入方向と直交する方向の移動を規制するため、別
途部品を設ける必要がなく、クランプがコストアップす
ることはない。
【0014】請求項2に記載の発明では、弾性片の先端
部には、棒状物に面接触して棒状物の侵入方向と直交す
る方向の力を受ける上壁が設けられている。このよう
に、受け腕に限らず弾性片に上壁を設けることでも棒状
物の侵入方向と直交する方向の移動を規制することがで
きる。
【0015】請求項3に記載の発明では、中空部を棒状
物の侵入方向に沿って二分したとき、一方の空間に位置
する受け腕の先端部に下壁を設け、他方の空間に位置す
る弾性片の先端部に上壁を設けて、下壁と上壁とで棒状
物の侵入方向と直交する方向に対する棒状物の移動を規
制している。
【0016】請求項4に記載の発明では、上壁を棒状物
の軸方向に沿った弾性片の先端部の幅方向端部に設け、
下壁を棒状物の軸方向に沿った受け腕の先端部の幅方向
端部に設けている。
【0017】これにより、棒状物を挟持させた状態で棒
状物を軸方向にスライドさせるときに、棒状物の軸方向
に対する弾性片及び受け腕の端部から端部まで上壁及び
下壁が設けられた場合と比較して、上壁及び下壁と棒状
物の外周面との摩擦力が小さく棒状物をスライドさせ易
くなる。また、棒状物をクランプから取外すとき上壁と
棒状物の外周面との摩擦が小さくなり、棒状物を取外し
易くなる。
【0018】請求項5に記載の発明では、弾性片と受け
腕とで作られた空間に棒状物が侵入することを防止す
る、押え片を設けている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図3には、本形態に係るク
ランプ10が示されている。このクランプ10には、自
動車のボディパネル12から突出したスタッドボルト1
4と嵌合する嵌合部16と、嵌合部16を間に置いて棒
状物としてのエアコン用パイプ18、19等を挟持する
クランプ部20、22とが備えられている。
【0020】嵌合部16は、側壁に開口部24を有する
箱型をしており、底部には、ボディパネル12から突出
したスタッドボルト14が挿通可能な孔部26が形成さ
れている。この孔部26からは一対のガイド片28が上
方内側に向って突出しており、挿通されたスタッドボル
ト14を一対の抜け止め片30へ案内する。
【0021】この抜け止め片30は嵌合部16の内側壁
16Aに上下2箇所に突設されており、先端部30Aが
水平となっている。抜け止め片30の上下の離間距離
は、スタッドボルト14のねじ山のピッチに合わせてい
る。このため、挿通されたスタッドボルト14のねじ溝
に抜け止め片30の先端部30Aが食い込み可能とな
り、クランプ10が容易に抜けないようになっている。
【0022】また、嵌合部16の天面16Bには、一対
のリブ32が形成されており、クランプ部20とクラン
プ部22とを架渡している。このリブ32によって、ク
ランプ10の反りが防止される。
【0023】一方、図3に示すように、クランプ部20
は略U字状を成しており、上面部34及び下面部36と
側壁38とで形成される角部40は面取りされ肉厚とな
っている。これにより、角部40に負荷が掛かってもク
ランプ部20が容易に破損しないようにしている。
【0024】上面部34及び下面部36の先端部から
は、弾性片42が延出しており、側壁38の中央に設け
られた突出部44へ向けて斜めに折り曲げられている。
この弾性片42はパイプ18が通過するとき押し広げら
れ、パイプ18の通過後に復元する。
【0025】弾性片42の先端部には、当接部46が設
けられている。この当接部46の対向する面には、パイ
プ18の外周面に沿って面接触可能な曲面が形成された
上壁48が設けられており、当接部46の先端部46A
は、パイプ18の外周面に沿って面接触可能な曲面とな
っている(後述する)。
【0026】一方、上面部34及び下面部36の中央部
からは、挟持されるパイプ18の軸方向に沿った上面部
34及び下面部36の幅と同一の支持片50が、突出部
44へ向けて突出しており、支持片50からは円弧状の
受け腕52が突出部44へ向けて延出している。
【0027】この支持片50及び受け腕52と角部40
との間には、空間54が設けられており、受け腕52が
支持片50の先端部50A及び基部50Bを支点として
弾性変形可能となっている。これにより、パイプ18の
外径寸法が異なってもパイプ18を保持できるようにな
っている。
【0028】また、支持片50を設けることで、図10
に示すように、上面部112及び下面部114から直接
受け腕122を設けた場合と比較して、図3〜図5に示
す受け腕52は少ない変形量でパイプ18の外周面に当
接することができる。
【0029】受け腕52の先端部には、爪状の下壁56
(後述する)が設けられている。この下壁56には、下
壁56の基部56Aから先端部56Bに架けてパイプ1
8の外周面に沿って面接触可能な曲面が形成されてい
る。
【0030】ここで、当接部46及び下壁56について
詳細を説明する。
【0031】図4には、パイプ18の外径寸法がφ8の
場合が示されている。当接部46が設けられた弾性片4
2を押し広げつつパイプ18が当接部46の上壁48に
沿って移動すると、受け腕52の下壁56にパイプ18
が当接し、受け腕52が撓み、下壁56はパイプ18に
よって押し広げられる。
【0032】パイプ18が上壁48を通過した後、弾性
片42が復元して当接部46の先端部46A及び下壁5
6によってパイプ18は挟持される。当接部46の先端
部46Aには約R4の曲面が形成されており、下壁56
には約R4の曲面が形成されている。このため、先端部
46A及び下壁56は、パイプ18の外周面に沿って面
接触する。
【0033】また、下壁56によって、パイプ18には
分力Fが働き、矢印F方向からもパイプ18を保持する
ことができる。これによってパイプ18の侵入方向(矢
印B方向)と直交する方向(矢印A方向)へのパイプ1
8の移動を規制することができる。
【0034】このように、下壁56によってパイプ18
が矢印F方向からも保持されるため、パイプ18に矢印
A方向の外力が負荷されても、パイプ18がズレること
はない。
【0035】また、パイプ18をクランプ部20から取
外すときも、パイプ18はズレることなく、矢印B方向
と逆方向へ移動し、当接部46の先端部46Aを押し広
げると共に、弾性片42を押し広げ、当接部46の上壁
48を通過して、クランプ部20から簡単に取外され
る。
【0036】また、図5には、パイプ18の外径寸法が
φ14の場合が示されている。弾性片42を押し広げつ
つパイプ18が移動し、パイプ18が下壁56に当接す
ると、受け腕52が撓み下壁56が押し広げられる。
【0037】そして、当接部46の上壁48及び下壁5
6の基部56Aがパイプ18の外周面に当接する。上壁
48には約R7の曲面が形成されており、パイプ18の
外周面に沿って面接触する。この上壁48によってパイ
プ18には分力Qが働き、矢印Q方向(矢印F方向と同
一方向)からもパイプ18を保持することができる。
【0038】これによって、矢印A方向へのパイプ18
の移動を規制することができる。パイプ18の外径寸法
がφ14の場合は、φ8の場合と異なり、上壁48がパ
イプ18を矢印Q方向から保持して、パイプ18をズレ
ないようにしている。
【0039】このように、パイプ18の外径寸法が小さ
い場合は、受け腕52に設けられた下壁56によってパ
イプ18を矢印F方向から保持し、パイプ18の外径寸
法が大きい場合は、弾性片42に設けられた上壁48に
よってパイプ18を矢印F方向と同一方向である矢印Q
方向から保持する。
【0040】以上のような構成により、外径寸法に拘ら
ず、パイプ18が弾性片42及び受け腕52によって挟
持された状態でパイプ18に矢印A方向の外力が負荷さ
れてもパイプ18がズレることはない。
【0041】また、パイプ18をクランプ部20から取
外すとき、パイプ18がズレることにより、このズレた
状態からパイプ18を取外そうとすることによって生じ
るクランプ部20の破損の恐れがない。さらに、受け腕
52の先端部に下壁56を設け、パイプ18の外周面に
沿って面接触させるだけで良いので、別途部品を設ける
必要がない。
【0042】ここで、図3に示すように、クランプ部2
2については、クランプ部20とは類似しており、同一
の部分についての説明は割愛する。
【0043】クランプ部22は比較的外径寸法の大きい
パイプ19の挟持用として形成されており、例えば、φ
14又はφ16のパイプ19を共有して挟持することが
できる(後述する)。
【0044】クランプ部22の上面部62及び下面部6
4の先端部から延出している弾性片66は弾性片42と
比較して弾性片66同士の間隔が離れており、パイプ1
9が通過し易いようにしている。また、上面部62及び
下面部64で構成された角部60には孔部60Aが設け
られており、クランプ部20と間違えないようにしてい
る。
【0045】さらに、上面部62及び下面部64からは
直接円弧状の受け腕68が突出しており、パイプ19の
外径寸法に合わせて弾性変形可能となっている。受け腕
68の場合は、パイプ19の外径寸法が多少異なる程度
であるため、受け腕52(図5参照)に比べて必要とな
る弾性変形量は少ない。このため、上面部62及び下面
部64から直接円弧状の受け腕68を突出させ、クラン
プ10の金型の加工工数を削減させている。
【0046】また、弾性片66と受け腕68との離間距
離Hは、外径寸法の大きいパイプ19のみを挟持するた
め、クランプ部20に比べて長くしている。受け腕68
にはR8の曲面が形成されており、φ14及びφ16の
パイプ19を共有して保持できるようにしている。
【0047】ここで、図6にはパイプ19の外径寸法が
φ14の場合が示されている。当接部70が設けられた
弾性片66を押し広げつつパイプ19が当接部70の上
壁72を通過すると共に、受け腕68がパイプ19によ
って撓み、押し広げられる。
【0048】パイプ19が上壁72を通過した後、弾性
片66が復元して当接部70の先端部70A及び受け腕
68によってパイプ19が挟持される。当接部70の先
端部70Aには約R7の曲面が形成されており、先端部
70Aが上壁となって受け腕68と共にパイプ19の外
周面に沿って面接触する。
【0049】このように、先端部70A及び受け腕68
によってパイプ19の外周面に沿って矢印F方向から保
持されるため、パイプ19に矢印A方向の外力が負荷さ
れても、パイプ19がズレることはない。
【0050】一方、図7にはパイプ19の外径寸法がφ
16の場合が示されている。弾性片66を押し広げつつ
パイプ19が当接部70の上壁72を通過すると共に、
受け腕68がパイプ19によって撓み、押し広げられ
る。
【0051】そして、当接部70の上壁72及び受け腕
68がパイプ18の外周面に当接する。上壁72には約
R8の曲面が形成されており、この上壁72がパイプ1
9の外周面に沿って面接触し、パイプ19を矢印F方向
から保持する。
【0052】なお、本発明では、図4及び図5に示すよ
うに、受け腕52に下壁56を設け、弾性片42に上壁
48を設けることで、外径寸法に拘らず挟持されたパイ
プ18をズレないようにしたが、パイプ18がズレない
ように保持できれば良いため、これに限るものではな
い。
【0053】例えば、図8に示すように、挟持されるパ
イプ80の進入方向に沿う中心線Pを基準に中空部8
2、84に二分し、受け腕74,76のうち、中空部8
2に位置する受け腕74に下壁78を設け、弾性片8
5、86のうち、中空部84に位置する弾性片86に上
壁88を設けて、この下壁78及び上壁88によってそ
れぞれパイプ80に働く矢印F方向の分力により矢印A
方向に対するパイプ80の移動を規制しても良い。逆
に、受け腕76に下壁を設け、弾性片85に上壁を設け
ても良い。
【0054】また、図2に示す上壁48及び当接部46
の先端部46を弾性片42の幅方向Wの端部のみに設
け、下壁56を受け腕52の幅方向Wの端部のみに設け
ても良い。
【0055】これにより、パイプ18を挟持させた状態
でパイプ18を軸方向にスライドさせるときに、上壁4
8及び下壁56がパイプ18の軸方向に対して弾性片4
2及び受け腕52の端部から端部まで設けられた場合と
比較して、上壁48及び下壁56とパイプ18の外周面
との摩擦力が小さく、パイプ18をスライドさせ易くな
る。また、パイプ18をクランプ部20から取外すと
き、上壁48とパイプ18の外周面との摩擦が小さくな
り、パイプ18を取外し易くなる。
【0056】また、図9及び図10に示すように、支持
片50の先端部50Aから、弾性片42と受け腕52と
で作られた空間82、84へ向かって突出する押え片9
0を形成しても良い。
【0057】図4及び図5に示すように、弾性片42に
設けられた当接片46及び下壁56は、パイプ18の外
径寸法に拘らずパイプ18の外周面に当接しているが、
図10に示すように、支持片50と受け腕52との境界
部分に押え片90を形成したことにより、パイプ18の
外径寸法がφ14の場合、押え片90がパイプ18の外
周面に当接する。
【0058】このとき、下壁56はパイプ18の外周面
には当接していないが、押え片90によって、パイプ1
8には分力Fが働き、矢印F方向からもパイプ18を保
持することができるため、パイプ18の侵入方向(矢印
B方向)と直交する方向(矢印A方向)へのパイプ18
の移動を規制することができる。
【0059】一方、図9に示すように、パイプ18の外
径寸法がφ8の場合は、当接片46及び下壁56がパイ
プ18の外周面に当接し、押え片90はパイプ18の外
周面には当接しない。
【0060】但し、パイプ18が取外すときなどでパイ
プ18が若干ズレた場合、押え片90によって空間8
2、84への侵入は妨げられているため、空間82、8
4へパイプ18が侵入することはない。
【0061】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1〜3に記載の発明では、棒状物が受け腕及び弾性片に
よって挟持された状態で棒状物に外力が負荷されても、
棒状物の外径寸法に拘らず、棒状物がズレることはな
い。また、棒状物が挟持された状態で棒状物を軸方向に
沿ってスライドさせても、棒状物がその侵入方向と直交
する方向へズレることはない。さらに、棒状物をクラン
プから取外すとき、棒状物がズレることにより、このズ
レた状態から棒状物を取外そうとすることによって生じ
るクランプの破損の恐れがない。また、受け腕に下壁を
設けることで、棒状物の侵入方向と直交する方向の移動
を規制するため、別途部品を設ける必要がなく、クラン
プがコストアップすることはない。
【0062】請求項4に記載の発明では、棒状物を挟持
させた状態で棒状物を軸方向にスライドさせるときに、
棒状物の軸方向に対する弾性片及び受け腕の端部から端
部まで上壁及び下壁が設けられた場合と比較して、上壁
及び下壁と棒状物の外周面との摩擦力が小さく棒状物を
スライドさせ易くなる。また、棒状物をクランプから取
外すとき上壁と棒状物の外周面との摩擦が小さくなり、
棒状物を取外し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るクランプを用いた自動車の概要図
である。
【図2】本形態に係るクランプを示す斜視図である。
【図3】本形態に係るクランプを示す正面図である。
【図4】本形態に係るクランプで外径寸法の小さいパイ
プを挟持した状態を示す正面図である。
【図5】本形態に係るクランプで外径寸法の大きいパイ
プを挟持した状態を示す正面図である。
【図6】本形態に係るクランプでφ14のパイプを挟持
した状態を示す正面図である。
【図7】本形態に係るクランプでφ16のパイプを挟持
した状態を示す正面図である。
【図8】本形態に係るクランプの変形例を示す正面図で
ある。
【図9】本形態に係るクランプの他の変形例を示す正面
図であり、外径寸法の小さいパイプを挟持した状態を示
している。
【図10】本形態に係るクランプの他の変形例を示す正
面図であり、外径寸法の大きいパイプを挟持した状態を
示している。
【図11】従来に係るクランプを示す斜視図である。
【図12】従来に係るクランプで外径寸法の小さいパイ
プを挟持した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 クランプ 46A 先端部(上壁) 48 上壁 56 下壁 70A 先端部(上壁) 72 上壁 78 下壁 88 上壁 90 押え片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H023 AA05 AB01 AC32 AC35 AD13 AE11 3J001 FA19 GC04 GC12 HA02 HA09 JA08 JC03 JC13 KA05 KA19 KB01 KB02 3J022 DA15 EA16 EB06 EC17 FA08 FB03 FB08 FB12 HA03 HB02 HB05 HB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象物に固定されるU字状の本体
    と、前記本体から本体の中空部へ延設され棒状物を受け
    る一対の受け腕と、前記本体から本体の中空部へ延設さ
    れ前記棒状物を前記受け腕との間で挟持すると共に弾性
    変形して前記中空部へ棒状物の侵入を許容する一対の弾
    性片と、を備えたクランプであって、 前記受け腕の先端部に設けられ、前記棒状物に面接触し
    て棒状物の侵入方向と直交する方向の力を受ける下壁が
    設けられたことを特徴とするクランプ。
  2. 【請求項2】 取付対象物に固定されるU字状の本体
    と、前記本体から本体の中空部へ延設され棒状物を受け
    る一対の受け腕と、前記本体から本体の中空部へ延設さ
    れ前記棒状物を前記受け腕との間で挟持すると共に弾性
    変形して前記中空部へ棒状物の侵入を許容する一対の弾
    性片と、を備えたクランプであって、 前記弾性片の先端部に設けられ、前記棒状物に面接触し
    て棒状物の侵入方向と直交する方向の力を受ける上壁が
    設けられたことを特徴とするクランプ。
  3. 【請求項3】 取付対象物に固定されるU字状の本体
    と、前記本体から本体の中空部へ延設され棒状物を受け
    る一対の受け腕と、前記本体から本体の中空部へ延設さ
    れ前記棒状物を前記受け腕との間で挟持すると共に弾性
    変形して前記中空部へ棒状物の侵入を許容する一対の弾
    性片と、を備えたクランプであって、 前記中空部を前記棒状物の侵入方向に沿って二分したと
    き、一方の空間に位置する前記受け腕の先端部に下壁を
    設け、他方の空間に位置する前記弾性片の先端部に上壁
    を設けて、前記下壁と前記上壁とで前記棒状物の侵入方
    向と直交する方向に対する棒状物の移動を規制すること
    を特徴とするクランプ。
  4. 【請求項4】 前記上壁が前記棒状物の軸方向に沿った
    前記弾性片の先端部の幅方向端部に設けられ、前記下壁
    が棒状物の軸方向に沿った前記受け腕の先端部の幅方向
    端部に設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載のクランプ。
  5. 【請求項5】 取付対象物に固定されるU字状の本体
    と、前記本体から本体の中空部へ延設され棒状物を受け
    る一対の受け腕と、前記本体から本体の中空部へ延設さ
    れ前記棒状物を前記受け腕との間で挟持すると共に弾性
    変形して前記中空部へ棒状物の侵入を許容する一対の弾
    性片と、を備えたクランプであって、 前記弾性片と前記受け腕とで作られた空間に前記棒状物
    が侵入することを防止する、押え片を設けたことを特徴
    とするクランプ。
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