JP2507467Y2 - ワイヤ固定装置 - Google Patents

ワイヤ固定装置

Info

Publication number
JP2507467Y2
JP2507467Y2 JP1990104523U JP10452390U JP2507467Y2 JP 2507467 Y2 JP2507467 Y2 JP 2507467Y2 JP 1990104523 U JP1990104523 U JP 1990104523U JP 10452390 U JP10452390 U JP 10452390U JP 2507467 Y2 JP2507467 Y2 JP 2507467Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
base
clip
protrusion
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990104523U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0462905U (ja
Inventor
哲慎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U-SHINLTD.
Original Assignee
U-SHINLTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U-SHINLTD. filed Critical U-SHINLTD.
Priority to JP1990104523U priority Critical patent/JP2507467Y2/ja
Publication of JPH0462905U publication Critical patent/JPH0462905U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507467Y2 publication Critical patent/JP2507467Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は、ワイヤを固定するクリップに関するもの
で、外部から大きな力が加わっても、ガタや外れが生じ
ないワイヤクリップに関するものである。
【従来の技術】
従来、車両用のヒータコントロール装置(図示せず)
のワイヤ30の固定は、第5図に示すようになっていた。 すなわち、ワイヤクリップ40は、ベース50に設けられ
た突起52に係合するように、端部に切欠45が設けられた
2本の脚部41と、これらの脚部を所定の距離だけ離間し
一体的に結合する結合部42とにより基本的に構成されて
おり、さらに結合部42にはアウタケーブル31に噛込ませ
るための複数の刃部43を脚部41方向に突設し、脚部41に
は中央部に突起44が設けられている。 このワイヤクリップ40は、単体では両方の脚部41は平
行に設けられており、ワイヤ支持部51に設置したワイヤ
をまたぐようにして図面上、上方から下方に向かって押
圧する。脚部41の幅は、結合部42の幅とほぼ同じである
ため、脚部41の中央部の内側に設けられた突起44が支持
部51に当接する。そこでさらの力を加え支持部51に突起
44を乗り上げるようにすると、2本の脚部41は開脚し端
部に設けられた切欠45と突起52とが結合する。また、突
起44が支持部51に乗り上げる際、刃部43がアウタケーブ
ル31に噛み込む。こうして、第5図のようにワイヤクリ
ップ40によりワイヤ30をベース50に固定していた。すな
わち、両脚部41のバネ性は、突起44の支持部51への乗り
上げにより生じ、これにより切欠45と突起52との結合が
保たれていた。又、ワイヤクリップ40をワイヤ30を介し
てベース50に組付ける作業は、ハンマーのような工具で
上からたたくことにより行うので、ワイヤクリップ40が
沈み過ぎないように治具により治具の上面とワイヤクリ
ップ40の上面とが一致するようにして行う必要があっ
た。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構成のワイヤクリップ40では
次のような問題があった。 ワイヤクリップ40をワイヤ30を介してベース50に組
付ける際、押し込む寸法の寸法管理をしなければならな
いため、別途治具が必要になり煩雑であると共に組付作
業の能率が著しく低下するものである。 ワイヤ30は上下方向に屈曲した状態で固定されるた
め、ワイヤクリップ40に設けた刃部43に対して常に力が
加わっている状態になる。このため、もし大きな力がこ
の部分に加わった後に除かれると、刃部43はアウタケー
ブル31に更に深く噛込み、その後、もとに戻ることにな
る。すると、一度刃部43が進行した部分はワイヤ30の遊
びとなって現れる。この遊びは車室内のびびり音の原因
となる。 ワイヤクリップ40の両脚部41は、前述の如く、単体
では互いに平行である。これを組付けた状態では突起44
を力点として、押し開いた状態となっている。 すなわち、脚部41は常に閉じる力が作用しており、そ
の力を突起44で受け止めていることになる。この状態
で、ワイヤクリップ40に第5図上左右方向に大きな外力
が作用すると、ワイヤ支持部51の突起44の当接部がへこ
み、そのへこんだ分だけ脚部41が閉じ、その結果ベース
50側の突起52からワイヤクリップ40の切欠45が外れる原
因となっていた。
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するため本考案においては、一対の
ベース壁部と、前記一対のベース間に配設されワイヤを
支持するワイヤ支持部と、前記各ベース壁部に形成され
た突起とを有するベースと、 一端は相互に結合され他端は開放された一対の脚部
と、前記各脚部の前記他端側にその一部を切起して設け
られた前記突起に係合するためのクリップ固定部と、前
記一端側に設けられ前記各脚部間にワイヤを挟持固定す
るワイヤ固定部と、前記ワイヤの軸方向への移動を規制
する刃部とを一体に形成して成るワイヤクリップとを備
え、 前記脚部の一端が前記ベースの端面の高さまで押し下
げられたおき、前記クリップ固定部が前記突起に係合す
ることを特徴としている。
【作用】
ワイヤはワイヤ固定部により挟持されると共に刃部に
より軸方向への移動が規制され、これによりワイヤはワ
イヤクリップに固定される。また、ワイヤクリップは、
脚部の一端がベースの端面の高さまで押し下げられたと
きにクリップ固定部によりベースに固定される。
【実施例】
次に、本発明の実施例を、第1図から第4図により詳
細に説明する。 本考案に係るワイヤクリップ10は、取付け固定される
ワイヤの外径寸法を内径としU字状に曲げられた鋼板
で、その一対の脚部13の開放端部15には、ばね定数調整
のため中央部を方形状に抜いた、切起し12が開放端側を
基端として外側に開いて、それぞれ離反する方向に設け
られている。 また、開放端部15の反対側の結合部18の中央には、所
定の幅でU字状の前記内径と同じ径で連続して若干内側
に入り込み、さらにその先端が両脚部間の距離まで開く
ように切起したバネ性を有するワイヤ固定部14が設けら
れている。すなわち、この固定部により、ワイヤは適度
に圧迫され支持されている。 さらに、開放端の反対側の結合部18の軸方向の端部17
には脚部13に平行な方向に刃部16が設けられている。 一方、前記ワイヤクリップ10を挿入するベース20はベ
ース基面21から垂直に起立させ、奥で通じる一対の挿入
孔22と、挿入孔と挿入孔の間に設けたワイヤの外径と同
じ形状のワイヤ当接面24を設けたワイヤ支持部23と、そ
れぞれの挿入孔22の外側の壁で内側に突き出た突起25の
面が垂直に下降し、さらに奥は広くなった壁が垂直に下
降して、最上部の端面27と前記ワイヤ当接部24を設定す
るベース壁部26とからなっている。 以上が本考案の実施例の構成である。 次に、作用を説明する。 本案のワイヤクリップ10を用いてワイヤ30をベース20
に固定するには、ワイヤ支持部23に配置したワイヤ30を
またぐようにして第4図上、上方から下方に向かって押
圧する。すると、 ベースとワイヤクリップの固定に関して 脚部13の外側の距離はベース壁ぶ26に設けた突起25の
内側の距離と略等しいため切起し12まではそのまま入
り、さらに力を加えると切起し12が内側にたわんで両突
起25の内側を通過する。通過後は切起し12が復元し、ベ
ース20とワイヤクリップ10は遊びなく嵌合する。 ワイヤとワイヤクリップの固定に関して ワイヤ支持部23が固定されているため、その上に配置
したワイヤ30に対してワイヤクリップ10が移動していく
と、ワイヤ30の外形に沿ってワイヤ固定部14が広がり通
過する。そこでワイヤ固定部14にワイヤが収まる際、刃
部16がアウタケーブル31に噛み込みアウタケーブル31の
軸方向の移動がこれにより規制される。すなわち、刃部
16は、アウタケーブル31の軸方向への移動を規制するも
のであるから、結合部18付近の適所に設けることができ
る。 ここで、ワイヤ30の外径とワイヤクリップ10のU字状
部分の内径とは等しいため、ワイヤ30とワイヤクリップ
10に関しても遊びがなく固定される。ベース20に対する
ワイヤクリップ10の移動距離の限界は、ベース20に設け
られた端面27の高さまでワイヤクリップ10を押し下げる
ことで、自動的に設定できる寸法関係になっている。す
なわち、ワイヤ支持部23上にワイヤ30を配置し、それを
またぐようにしてワイヤクリップ10を乗せその上から先
の平らな工具(図示せず)で衝撃力を加えるだけで、工
具はベース20に設けた端面27に当接して停止し、その状
態で最適な寸法関係に固定できる。
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したため、 組付け時の寸法管理が容易になり、組付け工数の低減
が図れる。 ベースとワイヤクリップ間およびワイヤとワイヤクリ
ップ間でそれぞれが確実に固定できるため、遊びが発生
しずらくまた、もし発生しても発生箇所だけでとどまり
他に影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の実施例の斜視図,第2図は本案の実施例
の側面一部断面図,第3図は本案の実施例の正面図,第
4図は本案実施例の断面図,第5図は従来例の縦断面図
である。 10……ワイヤクリップ,12……切起し,14……ワイヤ固定
部,16……刃部,20……ベース,30……ワイヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のベース壁部と、前記一対のベース間
    に配設されワイヤを支持するワイヤ支持部と、前記各ベ
    ース壁部に形成された突起とを有するベースと、 一端は相互に結合され他端は開放された一対の脚部と、
    前記各脚部の前記他端側にその一部を切起して設けられ
    た前記突起に係合するためのクリップ固定部と、前記一
    端側に設けられ前記各脚部間にワイヤを挟持固定するワ
    イヤ固定部と、前記ワイヤの軸方向への移動を規制する
    刃部とを一体に形成して成るワイヤクリップとを備え、 前記脚部の一端が前記ベースの端面の高さまで押し下げ
    られたとき、前記クリップ固定部が前記突起に係合する
    ことを特徴とするワイヤ固定装置。
JP1990104523U 1990-10-05 1990-10-05 ワイヤ固定装置 Expired - Fee Related JP2507467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990104523U JP2507467Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 ワイヤ固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990104523U JP2507467Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 ワイヤ固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0462905U JPH0462905U (ja) 1992-05-28
JP2507467Y2 true JP2507467Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31849835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990104523U Expired - Fee Related JP2507467Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 ワイヤ固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507467Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4606890B2 (ja) * 2005-01-28 2011-01-05 株式会社オチアイ 連結クリップ、嵌合用構造体及び隅部構造
JP5884685B2 (ja) * 2012-09-04 2016-03-15 株式会社デンソー 電力変換装置
DE102015211748B4 (de) * 2014-06-30 2024-01-04 Borgwarner Inc. Stellanordnung eines Abgasturboladers sowie Verfahren zur Montage einer Regelstange einer Stellanordnung eines Abgasturboladers
JP6376650B2 (ja) * 2014-06-30 2018-08-22 ヴィオニア日信ブレーキシステムジャパン株式会社 ブレーキ制御装置
JP6194556B2 (ja) * 2016-03-11 2017-09-13 株式会社アカギ 配管支持具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438734A (en) * 1977-09-01 1979-03-23 Canon Inc Electronic apparatus
JPS5753887U (ja) * 1980-09-11 1982-03-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0462905U (ja) 1992-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011503454A (ja) 支持部材に取付部材を固定するための固定具、並びに該固定具を備えた固定装置
JP2507467Y2 (ja) ワイヤ固定装置
JP2979079B2 (ja) 自動車用内装材の取付構造
JPS6323827Y2 (ja)
JP3887362B2 (ja) 車体内装パネルの組付構造および車体内装パネルの組付方法
JPH0632499Y2 (ja) コントロールケーブルの端末固定装置
JPH0536072Y2 (ja)
JPH07233805A (ja) ユニット取付構造
JP2558179Y2 (ja) ジャック型コネクタ
JPH071574U (ja) 自動組付対応可動コネクタ
JP3946801B2 (ja) 調整ストライク
JPS5927099Y2 (ja) プリント基板取付装置
JPS5937053Y2 (ja) バツクル等の結合機構
JPS623901Y2 (ja)
KR920008185Y1 (ko) 조립시 혼 경적음 방지장치
JPS6347283Y2 (ja)
JPH0334032Y2 (ja)
JP2828940B2 (ja) 扇風機
JP2605159Y2 (ja) 自動車用引出装置
JPS5839229Y2 (ja) トロリ−線吊架金具
JPH0350779Y2 (ja)
JP2525828Y2 (ja) ブラインドのヘッドボックス取付金具
JPH0216653Y2 (ja)
JPS6131535Y2 (ja)
JPH0616831Y2 (ja) 車両用灰皿の組付部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees