JP5884685B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュールとこれを冷却する冷却器とを、フレームに保持させてなる電力変換装置に関する。
電力変換装置としては、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールとこれを冷却する冷却器とを有するものがある。そして、半導体モジュール及び冷却器を内側に保持する枠体としてのフレームに冷却器を保持させる際には、例えば特許文献1に示されたように、クランプを用いて固定する手段が考えられる。
上記クランプは、円筒状パイプを押圧する押さえ部と、この押さえ部の一端から延設され、フレームに締結される1つの締結部とを有している。また、フレームは、円筒状パイプを支持するパイプ支持部と、クランプを締結固定する被締結部とを有している。
円筒状パイプは、クランプの押さえ部とフレームのパイプ支持部とによって挟持されることで、フレームに押圧支持されている。
特開2012−016264号公報
しかしながら、特許文献1の電力変換装置には以下の課題がある。
上記の電力変換装置において、フレーム内に配され、クランプによって固定される前の円筒状パイプは、寸法公差や組み付け時の位置のばらつきによる影響を受け、円筒状パイプがフレームのパイプ支持部からずれた位置に配される場合がある。円筒状パイプがパイプ支持部からずれた状態でクランプを組み付けた場合、円筒状パイプの位置が十分に補正されず、正しい固定位置からずれて配される場合がある。
したがって、円筒状パイプを正しい位置に固定するためには、フレームにクランプを締結固定する際に、円筒状パイプをパイプ支持部に向かって押圧して円筒状パイプをパイプ支持部側へと移動させる。そして、この状態を保持しながら、ボルトなどの締結用部品を用いて、クランプをフレームに締結固定する。このように、円筒状パイプを押圧する作業、及びクランプの締結作業の2つの作業を行う必要があり、組み付け作業性の悪化及び組付工数の増大が発生しやすい。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、クランプの組み付け作業性を向上すると共に、筒状パイプを適正な固定位置に安定して配置でき、かつ部品点数の削減に伴う作業工数の低減が可能な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、
該半導体モジュールを冷却すると共に、内部の冷媒流路に冷却媒体を導入又は排出する一対の筒状パイプを備えた冷却器と、
該冷却器を保持するフレームと、
上記筒状パイプを上記フレームと共に挟持することにより、上記筒状パイプを上記フレームに固定するクランプとを有し、
該クランプは、上記フレームに係合する一対の係合部と、該一対の係合部の間に形成され上記筒状パイプを押圧する押さえ部とを有しており、
上記フレームは、上記筒状パイプを支承するパイプ支持部と、上記係合部が係合可能な被係合部とを有しており、
上記クランプは、上記押さえ部が上記筒状パイプを上記フレームの上記パイプ支持部へ向かって押圧した状態で、上記一対の係合部、それぞれ上記フレームの上記係合部に係合することにより、上記筒状パイプを上記フレームに固定しており、
上記クランプは、上記押さえ部の両端からフレーム側へ向かって立設した一対の脚部を備え、上記係合部は、上記脚部の端部をフレームと反対側へ屈曲して形成されると共に、上記脚部に対して弾性的に変位できるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置は、上記のごとく、上記クランプを用いて上記筒状パイプを上記フレームへと固定している。そのため、上記クランプの組み付け作業性を向上しつつ、上記筒状パイプを正しい位置に固定することができる。
すなわち、上記クランプにおける上記フレームへの組み付けは、上記一対の係合部を上記被係合部に係合させることによって行うことができる。上記一対の係合部と上記被係合部とを係合させるためには、両者を相対的に近づけるように移動する。このとき、上記クランプの上記一対の係合部の間に配された上記押さえ部は、上記被係合部の間に配された上記パイプ支持部側に向かって移動する。したがって、上記押さえ部によって、上記筒状パイプを押圧し、該筒状パイプを正しい固定位置へと移動させることができる。つまり、上記クランプの組み付け作業によって上記筒状パイプの位置合わせを同時に行うことができる。これにより、上記クランプの組み付けを容易とし、組み付け作業の効率を向上することができる。
また、上記クランプは、上記一対の係合部を上記フレームの上記被係合部に係合させることで固定してあり、上記押さえ部は、その両端に配された係合部によって、フレームに固定される。これにより、上記押さえ部を両持ちで支持することができ、上記筒状パイプを安定して正しい固定位置に配することができる。
また、クランプをフレームに固定するにあたり、ボルトなどの締結用部品が不要となる。これにより、上記電力変換装置の部品点数を削減し、組み付けにかかる作業工数を低減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、クランプの組み付け作業性を向上すると共に、筒状パイプを適正な固定位置に安定して配置でき、かつ部品点数の削減に伴う作業工数の低減が可能な電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置を示す説明図。 図1のII−II矢視線断面を示す部分断面図。 実施例1における、固定前の筒状パイプを示す説明図(図1のII−II矢視線断面相当)。 実施例1における、押さえ部と筒状パイプとを当接させた状態を示す説明図(図1のII−II矢視線断面相当)。 実施例1における、筒状パイプが正しい固定位置へと移動した状態を示す説明図(図1のII−II矢視線断面相当)。 実施例2における、電力変換装置を示す断面図(図1のII−II矢視線断面相当)。
上記電力変換装置において、上記クランプは、上記押さえ部の両端からフレーム側へ向かって立設した一対の脚部を備え、上記係合部は、上記脚部の端部をフレームと反対側へ屈曲して形成されると共に、上記脚部に対して弾性的に変位できるよう構成されていてもよい上記係合部の弾性変形を利用することで、上記係合部を上記被係合部に、容易かつ確実に係合させることができる。
また、上記クランプは、上記押さえ部が弾性変形して上記筒状パイプを上記フレームの上記パイプ支持部側に向かって押しつけた状態で配設されていてもよい(請求項)。この場合には、上記フレームに上記筒状パイプを固定際に、上記押さえ部が弾性変形することで上記筒状パイプを上記パイプ支持部に向かって押圧する押圧力が生じる。これにより、上記筒状パイプをより確実に固定することができる。また、上記押さえ部を弾性域で変形させているため、永久変形を生じず、上記クランプを繰り返し使用することができる。
また、上記パイプ支持部は、一対のテーパ面からなり、該テーパ面は、パイプ支持部よりも外側へ延設されたフレーム導入面を備えていてもよい(請求項)。この場合には、上記クランプの上記押さえ部によって押圧された上記筒状パイプを、上記フレーム導入面に沿って移動させ、上記筒状パイプを正しい位置へと導くことができる。これにより、上記筒状パイプを容易かつ確実に正しい位置へと移動することができる。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール11と、半導体モジュール11を冷却すると共に、内部の冷媒流路に冷却媒体を導入又は排出する一対の筒状パイプ123、124を備えた冷却器12とを有している。また、電力変換装置1は、冷却器12を保持するフレーム2と、筒状パイプ123、124をフレーム2と共に挟持することにより、筒状パイプ123、124をフレーム2に固定するクランプ3とを有している。
図2に示すごとく、クランプ3は、フレーム2に係合する一対の係合部31と、一対の係合部31の間に形成され筒状パイプ123、124を押圧する押さえ部32とを有している。
フレーム2は、筒状パイプ123、124を支承するパイプ支持部24と、係合部31が係合可能な被係合部23とを有している。
クランプ3は、押さえ部32が筒状パイプ123、124をフレーム2のパイプ支持部24へ向かって押圧した状態で、一対の係合部31が、それぞれフレーム2の被係合部23に係合することにより、筒状パイプ123、124をフレーム2に固定している。
以下、さらに詳細に説明する。
図1に示すごとく、冷却器12は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を有する複数の冷却管121を、所定の間隔を設けて積層配置すると共に、隣り合う冷却管121同士を、その長手方向の両端部において連結部122によって連結してなる。そして、積層方向の一端(前端)に配置された冷却管121における長手方向の両端部に、冷却媒体を冷却器12に導入又は排出するための一対の筒状パイプ123、124が接続してある。
図1及び図2に示すごとく、一対の筒状パイプ123、124は、円筒状をなしており、そのうちの一方が、冷却媒体を冷却器12に導入するための冷媒導入管であり、他方が冷却媒体を冷却器12から排出するための冷媒排出管である。
隣り合う冷却管121の間には、半導体モジュール11が配置されており、半導体モジュール11は、その両主面から一対の冷却管121によって挟持されている。すなわち、複数の冷却管121と複数の半導体モジュール11とは交互に積層されている。
これにより、一方の筒状パイプ123(冷媒導入管)から導入された冷却媒体は、連結部122を適宜通り、各冷却管121に分配されると共にその長手方向に流通する。そして、各冷却管121を流れる間に、冷却媒体は半導体モジュール11との間で熱交換を行う。熱交換により温度上昇した冷却媒体は、下流側の連結部122を適宜通り、他方の筒状パイプ124(冷媒排出管)に導かれ、冷却器12から排出される。
図1に示すごとく、複数の冷却管121と複数の半導体モジュール11とを積層した積層体10は、矩形枠体状のフレーム2内に配置されている。そして、積層体10は、積層方向の他端(後端)からバネ部材41によって積層方向に押圧されている。すなわち、フレーム2における前方壁部21に積層体10の前端に配された冷却管121が接触し、フレーム2における後方壁部25と積層体10の後端に配された冷却管121との間に、積層方向に広がる方向に付勢されたバネ部材41が配置されている。バネ部材41と冷却管121との間には、冷却管121の変形を防止するための当接板42が配置されている。
図1及び図2に示すごとく、フレーム2の前方壁部21には、一対のパイプ支持部24と、クランプ3が有する係合部31と係合可能な被係合部23が形成されている。
図2に示すごとく、パイプ支持部24は、一対のテーパ面に形成されており、このテーパ面には、パイプ支持部24と共にフレーム導入面241が形成されている。
パイプ支持部24は、筒状パイプ123、124を固定位置に配した際に、一対のテーパ面にそれぞれ接する部位である。本例において、パイプ支持部は、一対のテーパ面上における、筒状パイプ123、124の外周側面と接触する直線上にそれぞれ形成される。
パイプ支持部よりも外側の位置には、フレーム導入面241が形成されている。フレーム導入面241は、一対のテーパ面によって構成されており、筒状パイプ123、124をフレーム導入面241に沿わせて移動することで、筒状パイプ123、124をパイプ支持部123、124上へと導くことができる。フレーム導入面241と、クランプ3の押さえ部32とによって挟持されている。
図2に示すごとく、各パイプ支持部24の外側には、パイプ支持部24に沿って前方壁部21の前方面から後方面に通じて凹溝部22が形成されている。図2の矢印W方向における、凹溝部22の幅寸法は、組み付け後の状態で、クランプ3における一方の脚部33とこの脚部33から延設された係合部31の先端との間における幅寸法と略同一となるように設定してある。また、組み付け後の状態においては、係合部31の先端と凹溝部22の内側面221とが接触し、脚部33と内側面221に対向する内側面とが接触する。
図2に示すごとく、凹溝部22の内側面において、パイプ支持部24と反対側に配された内側面221には、パイプ支持部24側に突出する段状をなす被係合部23が形成されている。被係合部23は、その下面231とクランプ3の係合部31の先端部とを当接させ互いに係合させることができるように構成されている。尚、被係合部23の下面231の高さ位置(図2矢印H方向の位置)は、係合部31と被係合部23とを係合させた際に、筒状パイプ123、124と当接した押さえ部32が弾性変形する位置に設定してある。
図2及び図3に示すごとく、クランプ3は、バネ性を有する金属製の板材を曲げ加工して形成されており、フレーム2に係合する一対の係合部31と、一対の係合部31と接続された一対の脚部33と、一対の脚部33の間に形成された押さえ部32とを有している。
押さえ部32は、板厚方向から見たとき、外形が略矩形状をなしており、自然状態において、平坦な板状をなしている。押さえ部32における長手方向に配された両端部には、一対の脚部33が配されている。
図2に示及び図3に示すごとく、押さえ部32の両端に配された一対の脚部33は、フレーム2側へ向かって立設している。
一対の脚部33の先端部には、それぞれ係合部31が形成されている。係合部31は、脚部33の端部から、一対の脚部33の外側方向で、かつフレーム2と反対側へ屈曲するように形成されている。係合部31は、脚部33に対して弾性的に変位できるよう構成されており、フレーム2に組付けた際に被係合部23と係合して配されている。
クランプ3によって、筒状パイプ123、124をフレーム2に固定するにあたっては、まず、フレーム2に冷却器12を配置する。このとき、一対の筒状パイプ123、124を、フレーム2における前方壁部21に設けた一対のパイプ支持部24にそれぞれ配置する。
次いで、図3に示すごとく、凹溝部22の位置と脚部33の位置とを合わせながら、クランプ3を筒状パイプ123、124に被せるように配置する。
次いで、クランプ3の押さえ部32を押圧し、係合部31とフレーム2の被係合部23とを係合させる。
このとき、図4及び図5に示すごとく、押さえ部32は、筒状パイプ123、124と当接し、筒状パイプ123、124をパイプ支持部24に向かって移動させる。そして、押さえ部32によって押圧された筒状パイプ123、124は、一対のフレーム導入面241の一方に当接すると、フレーム導入面241に沿って移動し、正しい固定位置へと導かれる。
また、図4に示すごとく、被係合部23の側面と当接した係合部31は、押さえ部32側に向かって弾性変形しながら、凹溝部22へと挿入される。そして、係合部31の先端部が被係合部23の下面231よりも下側の位置まで移動すると、図2に示すごとく、係合部31が押さえ部32と反対向かって広がり、被係合部23と係合部31が係合される。
このとき、押さえ部32は、その両端部が中央部に対してパイプ支持部24側に向かって変形するように弾性変形をする。
以上により、筒状パイプ123、124は、パイプ支持部24に支承されつつ、クランプ3によってフレーム2に固定される。
次に、本例の作用効果について説明する。
電力変換装置1は、上記のごとく、クランプ3を用いて筒状パイプ123、124をフレーム2へと固定している。そのため、クランプ3の組み付け作業性を向上しつつ、筒状パイプ123、124を正しい位置に固定することができる。
すなわち、クランプ3におけるフレーム2への組み付けは、一対の係合部31を被係合部23に係合させることによって行うことができる。一対の係合部31と被係合部23とを係合させるためには、両者を相対的に近づけるように移動する。このとき、クランプ3の一対の係合部31の間に配された押さえ部32は、被係合部23の間に配されたパイプ支持部24側に向かって移動する。したがって、押さえ部32によって、筒状パイプ123、124を押圧し、筒状パイプ123、124を正しい固定位置へと移動させることができる。つまり、クランプ3の組み付け作業によって筒状パイプ123、124の位置合わせを同時に行うことができる。これにより、クランプ3の組み付けを容易とし、組み付け作業の効率を向上することができる。
また、クランプ3は、一対の係合部31をフレーム2の被係合部23に係合させることで固定してあり、押さえ部32は、その両端に配された係合部31によって、フレーム2に固定される。これにより、押さえ部32を両持ちで支持することができ、筒状パイプ123、124を安定して正しい固定位置に配することができる。
また、従来の電力変換装置1において用いられていた、ボルトなどの締結用部品が不要となる。これにより、電力変換装置1の部品点数を削減し、組み付けにかかる作業工数を低減することができる。
電力変換装置1において、クランプ3は、押さえ部32の両端からフレーム2側へ向かって立設した一対の脚部33を備え、係合部31は、脚部33の端部をフレーム2と反対側へ屈曲して形成されると共に、脚部33に対して弾性的に変位できるよう構成されている。そのため、係合部31の弾性変形を利用することで、係合部31を被係合部23に、容易かつ確実に係合させることができる。
また、クランプ3は、押さえ部32が弾性変形して筒状パイプ123、124をフレーム2のパイプ支持部24側に向かって押しつけた状態で配設されている。そのため、フレーム2に筒状パイプ123、124を固定際に、押さえ部32が弾性変形することで筒状パイプ123、124をパイプ支持部24に向かって押圧する押圧力が生じる。これにより、筒状パイプ123、124をより確実に固定することができる。また、押さえ部32を弾性域で変形させているため、永久変形を生じず、クランプ3を繰り返し使用することができる。
また、パイプ支持部24は、一対のテーパ面からなり、テーパ面は、パイプ支持部24よりも外側へ延設されたフレーム2導入面を備えている。そのため、クランプ3の押さえ部32によって押圧された筒状パイプ123、124を、フレーム2導入面に沿って移動させ、筒状パイプ123、124を正しい位置へと導くことができる。これにより、筒状パイプ123、124を容易かつ確実に正しい位置へと移動することができる。
以上のごとく、本例の電力変換装置1によれば、クランプ3の組み付け作業性を向上すると共に、筒状パイプ123、124を適正な固定位置に安定して配置でき、かつ部品点数の削減に伴う作業工数の低減が可能な電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の電力変換装置におけるクランプの係合部、及びフレームの被係合部の形状を変更した例を示す。
図6に示すごとく、クランプ3は、バネ性を有する金属製の板材を曲げ加工して形成されており、フレーム2に係合する一対の係合部310と、一対の係合部310と接続された一対の脚部33と、一対の脚部33の間に形成された押さえ部32とを有している。
係合部310は、筒状パイプ123、124と直交する断面の形状が、半円状をなしており、脚部33の先端側において、外側に向かって突出するように形成されている。
図6に示すごとく、フレーム2において、各パイプ支持部24の外側に形成された凹溝部22には被係合部230が形成されている。
被係合部230は、凹溝部22の内側面において、パイプ支持部24と反対側に配された内側面221に形成されている。被係合部230において、筒状パイプ123、124の軸方向と直交する断面の形状は、係合部310の外側面と対応した円弧状をなしており、係合部310と係合可能に構成されている。
尚、被係合部230の高さ位置(図6矢印H方向の位置)は、固定位置に配された筒状パイプ123、124に押さえ部32を当接させ、押さえ部32の両端が下方に向かって移動するように、押さえ部32を弾性変形させることで、係合部31と被係合部230とを係合させることができるように設定してある。
その他の構成は実施例1と同様である。尚、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例においても実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
上記の実施例1、2においては、加圧部材を半導体積層ユニットの後方側(筒状パイプと反対側)に配したが、これに限るものではなく、一対の筒状パイプを設けた側に配してもよい。例えば、一対の筒状パイプの間に加圧部材を配し、フレームの前方壁部21と半導体積層ユニットの前面との間で加圧力を生じさせてもよい。
また、係合部及び被係合部の形状は、実施例1、2に示されたもの以外にも、種々の形状によって形成することができる。また、係合部の形成方向は、一対の脚部の内側方向であってもよい。この場合、被係合部は、凹溝部における係合部と対応する内側面に形成される。
1 電力変換装置
11 半導体モジュール
12 冷却器
123、124 筒状パイプ
2 フレーム
23、230 被係合部
24 パイプ支持部
3 クランプ
31、310 係合部
32 押さえ部

Claims (3)

  1. スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール(11)と、
    該半導体モジュール(11)を冷却すると共に、内部の冷媒流路に冷却媒体を導入又は排出する一対の筒状パイプ(123、124)を備えた冷却器(12)と、
    該冷却器(12)を保持するフレーム(2)と、
    上記筒状パイプ(123、124)を上記フレーム(2)と共に挟持することにより、上記筒状パイプ(123、124)を上記フレーム(2)に固定するクランプ(3)とを有し、
    該クランプ(3)は、上記フレーム(2)に係合する一対の係合部(31、310)と、該一対の係合部(31、310)の間に形成され上記筒状パイプ(123、124)を押圧する押さえ部(32)とを有しており、
    上記フレーム(2)は、上記筒状パイプ(123、124)を支承するパイプ支持部(24)と、上記係合部(31、310)が係合可能な被係合部(23、230)とを有しており、
    上記クランプ(3)は、上記押さえ部(32)が上記筒状パイプ(123、124)を上記フレーム(2)の上記パイプ支持部(24)へ向かって押圧した状態で、上記一対の係合部(31、310)が、それぞれ上記フレーム(2)の上記被係合部(23、230)に係合することにより、上記筒状パイプ(123、124)を上記フレーム(2)に固定しており、
    上記クランプ(3)は、上記押さえ部(32)の両端からフレーム(2)側へ向かって立設した一対の脚部(33)を備え、上記係合部(31、310)は、上記脚部(33)の端部をフレーム(2)と反対側へ屈曲して形成されると共に、上記脚部(33)に対して弾性的に変位できるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記クランプ(3)は、上記押さえ部(32)が弾性変形して上記筒状パイプ(123、124)を上記フレーム(2)の上記パイプ支持部(24)側に向かって押しつけた状態で配設されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置(1)において、上記パイプ支持部(24)は、一対のテーパ面上に形成されており、該テーパ面は、パイプ支持部(24)よりも外側へ延設されたフレーム導入面(241)を備えていることを特徴とする電力変換装置(1)。
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