JP2014230349A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内における半導体積層ユニットの位置決めを確実かつ容易に行い、小型化が可能な電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置は、半導体モジュールと、冷却チューブ41と、冷媒導入部42及び冷媒排出部43とを備えた冷却器4と、半導体積層ユニット2を内側に収容するケース7とを有している。冷却チューブ41は、半導体モジュール3と共に積層され半導体積層ユニット2を形成している。冷媒導入部42及び冷媒排出部43は、積層方向Xの一端に配された冷却チューブ410から突出している。ケース7は、一対の貫通孔752と、位置決め部71とを有している。位置決め部71は、ケース7の内部における冷媒導入部42及び冷媒排出部43の間に配されると共に、立上り部421、431に当接する立上り当接部711を有している
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電力変換装置としては、特許文献1に示されたように、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールとこれを冷却する冷却器とを有するものがある。冷却器は、その内部に冷媒を流通させる冷却チューブと、この冷却チューブ内に冷媒を導入又は排出するための一対のパイプとを備えている。一対のパイプは、積層方向の一端に配された冷却チューブから積層方向に突出している。
特許文献1の電力変換装置は、半導体モジュールと冷却器の冷却チューブとを交互に積層して半導体積層ユニットを形成しフレームの内側に収容してある。半導体積層ユニットは、加圧部材によって、積層方向に圧縮されている。冷却器が有する一対のパイプは、フレームが有する一対のパイプ支持部とパイプクランプとによって挟持されると共に、パイプ支持部よりも先端側がフレームに形成された一対の挿通孔から外側に向かってそれぞれ突出するように配されている。
特開2012−16264号公報
しかしながら、特許文献1の電力変換装置には、以下の課題がある。
特許文献1の電力変換装置において、ケース内における半導体積層ユニットの位置は、一対のパイプをパイプ支持部及びパイプクランプによって挟持した際におおむね決められる。したがって、一対のパイプと半導体積層ユニットとの間における寸法公差や、組み付け時の位置ずれ等の影響によって、半導体ケース内における半導体積層ユニットの位置ずれが生じやすい。
半導体積層ユニットに一対のパイプの並び方向における位置ずれが生じた場合、ケースの壁部や電力変換装置を構成する部品と接触することがある。接触を防止するために、半導体積層ユニットの周囲の隙間を増大する必要がある。そのため、半導体積層ユニットを収容するケースが大型となり、ひいては電力変換装置が大型化する。
また、加圧部材によって積層方向に圧縮された半導体積層ユニットにおいては、冷却チューブにたわみが生じ、一対のパイプの先端同士が互いに近づくように内側に倒れこむ場合がある。このとき、パイプと貫通孔との間において位置ずれが生じ、一対のパイプにそれぞれ連結される連結部品との連結作業性が悪化する場合がある。尚、加圧部材以外の構造、例えば、ボルト及びナットを用いた締結構造などによって、半導体積層ユニットを固定した際にも圧縮、加圧されるため同様の問題が生じうる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、フレーム内における半導体積層ユニットの位置決めを確実かつ容易に行い、小型化が可能な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、
該半導体モジュールと積層配置され半導体積層ユニットを形成すると共に上記半導体モジュールを冷却する冷却チューブと、積層方向の一端に配された上記冷却チューブから積層方向に突出すると共に冷却媒体を導入及び排出する冷媒導入部及び冷媒排出部とを備えた冷却器と、
上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部を突出させつつ、上記冷却器を内側に収容するケースとを有し、
該ケースは、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部に配されたシール部材と嵌合する一対の貫通孔と、上記半導体積層ユニットを、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部の並び方向において位置決めする位置決め部とを有しており、
上記位置決め部は、上記ケースの内部における上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部の間に配されると共に、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部における上記冷却チューブからの立上り部に当接する立上り当接部を有していることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置は、上述のごとく、上記立上り部に当接する上記立上り当接部を有する上記位置決め部によって、上記半導体積層ユニットの上記並び方向における位置決めを行っている。これにより、上記ケース内における上記半導体積層ユニットの位置ずれを抑制することができる。
すなわち、上記立上り部は、上記半導体積層ユニットを構成する上記冷却チューブと直接つながるように形成されているため、寸法管理が容易であり、冷却チューブに対して高い寸法精度で形成することができる。そのため、上記立上り部を上記立上り当接部によって位置決めすることにより、上記ケース内における上記半導体積層ユニットの位置ズレを抑制することができる。これにより、上記ケース内における上記半導体積層ユニットの周囲に必要な隙間を小さくすることができる。それゆえ、上記ケースの小型化が可能となり、ひいては上記電力変換装置の小型化をすることができる。
また、上記位置決め部は、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部の間に配されている。そのため、上記立上り当接部を上記立上り部に当接させ、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部が上記位置決め部よりも内側に移動することを防止できる。例えば、上記半導体積層ユニットが、上記積層方向に圧縮された際に、上記半導体積層ユニットにたわみが生じ、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部が内側に向かって倒れこむことが考えられる。このような場合においても、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部における倒れこみを防止し、正しい姿勢に保つことができる。これにより、従来、冷媒導入部及び冷媒排出部の位置決めをしていたパイプクランプ等の部材を用いることなく、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部を所定の位置に配置することができる。それゆえ、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部にそれぞれ連結される連結部品との連結作業を容易に行うことができる。
以上のごとく、上記電力変換装置によれば、ケース内における半導体積層ユニットの位置決めを確実かつ容易に行い、小型化が可能となる。
実施例1における、電力変換装置の平面図。 実施例1における、電力変換装置の断面図(図1における、II-II矢視断面図)。 図1における、部分拡大図。 実施例1における、電力変換装置の断面図(図1における、IV-IV矢視断面の部分拡大図)。
上記電力変換装置において、上記立上り部は、上記冷却チューブと一体に形成されていてもよい(請求項2)。この場合には、上記立上り部を上記積層方向に精度よく形成することができる。これにより、上記半導体積層ユニットの位置ずれをより抑制することができる。この場合には、上記冷却チューブと上記立上り部との間の寸法精度をより高めることができる。これにより、上記半導体積層ユニットの位置ずれをより抑制することができる。
また、上記ケースと上記位置決め部とは一体に形成されていてもよい(請求項3)。この場合には、上記電力変換装置の部品点数を低減し、構造を簡略化することができる。
また、上記位置決め部は、上記冷媒導入部及び上記冷媒排出部が突出する上記一端に配された上記冷却チューブと当接するチューブ当接部を有していてもよい(請求項4)。この場合には、上記位置決め部によって、上記半導体積層ユニットにおける積層方向の位置決めをすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図1及び図2に示すごとく、電力変換装置1は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール3と、半導体モジュール3を冷却する冷却チューブ41と冷却媒体を導入又は排出する冷媒導入部42及び冷媒排出部43とを備えた冷却器4と、冷媒導入部42及び冷媒排出部43を突出させつつ、半導体積層ユニット2を内側に収容するケース7とを有している。
図1及び図2に示すごとく、冷却チューブ41は、半導体モジュール3と積層配置され半導体積層ユニット2を形成している。
冷媒導入部42及び冷媒排出部43は、積層方向Xの一端に配された冷却チューブ410から積層方向Xに突出している。
図1及び図2に示すごとく、ケース7は、冷媒導入部42及び冷媒排出部43に配されたシール部材44と嵌合する一対の貫通孔752と、半導体積層ユニット2を、冷媒導入部42及び冷媒排出部43の並び方向において位置決めする位置決め部71とを有している。
位置決め部71は、ケース7の内部における冷媒導入部42及び冷媒排出部43の間に配されると共に、冷媒導入部42及び冷媒排出部43における冷却チューブ410からの立上り部421、431に当接する立上り当接部711を有している
以下、さらに詳細に説明する。
本例において、半導体モジュール3と冷却チューブ41が積層された方向を積層方向X、冷却チューブ41の長手方向を横方向Y、また、積層方向X及び横方向Yの両方に対して直交する方向を高さ方向Zとして、以下説明する。
また、積層方向Xにおいて、加圧部材5を配した側を後方とし、反対側を前方とする。また、高さ方向Zにおいて、ケース7の底部72が配される側を下方とし、反対側を上方とする。
図1及び図2に示すごとく、電力変換装置1は、電力変換回路の一部を構成する半導体積層ユニット2と、半導体積層ユニット2を収容するケース7と、該ケース7の内側に半導体積層ユニット2と共に配される加圧部材5とを有している。
半導体積層ユニット2は、同図中に示すごとく、複数の半導体モジュール3と、該複数の半導体モジュール3を両主面から冷却する複数の冷却チューブ41とを積層してなる。
図1及び図2に示すごとく、半導体モジュール3は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子を内蔵してなる。半導体モジュール3は、スイッチング素子を樹脂モールドしてなる平板状の本体部31と、該本体部31の端面から互いに反対方向に突出した主電極端子32及び制御端子33とからなる。平板状の本体部31における主面の法線方向が積層方向Xとなるように、半導体モジュール3は冷却チューブ41と積層されている。主電極端子32は、高さ方向Zの下方に突出させてあり、制御端子33は、高さ方向Zの上方に突出させてある。主電極端子32は、バスバー(図示略)と接続されており、該バスバーを介して被制御電力が半導体モジュール3に入出力される。また、制御端子33は、制御回路基板(図示略)と接続されており、スイッチング素子を制御する制御電流が入力される。
図1及び図2に示すごとく、複数の冷却チューブ41は、半導体モジュール3の両主面に当接して配されている。本例において、冷却チューブ41は、アルミニウム等の金属によって構成され、複数の冷却チューブ41が半導体モジュール3を両主面から挟持するように配されている。隣り合う冷却チューブ41は、横方向Yの両端部付近において連結管45によって、互いに連結されている。また、前方端に配された冷却チューブ410には、冷媒導入部42及び冷媒排出部43を配してある。
図1及び図2に示すごとく、冷却媒体を導入する冷媒導入部42と冷却媒体を排出する冷媒排出部43とは、前方端に配された冷却チューブ410の前面から、積層方向Xに沿って前方に向かって突出している。
冷媒導入部42及び冷媒排出部43は、冷却チューブ410の前面から立設した立上り部421、431と、立上り部421、431の先端に配されたパイプ422、432とを有している。本例において、立上り部421、431は、冷却チューブ410と一体に形成されており、前方に突出した円筒状をなしている。
図1及び図2に示すごとく、パイプ422、432は、立上り部421、431よりも外径が小さい円筒状をなしており、立上り部421、431から前方に向かって延設されている。またパイプ422、432の外周には、ケース7における貫通孔752との間をシールするシール部材44が嵌合してある。パイプ422、432の先端は、半導体積層ユニット2をケース7の内側に配した際に、ケース7の前方壁部74よりも外側に向かって突出して配されている。
冷媒導入管42から導入された冷却媒体は、適宜連結管45を通り、各冷却チューブ41に分配されると共にその長手方向(横方向Y)に流通する。そして、冷却媒体は、各冷却チューブ41を流れる間に半導体モジュール3との間で熱交換を行う。熱交換により温度上昇した冷却媒体は、適宜下流側の連結管45を通り、冷媒排出管43に導かれ排出される。冷却媒体としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
図1及び図2に示すごとく、半導体積層ユニット2は、加圧部材5と共にケース7の内側に配される。加圧部材5は、その付勢力によって半導体積層ユニット2を積層方向Xに押圧保持している。また、ケース7の内側には、加圧部材5と共に下記の介在部材61、62を配してある。
加圧部材5は湾曲して形成された板ばねからなり、加圧部材5の横方向Yの中央において当接プレート61を介して半導体積層ユニット2を押圧する押圧部51と、横方向Yの両端部において支承部材62に支承される一対の被支承部52とを有している。
図1及び図2に示すごとく、介在部材61、62としては、平板状をなす当接プレート61と、円筒状をなす支承部材62とがある。
当接プレート61は、加圧部材5と半導体積層ユニット2との間に配されており、半導体積層ユニット2の後端に配される冷却チューブ41と面接触している。
支承部材62は、加圧部材5と、後述する後方壁部76との間に配されている。
上述した半導体積層ユニット2を収容するケース7は、図1及び図2に示すごとく、半導体積層ユニット2の下方に配される底部72と、底部72の外周において上方に立設すると共に高さ方向Zと直交する方向の全周を囲む壁部73とを有している。ケース7は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属又は合金によって構成することができる。
図2に示すごとく、ケース7の底部72には、半導体モジュール3の主電極端子32を挿通する底部挿通孔721が形成されている。底部72は、冷却チューブ41の下面と当接するように形成してある。
ケース7は、壁部73として、積層方向Xの両側に配された前方壁部74及び後方壁部76と、その両端において連結する一対の側方壁部77とを有する。
図1〜図4に示すごとく、前方壁部74は、冷媒導入部42及び冷媒排出部43を配置する一対の配置溝75と、各配置溝75の前端に形成された貫通孔752と、一対の配置溝75の間に配された位置決め部71とを有している。
一対の配置溝75は、ケース7の内側に半導体積層ユニット2を配した際に、冷媒導入部42及び冷媒排出部43と対向する位置に形成された凹溝からなる。配置溝75は、前方壁部74における積層方向Xの全長に形成されており、冷媒導入部42及び冷媒排出部43における立上り部421、431とパイプ422、432の一部を、それぞれ収容可能に構成されている。また、配置溝75の内周形状は、冷媒導入部42及び冷媒排出部43の外形形状よりも大きく形成されており、配置溝75の内周面と冷媒導入部42及び冷媒排出部43とは接触しておらず互いに離れている。
図1〜図3に示すごとく、貫通孔752は、配置溝75の前方端部に配された溝壁部751に貫通形成されており、円形状をなしている。この貫通孔752に、パイプ422、432に配されたシール部材44を嵌合することにより、パイプ422、432とケース7との間をシールし、水分等の浸入を防止することができる。
図1及び図2に示すごとく、一対の配置溝75の間に形成された位置決め部71は、ケース7と一体に形成されており、立上り部421、431に当接する立上り当接部711と、冷媒導入部42及び冷媒排出部43が突出する前端側に配された冷却チューブ410と当接するチューブ当接部712とを有している。
立上り当接部711は、横方向Yにおいて、各配置溝75における内側に配された内周面から、外側に向かって突出しており、立上り部421、431と当接している。立上り当接部711における立上り部421、431と当接する面は、積層方向X及び上下方向Zからなる平面と平行な平坦面によって形成されている。
図1及び図2に示すごとく、チューブ当接部712は、前方壁部74において後方側に配された面によって形成されており、前方端に配された冷却チューブ410における、一対の立上り部421、431の間に配された面と当接している。
立上り当接部711とチューブ当接部712とをつなぐ角部713には、テーパ面が形成されている。一体に形成された冷却チューブ410と立上り部421、431とは、図示しない曲面によって繋がるため、テーパ面を形成することで、位置決め部71が曲面に担ぐことを防止できる。
ケース7の内側に配された半導体積層ユニット2は、上述のように、加圧部材5の付勢力によって半導体積層ユニット2を積層方向Xに押圧保持することによりケース7に固定される。
次に、本例の作用効果について説明する。
電力変換装置1は、上述のごとく、冷媒導入部42及び冷媒排出部43の立上り部421、431に当接する立上り当接部711を有する位置決め部71によって、半導体積層ユニット2の並び方向における位置決めを行っている。これにより、ケース7内における半導体積層ユニット2の位置ずれを抑制することができる。
すなわち、立上り部421、431は、半導体積層ユニット2を構成する冷却チューブ410と直接つながるように形成されているため、寸法管理が容易であり、冷却チューブ410に対し高い寸法精度で形成することができる。そのため、立上り部421、431を立上り当接部によって位置決めすることにより、ケース内における半導体積層ユニット2の位置ズレを抑制することができる。これにより、ケース内における半導体積層ユニット2の周囲に必要な隙間を小さくすることができる。それゆえ、ケース7の小型化が可能となり、ひいては電力変換装置1の小型化をすることができる。
また、位置決め部71は、冷媒導入部42及び冷媒排出部43の間に配されている。そのため、立上り当接部711を冷媒導入部42及び冷媒排出部43にそれぞれ当接させ、冷媒導入部42及び冷媒排出部43が位置決め部71よりも内側に移動することを防止できる。これにより、これにより、従来、冷媒導入部及び冷媒排出部の位置決めをしていたパイプクランプ等の部材を用いることなく、冷媒導入部42及び上記冷媒排出部43を所定の位置に配置することができる。それゆえ、冷媒導入部42及び冷媒排出部43にそれぞれ連結される連結部品との連結作業を容易に行うことができる。
また、立上り部421、431は、冷却チューブ410と一体に形成されている。そのため、冷却チューブ410と立上り部421、431との間の寸法精度をより高めることができる。これにより、半導体積層ユニット2の位置ずれをより抑制することができる。
また、ケース7と位置決め部71とは一体に形成されている。そのため、電力変換装置1の部品点数を低減し、構造を簡略化することができる。
また、位置決め部71は、冷媒導入部42及び冷媒排出部43が突出する一端に配された冷却チューブ410と当接するチューブ当接部712を有している。そのため、位置決め部71によって、半導体積層ユニット2における積層方向Xの位置決めもすることができる。
以上のごとく、本例の電力変換装置1によれば、ケース内における半導体積層ユニット2の位置決めを確実かつ容易に行い、小型化が可能となる。
尚、本例においては、冷媒導入部及び冷媒排出部の立上り部と冷却チューブとを一体に形成したが、これに限るものではない。例えば、冷却チューブに接続したパイプの根本部分を立上り部とすることもできる。すなわち、立上り当接部をパイプの一部に当接した構成とすることもできる。
1 電力変換装置
2 半導体積層ユニット
3 半導体モジュール
4 冷却器
41、410 冷却チューブ
42 冷媒導入部
43 冷媒排出部
421、431 立上り部
44 シール部材
7 ケース
71 位置決め部
711 立上り当接部
752 貫通孔

Claims (4)

  1. スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール(3)と、
    該半導体モジュール(3)と積層配置され半導体積層ユニット(2)を形成すると共に上記半導体モジュール(3)を冷却する冷却チューブ(41)と、積層方向の一端に配された上記冷却チューブ(410)から積層方向に突出すると共に冷却媒体を導入及び排出する冷媒導入部(42)及び冷媒排出部(43)とを備えた冷却器(4)と、
    上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)を突出させつつ、上記冷却器(4)を内側に収容するケース(7)とを有し、
    該ケース(7)は、上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)に配されたシール部材(44)と嵌合する一対の貫通孔(752)と、上記半導体積層ユニット(2)を、上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)の並び方向において位置決めする位置決め部(71)とを有しており、
    上記位置決め部(71)は、上記ケース(7)の内部における上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)の間に配されると共に、上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)における上記冷却チューブ(410)からの立上り部(421、431)に当接する立上り当接部(711)を有していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記立上り部(421、431)は、上記冷却チューブ(410)と一体に形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置(1)において、上記ケース(7)と上記位置決め部(71)とは一体に形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)において、上記位置決め部(71)は、上記冷媒導入部(42)及び上記冷媒排出部(43)が突出する上記一端に配された上記冷却チューブ(410)と当接するチューブ当接部(712)を有していることを特徴とする電力変換装置(1)。
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