JP2015015815A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒導入管及び冷媒排出管にストレスがかかることを防止できる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置1は、半導体モジュール2と冷却器3とを備えた半導体ユニット10と、半導体ユニット10を収容するケース5とを有している。冷却器3は、冷媒と半導体モジュール2とを熱交換させる熱交換部31と、熱交換部31へ冷媒を導入する冷媒導入管321と、熱交換部31から冷媒を排出する冷媒排出管322とを有している。冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、ケース5に貫通形成された貫通孔53に挿通配置されている。ケース5の外部へ突出した冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端部は、一対のコネクタ4にそれぞれ連結されており、コネクタ4は、ケース5に固定される固定部41と、冷媒導入管321又は冷媒排出管322と連通する筒状部42を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車などには、直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置が用いられている。この電力変換装置としては、例えば特許文献1に示されたものがある。特許文献1の電力変換装置は、スイッチング素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、複数の半導体モジュールを冷却する冷却器とを備えており、半導体モジュールと冷却器とは、ケースの内側に収容されている。
冷却器は、冷媒を流通する冷媒流路を備えた冷却部材と、冷媒流路に冷媒を導入又は排出する冷媒配管とを備えている。冷媒配管は、外部配管とそれぞれ接続されており、ケースの貫通孔に挿通配置されている。冷媒配管と貫通孔との間には、凹空間形成部材が配されており、冷媒配管及びケースと凹空間形成部材との間には、浸水を防止するためのシール部材が配されている。
特開2012−64724号公報
しかしながら、特許文献1に示された電力変換装置には以下の課題がある。
特許文献1の電力変換装置において、冷媒配管は、凹空間形成部材に挿通配置され、両者の間にはシール部材が配されている。このシール部材は、密着性を向上するためにゴム等の比較的軟質な材料によって形成される。そのため、冷媒配管は、凹空間形成部材に対して固定されておらず、凹空間形成部材の挿通孔の内側で動くことができる。したがって、冷媒を供給又は排出するための外部配管を、冷媒配管の先端に接続した際に車両振動等の外力が加わると、外部配管によって冷媒配管が振られ冷却部材との接続部近傍にストレスがかかる。これにより、冷媒配管と冷却部材との間における接合に不具合が生じるおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、冷媒配管にストレスがかかることを防止できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを備えた半導体ユニットと、
該半導体ユニットを収容するケースとを有しており、
上記冷却器は、内部に流通させる冷媒と上記半導体モジュールとを熱交換させる熱交換部と、該熱交換部へ冷媒を導入する冷媒導入管と、上記熱交換部から冷媒を排出する冷媒排出管とを有し、
上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管は、上記ケースに貫通形成された貫通孔に挿通配置されており、
上記ケースの外部へ突出した上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管の先端部は、上記ケースの外部に配された一対のコネクタにそれぞれ連結されており、該コネクタは、上記ケースに固定される固定部と、上記冷媒導入管又は上記冷媒排出管と連通する筒状部を有することを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管の先端部は、一対のコネクタにそれぞれ連結されており、該コネクタは、上記筒状部によって上記冷媒導入管又は上記冷媒排出管と連通すると共に、上記固定部によって上記ケースに固定されている。そのため、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管に外力が加わることを防止することができる。
すなわち、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管と、該冷媒導入管及び該冷媒排出管に冷媒を供給又は排出するための外部配管とを、上記一対のコネクタによって、それぞれ接続することができる。そして、上記コネクタは、上記固定部によって、上記ケースに固定されている。そのため、振動等の外力が外部配管に加わったとしても、上記コネクタが外力を受け、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管へと伝達されるのを防止することができる。これにより、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管に外力が加わることで生じるストレスを防止することができる。それゆえ、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管の破損や、上記熱交換部との接合不良の発生を防止することができる。
以上のごとく、上記電力変換装置によれば、冷媒導入管及び冷媒排出管にストレスがかかることを防止することができる。
実施例1における、電力変換装置を示す説明図。 図1における、部分拡大図。 図1におけるIII矢視図。 実施例2における、電力変換装置を示す説明図。 図4における、V−V矢視断面図。 図4における、VI−VI矢視断面図。 実施例3における、電力変換装置を示す説明図。
上記電力変換装置において、上記冷媒導入管の先端及び上記冷媒排出管の先端が、上記ケースにおける外側面の外側に位置していることが好ましい。例えば、上記ケースに、その一部を部分的に内側に窪ませた凹部を形成した場合、該凹部には、上記電力変換装置の構成部品を配置できず、上記ケース内における配置スペースの大きさとしては不利となる。これに対し、上記冷媒導入管の先端及び上記冷媒排出管の先端を、上記ケースにおける外側面の外側に配することにより、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管と上記一対のコネクタとの接続部位を上記ケースの内側に入り込ませることなく、上記ケースの外側に配することができる。これにより、上記ケース内におけるデッドスペースを低減し、スペースを有効活用することができる。それゆえ、上記電力変換装置の小型化が可能となる。
尚、ケースの外側面とは、ケースの外周形状を形成する面において、外側に配された面を指すものである。例えば、ケースの一面に、部分的に内側に窪んだ凹部を有する場合、凹部の周囲に配された面が外側面となる。
(実施例1)
上記電力変換装置にかかる実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール2と、半導体モジュール2を冷却する冷却器3とを備えた半導体ユニット10と、半導体ユニット10を収容するケース5とを有している。
冷却器3は、内部に流通させる冷媒と半導体モジュール2とを熱交換させる熱交換部31と、熱交換部31へ冷媒を導入する冷媒導入管321と、熱交換部31から冷媒を排出する冷媒排出管322とを有している。
冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、ケース5に貫通形成された貫通孔53に挿通配置されている。
ケース5の外部へ突出した冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端部は、ケース5の外部に配された一対のコネクタ4にそれぞれ連結されており、コネクタ4は、ケース5に固定される固定部41と、冷媒導入管321又は冷媒排出管322と連通する筒状部42を有している。
以下、さらに詳細に説明する。
図1及び図2に示すごとく、本例においては、半導体モジュール2と冷却器3の熱交換部31とが積層された方向を積層方向X、熱交換部31の長手方向を横方向Y、また、積層方向X及び横方向Yの両方に対して直交する方向を高さ方向Zとして、以下説明する。
また、積層方向Xにおいて、冷媒導入管321及び冷媒排出管322におけるケース5から突出した先端側を前方とし、反対側を後方とする。また、高さ方向Zにおいて、制御端子22が配された側を上方とし、反対側を下方とする。
本例の電力変換装置1は、例えば、ハイブリッド自動車等において、直流電源から、三相交流モータ(図示略)に通電する駆動電流(U相、V相、W相)を生成するための装置である。
電力変換装置1は、スイッチング素子を内蔵した複数の半導体モジュール2と半導体モジュール2を冷却する冷却器3とからなる半導体ユニット10と、半導体ユニット10を内包するケース5とを有している。
図1〜図3に示すごとく、ケース5は、アルミニウム合金によって形成された箱型をなしており、略矩形状をなす底部51と、底部51の外周縁から、高さ方向Zに沿って延びる壁部52とを有している。
壁部52のうち前方に配された前方壁部521は、冷却器3が有する冷媒導入管321及び冷媒排出管322を挿通する一対の貫通孔53と、各貫通孔53の周囲に形成されたネジ穴55とを有している。
図1に示すごとく一対の貫通孔53は、それぞれ冷媒導入管321及び冷媒排出管322の外形よりも大きい円形状をなしており、横方向Yに並ぶよう前方壁部521に形成されている。
図3に示すごとく、ネジ穴55は、一対の貫通孔53の周囲にそれぞれ4つずつ、計8個形成されており、固定ボルト8を螺合可能に構成されている。
図1に示すごとく、ケース5に収容された半導体ユニット10は、スイッチング素子を内蔵した複数の半導体モジュール2と、半導体モジュール2を冷却する冷却器3とを備えている。
図1に示すごとく、半導体モジュール2は、スイッチング素子を有する本体部21と、本体部21から上方に向かって延びる複数の制御端子22と、冷却器3から下方に向かって延びる複数の主電極端子(図示略)とを有している。
図1に示すごとく、半導体ユニット10を構成する半導体モジュール2としては、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子を内蔵してなる。本例の半導体モジュール2における本体部21は、平板状をなしており、2つのスイッチング素子を樹脂モールドして形成されている。
本体部21から上方に延びるよう形成された制御端子22は、制御回路基板(図示略)と接続されており、スイッチング素子を制御する制御電流が入力される。
図1に示すごとく、冷却器3は、半導体モジュール2の両面に配された熱交換部31と、熱交換部31へ冷媒を循環させるための冷媒導入管321及び冷媒排出管322を有している。本例において、熱交換部31は、アルミニウム等の金属によって構成されており、内部に冷媒を流通する冷媒流路311を有している。複数の熱交換部31は、半導体モジュール2を両面から挟持するように配されており、隣り合う熱交換部31は、横方向Yの両端部付近において連結管33によって、互いに連結されている。そして、熱交換部31と半導体モジュール2とが交互に積層されることによって、半導体ユニット10が形成されている。
図1及び図2に示すごとく、冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、半導体ユニット10の前端部に配された熱交換部31の前面から、前方に向かって突出すると共に、貫通孔53にそれぞれ挿通するように設けられている。尚、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端部は、前方壁部521の外側面よりも外側に配されている。また、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端部側には、外側に向かって突出すると共に周方向に沿って形成された環状の突出部323を有している。電力変換装置1において、突出部323は、コネクタ4の筒状部42のケース側端部と貫通孔53との間に配されている。
図1に示すごとく、冷却器3において、冷媒導入管321から導入された冷媒は、適宜連結管33を通り、各熱交換部31に分配されると共にその長手方向(横方向Y)に流通する。そして、各熱交換部31を流れる間に、冷媒は半導体モジュール2との間で熱交換を行う。熱交換により温度上昇した冷媒は、下流側の連結管33を通り、冷媒排出管322に導かれ排出される。冷媒としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
図1及び図2に示すごとく、冷媒導入管321及び冷媒排出管322と貫通孔53との間にはそれぞれ封止部材54が配されている。封止部材54は円筒状の封止本体541と、封止本体541の両端から径方向外側に向かってそれぞれ延設された鍔部542とを有している。封止部材54は、貫通孔53の内側に配置されており、その内周孔には冷媒導入管321及び冷媒排出管322を挿通してある。封止部材54によって冷媒導入管321及び冷媒排出管322と貫通孔53との間が封止されている。
図1〜図3に示すごとく、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端には、それぞれコネクタ4が配されている。
コネクタ4は、樹脂によって形成されており、ケース5の外側面に固定される固定部41と、冷媒導入管321又は冷媒排出管322と連通する筒状部42を有している。
図2に示すごとく、筒状部42は、円筒状をなしており、内径が冷媒導入管321及び冷媒排出管322の外径と同一に形成されている。筒状部42のケース側端部における内周面には、同一円周上において径方向外側に窪むように凹溝部422が形成されており、凹溝部422の内側には、円環状のシール部材423が配されている。冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、コネクタ4の筒状部42における基端側の内周に挿通配置されており、シール部材423によって、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の外周と筒状部42の内周との間が封止されている。
図1及び図2に示すごとく、筒状部42における前方側端部には、冷媒導入管321及び冷媒排出管322に冷媒を供給又は排出するための外部配管7が接続されている。外部配管7は、ゴムホースからなり、筒状部42が挿通された部位の外周にホースクリップ71を取り付けてある。
図2に示すごとく、固定部41は、筒状部42の外周面から外側に向かって延設されると共に、ケース5の外側から貫通孔53の全体を覆うように形成されている。
固定部41は、筒状部42におけるケース側端部から筒状部42の径方向外側に向かって延設された円環状をなす固定基部411と、固定基部411の外周縁からケース5側に向かって形成された固定テーパ部412と、固定テーパ部412のケース側端部から筒状部42の径方向外側に向かって形成された固定当接部413とを有している。
図2及び図3に示すごとく、固定テーパ部412は、筒状をなすと共に、ケース5側に向かって直径が拡大するように形成された円錐台形状をなしている。
固定当接部413は、前方壁部521の外側面に沿うように形成された板状をなしており、前方側から見たとき、矩形状をなしている。固定当接部413において、4つの角部の内側には、ケース5に形成されたネジ穴55と対応した位置に、固定ボルト8を挿通するボルト挿通孔414が形成されている。このボルト挿通孔414に固定ボルト8を挿通すると共に、ケース5のネジ穴55に固定ボルト8を螺号することにより、コネクタ4をケース5に固定している。
図2に示すごとく、ケース5に固定されたコネクタ4の固定部41と封止部材54との間には封止部材側空隙43が形成されている。また、固定当接部413とケース5との間は、密閉されておらず、封止部材側空隙43内に浸入した水分をケース5と固定部41との間から排水可能に構成されている。そのため、万が一、冷媒導入管321及び冷媒排出管322とコネクタ4との間において、冷媒の漏出が発生した場合、冷媒は封止部材側空隙43内に滞留することなく排出される。したがって、貫通孔53からケース5内への冷媒の浸入を防止することができる。仮に、固定当接部413とケース5との間が密閉された場合、封止部材側空隙43内に冷媒が滞留し、貫通孔53からケース5内へと冷媒が浸入するおそれがある。それゆえ、固定当接部413とケース5との間は、密閉されずに排水可能に構成されることが好ましい。
次に、本例の作用効果を説明する。
電力変換装置1においては、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の先端部は、一対のコネクタ4にそれぞれ連結されており、コネクタ4は、筒状部42によって冷媒導入管321又は冷媒排出管322と連通すると共に、固定部41によってケース5に固定されている。そのため、冷媒導入管321及び冷媒排出管322に外力が加わり、ストレスがかかることを防止することができる。
すなわち、冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、冷媒導入管321及び冷媒排出管322に冷媒を供給又は排出するための外部配管7と、コネクタ4を介して、それぞれ接続することができる。そして、コネクタ4は、固定部41によって、ケース5に固定されている。そのため、振動等の外力が外部配管7に加わったとしても、コネクタ4が外力を受け、冷媒導入管321及び冷媒排出管322へと伝達されるのを防止することができる。これにより、冷媒導入管321及び冷媒排出管322に外力が加わることで生じるストレスを防止することができる。それゆえ、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の破損や、熱交換部31との接合不良の発生を防止することができる。
また、冷媒導入管321の先端及び冷媒排出管322の先端が、ケース5における外側面の外側に位置している。例えば、ケースに、その一部を部分的に内側に窪ませた凹部を形成した場合、該凹部には、電力変換装置の構成部品を配置できず、ケース内における配置スペースの大きさとしては不利となる。これに対し、冷媒導入管321の先端及び冷媒排出管322の先端を、ケース5における外側面の外側に配することにより、冷媒導入管321及び冷媒排出管322と一対のコネクタ4との接続部位がケース5の内側に入り込ませることなく、ケース5の外側に配することができる。これにより、ケース5内におけるデッドスペースを低減し、スペースを有効活用することができる。それゆえ、電力変換装置1の小型化が可能となる。
また、固定部41は、ケース5の外側から貫通孔53の全体を覆うように形成されている。電力変換装置1は、洗車時の高圧洗浄等により被水する場合がある。このとき、固定部41が貫通孔53を覆うことで、冷媒導入管321及び冷媒排出管322と貫通孔53との間に、直接水がかかることを防止することができる。それゆえ、冷媒導入管321及び冷媒排出管322と貫通孔53との間からケース5内へ浸水することを防止できる。
また、冷媒導入管321及び冷媒排出管322は、コネクタ4の筒状部42の内周側に挿通配置されており、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の外周側面には、外側に向かって突出すると共に周方向に沿って形成された環状の突出部323を有しており、突出部323は、冷媒導入管321及び冷媒排出管322の軸方向において、コネクタ4の筒状部42のケース側端部と、貫通孔53との間に配されている。冷却器3の内側に冷媒を充填する際に、冷媒導入管321及び冷媒排出管322とコネクタ4との間から貫通孔53側に向かって冷媒が漏出する場合がある。電力変換装置1においては、冷媒導入管321及び冷媒排出管322に突出部323を設けてあるため、漏出した冷媒を突出部323に衝突させ、冷媒の漏出方向を貫通孔53から逸らすことができる。これにより、貫通孔53からの浸水を確実に防止することができる。
以上のごとく、本例の電力変換装置1によれば、冷媒導入管321及び冷媒排出管322にストレスがかかることを防止することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の電力変換装置1の構成を変更した例である。
図4〜図6に示すごとく、本例の電力変換装置1における前方壁部521の外側面には、一対のケース突部56が形成されている。
一対のケース突部56は、各貫通孔53の上方において横方向Yに沿うように形成された上方突部561と、上方突部561における横方向Y両端部から下方に向かって延びるように形成された一対の側方突部562とを有している。一対の側方突部562における貫通孔53の横方向Y位置には、それぞれネジ穴55が形成されている。本例においては、1つのコネクタ4を2つの固定点において固定している。
図4に示すごとく、コネクタ4における固定部41は、筒状部42のケース側端部から外側に向かって延設された平板状をなしている。固定部41は、前方から見て矩形形状をなしており、前方壁部521のネジ穴55と対応した位置には、ボルト挿通孔414が形成されている。
本例の電力変換装置1は、コネクタ4をケース5に固定した状態において、封止部材54と固定部41との間には封止部材側空隙43が形成されており、ケース5と固定部41との間には、封止部材側空隙43と繋がると共に下方に開口した排水空隙44が形成されている。そのため、封止部材側空隙43内に浸入した水分を、排水空隙44を通じて外部へ排出することができる。これにより、電力変換装置1における貫通孔53からの浸水をより確実に防止できる。
また、本例の電力変換装置においては、ケース5のケース突部56とコネクタ4とによって、封止部材側空隙43及び排水空隙44を形成している。そのため、コネクタ4の形状をシンプルにすることができる。
尚、本例又は本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例3)
本例は、実施例1の電力変換装置1における構成を一部変更した例である。
図7に示すごとく、本例においては、外部配管7とコネクタ4との接続をクイックコネクタ40によって接続している。クイックコネクタ40は、固定部41の筒状部42を内側に挿通した状態で保持するロック機構を備えるものである。これにより、外部配管7とコネクタ4とを迅速かつ容易に接続することができる。
尚、本例又は本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
1 電力変換装置
10 半導体ユニット
2 半導体モジュール
3 冷却器
31 熱交換部
321 冷媒導入管
322 冷媒排出管
4 コネクタ
41 固定部
42 筒状部
421 ケース
5 ケース
53 貫通孔

Claims (5)

  1. スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を冷却する冷却器(3)とを備えた半導体ユニット(10)と、
    該半導体ユニット(10)を収容するケース(5)とを有しており、
    上記冷却器(3)は、内部に流通させる冷媒と上記半導体モジュール(2)とを熱交換させる熱交換部(31)と、該熱交換部(31)へ冷媒を導入する冷媒導入管(321)と、上記熱交換部(31)から冷媒を排出する冷媒排出管(322)とを有し、
    上記冷媒導入管(321)及び上記冷媒排出管(322)は、上記ケース(5)に貫通形成された貫通孔(53)に挿通配置されており、
    上記ケース(5)の外部へ突出した上記冷媒導入管(321)及び上記冷媒排出管(322)の先端部は、上記ケース(5)の外部に配された一対のコネクタ(4)にそれぞれ連結されており、該コネクタ(4)は、上記ケース(5)に固定される固定部(41)と、上記冷媒導入管(321)又は上記冷媒排出管(322)と連通する筒状部(42)を有することを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記冷媒導入管(321)の先端及び上記冷媒排出管(322)の先端が、上記ケース(5)における外側面の外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記固定部(41)は、上記ケース(5)の外側から上記貫通孔(53)の全体を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  4. 上記貫通孔(53)と上記冷媒導入管(321)との間、及び上記貫通孔(53)と上記冷媒排出管(322)との間には、ケース(5)内への浸水を防止するための封止部材(54)が配されており、該封止部材(54)と上記固定部(41)との間には封止部材側空隙(43)が形成されており、上記ケース(5)と上記固定部(41)との間には、上記封止部材側空隙(43)と繋がると共に下方に開口した排水空隙(44)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
  5. 上記冷媒導入管(321)及び上記冷媒排出管(322)は、上記コネクタ(4)の上記筒状部(42)の内周側に挿通配置されており、上記冷媒導入管(321)及び上記冷媒排出管(322)の外周側面には、外側に向かって突出すると共に周方向に沿って形成された環状の突出部(323)を有しており、該突出部(323)は、上記冷媒導入管(321)及び上記冷媒排出管(322)の軸方向において、上記コネクタ(4)の上記筒状部(42)のケース側端部と、上記貫通孔(53)との間に配されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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