JP6219780B2 - 電子機器及び電子機器に備えられる管継手 - Google Patents

電子機器及び電子機器に備えられる管継手 Download PDF

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Description

本明細書が開示する技術は、電子機器及び電子機器に備えられる管継手に関する。特に、内部に電子部品を備えるとともに、電子部品を冷却する液冷式の冷却器を備える電子機器に関する。
大電力を扱う電子機器は、収容している電子部品の発熱量が大きい。そのため、電子機器のケース内部に電子部品を冷却するための液冷式の冷却器を備えることがある。電子機器の外部から冷却器に冷媒を供給したり、冷却器を通過した冷媒を電子機器の外部へ排出するため、電子機器のケースに冷媒管を通す必要がある。それゆえケースには貫通孔が設けられる。自動車に搭載される電子機器では、水分の浸入を防ぐため、ケースの貫通孔と冷媒管の間を封止する必要がある。また、一般に、ケース内部の冷却器から伸びる冷媒管と、ケース外部の冷媒管(冷却器へ冷媒を供給する冷媒管、あるいは冷却器からケース外部へ冷媒を排出する冷媒管)との接続部位も封止する必要がある。なお、説明の便宜上、ケース内部の冷却器から伸びる冷媒管を内部冷媒管と称し、ケース外部の冷媒管を外部冷媒管と称する場合がある。
ケース側面(側壁)と冷媒管の間を封止するとともに、外部冷媒管と内部冷媒管を連結する管部材(管継手)を備える電子機器の例が特許文献1に開示されている。その技術は次の通りである。電子機器のケースに設けられた貫通孔に管継手が取り付けられており、内部冷媒管がその管継手の内周に挿入される構成が開示されている。管継手の内周面と内部冷媒管の外周面の間にはガスケットが配置される。このガスケットにより、管継手と内部冷媒管の間の隙間が封止される。管継手には外部冷媒管も接続され、管継手と外部冷媒管の間もガスケットにより封止される。
特許文献2、3には、管部材と冷媒管(内部冷媒管)の間に2つのガスケットを配置する技術が開示されている。2つのガスケットを配置することで、管部材と冷媒管の間の封止性能が向上する。なお、特許文献2に開示される2つのガスケットは、互いに異なる材質が用いられる。冷媒が通過する側には、冷媒に対する耐性が高い材料が用いられ、冷媒が通過しない側(大気側)には、粘弾性を有する材料が用いられる。冷媒の圧力によりガスケットが大気側に押されても、粘弾性を有する材料が管部材と冷媒管の間に密着するように変形するため、封止性能を維持することができる。
特開2012−064724号公報 特開2005−003110号公報 特開2009−063073号公報
特許文献2では、冷媒管の外周に溝が設けられ、その溝にガスケットが冷媒管の軸線方向に2つ並んで配置される。溝にガスケットが配置された状態で、冷媒管を管部材の内側に挿入することで、ガスケットが管部材と冷媒管の間に配置される。一般に、ガスケットの外径は、管部材の内径より僅かに大きくなっている。そのため、冷媒管を挿入する際、ガスケットは、管部材の先端により挿入方向に押される。2つのガスケットが並んで配置されている場合、管部材の先端により押された一方のガスケットにより他方のガスケットが押される。他方のガスケットは、一方のガスケットにより押される力で挿入方向に押し潰され、外径がさらに大きくなる。そのため、管部材の先端が他方のガスケットに至った際に、大きな挿入荷重が必要となる。
特許文献2に示すようにガスケットが配置される側の部材には、溝が設けられる。挿入荷重を低減するには、その溝に2つのガスケットの間を隔てる壁を設け、一方のガスケットで他方のガスケットを押さないような構造にすることが考えられる。しかしながら、壁を設けることで溝の形状が複雑になり、その製造が煩雑になる。本明細書は、内部に冷却器を有し、その冷却器から伸びる冷媒管とその冷媒管と接続される別の管(管部材)との間に2つのガスケットを配置した電子機器において、冷媒管を管部材に挿入する際の挿入荷重の低減を簡易な構造で実現する技術を開示する。なお、本明細書では、内部冷媒管と接続される管部材を、管継手と称する。
本明細書が開示する電子機器は、内部に電子部品を備えるとともに、電子部品を冷却する液冷式の冷却器を備えている。電子機器は、貫通孔を有しているケースと貫通孔に挿入されている管継手と冷媒管(内部冷媒管)を備えている。冷媒管は、冷却器から伸びており、管継手の内側に挿入されている。さらに、管継手の内周面と冷媒管の外周面の間には、第1ガスケット及び第2ガスケットが配置されている。そして、冷媒管の軸線方向で第1ガスケットと第2ガスケットの間に、リング形状のセパレータが配置されている。管継手には、冷媒管が挿入される開口から続く大径部と、大径部の奥(管継手の大径部側の開口から遠い側)に続いており、内径が大径部の内径よりも小さい小径部が設けられている。なお、小径部の奥にはさらに小径の最小径部が続いている。最小径部の内径は冷媒管の外径よりも少し大きい。即ち、冷媒管は、大径部と小径部を通過してその奥の最小径部にまで至る。第1ガスケットは大径部に配置されており、第2ガスケットは小径部に配置されている。そして、セパレータの外径は小径部の内径より大きく、セパレータは大径部に配置されている。大径部と小径部の内径の違いから、大径部と小径部の境界には段差が形成される。セパレータは、この段差に冷媒管が挿入される開口の側から係止されている。
この構成によれば、冷媒管が管継手の内周に挿入される際、冷媒管の先端は先に第1ガスケットに接触し、冷媒管の先端により第1ガスケットが挿入方向に押される。この際、第1ガスケットと第2ガスケットの間には、小径部と大径部の間の段差に係止しているセパレータが配置されている。冷媒管の先端により押された第1ガスケットは、セパレータに遮られ、第2ガスケットを押すことは無い。即ち、第2ガスケットが第1ガスケットにより押し潰されて変形することが無い。よって、冷媒管の先端が第2ガスケットに至った際に、冷媒管の挿入荷重が大きくなることが防止される。
また、上記の構成は、管継手の内周に大径部と小径部を設けることで実現できる。大径部と小径部を設けることは溝に壁を設けることに比べて簡易である。即ち、管継手の製造の煩雑さを低減することができる。特に、大径部が管継手の開口から続いており、その奥に小径部が続いているという構造は、管継手の開口の内径が最も大きく、管の奥に向かって段差状に内径が小さくなるということである。そのような構造を有する管継手は、射出成形において成形後に管内部から金型を引き出すことができるので製造が容易である。
本明細書が開示する技術によれば、内部の冷却器から伸びる冷媒管と管継手の間に2つのガスケットが並んで配置される電子機器において、冷媒管を管継手に挿入する際の挿入荷重を簡易な構造で低減することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1実施例の電子機器(インバータ)の分解斜視図である。 インバータの斜視図である(カバーなし)。 図2のIII−III線における断面図である。 図3の破線IVで囲んだ範囲の拡大図である。 図4の破線Vで囲んだ範囲の拡大図である。 図5と同じ範囲の拡大図において、冷媒管挿入時の拡大図である。 図5と同じ範囲における比較例の拡大図である。 図7と同じ範囲における比較例の拡大図において、冷媒管挿入時の拡大図である。 図5と同じ範囲における第2実施例の拡大図である。 図9と同じ範囲における第2実施例の拡大図において、冷媒からの圧力を受けるガスケットの様子を示す図である。 図5と同じ範囲における第1実施例の拡大図において、冷媒からの圧力を受けるガスケットの様子を示す図である。
(第1実施例)図面を参照して第1実施例の電子機器を説明する。第1実施例の電子機器は、電気自動車に搭載されるインバータ2である。インバータ2は、バッテリの直流電力を交流電力に変換して走行用のモータに供給する。図1に、インバータ2の分解斜視図を示す。図2に、インバータ2の斜視図を示す。また、図3に、図2のIII−III線における断面図を示す。なお、図3で示すインバータ2のカバー59は、理解を助けるために図1、図2ではその図示を省略している。また、図3では、管継手10の周辺の構造は簡略化して描いてある。管継手10の周辺の構造の詳細は図4に示されている。
インバータ2は、バッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータ回路と、その昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を備えている。インバータ2は、ハードウエアとしては、複数のパワーカード22、複数の冷却プレート21、積層ユニット20、リアクトル52、コンデンサ51、回路基板(不図示)などを備えている。図1では、一つのパワーカードのみに符号「22」を付しており、同じ形状の他のパワーカードには符号を省略している。同様に、図1では、一つの冷却プレートのみに符号「21」を付しており、同じ形状の他の冷却プレートには符号を省略している。また、図2では、積層ユニット20に含まれる全てのパワーカードと冷却プレートの符号を省略した。そのほかインバータ2は別の冷却器8(後述)も備えている。
インバータ2は、独立した2つのケース(アッパーケース6、ロアケース7)を有している。アッパーケース6は、積層ユニット20とリアクトル52など、上記したデバイス群を収容する。ロアケース7は冷却器8そのものである。インバータ2は2種の冷却器を備えており、一つは、リアクトル52やコンデンサ51を冷却する冷却器8である。もう一つは、パワーカード22と冷却プレート21が交互に積層された積層ユニット20であり、パワーカード22を集中的に冷却する。冷却器8は、アッパーケース6の底面に固定される。
パワーカード22は、電圧コンバータ回路とインバータ回路のスイッチング素子を樹脂でモールドしたパッケージである。積層ユニット20は、パワーカード22と冷却プレート21を交互に積層したデバイスである。スイッチング素子としては、IGBTなどのトランジスタが用いられる。
回路基板は、スイッチング素子に供給する駆動信号を生成する。なお、回路基板は積層ユニット20の上方に配置されるが、その図示は省略している。また、パワーカード22、コンデンサ51、リアクトル52は、金属製のバスバにより互いに電気的に接続されているが、その図示は省略している。
積層ユニット20の冷却プレート21は、内部を冷媒が通る平板型の冷却器である。パワーカード22はその両側を冷却プレート21で挟まれ、パワーカード内のスイッチング素子が効率よく冷却される。
また、積層ユニット20には、その積層方向の一端に絶縁板55と板バネ54がさらに積層されている。積層ユニット20はアッパーケース6の内側面と支柱53に挟まれるように支持される。板バネ54により、積層ユニット20はその積層方向に荷重を加えられつつアッパーケース6に支持される。板バネ54の荷重により、交互に積層している冷却プレート21とパワーカード22の密着性が高まり、パワーカード22から冷却プレート21への熱伝達効率が向上する。
冷却プレート21の内部は冷媒が通る空洞である。積層方向からみて冷却プレートの長手方向の両端(図中のY軸方向における両端でありパワーカード22の両側)のそれぞれに貫通孔が設けられている。隣接する冷却プレート21の貫通孔同士が接続管25で接続されている。そして、積層方向の端の冷却プレート21の貫通孔から、2本の冷媒管23、24が伸びている。積層ユニット20がアッパーケース6に収納されると、冷媒管23、24がアッパーケース6の側面(側壁)に設けられたケースの貫通孔4、56まで達する。
外部から冷媒を供給する供給管61がアッパーケース6の外側からケースの貫通孔56に接続される。供給管61と冷媒管24は、ケース側面の貫通孔56で連通する。
積層ユニット20のもう一方の冷媒管23は、その先端が別の貫通孔4に達する。貫通孔4には、管継手10が嵌合されており、冷媒管23はその管継手10に連結される。管継手10の外側(ケース外側)には外設連結管3の上側開口が結合する。外設連結管3は、積層ユニット20の冷媒管23と、ロアケース7の冷却器8を連結する。外設連結管3の下側開口は、ロアケース7に設けられた冷媒供給口5に連結される。外設連結管3の下側開口の周囲にはフランジ3aが設けられている。このフランジ3aが冷媒供給口5の周囲の側面にボルトにて結合される。ボルトの図示は省略している。ロアケース7には別の開口(冷媒排出口57)が設けられており、そこに排出管62が接続される。
管継手10の構造は後に詳しく説明する。なお、供給管61とケースの貫通孔56の間、ケースの貫通孔56と冷媒管24の間、排出管62と冷媒排出口57の間、外設連結管3と冷媒供給口5の間も、夫々特定の封止構造を有しているが、本実施例では、管継手10による封止構造に着目するので、他の箇所の封止構造の図示と説明は省略する。
冷媒の流れを説明する。なお、冷媒は、液体であり、例えば、水、あるいは、LLC(Long Life Coolant)である。積層ユニット20と冷却器8は液冷式の冷却器である。
冷媒は、供給管61を通じて外部からインバータ2へ供給される。冷媒は、ケースの貫通孔56と一方の冷媒管24を通って積層ユニット20に流れ込む。冷媒管24から流入した冷媒は、冷却プレート21に接続している一方の接続管25を通じて全ての冷却プレート21に分配される。冷媒は冷却プレート21の内部をその長手方向(図中Y軸方向)に流れ、冷却プレート21に接するパワーカード22を冷却する。パワーカード22の熱を吸収した冷媒は、冷却プレート21に接続している他方の接続管25を通じて冷媒管23へと流れる。冷媒は、さらに冷媒管23とケースの貫通孔4を通じてアッパーケース6から排出される。
冷媒はその後、外設連結管3を通じてロアケース7(即ち冷却器8)へと移動する。ロアケース7の内部には、アッパーケース6に設置されたリアクトル52やコンデンサ51の直下に相当する位置に冷媒の流路9(図3参照)が設けられている。冷媒がその流路9を通る間にリアクトル52やコンデンサ51の熱を吸収する。冷媒は最後には冷媒排出口57に接続された排出管62を通じてインバータ2の外へ排出される。なお、インバータ2の外部には熱を吸収した冷媒を冷却するラジエータや冷媒を循環させるポンプを含む冷却システムが備えられている。インバータ2内の電子部品(スイッチング素子やリアクトルなど)の熱を吸収した冷媒はラジエータで冷却されて再びインバータ2へと送られる。
図4を参照して、管継手10を使った連結構造を説明する。図4は、図3における破線領域IVの拡大断面図である。管継手10は、継手本体12と、フランジ13と、3個のガスケット15、16、17、セパレータ18で構成されている。継手本体12とフランジ13は、樹脂で作られている。3個のガスケット15、16、17は、柔軟性を有する素材(例えばシリコンゴム)で作られている。セパレータ18は、樹脂で作られている。継手本体12は、その機能に応じて、筒状の嵌合部12aと筒状の狭径部12bに分けられる。狭径部12bは、嵌合部12aのケース外側寄りに隣接して設けられている。フランジ13が継手本体12の軸線方向のほぼ中央で継手本体12の外周に設けられている。また、以下では、説明を簡略化するため、アッパーケース6を単に「ケース6」と称する場合がある。
継手本体12は、フランジ13のフランジ面13aが貫通孔4の周囲のケース側面6aに当接するまで貫通孔4に挿通される。フランジ面13aは、フランジ13のケース側面6aと対向する面である。フランジ面13aには継手本体12を囲むようにガスケット溝14bが設けられている。そのガスケット溝14bに、面シールガスケット15が配置される。面シールガスケット15はリング状であり、貫通孔4を囲む。図示を省略しているが、フランジ13がアッパーケース6にボルトにて固定される。このとき、面シールガスケット15がケース側面6aとフランジ面13aとの間で挟圧され、フランジ13とアッパーケース6の間が封止される。この封止構造は面シール構造である。
継手本体12のケース内側寄りの部位が嵌合部12aに相当し、ケース外側寄りの部位が狭径部12bに相当する。嵌合部12aは、冷媒管23が内側に嵌合する部位である。詳しくは後述するが、嵌合部12aは、内径の異なる3つの部位で構成される。その3つの部位は、内側の開口に最も近い大径部、その奥(開口から遠い側)に続く小径部、さらにその奥に続く最小径部である。最小径部の内径は、冷媒管23の外径とほぼ等しい。図4に示すように、冷媒管23は、ケース内側寄りに位置する開口12eから嵌合部12aの内側に挿入される。一方、狭径部12bは、外設連結管3が外側に嵌合する部位である。それゆえ、狭径部12bの外径は、外設連結管3の内径とほぼ等しい。図4によく表されているように、狭径部12bの内径は嵌合部12aの内径よりも小さい。それゆえ、狭径部12bと嵌合部12aの境界に段差19が形成される。冷媒管23は、その先端が段差19に至るまで挿入される。
嵌合部12aの内周面12dと冷媒管23の外周面23aの間には、2つのガスケット16、17が配置される。2つのガスケットのうち、開口12eの側に配置されるガスケットを「第1ガスケット16」と称する。また、第1ガスケット16の奥側(開口12eから遠い側)に配置されるガスケットを「第2ガスケット17」と称する。第1ガスケット16と第2ガスケット17は、冷媒管23(嵌合部12a)の軸線方向に並んで配置される。そして、軸線方向で第1ガスケット16と第2ガスケット17の間には、セパレータ18が配置される。
図5に示す拡大図を参照して、第1ガスケット16及び第2ガスケット17とセパレータ18の構造について説明する。図5は、図4における破線領域Vの拡大図である。図5に示すように、継手本体12の嵌合部12aには、冷媒管23が挿入される開口12eから続く大径部121が設けられている。そして、内径が大径部121の内径よりも小さい小径部122が、その大径部121の奥に続いている。小径部122の奥に、その内径が小径部122の内径よりも小さい最小径部123が続いている。第1ガスケット16及び第2ガスケット17とセパレータ18は、大径部121及び小径部122に夫々配置されている。
第1ガスケット16は、大径部121の内周面121aと冷媒管23の外周面23aの間に配置されている。第1ガスケット16の形状はリング状であり、その断面が円形である。第1ガスケット16の内径は冷媒管23の外径より僅かに小さくなっている。図5に示すように、第1ガスケット16の断面は、大径部121と冷媒管23の間に挟圧されることで楕円形状に変形している。第1ガスケット16が挟圧されることにより、大径部121と冷媒管23の間が封止される。なお、本明細書において、リング状の部材であるガスケットにおける「断面」は、リング状の部材における環状方向と直交する断面を示す。
第2ガスケット17は、小径部122の内周面122aと冷媒管23の外周面23aの間に配置されている。第2ガスケット17の形状も第1ガスケット16と同様にリング状であり、その断面が円形である。第2ガスケット17の内径も冷媒管23の外径より僅かに小さくなっている。第2ガスケット17も第1ガスケット16と同様に小径部122と冷媒管23の間に挟圧されることで、その断面形状が楕円形状に変形している。第2ガスケット17が挟圧されることにより、小径部122と冷媒管23の間が封止される。なお、大径部121と冷媒管23の間に配置されたときに第1ガスケット16が変形する距離と、小径部122と冷媒管23の間に配置されたときに第2ガスケット17が変形する距離とが同じになるように、第1、第2ガスケット16、17の大きさは決められる。
セパレータ18の形状もリング状であるが、その断面は長方形である。セパレータ18の外径は小径部122の内径より大きくなっている。そして、セパレータ18は大径部121に配置されている。大径部121と小径部122の内径の違いにより、大径部121と小径部122の境界には段差124が形成される。セパレータ18は、開口12eの側から段差124に係止されている。
小径部122と最小径部123の境界にも段差125が形成される。第2ガスケット17の外径は最小径部123の内径よりも大きく、段差125に当接し、それよりも奥には移動しないようになっている。
また、大径部121の開口12eの側に位置する内周縁を覆うようにガスケットカバー12cが設けられている。ガスケットカバー12cにより第1ガスケット16が大径部121からケース内側寄りに外れることが防止される。
冷媒管23は第1、第2ガスケット16、17を変形させながら嵌合部12aに挿入されるため、その際に挿入荷重が必要となる。一般に、冷却プレート21及びその冷却プレート21から伸びる冷媒管23は、熱伝導率の高いアルミニウムで作られる。そのため、その強度は低い。冷媒管23を嵌合部12aに挿入する際の挿入荷重は、冷媒管23が変形しないように小さくするほうがよい。
図6を参照して、第1実施例の利点について図7、図8に示す比較例と比べつつ説明する。先ず、比較例について説明する。図7は比較例のインバータ800において、図5の破線領域と同じ範囲の拡大図を示す図である。インバータ800の構成は、図7に示す構成以外は第1実施例の構成と同じである。図7に示すように、比較例の継手本体812の嵌合部812aには、冷媒管23が挿入される開口812eから続く大径部821と、その奥(開口から遠い側)に続く小径部822が設けられている。大径部821は、嵌合部812aの軸線方向(X軸方向)に沿って開口812eから嵌合部812aの途中まで続いている。小径部822の内径は大径部821の内径より小さい。よって、小径部822と大径部821との境界には、段差823が形成される。第1ガスケット816及び第2ガスケット817は共に大径部821に、その軸線方向(X軸方向)に並んで配置されている。第1ガスケット816の方が第2ガスケット817より大径部821の開口812eの位置する側に配置されている。第1ガスケット816及び第2ガスケット817は、大径部821と冷媒管23の間に挟圧されることで楕円形状に変形している。
図8は、比較例の継手本体812の嵌合部812aに冷媒管23を挿入する時の様子を示す図である。図8に示す太線矢印は、冷媒管23が挿入される方向を示す。第1ガスケット816及び第2ガスケット817の内径は、冷媒管23の外径より僅かに大きくなっている。そのため、冷媒管23を挿入する際、第1ガスケット816は冷媒管の先端により挿入方向(X軸方向)に押される。第1ガスケット816及び第2ガスケット817は並んで配置されているため、冷媒管の先端により押された第1ガスケット816により第2ガスケット817も押される。第1ガスケット816の第2ガスケット817を間に挟んだ反対側には段差823が存在する。そのため、第1ガスケット816により押された第2ガスケット817は、第1ガスケット816と段差823の間に挟まれて、図8に示すように楕円形状に変形する。図4によく表されているように、楕円の長軸が挿入方向(X軸方向)と交差するように、第2ガスケット817は挿入方向に潰されるように変形する。符号817aが付された破線で示す円は、変形する前の第2ガスケット817の断面形状を表している。変形する前の第2ガスケット817の断面形状の直径をR1とする。楕円形状に変形した後の第2ガスケット817の断面形状の長径はR2とする。長径R2は直径R1よりも大きい。即ち、変形後の第2ガスケット817の内径は、変形前に比べて小さくなる。そのため、冷媒管23の先端が第2ガスケット817に至った際に、第1ガスケットを挿入する際に必要な挿入荷重よりも大きな挿入荷重が必要となる。
一方、図6は第1実施例の継手本体12の嵌合部12aに冷媒管23を挿入する時の様子を示す図である。図6に示す太線矢印は、冷媒管23が挿入される方向を示す。図6に示すように、冷媒管23を挿入する際、第1ガスケット16は、冷媒管23の先端により挿入方向(X軸方向)に押される。第1ガスケット16と第2ガスケット17の間には、段差124に挿入方向から係止しているセパレータ18が配置されている。そのため、冷媒管23の先端により押された第1ガスケット16はセパレータ18に遮られる。よって、第1ガスケット16により第2ガスケット17が押されることは無い。即ち、冷媒管23の先端が第2ガスケット17に至った際に、第2ガスケット17が変形していることはない。よって、冷媒管23の先端が第2ガスケット17に至った際に、冷媒管23の挿入荷重が大きくなることが防止される。
なお、第2ガスケット17が第1ガスケット16により押されないようにするためには、第1ガスケット16と第2ガスケット17の間に位置するように嵌合部12aの内周面に壁を設けることが考えられる。しかし、壁を設けることは、嵌合部12aの内周面を複雑にし、その製造を煩雑にする。第1実施例の構成は、嵌合部12aの内周面に大径部121と小径部122を設けることで実現できる。上述したように、管継手10は樹脂で作られている。管継手10は、型に樹脂を充填し、その樹脂を固めることで成形される。嵌合部12aの内周面は、管継手の開口から奥に続く大径部121と小径部122により、開口12eへ近づくにつれて内径が拡がっている構造をしている。この構造を有する管継手は、成形後に管継手から型を容易に引き出すことができる。即ち、嵌合部12aの内周面に壁を設けることに比べて、管継手10の製造を容易にすることができる。
(第2実施例)図9を参照して第2実施例の電子機器(インバータ)を説明する。図9は、第2実施例のインバータ200の第1実施例の図5と同じ範囲における拡大図である。インバータ200の構成は、セパレータ218以外は第1実施例の構成と同じである。以下、第1実施例と異なるセパレータ218について説明する。セパレータ218はリング状である。図9に示すように、セパレータ218の断面はL字形状である。セパレータ218は、そのL字の内側が大径部121と小径部122の境界に形成される段差124を覆うように、大径部121に配置されている。セパレータ218のL字の一方は、小径部122に位置している。セパレータ218のL字の一方の軸線方向(X軸方向)の長さD1は、第1ガスケット16とガスケットカバー12cの間の軸線方向の長さD2より大きく形成されている。
図9、図10を参照して、第2実施例の利点について、図11に示す第1実施例と比べつつ説明する。図11は、第1実施例のインバータ2において、冷媒管23と嵌合部12aの間に侵入する冷媒により圧力を受けた第1、第2ガスケット16、17及びセパレータ18の様子を示す図である。図11の太線矢印は、冷媒管23と嵌合部12aの間に侵入する冷媒の流れを示す。図11に示すように、冷媒からの圧力により第1、第2ガスケット16、17及びセパレータ18がまとめて開口12eの側へと押される。この場合、セパレータ18と段差124の間にできた隙間G1に、第2ガスケット17が変形して入り込む虞がある。第2ガスケット17が隙間G1に入り込むことで、第2ガスケット17と冷媒管23の外周面23aとの間に隙間が形成され、第2ガスケット17の封止性能が低下する虞がある。
一方、図10は、第2実施例のインバータ200において、冷媒管23と嵌合部12aの間に侵入する冷媒により圧力を受けた第1、第2ガスケット16、17及びセパレータ218の様子を示す図である。図10の太線矢印は、冷媒管23と嵌合部12aの間に侵入する冷媒の流れを示す。図10に示すように、冷媒からの圧力により第1、第2ガスケット16、17及びセパレータ218がまとめて開口12eの側へと押される。この場合、セパレータ218の長さD1が第1ガスケット16とガスケットカバー12cの長さD2より長いため、セパレータ218の軸線方向(X軸方向)の端面と段差124の間に隙間が形成されることが防止される。よって、第2ガスケット17がセパレータ218と段差124の間に入り込むことが防止され、第2ガスケット17の封止性能を維持することができる。
なお、セパレータ218の長さD1は、小径部122の軸線方向の長さと第2ガスケット17の変形後の軸線方向の長さ(変形後の楕円形状の長軸の長さ)との差よりも小さい。冷媒管23を挿入する際に、第1ガスケット16によりセパレータ218が軸線方向(X軸方向)に押される。長さD1を上記の長さとすることにより、冷媒管23を挿入する際に、第2ガスケット17がセパレータ218により押されることが防止される。
以下、実施例で示した技術に関する留意点を述べる。供給管61とケースの貫通孔56の間及びケースの貫通孔56と冷媒管24の間にも、実施例と同様の管継手を採用してもよい。排出管62と冷媒排出口57の間、外設連結管3と冷媒供給口5の間にも実施例と同様の管継手を採用してもよい。また、管継手10は、金属製であってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、200:インバータ(電子機器)
3:外設連結管
3a:フランジ
4、5:貫通孔
6:アッパーケース
6a:ケース側面
7:ロアケース
8:冷却器
9:流路
10:管継手
12:継手本体
12a:嵌合部
12b:狭径部
12c:ガスケットカバー
12e:開口
13:フランジ
14a:ガスケット溝
15:面シールガスケット
16:第1ガスケット
17:第2ガスケット
18、218:セパレータ
20:積層ユニット(冷却器)
21:冷却プレート
22:パワーカード
23、24:冷媒管
25:接続管
56、57:貫通孔
61:供給管
62:排出管
121:大径部
122:小径部
123:最小径部
124、125:段差

Claims (3)

  1. 内部に電子部品を備えるとともに、当該電子部品を冷却する液冷式の冷却器を備える電子機器であり、
    貫通孔を有しているケースと、
    前記貫通孔に挿入されている管継手と、
    前記冷却器から伸びており、前記管継手の内側に挿入されている冷媒管と、
    前記管継手の内周面と前記冷媒管の外周面の間に配置されている第1ガスケット及び第2ガスケットと、
    前記冷媒管の軸線方向で第1ガスケットと第2ガスケットの間に配置されているリング形状のセパレータと、
    を備えており、
    前記管継手に、前記冷媒管が挿入される開口から続く大径部と、当該大径部の奥に続いており、内径が当該大径部の内径よりも小さい小径部が設けられており、
    前記第1ガスケットは前記大径部に配置されており、
    前記第2ガスケットは前記小径部に配置されており、
    前記セパレータは、その外径が前記小径部の内径より大きく、前記大径部と前記小径部の境界に形成される段差に係止されて前記大径部に配置されている、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 電子機器のケースに設けられている貫通孔に挿入される管継手であって当該ケース内部の冷却器から伸びる冷媒管とケースの外部の冷媒管を繋ぐ管継手であり、
    前記貫通孔に挿入されており、内側に前記冷却管が挿入される継手本体と、
    前記継手本体の内周面と前記冷媒管の外周面の間に配置されている第1ガスケット及び第2ガスケットと、
    前記冷媒管の軸線方向で第1ガスケットと第2ガスケットの間に配置されているリング形状のセパレータと、
    を備えており、
    前記継手本体に、前記冷媒管が挿入される開口から続く大径部と、当該大径部の奥に続いており、内径が当該大径部の内径よりも小さい小径部が設けられており、
    前記第1ガスケットは前記大径部に配置されており、
    前記第2ガスケットは前記小径部に配置されており、
    前記セパレータは、その外径が前記小径部の内径より大きく、前記大径部と前記小径部の境界に形成される段差に係止されて前記大径部に配置されている、
    ことを特徴とする管継手。
  3. 前記セパレータの環状方向と直交する断面がL字形状であり、
    前記L字形状の内側が前記段差を覆うように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
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