JP6219777B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6219777B2
JP6219777B2 JP2014099359A JP2014099359A JP6219777B2 JP 6219777 B2 JP6219777 B2 JP 6219777B2 JP 2014099359 A JP2014099359 A JP 2014099359A JP 2014099359 A JP2014099359 A JP 2014099359A JP 6219777 B2 JP6219777 B2 JP 6219777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
pipe
refrigerant
flange
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014099359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015216295A (ja
Inventor
智史 井口
智史 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014099359A priority Critical patent/JP6219777B2/ja
Publication of JP2015216295A publication Critical patent/JP2015216295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219777B2 publication Critical patent/JP6219777B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は、電子機器に関する。特に、内部に電子部品を備えるとともに、電子部品を冷却する液冷式の冷却器を備える電子機器に関する。
大電力を扱う電子機器は、収容している電子部品の発熱量が大きい。そのため、電子機器のケース内部に電子部品を冷却するための液冷式の冷却器を備えることがある。電子機器の外部から冷却器に冷媒を供給したり、冷却器を通過した冷媒を電子機器の外部へ排出するため、電子機器のケースに冷媒管を通す必要がある。それゆえケースには貫通孔が設けられる。自動車に搭載される電子機器では、水分の浸入を防ぐため、ケースの貫通孔と冷媒管の間を封止する必要がある。また、一般に、ケース内部の冷却器から伸びる冷媒管と、ケース外部の冷媒管(ケース外部から冷媒を供給する冷媒管、あるいは、ケース内部の冷却器からケース外部へ冷媒を排出する冷媒管)の接続部位も封止する必要がある。なお、説明の便宜上、ケース内部の冷却器から伸びる冷媒管を内部冷媒管と称し、ケース外部の冷媒管を外部冷媒管と称する。
ケース側面(側壁)と冷媒管の間を封止するとともに、外部冷媒管と内部冷媒管を連結する管継手を備える電子機器の例が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術は、電子機器として、電気自動車におけるインバータを対象としている。その技術は次の通りである。管継手はフランジを備えており、フランジ面と貫通孔の周囲のケース側面との間が面シール構造で封止される。管継手を内部冷媒管が通るのであるが、管継手の内周面と内部冷媒管の外周面が軸シール構造で封止される。内部冷媒管と外部冷媒管の連結部も軸シール構造で封止される。
面シール構造とは、管継手にフランジを設け、管継手の軸線に直交するフランジ面と貫通孔周囲のケース側面との間にガスケットなどを配置して封止する技術である。軸シール構造とは、管継手の外周面と貫通孔の内周面(あるいは管継手の外(内)周面と冷媒管の内(外)周面)との間にガスケットなどを配置して封止する技術である。面シール構造は連結する2個の部品の径方向(軸線に直交する面内方向)のずれを許容することができる。軸シール構造は連結する2個の部品の軸線方向のずれを許容することができる。
特開2012−064724号公報
本明細書が開示する技術も、内部に冷却器を備える電子機器に関し、冷却器から伸びる冷媒管(内部冷媒管)と電子機器のケースに設けられた貫通孔の間の封止性能を従来よりも高めた電子機器を提供する。
本明細書が開示する電子機器は、次の構造を備える。電子機器のケースは貫通孔を有する。貫通孔には管継手が嵌合している。管継手は、ケース内部の冷却器から伸びている内部冷媒管とケース外部の外部冷媒管を連結する。その管継手は、金属パーツと樹脂パーツと2個のガスケットで構成される。金属パーツは、ケースの貫通孔に挿通される内筒部と、ケースの外側に位置する内筒部の端部の外周に設けられているフランジとを有する。樹脂パーツは、金属パーツのフランジのフランジ面以外を覆うフランジカバーと、金属パーツの内筒部と同軸線で連通するようにフランジカバーからケース外側に向かって伸びている外筒部を備えている。2個のガスケットのうちの一方は、軸シールガスケットであり、内筒部と内部冷媒管との間に嵌挿されている。他方のガスケットは面シールガスケットであり、フランジ面と貫通孔の周囲のケースの側面との間に嵌挿されている。なお、「フランジ面」は、金属パーツのフランジのケース側面と対向する面を意味する。
金属パーツのフランジは、一枚の金属板で作られているのが好ましい。内筒部も一枚の金属板の円筒で作られているのが好ましい。また、樹脂パーツは、典型的には、金属パーツを金型に入れて溶融樹脂を射出し、金属パーツと一体不可分となるように作られる。
上記の電子機器は、冷媒に接する内筒部とケースに接するフランジが連続した金属で作られている。従って、金属パーツを介してケースから冷媒へ熱を伝えることができる。即ち、管継手がケースの冷却に寄与する。特に電力変換用のパワートランジスタなど発熱量の大きいデバイスの熱がケースに伝達されるような構造の場合、ケースと管継手を通じてデバイスの熱を吸収することができる。
また、金属パーツのフランジのフランジ面以外が樹脂製のフランジカバーに覆われている。即ち、金属パーツはケース外側の空間に露出しない。車載のインバータなどの電子機器は、エンジンコンパートメントに搭載され、塩分を含んだ水に晒される虞がある。しかし管継手の金属パーツは樹脂に覆われているので塩害を被ることがない。また、内筒部が一枚の金属板の筒で作られている場合、フランジとの接続部位から内筒部の先端にかけて可撓性を有する。それゆえ、管継手とこれに連結される内部冷媒管との位置ずれが、内筒部の可撓性で吸収できる。
なお、本明細書では、ケースに設けられた溝であってケースにカバーが取り付けられたときに「孔」を構成する溝も、便宜上、貫通孔として扱う。また、管継手は、ケースの側面にて外部冷媒管と内部冷媒管を接続する部品であるが、外部冷媒管の先端に不可分に設けられているものであってもよい。
本明細書が開示する技術は、ケースに貫通孔を設けて管継手を嵌挿させ、内部の冷却器から伸びる冷媒管(内部冷媒管)をその管継手に接続する電子機器に関する。本明細書は、管継手を使ってケースの冷却を促進することのできる電子機器を提供する。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電子機器(インバータ)の分解斜視図である。 インバータの斜視図である(カバーなし)。 図2のIII−III線における断面図である。 図3の破線IVで囲んだ範囲の拡大図である。 変形例の電子機器の図3と同じ範囲の断面図である。
図面を参照して実施例の電子機器を説明する。実施例の電子機器は、電気自動車に搭載されるインバータ2である。インバータ2は、バッテリの直流電力を交流電力に変換して走行用のモータに供給する。図1に、インバータ2の分解斜視図を示す。図2に、インバータ2の斜視図を示す。また、図3に、図2のIII−III線における断面図を示す。なお、図3で示すインバータ2のカバー59は、理解を助けるために図1、2ではその図示を省略している。また、図3では、管継手10の周辺の構造は簡略化して描いてある。管継手10の周辺の構造の詳細は図4に示されている。
インバータ2は、バッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータ回路と、その昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を備えている。インバータ2は、ハードウエアとしては、複数のパワーカード22、複数の冷却プレート21、積層ユニット20、リアクトル52、コンデンサ51、回路基板(不図示)などを備えている。図1では、一つのパワーカードのみに符号「22」を付しており、同じ形状の他のパワーカードには符号を省略している。同様に、図1では、一つの冷却プレートのみに符号「21」を付しており、同じ形状の他の冷却プレートには符号を省略している。また、図2では、積層ユニット20に含まれる全てのパワーカードと冷却プレートの符号を省略した。そのほかインバータ2は別の冷却器8(後述)も備えている。
インバータ2は、独立した2つのケース(アッパーケース6、ロアケース7)を有している。アッパーケース6は、積層ユニット20とリアクトル52など、上記したデバイス群を収容する。ロアケース7は冷却器8そのものである。インバータ2は2種の冷却器を備えており、一つは、リアクトル52やコンデンサ51を冷却する冷却器8である。もう一つは、パワーカード22と冷却プレート21が交互に積層された積層ユニット20であり、パワーカード22を集中的に冷却する。冷却器8は、アッパーケース6の底面に固定される。
パワーカード22は、電圧コンバータ回路とインバータ回路のスイッチング素子を樹脂でモールドしたパッケージである。積層ユニット20は、パワーカード22と冷却プレート21を交互に積層したデバイスである。スイッチング素子としては、IGBTなどのトランジスタが用いられる。
回路基板は、スイッチング素子に供給する駆動信号を生成する。なお、回路基板は積層ユニット20の上方に配置されるが、その図示は省略している。また、パワーカード22、コンデンサ51、リアクトル52は、金属製のバスバにより互いに電気的に接続されているが、その図示は省略している。
積層ユニット20の冷却プレート21は、内部を冷媒が通る平板型の冷却器である。パワーカード22はその両側を冷却プレート21で挟まれ、パワーカード内のスイッチング素子が効率よく冷却される。
また、積層ユニット20には、その積層方向の一端に絶縁板55と板バネ54がさらに積層されている。積層ユニット20はアッパーケース6の内側面と支柱53に挟まれるように支持される。板バネ54により、積層ユニット20はその積層方向に荷重を加えられつつアッパーケース6に支持される。板バネ54の荷重により、交互に積層している冷却プレート21とパワーカード22の密着性が高まり、パワーカード22から冷却プレート21への熱伝達効率が向上する。
冷却プレート21の内部は冷媒が通る空洞である。積層方向からみて冷却プレートの長手方向の両端(図中のY軸方向における両端でありパワーカード22の両側)のそれぞれに貫通孔が設けられている。隣接する冷却プレート21の貫通孔同士が接続管25で接続されている。そして、積層方向の端の冷却プレート21の貫通孔から、2本の冷媒管23、24が伸びている。積層ユニット20がアッパーケース6に収納されると、冷媒管23、24がアッパーケース6の側面(側壁)に設けられたケースの貫通孔4、56まで達する。
外部から冷媒を供給する供給管61がアッパーケース6の外側からケースの貫通孔56に接続される。供給管61と冷媒管24は、ケース側面の貫通孔56で連通する。
積層ユニット20のもう一方の冷媒管23は、その先端が別の貫通孔4に達する。貫通孔4には、管継手10が嵌合されており、冷媒管23はその管継手10に連結される。管継手10の外側(ケース外側)には外設連結管3の上側開口が結合する。外設連結管3は、積層ユニット20の冷媒管23と、ロアケース7の冷却器8を連結する。外設連結管3の下側開口は、ロアケース7に設けられてた冷媒供給口5に連結される。外設連結管3の下側開口の周囲にはフランジ3aが設けられている。このフランジ3aが冷媒供給口5の周囲の側面にボルトにて結合される。ボルトの図示は省略している。ロアケース7には別の開口(冷媒排出口57)が設けられており、そこに排出管62が接続される。
管継手10の構造は後に詳しく説明する。なお、供給管61とケースの貫通孔56の間、ケースの貫通孔56と冷媒管24の間、排出管62と冷媒排出口57の間、外設連結管3と冷媒供給口5の間も、夫々特定の封止構造を有しているが、本実施例では、管継手10による封止構造に着目するので、他の箇所の封止構造の図示と説明は省略する。
冷媒の流れを説明する。なお、冷媒は、液体であり、例えば、水、あるいは、LLC(Long Life Coolant)である。積層ユニット20と冷却器8は液冷式の冷却器である。
冷媒は、供給管61を通じて外部からインバータ2へ供給される。冷媒は、ケースの貫通孔56と一方の冷媒管24を通って積層ユニット20に流れ込む。冷媒管24から流入した冷媒は、冷却プレート21に接続している一方の接続管25を通じて全ての冷却プレート21に分配される。冷媒は冷却プレート21の内部をその長手方向(図中Y軸方向)に流れ、冷却プレート21に接するパワーカード22を冷却する。パワーカード22の熱を吸収した冷媒は、冷却プレート21に接続している他方の接続管25を通じて冷媒管23へと流れる。冷媒は、さらに冷媒管23とケースの貫通孔4を通じてアッパーケース6から排出される。
冷媒はその後、外設連結管3を通じてロアケース7(即ち冷却器8)へと移動する。ロアケース7の内部には、アッパーケース6に設置されたリアクトル52やコンデンサ51の直下に相当する位置に冷媒の流路9(図3参照)が設けられている。冷媒がその流路9を通る間にリアクトル52やコンデンサ51の熱を吸収する。冷媒は最後には冷媒排出口57に接続された排出管62を通じてインバータ2の外へ排出される。なお、インバータ2の外部には、熱を吸収した冷媒を冷却するラジエータや冷媒を循環させるポンプを含む冷却システムが備えられている。インバータ2内の電子部品(スイッチング素子やリアクトルなど)の熱を吸収した冷媒はラジエータで冷却されて再びインバータ2へと送られる。
図4を参照して、管継手10を使った連結構造を説明する。図4は、図3において破線領域IVの拡大断面図である。管継手10は、金属パーツ13と樹脂パーツ12と2個のガスケット15、16で構成されている。金属パーツ13は、アルミニウムや銅などの金属製である。樹脂パーツ12は樹脂で作られている。2個のガスケット15、16は、柔軟性を有する素材で作られている。ガスケット15、16は、例えば、耐熱性の高いシリコンゴムで作られている。また、以下では、説明を簡略化するため、アッパーケース6を単に「ケース6」と称する場合がある。
金属パーツ13は、ケースの貫通孔4に挿通される内筒部13aと内筒部13aの一端の外周に設けられているフランジ13bで構成されている。内筒部13aは一枚の金属板を円筒に加工したものであり、フランジ13bは一枚の金属円板である。内筒部13aとフランジ13bは、プレス加工で一体不可分に作られる場合もある。
樹脂パーツ12は、金属パーツ13のフランジ13bのフランジ面13c以外を覆うフランジカバー12bと、金属パーツ13の内筒部13aと同心(同軸線)で連通する外筒部12aで構成されている。フランジ面13cとは、フランジ13bにおいてケース6の側面6aと対向する面である。フランジカバー12bはフランジ面13c以外を覆うので、フランジ13bの外周面13dも覆われる。
フランジカバー12bと外筒部12aは、射出成形で一体不可分に作られる。射出成形の際、金属パーツ13を金型に入れた後に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂が固化すると、金属パーツ13に接合された樹脂パーツ12が完成する。別言すれば、フランジ13bのフランジ面13c以外の面が樹脂でモールドされる。
外筒部12aの外周に外設連結管3が圧入される。外設連結管3は圧入されるので、外設連結管3と外筒部12a(即ち管継手10)の間の封止が確保される。外設連結管3の内周面と外筒部12aの外周面の間にガスケットが配置されていてもよい。
金属製の内筒部13aに冷媒管23が嵌合する。内筒部13aの内周面には内周を一巡するガスケット溝14aが設けられており、その溝に軸シールガスケット16が配置されている。内筒部13aの内周面と冷媒管23の外周面との間は軸シールガスケット16により封止される。なお、冷媒管23の先端23aは先細りにテーパ形状を有している。このテーパ形状により、管継手10への挿入が容易になる。また、内筒部13a(管継手10)と冷媒管23の間の封止は軸シール構造であるので、管継手10と冷媒管23の軸線方向の位置ずれはこの軸シール構造により吸収される。
フランジ13bのフランジ面には内筒部13aを一巡するようにガスケット溝14bが設けられており、その溝に面シールガスケット15が配置されている。図示を省略しているが、管継手10は、フランジカバー12bがボルトでケース6に固定されている。ボルトでフランジカバー12bを固定すると、フランジ面13cとケース側面6aの間で面シールガスケット15が狭圧され、フランジ13bと貫通孔4の周囲のケース側面6aの間が封止される。なお、図4では、ガスケット15、16の周囲に隙間を描いてあるが、これは図を理解し易くするためである。ガスケット15、16は、両側の部材で挟持されるので、図に描かれているような隙間は生じないことに留意されたい。
上記説明した管継手10と冷媒管23の連結構造の利点を説明する。まず、管継手10は、金属パーツ13が冷媒とケースの双方に接する。それゆえ、ケースの熱の一部が金属パーツ13を介して冷媒へ伝達される。金属パーツの熱伝導率(熱伝達率)は樹脂パーツの熱伝導率(熱伝達率)よりも高いので、管継手10がケースの冷却に寄与する。また、冷媒管23が嵌合する内筒部13aは一枚の金属板で作られた筒であり、フランジ13bとの連結部位から先端(ケース内側に位置する先端)にかけて可撓性を有する。その可撓性により、管継手10と冷媒管23の間の位置ずれが吸収できる。さらにまた、金属パーツ13は樹脂パーツ12に覆われており、外部に露出しない。それゆえ、電子機器2が塩気を含む水に晒された場合にも金属パーツ13が塩害を被ることがない。
次に、図5を参照して変形例のインバータ102を説明する。図5は、図4と同じ範囲の断面図である。図5では、主要な部品だけに符号を付してあり、幾つかの部品の符号は省略している。各部品の符号と説明は、図4とその説明に準じる。
インバータ102は、管継手110の金属パーツ113(内筒部113a)の形状が先のインバータ2とは異なる。管継手110は、内筒部113aのフランジ113bと接続する端部にくびれ109が設けられている。くびれ109は、内筒部113aを一巡するように設けられている。それ以外は図4のインバータ2と同じである。くびれ109を設けることで、フランジ113bとの接合部における内筒部113aの可撓性が大きくなる。それゆえ、冷媒管23を挿入時の管継手110と冷媒管23との位置ずれの許容量が大きくなる。
実施例のインバータ(電子機器)は、管継手10(110)の外筒部12aの外周面に外設連結管3が嵌合している。実施例の技術は、管継手10(110)とケース6の間で径方向のずれが許容され、管継手10(110)と冷媒管23の間で軸線方向のずれが許容される。それゆえ、管継手10(110)と外設連結管3は、ずれを許容することなく剛に接合されていてもよい。即ち、管継手10(110)は、ケース外部の外設連結管3とケース内部の冷媒管23を連結する部品であるが、管継手10(110)は外設連結管3と一体不可分に構成されていてもよい。別言すれば、外設連結管3の先端に管継手10(110)の構造が設けられている態様も、「外部冷媒管と内部冷媒管を連結する管継手」に含まれる。
実施例では、冷媒管23と管継手10(110)の接続構造を説明し、他の接続部位の構造は図示と説明を割愛した。例えば、冷媒管24と貫通孔56の間にも管継手を配置してもよい。また、本明細書が開示する技術は、電気自動車のインバータだけでなく、他の電子機器に適用することも可能である。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。パワーカード22がケースに収容される電子部品の一例である。積層ユニット20がケース内部の冷却器の一例である。冷媒管23が、ケース内部の冷却器から伸びている内部冷媒管の一例に相当する。また、「アッパーケース6」が「ケース」の一例に相当する。外設連結管3が外部冷媒管の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:インバータ(電子機器)
3:外設連結管
3a:フランジ
4、5:貫通孔
6:アッパーケース
6a:ケース側面
7:ロアケース
8:冷却器
9:流路
10、110:管継手
12:樹脂パーツ
12a:外筒部
12b:フランジカバー
13、113:金属パーツ
13a、113a:内筒部
13b、113b:フランジ
13c:フランジ面
13d:フランジ外周面
14a、14b:ガスケット溝
15:面シールガスケット
16:軸シールガスケット
17:補助ガスケット
18:段差
20:積層ユニット(冷却器)
21:冷却プレート
22:パワーカード
23、24:冷媒管
23a:冷媒管先端
23b:テーパ面
25:接続管
56、57:貫通孔
61:供給管
62:排出管

Claims (1)

  1. 内部に電子部品を備えるとともに当該電子部品を冷却する液冷式の冷却器を備える電子機器であり、
    貫通孔を有しているケースと、
    前記貫通孔に嵌合しているとともに、前記冷却器から伸びている内部冷媒管とケース外部の外部冷媒管を連結する管継手と、
    を備えており、
    前記管継手は、
    金属で作られており、前記貫通孔に挿通される内筒部と、前記ケースの外側に位置する当該内筒部の端部の外周に設けられているフランジとを備えている金属パーツと、
    樹脂で作られており、前記フランジのフランジ面以外を覆っているフランジカバーと、前記内筒部と同軸線で連通するように前記フランジカバーからケース外側に向かって伸びている外筒部とを備えている樹脂パーツと、
    前記内筒部と前記内部冷媒管との間に配置されている軸シールガスケットと、
    前記フランジのフランジ面と前記貫通孔の周囲の前記ケースの側面との間に配置されている面シールガスケットと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
JP2014099359A 2014-05-13 2014-05-13 電子機器 Active JP6219777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099359A JP6219777B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099359A JP6219777B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015216295A JP2015216295A (ja) 2015-12-03
JP6219777B2 true JP6219777B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=54752915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014099359A Active JP6219777B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6219777B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6447480B2 (ja) * 2015-12-11 2019-01-09 トヨタ自動車株式会社 封止構造
JP2017187214A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷却装置、冷凍サイクル装置、及び冷却装置の製造方法
KR20230004906A (ko) 2016-08-26 2023-01-06 이너테크 아이피 엘엘씨 단일상 유체 및 대향류 순환로를 구비한 평판관 열교환기를 사용하는 냉각 시스템 및 방법
JP6658710B2 (ja) * 2016-11-21 2020-03-04 株式会社デンソー 積層型熱交換器
WO2018092608A1 (ja) * 2016-11-21 2018-05-24 株式会社デンソー 積層型熱交換器
JP7335101B2 (ja) 2019-06-25 2023-08-29 株式会社豊田中央研究所 電子機器用冷却モジュールおよびその製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2724479B2 (ja) * 1988-10-29 1998-03-09 臼井国際産業株式会社 クランプ体による配管の固定方法
JP5425029B2 (ja) * 2010-09-15 2014-02-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 半導体冷却装置及び車両用駆動装置
JP2014053473A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Toyota Motor Corp 液体流路が形成されている筐体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015216295A (ja) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6219777B2 (ja) 電子機器
JP5862646B2 (ja) 冷媒管の連結構造及び冷却器内蔵インバータ
US9565792B2 (en) Connection structure and inverter
JP4657329B2 (ja) 電力変換装置および電動車両
CN107645232B (zh) 包括具有层叠结构的半导体模块的功率转换设备
JP6447480B2 (ja) 封止構造
US20140198450A1 (en) Power conversion device
US9961807B2 (en) Electric power convertor
JP2015126674A (ja) 電力変換装置
JP2015216294A (ja) 電子機器
JP6522358B2 (ja) 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置
US20200068749A1 (en) Cooling structure of power conversion device
JP6219780B2 (ja) 電子機器及び電子機器に備えられる管継手
JP2015130735A (ja) 電力変換装置
WO2017072870A1 (ja) 電力変換装置
JP2015201564A (ja) 車載電子機器
JP6127784B2 (ja) 電力変換装置
JP2019221129A (ja) 電力変換装置
JP2014029912A (ja) 半導体積層ユニット
JP6693348B2 (ja) 電力変換装置
JP2015186344A (ja) 電力変換装置
JP2015207611A (ja) 電子機器
WO2019244502A1 (ja) 電力変換装置
WO2019244624A1 (ja) 電力変換装置
JP2016127772A (ja) 電力変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6219777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250