JP2724479B2 - クランプ体による配管の固定方法 - Google Patents

クランプ体による配管の固定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般に自動車、或いは各種の機械、装置等に
給油、給気の供給路等として配設される管径、太さ30m/
m程度以下の比較的細径からなる金属管或いは樹脂チュ
ーブ(以下単に配管と称す)のクランプ体による固定方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の固定方法としては例えば第6図に示す
ように、クランプ部材(11)に貫設した組付け孔(12)
部に配管(P′)を貫通した状態で、金属管にあっては
孔周部に亘って鑞溶着(W)して相互に固定するか(第
8図)、或いは樹脂チューブにあってはクリップ壁部に
挾持して固定するか(図示せず)していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の固定方法において
は、前者にあっては長尺の配管が貫通された状態のまゝ
手炙りにより加熱鑞溶接することによって作業上の煩わ
しさを招き、しばしば局部加熱等に起因して鑞溶着部附
近の配管側に機械的強度の劣化を生ぜしめて亀裂、破損
を招き、また、これら鑞溶着後に耐食性等の鍍金処理を
余儀なくされるため著しく生産性が阻害される問題を有
し、又後者にあっては挾持の不具合によりしばしば配管
側に軸方向の移動や円周方向への回動、強いては加振状
態下にあってクリップ壁部での離体、脱落を生ぜしめる
等の問題を有するものであった。
本発明は上記した従来技術の有する前記問題に鑑みて
なされたものであり、固定作業上の煩わしさを軽減し、
同時に固定部附近での機械的強度の劣化の憂いをなく
し、またすでに鍍金処理を施した構成部品の使用を可能
となして固定後のこれら処理の不要により生産性を向上
し、又クランプ部材に対して配管を任意の角度をもって
固定することを可能にし、且つ確実な固定によって配管
側での軸方向の移動や円周方向への回動を防止し、同時
に貫設した組付け孔での配管の貫通した係着によって該
配管側の離体、脱落の憂いのない固定方法を提案するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、取付け部を有する
板状のクランプ部材の表面に貫設した配管の組付け孔の
孔周部に、別体からなり且つその筒壁に軸方向の複数の
スリットを設けた短寸状の円筒部材を挿着してクランプ
部材側に固定せしめ、円筒部材を介して組付け孔への配
管を貫通した係着状態にあって、前記円筒部材の筒壁と
該筒壁附近の配管とに亘って熱収縮性を有する筒片部材
を一括包持して被着せしめ、加温処理に伴う熱収縮によ
り固定せしめてなるクランプ体による配管の固定方法を
要旨とするものであって、更に前記筒部材の一端周部又
は略中間周部に外方への鍔壁を設けたり、或いは前記筒
片部材を非可逆性形状記憶合金又は熱収縮性樹脂により
構成するものである。
[作用] 本発明はこのような方法により固定されてなるため、
組付け孔の孔周部に挿着した別体の円筒部材の筒壁と該
筒壁附近の配管側とに亘る一括包持して被着した筒片部
材による低温での加温処理に伴う熱収縮により容易に固
定構造を得ることとなり、従って固定作業上の煩わしさ
を軽減し、同時に固定部附近での機械的強度の劣化の憂
いをなくし、またすでに鍍金処理を施した構成部品の使
用を可能となして固定後のこれら処理の不要により生産
性を向上することができ、又クランプ部材に対して配管
を任意の角度をもって固定でき、且つ固定を確実となす
ため配管側での軸方向の移動や円周方向への回動並びに
固定部での配管の離体、脱落等の憂いをなくすことがで
きるのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明のクランプ体による配管の固定方法によ
る平面図、第2図は第1図A−A線の一部切欠きによる
断面図、第3図は円筒部材の他の実施例を示す斜視図、
第4図乃至第7図は夫夫更に他の実施例を示す第2図相
当図であって、(1)は相当基体へのボルト等による取
付け孔(3)を有する板状のクランプ部材であり、その
表面に貫設した配管(P)の組付け孔(2)の孔周部
に、別体からなる、金属製又は樹脂製の短寸状の円筒部
材(4)を挿着してクランプ部材(1)側に鑞付け、圧
入、カシメ或いはスポット溶着等により固定(6)して
なるものである。また本発明では、第3図に詳細に図示
した通り、円筒部材(4)の筒壁に複数の軸方向のスリ
ット(4″、4″、…)が設けられている。このような
スリットが設けられてるために、筒片部材の後述する熱
収縮の際に、配管(P)への固着が確実となるのであ
る。又、円筒部材(4)の一端周部又は略中間周部に外
方への鍔壁(4′)を設け筒壁をクランプ部材(1)の
一方側又は両側に突出させると共に、該鍔壁(4′)を
クランプ部材(1)に固定するとクランプ部材と配管の
取付角度の精度が増し、且つクランプ部材(1)との当
接面積が増加して耐振性及び取付け強度が向上する。こ
の際金属管を短寸状に輪切りにしクランプ部材(1)に
固定したり(第5図)、該金属管の略中間部を成形して
第6図のようにスプール(7)を形成し、これを鍔壁
(4′)とすれば、円筒部材(4)の製造は一層容易と
なる。更に、第7図のようにクランプ部材(1)に対し
て鋭角又は鈍角の任意な一定角度(α)をもって配管
(P)を固定することもできる。そして組付け孔(2)
への配管(P)の貫通した係着状態にあって、前記円筒
部材(4)の筒壁と該筒壁附近の配管(P)との亘っ
て、Ti-Ni系等の非可逆性形状記憶合金や架橋ポリオレ
フィン等の熱収縮性樹脂からなる筒片部材(5)を一括
包持して被着せしめ、かかる状態で好ましくは130℃程
度以下の低温での炉中通過等による加温処理を施して該
筒片部材に熱収縮を生ぜしめるとスリット(4″、
4″、…)により円筒部材(4)も縮径して配管(P)
へしっかりと密着して該配管へ確実に固定せしめるもの
である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によるクランプ体による配
管の固定方法は、固定部をなすクランプ部材(1)側の
組付け孔(2)部に別体からなる円筒部材(4)を固定
(6)して所望の応じた長さの突設筒壁を配管(P)に
亘って熱収縮性を有する筒片部材(5)を一括包持状に
被着して加温処理に伴う熱収縮によって固定せしめてな
るため、前記低温での加温処理により容易に固定構造を
得ることができてこれら固定作業上の煩わしさを軽減す
ることができ、同時に固定部附近での機械的強度の劣化
の憂いがなく、また耐食性等の鍍金処理を施した構成部
品の使用を可能となして固定後のこれら処理の不要によ
り生産性を向上することができ、又クランプ部材に対し
て配管を任意の角度をもって固定することができ、且つ
熱収縮による確実な固定構造により貫設した組付け孔
(2)での貫通した配管(P)の係着によって、配管
(P)側での軸方向の移動や円周方向の回動並びに固定
部での該配管の離体、脱落等の憂いをなくすことができ
る等、極めて有用なクランプ体による配管の固定方法で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すクランプ体による配管
の固定方法による平面図、第2図は第1図A−A線の一
部切欠きによる断面図、第3図は円筒部材の他の実施例
を示す斜視図、第4図乃至第7図は夫々更に他の実施例
を示す第2図相当図、第8図は従来例を示す固定方法に
よる一部切欠き縦断面図である。 (1)……クランプ部材、(2)……組付け孔、(3)
……取付け孔、(4)……円筒部材、(4′)……鍔
壁、(5)……筒片部材、(6)……固定、(P)……
配管

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け部を有する板状のクランプ部材
    (1)の表面に貫設した配管(P)の組付け孔(2)の
    孔周部に、別体からなり且つその筒壁に軸方向の複数の
    スリット(4″)を設けた短寸状の円筒部材(4)を挿
    着してクランプ部材(1)側に固定(6)せしめ、円筒
    部材(4)を介して組付け孔(2)への配管(P)を貫
    通した係着状態にあって、前記円筒部材(4)の筒壁と
    該筒壁附近の配管(P)とに亘って熱収縮性を有する筒
    片部材(5)を一括包持して被着せしめ、加温処理に伴
    う熱収縮により固定せしめてなることを特徴とするクラ
    ンプ体による配管の固定方法。
  2. 【請求項2】前記円筒部材(4)の一端周部又は略中間
    周部に外方への鍔壁(4′)を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のクランプ体による配管の固定方法。
  3. 【請求項3】前記筒片部材(5)は非可逆性形状記憶合
    金又は熱収縮性樹脂からなることを特徴とする請求項1
    記載のクランプ体による配管の固定方法。
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