JP3810891B2 - 熱交換器用タンクへのパイプ取付構造 - Google Patents
熱交換器用タンクへのパイプ取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンク本体に形成されるパイプ取付穴にパイプ部材をろう付けにより接続するための熱交換器用タンクへのパイプ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンク本体に形成されるパイプ取付穴にパイプ部材をろう付けにより接続するための熱交換器用タンクへのパイプ取付構造として、例えば、特開平7−294182号公報に開示されるものが知られている。
図4は、この種の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造を示すもので、図において符号1は、ラジエータのタンク本体を示している。
【0003】
このタンク本体1は、アルミニウムからなり押し出し成形により形成されている。
タンク本体1には、パイプ取付穴1aが形成され、このパイプ取付穴1aには、パイプ部材2が嵌挿されている。
パイプ部材2は、アルミニウムのクラッド材からなり、外周面にろう材層が形成され、内周面に犠牲腐食層が形成されている。
【0004】
また、パイプ部材2の先端部に切欠部2aが形成され、パイプ部材2の先端面2bが、タンク本体1の内面に当接されている。
そして、タンク本体1に形成されるパイプ取付穴1aに、パイプ部材2の外周がろう付けRされている。
このろう付けは、ろう付け時にパイプ部材2のろう材層から溶融するろう材Rにより行われる。
【0005】
しかしながら、このようなパイプ取付構造では、単に、パイプ部材2の先端面2bをタンク本体1の内面に当接してパイプ部材2の仮止めを行っているため、ろう付けの前にパイプ部材2が移動し、確実なろう付けを行うことが困難になるという問題があった。
そこで、従来、図5に示すように、パイプ部材2の先端面2bに突出部2cを形成し、この突出部2cをタンク本体1の当接面1bに形成される穴部1cに嵌合して、パイプ部材2を仮止めすることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、パイプ部材2の先端面に形成される突出部2cを、タンク本体1の当接面1bに形成される穴部1cに嵌合して仮止めを行っているため、パイプ部材2およびタンク本体1の加工工数が増大し、また、穴部1cと突出部2cとのろう付け不良により穴部1cから冷却水が漏洩する虞があるという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題を解決したもので、タンク本体のパイプ取付穴に嵌挿されるパイプ部材を、タンク本体に容易,確実に仮止めすることができる熱交換器用タンクへのパイプ取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造は、タンク本体(11)に形成されるパイプ取付穴(13)に、パイプ部材(15)を嵌挿するとともに、前記パイプ部材(15)の先端部に切欠部(17)を形成し、前記パイプ部材(15)の先端面(21)を、前記タンク本体(11)の内面に当接してなる熱交換器用タンクへのパイプ取付構造において、前記タンク本体(11)をアルミニウムの押し出し成形により形成し、前記タンク本体(11)の前記パイプ部材(15)の先端面(21)が当接される当接面(23)に、前記パイプ部材(15)の先端を挟持する挟持部(25)を一体形成するとともに、前記挟持部(25)を、前記タンク本体(11)の軸長方向に沿って形成され、前記当接面(23)から内方に向けて突出される2条の突出部(27)により形成し、前記パイプ部材(15)を前記タンク本体(11)のパイプ取付穴(13)にろう付けしてなることを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、タンク本体のパイプ取付穴にパイプ部材を嵌挿し、このパイプ部材の先端面を当接面に向けて押圧すると、パイプ部材の先端が挟持部により挟持固定される。
また、タンク本体のアルミニウムの押し出し成形時に、タンク本体の軸長方向に沿って形成され、当接面から内方に向けて突出される2条の突出部からなる挟持部が一体形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1および図2は、本発明の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の第1の実施形態を示しており、図において符号11は、ラジエータのタンク本体を示している。
【0012】
このタンク本体11は、断面矩形状をしており、アルミニウムの押し出し成形により形成されている。
タンク本体11の一面には、円形のパイプ取付穴13が形成されている。
このパイプ取付穴13には、円筒状のパイプ部材15が嵌挿されている。
このパイプ部材15は、アルミニウムのクラッド材からなり、外周面にろう材層が形成され、内周面に犠牲腐食層が形成されている。
【0013】
パイプ部材15の先端部には、半円状の切欠部17が形成されている。
この切欠部17は、タンク本体11に嵌挿されるチューブ19側に向けて開口されている。
また、パイプ部材15の先端面21が、タンク本体11の内面に当接されている。
【0014】
そして、この実施形態では、パイプ部材15の先端面21が当接される当接面23に、パイプ部材15の先端を挟持する挟持部25が一体形成されている。
この挟持部25は、タンク本体11の押し出し成形時に、タンク本体11の軸長方向に沿って形成され、当接面23から内方に向けて突出される2条の突出部27により形成されている。
【0015】
2条の突出部27は、パイプ部材15の先端を押圧状態で挟持可能な間隔を置いて形成されている。
そして、パイプ部材15のパイプ取付穴13の近傍が、パイプ取付穴13にろう付けされ、また、パイプ部材15の先端面21が、当接面23にろう付けされている。
【0016】
このろう付けは、ろう付け時にパイプ部材15の表面のろう材層から溶融するろう材Rにより行われる。
上述した熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、タンク本体11のパイプ取付穴13にパイプ部材15を嵌挿し、このパイプ部材15の先端面21を当接面23に向けて押圧すると、パイプ部材15の先端が挟持部25の突出部27により挟持固定され、これによりパイプ部材15がタンク本体11に仮止めされる。
【0017】
そして、この状態で、熱処理が行われ、パイプ部材15のパイプ取付穴13の近傍が、パイプ取付穴13にろう付けされ、また、パイプ部材15の先端面21が、当接面23にろう付けされる。
以上のように構成された熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、パイプ部材15の先端面21が当接される当接面23に、パイプ部材15の先端を挟持する挟持部25を一体形成したので、タンク本体11のパイプ取付穴13に嵌挿されるパイプ部材15を、タンク本体11に容易,確実に仮止めすることができる。
【0018】
また、上述した熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、挟持部25を、タンク本体11の軸長方向に沿って形成され、当接面23から内方に向けて突出される2条の突出部27により形成するようにしたので、タンク本体11のアルミニウムの押し出し成形時に、挟持部25を容易,確実に形成することができる。図3は、本発明の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、タンク本体11のチューブ19に対向する面29に、支持部31が突出して形成され、この支持部31に、パイプ部材15の外周が当接されている。
【0019】
この支持部31は、タンク本体11の押し出し成形時に、タンク本体11の軸長方向に沿って形成されている。
この実施形態の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、パイプ部材15の先端面21を挟持部25により挟持し、さらに、パイプ部材15の外周を支持部31により支持するようにしたので、タンク本体11のパイプ取付穴13に嵌挿されるパイプ部材15を、タンク本体11に、より確実に仮止めすることができる。
【0020】
なお、上述した実施形態では、ラジエータのタンクに本発明を適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、コンデンサ等のタンクにも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造では、パイプ部材の先端面が当接される当接面に、パイプ部材の先端を挟持する挟持部を一体形成したので、タンク本体のパイプ取付穴に嵌挿されるパイプ部材を、タンク本体に容易,確実に仮止めすることができる。
【0022】
また、挟持部を、タンク本体の軸長方向に沿って形成され、当接面から内方に向けて突出される2条の突出部により形成するようにしたので、タンク本体のアルミニウムの押し出し成形時に、挟持部を容易,確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の一例を示す断面図である。
【図5】従来の熱交換器用タンクへのパイプ取付構造の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 タンク本体
13 パイプ取付穴
15 パイプ部材
17 切欠部
21 先端面
23 当接面
25 挟持部
27 突出部
Claims (1)
- タンク本体(11)に形成されるパイプ取付穴(13)に、パイプ部材(15)を嵌挿するとともに、前記パイプ部材(15)の先端部に切欠部(17)を形成し、前記パイプ部材(15)の先端面(21)を、前記タンク本体(11)の内面に当接してなる熱交換器用タンクへのパイプ取付構造において、
前記タンク本体(11)をアルミニウムの押し出し成形により形成し、前記タンク本体(11)の前記パイプ部材(15)の先端面(21)が当接される当接面(23)に、前記パイプ部材(15)の先端を挟持する挟持部(25)を一体形成するとともに、前記挟持部(25)を、前記タンク本体(11)の軸長方向に沿って形成され、前記当接面(23)から内方に向けて突出される2条の突出部(27)により形成し、前記パイプ部材(15)を前記タンク本体(11)のパイプ取付穴(13)にろう付けしてなることを特徴とする熱交換器用タンクへのパイプ取付構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16859497A JP3810891B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 熱交換器用タンクへのパイプ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH1114289A JPH1114289A (ja) | 1999-01-22 |
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JP16859497A Expired - Fee Related JP3810891B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 熱交換器用タンクへのパイプ取付構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3810891B2 (ja) |
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1997
- 1997-06-25 JP JP16859497A patent/JP3810891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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