JP2008082387A - クランプ - Google Patents

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和夫 松橋
Etsuko Kamakura
悦子 鎌倉
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直宏 大野
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Abstract

【課題】管を十分に保持しつつ高い防振機能を得るとともに、取付け取外し時に破断することのない複数の管体を保持することが可能なコストの低いクランプを提供する。
【解決手段】基部と、該基部に支持される管体保持部と、取付け用開口部とを備え、管体保持部表面は軟質樹脂から成り、管体保持部表面以外は主として硬質樹脂から成り、基部は中央部と底部に各々架橋部を備え、管体保持部表面は管体軸方向に走る複数の細長い突起を備え、管体保持部は、一端が開放された円形断面を有し、管体保持部の端部により区画形成される開放された前記一端に相当する部分は、取付け用開口部を形成して、管体保持部の端部は、一端が開放された前記円形断面を形成する管体保持部から直接、管体保持部と反対方向へ伸びる傾斜面または曲面を備えることを特徴とする複数の管体を保持するクランプ。
【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ、パイプ、ケーブル等の管体(棒体も含む)用クランプ(止め具)、例えば、自動車に用いられる空調用配管、ブレーキチューブ、フューエルチューブ、ワイヤハーネス等をボデーパネル等に支持するための管体用クランプに関する。特に、管体の振動を低減する、管体(以下、単に「管」と言う)の防振クランプに関する。
特許文献1には、図2に示すように、振動に伴うびびり音を防止する管のクランプ90が開示されている。クランプ90は、基部94と、該基部に支持される管保持部95とを備え、管保持部表面93は軟質樹脂から成り、管保持部表面以外は主として硬質樹脂から成り、複数の管を保持する構造となっている。
そして、管保持部は、管を受ける凹部92を形成する湾曲壁部(管体保持部)93と、該湾曲壁部の先端部またはその付近から湾曲壁部の凹部92の方向に斜めに延びて湾曲壁部に収容された管の側面を押える弾性保持片91とを備え、湾曲壁部93の表面が軟質緩衝樹脂材料が被覆されていて、湾曲壁部に保持される管に直接接触して、管のびびり音を吸音するように管を保持している。
しかし、管保持部95の断面は略半円形であり、湾曲壁部93の表面は平滑であるため、管がしっかりと固定されない。さらにはクランプ断面の肉厚tは不均一であり可撓性が無いため、車両等からの振動や衝撃により、管は微小に動く。これにより管から音が発生するため、管のびびり音の低減には限界があった。また、図2の方向Bへクランプを押して管に取付けたり、修理時等に逆方向にクランプを取外したりする際、取付け方法または取外し方法が悪いと弾性保持片91のY部が破断することがある。(特に、クランプを管から取外す際には、X方向に弾性保持片91を片寄せする必要がある。)さらには長期間使用時に管の振動等により弾性保持片91のY部が疲労破壊することがある。また、このクランプは、2色射出成型方法により製造されており、二つの段階で成型されるため、コストが高いという問題もあった。
実開平4−44581号公報 特開2002−316499号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、管を十分に保持しつつ高い防振機能を得るとともに、取付け取外し時に破断することのない複数の管体を保持することが可能なコストの低いクランプを提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、基部は中央部と底部に各々架橋部を備え、管体保持部表面は管体軸方向に走る複数の細長い突起を備え、管体保持部は、一端が開放された円形断面を有し、管体保持部の端部により区画形成される開放された一端に相当する部分は、取付け用開口部を形成して、管体保持部の端部は、一端が開放された円形断面を形成する管体保持部から直接、管体保持部と反対方向へ伸びる傾斜面または曲面を備えることを特徴とする複数の管体を保持するクランプが提供される。
基部は中央部と底部に各々架橋部を備えるため、通常はクランプ中央部に位置付けられるクランプ基部は剛性を高くすることができる。このため、この基部をベースとして管体保持部を開口させながら、管体へクランプを取付けるので(取外すときも同じ)、クランプ取付け(取外し)が容易となる。管体保持部表面は管体軸方向に走る複数の細長い突起を備えるため、この突起の弾性変形により管がしっかりと保持固定される。
管体保持部の端部は、一端が開放された円形断面を形成する管体保持部から直接、管体保持部と反対方向へ伸びる、管体を受け止めた後にクランプを管体へ取付けるための傾斜面または曲面を備える。また、端部が、円形断面を形成する管体保持部から直接伸びるため、管体保持部の率を最大化することが可能となるとともに、管体保持部に切り欠き等の応力集中発生部が無くなり、クランプ破断を防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、管体軸方向から視たクランプ断面はいずれの箇所においても同一形状であり、2色押出し成型方法により管体軸方向に細長い樹脂成形体として押出されて管体軸方向と交わる方向から切断されて製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の複数の管体を保持するクランプが提供される。クランプ断面は管体軸方向のいずれの位置において同一形状であるため、管体軸方向に2種類の樹脂を押出して成型することが可能となる。そして、2色押出し成型方法により、一つの成型段階で硬質樹脂と軟質樹脂が成型可能となるため、コストの低いクランプの製造が可能となる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は本発明に係るクランプの正面図であり、図1(b)は本発明に係るクランプの下面図である。図2は、従来例のクランプの斜視図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るクランプ100は、二つの管50を保持するクランプであり、基部1と、該基部1に支持される二つの管保持部2と、取付け用開口部3とを備え、管保持部表面20は軟質樹脂から成り、管保持部表面以外は主として硬質樹脂から成っている。硬質樹脂は、例えばポリプロピレンであり、軟質樹脂はエラストマである。
クランプ断面肉厚tは各部において略同一であり、基部1は中央部と底部に各々架橋部1b、1aと、貫通した空洞部1c、1dを備えている。管保持部20の表面は、管軸方向Aに走る複数の細長い突起20aを備え、管保持部20は、一端が開放された略3/4円形断面を有し、管保持部20の二つの端部11、12により区画形成される開放された前記一端に相当する他の略1/4円形断面相当部3は、取付け用開口部を形成している。管保持部の端部11、12は、略3/4円形断面を形成する管体保持部20から直接、管保持部20と反対方向へ伸びる、傾斜面11aまたは曲面12aを備えている。管50を傾斜面11aまたは曲面12aで受け止めた後、クランプ100をB方向から力を加える。すると、クランプ管保持部20の端部11、12が左右方向Cに撓み、開口部3が円滑に広がるため、円滑に管保持部20が管50側へ移動して、管保持部20が管50に当接して固定される。管50が、管保持部20内に収納されると、広げられた開口部3は、原形状に復元して略1/4円形断面相当部の寸法となる。
クランプ断面肉厚は各部において略同一であるため、クランプは可撓性に優れる。基部は中央部と底部に各々架橋部を備えるため、通常はクランプ中央部に位置付けられるクランプ基部は剛性を高くすることができる。このため、この基部をベースとして管体保持部を開口させながら、管体へクランプを取付けるので(取外すときも同じ)、クランプ取付け(取外し)が容易となる。管体保持部表面は管体軸方向に走る複数の細長い突起を備えるため、この突起の弾性変形により管がしっかりと保持固定される。
管体保持部は、略3/4円形断面を有するため十分な管囲繞構造を形成し、振動衝撃により管が取付け用開口部から外れることが無くなる。略1/4円形断面相当部の取付け用開口部を形成するため、クランプを管体に取付けるために必要な最低限の寸法の開口部を確保することができる。管体保持部の端部は、略3/4円形断面を形成する管体保持部から直接、管体保持部と反対方向へ伸びる、管体を受け止めた後にクランプを管体へ取付けるための傾斜面または曲面を備える。また、端部が、円形断面を形成する管体保持部から直接伸びるため、管体保持部の率を最大化することが可能となるとともに、管体保持部に切り欠き等の応力集中発生部が無くなり、クランプ破断を防止することが可能となる。
基部側面1f、1g、1hには軟質樹脂が被覆されている。これは、基部側面1f、1g、1hの近傍に配置される後述するグロメット(図示せず)を傷つけないためのものである。すなわち、硬質樹脂の切断面4には、鋭角のかえりが生じるため、基部側面1f、1g、1hにおいて(軟質樹脂を被覆せずに)硬質樹脂を露出しておくと、振動によりこのかえりがグロメットと接触してグロメットを傷つけることがあることを考慮したものである。なお、グロメットは軟質樹脂から成り、管を壁に固定するために用いられる。
また、クランプ断面は管体軸方向Aのいずれの箇所においても同一形状である。すなわち、例えて言えば、金太郎飴と同じ形態をとる。管体軸方向Aから視たクランプ断面は管体軸方向Aのいずれの位置の断面においても同一形状であるため、2種類の樹脂(硬質樹脂と軟質樹脂)を管体軸方向Aに押出して成型することが可能となる。押出し成型した細長い樹脂成型体を管体軸方向Aと直角に交わる切断面4で切断すると一つのクランプ100が完成品としてできあがる。
そして、2色押出し成型方法により、一つの成型段階で硬質樹脂と軟質樹脂が成型可能となるため、コストの低いクランプの製造が可能となる。この理由により、本発明のクランプは、2色押出し成型方法により製造されている。なお、2色押出し成型方法は、特許文献2の段落〔0031〕にも記載があるが、これは塗布膜転写具の転写ヘッドに用いる小型ローラーに用いる成型方法であり、クランプに用いる成型方法では無い。
以上のように、管を十分に保持しつつ高い防振機能を得るとともに、取付け取外し時に破断することのない複数の管体を保持することが可能なコストの低いクランプを提供することが可能となる。
(a)は本発明に係るクランプの正面図であり、(b)は本発明に係るクランプの下面図である。 従来例のクランプの斜視図である。
符号の説明
90 従来例のクランプ
100 本発明のクランプ

Claims (2)

  1. 基部(1)と、該基部に支持される管体保持部(2)と、取付け用開口部(3)とを備え、管体保持部表面(20)は軟質樹脂から成り、管体保持部表面以外は主として硬質樹脂から成る、複数の管体を保持するクランプ(100)であって、
    前記基部は中央部と底部に各々架橋部(1b,1a)を備え、
    前記管体保持部表面は管体軸方向(A)に走る複数の細長い突起(20a)を備え、
    管体保持部(2)は、一端が開放された円形断面を有し、
    前記管体保持部の端部(11,12)により区画形成される開放された前記一端に相当する部分は、取付け用開口部(3)を形成して、
    前記管体保持部の端部(11,12)は、一端が開放された前記円形断面を形成する管体保持部(2)から直接、前記管体保持部(2)と反対方向へ伸びる傾斜面(11a)または曲面(12a)を備えることを特徴とする複数の管体(50)を保持するクランプ(100)。
  2. 管体軸方向(A)から視たクランプ断面はいずれの箇所においても同一形状であり、2色押出し成型方法により前記管体軸方向(A)に細長い樹脂成形体として押出されて前記管体軸方向(A)と交わる方向から切断されて製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の複数の管体を保持するクランプ(100)。
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