JP2004003632A - 固定具、コード固定構造、車載機器、車両、および固定具の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続コード13等の被固定部材を保持するとともにカメラやアンテナ等の相手側部材に固定される固定具(接続コード取付具)であって、被固定部材を保持する保持孔部17と、この保持孔部に被固定部材を挿入するための切断部または切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コード等の被固定部材を保持するとともに、自分自身の弾性力(弾発力)によりウェザストリップ等の相手側部材(相手側の取付部材)に着脱自在に取り付けるための固定具、コード固定構造、車載機器、車両、および、上記のような固定具の製造方法に関する。ここで、「ウェザストリップ」とは、車両等の内部に水、埃、音などが侵入するのを防止するために車両本体側のドア開口部もしくはトランク開口部、ドア側の周縁部、またはトランクのリッド側等に取り付けられた防水用の弾性部材を指していう。
【0002】
【従来の技術】
車両には各種の機器類が搭載されているが、その中でも車両の外側に取り付けて用いられる機器、例えば、カメラやアンテナの場合には、車両の内部の機器と接続するために接続コードを車両の内部に引き込むことになる。この際には防水対策が必要となり、下記に示す防水対策が行われている。以下に、従来の接続コードの取付構造の例を図19および図20を用いて説明する。
【0003】
図19は従来の接続コード取付具を示す概略図であり、(a)はその正面図、(b)は下面図である。図20は従来の接続コード取付具を用いた配線状態を示す概略図であり、(a)はその正面図、(b)は側面図である。ただし、ここでは、車両本体側のドアの開口部の周囲に設けられたウェザストリップ(以下、ドアウェザストリップと称する)に接続コード取付具(固定具に相当する)を取り付けた場合を代表して示す。
【0004】
80は接続コード取付具で、車両の外側に取り付けられたカメラと車室内の機器(いずれも図示省略)とを接続する接続コード(単に、コードと称することもある)75を、図20で示すように車両ドアの開口部の周囲に設けられたドアウェザストリップ70に取り付ける取付具である。
【0005】
接続コード取付具80は、図19で示すように方形板の両端部より略中央部にかけてなだらかに高くなる(側面視、2等辺3角形)形状をしており、3角形の頂点部の近傍には接続コード75を保持するコード保持孔81が3角形の頂点陵と同じ方向に形成されている。また、底面82にはドアウェザストリップ70に固定するための両面粘着テープ77が貼付けられており、コード保持孔81と底面82(両面粘着テープ77を含む)との間は、接続コード75が通るように切断部83により縁切り(3角形の頂点陵と同じ方向)がなされている。接続コード取付具80の材料には、合成ゴム等の弾性部材が用いられ、成形加工などにより接続コード取付具80が形成される。
【0006】
次に、図20を参照しながら、接続コード取付具80を用いた配線について説明する。
【0007】
先ず、接続コード取付具80の底部を頂点陵方向(図示上方)へ折り曲げ、コード保持孔81の縁切り部である切断部83を広げる。そして、広げた切断部83より接続コード75の所定の位置をコード保持孔81へ挿入する。次に、接続コード取付具80の底部に貼り付けた両面粘着テープ77の、はく離ライナーをはがして接着面を露出させる。接着可能となった接続コード取付具80をドアウェザストリップ70の所定の位置に、接続コード75がドアウェザストリップ70に対して略直交するように接着固定する。
【0008】
なお、図19および図20の従来例では、車両本体側のドアの開口部の周囲に設けられたドアウェザストリップに接続コード取付具を取り付けているが、車両本体側の他の部分(例えば、トランク開口部)や、ドア側の周縁部や、トランクのリッド側に設けられたウェザストリップに接続コード取付具を取り付けることもできる。さらに、断面の形状が円筒形の接続コードを接続コード取付具に取り付ける例を示しているが、コード保持孔の形状を適宜変更することによって、断面の形状が楕円形または四角形のアンテナ等の接続コードを接続コード取付具に取り付けることもできる。
【0009】
因みに、車両本体側のトランク開口部やトランクのリッド側に設けられたウェザストリップに接続コード取付具を取り付ける例が、下記の先行技術文献(特許文献1〜特許文献3)に開示されている。
【0010】
【特許文献1】
実開平5−56644号公報
【特許文献2】
特開平9−254694号公報
【特許文献3】
特開平11−5497号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のような接続コードの取付構造では、図20で示すように接続コード取付具80が両面粘着テープ77により、ドアウェザストリップ70に貼り付けられており、ドアの開閉の度に、接続コード取付具80が繰り返し押圧されるので、接着面の伸縮が発生し、両面粘着テープ77がはがれ、接続コード取付具80が脱落することがある。これらの対策として接続コード取付具80を、より強力な接着用ボンドなどで固定すると、機器の着脱、機器の交換または機器の位置替えなどの際に、接続コード取付具80の取り外しが難しくなる。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ウェザストリップ等の相手側の取付部材への着脱が容易で、しかも、確実に接続コード等の被固定部材を保持することが可能な固定具(接続コード取付具)、コード固定構造、車載機器、車両、および、上記のような固定具の製造方法を安価で提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、第1の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、前記保持孔部に前記被固定部材を挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された固定具を提供する。
【0014】
本発明は、第2の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、前記保持孔部に前記被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された固定具を提供する。
【0015】
本発明は、第3の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、前記被固定部材が挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された固定具を提供する。
【0016】
好ましくは、本発明の第1および第2の態様に係る固定具において、前記把持部は、弾性部材により筒状に形成された筒状体部と、該筒状体部の軸線の方向に沿って設けられた開口部とからなり、前記保持孔部は、前記筒状体部に前記軸線と交差する方向に少なくとも2箇所形成される。
【0017】
さらに、好ましくは、本発明の第3の態様に係る固定具において、前記把持部は、弾性部材により筒状に形成された筒状体部と、該筒状体部の軸線の方向に沿って設けられた開口部とからなる。
【0018】
さらに、好ましくは、本発明の第1および第2の態様に係る固定具において、前記切断部(または切欠部)は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成される。
【0019】
さらに、好ましくは、本発明の第1および第2の態様に係る固定具において、前記切断部(または切欠部)は、2箇所の前記保持孔部の一方が、該保持孔部の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成され、2箇所の前記保持孔部の他方が、該保持孔部の他方の筒端面側から他方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成される。
【0020】
さらに、好ましくは、本発明の第1および第2の態様に係る固定具において、前記切断部(または切欠部)は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、それぞれの先端部が接続されるように形成される。
【0021】
さらに、好ましくは、本発明の第3の態様に係る固定具において、前記切欠部は、一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成される。
【0022】
さらに、好ましくは、本発明の第3の態様に係る固定具において、前記切欠部は、その一方が一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成され、その他方が他方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成される。
【0023】
さらに、好ましくは、本発明の第3の態様に係る固定具において、一方の筒端面方向へ延在した後に、それぞれの先端部が接続されるように形成される。
【0024】
さらに、好ましくは、本発明の第1および第2の態様に係る固定具において、前記固定具には、前記保持孔部が複数組形成され、該複数組の保持孔部にはそれぞれ前記切断部(または切欠部)が設けられている。
【0025】
さらに、好ましくは、本発明の第3の態様に係る固定具において、前記固定具には、前記切欠部が複数組形成される。
【0026】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記複数組の保持孔部間(または切欠部間)には、容易に分割可能にするための分割手段が施されている。
【0027】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記筒状体部の内面には、凹凸が設けられている。
【0028】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記開口部のそれぞれの端面には、凹凸が設けられている。
【0029】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記筒状体部の内面には、補助手段として粘着手段が設けられている。
【0030】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記被固定部材はコードである。
【0031】
さらに、好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る固定具において、前記相手側部材は、車両ドアのウェザストリップである。
【0032】
また一方で、本発明は、第1の態様として、複数の機器と、該複数の機器間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0033】
さらに、本発明は、第2の態様として、複数の機器と、該複数の機器間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0034】
さらに、本発明は、第3の態様として、複数の機器と、該複数の機器間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備する機器のコード固定構造において、前記固定具は、前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0035】
さらに、本発明は、第4の態様として、一つの機器と、該一つの機器から引き出されるコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0036】
さらに、本発明は、第5の態様として、一つの機器と、該一つの機器から引き出されるコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0037】
さらに、本発明は、第6の態様として、一つの機器と、該一つの機器から引き出されるコードと、前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備する機器のコード固定構造において、前記固定具は、前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成された機器のコード固定構造を提供する。
【0038】
また一方で、本発明は、第1の態様として、車両の外側に取り付けられる第1機器と、前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車載機器を提供する。
【0039】
さらに、本発明は、第2の態様として、車両の外側に取り付けられる第1機器と、前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部にコードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車載機器を提供する。
【0040】
さらに、本発明は、第3の態様として、車両の外側に取り付けられる第1機器と、前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車載機器を提供する。
【0041】
好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る車載機器において、前記第1機器はアンテナである。
【0042】
また一方で、本発明は、第1の態様として、車両の外側に取り付けられる第1機器と、車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車両を提供する。
【0043】
さらに、本発明は、第2の態様において、車両の外側に取り付けられる第1機器と、車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードを保持する保持孔部と、前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車両を提供する。
【0044】
さらに、本発明は、第3の態様において、車両の外側に取り付けられる第1機器と、車両の内部に取り付けられる第2機器と、前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、前記固定具は、前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成された車両を提供する。
【0045】
好ましくは、本発明の第1〜第3の態様に係る車両において、前記第1機器はアンテナである。
【0046】
また一方で、本発明は、第1の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成する固定具の製造方法を提供する。
【0047】
さらに、本発明は、第2の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成する固定具の製造方法を提供する。
【0048】
さらに、本発明は、第3の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、前記被固定部材を挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成する固定具の製造方法を提供する。
【0049】
さらに、本発明は、第4の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成する固定具の製造方法を提供する。
【0050】
さらに、本発明は、第5の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成する固定具の製造方法を提供する。
【0051】
さらに、本発明は、第6の態様として、被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成する固定具の製造方法を提供する。
【0052】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照しながら本発明の好ましい実施の形態(実施例)を説明し、さらに図3および図4を参照しながら本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0053】
図1は、本発明の実施の形態に係る接続コード取付具を用いた配線状態を示す概略図であり、(a)はその正面図、(b)は矢印Aから見た部分断面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る接続コード取付具が取り付けられた状態を示す斜視図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0054】
15は接続コード取付具(固定具に相当する)で、図1および図2に示すように、例えば、車両1の外側のフロント部2に取り付けられたカメラまたはアンテナと車室内の機器(いずれも図示省略)とを接続する接続コード13を、車両本体のドア3の開口部4の周囲に設けられたドアウェザストリップ10(水、埃、音などを遮断するもので、一般には弾性ゴムやスポンジゴムなどを用いて、その機能に応じた形状や断面となっている)に取り付けるための取付具である。
【0055】
なお、図1および図2の実施例では、車両本体のドアの開口部の周囲に設けられ、かつ、その断面が中空円形状(円筒形)を有する弾性ゴム製のドアウェザストリップ10に接続コード13を取り付ける場合について説明する。ただし、本発明の接続コード取付具は、車両本体側の他の部分(例えば、トランク開口部)や、ドア側の周縁部や、トランクのリッド側に設けられたウェザストリップに取り付けることも可能である。さらに、図1および図2の実施例では、断面の形状が円筒形の接続コードを接続コード取付具に取り付ける例を示しているが、コード保持孔の形状を適宜変更することによって、断面の形状が楕円形または四角形のアンテナ等の接続コードを接続コード取付具に取り付けることも可能である。
【0056】
本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具15は、図3および図4に示すように円筒形状をしており、筒(筒状体部に相当)は軸線方向に形成された開口部16により縁切りされている。また、開口部16と対向する側で、かつ、筒の長手方向の略中央部には筒に対して直交する方向に、接続コード13を保持するコード保持孔17が2箇所形成されている。なお、本例(以降の例でも同様)では、コード保持孔17が筒に対して直交する方向に設けられているが、このコード保持孔17は筒(長手方向)に対して交差(必ずしも直交しなくてもよい)すればよい。さらに、2箇所のコード保持孔17と開口部16の端面との間には、開口部16側から2箇所のコード保持孔17に接続コード13を通すための切断部18(縁切部)がそれぞれ形成されている。なお、接続コード取付具15の筒の内径の形状は、ドアウェザストリップ10の外径と略同じ形状で、同じ寸法またはやや小さめの寸法とし、ドアウェザストリップ10に取り付けた場合のクランプ力を大きくする。接続コード取付具15の材料には、硬質ゴム(例えば、CRゴムなど)が用いられ成形加工により形成される。
【0057】
上記の接続コード取付具15を製造する際に、コード保持孔17と、このコード保持孔17に接続コード13を挿入するための切断部18と、弾発力によりドアウェザストリップ10を把持する把持部とを一体的に形成するようになっている。あるいは、上記の接続コード取付具15の製造時に、コード保持孔17と、このコード保持孔17に接続コード13を挿入するための切断部18と、弾発力によりドアウェザストリップ10を把持する把持部とが一体的に形成された接続コード取付具15を複数連ねて形成することも可能である。
【0058】
次に、接続コード取付具を用いた配線について説明する。
【0059】
先ず、接続コード取付具15の切断部18より接続コード13を挿入して、2箇所のコード保持孔17に挿入する。または、接続コード取付具15の両端部を持って、コード保持孔17部近傍を支点にしてコード保持孔17側の方(図示上方)へ折り曲げ、切断部18の口を広げる。そして、切断部18より接続コード13を挿入して、2箇所のコード保持孔17に挿入した後に、接続コード取付具15を元の状態に戻し接続コード13を保持させる。次に、接続コード取付具15の開口部16部の口を外側方向へ広げて、ドアウェザストリップ10の所定の位置に嵌め込み、接続コード取付具15の中心方向へ付勢する弾性力により挟み込むようにして固定する。
【0060】
以上説明したように本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具15によれば、接続コード13を保持した接続コード取付具15の弾性力により、ドアウェザストリップ10の所望する位置に固定することができる。なお、接続コード13は、接続コード取付具15によりドアウェザストリップ10に圧接されているので、車両に降りかかる水が接続コード13を伝って車室内に進入するのを防止することができる。また、接着剤や両面粘着テープなどを用いてドアウェザストリップ10に固定していないので、着脱が容易となり機器の交換、機器の組み替えまたは機器の位置替えなどにも容易に対応することができる。
【0061】
図5は、本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る接続コード取付具を示す概略図であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこととする。
【0062】
図5の接続コード取付具15の構造は、前述の図3の接続コード取付具15の構造と概ね同じであるが、2箇所のコード保持孔17に接続コード13を通すための切欠部18aに幅を持たせている点が、前述の図3の接続コード取付具15の場合と異なる。このような構造では、接続コード取付具15の切欠部18aを通して、接続コード13をコード保持孔17に比較的容易に挿入することが可能になる。
【0063】
図5の接続コード取付具15を製造する際に、コード保持孔17と、このコード保持孔17に接続コード13を挿入するための幅を有する切欠部18aと、弾発力によりドアウェザストリップ10を把持する把持部とを一体的に形成するようになっている。あるいは、上記の接続コード取付具15の製造時に、コード保持孔17と、このコード保持孔17に接続コード13を挿入するための幅を有する切欠部18aと、弾発力によりドアウェザストリップ10を把持する把持部とが一体的に形成された接続コード取付具15を複数連ねて形成することも可能である。
【0064】
図6は、本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る接続コード取付具を示す概略図であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
【0065】
図6の接続コード取付具15の構造は、前述の図3の接続コード取付具15の構造と概ね同じであるが、図3のコード保持孔17および切断部18の代わりに、テーパ部18bを有する切欠部18cを接続コード取付具15に形成している点が、前述の図3の接続コード取付具15の場合と異なる。このような構造では、円筒形以外の任意の形状の接続コード13も切欠部18cに比較的容易に挿入することが可能になる。
【0066】
図6の接続コード取付具15を製造する際に、接続コード13を挿入するためのテーパ部18bを有する切欠部18cと、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成するようになっている。あるいは、上記の接続コード取付具15の製造時に、接続コード13を挿入するためのテーパ部18bを有する切欠部18cと、弾発力によりドアウェザストリップ10を把持する把持部とが一体的に形成された接続コード取付具15を複数連ねて形成することも可能である。
【0067】
次に、本発明の第2の実施の形態を図7〜図12を用いて説明する。
【0068】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0069】
図9は、本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図10は、本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0070】
図11は、本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図12は、本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0071】
なお、第2の実施の形態は第1の実施の形態の一部を変更したもので、その他については前述の第1の実施の形態と略同じであるので、同じ構成については同じ符号を付し、変更部を重点に説明しその他については説明を省略する。
【0072】
図7および図8において、20は接続コード取付具で、第1の実施の形態の接続コード取付具15と異なるところは、コード保持孔17と開口部16の端面との間をつなぐ切断部18(縁切部)の部分であり、その他は略同じである。接続コード取付具20は、図7に示すように、2箇所のコード保持孔17の側面から筒の端面方向(図示左右いずれかの同じ方向)へ所定の長さ伸びた後に、開口部16のそれぞれの端面方向へ伸びるL字形状の切断部21、22(筒の軸線方向に伸びる中心線に対して対称である)が形成されている。
【0073】
図9および図10において、25は接続コード取付具で、図7および図8に示す第2の実施の形態の接続コード取付具20と異なるところは、コード保持孔17と開口部16の端面との間をつなぐ切断部21、22(縁切部)の部分であり、その他は略同じである。接続コード取付具25は、図9および図10に示すように、2箇所のコード保持孔17の側面から筒のそれぞれの端面方向(図示左右の方向)へ所定の長さだけ伸びた後に、開口部16のそれぞれの端面方向へ伸びるL字形状の切断部26、27(2箇所のコード保持孔17を通る中心線に対して左右対称である)が形成されている。
【0074】
図11および図12において、30は接続コード取付具で、図7および図8に示す第2の実施の形態の接続コード取付具20と異なるところは、コード保持孔17と開口部16の端面との間をつなぐ切断部21、22(縁切部)の部分であり、その他は略同じである。接続コード取付具30は、図11および図12に示すように、2箇所のコード保持孔17の側面から筒の端面方向(図示左右いずれかの同じ方向)へ所定の長さだけ伸びた先端部が曲線で接続されるようなU字形状の切断部31、32が形成されている。
【0075】
以上説明したように本発明の第2の実施の形態に係る接続コード取付具20、25および30のいずれにおいても、本発明の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0076】
その他に、接続コード取付具20、25および30のそれぞれにより、次のような固有の効果がある。
【0077】
接続コード取付具20は、接続コード13が通る切断部21,22がコード保持孔17から筒の軸線方向へ伸びた後にL字形状に形成されているので、接続コード13を保持し、ドアウェザストリップ10に取り付けた後に、接続コード取付具20に対し外れる方向に力が働いても、接続コード13にてドアウェザストリップ10に押圧されているので脱落しにくい。
【0078】
接続コード取付具25は、接続コード13が通る切断部26、27がコード保持孔17から筒の軸線方向へ伸びた後にL字形状に形成されており、しかも、切断部26、27が、2箇所のコード保持孔17を通る中心線に対して対称に設けられているので、開口部16をはさんで左右のバランスがとれ、ドアウェザストリップ10に取り付けた際に、ドアウェザストリップ10に対するクランプ力が安定する。その他に、接続コード取付具20と同じように、接続コード13を保持し、ドアウェザストリップ10に取り付けた後に、接続コード取付具25に対し外れる方向に力が働いても、接続コード13にてドアウェザストリップ10に押圧されているので脱落しにくい。
【0079】
接続コード取付具30は、開口部16の対向する面に接続コード13が通るU字形状の切断部31が形成されており、開口部16の端面からコード保持孔17を結ぶ切断部がないので、ドアウェザストリップ10に対するクランプ力が増大する。したがって、ドアウェザストリップ10に取り付けた接続コード取付具30に対し外れる方向に力が働いても、開口部16の方向へ接続コード13が通る切断部がないので、接続コード13によりドアウェザストリップ10に押圧されているので脱落することがない。その他に、接続コード13が通るU字形状の切断部31、32が開口部16の対向する面に形成されているので、接続コード取付具30をドアウェザストリップ10に取り付けた後に、U字形状の切断部31、32から接続コード13を通し、コード保持孔17に挿入することができる。
【0080】
次に、本発明の第3の実施の形態を図13および図14を用いて説明する。
【0081】
図13は、本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図14は、本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0082】
なお、第3の実施の形態で前述の第1および第2の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し、変更部を重点に説明しその他については説明を省略する。
【0083】
35は接続コード取付具で、第1および第2の実施の形態の接続コード取付具15、20、25および30と異なるところは、図13および図14に示すように、接続コード取付具35には、複数本(本例では2本)の接続コード13を保持するコード保持孔17が2組形成されており、その他は、第1および第2の実施の形態と略同じである。
【0084】
接続コード取付具35は、第2の実施の形態の接続コード取付具20に形成されたコード保持孔17と切断部21、22で構成されるパターンを筒と直交する方向に伸びる中心線に対して左右対称に、コード保持孔17と切断部36、37が設けられている。
【0085】
以上説明したように本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具35によれば、一個の接続コード取付具35に複数本の接続コード13を保持することができるので、ドアウェザストリップ10への取り付けが容易で、取り付け後の見栄えもよくなり、さらに、材料費、加工費、金型費および管理費などのムダが省かれコスト低減が図れる。その他に、本発明の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0086】
なお、本例では第2の実施の形態の接続コード取付具20のパターンを筒と直交する方向に伸びる中心線に対して左右対称に設けたが、これに限らず、上記パターンを並列に並べてもよい。また、第1および第2の実施の形態のその他の接続コード取付具のパターンを本例と同じように対称に設けたり、または、並列に並べたりしてもよい。さらに、第1および第2の実施の形態の接続コード取付具のそれぞれのパターンを組み合わせて設けてもよい。
【0087】
次に、本発明の第4の実施の形態を図15〜図18を用いて説明する。
【0088】
図15は、本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図16は、本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)であり、その展開図を示すものである。
【0089】
図17は、本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具と異なる連結部を示す概略図(その1)であり、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図18は、本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具と異なる連結部を示す概略図(その2)であり、(a)はその展開図、(b)はB−B部の拡大断面図である。
【0090】
なお、第4の実施の形態で第1〜第3の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し、変更部を重点に説明しその他については説明を省略する。
【0091】
40は接続コード取付具で、第1、第2および第3の実施の形態の接続コード取付具のうち必要とするもの、例えば、図16および図17に示すように、第2の実施の形態の接続コード取付具25を複数個連結して形成したものである。なお、連結部は、ハサミなどの切断工具を用いなくても分離することができるように、開口部16のそれぞれの端面より設けられたスリット41の長さと溝部42の深さとにより調整する。
【0092】
以上説明したように本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具40によれば、接続コード取付具を複数個連結して形成することにより、材料費、加工費、金型費および管理費などのムダが省かれコスト低減が図れる。その他に、本発明の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0093】
なお、図16および図17に示す本発明の第4の実施の形態では、連結部を分離し易いようにスリット41と溝部42からなる分割手段を設けたが、これに限らず、図17および図18に示すように連結部の厚みをできるだけ薄くして、手で分割できるように、例えば、V状溝部45(分割手段に相当する)を設けてもよい。
【0094】
なお、本発明の第1〜第4の実施の形態では、接続コード取付具の断面形状を円筒形状としたが、これに限らず、断面形状が円筒形状と異なるドアウェザストリップに取り付ける場合には、接続コード取付具の内径を取り付ける相手側部材の断面形状に合わせればよい。また、ドアウェザストリップ以外の部材(例えば、円柱または角柱などの形状をした部材および弾性体でないもの)にも適用することができる。その他に、本発明の第1〜第4の実施の形態では、固定具を接続コード取付具としたが、接続コード以外の部材の取り付けにも適用することができる。
【0095】
また一方で、コード保持孔17を円孔としたが、これに限らず、相手側部材を確実に保持することができる孔の形状であればよい。さらに、一箇所のコード保持孔17に対し一本の接続コード13を保持するようにしたが、これに限らず、一箇所のコード保持孔に複数本の接続コードを保持するようにすることもできる。
【0096】
その他に、接続コード取付具の内面の一部または全面を、梨状の地面(すなわち、ざらざらの面)または凹凸を有する面とすることにより、ドアウェザストリップ(または、その他の相手側部材)との接触抵抗が増大する。また、開口部16の対向する開口面に、3角形状(鰐口状)の凹凸を設けることにより、ドアウェザストリップ(その他、相手側部材)に対するクランプ力が増大し、より固定力が増強される。
【0097】
また一方で、相手側部材の形状、材質および取付条件などにより、接続コード取付具の内面の所定の位置に両面粘着テープを貼って用いることにより、相手側部材への固定力を補強することができる。
【0098】
また一方で、本発明の第1、第2および第3の実施の形態では、接続コード取付具を一個単位で形成したが、これに限らず、複数個を連続させて一本に形成し、必要によりハサミなどの切断具により切断して用いることにより、材料費、加工費、金型費および管理費などのムダが省かれコスト低減が図れる。
【0099】
さらに、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための切断部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る機器のコード固定構造を提供することが可能になる。
【0100】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る機器のコード固定構造を提供することが可能になる。
【0101】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、接続コードを挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る機器のコード固定構造を提供することが可能になる。
【0102】
上記の機器のコード固定構造においては、複数の機器間を接続するための接続コード、または一つの機器から引き出される接続コードが、本発明の実施の形態に係る固定具により固定される。
【0103】
また一方で、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための切断部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車載機器を提供することが可能になる。
【0104】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車載機器を提供することが可能になる。
【0105】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、接続コードを挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車載機器を提供することが可能になる。
【0106】
また一方で、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための切断部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車両を提供することが可能になる。
【0107】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、コード保持孔と、このコード保持孔に接続コードを挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力によりドアウェザストリップを把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車両を提供することが可能になる。
【0108】
あるいは、上記の第1〜第4の実施の形態に係る固定具を用いることによって、接続コードを挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成されるようになっている本発明の実施の形態に係る車両を提供することが可能になる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、接続コード等の相手側部材への着脱が容易で、しかも、確実に接続コード等の被固定部材を保持することが可能な固定具(接続コード取付具)、コード固定構造、車載機器、車両、および、上記のような固定具の製造方法を安価で提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る接続コード取付具を用いた配線状態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る接続コード取付具が取り付けられた状態を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る接続コード取付具を示す概略図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る接続コード取付具を示す概略図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図9】本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図10】本発明の第2の実施の形態と一部が異なる接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図11】本発明の第2の実施の形態と一部が異なる他の接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図12】本発明の第2の実施の形態と一部が異なる他の接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その1)である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具を示す概略図(その2)である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具と異なる連結部を示す概略図(その1)である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る接続コード取付具と異なる連結部を示す概略図(その2)である。
【図19】従来の接続コード取付具を示す概略図である。
【図20】従来の接続コード取付具を用いた配線状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1…車両
2…フロント部
3…ドア
4…ドア開口部
10…ドアウェザストリップ
13…接続コード
15、20、25、30、35および40…接続コード取付具
16…開口部
17…コード保持孔
18、21、22、26、27、31、32、36および37…切断部
18a…切欠部
18b…テーパ部
18c…切欠部
41…スリット
42…溝部
45…V状溝部
Claims (49)
- 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、
前記保持孔部に前記被固定部材を挿入するための切断部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする固定具。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、
前記保持孔部に前記被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする固定具。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具であって、
前記被固定部材が挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする固定具。 - 前記把持部は、弾性部材により筒状に形成された筒状体部と、該筒状体部の軸線の方向に沿って設けられた開口部とからなり、
前記保持孔部は、前記筒状体部に前記軸線と交差する方向に少なくとも2箇所形成されたことを特徴とする請求項1記載の固定具。 - 前記把持部は、弾性部材により筒状に形成された筒状体部と、該筒状体部の軸線の方向に沿って設けられた開口部とからなり、
前記保持孔部は、前記筒状体部に前記軸線と交差する方向に少なくとも2箇所形成されたことを特徴とする請求項2記載の固定具。 - 前記把持部は、弾性部材により筒状に形成された筒状体部と、該筒状体部の軸線の方向に沿って設けられた開口部とからなることを特徴とする請求項3記載の固定具。
- 前記切断部は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の固定具。
- 前記切断部は、2箇所の前記保持孔部の一方が、該保持孔部の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成され、2箇所の前記保持孔部の他方が、該保持孔の他方の筒端面側から他方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の固定具。
- 前記切断部は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、それぞれの先端部が接続されるように形成されたことを特徴とする請求項4記載の固定具。
- 前記切欠部は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項5記載の固定具。
- 前記切欠部は、2箇所の前記保持孔部の一方が、該保持孔部の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成され、2箇所の前記保持孔部の他方は、該保持孔部の他方の筒端面側から他方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項5記載の固定具。
- 前記切欠部は、前記保持孔部の各々の一方の筒端面側から一方の筒端面方向へ延在した後に、それぞれの先端部が接続されるように形成されたことを特徴とする請求項5記載の固定具。
- 前記切欠部は、一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項6記載の固定具。
- 前記切欠部は、その一方が一方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成され、その他方が他方の筒端面方向へ延在した後に、前記開口部のそれぞれの端面へつながるように形成されたことを特徴とする請求項6記載の固定具。
- 前記切欠部は、一方の筒端面方向へ延在した後に、それぞれの先端部が接続されるように形成されたことを特徴とする請求項6記載の固定具。
- 前記固定具には、前記保持孔部が複数組形成され、該複数組の保持孔部にはそれぞれ前記切断部が設けられていることを特徴とする請求項1、4、7、8および9のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記固定具には、前記保持孔部が複数組形成され、該複数組の保持孔部にはそれぞれ前記切欠部が設けられていることを特徴とする請求項2、5、10、11および12のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記固定具には、前記切欠部が複数組形成されたことを特徴とする請求項3、6、13、14および15のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記複数組の保持孔部間には、容易に分割可能にするための分割手段が施されていることを特徴とする請求項16または17記載の固定具。
- 前記複数組の切欠部間には、容易に分割可能にするための分割手段が施されていることを特徴とする請求項18記載の固定具。
- 前記筒状体部の内面には、凹凸が設けられていることを特徴とする請求項4乃至20のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記開口部のそれぞれの端面には、凹凸が設けられていることを特徴とする請求項4乃至21のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記筒状体部の内面には、粘着手段が設けられていることを特徴とする請求項4乃至22のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記被固定部材はコードであることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記相手側部材は、車両ドアのウェザストリップであることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載の固定具。
- 複数の機器と、
該複数の機器間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 複数の機器と、
該複数の機器間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 複数の機器と、
該複数の機器間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備する機器のコード固定構造において、
前記固定具は、
前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 前記相手側部材は車両ドアのウェザストリップであることを特徴とする請求項26乃至28のいずれか一項に記載の機器のコード固定構造。
- 一つの機器と、
該一つの機器から引き出されるコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 一つの機器と、
該一つの機器から引き出されるコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 一つの機器と、
該一つの機器から引き出されるコードと、
前記コードを保持するとともに相手側部材に固定される固定具とを具備する機器のコード固定構造において、
前記固定具は、
前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、
弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする機器のコード固定構造。 - 前記相手側部材は車両ドアのウェザストリップであることを特徴とする請求項30乃至32のいずれか一項に記載の機器のコード固定構造。
- 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車載機器。 - 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部にコードを挿入するための幅を有する切欠部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車載機器。 - 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
前記車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに前記車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車載機器。 - 前記第1機器はアンテナであることを特徴とする請求項34乃至36のいずれか一項に記載の車載機器。
- 前記車両の一部は車両ドアのウェザストリップであることを特徴とする請求項34乃至36のいずれか一項に記載の車載機器。
- 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部にコードを挿入するための切断部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車両。 - 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードを保持する保持孔部と、
前記保持孔部に前記コードを挿入するための幅を有する切欠部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車両。 - 車両の外側に取り付けられる第1機器と、
車両の内部に取り付けられる第2機器と、
前記第1機器と前記第2機器との間を接続するコードと、
前記コードを保持するとともに車両の一部に固定される固定具とを具備し、
前記固定具は、
前記コードが挿入可能なテーパ部を有する切欠部と、
弾発力により相手側部材を把持する把持部とが一体形成されたことを特徴とする車両。 - 前記第1機器はアンテナであることを特徴とする請求項39乃至41のいずれか一項に記載の車両。
- 前記車両の一部はドアのウェザストリップであることを特徴とする請求項39乃至41のいずれか一項に記載の車両。
- 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成することを特徴とする固定具の製造方法。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成することを特徴とする固定具の製造方法。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とを一体的に形成することを特徴とする固定具の製造方法。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための切断部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成することを特徴とする固定具の製造方法。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を保持する保持孔部と、該保持孔部に該被固定部材を挿入するための幅を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成することを特徴とする固定具の製造方法。 - 被固定部材を保持するとともに相手側部材に固定される固定具の製造方法であって、
前記被固定部材を挿入するためのテーパ部を有する切欠部と、弾発力により前記相手側部材を把持する把持部とが一体的に形成される固定具を複数連ねて形成することを特徴とする固定具の製造方法。
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