JP2882810B2 - フランジ部材による細径配管の固定方法 - Google Patents

フランジ部材による細径配管の固定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般に自動車、或いは各種の機械、装置等に
給油、給気の供給路等として配設される管径太さ30m/m
程度以下の比較的細径からなる金属管或いは樹脂チュー
ブ(以下単に配管と称す)のフランジ部材による固定方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の固定方法としては例えば第5図に示す
ように、フランジ体(11)に貫設した組付け孔(12)部
に配管(P′)を貫通して挿着した状態で、金属管にあ
ってはその孔周部とに鑞溶着(W)して固定するか、或
いは樹脂チューブにあってはクリップ体に挾持して固定
するか(図示せず)してなる方法のものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の固定方法において
は、前者にあっては長尺の配管が貫通されて挿着した状
態での手炙りによる加熱鑞溶着によって作業上の煩わし
さを招くばかりでなく、しばしば局部加熱に起因して鑞
溶着(W)部附近の配管(P′)側に機械的強度の劣化
を生ぜしめて配設状態下の加振によって亀裂、破損を誘
発し、且つ、これら鑞溶着後に製品全体への耐食性等の
鍍金処理を余儀なくされることゝなって著しく生産性が
阻害される問題を有し、又後者にあっては挾持の不具合
によりしばしば配管(P′)側に軸方向への移動や円周
方向への回動によるヅレを生ぜしめ、強いては加振状態
下にあってクリップ壁での離体、脱落を招く等の問題を
有するものであった。
本発明は上記した従来技術の有する前記問題に鑑みて
なされたものであり、固定作業上の煩わしさを軽減し、
同時に固定部附近での配管側の機械的強度の劣化の憂い
をなくし、また、すでに鍍金処理を施した配管の使用を
可能となして固定後のこれら製品全体への鍍金処理の不
要により生産性を向上せしめ、又フランジ体に対して任
意の角度をもって配管を固定することも可能となし、且
つ確実な固定によって配管側でのヅレ、離体或いは脱落
等の憂いのない固定方法を提案することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、ボルト孔による相
手基体への取付け部をなす壁面に、配管の組付け孔を設
けた樹脂製による板状のフランジ体の該組付け孔周縁の
少くとも一方側に、組付ける前記配管の外径と略同等の
内径を有する断面欠円状又は円形状の突壁を一体に突設
して組付け孔部に配管を貫通状に挿着して組付け、しか
る後に熱収縮性の筒片状部材をもって前記突壁部と該突
壁部附近の配管側とに亘って一括包持して被着せしめる
と共に、該被着部を加温処理に伴う熱収縮によって固定
せしめてなるフランジ部材による細径配管の固定方法を
要旨とするものである。
[作 用] 本発明はこのような方法により固定されてなるため、
組付け孔の周辺よりフランジ体の少くとも一方側に突出
する突壁と該突壁部附近の配管側とに亘る一括包持して
被着した筒片部材による低温での加熱処理に伴う熱収縮
により密合した状態をもって固定することとなり、従っ
て固定作業上の煩わしさを極度に軽減し、同時に固定部
附近の配管側での機械的強度の劣化の憂いがなく、ま
た、すでに鍍金処理を施した配管の使用を可能となして
固定後の鍍金処理の不要により著しく生産性を向上する
ことができ、且つ確実な固定によって配設状態下の加振
にあっても配管側でのヅレ、離体或いは脱落等の憂いを
なくすことができるのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明のフランジ部材による細径配管の固定方
法によって固定された平面図、第2図は第1図の一部切
欠きによる縦断面図、第3図及び第4図はそれぞれ他の
実施例を示す第2図相当図であって、(1)は相手基体
へのボルト孔(3)による取付け部を有する板状のフラ
ンジ体であり、その壁面より突出する一体の突壁(4)
による配管(P)の組付け孔(2)を設けて該組付け孔
部に前記配管(P)を貫通状に挿着して組付けてなるも
のである。尚前記突壁(4)としてはフランジ体の両側
に突出する断面円形に形成したり(第1図及び第2図参
照)、フランジ体の一方側に設け断面欠円状に設けても
よく(第3図参照)、更に所望に応じて突壁(4)部に
複数からなる軸方向へのスリット部を設けて(図示せ
ず)後述する熱収縮に際して配管(P)への固定を一層
確実となすようにすることもできる。更に又第4図のよ
うにフランジ体(1)に対して鋭角又は鈍角をなすよう
任意の角度をもって配管(P)を組付けることもできる
ものである。(5)は架橋ポリオレフィン樹脂のような
熱収縮性樹脂、或いはTi−Ni系のような非可逆性形状記
憶合金等からなる筒片部材であり、前記組付けた状態に
突壁(4)部と該突壁部附近の配管(P)側とに亘って
一括包持して被着せしめ、かかる状態で好ましくは130
℃程度以下の比較的低温で炉中通過等による加熱処理を
施して筒片部材(5)に熱収縮を生ぜしめて密合状に固
定せしめるのである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によるフランジ部材による
細径配管の固定方法は、フランジ体(1)側の組付け孔
(2)部の周辺よりフランジ体の少くとも一方側に突出
する一体に設けた所望の長さを有する突壁(4)部を配
管(P)側とに亘って前記熱収縮性を有する筒片部材
(5)によって一括包持して被着せしめ、加熱処理に伴
う熱収縮により密合状に固定せしめてなるため、前記低
温での加温処理によって、簡易に固定することができて
これら固定作業上の煩わしさを軽減することができ、同
時に固定部附近での機械的強度の劣化の憂いがなく、ま
た、すでに耐食性等の鍍金処理を施した配管(P)の使
用を可能となしてこれら固定後の鍍金処理の不要により
著しく生産性を向上することができ、又フランジ体
(1)に対して任意角度をもって配管(P)の固定を可
能とし、且つ突壁(4)での配管(P)の組付けにより
取付け角度の精度を保持すると共に、当接面積の増加に
よる密合した取付けによって確実に固定することゝな
り、配設状態下での加振にあっても配管(P)側でのヅ
レ、離体或いは脱落等の憂いをなくすことができる等、
極めて有用なフランジ部材による細径配管の固定方法で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すフランジ部材による細
径配管の固定方法により固定された平面図、第2図は第
1図の一部切欠きによる縦断面図、第3図及び第4図は
それぞれ他の実施例を示す第2図相当図、第5図は従来
例を示す固定方法による固定部の一部切欠き縦断面図で
ある。 (1)……フランジ体、(2)……組付け孔、(3)…
…ボルト孔、(4)……突壁、(5)……筒片部材、
(P)……配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト孔(3)による相手基体への取付け
    部をなす壁面に、配管(P)の組付け孔(12)を設けた
    樹脂製による板状のフランジ体(1)の該組付け孔周縁
    の少くとも一方側に、組付ける前記配管(P)の外径と
    略同等の内径を有する断面欠円状又は円形状の突壁
    (4)を一体に突設して組付け孔部に配管(P)を貫通
    状に挿着して組付け、しかる後に熱収縮性の筒片部材
    (5)をもって前記突壁(4)部と該突壁部附近の配管
    (P)とに亘って一括包持して被着せしめると共に、該
    被着部を加温処理に伴う熱収縮によって固定しせめてな
    ることを特徴とするフランジ部材による細径配管の固定
    方法。
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JPS5765215A (en) * 1980-10-09 1982-04-20 Sumitomo Electric Industries Calbe conduit port water preventing device
JPS6162692A (ja) * 1984-08-31 1986-03-31 豊田合成株式会社 ホ−ス用係合金具

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