JP3680381B2 - ホース金具及びホース金具の製造方法並びにホース金具とホースとの接続方法 - Google Patents

ホース金具及びホース金具の製造方法並びにホース金具とホースとの接続方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用クーラーホースやブレーキホース、パワステホースといった、流体通路をなすパイプとホースとを気密に接続するためのホース金具に関するものであり、特に、耐振性を要求されるホース金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両用空調装置に用いられるクーラーホースを接続するためのホース金具としては、図3に示すように、特開平5−180380号公報に開示されているものが知られている。
ホース金具10は、ホース(図示しない)が嵌め合わされるアルミニウム製のパイプ11と、パイプ11の外周に形成された溝部12に嵌め合わされることにより固着された筒状のスリーブ13とを有している。ホースはスリーブ13をかしめることにより固定されるが、スリーブ13をかしめる際のパイプ11の変形を防ぐためにパイプ11内にはインサート14が圧入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−180380号公報に示されたようなホース金具10ではパイプ11の外周に形成された溝部12にスリーブ13を固着するため、例えば自動車の運転中にはこの溝部12に振動による応力が集中的に加わる。したがって、このような構造であると、振動による曲げ応力に弱い構造となってしまうという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、振動による曲げ応力に対するホース金具の強度を高めることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備えるホース金具において、前記パイプはアルミニウム合金で作成され、前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、このスリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧入され、自身の弾性力によって前記パイプ内に保持されており、前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長く、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記パイプの内周に前記インサートが挿入され、前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具が採用される。
請求項2記載の発明では、前記インサートの長さが前記スリーブの長さの8/7倍以上であることを特徴とする請求項1記載のホース金具が採用される。
請求項3記載の発明では、内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備え、前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長いホース金具の製造方法において、前記パイプはアルミニウム合金で作成され、前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、前記スリーブを前記パイプの外周に嵌め合わせた後、前記端部の内周縁を前記溝部に嵌め合わせることで前記パイプに固定する工程と、前記インサートを前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで前記スリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧入し、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記パイプの内周に前記インサートを挿入する工程とを備え、前記スリーブをかしめる前に、前記インサートが前記パイプに挿入され、自身の弾性力によって前記パイプ内に保持され、前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具の製造方法が採用される。
請求項4に記載の発明では、内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備え、前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長いホース金具とホースとを接続するホース金具とホースとの接続方法において、前記パイプはアルミニウム合金で作成され、前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、前記スリーブを前記パイプの外周に嵌め合わせた後、前記端部の内周縁を前記溝部に嵌め合わせることで前記パイプに固定する工程と、前記インサートを前記パイプの端部から前記溝よりもさらに奥となる位置まで前記スリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧 入し、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記インサートが自身の弾性力によって前記パイプ内に保持されるように前記パイプの内周に前記インサートを挿入する工程と、前記インサートを前記パイプに挿入した後に、前記ホースを前記パイプと前記スリーブとの間に形成される空間に挿入する工程と、前記ホースを前記パイプと前記スリーブとの間に形成される空間に挿入した後に、前記スリーブの外周をかしめる工程とを備え、前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具とホースとの接続方法が採用される。
請求項1、請求項3および請求項4によれば、アルミニウム合金のパイプ(2)の内部に挿入されたステンレス等の高強度金属からなるインサート(5)により、パイプの、スリーブ(4)が取付けられる溝部(2b)を補強することができ、パイプの曲げ剛性を高めることができる。そのため、パイプに加わる外的振動により発生する曲げ応力に対するパイプの強度を高めることができ、パイプの耐久性を向上させることができる。また、パイプの強度が高まることにより、パイプの厚さを薄くすることができたり、パイプの材質として特に高強度のものを用いる必要がなくなる。
【0006】
また、インサート(5)にもうけられたスリット(6)を周方向に縮小するように弾性変形させ、インサートの径の寸法を小さくすることにより圧入されたインサートは、パイプ(2)内において径方向に広がろうとする自身の弾性力によって保持される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1、2に基づいて説明する。
図1はホース金具の断面図である。
このホース金具1は車両用冷房装置のクーラホースに使用されるもので、冷凍サイクルを構成する各機能部品の吐出口あるいは流入口に連結されるパイプ2と、このパイプ2に嵌め合わされたホース(図2参照)をかしめ固定する筒状のスリーブ4、およびパイプ2の内周に挿入されるインサート5より成る。
【0008】
パイプ2は、内径14.5mm、厚さ1.35mmのアルミニウム合金(例えばA6063)の円筒部材を所定寸法に切断して作成され、その端部2c内周角部には面取りが施されている。パイプ2の端部2c外周面には、パイプ2に嵌め合わされたホース3との間のシール性を確保するための3本の溝部2aと、スリーブ4を取り付けるための1本の溝部2bとが設けられている。
【0009】
また、ホース3が嵌め合わされるパイプ2の外周面には、ホース3との間のシール寿命を高めるためのコーティング層(図示しない)が形成されている。このコーティング層は、高温条件下においても劣化の小さい合成樹脂液塗料またはゴム系塗料等のコーティング剤をパイプ2の外周面に塗布した後、加熱処理を施すことにより形成されている。
【0010】
スリーブ4は、アルミニウム合金の円筒部材を所定の長さl2 (本実施の形態では35mm)に切断した後、一端側(図1左側)が内側に折り曲げられて、所定形状にプレス加工されている。このスリーブ4は、パイプ2の外周に嵌め合わせた後、内側に折り曲げられた端部の内周縁を溝部2bに嵌め込ませることでパイプ2に固定されている。
【0011】
インサート5はステンレス等の高強度金属からなり、パイプ状にプレス成形されている。本実施の形態におけるインサート5の長さl1 は40mmであり、スリーブ4の長さl2 (本実施の形態では35mm)よりも長く、スリーブ4の長さl2 の8/7倍の長さとなっている。インサート5は後述するような方法でパイプ2の内周の、パイプ2の端部2cから溝部2bよりもさらに奥となる位置まで圧入される。つまり、ホース3がスリーブ4によってかしめられる部分のうち端部2c側となる位置から溝部2bまでの部分よりも広範囲にわたって、パイプ2の内周にインサート5は圧入された状態となる。
【0012】
ところで、本実施の形態に示したホース金具1について歪み試験を行なったところ、振動により発生する曲げ応力に対してパイプ2の強度は高くなった。上述したように、インサート5をパイプ2の内周に圧入することにより、スリーブ4がパイプ2に取付けられる溝部2bが形成されるパイプ2の部分はインサート5により補強され、パイプ2の曲げ剛性を高めることができる。そのため、振動により発生する曲げ応力に対するパイプ2の強度を高めることができ、パイプ2の耐久性を向上させることができる。
【0013】
また、パイプ2の耐久性が向上することにより、従来、その厚さが1.75mmであった車両用冷房装置のクーラホースに使用されるパイプに比べて、パイプ2の厚さを1.35mmと薄くすることができる。
インサート5の周壁には全長にわたってスリット6が形成されており、軸方向にほぼ垂直な平面におけるインサート5の断面形状はC字型となっている。なお、インサート5の外径はパイプ2の内径より若干大きく形成されている。
【0014】
インサート5はパイプ2内に挿入する際に、スリット6を縮小するように弾性変形を伴ってインサート5の外径を小さくしながらパイプ2内に圧入される。従って、パイプ2内に圧入されたインサート5は、径方向に拡がろうとするインサート5自身の弾性力によってパイプ2内に保持される。スリーブ4がかしめられ、パイプ2が一定寸法変形した後はスリット6のクリアランスは減少し、ほぼ筒状の形状となるのでパイプ2の補強材として作用する。
【0015】
このインサート5は、両端外周角部に面取りが施されている。従って、インサート5をパイプ2に圧入する際には、パイプ2とインサート5の両方の面取りがガイドとなる。
ホース3は、内部に補強編組層を形成したゴム製チューブで、所定の長さに切断されている。そして、図2に示すように、パイプ2とスリーブ4との間に形成される空間に挿入された後、スリーブ4の外周を数箇所かしめることによって、パイプ2との接続が気密に行なわれる。
【0016】
また、本実施の形態では、インサート5の外径をパイプ2の内径より若干大きく形成し、且つインサート5にスリット6を設けたことにより、インサート5をパイプ2に圧入した後、インサート5自身の弾性力によってパイプ2内に保持される。従って、従来のように、インサート5をパイプ2内に固定するためのバルジ加工および縮管加工を行なう必要がない。
【0017】
また、スリット6を周方向に縮小する弾性変形させ、インサート5の径を小さくした状態にしてパイプ2内に挿入することが可能であるため、インサート5の挿入時にパイプ2の内面が削り取られるのを少なくすることができる。
さらには、インサート5をパイプ2内へ圧入する際の挿入力を低減することが可能である。
【0018】
なお、本実施の形態では、インサートの長さをスリーブの長さの8/7倍としたが、インサートの長さはスリーブの長さの8/7倍以上であれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、パイプの材質として振動に対して高い強度を有するアルミニウム合金(例えばA6063)を用いた実施の形態について示したが、このような性質を有するアルミニウム合金よりも振動に対する強度の低いアルミニウム合金(例えばA3003)を用いることもできる。
【0019】
また、本実施の形態において述べた各部品の大きさなどはあくまでも一例であり、ホース金具の各部品の大きさは特に以上に述べた大きさに限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、インサートのスリットを軸方向に直線的に形成したが、このようにスリットが直線的であると、例えば多数のインサートを1つの箱の中に保管する場合等では、スリット同志が絡みつくおそれがある。そこで、スリットを鋸の刃のような形状としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホース金具の断面図である。
【図2】ホースが接続された状態を示すホース金具の断面図である。
【図3】従来技術におけるホース金具の断面図である。
【符号の説明】
1 ホース金具
2 パイプ
2b スリーブが取付けられる溝部
3 ホース
4 スリーブ
5 インサート

Claims (4)

  1. 内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、
    このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、
    このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備えるホース金具において、
    前記パイプはアルミニウム合金で作成され、
    前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、
    前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、このスリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧入され、自身の弾性力によって前記パイプ内に保持されており、
    前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長く、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記パイプの内周に前記インサートが挿入され、前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具。
  2. 前記インサートの長さが前記スリーブの長さの8/7倍以上であることを特徴とする請求項1記載のホース金具。
  3. 内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、
    このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、
    このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備え、前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長いホース金具の製造方法において、
    前記パイプはアルミニウム合金で作成され、
    前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、
    前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、
    前記スリーブを前記パイプの外周に嵌め合わせた後、前記端部の内周縁を前記溝部に嵌め合わせることで前記パイプに固定する工程と、
    前記インサートを前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで前記スリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧入し、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記パイプの内周に前記インサートを挿入する工程とを備え、
    前記スリーブをかしめる前に、前記インサートが前記パイプに挿入され、自身の弾性力によって前記パイプ内に保持され、
    前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具の製造方法。
  4. 内部を流体が通過し、外周面には溝部が設けられたパイプと、
    このパイプの外側に取付けられ、端部の内周縁を前記パイプの溝部に嵌め込ませて前記パイプに固定され、外周をかしめられることによって、前記パイプの外周に嵌め合わされるホースをかしめ固定する筒状のスリーブと、
    このスリーブのかしめによる前記パイプの変形量を低減するために、前記パイプの内周に挿入されるインサートとを備え、前記インサートが前記スリーブの軸方向の長さよりも長いホース金具とホースとを接続するホース金具とホースとの接続方法において、
    前記パイプはアルミニウム合金で作成され、
    前記インサートはステンレス等の高強度金属からなり、
    前記インサートの外径が前記パイプの内径より若干大きく形成されて、全長に亘ってスリットが設けられており、
    前記スリーブを前記パイプの外周に嵌め合わせた後、前記端部の内周縁を前記溝部に嵌め合わせることで前記パイプに固定する工程と、
    前記インサートを前記パイプの端部から前記溝よりもさらに奥となる位置まで前記スリットを周方向に縮小する弾性変形を伴って前記パイプに圧入し、前記ホースが前記スリーブによってかしめられる部分のうち前記ホースが嵌め合わされる前記パイプの端部側となる位置から前記スリーブが前記パイプに取付けられる前記溝部までの部分よりも広い範囲にわたって、前記インサートが自身の弾性力によって前記パイプ内に保持されるように前記パイプの内周に前記インサートを挿入する工程と、
    前記インサートを前記パイプに挿入した後に、前記ホースを前記パイプと前記スリーブとの間に形成される空間に挿入する工程と、
    前記ホースを前記パイプと前記スリーブとの間に形成される空間に挿入した後に、前記スリーブの外周をかしめる工程とを備え、
    前記スリーブをかしめた状態で、前記インサートは前記パイプの端部から前記溝部よりもさらに奥となる位置まで圧入されていることを特徴とするホース金具とホースとの接続方法。
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