JP2010112521A - ニップル継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管の膨張・収縮の動きによっても亀裂が生じないニップル継手を提供せんとする。
【解決手段】管端部5に内挿される筒状部14の外周面に、該管端部5内周面に圧接される環状凸部15、15Aを軸方向に複数設けてなるニップル3と、該ニップル3が挿着された管端部5を外方から加圧して締め付ける加締手段4とよりなるニップル継手1であって、ニップル筒状部14の最も挿入方向先端に位置する第1の環状凸部15Aの頂部を、軸線にほぼ平行な所定長さの円筒曲面16より構成し、加締手段4の先端側の端部13を円筒曲面16に対向する位置に設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、塩化ビニル製やゴム製のホース等の管を他の管または各種機器に連結するためのニップル継手に関する。
従来、ホース等の管を他の管や機器に連結するためのニップル継手としては、図3および図4に示すように、管2の端部5に内挿される筒状部14の外周面に、該管端部5の内周面に圧接される環状凸部15,…を所定の周期で複数設けてなるニップル103と、該ニップル103が挿着された管端部5を外方から加圧して締め付ける加締リング4とよりなるニップル継手101が提供されている。このようなニップル継手101においては、加締リング4による加圧によりニップル筒状部14の各環状凸部15の頂部24が管端部5の内周面に食い込み、管端部5がニップル103から容易に抜けないように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−201484号公報
ところで、管には水や土砂などの流体が搬送されるため、その内部圧力の変化により径方向や軸方向に向けて膨張・収縮が生じる。図3に示すように、ニップル継手101により接続される管2にも、図中矢印のような径方向/軸方向への膨張・収縮が生じるが、これにより管2の内周面がニップル筒状部の環状凸部15Aの鋭角な三角断面形状の頂部24に膨張・収縮の度に当たることとなり、亀裂C1が発生してしまうという問題があった。
この第1の環状凸部15Aに当たることによる亀裂C1の発生を防止するため、例えば図4に示すように加締リング4の先端部13をニップル103の先端部18より先端側に位置させることも考えられる。これによれば、第1の環状凸部の頂部24に管端部5が確りと圧着され、膨張・伸縮によっても管が動かないように拘束でき、したがって管内周面が頻繁に当たることによる亀裂C1は発生しにくくなるものの、加締リング4の先端部13との当たりが生じ、当該部分での亀裂C2が発生するという問題が生じる。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、管の膨張・収縮の動きによっても亀裂が生じないニップル継手を提供する点にある。
すなわち本発明は、管端部に内挿される筒状部の外周面に、該管端部内周面に圧接される環状凸部を軸方向に複数設けてなるニップルと、該ニップルが挿着された前記管端部を外方から加圧して締め付ける加締手段とよりなるニップル継手であって、前記筒状部の最も挿入方向先端に位置する第1の環状凸部の頂部を、軸線にほぼ平行な所定長さの円筒曲面より構成し、前記加締手段の先端側の端部を、前記円筒曲面に対向する位置に設定してなることを特徴とするニップル継手を構成する。
ここで、前記筒状部の先端部を、前記第1の環状凸部の円筒曲面から連続して縮経するテーパ状に構成することが好ましい。
また、前記加締手段が、前記管を径方向内側に加圧して筒状部に圧着させる加圧面と、前記ニップルの基端側に突設した係止リングに係合する係止部とから構成されているものが好ましい。
本発明のニップル継手によれば、接続される管に径方向/軸方向への膨張・収縮が生じ、そのたびに管内周面が前記第1の環状凸部に当たるとしても、管内周面が当たる環状凸部頂部を、軸線にほぼ平行な所定長さの円筒曲面より構成したので、従来の鋭角な三角断面形状の頂部のように衝撃が集中することが回避され、亀裂の発生が防止できる。また、加締手段の先端側の端部が円筒曲面に対向する位置に設定されているので、第2の環状凸部に管があばれて当たることはなく、また、同じく管の膨張・収縮により加締リングの先端部と管が当たることも回避され、管のどこにも亀裂は発生しないニップル継手を提供することができる。
また、ニップルの筒状部の先端部を、前記第1の環状凸部の円筒曲面から連続して縮経するテーパ状に構成したので、管端部に対してニップルを容易に挿入することができ、円筒曲面とテーパ状の先端部が連続して形成されているので、管端部が当該先端部に当たってもその衝撃が一部に集中することはなく、亀裂の発生をより確実に防止することができる。
また、前記加締手段が、前記管を径方向内側に加圧して筒状部に圧着させる加圧面と、前記ニップルの基端側に突設した係止リングに係合する係止部とから構成しているので、ニップルに対する加締手段の位置ずれが防止され、加締手段の先端側の端部が第1の環状凸部の円筒曲面に対向するように、より確実に位置を合わせることができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の代表的実施形態に係るニップル継手を示す縦断面図であり、図中符号1はニップル継手、2は管、3はニップル、4は加締リング、5は管端部をそれぞれ示している。
ニップル継手1は、図1に示すように、管2の端部(管端部5)に内挿される筒状部14の外周面に、該管端部5の内周面に圧接される環状凸部15が軸方向に複数設けられたニップル3と、このニップル3が挿着される前記管端部5を外方から径方向内側に向けて加圧し、締め付けるための加締手段(加締リング4)とより構成されている。
接続される管2については、とくに限定されないが、本例では、管本体7の外周面に螺旋状の補強凸部6を設け、外周面に補強凸部6よりなる凸部とその間の凹部8とよりなる凹凸面が構成されている。管本体7は軟質の塩化ビニルやゴム等からなり、内部に合成樹脂製繊維や金属等よりなる補強用のメッシュ状材10が内装されている。また、補強凸部6は硬質塩化ビニル材などより構成されている。
ニップル3は、管端部5に挿入されて管内周面に圧着される筒状部14の基端側に、テーパー状に拡径した中間部20と基端部21とが連続的に構成されている。筒状部14の外周面には、軸方向に沿って複数の環状凸部15が設けられている。この環状凸部15は、軸方向の所定の長さ(ピッチa)で連続して配置されている。また、最も先端位置にある第1の環状凸部15Aを除いて、他の環状凸部15は鋭角な頂部24に対して先端側に緩やかな傾斜面を有し、基端側に急な傾斜面を有する断面視略三角形状の凸部であり、これら各環状凸部15の頂部24が管端部5内周面に食い込んで抜け止め効果を奏している。
そして、本発明のニップル継手1においては、最も先端位置にある第1の環状凸部15Aの頂部が、筒状部14の軸線にほぼ平行で所定長さbを有する円筒曲面16となるように形成されている。当該円筒曲面16の長さbは、他の環状凸部15のピッチaとほぼ同じ長さに構成されている。長さbをこれより短くすると、後述する加締リング4端部の位置あわせが困難となり、また長さbをピッチaよりも長くすると、管内周面との抵抗が増加してニップルの管への挿入が困難となる。
筒状部14の先端部は、環状凸部15Aの円筒曲面16から連続して縮経するテーパ形状に構成され、管端部5への挿入が容易とされている。また、筒状部14の基端側には、リング状の係止リング19が突設されており、管端部5が衝止してニップル3が管2に対して位置決めされるとともに、ニップル3の外側に装着される加締リング4の係止部12が係合して同じく位置決めされる。また、ニップル基端部21の外周部にはフランジ部22が設けられており、当該フランジ部22を介して他の管とを連結したり、ポンプ等の機器に連結可能とされている。
加締リング4は、管端部5を径方向内側に押圧し、ニップル筒状部14に圧着させるための加圧面11と、前記ニップルの基端側に突設した係止リング19に係合する係止部12とより構成されており、前記係止部12が係止リング19に係止される位置において、先端側の端部13が第1の環状凸部15Aの円筒曲面16に対向する位置となるように寸法設定されている。なお、本発明の加締手段は、このような円筒状の加締リング4を用いるもの以外に、断面略C字状の筒状部材をボルト等で縮径させて管を締め付けるような加締バンドを用いることも勿論可能できる。また、複数の加締リングまたは加締バンドを用いることもできる。この場合、最も先端側の加締リングまたは加締バンドにおけるニップル先端側の端縁部が、本発明の「加締手段の先端側の端部」に該当することとなる。
ニップル3を管端部5に挿着する際、図2に示すように、あらかじめ加締リング4をニップル3の外周部または管端部5に装着しておき、ニップル3を先端のテーパ部17から管端部5に挿入してゆき、係止リング19が管端面に当接する位置まで挿入する。そして、加締リング4の係止部12を係止リング19に位置させた状態で、図示しない押圧具を用いて管端部5を径方向内側に押圧し、管端部5の内周面をニップル3の筒状部外周面に圧着させ、各環状凸部15、15Aが管端部5内周面に食い込み、これにより管端部5が当該加締リング4とニップル3の筒状部14との間で強固に挟持される。
この挟持状態において、加締リング4の加圧面先端部13が、第1の環状凸部15Aの円筒曲面16に臨む対向位置に固定されており、管端部5は先端面からこの第1の環状凸部の円筒曲面16までの間は強固に挟持され、膨張・収縮によっても移動することなく確りと固定され、それよりも基端側が膨張・収縮で径方向或いは軸方向に動いても、円筒曲面16に当たるだけであり、従来のような鋭角な頂部が当たることはなく、当該環状凸部15Aの角部24Aが当たることもなく、また、加締リング4より先端側に筒状部14が存在しているので、管2が膨張して加締リング4先端部に当たることもなく、よって管2に亀裂が生じることは確実に避けられるのである。
本例では、管端部5の凹部8に対して、ニップル先端部18の近傍付近まで谷埋め材9を内装して凹部を埋めている。これにより加締リング4の押圧力が軸方向に沿って均等に管端部に作用し、ニップル筒状部14の環状凸部15、15Aの食い込みをより確実にすることができる。この谷埋め材9は、管2の補強凸部6の形状・大きさとほぼ同一にされた一本の硬質塩化ビニル材からなり、ニップル3または加締リング4を装着する際に管端部5に巻き付けて内装される。谷埋め材9は一本のもので構成する他、複数本を内装してもよい。また材質は硬質の塩化ビニル材以外の硬質素材からなるものでもよい。前記谷埋め材9及び補強凸部6の断面形状を楕円形に形成する他、矩形状、半円形、台形等いろんな形状に形成してもよい。
本発明の代表的実施形態に係るニップル継手を示す縦断面図。 管端部にニップルを挿着する様子を示す説明図。 従来のニップル継手を示す説明図。 従来の他のニップル継手を示す説明図。
符号の説明
1,101 ニップル継手
2 管
3,103 ニップル
4 加締リング
5 管端部
6 補強凸部
7 管本体
8 凹部
9 谷埋め材
10 メッシュ状材
11 加圧面
12 係止部
13 先端部
14 筒状部
15、15A 環状凸部
16 円筒曲面
17 テーパ部
19 係止リング
20 中間部
21 基端部
22 フランジ部
23 ボルト挿通孔
24 頂部
24A 角部
C1、C2 亀裂

Claims (3)

  1. 管端部に内挿される筒状部の外周面に、該管端部内周面に圧接される環状凸部を軸方向に複数設けてなるニップルと、該ニップルが挿着された前記管端部を外方から加圧して締め付ける加締手段とよりなるニップル継手であって、
    前記筒状部の最も挿入方向先端に位置する第1の環状凸部の頂部を、軸線にほぼ平行な所定長さの円筒曲面より構成し、前記加締手段の先端側の端部を、前記円筒曲面に対向する位置に設定してなることを特徴とするニップル継手。
  2. 前記筒状部の先端部を、前記第1の環状凸部の円筒曲面から連続して縮経するテーパ状に構成してなる請求項1又は2記載のニップル継手。
  3. 前記加締手段が、前記管を径方向内側に加圧して筒状部に圧着させる加圧面と、前記ニップルの基端側に突設した係止リングに係合する係止部とから構成されてなる請求項1又は2記載のニップル継手。
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