JP2007321857A - 配管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】配管の引き回しをコンパクトにすることができ、したがってエンジンルーム内の搭載機器の増加に十分対応できる配管継手を提供する。
【解決手段】この配管継手21は、ホース35の端部に挿入されるインサートパイプ23と、ホース35の端部の外周を覆い前記インサートパイプ23との間でホース35を端部をかしめて固定するスリーブ37とを有し、蒸気圧縮式冷凍装置に使用される配管継手であって、インサートパイプ23の外周に周方向に断面鋸刃状の第1の溝31を複数形成するとともに、この第1の溝31のホース本体側に鈍角の断面形状を有する第2の溝33を周方向に形成している。
【選択図】図1
【解決手段】この配管継手21は、ホース35の端部に挿入されるインサートパイプ23と、ホース35の端部の外周を覆い前記インサートパイプ23との間でホース35を端部をかしめて固定するスリーブ37とを有し、蒸気圧縮式冷凍装置に使用される配管継手であって、インサートパイプ23の外周に周方向に断面鋸刃状の第1の溝31を複数形成するとともに、この第1の溝31のホース本体側に鈍角の断面形状を有する第2の溝33を周方向に形成している。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホースの端部に挿入してかしめて使用される配管継手に関する。
蒸気圧縮式冷凍装置においては柔軟性を有した作動流体通路としてホースが使用されている。このホースは、その端部にインサートパイプが挿入され、このインサートパイプが挿入されたホースをスリーブでかしめて配管継手を構成し、この配管継手を他の機器に接続して使用される。
このような配管継手としては、図6に示すように、インサートパイプ13と、このインサートパイプ13に外挿されたホース15と、このホース15をかしめるスリーブ17とを有する配管継手11が知られている。この配管継手11は、現状この図4に示すような形状及びサイズを有しており、ホースとチューブ間の締結長さは、図7に示すように、チューブの曲部も含めて80mm程度必要である。
一方、近年の車載用冷凍圧縮装置においては、エンジンルーム内搭載機器の増加に伴い、配管の引き回しをコンパクトにすることが強く要望されているが、現状の配管継手ではこれに十分対応できているとはいえず、空隙を縫うように予めホースを配索した成型ホースを使用せざるを得ない状況になってきている。
また、従来の配管継手としては、特許文献1、特許文献2、特許文献3に示すようなものが知られている。特許文献1に示す配管継手は、インサートパイプに山型の溝を形成し、この溝に段差を設けることによってゴムに加わる応力を緩和するようになっている。また、特許文献2及び3に示す配管継手は、ゴムホースに対するスリーブのかしめ位置より軸方向外側のインサートパイプにも凹溝を形成しており、ホースのバルジを防止するようになっている。
本発明は、上記問題点を解決することをその課題とし、配管の引き回しをコンパクトにすることができ、したがってエンジンルーム内の搭載機器の増加に十分対応できる配管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、ホース(35)の端部に挿入されるインサートパイプ(23)と、前記ホース(35)の端部の外周を覆い前記インサートパイプ(23)との間で前記ホース(35)の端部をかしめて固定するスリーブ(37)とを有し、蒸気圧縮式冷凍装置に使用される配管継手において、前記インサートパイプ(23)の外周に周方向に断面鋸刃状の第1の溝(31)を複数形成するとともに、この第1の溝(31)のホース本体側に鈍角の断面形状を有する第2の溝(33)を周方向に形成している手段を採用することができる。
この手段によると、ホースとインサートパイプとの密着によるセルフシール部を多く形成することができシール性を向上させることができ、また、鋸刃形状になされているからゴムの引っ掛かりが良好で接着にたよらない接合が可能となる。
また、上記課題を解決するため、前記インサートパイプ(23)に形成された溝(31,33)は、前記スリーブ(37)によるホース(35)のかしめ位置より軸方向内側に位置している手段を採用することができる。したがって、かしめによる加圧力を第1の溝及び第2の溝にむらなく均等に加えることができ、均一なシールを行うことができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図1ないし図5を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態である配管継手21を示すものである。この配管継手21はインサートパイプ23を有している。このインサートパイプ23は、金属製で、その口金25側の外周面にスリーブ係止溝27を有しており、ホース側の外周面にホース係止溝29を有している。このホース係止溝29は、図2に示すように、断面鋸刃状の第1の溝31と鈍角断面を有する第2の溝33とを有している。この第2の溝33は、
この第1の溝31の前記口金25と反対の側に形成されるとともにインサートパイプ23のホース側の端縁から鋸刃の1刃長以上離間して形成されている。
この第1の溝31の前記口金25と反対の側に形成されるとともにインサートパイプ23のホース側の端縁から鋸刃の1刃長以上離間して形成されている。
このようなインサートパイプ23には、作動流体通路としてのホース35がスリーブ係止溝27の手前まで外挿されている。
そして、このインサートパイプ23に外挿されたホース35には、金属製のスリーブ37が外挿されている。このスリーブ37は、その先端側にスリーブ係止溝27に係合する係止部39を有し、インサートパイプ23のホース係止溝29に向かってホースをかしめるかしめ部41を有している。そして、このかしめ部41はホース係止溝29より軸方向外側まで形成されている。このような配管継手21において、スリーブ37の外径Dは30mm以下、スリーブ長さ(締結外面部)Lは20mm以下が望ましく、かしめ部の長さCは12mm以下、かしめ位置はスリーブ固定位置からT=10mm以内の位置からかしめるのが望ましい。また、ホース係止溝29の長さSは14mm以下で、鋸刃の一刃当たりの長さPは1.5〜2.5mmが望ましい。
このように、この配管継手21にあっては、インサートパイプ23の外周面にホース係止溝29を有し断面鋸刃状の第1の溝31を有しているから、圧力印加状態でホースが引っ張られると、ホースがホース係止溝29に押圧密着する。また、断面鋸刃状の第1の溝31を多数有しているから、ホースとインサートパイプとの密着によるセルフシール部を多く取ることができ、シール性を向上させることができる。また、鋸刃形状になされているからゴムの引っ掛かりが良好で接着にたよらない接合が可能となる。
また、末端の第2の溝33のみ鈍角断面としているから、繰返しの圧力印加時にホースが動きホース係止溝のエッジ部に食い込むことによるゴム破壊を防止することができ、耐久性を向上させることができる。
このように、シール性を向上させることにより、従来のようにホースとインサートパイプ間をNBRで接着シールする必要がなくなり、したがってコストを削減することができる。また、シール性の向上によりかしめ部を小型化することができ、したがって材料費等の低減が可能になるとともに、狭隘なエンジンルームにおける収納性を向上させることができる。
次に、他の実施の形態について、図3を参照して説明する。
図3は、インサートパイプ23において、鈍角の第2の溝33とインサートパイプのホース中央部側の端部との距離Jを短くしたインサートパイプ51である。このようにすることにより、配管継手自体を小型化することができるとともに、材料費等を削減することができる。
図4は、ホース係止溝29のホース中央部側の第2の溝61を鋭角断面の溝としたインサートパイプ63を示すものである。このインサートパイプ63にあっては、第2の溝61を鋭角にすることによって、ゴムだまりを小さくし軸方向の溝スペースを短くすることができる。したがって、省コスト、省スペースを実現することができる。
図5は、図2に示すインサートパイプ23から第2の溝33を削除したインサートパイプ71である。このようにすれば、加工方法が単純になり、製造コストを削減することができる。
なお、上記実施の形態においては、第1の溝31と第2の溝33とは連続して形成されているが、これに限る必要はなく両者の間に溝のない平坦面あってもよい。
21 配管継手
23 インサートパイプ
29 ホース係止溝
31 第1の溝
33 第2の溝
35 ホース
37 スリーブ
41 かしめ部
51 インサートパイプ
63 インサートパイプ
71 インサートパイプ
23 インサートパイプ
29 ホース係止溝
31 第1の溝
33 第2の溝
35 ホース
37 スリーブ
41 かしめ部
51 インサートパイプ
63 インサートパイプ
71 インサートパイプ
Claims (2)
- ホース(35)の端部に挿入されるインサートパイプ(23)と、前記ホース(35)の端部の外周を覆い前記インサートパイプ(23)との間で前記ホース(35)の端部をかしめて固定するスリーブ(37)とを有し、蒸気圧縮式冷凍装置に使用される配管継手(21)において、
前記インサートパイプ(23)の外周に周方向に断面鋸刃状の第1の溝(31)を複数形成するとともに、この第1の溝(31)のホース(35)本体側に鈍角の断面形状を有する第2の溝(33)を周方向に形成したことを特徴とする配管継手(21)。 - 前記インサートパイプ(23)に形成された溝(31,33)は、前記スリーブ(37)によるホースのかしめ位置より軸方向内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の配管継手(21)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152251A JP2007321857A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 配管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152251A JP2007321857A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 配管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007321857A true JP2007321857A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38854856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006152251A Pending JP2007321857A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 配管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007321857A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9255657B2 (en) | 2010-11-29 | 2016-02-09 | Denso Corporation | Pipe joint |
JP2017194133A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 横浜ゴム株式会社 | ホース継手金具およびホース継手金具とホースの連結方法 |
-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006152251A patent/JP2007321857A/ja active Pending
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