JP2017194133A - ホース継手金具およびホース継手金具とホースの連結方法 - Google Patents

ホース継手金具およびホース継手金具とホースの連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホース継手金具のソケットの外周部を設計通りの加締め長さで加締める。【解決手段】加締め爪位置決め用マーク30の幅Wは、加締め爪28により加締められるソケット14の軸方向に沿った長さが、設計通りの加締め長さの公差の範囲に入るように形成されている。外径が1〜10cmのソケット14を対象としているため、加締め爪位置決め用マーク30の幅Wは、1mm以上2mm以下で形成されている。加締め爪位置決め用マーク30は、第2の側面2004から所定の寸法D離れたソケット側筒状部26の箇所に、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中心が位置するように形成されている。【選択図】図2

Description

本発明はホースの端部に加締められて取り付けられるホース継手金具およびホース継手金具とホースの連結方法に関する。
機器にホースを接続するために、ホースの端部に取り付けられるホース継手金具80が提供されている。
図6に示すように、この種のホース継手金具80は、ニップル82と、ニップル82の外周部に結合されたソケット84とで構成されている。
詳細に説明すると、ニップル82の外周部の六角ナット部86の側部の結合用溝88にソケット84の軸方向の一端が結合され、ニップル82の外周部とソケット84の内周部との間にホース挿入用の環状空間Sがソケット84の軸方向の他端に開放状に設けられる。
この場合、ニップル82とソケット84とが別体でニップル82の外周部にソケット84の軸方向の一端84Aが結合されたものと、ニップル82の外周部にソケット84の軸方向の一端84Aが結合された状態のニップル82とソケット84とが予め一体的に成形されたものとがある。
そして、図7、図8に示すように、何れの場合も環状空間Sにホース2が挿入されたのち、加締め装置の加締め爪90によりソケット84の外周部が、ソケット84の半径方向内側に加締められる。
ソケット84は、ソケット84の外周部において、ソケット84の軸方向に沿った所定の長さ(以後、設計通りの加締め長さと言う)で加締められる必要があり、ソケット84が、設計通りの加締め長さで加締められないと、以下のような不具合いが生じる。
ソケット84の外周部が加締められる長さが、設計通りの加締め長さを上回ると、ソケット84とニップル82の間でホース2が過剰に圧縮されるため、ホース2の耐久性を確保する上で不利となる。
また、ソケット84の外周部が加締められる長さが、設計通りの加締め長さを下回ると、ホース2内を流通する流体の圧力に抗してソケット84とニップル82の間でホース2を挟持する力を確保する上で不利となる。
したがって、ソケット84の外周部を設計通りの加締め長さで如何に加締めるかが極めて重要となる。
一方、ソケット84の外周部を加締める加締め爪90の長さLは、設計通りの加締め長さが確実に得られるように、設計通りの加締め長さよりも大きく形成されている。
すなわち、加締め時に、加締め爪90の長さL方向の一端90Aは、図7に示すように、ソケット84の外周部上に位置するものの、加締め爪90の長さL方向の他端90Bは、ソケット84の外周部の軸方向の外側に飛び出した箇所に位置する。
そこで、ソケット84の外周部を設計通りの加締め長さで加締めるため、加締め爪90の長さL方向の一端90Aに、ソケット84の外周部の軸方向の所定の箇所が位置するように位置決めしている。
ここでソケット84の軸方向の一端84Aが結合される結合用溝88は、ソケット84の軸方向において互いに対向する側面8802、8804を有し、それら側面8802、8804のうちソケット84の軸方向の他端から離れた側面8804は、六角ナット部86の側面となっており、加締め爪90の長さL方向の一端を位置決めするための基準面となり得る。
このようなことから従来は、図7に示すように、ソケット84の加締めを行なうに先立って、作業者は、ニップル82に結合されたソケット84の外周面で六角ナット部86の側面から距離Lの箇所に線状のマークMを形成している。
この際、マークMの形成は、六角ナット部86の側面(側面8804)からの距離Lをノギスで実測して行っている。
そして、作業者は、そのマークに加締め爪90の一方の端面90Aを合わせたのち、図8に示すように、加締めを行っている。
ところで、ソケット84が加締められると、例えば、1〜2cmの直径のソケット84に対して加締め爪90から数トンの力が掛けられることによりソケット84が塑性変形し、ソケット84の加締められた部分は、六角ナット部86の側面から離れる方向に延びる。
そして、加締め前のマークMの位置に対して加締め後のマークMの位置は、六角ナット部86の側面から離れる方向に変位する。
すなわち、加締め前における六角ナット部86の側面からのマークMの距離Lに対して加締め後における六角ナット部86の側面からのマークMの距離L′が大きくなる。
特開2003−278975号公報
作業者がソケット84の外周部で距離Lの箇所にマークMを形成し、そのマークMに基いて加締め爪90の位置決めを行って加締めを行なえば、ソケット84の外周部を設計通りの加締め長さで加締めることができるため、問題は生じない。
しかしながら、作業者によっては、加締め後における距離L′が距離Lでなければならないと誤って認識する場合がある。
例えば、距離Lが14mmである場合、ソケット84の外周部で距離Lの箇所にマークMを形成してソケット84の加締めを行い、加締め後の距離L′が14.5mmとなったものとする。
ここで、作業者が加締め後の距離L′=14.5mmが距離L=14mmよりも大きな値となったことを作業ミスであると誤って判断したものとする。
すると、作業者は、距離Lを14mmよりも小さい寸法、例えば13.5mmに変更してマークMを形成し、この誤った位置に形成されたマークMに基いて加締め爪90の位置決めを行って加締めを行ない、加締め後の距離L′が14mmとなれば、距離L=14mmと一致したので、設計通りの加締め長さで加締めがなされたと誤認し、以下同様の作業を繰り返してしまう。
すなわち、作業者の距離Lに対する誤解に基いてマークMが正しい位置に形成されないために、ソケット84の外周部を設計通りの加締め長さで加締めることができず、不良品が発生してしまう。
なお、加締め後の距離L′の箇所にマークMを形成しておくことも考えられるが、この場合には、加締め前に、加締め爪90の長さL方向の一端90Aをソケット84の軸方向のどこに位置決めするかが不明となる。また、加締め前のマークMと加締め後のマークMとの2つもマークMを形成することも考えられるが、マークMの形成作業が煩雑となると共に、加締め前や加締め後の判断も煩雑となる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的はソケットの外周部を設計通りの加締め長さで加締める上で有利なホースの端部に取り付けられるホース継手金具およびホース継手金具とホースの連結方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ニップルの外周部にソケットの軸方向の一端が結合され、前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間にホース挿入用の環状空間が前記ソケットの軸方向の他端に開放状に設けられ、前記環状空間にホースが挿入されたのち加締め爪により前記ソケットの前記軸方向に沿った外周部の箇所が加締められるホース継手金具であって、前記ソケットの軸方向の前記一端寄りの外周部の箇所に、前記軸方向に沿った幅を有して前記外周部の周方向に延在する加締め爪位置決め用マークが形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ニップルの外周部に、前記ソケットの軸方向の一端が結合される結合用溝が形成され、前記結合用溝は、前記ソケットの軸方向の他端側に位置する第1の側面と、前記ソケットの軸方向の他端から離れた側に位置し前記第1の側面に対向する第2の側面とを有し、前記加締め爪位置決め用マークは、前記第2の側面から所定の寸法離れた箇所に、前記加締め爪位置決め用マークの幅方向の中心が位置するように形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記ソケットの外径は、1cm〜10cmであり、前記加締め爪位置決め用マークの前記幅は、1mm以上2mm以下であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ニップルの外周部にソケットの軸方向の一端が結合され、前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間にホース挿入用の環状空間が前記ソケットの軸方向の他端に開放状に設けられ、前記環状空間にホースが挿入されたのち加締め爪により前記ソケットの前記軸方向に沿った外周部の箇所を加締めることでホースにホース継手金具を連結する方法であって、前記ソケットの軸方向の前記一端寄りの外周部の箇所に、前記軸方向に沿った幅を有して前記外周部の周方向に延在する加締め爪位置決め用マークを形成し、前記ソケットの外周部で、前記加締め爪の長さ方向の一端を前記ソケットの前記加締め爪位置決め用マーク側に位置させ、前記加締め爪の長さ方向の他端を前記ソケットの軸方向の他端側に位置させ、加締め爪位置決め用マークの幅は、前記加締め爪の長さ方向の一端が、前記加締め爪位置決め用マークの幅方向の中央に位置するように位置決めしたのち、前記加締め爪により前記ソケットを加締めると、前記加締め爪の長さ方向の一端が前記加締め爪位置決め用マークの幅内に留まるように形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、環状空間にホースを挿入し、加締め爪の長さ方向の一端が、加締め爪位置決め用マークの幅方向の中央に位置するように、ホース継手金具を位置決めして加締め爪による加締めを行なうことにより、ソケットが、設計通りの加締め長さで加締められ、ホースの耐久性を確保する上で有利となり、また、ソケットとニップルの間でホースを挟持する力を確保する上で有利となる。
また、従来のように、作業者が、加締め後における距離を誤って認識する事態を解消でき、不良品の発生を防止する上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、加締め装置の複数の加締め爪の長さ方向の一端が、加締め爪位置決め用マークの幅方向の中央に位置するように、ホース継手金具の位置決めを行なえばよく、ホース継手金具の位置決めを簡単に行なう上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、ソケットの外径が1cm〜10cmである場合に、ソケットに対して加締め爪から数トンの力が掛けられることによりソケットが塑性変形し、ソケットの加締められた部分がソケットの軸方向の一端から離れる方向に延びたとしても、加締め後に、加締め爪位置決め用マークの幅内に加締め爪の長さ方向の一端が位置しているか否かを確認することで、設計通りの加締め長さで加締められたか否かを簡単に判断する上で有利となり、不良品の発生を防止する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、加締め前は、加締め爪の長さ方向の一端を、加締め爪位置決め用マークの幅方向の中央に位置するようにすればよく、ホース継手金具の位置決めを簡単に行なう上で有利となる。
また、加締め爪位置決め用マークは、ソケットの軸方向に沿った幅を有しているため、加締め後に、加締め爪位置決め用マークの幅内に加締め爪の長さ方向の一端が位置しているか否かを確認することで、設計通りの加締め長さで加締められたか否かを簡単に判断できる。
したがって、従来のように、作業者が、加締め後における距離を誤って認識する事態を解消でき、不良品の発生を防止する上で有利となる。
実施の形態に係るホース継手金具の側面図である。 実施の形態に係るホース継手金具がホースの端部に加締め爪により加締められる直前の状態を示す側面図である。 実施の形態に係るホース継手金具がホースの端部に加締め爪により加締められた状態を示す側面図である。 実施の形態に係るホース継手金具がホースの端部に加締められて取り付けられた状態を示す側面図である。 実施の形態に係るホース継手金具を構成するソケットの斜視図である。 従来のホース継手金具の側面図である。 従来のホース継手金具がホースの端部に加締め爪により加締められる直前の状態を示す側面図である。 従来のホース継手金具がホースの端部に加締め爪により加締められた状態を示す側面図である。
次に、本発明の実施の形態に係るホース継手金具を、ホース継手金具の連結方法と共に図面に基いて説明する。
図4に示すように、ホース継手金具10はホース2の端部に連結され、ホース2内を流れる流体を適宜機器に供給し、あるいは、適宜機器から排出させるものである。
図1に示すように、ホース継手金具10は、互いに結合された金属製のニップル12とソケット14とを含んで構成されている。
ニップル12は、基部16と六角ナット部18と結合用溝20とニップル側筒状部22とが同軸上に並べられて構成されている。
基部16は、適宜機器に係脱可能に着脱される箇所であり筒状を呈している。
六角ナット部18は、基部16の端部に六角柱状に設けられている。
結合用溝20は、ソケット14の軸方向の一端14Aが結合される箇所である。
結合用溝20は、ソケット14の軸方向の他端14B側に位置する第1の側面2002と、ソケット14の軸方向の他端から離れた側に位置し第1の側面2002に対向する第2の側面2004と、それら第1の側面2002と第2の側面2004とを接続する底面2006とを有している。
第2の側面2004は、六角ナット部18の端面となっている。
また、結合用溝20に隣接して鍔部24が設けられている。
鍔部24の両側の端面のうち一方の端面は第1の側面2002で形成され、鍔部24の他方の端面からニップル側筒状部22が突出している。
ニップル側筒状部22は、ホース2の内周面2A(図2)に挿入される部分である。
ニップル側筒状部22の外周面には、周方向に延在する複数の係止用凹凸部2202が軸方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット14は、その軸方向の一端14Aが結合用溝20に加締められ、結合されて配設されている。
ソケット14は、結合用溝20に加締められた部分に連続しニップル側筒状部22の半径方向外側の箇所で筒状に延在するソケット側筒状部26を有し、ソケット側筒状部26の内周面には、周方向に延在する複数の係止用凸部2602が軸方向に間隔をおいて形成されている。
ホース2の端部が挿入される環状空間Sは、ニップル側筒状部22の外周面とソケット側筒状部26の内周面との間に形成されている。
環状空間Sは、それらニップル側筒状部22とソケット側筒状部26の軸方向の一端が開口部とされ、長手方向の他端はソケット14の一端14Aが結合用溝20に結合されることにより閉塞されている。
なお、ホース継手金具10は多種のものが存在し、本発明は、ニップル12の外周部にソケット14の軸方向の一端14Aが結合され、ニップル12の外周部とソケット14の内周部との間にホース挿入用の環状空間Sがソケット14の軸方向の他端に開放状に設けられるホース継手金具10の全てに適用可能である。
図2に示すように、ソケット側筒状部26が加締め装置の加締め爪28により加締められる箇所である。
加締め爪28の長さLは、仕様の異なる複数種類のホース継手金具10に対応できるように、設計通りの加締め長さ(ソケット14の軸方向に沿った所定の長さ)よりも大きく形成されている。
本実施の形態では、ソケット14の軸方向の一端14A寄りのソケット側筒状部26の箇所に、軸方向に沿った幅Wを有してソケット側筒状部26の周方向全周に延在する加締め爪位置決め用マーク30が形成されている。
加締め爪位置決め用マーク30の幅Wは、加締め爪28により加締められるソケット14の軸方向に沿った長さが、設計通りの加締め長さの公差の範囲に入るように形成されている。
本実施の形態では、外径が1〜10cmのソケット14を対象としているため、加締め爪位置決め用マーク30の幅Wは、1mm以上2mm以下で形成されている。なお、加締め爪位置決め用マーク30の幅Wは、ソケット14の直径に応じて適宜調整される。
加締め爪位置決め用マーク30は、第2の側面2004から所定の寸法D離れたソケット側筒状部26の箇所に、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中心が位置するように形成されている。
加締め爪位置決め用マーク30の形成方法は、ローレット加工、ローラ刻印、印刷加工、レーザ光による刻印など従来公知の様々な方法が採用可能である。
加締め爪位置決め用マーク30は、ソケット14がニップル12に結合された後に形成してもよく、ソケット14がニップル12に結合する前に形成してもよい。
図5は、ソケット14がニップル12に結合する前に加締め爪位置決め用マーク30を形成したものである。ソケット14の軸方向の一端14Aがニップル12の結合用溝20に加締められ、結合され、その結合は加締め装置により自動的に機械的になされるため、ソケット14がニップル12に結合する前に加締め爪位置決め用マーク30を形成した場合であっても、加締め爪位置決め用マーク30は、第2の側面2004から所定の寸法D離れたソケット側筒状部26の箇所に位置する。
次に、ホース継手金具10にホース2を連結する場合について説明する。
図2に示すように、環状空間Sにホース2を挿入し、加締め装置の複数の加締め爪28の長さL方向の一端28Aが、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中央に位置するように、ホース継手金具10を位置決めする。
次に、図3に示すように、複数の加締め爪28を縮径させ、ソケット側筒状部26を加締める。
ソケット側筒状部26を加締めると、ソケット側筒状部26が塑性変形することで加締められた部分は六角ナット部18の側面から離れる方向に延びる。
しかしながら、ソケット側筒状部26を加締めたのちは、加締め爪28の長さL方向の一端28Aが加締め爪位置決め用マーク30の幅W′内に留まる。なお、ソケット側筒状部26を加締めたのちは幅Wも理論的には変化するため、その変化した幅を幅W′で表示する。
したがって、本実施の形態によれば、ソケット14が、設計通りの加締め長さで加締められ、ホース2の耐久性を確保する上で有利となり、また、ソケット14とニップル12の間でホース2を挟持する力を確保する上で有利となる。
また、加締め前は、加締め爪28の長さL方向の一端28Aを、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中央に位置するようにすればよく、ホース継手金具10の位置決めを簡単に行なう上で有利となる。
また、加締め爪位置決め用マーク30は、ソケット14の軸方向に沿った幅Wを有しているため、加締め後に、加締め爪位置決め用マーク30の幅W′内に加締め爪28の長さL方向の一端28Aが位置しているか否かを確認することで、設計通りの加締め長さで加締められたか否かを簡単に判断できる。
したがって、従来のように、作業者が、加締め後における距離L′が距離Lでなければならないと誤って認識する事態を解消でき、不良品の発生を防止する上で有利となる。
また、本実施の形態では、ソケット14の外径が1cm〜10cmであり、加締め爪位置決め用マーク30の幅Wを1mm以上2mm以下とした。
したがって、ソケット14に対して加締め爪28から数トンの力が掛けられることによりソケット14が塑性変形し、ソケット14の加締められた部分が六角ナット部18の側面(ソケット14の軸方向の一端14A)から離れる方向に延びたとしても、加締め後に、加締め爪位置決め用マーク30の幅W′内に加締め爪28の長さL方向の一端28Aが位置しているか否かを確認することで、設計通りの加締め長さで加締められたか否かを簡単に判断する上で有利となり、不良品の発生を防止する上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、加締め爪位置決め用マーク30は、ソケット14の軸方向の一端14Aが結合される結合用溝20の第2の側面2004から所定の寸法D離れた箇所に、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中心が位置するように形成されている。
したがって、加締め装置の複数の加締め爪28の長さL方向の一端28Aが、加締め爪位置決め用マーク30の幅W方向の中央に位置するように、ホース継手金具10の位置決めを行なえばよく、ホース継手金具10の位置決めを簡単に行なう上で有利となる。
2 ホース
10 ホース継手金具
12 ニップル
14 ソケット
14A 一端
14B 他端
20 結合用溝
2002 第1の側面
2004 第2の側面
22 ニップル側筒状部
26 ソケット側筒状部
28 加締め爪
28A 一端
30 加締め爪位置決め用マーク
W、W′ 加締め爪位置決め用マークの幅

Claims (4)

  1. ニップルの外周部にソケットの軸方向の一端が結合され、前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間にホース挿入用の環状空間が前記ソケットの軸方向の他端に開放状に設けられ、前記環状空間にホースが挿入されたのち加締め爪により前記ソケットの前記軸方向に沿った外周部の箇所が加締められるホース継手金具であって、
    前記ソケットの軸方向の前記一端寄りの外周部の箇所に、前記軸方向に沿った幅を有して前記外周部の周方向に延在する加締め爪位置決め用マークが形成されている、
    ことを特徴とするホース継手金具。
  2. 前記ニップルの外周部に、前記ソケットの軸方向の一端が結合される結合用溝が形成され、
    前記結合用溝は、前記ソケットの軸方向の他端側に位置する第1の側面と、前記ソケットの軸方向の他端から離れた側に位置し前記第1の側面に対向する第2の側面とを有し、
    前記加締め爪位置決め用マークは、前記第2の側面から所定の寸法離れた箇所に、前記加締め爪位置決め用マークの幅方向の中心が位置するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のホース継手金具。
  3. 前記ソケットの外径は、1cm〜10cmであり、前記加締め爪位置決め用マークの前記幅は、1mm以上2mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のホース継手金具。
  4. ニップルの外周部にソケットの軸方向の一端が結合され、前記ニップルの外周部と前記ソケットの内周部との間にホース挿入用の環状空間が前記ソケットの軸方向の他端に開放状に設けられ、前記環状空間にホースが挿入されたのち加締め爪により前記ソケットの前記軸方向に沿った外周部の箇所を加締めることでホースにホース継手金具を連結する方法であって、
    前記ソケットの軸方向の前記一端寄りの外周部の箇所に、前記軸方向に沿った幅を有して前記外周部の周方向に延在する加締め爪位置決め用マークを形成し、
    前記ソケットの外周部で、前記加締め爪の長さ方向の一端を前記ソケットの前記加締め爪位置決め用マーク側に位置させ、前記加締め爪の長さ方向の他端を前記ソケットの軸方向の他端側に位置させ、
    加締め爪位置決め用マークの幅は、前記加締め爪の長さ方向の一端が、前記加締め爪位置決め用マークの幅方向の中央に位置するように位置決めしたのち、前記加締め爪により前記ソケットを加締めると、前記加締め爪の長さ方向の一端が前記加締め爪位置決め用マークの幅内に留まるように形成されている、
    ことを特徴とするホースへのホース継手金具の連結方法。
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