JP5523612B1 - 管継手構造 - Google Patents
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- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L19/00—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
- F16L19/08—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts with metal rings which bite into the wall of the pipe
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Abstract
【解決手段】雄ネジ付き継手本体1と、継手本体1の雄ネジ2に螺着される袋ナット3と、を備え、アルミニウム管4を接続する管継手構造に於て、袋ナット3の内部収納空間10に収納されると共に、外周面8に凹周溝9を有し、袋ナット3と継手本体1の雄ネジ2を螺着させる際に継手本体1と袋ナット3からアキシャル方向の圧縮力を受けて、凹周溝底薄壁部13がラジアル内方向へ塑性変形して、挿入されているアルミニウム管4の外周面14側から食い込んで抜止めする圧縮変形用スリーブ7を有している。さらに、凹周溝底薄壁部13の内周面には小凸条が形成され、抜止めの力を補強する耐引抜力増強機能を発揮する。
【選択図】図2
Description
一般に、図10に示すように、雄ネジ付き継手本体30のテーパ面31と、継手本体30の雄ネジ32に螺着される袋ナット33のテーパ面34の間に、銅製パイプ35の端部を拡径テーパ状に塑性加工して成るフレア端部37を、挟持させて圧接力により密封する構造である。
そして、テーパ面17とテーパ面19とが強く圧接した際に、端部18が(ラジアル外方向に)過大な拡径塑性変形を発生することを防止するため、補強用内鍔部28をラジアル内方向に突設させている。なお、この内鍔部28の内方高さに相当する段差寸法Hは、図1,図2の管(パイプ)4(40)の肉厚寸法と略同一とするのが望ましい。
カバー部材24は、袋ナット3の内周面3Bと、圧縮変形用スリーブ7の外周面との摩擦抵抗(圧着による抵抗)を低減し、滑りを助長するため(即ち、相対的回転滑り助長用)の円筒状のものである。このカバー部材24が無い場合には、スリーブ7が、袋ナット3の螺進に伴って、アキシャル方向に圧縮変形するときに、スリーブ7の外径寸法も増加する(ラジアル外方への)変形を生じ、袋ナット3の内周面3Bに強く圧着して、スリーブ7が袋ナット3と共廻りし、故に、アルミニウム管4(銅管40)も同時に共廻りして、捩れを発生する虞れがある。カバー部材24は、このような問題を解決するものである。
ところで、図7(B)は、図7(A),図5,図6の変形例に相当するものであって、シール材23(シール溝22)の位置と、凹周溝9の位置とを、アキシャル方向に入れ替えた構成である。この図7(B)のように構成すれば、配管接続完了状態下(図6参照)で、凹周溝底薄壁部13が管4(40)の外周面14への圧着による密封作用が第1段階で働き、仮にこの密封作用が不十分な場合に、(ラジアル外方側の)シール材23によって、確実な密封作用をなすことができる。
次に、さらに別の実施の形態について説明すると、図5と図6に示した第2の実施の形態に於て、パイプとして銅管40を使用する場合には、スリーブ7の材質を銅とする。スリーブ7の他の形状や構成は、図5と図6で述べた場合と同様であるので詳細を省略する。
なお、いずれの実施の形態の場合も、パイプが銅管40の場合には、図4に示した袋ナット3を銅として、樹脂21の被膜を省略可能な場合がある。
図8(B)に示すように、左方(継手本体1側)の溝底薄壁部13はU字状に弯曲して、アルミニウム管4(又は銅管40)の外周面に食い込むのに対し、右方(外方)の溝底薄壁部13はベースのU字状弯曲部と、その頂部の小凸条50とが、一体に食い込み強力な耐引抜力を発揮する。
本発明に於て、スリーブ7の未圧縮状態では、図3に示したような微小寸法dの凹凸が存在していても、平滑円周面状部と呼ぶこととする。従って、この平滑円周面状部の位置に対応して、凹周溝9,9が配設されていると言うことができる。さらに、凹周溝9,9の溝底薄壁部13,13の内周側は、未圧縮状態では、平滑円周面状と言うことができる。
追加説明すれば、本発明では、1本の凹周溝9の場合には、その溝底薄壁部13には必ず小凸条50を有し、また、2本の凹周溝9の場合には、1本又は2本がその溝底薄壁部13に小凸条50を有し、3本の凹周溝9の場合には、1本又は2本若しくは3本が、溝底薄壁部13に小凸条50を有する。さらに、図9に示したような切欠部44を有する小凸条50を、上述の1本又は複数本凹周溝9の薄壁部13に形成するも自由である。
なお、凹周溝9はU字状であれば、図示のアールが大きいU字状以外に、四角張ったU字状や、溝奥部が膨出状であっても良い。
また、袋ナットの内周面と、圧縮変形用スリーブの外周面との間に、相対的回転滑り助長用円筒状カバー部材を介在させた構成とすることによって、袋ナット3の内周面3Bと、スリーブ7の外周面との間が軽く回転して、最終的にアルミニウム管4又は銅管40が捩れるという問題を解決して、確実に配管接続作業が容易となる。
3 袋ナット
4 アルミニウム管
7 圧縮変形用スリーブ
8 外周面
9 凹周溝
10 内部収納空間
11 内周面
13 凹周溝底薄壁部
14 外周面
24 カバー部材
40 銅管
50 小凸条
F 圧縮力(締付力)
W 幅寸法
Claims (3)
- 袋ナット(3)の内部に収納されると共に、外周面(8)にU字状の凹周溝(9)を有する円筒形状の金属製圧縮変形用スリーブ(7)を具備し、
該圧縮変形用スリーブ(7)は、未圧縮状態では、上記凹周溝(9)の奥部には、凹周溝底薄壁部(13)が形成され、かつ、上記凹周溝底薄壁部(13)は平滑なスリーブ内周面側に小凸条(50)が形成され、
上記袋ナット(3)の螺進によってアキシャル方向の圧縮力(F)を受けて、上記凹周溝(9)の幅寸法(W)が減少しつつ上記凹周溝底薄壁部(13)がラジアル内方向へ突出するようにU字状に塑性変形して、突出状のU字状弯曲部が、挿入されているアルミニウム管(4)の外周面(14)側から食い込んで該アルミニウム管(4)の抜止めをするように構成し、かつ、上記U字状弯曲部の頂部には上記小凸条(50)が対応して、上記U字状弯曲部と共に上記小凸条(50)が上記外周面(14)側から食い込み、上記小凸条(50)は、上記アルミニウム管(4)に対する上記凹周溝底薄壁部(13)の上記塑性変形による上記U字状弯曲部の抜止め抵抗力を増大させる耐引抜力増強機能を発揮するように構成したことを特徴とする管継手構造。 - 袋ナット(3)の内部に収納されると共に、外周面(8)にU字状の凹周溝(9)を有する円筒形状の金属製圧縮変形用スリーブ(7)を具備し、
該圧縮変形用スリーブ(7)は、未圧縮状態では、上記凹周溝(9)の奥部には、凹周溝底薄壁部(13)が形成され、かつ、上記凹周溝底薄壁部(13)は平滑なスリーブ内周面側に小凸条(50)が形成され、
上記袋ナット(3)の螺進によってアキシャル方向の圧縮力(F)を受けて、上記凹周溝(9)の幅寸法(W)が減少しつつ上記凹周溝底薄壁部(13)がラジアル内方向へ突出するようにU字状に塑性変形して、突出状のU字状弯曲部が、挿入されている銅管(40)の外周面(14)側から食い込んで該銅管(40)の抜止めをするように構成し、かつ、上記U字状弯曲部の頂部には上記小凸条(50)が対応して、上記U字状弯曲部と共に上記小凸条(50)が上記外周面(14)側から食い込み、上記小凸条(50)は、上記銅管(40)に対する上記凹周溝底薄壁部(13)の上記塑性変形による上記U字状弯曲部の抜止め抵抗力を増大させる耐引抜力増強機能を発揮するように構成したことを特徴とする管継手構造。 - 上記小凸条(50)は複数の切欠部(44)によって、円弧状に分断形成され、該小凸条(50)は上記外周面(14)側から食い込んだ状態で、管回転防止機能を発揮するよう構成されている請求項1又は2記載の管継手構造。
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