JP2021188677A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプPにフレア加工せずに、確実に接続できる部品点数の少ない管継手を提供する。【解決手段】継手本体1の雄ネジ部9への袋ナット2の螺進に伴って、パイプPの外周面に対し、強力圧接状態となる引抜阻止用歯部36を、継手本体1自身が一体に有し、しかも、歯部36は薄肉略円筒部35の先端に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、管継手に関する。
管継手の一種として、フレア継手が広く知られている。一般に、このフレア継手は、図17に示すように、パイプpの端部にフレア加工部fを特別な治具にて塑性加工して形成し、このフレア加工部fを、フレア継手本体hのテーパ部aに当てて袋ナットnにて締付けて、袋ナットnのテーパ面tとフレア継手本体hのテーパ部aにて挟圧し、金属面の相互圧接にて密封性を確保する構成である(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、図17に示した管継手は、作業現場にて、被接続パイプpの端部に、専用工具を使用して、フレア加工部fを形成する必要があり、作業能率が悪く、品質のバラツキも生じる。さらに、パイプpのフレア加工部fの小径端縁f1 に亀裂を生じ易い。また、袋ナットnを締付けた際にパイプpが減肉して、その結果、密封性の低下や袋ナットnに緩みを発生し易いという問題もあった。
そこで、本出願人等は、図17に示すフレア加工部fを全く省略したパイプpを、接続できる管継手を提案した。
即ち、図18に示すような構造の管継手である(特許文献2参照)。この図18(特許文献2)に記載の管継手は、雄ネジ部52とテーパ部53を有するフレア継手本体51に対し、袋ナット54を螺着するが、内部の収納空間部55には、ストップリング56を内装保持する。
このストップリング56は、シール凹溝57を有し、Oリング58が内装され、挿入されるパイプPとの間の密封作用は、このOリング58によって行われる。特に、ストップリング56は、継手本体51のテーパ部53に圧接する圧接勾配面59を有する。また、先端側には薄肉円筒部60が同一径をもって延設され、この薄肉円筒部60の最先端には、断面三角形のパイプ外周面食い込み用爪部61が付設されている。
この爪部61は、袋ナット54の螺進に伴って、パイプPの外周面に食い込ませる構成である(特許文献2参照)。
特開2005−42858号公報 特許第5091191号公報
しかしながら、図18(特許文献2)に示した管継手を、冷媒配管用として現実に市場へ提供するうえで、次の3点が、未解決であり、又は、技術的に不十分であることが、判明してきた。
(i)袋ナット54を螺進してゆくとストップリング56が共廻りを生じ、テーパ部53と圧接勾配面59の間で相対的スリップを発生し、これによって、その金属圧接シールが破壊される。これを防ぐために、爪部61を、特別な治具を使用して、パイプPの外周面に、予め、食い込ませておく「予備加工」を必要とする点。
このような「予備加工」は配管接続現場での作業能率を著しく低下させる。
(ii)現実のパイプPは、その肉厚が、薄肉円筒部60の肉厚と同程度であり、図18に示した肉厚Tpの約1/3の場合もあり得る。従って、三角形断面の爪部61といえども、Cu製パイプPの表面に食い込まず、パイプPを局部的に内径方向に塑性変形させるのみで、パイプ耐引抜力が小さい点。
(iii) 上記(ii)に記述したように爪部61がパイプPに食い込まず、配管工事完了後、パイプPをその軸心廻りに回転させる外力が作用すると、簡単に回転を起こす。これに伴って、爪部61とパイプ外周面との間のメタルシール性が破壊される。従って、Oリング58を省略できない点。
そこで、本発明は、継手本体の雄ネジ部への袋ナットの螺進に伴って、被接続パイプの外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力を発生する引抜阻止用歯部を、上記継手本体自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部を外周に有する接続筒部の先端面から突出状に連設された薄肉略円筒部の先端に、上記引抜阻止用歯部が形成され、該歯部は、微小間隔をもって配設された後歯と前歯にて構成され、上記薄肉略円筒部の平均肉厚寸法をT35とすると共に、上記接続筒部の平均肉厚寸法をT7 とすると、下記数式1が成立するよう設定した。
0.40・T7 ≦T35≦0.75・T7 …(数式1)
また、本発明は、継手本体の雄ネジ部への袋ナットの螺進に伴って、被接続パイプの外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力を発生する引抜阻止用歯部を、上記継手本体自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部を外周に有する接続筒部の先端面から突出状に連設された薄肉略円筒部の先端に、上記引抜阻止用歯部が形成され、上記歯部は、微小間隔をもって配設された後歯と前歯にて構成され、上記後歯の断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第1先端辺は、アール状中間段差部を介して、背の低い後半辺部と背の高い前半辺部を有し、上記前歯の断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第2先端辺は、後方下傾の勾配面を介して、背の低い後半辺部と背の高い前半辺部を有する折れ線状である。
また、被接続パイプのストレート状先端部の外周面に対し、上記継手本体の上記後歯の第1先端辺と、上記前歯の第2先端辺が、上記袋ナットの螺進に伴って、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力を発生するよう構成し、さらに、上記強力圧接状態では、上記後歯の第1先端辺、及び、上記前歯の第2先端辺がパイプの上記外周面に対して食い込み状に圧接してダブルシール機能をなすように構成した。
また、強力圧接状態で、上記ダブルシール機能を発揮して、継手本体の内周面と外周面にシール材が省略されている。
また、上記強力圧接状態下で、パイプがその軸心廻りに回転を生じたとしても、上記後歯の第1先端辺の上記前半辺部がパイプの外周面に閉円環状小凹周溝を形成するように食い込み、パイプの螺旋回転を防止し、さらに、上記第1先端辺の上記アール状中間段差部が上記小凹周溝の後側面に圧接して、シール機能を発揮する。
また、上記パイプの外周面に対し、上記後歯及び前歯が、上記強力圧接状態において、後歯のパイプ引抜抵抗力よりも、前歯のパイプ引抜抵抗力が大きくなるように分担すると共に、上記前歯の第2先端辺が、上記折れ線状をもって上記外周面に強力圧接してパイプが曲げ方向の外力を受けて抜け出ることを阻止するパイプ引抜阻止機能を、上記前歯が分担する。
また、上記強力圧接状態下で、上記第1先端辺と上記第2先端辺が、上記パイプの軸心から等距離に在るように、後歯と前歯が上記パイプの外周面に対して同一深さに食い込ませるよう構成した。
また、上記袋ナットの上記孔部において、先端縮径テーパ部が、基端側急勾配テーパ部と中間緩勾配テーパ部と、中間急勾配テーパ部と先端側緩勾配テーパ部をもって、構成されている。
また、上記袋ナットの上記孔部において、先端縮径テーパ部が、基端側急勾配テーパ部と中間緩勾配テーパ部と、中間急勾配テーパ部と先端側緩勾配テーパ部とをもって、構成され、さらに、上記薄肉略円筒部の上記先端頭部は、最先端外周角部から成る第1凸部と、上記後歯のアキシャル方向位置に対応したアキシャル方向位置において上記先端頭部の外周に形成された低三角丘陵状第2凸部とを、有し、上記袋ナットの螺進に伴って、上記先端頭部が上記先端縮径テーパ部に摺接進入してゆくと、上記第2凸部が上記基端側急勾配テーパ部によってラジアル内方向へ押圧されて、上記後歯をパイプの外周面に押圧する第1回押し込み工程を行い、その後、上記第1凸部が上記中間急勾配テーパ部によってラジアル内方向へ押圧されて、上記前歯をパイプの外周面に押圧する第2回押し込み工程を行うように構成した。
また、上記袋ナットの締付完了状態において、上記継手本体の袋ナット接続筒部の先端面と、上記袋ナットの上記孔部の上記段付部とが、当接して、袋ナットの螺進抵抗の増加を作業者が検知可能なように構成した。
また、上記継手本体の後歯と前歯が、パイプの外周面に対する上記強力圧接状態で、パイプの先端部を内周側から支持するサポート用インコアを、付設した。
本発明によれば、2個の後歯と前歯がパイプ外周面に対して強力圧接状態となって、パイプ耐引抜力が大きく、冷媒等に対する優れた密封性能(シール性)を発揮する。さらに、従来の前記課題(i)で述べた「予備加工」が省略可能となって、配管接続作業が迅速に能率良く行い得ることとなった。さらに、後歯と前歯が各々独自の機能(作用)を発揮して相互に補完しつつ、総合的に優れた密封性能(シール性)、及び、パイプに曲げ力が作用した状況出の耐引抜性を発揮し、パイプが引抜ける事故を確実に防止できる。
本発明の実施の一形態を示しパイプ接続作業途中の状態を示した断面図である。 パイプ接続完了状態を示す断面図である。 袋ナットの一例を示す断面図であって、(A)は全体断面図、(B)は要部拡大断面図である。 継手本体の一実施例の要部断面図である。 継手本体の要部拡大断面図である。 後歯の断面形状を例示した説明図である。 前歯の断面形状を例示した説明図である。 先端頭部の初期セット状態を示す要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 先端頭部の作動を順次説明するための要部拡大断面説明図である。 強力圧接状態を示す説明図であって、(A)は要部拡大断面説明図、(B)は(A)の要部をさらに拡大して示した一部非断面の説明図、(C)は(A)の要部をさらに拡大して示した一部非断面の説明図である。 別の実施形態を示す図であって、(A)は(先端頭部の)初期セット状態の要部拡大断面図、(B)は強力圧接状態を示す要部拡大断面図である。 従来例を示す断面図である。 別の従来例を示す断面図である。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1〜図5に示す実施の形態に於て、本発明に係る管継手Jは、継手本体1と袋ナット2を具備し、さらに、被接続用パイプPの先端には(従来のフレア加工を全く省略して)ストレート状先端部10を有している。
この継手本体1は、全体形状がストレート状であって、軸心に沿って流路孔6が貫設され、軸心方向中央位置に、スパナ等の作業工具を掛けるための六角形等の掴持部1Aが設けられ、さらに、軸心左右方向に接続筒部7,7が連設されている。各接続筒部7の外周面に雄ネジ部9が形成される。そして、2個の袋ナット2,2が、左右の上記雄ネジ部9,9に螺着される構造である。
図1と図4に示すように、接続筒部7の先端面7Aから、薄肉略円筒部35が一体状に延設されている。言い換えれば、雄ネジ部9を外周面に有する接続筒部7と、(段付部としての先端面7Aを介して、)先端側へ連設された薄肉略円筒部35を、有する。
また、流路孔(孔部)6は、段付部30を有し、中央基本径よりも、左右外方部位は大径として、この段付部30まで(又はその近傍まで)パイプPが挿入されている。このように、段付部30をもって形成された、(やや)大径のパイプ挿入孔部28につき、(先に説明すると、)奥方部位31を、奥方縮径テーパ状に形成して、パイプ挿入完了状態(図2参照)で、パイプ外周面10Aが孔部28の内周面27に圧接するように、形成する。
そして、図4に示すように、薄肉略円筒部35の基端の内径寸法は、上記パイプ挿入孔部28の先端の内径寸法と、一致させ、しかも、薄肉略円筒部35の内周面形状は、先端方向へ緩やかに拡径するテーパ状である(図5の角度θ1 参照)。
さらに、薄肉略円筒部35の先端頭部37の内周面には、引抜阻止用歯部36が設けられる。図5に、拡大断面をもって示したように、この歯部36は、微小間隔W36をもって配設された後歯36Bと前歯36Fにて、構成される。
このように、本発明に係る管継手では、パイプ引抜抵抗力を発揮する引抜阻止用歯部36───後歯36Bと前歯36F───を、継手本体1自身が、一体に有する。
ところで、図1,図2に於ては、全体形状が、ストレート状を図示したが、これを、T字型、Y字型、十字型やエルボ型等自由である。また、図1,図2では、薄肉略円筒部35を接続用両端部に有する場合を図示したが、この独自の薄肉略円筒部35を一端のみに設け、他端は、テーパ雄ネジや平行雌ネジ、又は、溶接用筒部等を有する接続構造とするも、自由である。
袋ナット2は、図1〜図3に示すように、軸心方向に孔部11が貫設され、この孔部11の基端には、上記雄ネジ部9が螺着される雌ネジ部12を有し、この雌ネジ部12から先端に向かって、順次、小幅寸法の逃げ溝13、段付部15、小幅寸法W16の短ストレート部16、先端縮径テーパ部17、及び、(被接続パイプPの外径よりも僅かに大きい内径寸法の)ストレート部18が、形成されている。なお、短ストレート部16を省略できる場合もある(小口径の場合)。
ストレート部18には、凹溝部19が形成され、Oリング等のシール48が装着される。なお、袋ナット2の基端部位と、継手本体1の掴持部1Aの先端面近傍とを、袋ナット2の螺着状態下でメタル相互の圧接によるメタルシールMs(図2参照)を形成して、シール材を省略している。この袋ナット2の材質は、黄銅(真鍮)、又は、アルミニウムとする。
そして、上記先端縮径テーパ部17は次のように構成されている。即ち、図3(B)に示す如く、上記先端縮径テーパ部17は、基端側急勾配テーパ部17Aと中間緩勾配テーパ部17Bと、中間急勾配テーパ部17Cと先端側緩勾配テーパ部17D等をもって、構成されている。
上記基端側急勾配テーパ部17Aと中間急勾配テーパ部17Cとは、相等しい勾配(傾斜)角度に設定する。しかも、両急勾配テーパ部17A,17Cの幅寸法も同等に設定する。
また、図3(B)で明らかなように、中間緩勾配テーパ部17Bの勾配(傾斜)角度は、先端側緩勾配テーパ部17Dの勾配(傾斜)角度と相等しい値に設定するか、或いは、後者のテーパ部17Dの勾配(傾斜)角度を僅かに大きく設定する。しかも、後者のテーパ部17Dの幅寸法の方が小さい。
そして、図4(A)と図5に於て、薄肉略円筒部35の平均肉厚寸法をT35とすると共に、接続筒部7の平均肉厚寸法をT7 とすると、0.40・T7 ≦T35≦0.75・T7 (数式1)が、成立するように、薄肉略円筒部35の肉厚寸法T35を比較的厚く形成する。
なお、図5に於て、点線L,Lにて区画した前歯36Fと後歯36Bを除いて平均肉厚寸法T35を求める。さらに、接続筒部7は、外周に雄ネジ部(山と谷)を有しているので、軸心(アキシャル)方向の各位置毎に肉厚寸法が変動するがそれらの平均値を演算して平均肉厚寸法T7 を求める。
このように、本発明にあっては、薄肉略円筒部35は、その平均肉厚寸法T35が、接続筒部7の肉厚寸法T7 の40%〜75%と、十分に大きく設定する。
なお、好ましくは、0.43・T7 ≦T35≦0.65・T7 (数式2)のように設定する。
さらに、望ましくは、0.45・T7 ≦T35≦0.55・T7 (数式3)のように設定する。
上記数式に於て、下限値未満では薄肉略円筒部35が内圧に耐えることが難しい。逆に、上限値を越すと、(段差状の)先端面7Aの段差寸法が過小となり、(後述の)袋ナット2の螺進抵抗の増加を、作業者が検知することが困難となる。また、下限値未満あるいは上限値を越えると、(後述する)図8〜図15に示すように確実かつスムーズに先端頭部37がパイプPの外周面10Aに食い込んで(絞込んで)ゆかなくなる。
そして、図4,図5に示すように、上記歯部36は、微小間隔W36をもって配設された後歯36Bと前歯36Fをもって、構成されている。なお、本発明では、図4,図5に於ける先端(右)方向を、「前方」と見ることによって、後歯36B・前歯36Fと、呼称することとする。
そして、図6(D)と図5に示すように、後歯36Bの断面形状は、略台形状であり、しかも、略台形状の上辺から成る第1端辺41は、アール状中間段差部62を介して、背の低い後半辺部63と背の高い前半辺部64を、有する。あるいは後歯36Bの断面形状は、直線状第1先端辺41を上辺として有する台形乃至略台形である(図6(A)(B)(C)参照)。なお、図6は図4のX部における後歯36Bの拡大図であると、見ることができる。
図6(A)は後歯36Bの断面形状が台形の場合を示し、図6(B)では左右斜辺が凹状弯曲状の略台形を示し、図6(C)では台形の左右斜辺の内の後方斜辺が急峻であり、前方斜辺は凹状弯曲状である場合を例示している。
また、図7と図5に示すように、前歯36Fの断面形状は、直線状第2先端辺42を上辺として有する台形乃至略台形である(図7(A)〜(C)参照)。なお、図7(A)〜(C)の直線状第2先端辺42を、右方向(前方)に緩い上傾状とすることも望ましい。つまり、パイプPの抜け出しに対して抵抗力を増加させ得るからである。あるいは、図7(D)に示すように、折れ線状の第2先端辺42を上辺として有する略台形とするのが望ましい。即ち、図7(D)に示した前歯36Fの第2先端辺42は、後方下傾の勾配面65を介して、背の低い後半辺部66と、背の高い前半辺部67を有する折れ線状である。(この前半辺部67を先端部42Aと呼ぶ場合もある。)なお、図7は、図4のX部における前歯36Fを拡大して示した拡大断面図であると言える。
図7(A)は前歯36Fの断面形状が台形の場合を示し、図7(B)では台形の内の前方斜辺が急峻な台形を示す。図7(C)では台形の左右斜辺の内の前方斜辺が急峻であり、後方斜辺は凹状弯曲状の場合を例示する。
いずれにせよ、後歯36Bと前歯36Fのいずれも、その断面形状は、上辺が直線状又は折れ線状であり、いわば「テーブルマウンティン型」と呼ぶことも可能である。
(既に述べたが)後歯36Bと前歯36Fを、先端に有する薄肉略円筒部35は、全体として、先端方向に拡径状の円錐筒型であるが、その円筒部35の先端に付設された、後歯36Bの第1先端辺41と、前歯36Fの第2先端辺42は、相互に略平行に形成され、自由状態下で、図5に示すように、前歯36Fの第2先端辺42の先端部42A(前半辺部67)は、後歯36Bの第1先端辺41よりも、僅かにラジアル外方向位置に設ける。つまり、継手本体1の軸心L1 (図4参照)と平行な一直線L30に対して、後歯36Bの第1先端辺41が当接した状態下で、前歯36Fの第2先端辺42は、微小間隙が形成される(図5参照)。言い換えれば、薄肉略円筒部35の自由状態下では、第1先端辺41のパイプ軸心L1 からの寸法(半径)よりも第2先端辺42のその寸法(半径)が、僅かに大きい。
即ち、第1先端辺41と第2先端辺42とは、パイプ軸心L1 からの寸法に差がある。
以上説明した自由状態の薄肉略円筒部35は、袋ナット2の螺進に伴って、順次、図8〜図14に示す如く、変形してゆく。なお、図8〜図14に於ては、パイプPは、変形させずに、元のままの形状と寸法をもって図示することで、薄肉略円筒部35等の変形、及び、後歯36B・前歯36Fの位置と姿勢等を、理解しやすいように表現した。また、図15は、(最終的に絞り込んだ)強力圧接状態を示し、パイプPが具体的に変形した状態を示している。そして、破線L36は、図15に示す如く、強力圧接状態における歯部36の(沈み込んだ)ラジアル方向位置───仮想円筒面位置───を示す。
上記破線L36をもって示したラジアル方向位置(仮想円筒面位置)を目標基準として、図8〜図14に於て、薄肉略円筒部35、後歯36B、前歯36F、先端頭部37等が、順次、どのような位置及び姿勢等に在るか、を図示している。
図8〜図15に順次示すように、薄肉略円筒部35とその先端頭部37がラジアル内方向へ変形───絞り込み変形───してゆく。図3(B)に於て、先端縮径テーパ部17の形状について既に説明したので、ここでは、まず、薄肉略円筒部35とその先端頭部37の形状から、説明する。
図5に於て、最先端外周角部から成る第1凸部71と、後歯36Bのアキシャル方向位置と同じアキシャル方向位置において、薄肉略円筒部35の外周に形成された低三角丘陵状第2凸部72とを、有している。
薄肉略円筒部35の外周面は、先端面7Aの内端側のアール部73から、円筒状ストレート部74と、第2凸部72の低三角丘陵部と、先端方向へ縮径する傾斜部75と、から形成されている。
図5にて明らかなように、薄肉略円筒部35の内周面は、内径部28(図4参照)から、先端方向に向かって、(水平線に対して)微小傾斜角度θ1 をもって、先端方向に拡径状略円錐面を成す。そして、後歯36Bと前歯36Fが所定微小間隔W36をもって、突設され、しかも、前歯36Fは、その上記第2先端辺42の前端(先端)にエッジ部62を、直角状に有する(図7(B)(C)(D)参照)。
さらに、後歯36Bは、その上記第1先端辺41の後端にエッジ部65を有する(図6参照)。
図15に示した強力圧接状態では、後歯36Bの第1先端辺41がパイプ外周面10Aに食い込み状に圧接し、かつ、前歯36Fの第2先端辺42がパイプ外周面10Aに食い込み状に圧接し、ダブルシール機能を成している。しかも、図15に示す強力圧接状態では、第1先端辺41と第2先端辺42によって、パイプ引抜抵抗力Z,Zを発生する。なお、強力圧接状態下で、上述のダブルシール機能を、第1先端辺41・第2先端辺42が発揮するので、Oリング等のシール材を、(図1に示すように)継手本体1の内周面と外周面にはシール材を省略できる。
図8〜図15の各工程について、図3(B)と図5等を参照しつつ、順に説明すれば、図8は初期セット状態を示し、第2凸部72が袋ナット2の短ストレート部16に嵌込まれ、かつ、(図5に示した)傾斜部75が、(図3(B)に示した)中間緩勾配テーパ部17Bに嵌合し、第2凸部72の前方傾斜部72Aが、基端側急勾配テーパ部17Aに嵌合している。
次に、袋ナット2の螺進に伴って、先端頭部37がテーパ部17に摺接進入してゆくと、図9に示すように、第2凸部72が基端側急勾配テーパ部17A(図3(B)参照)によって、ラジアル内方向へ押圧されて、パイプPの外周面10Aに圧接する。これを第1回押し込み工程と呼ぶ。
次に、図9から図10に示すように、(袋ナット2の螺進に伴って)第2凸部72が中間緩勾配テーパ部17Bに乗り上げて(圧接して)、さらに、図11のように絞り込みを行う。このとき、第2凸部72のみがテーパ部17Bに圧接状であって、絞り込み前半は、(図10のように)後歯36Bがパイプ外周面10Aに先に侵入してゆき、後半に(図11に示すように)前歯36Fも侵入してゆく(食い込んでゆく)。
図10と図11に示したように、傾斜部75(図5参照)は、中間緩勾配テーパ部17Bに対して微小間隙が形成されている(非接触状である)。
次に、図12に示すように、第1凸部71と第2凸部72が袋ナット2のテーパ部17に対して、当接した2点当りの状態となる。前方の第1凸部71が中間急勾配テーパ部17Cに当接した2点当りの状態下では、先端頭部37が矢印M37のように回転変形する。
図9に示した第1回押し込み工程の後には、図12に示す第2回押し込み工程が行われる。この図12にあっては、前歯36Fは、約2°〜2.5°も回転しながら、沈む動作が発生する。
次に、図13から図14に示すように、先端頭部37の傾斜部75が、先端側緩勾配テーパ部17Dに対応する姿勢となる。このような絞り込み後半では、前歯36Fをメインとして絞り込まれる。
その後、図15に示すように、袋ナット2の段付部15に対して、先端面7Aが当接して、接続作業は、完了する。即ち、袋ナット2の締付完了状態において、継手本体1の接続筒部7の先端面7Aと、袋ナット2の段付部15とが、当接して、袋ナット2の螺進抵抗の増加を作業者が(手で)検知可能である。
図8〜図15に基づいて、作業工程を順次説明したが、本発明は、袋ナット2の螺進に伴って、先端頭部37が先端縮径テーパ部17に摺接進入してゆくと、第2凸部72が基端側急勾配テーパ部17Aによってラジアル内方向へ押圧されて、後歯36BをパイプPの外周面10Aに押圧する第1回押し込み工程を行い、その後、第1凸部71が中間急勾配テーパ部17Cによってラジアル内方向へ押圧されて、前歯36FをパイプPの外周面10Aに押圧する第2回押し込み工程を行うような各部寸法と形状と構造であるということができる。
そして、図15に示すように、強力圧接状態下で、後歯36Bの第1先端辺41の前半辺部64(図6(D)参照)と、前歯36Fの第2先端辺42の前半辺部67(図7(D)参照)とが、パイプPの軸心Lから等距離に在る。
即ち、図15に示す破線L36は、パイプPの軸心Lから等しい半径(等距離)を示し、この破線L36の上に、上記前半辺部64と前半辺部67(図6(D)と図7(D)参照)が、パイプ外周面10Aに沈み込んでいる(食い込んでいる)。
このように、先端頭部37の外周面の形状、及び、先端縮径テーパ部17の傾斜角度とアキシャル方向位置(寸法)を、適宜設定すれば、後歯36Bの前半辺部64(図6(D)参照)と、前歯36Fの前半辺部67(図7(D)参照)が、パイプ軸心Lからの等距離L36に在るように、強力圧接状態下で、沈みこむ───同一深さに食い込む───。
さらに、図6(D),図7(D)、及び図15(A)(B)(C)に基づき、強力圧接状態下での作用と機能について、以下、説明する。
上記強力圧接状態下で、パイプPが外力(回転トルク)を受けて、その軸心L廻りに回転を生じた場合を想定すれば、後歯36Bの前半辺部64がパイプ外周面10Aに閉円環状小凹周溝U64を、図15(B)に示した拡大図のように、形成する。この閉円環状小凹周溝U64は、誘導案内溝(レール溝)の機能を果たすこととなる。
小凸条68がいわばレールとして、小凹周溝U64が、パイプ軸心Lに直交面上に存在するように、パイプPの回転を規制する。即ち、蛇行回転あるいは螺旋回転することのないようにパイプPの回転を規制する。
このように、パイプPが回転したとしても、蛇行回転及び螺旋回転することを、小凸条68と小凹周溝U64の係合にて、防止(抑制)して、シール破壊を起こすことを、防止できる。
しかも、図15(B)に示したように、内圧等によるパイプPの抜け出し───アキシャル外方向への動き───は、アール状中間段差部62のパイプ外周面10Aの小凸状角部への圧接(矢印P62参照)によって、強力に阻止される。
特に、上記矢印P62をもって示した高い面圧力が、小凸条68の後方側面のアール状中間段差部62に、発生することで、シール(密封)機能を発揮する。
次に、図15(A)(C)に示すように、前記強力圧接状態下では、前歯36Fの第2先端辺42が、折れ線状に、外周面10Aに強力圧接している。図2に示したパイプPの右方向の図外近傍にて、曲げ方向の外力を受けた際に、パイプPが(同図の右方向へ)抜け出ることを、阻止するパイプ引抜阻止機能を、主として前記折れ線状に強力圧接した前歯36Fが分担する。図15(C)の矢印P65は、勾配面65がパイプ外周面10Aに対して強く圧接していることを示す「面圧力」である。
なお、図15(C)は図15(B)と同様に、パイプPを非断面をもって表示している。
また、図7の(A)(B)(C)に示した各断面形状において、第2先端辺42を(エッジ部82の方向に高くなるような)前方高傾状とするも望ましい(図示省略)。即ち、前方高傾状とした第2先端辺42は、パイプPの抜け出ることを、阻止する作用効果が増大する。
図15(B)(C)に示したように、後歯36Bと前歯36Fは、幅の小さい前半辺部64,67を設けることによって、前述した図18の課題(ii)を解決できた。つまり、パイプPの外周面10Aに食い込み易いという利点がある。しかも、図15(B)(C)に示した後歯36Bのアール状中間段差部62、前歯36Fの勾配面65は、優れたシール機能(性能)を発揮する。しかも、後歯36Bは、パイプPが回転してしまった際、小凸条68がパイプPの小凹周溝U64に案内誘導されて、シール面が蛇行することを有効に防止でき、シール性能も向上できた。
さらに言えば、折れ線状の前歯36Fは、パイプ引抜け方向の動きをブロック(阻止)し、後歯36Bに影響を伝えない作用をなす。しかも、パイプPが曲げを起こしたとしても前歯36Fは強い引抜阻止力を発揮し、後歯36Bは、パイプPの回転が生じても、螺旋回転や蛇行回転を有効に防ぎ、しかも、アール状中間段差部62はパイプPに内圧が作用した際に、面圧P62が上がって、密封作用及びパイプ引抜阻止機能を、共に発揮する。
上述のように、本発明では、後歯36Bと前歯36Fが共働して、パイプPの引抜け阻止機能、及び、シール機能を、十分発揮できる構成であると言える。
次に、図16に示した別の実施形態について説明すると、サポート用インコア83が付設されている。即ち、このインコア83は外鍔84を一端に有する円筒部86を有する。図16(A)と図16(B)は、図1と図2に各々対応した状態を示し、図1〜図15にて説明した実施形態と同一符号は同様の構成である。パイプPの肉厚寸法が小さい(薄い)場合に有効である。インコア83の材質は、SUS又はCuとする。
本発明は、以上詳述したように、継手本体1の雄ネジ部9への袋ナット2の螺進に伴って、被接続パイプPの外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力Zを発生する引抜阻止用歯部36を、上記継手本体1自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部9を外周に有する接続筒部7の先端面7Aから突出状に連設された薄肉略円筒部35の先端に、上記引抜阻止用歯部36が形成され、該歯部36は、微小間隔W36をもって配設された後歯36Bと前歯36Fにて構成され、上記薄肉略円筒部35の平均肉厚寸法をT35とすると共に、上記接続筒部7の平均肉厚寸法をT7 とすると、0.40・T7 ≦T35≦0.75・T7 なる関係式が成立するよう設定したので、袋ナット2を螺進してゆく際に薄肉略円筒部35は全く回転(共廻り)せずに済み、従来の(図18に示した)管継手における未解決の課題(i)として述べた、特別な治具を使用した「予備加工」を省略できる。
これに伴って、配管接続現場での作業能率が飛躍的に改善される。
さらに、パイプ耐引抜力は、後歯36Bと前歯36Fの二重の強力圧接状態であって、十分に強大となる。かつ、このような二重圧接状態によって、従来の(図18に示した)管継手の三角形断面の爪部61よりも、パイプPの軸心廻りの回転を確実に阻止できる。特に、薄肉略円筒部35の平均肉厚寸法T35が、接続筒部7の平均肉厚寸法T7 の40%〜75%として十分に大きいので、パイプPの強度と同等以上の強度をもって薄肉略円筒部35の先端の後歯36Bと前歯36Fはパイプ外周面10Aに強く圧接できる。しかも、薄肉略円筒部35の肉厚寸法T35が十分に大きいにかかわらず、袋ナット2の螺進のための回転トルクは十分に低くすることが可能であることが、(実験の結果から)明らかとなっている。また、メタルシール性能は、後歯36Bと前歯36Fのダブルシールであるため、十分に高く維持できる。
また、本発明は、部品点数が少なく、小部品紛失の虞れがなくなり、かつ、アキシャル方向の寸法が減少してコンパクト化を図り得る。また、流体洩れを生ずる箇所が少なくなって、シール性も改善できる。
また、継手本体1の雄ネジ部9への袋ナット2の螺進に伴って、被接続パイプPの外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力Zを発生する引抜阻止用歯部36を、上記継手本体1自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部9を外周に有する接続筒部7の先端面7Aから突出状に連設された薄肉略円筒部35の先端に、上記引抜阻止用歯部36が形成され、上記歯部36は、微小間隔W36をもって配設された後歯36Bと前歯36Fにて構成され、上記後歯36Bの断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第1先端辺41は、アール状中間段差部62を介して、背の低い後半辺部63と背の高い前半辺部64を有し、上記前歯36Fの断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第2先端辺42は、後方下傾の勾配面65を介して、背の低い後半辺部66と背の高い前半辺部67を有する折れ線状であるので、被密封流体が冷媒等の気体である場合に、ダブルシール機能を発揮して、高い密封性能が安定して得られる。前歯36Fの勾配面65及び背の高い前半辺部67は、パイプPの外周面10Aに食い込み(沈み込み)易く、パイプPの抜け出しを確実に阻止できる。特に、管継手の近傍にてパイプPに曲げ力が作用しつつ、引抜け力が作用した状況で勾配面65に確実にパイプPの抜けを防止できる。
また、後歯36Bは、パイプPに回転が起こっても、背の高い前半辺部64が小凸条68を形成しつつパイプ外周面10Aに沈み込み、小凹周溝U64が形成されて、パイプPの螺旋回転や蛇行回転を減少乃至防止する誘導案内を行って、密封性能が高く維持される。
また、被接続パイプPのストレート状先端部10の外周面10Aに対し、上記継手本体1の上記後歯36Bの第1先端辺41と、上記前歯36Fの第2先端辺42が、上記袋ナット2の螺進に伴って、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力Zを発生するよう構成し、さらに、上記強力圧接状態では、上記後歯36Bの第1先端辺41、及び、上記前歯36Fの第2先端辺42がパイプPの上記外周面10Aに対して食い込み状に圧接してダブルシール機能をなすように構成したので、被密封流体が「冷媒」である場合に、高い密封性能を安定して発揮できる。
また、強力圧接状態で、上記ダブルシール機能を発揮して、継手本体1の内周面と外周面にシール材が省略されているので、特に耐冷媒用等の高価なシール材が省略可能となって、密封性能も長期間に渡って安定して維持される。また、継手本体1に面倒なシール用凹溝の加工も省略できる。
また、上記強力圧接状態下で、パイプPがその軸心L廻りに回転を生じたとしても、上記後歯36Bの第1先端辺41の上記前半辺部64がパイプPの外周面10Aに閉円環状小凹周溝U64を形成するように食い込み、パイプPの蛇行又は螺旋回転を防止し、さらに、上記第1先端辺41の上記アール状中間段差部62が上記小凹周溝U64の後側面に圧接して、シール機能を発揮する構成であるので、アール状中間段差部62のシール機能も(不安定とならず)常に良好に維持できる。
また、上記パイプPの外周面10Aに対し、上記後歯36B及び前歯36Fが、上記強力圧接状態において、後歯36Bのパイプ引抜抵抗力Zよりも、前歯36Fのパイプ引抜抵抗力Zが大きくなるように分担すると共に、上記前歯36Fの第2先端辺42が、上記折れ線状をもって上記外周面10Aに強力圧接してパイプPが曲げ方向の外力を受けて抜け出ることを阻止するパイプ引抜阻止機能を、上記前歯36Fが分担する構成であるので、前歯36Fは、パイプPの引抜けを、パイプPが曲がった状態下にあっても阻止し、後歯36Bが常に良好な密封機能を発揮するように維持して、後歯36Bと共働して、パイプ耐引抜性及び密封性能を安定して維持する。
また、上記強力圧接状態下で、上記第1先端辺41と上記第2先端辺42が、上記パイプPの軸心Lから等距離L36に在るように、後歯36Bと前歯36Fが上記パイプPの外周面10Aに対して同一深さに食い込ませるよう構成したので、(図15に示したように、)後歯36Bと前歯36Fとが、最も協力してバランス良く、高いパイプ耐引抜性及び高い密封(シール)性能を、発揮できる。
また、上記袋ナット2の上記孔部11において、先端縮径テーパ部17が、基端側急勾配テーパ部17Aと中間緩勾配テーパ部17Bと、中間急勾配テーパ部17Cと先端側緩勾配テーパ部17Dをもって、構成されているので、図8〜図15に於て順次説明したように、後歯36Bと前歯36Fの各々のパイプ外周面10Aへの食い込み(押し込み)に、時差を与えて、巧妙に絞ることを行うことができる。しかも、薄肉略円筒部35における平均肉厚寸法をT35が比較的に大きく、かつ、アキシャル方向寸法を小さく(短く)しても、袋ナット2の螺進によって、図15に示した最終の強力圧接状態にまで、スムーズに移行できる。特に、図8〜図10に示した前半工程では、後歯36Bをメインに絞り込み、図11〜図13に示した後半では、先端頭部37の矢印M37方向の回転変形によって、前歯36Fをメインに絞り込むことが可能となる。その結果、図15に示したように後歯36B及び前歯36Fを均等にパイプ外周面10Aに対して、食い込ませることを可能とできる。
このように、アキシャル方向に相違した2箇所の作用───後歯36B・前歯36Fの絞り込み作用とメタルシール(圧接)作用───を、バランス良く、同時進行させることを実現したと言える。
なお、基端側急勾配テーパ部17Aが存在することによって、袋ナット2の総回転数が少なくて済む。つまり、図8に示した円筒部35の絞り開始直後は、後歯36Bと前歯36FはパイプPに対して非接触状態であるから、袋ナット2の回転トルクは小さくて済み、そのときに基端側急勾配テーパ部17Aによって急速に円筒部35を絞ることは、袋ナット2の総回転数を減少できて、合理的であると言える。
また、上記袋ナット2の上記孔部11において、先端縮径テーパ部17が、基端側急勾配テーパ部17Aと中間緩勾配テーパ部17Bと、中間急勾配テーパ部17Cと先端側緩勾配テーパ部17Dとをもって、構成され、さらに、上記薄肉略円筒部35の上記先端頭部37は、最先端外周角部から成る第1凸部71と、上記後歯36Bのアキシャル方向位置に対応したアキシャル方向位置において上記先端頭部37の外周に形成された低三角丘陵状第2凸部72とを、有し、上記袋ナット2の螺進に伴って、上記先端頭部37が上記先端縮径テーパ部17に摺接進入してゆくと、上記第2凸部72が上記基端側急勾配テーパ部17Aによってラジアル内方向へ押圧されて、上記後歯36BをパイプPの外周面10Aに押圧する第1回押し込み工程を行い、その後、上記第1凸部71が上記中間急勾配テーパ部17Cによってラジアル内方向へ押圧されて、上記前歯36FをパイプPの外周面10Aに押圧する第2回押し込み工程を行うように構成したので、後歯36Bと前歯36Fの各々の押し込み(押圧)を、第1回と第2回とに時差を与えつつ、巧妙に行い得る。しかも、薄肉略円筒部35における平均肉厚寸法をT35が比較的に大きく、かつ、アキシャル方向寸法を小さくしても、袋ナット2の螺進に伴って、図15の強力圧接状態にまで、スムーズに移行できる。
特に、(図8〜図10に示した)前半の第1回押し込み工程では、主として後歯36Bが押し込まれ、(図11〜図13に示した)後半の第2回押し込み工程では、主として前歯36Fが押し込まれ、その結果、図15に示したように、後歯36B及び前歯36Fは、(破線L36のラジアル方向深さ位置まで)均等に食い込ませる(沈み込ませる)ことが可能となる。
第1回押し込み工程と第2回押し込み工程として、2回に分けて、絞り込みを行ってゆくので、袋ナット2を締付ける作業工具の回転トルクは、(均等化して)小さくすることもできる。
また、上記袋ナット2の締付完了状態において、上記継手本体1の袋ナット接続筒部7の先端面7Aと、上記袋ナット2の上記孔部11の上記段付部15とが、当接して、袋ナット2の螺進抵抗の増加を作業者が検知可能としたので、スパナやレンチ等の作業工具の締込トルクが急激にアップし、施工完了(接続作業の完了)を感知することができて、好都合である。なお、図15に於て、矢印F15は、先端面7Aが段付部15に突き当った瞬間に発生した力のベクトルを示す。
また、上記継手本体1の後歯36Bと前歯36Fが、パイプPの外周面10Aに対する上記強力圧接状態で、パイプPの先端部10を内周側から支持するサポート用インコア83を、付設したので、パイプPの金属材質が柔らかい場合、又は、外径寸法や肉厚寸法が海外規格等によって大きなバラツキが存在するパイプPである場合に、図16(B)に矢印P36をもって示すように、後歯36Bと前歯36Fに押し込まれて、ラジアル内方向に過大に、パイプPが過大変形しないように支持することができる。
言い換えると、このようなサポート用インコア83によって、パイプPが柔らかい場合、あるいは、(海外規格等によって)パイプPの寸法公差、又は、外径寸法やパイプ肉厚寸法自体が大きな差異を有する場合に、本発明の構成の管継手を適用可能となる。
1 フレア継手本体
2 袋ナット
7 接続筒部
7A 先端面
9 雄ネジ部
10 ストレート状先端部
10A 外周面
11 孔部
15 段付部
17 先端縮径テーパ部
17A 基端側急勾配テーパ部
17B 中間緩勾配テーパ部
17C 中間急勾配テーパ部
17D 先端側緩勾配テーパ部
35 薄肉略円筒部
36 歯部
36B 後歯
36F 前歯
37 先端頭部
41 第1先端辺
42 第2先端辺
62 アール状中間段差部
63 後半辺部
64 前半辺部
65 勾配面
66 後半辺部
67 前半辺部
71 第1凸部
72 第2凸部
83 サポート用インコア
36 破線(軸心からの等距離)
パイプ軸心
P パイプ
7 平均肉厚寸法
35 肉厚寸法
64 小凹周溝
36 微小間隔
Z パイプ引抜抵抗力
後歯による引抜抵抗力
前歯による引抜抵抗力

Claims (11)

  1. 継手本体(1)の雄ネジ部(9)への袋ナット(2)の螺進に伴って、被接続パイプ(P)の外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力(Z)を発生する引抜阻止用歯部(36)を、上記継手本体(1)自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部(9)を外周に有する接続筒部(7)の先端面(7A)から突出状に連設された薄肉略円筒部(35)の先端に、上記引抜阻止用歯部(36)が形成され、
    該歯部(36)は、微小間隔(W36)をもって配設された後歯(36B)と前歯(36F)にて構成され、
    上記薄肉略円筒部(35)の平均肉厚寸法を(T35)とすると共に、上記接続筒部(7)の平均肉厚寸法を(T7 )とすると、下記数式1が成立するよう設定したことを特徴とする管継手。
    0.40・T7 ≦T35≦0.75・T7 …(数式1)
  2. 継手本体(1)の雄ネジ部(9)への袋ナット(2)の螺進に伴って、被接続パイプ(P)の外周面に対し、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力(Z)を発生する引抜阻止用歯部(36)を、上記継手本体(1)自身が一体に有し、しかも、上記雄ネジ部(9)を外周に有する接続筒部(7)の先端面(7A)から突出状に連設された薄肉略円筒部(35)の先端に、上記引抜阻止用歯部(36)が形成され、
    上記歯部(36)は、微小間隔(W36)をもって配設された後歯(36B)と前歯(36F)にて構成され、
    上記後歯(36B)の断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第1先端辺(41)は、アール状中間段差部(62)を介して、背の低い後半辺部(63)と背の高い前半辺部(64)を有し、
    上記前歯(36F)の断面形状は、略台形状であって、しかも、該略台形状の上辺から成る上記第2先端辺(42)は、後方下傾の勾配面(65)を介して、背の低い後半辺部(66)と背の高い前半辺部(67)を有する折れ線状である
    ことを特徴とする管継手。
  3. 被接続パイプ(P)のストレート状先端部(10)の外周面(10A)に対し、上記継手本体(1)の上記後歯(36B)の第1先端辺(41)と、上記前歯(36F)の第2先端辺(42)が、上記袋ナット(2)の螺進に伴って、強力圧接状態となって、パイプ引抜抵抗力(Z)を発生するよう構成し、さらに、上記強力圧接状態では、上記後歯(36B)の第1先端辺(41)、及び、上記前歯(36F)の第2先端辺(42)がパイプ(P)の上記外周面(10A)に対して食い込み状に圧接してダブルシール機能をなすように構成した請求項2記載の管継手。
  4. 強力圧接状態で、上記ダブルシール機能を発揮して、継手本体(1)の内周面と外周面にシール材が省略されている請求項3記載の管継手。
  5. 上記強力圧接状態下で、パイプ(P)がその軸心(L)廻りに回転を生じたとしても、上記後歯(36B)の第1先端辺(41)の上記前半辺部(64)がパイプ(P)の外周面(10A)に閉円環状小凹周溝(U64)を形成するように食い込み、パイプ(P)の螺旋回転を防止し、さらに、上記第1先端辺(41)の上記アール状中間段差部(62)が上記小凹周溝(U64)の後側面に圧接して、シール機能を発揮する請求項2記載の管継手。
  6. 上記パイプ(P)の外周面(10A)に対し、上記後歯(36B)及び前歯(36F)が、上記強力圧接状態において、後歯(36B)のパイプ引抜抵抗力(Z)よりも、前歯(36F)のパイプ引抜抵抗力(Z)が大きくなるように分担すると共に、
    上記前歯(36F)の第2先端辺(42)が、上記折れ線状をもって上記外周面(10A)に強力圧接してパイプ(P)が曲げ方向の外力を受けて抜け出ることを阻止するパイプ引抜阻止機能を、上記前歯(36F)が分担する請求項2記載の管継手。
  7. 上記強力圧接状態下で、上記第1先端辺(41)と上記第2先端辺(42)が、上記パイプ(P)の軸心(L)から等距離(L36)に在るように、後歯(36B)と前歯(36F)が上記パイプ(P)の外周面(10A)に対して同一深さに食い込ませるよう構成した請求項1,2,3,4,5又は6記載の管継手。
  8. 上記袋ナット(2)の上記孔部(11)において、先端縮径テーパ部(17)が、基端側急勾配テーパ部(17A)と中間緩勾配テーパ部(17B)と、中間急勾配テーパ部(17C)と先端側緩勾配テーパ部(17D)をもって、構成されている請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の管継手。
  9. 上記袋ナット(2)の上記孔部(11)において、先端縮径テーパ部(17)が、基端側急勾配テーパ部(17A)と中間緩勾配テーパ部(17B)と、中間急勾配テーパ部(17C)と先端側緩勾配テーパ部(17D)とをもって、構成され、
    さらに、上記薄肉略円筒部(35)の上記先端頭部(37)は、最先端外周角部から成る第1凸部(71)と、上記後歯(36B)のアキシャル方向位置に対応したアキシャル方向位置において上記先端頭部(37)の外周に形成された低三角丘陵状第2凸部(72)とを、有し、
    上記袋ナット(2)の螺進に伴って、上記先端頭部(37)が上記先端縮径テーパ部(17)に摺接進入してゆくと、上記第2凸部(72)が上記基端側急勾配テーパ部(17A)によってラジアル内方向へ押圧されて、上記後歯(36B)をパイプ(P)の外周面(10A)に押圧する第1回押し込み工程を行い、その後、上記第1凸部(71)が上記中間急勾配テーパ部(17C)によってラジアル内方向へ押圧されて、上記前歯(36F)をパイプ(P)の外周面(10A)に押圧する第2回押し込み工程を行うように構成した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の管継手。
  10. 上記袋ナット(2)の締付完了状態において、上記継手本体(1)の袋ナット接続筒部(7)の先端面(7A)と、上記袋ナット(2)の上記孔部(11)の上記段付部(15)とが、当接して、袋ナット(2)の螺進抵抗の増加を作業者が検知可能とした請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の管継手。
  11. 上記継手本体(1)の後歯(36B)と前歯(36F)が、パイプ(P)の外周面(10A)に対する上記強力圧接状態で、パイプ(P)の先端部(10)を内周側から支持するサポート用インコア(83)を、付設した請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載の管継手。
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