JP2811189B2 - 支持金具による配管の固定方法 - Google Patents
支持金具による配管の固定方法Info
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- JP2811189B2 JP2811189B2 JP63332183A JP33218388A JP2811189B2 JP 2811189 B2 JP2811189 B2 JP 2811189B2 JP 63332183 A JP63332183 A JP 63332183A JP 33218388 A JP33218388 A JP 33218388A JP 2811189 B2 JP2811189 B2 JP 2811189B2
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- Japan
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- pipe
- flat surface
- wall
- fixing
- holding piece
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、一般に自動車或いは各種の機械、装置等に
給油、給気の供給路等として配設される管径、太さ30m/
m程度以下の比較的細径からな金属管或いは樹脂チュー
ブ（以下単に配管と称す）の支持金具による固定方法に
関するものである。
給油、給気の供給路等として配設される管径、太さ30m/
m程度以下の比較的細径からな金属管或いは樹脂チュー
ブ（以下単に配管と称す）の支持金具による固定方法に
関するものである。
（従来の技術） 従来、この種の固定方法としては例えば第５図に示す
ように、支持金具（11）に貫設した組付け孔（12）部に
配管（Ｐ′）を貫通した状態で、金属管にあってはその
孔周縁部に亘り鑞溶着（Ｗ）して相互に固定するか、或
いは樹脂チューブにあってはクリップ壁部に挾持して固
定するか（図示せず）していた。
ように、支持金具（11）に貫設した組付け孔（12）部に
配管（Ｐ′）を貫通した状態で、金属管にあってはその
孔周縁部に亘り鑞溶着（Ｗ）して相互に固定するか、或
いは樹脂チューブにあってはクリップ壁部に挾持して固
定するか（図示せず）していた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の固定方法において
は、前者にあっては手炙りによる加熱鑞溶接によって作
業上の煩わしさを招き、しばしば局部過熱に起因して鑞
溶着附近の配管側に機械的強度の劣化を生ぜしめて亀
裂、折損を招き、且つこれら鑞溶着後に耐食性等の鍍金
処理を余儀なくされるため著しく生産性が阻害される問
題を有し、また後者にあっては挾持の不具合によりしば
しば配管側に軸方向の移動や円周方向への回動を生ぜし
め、強いては加振状態下にあってクリップ壁での離体、
脱落を生ぜしめる等の問題を有するものであった。
は、前者にあっては手炙りによる加熱鑞溶接によって作
業上の煩わしさを招き、しばしば局部過熱に起因して鑞
溶着附近の配管側に機械的強度の劣化を生ぜしめて亀
裂、折損を招き、且つこれら鑞溶着後に耐食性等の鍍金
処理を余儀なくされるため著しく生産性が阻害される問
題を有し、また後者にあっては挾持の不具合によりしば
しば配管側に軸方向の移動や円周方向への回動を生ぜし
め、強いては加振状態下にあってクリップ壁での離体、
脱落を生ぜしめる等の問題を有するものであった。
本発明は上記した従来技術の有する前記問題に鑑みて
なされたものであり、固定作業上の煩わしさを軽減する
と共に、固定部附近での機械的強度の劣化の憂いがな
く、また予め鍍金処理を施した支持金具及び配管の処理
を可能となして固定後のこれら処理の不要によって生産
性を向上し、固定部での耐振性を発揮すると共に、例え
加振状態にあっても配管側での“ヅレ”や支持金具と配
管との当接による表面処理の剥離及びフレッティングを
防止し、且つ貫設した組付け孔での係着により配管側の
離体、脱落の憂いをなくすることができる固定方法を提
案することを目的とするものである。
なされたものであり、固定作業上の煩わしさを軽減する
と共に、固定部附近での機械的強度の劣化の憂いがな
く、また予め鍍金処理を施した支持金具及び配管の処理
を可能となして固定後のこれら処理の不要によって生産
性を向上し、固定部での耐振性を発揮すると共に、例え
加振状態にあっても配管側での“ヅレ”や支持金具と配
管との当接による表面処理の剥離及びフレッティングを
防止し、且つ貫設した組付け孔での係着により配管側の
離体、脱落の憂いをなくすることができる固定方法を提
案することを目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するため、相手基体への取付
け孔を有する板状の支持金具に貫設した配管の組付け孔
の孔周縁部に、内周壁の一部を略平面となし、且つ外周
面に沿って係合溝を有してその前後にそれぞれ係支壁と
掛止爪壁とを有する横断面Ｃ字状からなる筒片状の弾性
保持片を、前記平面部をもって周壁の一部に形成した配
管側の平坦面部に位置して装着せしめると共に、該弾性
保持片側を前記支持金具のなす組付け孔部に貫通して前
記係合溝部をもって係着せしめてなる支持金具による配
管の固定方法を要旨とするものであり、更に前記保持片
をその内周壁の一部での平面を対向して設け、一方、配
管側の周壁部での前記平坦面を前記平面に対応して形成
されているものである。
け孔を有する板状の支持金具に貫設した配管の組付け孔
の孔周縁部に、内周壁の一部を略平面となし、且つ外周
面に沿って係合溝を有してその前後にそれぞれ係支壁と
掛止爪壁とを有する横断面Ｃ字状からなる筒片状の弾性
保持片を、前記平面部をもって周壁の一部に形成した配
管側の平坦面部に位置して装着せしめると共に、該弾性
保持片側を前記支持金具のなす組付け孔部に貫通して前
記係合溝部をもって係着せしめてなる支持金具による配
管の固定方法を要旨とするものであり、更に前記保持片
をその内周壁の一部での平面を対向して設け、一方、配
管側の周壁部での前記平坦面を前記平面に対応して形成
されているものである。
（作 用） 本発明は配管の周壁の一部の平坦面に、その内周壁の
一部の略平面が当接するよう保持片が装着された配管を
支持金具側の組付け孔部に貫通して固定するため、組付
け孔の孔周縁部に係着した保持片の平面と配管側の平坦
面との相互の当接による回り止め作用、及び保持片の管
軸方向の両端と平坦面両端側の段部との係合による軸方
向の移動止め作用とを与え、更に配管の外周面と組付け
孔の孔周縁部との間に弾性保持片が介在するため耐振性
を向上した固定構造を容易に得ることができるのであ
る。
一部の略平面が当接するよう保持片が装着された配管を
支持金具側の組付け孔部に貫通して固定するため、組付
け孔の孔周縁部に係着した保持片の平面と配管側の平坦
面との相互の当接による回り止め作用、及び保持片の管
軸方向の両端と平坦面両端側の段部との係合による軸方
向の移動止め作用とを与え、更に配管の外周面と組付け
孔の孔周縁部との間に弾性保持片が介在するため耐振性
を向上した固定構造を容易に得ることができるのであ
る。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第１図は本発明の支持金具による配管の固定方法による
固定部の平面図、第２図は第１図の保持片単体の側面
図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の一部切欠き断面図、第４
図は他の実施例を示す第３図相当図であって、（１）は
板状からなる支持金具であり、相手基体へのボルト等に
よる取付け孔（３）を有するクランプ体或いはブラケッ
ト体等からなるもので、その平板部分に配管（Ｐ）の組
付け孔（２）が貫設されている。（４）は内周壁の一部
を略平面（４′）となし、且つ金属バネ材、樹脂材、ゴ
ム材或いはこれら組合せ材等による断面Ｃ字状の筒片状
からなる弾性保持片であり、外周面の軸方向前端には係
支壁（５）が設けられ、また後端側にはスナップ作動す
る（第３図参照）よう掛止爪壁（６）が前記係支壁
（５）と対応して突設され、或いは外周面を弾性アーム
作動する（第４図参照）よう後端より分岐して形成し係
支壁（５）と掛止爪壁（６）を形成してもよい。これら
係支壁（５）と掛止爪壁（６）との間の凹部は係合溝
（７）として形成されている。そして弾性保持片（４）
を周壁の一部に形成した配管（Ｐ）の平坦面（P1）にそ
の平面（４′）が当接するよう装着し、次いで保持片
（４）を装着した配管（Ｐ）を前記組付け孔（２）部に
貫通し、該組付け孔（２）の孔周縁部に前記係合溝
（７）部をもって係着し、相互に固定せしめるのであ
る。
第１図は本発明の支持金具による配管の固定方法による
固定部の平面図、第２図は第１図の保持片単体の側面
図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の一部切欠き断面図、第４
図は他の実施例を示す第３図相当図であって、（１）は
板状からなる支持金具であり、相手基体へのボルト等に
よる取付け孔（３）を有するクランプ体或いはブラケッ
ト体等からなるもので、その平板部分に配管（Ｐ）の組
付け孔（２）が貫設されている。（４）は内周壁の一部
を略平面（４′）となし、且つ金属バネ材、樹脂材、ゴ
ム材或いはこれら組合せ材等による断面Ｃ字状の筒片状
からなる弾性保持片であり、外周面の軸方向前端には係
支壁（５）が設けられ、また後端側にはスナップ作動す
る（第３図参照）よう掛止爪壁（６）が前記係支壁
（５）と対応して突設され、或いは外周面を弾性アーム
作動する（第４図参照）よう後端より分岐して形成し係
支壁（５）と掛止爪壁（６）を形成してもよい。これら
係支壁（５）と掛止爪壁（６）との間の凹部は係合溝
（７）として形成されている。そして弾性保持片（４）
を周壁の一部に形成した配管（Ｐ）の平坦面（P1）にそ
の平面（４′）が当接するよう装着し、次いで保持片
（４）を装着した配管（Ｐ）を前記組付け孔（２）部に
貫通し、該組付け孔（２）の孔周縁部に前記係合溝
（７）部をもって係着し、相互に固定せしめるのであ
る。
尚所望に応じて前記保持片（４）の内周壁の一部での
平面（４′）を対向して設け、一方、配管（Ｐ）の周壁
部の平坦面（P1）を前記平面（４′）に対応して対向し
て形成せしめ（第４図参照）、それぞれの平面（４′）
と平坦面（P1）とを相互に当接して固定してもよい。
平面（４′）を対向して設け、一方、配管（Ｐ）の周壁
部の平坦面（P1）を前記平面（４′）に対応して対向し
て形成せしめ（第４図参照）、それぞれの平面（４′）
と平坦面（P1）とを相互に当接して固定してもよい。
更に配管（Ｐ）の周壁部に形成する前記平坦面（P1）
を必要に応じて保持片（４）側の平面（４′）より僅か
に長寸となし（図示せず）、支持金具（１）に適時軸方
向への移動による位置の調整を可能としてもよい。ま
た、支持金具（１）の取付け状態に関連して、前記取付
け孔（３）部が部管（Ｐ）の中心軸線に対して直交した
り、或いは捩れたり、屈曲したりして支持金具（１）を
形成することもできるのである。
を必要に応じて保持片（４）側の平面（４′）より僅か
に長寸となし（図示せず）、支持金具（１）に適時軸方
向への移動による位置の調整を可能としてもよい。ま
た、支持金具（１）の取付け状態に関連して、前記取付
け孔（３）部が部管（Ｐ）の中心軸線に対して直交した
り、或いは捩れたり、屈曲したりして支持金具（１）を
形成することもできるのである。
（発明の効果） 以上説明したように本発明による支持金具による配管
の固定方法は、固定部をなす支持金具（１）側の組付け
孔（２）の孔周縁部に、特に断面Ｃ字状からなる保持片
（４）による前記平面（４′）での配管（Ｐ）の周壁に
形成した平坦面（P1）との相互の当接及び前記平面
（４′）の管軸方向の両側での平坦面（P1）の両端側の
段部による係合とによって固定せしめてなるため、前記
保持片（４）の装着によって容易に固定構造を得ること
となり、固定作業を簡易となして煩わしさを軽減するこ
とができ、同時に固定部附近での機械的強度の劣化の憂
いが全くなく、また、予め鍍金処理を施した支持金具
（１）及び配管（Ｐ）の使用を可能となして固定後の前
記処理の不要により生産性を向上することができ、且つ
確実な固定によって配管（Ｐ）側での軸方向や円周方向
の“ヅレ”及び固定部での離体、脱落等の憂いがなく、
更に前記弾性保持片（４）による係合溝（７）の底壁の
なす敷設、介在によって固定部での鍍金剥離やフレッテ
ィングを防止して優れた耐振性を発揮することができる
等、極めて有用な支持金具による配管の固定方法であ
る。
の固定方法は、固定部をなす支持金具（１）側の組付け
孔（２）の孔周縁部に、特に断面Ｃ字状からなる保持片
（４）による前記平面（４′）での配管（Ｐ）の周壁に
形成した平坦面（P1）との相互の当接及び前記平面
（４′）の管軸方向の両側での平坦面（P1）の両端側の
段部による係合とによって固定せしめてなるため、前記
保持片（４）の装着によって容易に固定構造を得ること
となり、固定作業を簡易となして煩わしさを軽減するこ
とができ、同時に固定部附近での機械的強度の劣化の憂
いが全くなく、また、予め鍍金処理を施した支持金具
（１）及び配管（Ｐ）の使用を可能となして固定後の前
記処理の不要により生産性を向上することができ、且つ
確実な固定によって配管（Ｐ）側での軸方向や円周方向
の“ヅレ”及び固定部での離体、脱落等の憂いがなく、
更に前記弾性保持片（４）による係合溝（７）の底壁の
なす敷設、介在によって固定部での鍍金剥離やフレッテ
ィングを防止して優れた耐振性を発揮することができる
等、極めて有用な支持金具による配管の固定方法であ
る。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す支持金具による配管の
固定方法による固定部の平面図、第２図は第１図の保持
片単体の側面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の一部切欠き
断面図、第４図は更に他の実施例を示す第３図相当図、
第５図は従来例の固定方法による固定部の一部切欠き断
面図である。 （１）……支持金具、（２）……組付け孔、（４）……
保持片、（４′）……平面、（５）……係支壁、（６）
……掛止爪壁、（７）……係合溝、（Ｐ）……配管、
（P1）……平坦面
固定方法による固定部の平面図、第２図は第１図の保持
片単体の側面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の一部切欠き
断面図、第４図は更に他の実施例を示す第３図相当図、
第５図は従来例の固定方法による固定部の一部切欠き断
面図である。 （１）……支持金具、（２）……組付け孔、（４）……
保持片、（４′）……平面、（５）……係支壁、（６）
……掛止爪壁、（７）……係合溝、（Ｐ）……配管、
（P1）……平坦面
Claims (2)
- 【請求項１】相手基体への取付け孔（３）を有する板状
の支持金具（１）に貫設した配管（Ｐ）の組付け孔
（２）の孔周縁部に、内周壁の一部を略平面（４′）と
なし、且つ外周面に沿って係合溝（７）を有してその前
後にそれぞれ係支壁（５）と掛止爪壁（６）とを有する
横断面Ｃ字状からなる筒片状の弾性保持片（４）の前記
平面（４′）部をもって、周壁の一部に形成した配管
（Ｐ）側の平坦面（P1）部に位置して装着せしめると共
に、該弾性保持片側を前記支持金具（１）のなす組付け
孔（２）部に貫通して前記係合溝（７）部をもって係着
せしめてなることを特徴とする支持金具による配管の固
定方法。 - 【請求項２】前記弾性保持片（４）をその内周壁の一部
での平面（４′）を対向して設け、一方、配管（Ｐ）側
の周壁部での前記平坦面（P1）を前記平面（４′）に対
応して形成されていることを特徴とする請求項１記載の
支持金具による配管の固定方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63332183A JP2811189B2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | 支持金具による配管の固定方法 |
| US07/438,697 US5027495A (en) | 1988-11-26 | 1989-11-17 | Method of fixing pipe with plate-like support |
| GB8926601A GB2226614B (en) | 1988-11-26 | 1989-11-24 | Method of fixing pipe with plate-like support |
| KR1019890017266A KR920006384B1 (ko) | 1988-11-26 | 1989-11-25 | 판형 지지체에 파이프를 고정하는 방법 |
| DE3939179A DE3939179A1 (de) | 1988-11-26 | 1989-11-27 | Verfahren und vorrichtung zum befestigen eines rohrs mit einem plattenfoermigen traeger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63332183A JP2811189B2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | 支持金具による配管の固定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02180396A JPH02180396A (ja) | 1990-07-13 |
| JP2811189B2 true JP2811189B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=18252096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63332183A Expired - Fee Related JP2811189B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-12-30 | 支持金具による配管の固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811189B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58133321A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 低降伏比高強度鋼板の製造方法 |
| JPS6272456A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-04-03 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 無限軌道式連続鋳造装置 |
-
1988
- 1988-12-30 JP JP63332183A patent/JP2811189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02180396A (ja) | 1990-07-13 |
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