JPH0638389Y2 - シーズヒータの取付装置 - Google Patents

シーズヒータの取付装置

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JPH0638389Y2
JPH0638389Y2 JP9766488U JP9766488U JPH0638389Y2 JP H0638389 Y2 JPH0638389 Y2 JP H0638389Y2 JP 9766488 U JP9766488 U JP 9766488U JP 9766488 U JP9766488 U JP 9766488U JP H0638389 Y2 JPH0638389 Y2 JP H0638389Y2
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JP
Japan
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insulator
heater
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outer periphery
flange
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JP9766488U
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JPH0218293U (ja
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英治 吉澤
良樹 林
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシーズヒータをヒータ本体の取付板に取付ける
取付装置の改良に関する。
(従来の技術) 電気ストーブに用いるシーズヒータの固定には碍子を用
いるのが普通であって、これは万一漏電した際の感電を
防止するのと、高温部の熱が取付板に直接伝播しないよ
うにするのとの理由によるものである。
このように碍子を用いた場合、シーズヒータに嵌合させ
るリング状の構造の碍子が多く用いられるが、通常はヒ
ータの熱膨張を考慮して、ヒータの径よりも約1mm程
度、碍子の貫通孔の径を大きくして、ヒータが温度変化
によって長手方向に伸縮するのに対し自由度を持たせた
支持方式にしている。
(考案が解決しようとする課題) かかる支持方式の場合、ヒータ本体が固定して使用され
るものでは何等問題を生じないが、例えば左右に首振り
運動を行って広角暖房に用いるものでは、碍子とシーズ
ヒータとの間に隙間があるために、衝突音が首振り方向
の切換え毎に発生して違和感を与えるのが好ましくなか
った。
また、シーズヒータが長手方向の軸を中心にして回転
し、これは直管ヒータのものに特に顕著であって、リー
ド線がねじれたり、シーズヒータの端部を湾曲したもの
では端部がケーシングに接触し漏電するおそれがあるの
が問題であった。
本考案はこのような碍子支持方式における問題点に対処
してその解決をはかるべく成されたものであって、両端
を支持する碍子の一方を軸方向及び該軸まわりの回転方
向の動きに対し制動を与え得る構造となすことによっ
て、異音、損傷を起こさせることがなく安全性に富まし
めようとすること目的とする。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は添付図面に示す実施例によっても明らか
なように、まず請求項1の考案は、管状のシーズヒータ
(1)の一端側外周部に固着した鍔(2)と、平行に対
向する一対の溝(6),(6)が外周に設けられ、前記
鍔(2)及びその両側部のシーズヒータ(1)外周を包
み込むように保持する第1碍子(3)と、リング状溝
(9)が外周に設けられ、シーズヒータ(1)の他端部
外周部を遊嵌合によって保持する第2碍子(4)と、基
部(11)から相対向する一対の挟持片(12),(12)が
突設された略U字状板体からなり、挟持片(12),(1
2)を前記両碍子(3),(4)の一対の溝(6),
(6)及びリング状溝(9)に係合せしめ、かつ基部
(11)を取付板(13)に夫々固定せしめる一対の碍子固
定板(5),(5)とを備え、前記第1碍子(3)は軸
方向に2分割された対称形状の2個1組の碍子(3A),
(3B)からなり、鍔(2)及びシーズヒータ(1)の等分
断面形状に対応する鍔用溝(7)及びヒータ用溝(8)
を両碍子(3A),(3B)の合わせ面(a)から凹設せしめて
なり、一方、前記第2碍子(4)は、シーズヒータ
(1)を貫通する径の孔(10)を設けてなることを特徴
とする。
次に請求項2の考案は、前述する請求項1の考案に係る
構成中、鍔(2)が楕円形、方形等非回転対称形の板体
に特定せしめた構成としたことを特徴とする。
(作用) 本考案は第1碍子(3)の2分割された対称形状の両碍
子(3A),(3B)を合わせ面(a)により合着してシーズヒ
ータ(1)に固着した鍔(2)を包み込むように保持し
ているので、温度変動によりシーズヒータ(1)が軸方
向に伸縮しようとするのに対してその動きを止める作用
を成し、さらに請求項2の考案は鍔(2)を非回転対称
形の板体としているので、軸直角方向の回動をも制限す
ることから、相手方の第2碍子(4)の側のみに伸縮が
成され、従って一側固定、他端支持の方式をとっている
ので「ガタガタ」と衝突音が発生することがなくなり、
同時に回り止めも行われてシーズヒータ(1)を安定保
持し得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案取付装置によりシーズヒータを取り付け
た構造の1例を示し、第2図〜第4図はその第1碍子、
第5図及び第6図は第2碍子、第7図及び第8図は碍子
固定板を夫々示す。
第1図において、(1)は管状のシーズヒータで、例え
ば外径8mmで長さ260mmの直管状のものを両端35mmずつ鋭
角に折り曲げてなり、直線状部分が仕切板を兼ねる2枚
の取付板(13),(13)間に亘るように取付けられて発
熱部分となっている。
(2)は金属製の鍔で、小さいフランジ形をなして筒部
をシーズヒータ(1)の一端側直線状部分に嵌着して溶
接等により固着一体せしめるが、この鍔(2)は楕円
形、長方形状等直角2方向に長さが異なる板部を有し
て、この板部がシーズヒータ(1)に対し直角方向に張
り出して固着され、前記取付板(13)の貫通孔部に介在
するよう位置づけられる。
(3)及び(4)は第1碍子及び第2碍子であって、第
1碍子(3)は第2図〜第4図に示すように軸方向の縦
に2分割された対称形状の、図では半円形状の碍子
(3A),(3B)からなり、その合わせ面(a)を合着して結
合した状態で小径円柱部と大径円柱部とを同軸一体させ
た段付円柱状をなして、大径円柱部には、前記鍔(2)
の板部形状を等分した形の鍔用溝(7)が中央部に、シ
ーズヒータ(1)の断面円形を等分した半円形のヒータ
用溝(8)が前記溝(7)の両側に合わせ面(a)から
夫々凹設されており、小径円柱部には、シーズヒータ
(1)の断面円形を等分した半円形のヒータ用溝(8)
が合わせ面から凹設されている。
さらに第1碍子(3)における各碍子(3A),(3B)の小径
円柱部には、例えば合わせ面(a)に直交差し、かつ互
いに平行をなす一対の溝(6),(6)が間隔を所定値
に保った状態で外周の軸直角方向に凹設されていて、こ
の溝(6),(6)を用いて取付板(13)に碍子(3A),
(3B)を固定させるようになっている。
一方、第2碍子(4)は、第5図及び第6図に示すよう
に前記第1碍子(3)の小径円柱部と同径の円柱状をな
していて、その軸中心位置にシーズヒータ(1)の径よ
りも稍々大きい径、例えば8+1=9mm径の孔(10)が
貫通して設けられており、さらにリング状溝(9)が外
周の軸直角方向に凹設されている。
次に(5)は碍子固定板であって、第1図に示すように
左右一対の2個を1組としており、第7図及び第8図に
示す如く基部(11)から互いに平行をなし対向する一対
の挟持片(12),(12)を突設せしめたU字状板体から
形成されて、前記両挟持片(12),(12)が第1碍子
(3)の対向する一対の溝(6),(6)及び第2碍子
(4)のリング状溝(9)の底を挟み付けるように各溝
内に係入せしめるのであって、第1碍子(3)に対して
はその軸周りに回動しないよう回り止めとなって係合
し、一方、第2碍子(4)に対しては軸周りの回動可能
に係合し得る。
しかして碍子固定板(5)は同第7図及び第8図に図示
する如く基部(11)に爪(14)を、各挟持片(12),
(12)に爪(15)を夫々切り起こしによって設けてい
て、第1図に略示する如く、この爪(14),(15)で取
付板(13)の爪穴に係入することによって碍子固定板
(5)を添着、固定することが可能であり、この固定手
段により各碍子(3),(4)は取付板(13)の貫通孔
部で固定が成される。
以上説明した取付装置は、シーズヒータ(1)の一端側
に固着した鍔(2)に、2個1組の碍子(3A),(3B)を包
み込むようにして合着した後、溝(6),(6)に挟持
片(12),(12)を係入することによって、碍子固定板
(5)を組付け、一方シーズヒータ(1)の他端側は第
2碍子(4)を所定位置まで嵌合しておく。
そして、一端側の碍子固定板(5)を取付板(13)に外
側から係着した後、他端側の碍子固定板(5)を第2碍
子(4)のリング状溝(9)に挟持片(12),(12)を
係入しながら取付板(13)に外側から係着することによ
って、シーズヒータ(1)を対向する取付板(13),
(13)に橋掛け状に固定することができる。
この場合、第1碍子(3)側ではシーズヒータ(1)を
軸方向の伸び縮み対して動きを制限すると同時に軸周の
回動に対しても動きを制限した固定が成され、一方、第
2碍子(4)側ではシーズヒータ(1)に該碍子(4)
が遊嵌状態になっているので、伸縮方向及び回動方向の
動きには自由度を持った支持が成されている。
従って、シーズヒータ(1)に対しては伸縮方向の動き
を許容しながら片側で固定支持した取付けが成されるの
で、ストーブ本体の首振り運動に対して「ガタ」つく動
きは生じない。
(考案の効果) (イ)シーズヒータ(1)の一端側外周部に鍔(2)を
固着して、この鍔(2)を包み込むように第1碍子
(3)を配設すると共に、碍子固定板(5)により、第
1碍子(3)を取付板(13)に固定し、一方、シーズヒ
ータ(1)の他端側は遊嵌合した第2碍子(4)を介し
て取付板(13)に固定せしめているので、シーズヒータ
(1)の片側は軸方向の伸び縮みによる移動を制限し、
他側だけに移動を許容する片側固定、反対側支持方式と
なり、従って、振動に対して安定的にヒータ支持を果た
すことができ、首振り形の場合に衝突音の発生を防止で
き静粛な動きが可能となる。
(ロ)シーズヒータ(1)の伸縮に対して自由度を持っ
た支持形態であるので、歪や変形をもたらすことが無
い。
(ハ)請求項2については鍔(2)を非円形としたこと
によりシーズヒータ(1)の回り止めが成され、その結
果、リード線の捩れが生じないし、シーズヒータ(1)
の端部を曲げ加工した場合にも、端子部がケーシングに
接触する問題も解消され安全性の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る概要示構造図、第2図は
第1図における第1碍子を構成する碍子の正面図、第3
図は同じく左側面図、第4図は第2図におけるA-A矢視
線に沿う断面図、第5図は第1図における第2碍子の正
面図、第6図は第5図におけるB-B矢視線に沿う断面
図、第7図は第1図における碍子固定板の平面図、第8
図は第7図におけるC-C矢視線に沿う断面図である。 (1)……シーズヒータ、(2)……鍔、 (3)……第1碍子、(4)……第2碍子、 (5)……碍子固定板、(6)……溝、 (7)……鍔用溝、(8)……ヒータ用溝、 (9)……リング状溝、(10)……孔、 (11)……基部、(12)……挟持片、 (13)……取付板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状のシーズヒータ(1)の一端側外周部
    に固着した鍔(2)と、平行に対向する一対の溝
    (6),(6)が外周に設けられ、前記鍔(2)及びそ
    の両側部のシーズヒータ(1)外周を包み込むように保
    持する第1碍子(3)と、リング状溝(9)が外周に設
    けられ、シーズヒータ(1)の他端部外周部を遊嵌合に
    よって保持する第2碍子(4)と、基部(11)から相対
    向する一対の挟持片(12),(12)が突設された略U字
    状板体からなり、挟持片(12),(12)を前記両碍子
    (3),(4)の一対の溝(6),(6)及びリング状
    溝(9)に係合せしめ、かつ基部(11)を取付板(13)
    に夫々固定せしめる一対の碍子固定板(5),(5)と
    を備え、前記第1碍子(3)は軸方向に2分割された2
    個1組の碍子(3A),(3B)からなり、鍔(2)及びシーズ
    ヒータ(1)の等分断面形状に対応する鍔用溝(7)及
    びヒータ用溝(8)を両碍子の(3A),(3B)の合わせ面
    (a)から凹設せしめてなり、一方、前記第2碍子
    (4)は、シーズヒータ(1)を貫通する径の孔(10)
    を設けてなることを特徴とするシーズヒータの取付装
    置。
  2. 【請求項2】鍔(2)が楕円形、方形等非回転対称形の
    板体により形成される請求項1記載のシーズヒータの取
    付装置。
JP9766488U 1988-07-22 1988-07-22 シーズヒータの取付装置 Expired - Lifetime JPH0638389Y2 (ja)

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