JP6493141B2 - 冷却器モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、チューブ内を流れる冷媒とチューブ間に挟持された熱交換対象物とを熱交換させる冷却器モジュールに関するものである。
従来、この種の冷却器モジュールとして、冷媒が流れるチューブ内通路を有する扁平のチューブを積層した冷却器をケース内に収容し、隣接するチューブ間に熱交換対象物としての電子部品を挟持して電子部品を冷却する冷却器モジュールが知られている。
また、冷却器モジュールは、ケース外からチューブ内通路に冷媒を導く入口管やチューブ内通路からケース外に冷媒を導く出口管を備え、それらの管はいずれも、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に配置されるとともに、ケースに固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−171449号公報
ところで、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に入口管を配置し、冷却器におけるチューブ積層方向の他端側に出口管を配置するニーズがでてきている。換言すると、冷却器におけるチューブ積層方向の両側に管を配置するニーズがでてきている。
この場合、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側は入口管を介してケースに固定され、冷却器におけるチューブ積層方向の他端側は出口管を介してケースに固定されるため、電子部品の発熱により冷却器がチューブ積層方向に熱膨張しようとしても、冷却器は熱膨張することができない。したがって、冷却器にひずみが発生してしまう。
また、冷却器内を流れる冷媒中の気体をケース外に導くガス抜き管を設けるニーズもでてきている。この場合、例えば、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に入口管および出口管を配置し、冷却器におけるチューブ積層方向の他端側にガス抜き管を配置する。
このように配置すると、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側は入口管および出口管を介してケースに固定され、冷却器におけるチューブ積層方向の他端側はガス抜き管を介してケースに固定されるため、電子部品の発熱により冷却器がチューブ積層方向に熱膨張しようとしても、冷却器は熱膨張することができない。したがって、冷却器にひずみが発生してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、冷却器におけるチューブ積層方向の両側に管が配置される冷却器モジュールにおいて、熱膨張による冷却器のひずみを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内部と外部を連通させるケース貫通孔(141a)を有するケース(14)と、ケースの内部に配置され、冷媒が流れるチューブ内通路(121a)を有する扁平状の複数のチューブ(121)が熱交換対象物(10)を配置するための隙間を形成しつつ積層された冷却器(12)と、ケース貫通孔に挿入され、一端側が冷却器に接続されてチューブ内通路に連通し、他端側がケースの外部に突出し、ケースに固定された管(16)とを備え、管に対して冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能な状態で管と冷却器が嵌合され、管と冷却器の嵌合部の隙間をシールする摺動シール部材(22)が管と冷却器の嵌合部に配置されている。
これによると、熱膨張により冷却器が伸縮しようとする際には、管に対して冷却器がチューブ積層方向に相対移動するため、熱膨張による冷却器のひずみを防止することができる。
また、摺動シール部材により、管と冷却器の嵌合部からの冷媒漏れを防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る冷却器モジュールを一部断面で示す図である。 図1の冷却器モジュールの要部の断面図である。 図1の冷却器モジュールにおけるケースの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却器モジュールを一部断面で示す図である。 図4の冷却器モジュールにおけるケースの分解斜視図である。 図4の冷却器モジュールにおける嵌合シール部材の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、冷却器モジュールは、電力変換回路の一部を構成する熱交換対象物としての半導体モジュール10を冷却する冷却器12、冷却器12を収容するケース14、冷却器12に接続されるガス抜き管16、冷却器12に接続される冷媒導入管18、および冷却器12に接続される冷媒排出管20を、主要構成要素として備えている。
ケース14は、内部に直方体状の収容空間を有し、一面が開口した直方体状のケース本体141と、ケース本体141の開口部を覆うケース蓋142とからなる。
ケース本体141の対向する2つの側壁面のうち一方の側壁面に、ケース14の内部と外部を連通させる円形の第1ケース貫通孔141aが形成され、他方の側壁面に、ケース14の内部と外部を連通させる矩形の第2ケース貫通孔141bが形成されている。
冷却器12は、扁平状の複数のチューブ121、板状の冷却器プレート122、および板状の閉塞プレート123が積層配置されている。以下、チューブ121の積層方向を、チューブ積層方向Xという。チューブ121は、図1の紙面左右方向の長さが図1の紙面垂直方向の長さより長くなっている。以下、チューブ121の長辺方向(すなわち図1の紙面左右方向)を、チューブ長手方向Yという。
隣接するチューブ121間には隙間が形成されており、その隙間に半導体モジュール10が配置されている。
チューブ121は、2枚のプレートを最中状に合わせて周縁部が接合され、冷媒(例えば、エチレングリコール系の不凍液)が流れるチューブ内通路121aが内部に形成されている。なお、その冷媒は、図示しない放熱器にて冷却される。
チューブ121には、チューブ長手方向Yの一端側に、積層方向Xに延びる円筒状の導入管部121bが形成され、チューブ長手方向Yの他端側に、積層方向Xに延びる円筒状の排出管部121cが形成されている。
そして、隣接するチューブ121の導入管部121b同士が接合されるとともに、隣接するチューブ121の排出管部121c同士が接合されている。これにより、導入管部121bに流入した冷媒は、チューブ内通路121aを通って排出管部121cに流出するようになっている。
冷却器プレート122は、複数のチューブ121のうちチューブ積層方向Xの最上端に位置する端部チューブに接合されている。
冷却器プレート122には、チューブ長手方向Yの一端側に、ガス抜き管16の一端側が挿入される断面円形の管挿入孔122aが形成されている。この管挿入孔122aは、チューブ積層方向Xに延びるとともに、冷却器プレート122を貫通している。
冷却器プレート122には端部のチューブ121の導入管部121bが接合され、管挿入孔122aは、その導入管部121bを介して端部のチューブ121のチューブ内通路121aに連通している。
ガス抜き管16は、樹脂またはアルミニウムよりなり、チューブ積層方向Xに延びるとともに、第1ケース貫通孔141aに挿入されて先端側がケース14の内部に突出する円筒状の内側筒部161、およびチューブ積層方向Xに延びるとともに、ケース14の外部に突出する外側筒部162を有している。
また、ガス抜き管16における軸方向中間部で且つ外周部には、ケース本体141における第1ケース貫通孔141aの周囲の面に対向する鍔部163が形成されている。この鍔部163におけるケース本体141に対向する面は、チューブ積層方向Xに対して交差しており、より詳細には、チューブ積層方向Xに対して垂直になっている。
内側筒部161はその先端側が冷却器プレート122の管挿入孔122aに挿入されている。より詳細には、ガス抜き管16に対して冷却器12がチューブ積層方向Xに相対移動可能な状態で、内側筒部161と冷却器プレート122が嵌合されている。
内側筒部161における管挿入孔122aに挿入される部位の外周面には、環状の溝161aが2つ形成されている。この溝161aに、摺動シール部材としてのOリング22が組み付けられている。そして、このOリング22より、内側筒部161と管挿入孔122aの嵌合部の隙間をシールしている。
外側筒部162は、図示しない配管を介して放熱器またはリザーブタンクに接続される。これにより、冷却器12内への気体の滞留を防止し、半導体モジュール10を冷却する能力の低下を防止することができる。
鍔部163は、ケース本体141における第1ケース貫通孔141aの周囲の面に当接して第1ケース貫通孔141aを閉塞し、図示しないねじにてケース本体141に固定されている。
ケース本体141における第1ケース貫通孔141aの周囲の面と鍔部163との間には、固定シール部材としてのOリング24が配置されており、このOリング24により、ケース本体141における第1ケース貫通孔141aの周囲の面と鍔部163との間の隙間をシールしている。
閉塞プレート123は、複数のチューブ121のうち冷却器プレート122とは反対側(すなわち、最下端)に位置するチューブに接合されている。より詳細には、閉塞プレート123は、端部のチューブ121の導入管部121bおよび排出管部121cと接合されている。
また、閉塞プレート123には、冷媒導入管18および冷媒排出管20が接合されている。なお、冷媒導入管18および冷媒排出管20は、図示しない配管を介して放熱器に接続される。
そして、閉塞プレート123に接合された導入管部121bと冷媒導入管18は、閉塞プレート123に形成された図示しない貫通孔を介して連通している。また、閉塞プレート123に接合された排出管部121cと冷媒排出管20は、閉塞プレート123に形成された図示しない貫通孔を介して連通している。
ケース本体141における冷却器プレート122近傍に、ケース本体141の底部壁面から突出するストッパピン26が固定されている。そして、冷却器プレート122とストッパピン26との間に、湾曲した板ばね28が配置されている。
次に、本実施形態の冷却器モジュールの組み付けについて説明する。
まず、冷却器12、冷媒導入管18、および冷媒排出管20を一体化して、冷却器構造体とする。また、ガス抜き管16に、Oリング22を装着しておく。
そして、冷却器構造体における冷却器12のチューブ121および冷却器プレート122の部分を、第2ケース貫通孔141bからケース本体141の内部に挿入する。また、閉塞プレート123をケース本体141の外周面における第2ケース貫通孔141bの周囲の面に当接させて第2ケース貫通孔141bを閉塞し、図示しないねじにて閉塞プレート123をケース本体141に固定し、ひいては冷却器構造体をケース本体141に固定する。
続いて、隣接するチューブ121間の隙間に半導体モジュール10を挿入した後、冷却器プレート122とストッパピン26との間に板ばね28を配置して、板ばね28によりチューブ121と半導体モジュール10をチューブ積層方向Xに加圧する。
続いて、ケース本体141にOリング24を装着した後、ガス抜き管16の内側筒部161を第1ケース貫通孔141aに挿入するとともに、内側筒部161の先端側を冷却器プレート122の管挿入孔122aに挿入する。また、ガス抜き管16の鍔部163をケース本体141における第1ケース貫通孔141aの周囲の面およびOリング24に当接させて第1ケース貫通孔141aを閉塞し、図示しないねじにて鍔部163をケース本体141に固定し、ひいてはガス抜き管16をケース本体141に固定する。
続いて、ケース蓋142にてケース本体141の開口部を覆い、ケース本体141とケース蓋142を図示しないねじにて接合する。
ここで、内側筒部161を管挿入孔122aに挿入する際、ガス抜き管16は第1ケース貫通孔141a内で第1ケース貫通孔141aの径方向に位置調整が可能である。したがって、冷却器構造体をケース本体141に固定した状態での管挿入孔122aの位置に合わせてガス抜き管16の位置調整を行うことにより、内側筒部161と冷却器プレート122を位置ずれなく嵌合させることができる。その結果、Oリング24のシール性が良好に発揮される。
次に、本実施形態の冷却器モジュールの作動について説明する。
まず、放熱器にて冷却された冷媒は、冷媒導入管18、閉塞プレート123に形成された貫通孔、およびチューブ2の導入管部121bを介して、各チューブ2のチューブ内通路121aに流入する。そして、冷媒がチューブ内通路121aを流れる際に、冷媒と半導体モジュール10との間で熱交換が行われ、半導体モジュール10が冷却される。
また、半導体モジュール10と熱交換した冷媒は、チューブ2の排出管部121c、閉塞プレート123に形成された貫通孔、および冷媒排出管20を介して、放熱器に排出される。
ここで、半導体モジュール10の発熱により冷却器12がチューブ積層方向Xに熱膨張する。そして、閉塞プレート123はケース本体141に固定されているため、冷却器12が熱膨張しても閉塞プレート123側は変位することができない。
一方、ガス抜き管16に対して冷却器12がチューブ積層方向Xに相対移動可能な状態で、内側筒部161と冷却器プレート122が嵌合されているため、冷却器12が熱膨張すると、冷却器12は冷却器プレート122側が変位する。したがって、熱膨張による冷却器12のひずみは発生しない。また、ガス抜き管16に対して冷却器12が相対移動しても、Oリング22により、内側筒部161と冷却器プレート122の嵌合部からの冷媒漏れが防止される。
以上述べたように、本実施形態によると、熱膨張により冷却器12が伸縮しようとする際には、ガス抜き管16に対して冷却器12がチューブ積層方向Xに相対移動するため、熱膨張による冷却器12のひずみを防止することができる。
また、Oリング22により、内側筒部161と冷却器プレート122の嵌合部からの冷媒漏れを防止することができる。
また、ガス抜き管16は第1ケース貫通孔141a内で第1ケース貫通孔141aの径方向に位置調整が可能であるため、ガス抜き管16の位置調整により内側筒部161と冷却器プレート122を位置ずれなく嵌合させることができる。その結果、Oリング24のシール性が良好に発揮される。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図4〜図6に示すように、閉塞プレート123は廃止されており、冷媒導入管18及び冷媒排出管20はチューブ121に接合されている。また、ケース本体141は、第2ケース貫通孔141bが廃止されている。そして、ケース本体141には、2つのU字状の切欠部141cが所定間隔をあけて形成されている。
切欠部141cには、ケース14外部からの浸水を防止する嵌合シール部材30が嵌合されている。この嵌合シール部材30は、ゴム等の軟質弾性材よりなり、円筒状の円筒部301とU字状のU字部302とが一体に形成されている。
円筒部301及びU字部302には、貫通する挿通孔303が形成され、この挿通孔303に冷媒導入管18及び冷媒排出管20が挿通されている。
U字部302の外周面には、U字部溝304が形成され、このU字部溝304に、ケース本体141における切欠部141cを囲む部位が挿入されている。円筒部301は、ケース14の内側に配置されている。
ケース本体141には、冷媒導入管18及び冷媒排出管20を保持して固定するパイプクランプ32がねじ止め固定されている。
本実施形態の冷却器モジュールは、冷媒導入管18及び冷媒排出管20がパイプクランプ32にてケース本体141に固定されているため、冷却器12が熱膨張しても閉塞プレート123側は変位することができない。したがって、第1実施形態と同様に、冷却器12が熱膨張すると、冷却器12は冷却器プレート122側が変位し、熱膨張による冷却器12のひずみの発生が防止される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、冷却器モジュールはケースに固定された管に対して冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能な状態で管と冷却器が嵌合され、管と冷却器の嵌合部に摺動シール部材が配置されている。
また、第2の観点によれば、冷却器は、チューブ積層方向の端部に位置する端部チューブに接合された板状のプレートを有し、プレートは、端部チューブのチューブ内通路に連通するとともにチューブ積層方向に延びる管挿入孔を有している。そして、管の一端側が管挿入孔に挿入されている。
この第2の観点によれば、ケースに固定された管に対して冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能な構成を実現することができる。
また、第3の観点によれば、管は、冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に配置された第1の管である。冷却器におけるチューブ積層方向の他端側に配置され、一端側がチューブ内通路に連通するとともに他端側がケースの外部に突出する第2の管を備える。そして、冷却器は、第2の管が配置された側がケースに固定されている。
この第3の観点によれば、ケースに固定された第1の管に対して冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能である。
また、第4の観点によれば、管は、チューブ積層方向に対して交差して、ケースにおけるケース貫通孔の周囲の面に対向する鍔部を備えている。そして、ケースにおけるケース貫通孔の周囲の面と鍔部との間の隙間をシールする固定シール部材が、ケースと鍔部との間に配置されている。
したがって、固定シール部材により、ケース貫通孔を介するケースの外部からの浸水を防止することができる。
また、管はケース貫通孔内でケース貫通孔の径方向に位置調整が可能である。したがって、管の位置調整により管と冷却器を位置ずれなく嵌合させることができるため、固定シール部材のシール性が良好に発揮される。
また、第5の観点によれば、熱交換対象物は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールである。この第5の観点によれば、半導体モジュールを冷却することができる。
10 半導体モジュール
12 冷却器
14 ケース
16 ガス抜き管
22 Oリング
121 チューブ
121a チューブ内通路
141a ケース貫通孔

Claims (7)

  1. 内部と外部を連通させるケース貫通孔(141a)を有するケース(14)と、
    前記ケースの内部に配置され、冷媒が流れるチューブ内通路(121a)を有する扁平状の複数のチューブ(121)が熱交換対象物(10)を配置するための隙間を形成しつつ積層された冷却器(12)と、
    前記ケース貫通孔に挿入され、一端側が前記冷却器に接続されて前記チューブ内通路に連通し、他端側が前記ケースの外部に突出し、前記ケースに固定された管(16)とを備え、
    前記管に対して前記冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能な状態で前記管と前記冷却器が嵌合され、
    前記管と前記冷却器の嵌合部の隙間をシールする摺動シール部材(22)が前記管と前記冷却器の嵌合部に配置されており、
    前記冷却器は、前記複数のチューブのうちチューブ積層方向の端部に位置する端部チューブに接合された板状のプレート(122)を有し、
    前記プレートは、前記端部チューブの前記チューブ内通路に連通するとともにチューブ積層方向に延びる管挿入孔(122a)を有し、
    前記管の一端側が前記管挿入孔に挿入されている冷却器モジュール。
  2. 前記管は、前記冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に配置された第1の管であり、
    前記冷却器におけるチューブ積層方向の他端側に配置され、一端側が前記チューブ内通路に連通するとともに他端側が前記ケースの外部に突出する第2の管(18、20)を備え、
    前記冷却器は、前記第2の管が配置された側が前記ケースに固定されている請求項1に記載の冷却器モジュール。
  3. 前記管は、チューブ積層方向に対して交差して、前記ケースにおける前記ケース貫通孔の周囲の面に対向する鍔部(163)を備え、
    前記ケースにおける前記ケース貫通孔の周囲の面と前記鍔部との間の隙間をシールする固定シール部材(24)が、前記ケースと前記鍔部との間に配置されている請求項1または2に記載の冷却器モジュール。
  4. 前記熱交換対象物は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール(10)である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷却器モジュール。
  5. 内部と外部を連通させるケース貫通孔(141a)を有するケース(14)と、
    前記ケースの内部に配置され、冷媒が流れるチューブ内通路(121a)を有する扁平状の複数のチューブ(121)が熱交換対象物(10)を配置するための隙間を形成しつつ積層された冷却器(12)と、
    前記ケース貫通孔に挿入され、一端側が前記冷却器に接続されて前記チューブ内通路に連通し、他端側が前記ケースの外部に突出し、前記ケースに固定された第1の管(16)とを備え、
    前記第1の管は、前記冷却器におけるチューブ積層方向の一端側に配置され、
    前記第1の管に対して前記冷却器がチューブ積層方向に相対移動可能な状態で前記第1の管と前記冷却器が嵌合され、
    前記第1の管と前記冷却器の嵌合部の隙間をシールする摺動シール部材(22)が前記第1の管と前記冷却器の嵌合部に配置されており、
    前記冷却器におけるチューブ積層方向の他端側に配置され、一端側が前記チューブ内通路に連通するとともに他端側が前記ケースの外部に突出する第2の管(18、20)を備え、
    前記冷却器は、前記第2の管が配置された側が前記ケースに固定されている冷却器モジュール。
  6. 前記第1の管は、チューブ積層方向に対して交差して、前記ケースにおける前記ケース貫通孔の周囲の面に対向する鍔部(163)を備え、
    前記ケースにおける前記ケース貫通孔の周囲の面と前記鍔部との間の隙間をシールする固定シール部材(24)が、前記ケースと前記鍔部との間に配置されている請求項に記載の冷却器モジュール。
  7. 前記熱交換対象物は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール(10)である請求項5または6に記載の冷却器モジュール。
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