JP5949286B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を有する半導体モジュールを備えた電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等には、インバータ等の電力変換装置が搭載されている。
電力変換装置としては、例えば、半導体素子を有する半導体モジュールと、該半導体モジュールを収容するモジュール収容部を有し、該モジュール収容部に収容された半導体モジュールとの間に冷媒流路を形成してなる冷却用筐体とを備えたものがある。
例えば、特許文献1には、半導体モジュールが半導体素子を有する本体部と該本体部を収容する本体収容部とによって構成された電力変換装置が開示されている。
この電力変換装置において、本体収容部は、本体部を収容する有底筒状の筒状部と、該筒状部の一端から外側に突出してなるフランジ部とからなる。フランジ部と冷却用筐体との間には、両者の間をシールするシール材が配設されている。
また、本体収容部のフランジ部は、筒状部の開口部の周囲において、4つの辺部を有する。4つの辺部のうち、本体収容部の短手方向に形成される一対の辺部(短手辺部)には、本体収容部を冷却用筐体に固定するための固定部が設けられている。そして、フランジ部は、一対の短手辺部に設けられた固定部において、ボルト等の固定部材を用いて冷却用筐体に固定されている。
特開2012−29539号公報
しかしながら、上記特許文献1の構造では、次のような問題が生じるおそれがある。
すなわち、半導体モジュールの本体収容部のフランジ部において、4つの辺部のうち、一対の短手辺部以外の辺部であって、本体収容部の長手方向に形成される一対の辺部(長手辺部)には、本体収容部を冷却用筐体に固定するための固定部が設けられていない。
そのため、本体収容部のフランジ部の一対の長手辺部において、シール面圧(シール材との間の面圧)を十分に確保することができないおそれがある。また、フランジ部の辺部ごとにシール面圧のばらつきが生じるおそれがある。これにより、シール材によって半導体モジュール(フランジ部)と冷却用筐体との間のシール性を十分に確保することができず、両者の間に形成された冷媒流路から冷媒が漏れ出すおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、半導体モジュールと冷却用筐体との間のシール性を十分に確保することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一の態様は、半導体素子を有する本体部と、該本体部を収容する本体収容部とからなる半導体モジュールと、
該半導体モジュールを収容するモジュール収容部を有し、該モジュール収容部に収容された上記半導体モジュールとの間に冷媒流路を形成してなる冷却用筐体とを備え、
上記半導体モジュールの上記本体収容部は、一端に開口部を有する有底筒状であり、上記本体部を内部に収容すると共に上記冷却用筐体の上記モジュール収容部に収容される筒状部と、該筒状部の上記開口部側の端部から外側に突出してなるフランジ部とからなり、
該フランジ部と上記冷却用筐体との間には、両者の間をシールするシール材が配設されており、
上記フランジ部は、上記筒状部の上記開口部の周囲において、上記本体収容部の長手方向に形成されると共に上記本体収容部の短手方向に対向する一対の長手辺部と、上記短手方向に形成されると共に上記長手方向に対向する一対の短手辺部とを有し、
上記各長手辺部及び上記各短手辺部には、それぞれ上記本体収容部を上記冷却用筐体に固定するための固定部が設けられ
上記半導体モジュールを複数備え、該複数の半導体モジュールは、上記短手方向に並んで配置されており、隣り合う上記半導体モジュールの上記本体収容部同士において、隣り合う上記フランジ部の上記長手辺部同士は、互いの上記固定部が上下に重なるようにして該固定部において上記冷却用筐体に対して同じ位置で固定されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置において、半導体モジュールの本体収容部は、筒状部とフランジ部とからなる。また、該フランジ部と冷却用筐体との間には、両者の間をシールするシール材が配設されている。また、フランジ部は、筒状部の開口部の周囲において、一対の長手辺部と一対の短手辺部とを有し、各長手辺部及び各短手辺部には、それぞれ本体収容部を冷却用筐体に固定するための固定部が設けられている。すなわち、本体収容部のフランジ部のすべての辺部に、本体収容部を冷却用筐体に固定するための固定部が設けられている。
そのため、本体収容部のフランジ部のすべての辺部(一対の長手辺部、一対の短手辺部)において、シール面圧(シール材との間の面圧)を十分に確保することができる。また、フランジ部の各辺部において、シール面圧のばらつきを抑制することができる。これにより、半導体モジュールと冷却用筐体との間のシール性を十分に確保することができ、両者の間に形成された冷媒流路から冷媒が漏れ出すことを防止することができる。
このように、半導体モジュールと冷却用筐体との間のシール性を十分に確保することができる電力変換装置を提供することができる。
参考例における、電力変換装置を示す平面図。 参考例における、冷却用筐体を示す平面図。 図1のIII−III線矢視断面図。 図1のIV−IV線矢視断面図。 参考例における、半導体モジュールを筒状部の開口部側から見た平面図。 実施例における、電力変換装置を示す平面図。 図6のVII−VII線矢視断面図。 実施例における、電力変換装置の別例を示す平面図。 実施例における、電力変換装置を示す平面図。 図9のX−X線矢視断面図。
上記電力変換装置において、上記半導体モジュールにおける上記本体収容部の上記フランジ部と上記冷却用筐体との間には、両者の間をシールするシール材が配設されている。このシール材としては、例えば、Oリング等の弾性部材、シール用の接着剤等を用いることができる。
また、上記本体部には、上記半導体素子に電気的に接続されるパワー端子及び制御端子が設けられており、上記本体収容部における上記フランジ部の上記長手辺部の上記固定部は、上記パワー端子及び上記制御端子が上記本体部から突出している上記長手方向の領域に設けられている構成としてもよい(請求項2)。
すなわち、例えば、パワー端子は、バスバを介してコンデンサ等に接続される。また、制御端子は、半導体素子を制御するための制御回路基板に接続される。そのため、コンデンサ、制御回路基板等の熱膨張・熱収縮によって半導体モジュールに位置ずれ(特に上記短手方向への位置ずれ)が生じる場合がある。そして、フランジ部におけるシール面圧の変動が繰り返し起こり、シール性の劣化を招くおそれがある。
そこで、半導体モジュールの本体収容部におけるフランジ部の長手辺部の固定部を上記所定の領域(範囲)、つまりコンデンサ、制御回路基板等の熱膨張・熱収縮の影響を受けやすい領域(範囲)に設ける。これにより、その領域のシール面圧を十分に確保することができ、他の部品の熱膨張・熱収縮に起因するフランジ部のシール面圧の変動繰り返しを抑制し、シール性の劣化を防止することができる。その結果、半導体モジュールと冷却用筐体との間のシール性をより一層十分に確保することができる。
なお、上記パワー端子及び上記制御端子が上記本体部から突出している上記長手方向の領域とは、本体部から突出しているすべてのパワー端子及び制御端子のうち、上記長手方向の一端にあるパワー端子又は制御端子が本体部から突出している位置と上記長手方向の他端にあるパワー端子又は制御端子が本体部から突出している位置との間の上記長手方向の領域(範囲)をいう。
また、上記固定部が上記領域に設けられているとは、固定部の少なくとも一部が上記量域内にあることをいう。
また、上記半導体モジュールを複数備え、該複数の半導体モジュールは、上記短手方向に並んで配置されており、隣り合う上記半導体モジュールの上記本体収容部同士において、隣り合う上記フランジ部の上記長手辺部同士は、互いの上記固定部が上記冷却用筐体に対して同じ位置で固定されている
そのため、隣り合う半導体モジュールの本体収容部同士において、隣り合うフランジ部の長手辺部同士を例えば1つの固定部材を用いて固定することが可能となる。すなわち、固定部材を共用することが可能となる。これにより、体格の小型化、固定箇所の低減による構造の簡素化、固定部材の削減による製造コストの削減等の効果を得ることができる。
参考例
上記電力変換装置にかかる参考例について、図を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図5に示すごとく、半導体素子を有する本体部4と、本体部4を収容する本体収容部5とからなる半導体モジュール3と、半導体モジュール3を収容するモジュール収容部21を有し、モジュール収容部21に収容された半導体モジュール3との間に冷媒流路20を形成してなる冷却用筐体2とを備えている。
また、半導体モジュール3の本体収容部5は、一端に開口部511を有する有底筒状であり、本体部4を内部に収容すると共に冷却用筐体2のモジュール収容部21に収容される筒状部51と、筒状部51の開口部511側の端部から外側に突出してなるフランジ部52とからなる。フランジ部52と冷却用筐体2との間には、両者の間をシールするシール材6が配設されている。
また、フランジ部52は、筒状部51の開口部511の周囲において、本体収容部5の長手方向Xに形成されると共に本体収容部5の短手方向Yに対向する一対の長手辺部521と、短手方向Yに形成されると共に長手方向Xに対向する一対の短手辺部522とを有する。各長手辺部521及び各短手辺部522には、それぞれ本体収容部5を冷却用筐体2に固定するための固定部53が設けられている。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、複数の半導体モジュール3と、複数の半導体モジュール3を収容して冷却する冷却用筐体2とを備えている。本例において、電力変換装置1は、3つの半導体モジュール3を備えている。3つの半導体モジュール3は、本体収容部5の短手方向Yに並んで配置されている。また、冷却用筐体2は、アルミニウム等からなる。
図2に示すごとく、冷却用筐体2の内部には、半導体モジュール3を収納するための複数のモジュール収容部21が設けられている。各モジュール収容部21は、半導体モジュール3を挿入するための収容開口部211を有する。
また、冷却用筐体2の内部には、外部から冷媒を導入する冷媒導入部22と、外部に冷媒を排出する冷媒排出部23とが設けられている。冷媒導入部22と冷媒排出部23とは、モジュール収容部21を介して連通しており、冷媒を流通させる冷媒流路20の一部を構成している。なお、図2では、冷媒(図中のC)の流れを矢印で示している。
図3、図4に示すごとく、各半導体モジュール3は、スイッチング素子等の半導体素子を内蔵する本体部4と、本体部4を収容する本体収容部5とからなる。
本体部4は、半導体素子等をエポキシ樹脂等の絶縁樹脂で封止することによって直方体形状に形成されている。
また、本体部4には、スイッチング素子等の半導体素子に電気的に接続される複数のパワー端子41及び複数の制御端子42が設けられている。パワー端子41及び制御端子42は、本体部4から同じ方向に突出する共に、本体収容部5の筒状部51の開口部511から外側に突出している。また、パワー端子41は、バスバ71を介してコンデンサ等に接続されている。また、パワー端子41は、電源や負荷等に電気的に接続されている。また、制御端子42は、スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路が形成された制御回路基板72に接続されている。
同図に示すごとく、本体収容部5は、本体部4を内部に収容する筒状部51と、筒状部51から外側に突出してなるフランジ部52とからなる。また、本体収容部5は、アルミニウム、銅等からなり、例えば、絞り加工等によって筒状部51とフランジ部52とを一体的に成形してなる。
筒状部51は、軸方向の一端に開口部511を有し、他端に底部512を有する有底筒状を呈している。また、筒状部51は、4つの側面513を有する四角形筒状を呈している。また、4つの側面513のうち、長手方向Xの側面513には、冷却用フィン59(図3)が突出するように設けられている。
図5に示すごとく、フランジ部52は、筒状部51の開口部511側の端部から外側に突出して四角形板状に形成されている。また、フランジ部52は、筒状部51の開口部511の周囲において、4つの辺部を有する。具体的には、長手方向Xに形成されると共に短手方向Yに対向する一対の長手辺部521と、短手方向Yに形成されると共に長手方向Xに対向する一対の短手辺部522とを有する。
フランジ部52の一対の長手辺部521及び一対の短手辺部522には、それぞれ本体収容部5を冷却用筐体2に固定するための固定部53が設けられている。固定部53は、他の部分よりも外側に突出するように設けられている。
本例において、フランジ部52の一対の長手辺部521及び一対の短手辺部522には、それぞれ1つずつの固定部53が設けられている。すなわち、フランジ部52には、合計4つの固定部53が設けられている。
また、フランジ部52の長手辺部521の固定部53は、パワー端子41及び制御端子42が本体部4から突出している長手方向Xの領域(この領域を領域Aとする)に設けられている。本例において、領域Aは、長手方向Xの一端にある制御端子42が本体部4から突出している位置と長手方向Xの他端にある制御端子42が本体部から突出している位置との間の長手方向Xの領域(範囲)である。
また、固定部53には、それぞれ固定孔531が設けられている。固定孔531は、固定部53を厚み方向に貫通して形成されている。
そして、図3、図4に示すごとく、冷却用筐体2のモジュール収容部21には、半導体モジュール3が収容されている。半導体モジュール3の筒状部51は、開口部511とは反対側の端部を冷却用筐体2側に向けて冷却用筐体2のモジュール収容部21内に収容されている。また、フランジ部52は、一方の主面(筒状部51の底部512側の主面)が冷却用筐体2に対向するように配置されている。
また、冷却用筐体2のモジュール収容部21に半導体モジュール3が収容された状態において、半導体モジュール3と冷却用筐体2との間には、冷媒を流通させる冷媒流路20が形成されている。冷媒流路20を流通する冷媒は、半導体モジュール3の本体収容部5を介し、発熱する半導体素子を内蔵する本体部4との間で熱交換を行う。これにより、半導体モジュール3の冷却を行う。
また、半導体モジュール3の本体収容部5のフランジ部52(長手辺部521、短手辺部522)と冷却用筐体2との間には、Oリングからなる環状のシール材6が配設されている。シール材6は、筒状部51の周囲を取り囲むように配置されている。これにより、半導体モジュール3と冷却用筐体2との間をシールすると共に、両者の間に形成された冷媒流路20の密閉性を保っている。
また、半導体モジュール3の本体収容部5のフランジ部52は、一対の長手辺部521及び一対の短手辺部522にそれぞれ1つずつ設けられた4つの固定部53において、ボルトからなる固定部材54を用いて冷却用筐体2に締結固定されている。具体的には、固定部材54は、固定部53の固定孔531を挿通して配置されると共に、冷却用筐体2の螺合穴24に螺合されている。これにより、フランジ部52におけるシール面圧(シール材6との間の面圧)を確保している。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について説明する。
本例の電力変換装置1において、半導体モジュール3の本体収容部5は、筒状部51とフランジ部52とからなる。また、フランジ部52と冷却用筐体2との間には、両者の間をシールするシール材6が配設されている。また、フランジ部52は、筒状部51の開口部511の周囲において、一対の長手辺部521と一対の短手辺部522とを有し、各長手辺部521及び各短手辺部522には、それぞれ本体収容部5を冷却用筐体2に固定するための固定部53が設けられている。すなわち、本体収容部5のフランジ部52のすべての辺部に、本体収容部5を冷却用筐体2に固定するための固定部53が設けられている。
そのため、本体収容部5のフランジ部52のすべての辺部(一対の長手辺部521、一対の短手辺部522)において、シール面圧(シール材6との間の面圧)を十分に確保することができる。また、フランジ部52の各辺部において、シール面圧のばらつきを抑制することができる。これにより、半導体モジュール3と冷却用筐体2との間のシール性を十分に確保することができ、両者の間に形成された冷媒流路20から冷媒が漏れ出すことを防止することができる。
また、本例において、半導体モジュール3の本体部4には、半導体素子に電気的に接続されるパワー端子41及び制御端子42が設けられている。また、本体収容部5におけるフランジ部52の長手辺部521の固定部53は、パワー端子41及び制御端子42が本体部4から突出している長手方向Xの領域(領域A)に設けられている。
すなわち、パワー端子41は、バスバ71を介してコンデンサ等に接続される。また、制御端子42は、制御回路基板72に接続される。そのため、コンデンサ、制御回路基板72等の他の部品の熱膨張・熱収縮によって半導体モジュール3に位置ずれ(特に短手方向Yへの位置ずれ)が生じる場合がある。そして、フランジ部52におけるシール面圧の変動が繰り返し起こり、シール性の劣化を招くおそれがある。
そこで、半導体モジュール3の本体収容部5におけるフランジ部52の長手辺部521の固定部53を上記所定の領域(範囲)、つまりコンデンサ、制御回路基板72等の熱膨張・熱収縮の影響を受けやすい領域(範囲)に設ける。これにより、その領域のシール面圧を十分に確保することができ、他の部品の熱膨張・熱収縮に起因するフランジ部52のシール面圧の変動繰り返しを抑制し、シール性の劣化を防止することができる。その結果、半導体モジュール3と冷却用筐体2との間のシール性をより一層十分に確保することができる。
このように、本例によれば、半導体モジュール3と冷却用筐体2との間のシール性を十分に確保することができる電力変換装置1を提供することができる。
(実施例
本例は、図6、図7に示すごとく、半導体モジュール3の本体収容部5のフランジ部52の構成を変更した例である。
図6に示すごとく、電力変換装置1は、3つの半導体モジュール3を備えている。3つの半導体モジュール3は、本体収容部5の短手方向Yに並んで配置されている。そして、隣り合う半導体モジュール3の本体収容部5同士において、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士は、互いの固定部53が冷却用筐体2に対して同じ位置で固定されている。
具体的には、図6、図7に示すごとく、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士において、互いの固定部53は、上下に重なるように設けられている。また、互いの固定部53の固定孔531は、固定部53の厚み方向から見た場合に同じ位置にある。そして、固定部材54は、両固定部53の固定孔531を挿通して配置されると共に、冷却用筐体2の螺合穴24に螺合されている。
その他の基本的な構成は、参考例と同様である。
本例の場合には、隣り合う半導体モジュール3の本体収容部5同士において、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士を1つの固定部材54を用いて固定することが可能となる。すなわち、固定部材54を共用することが可能となる。これにより、体格の小型化、固定箇所の低減による構造の簡素化、固定部材54の削減による製造コストの削減等の効果を得ることができる。
その他の基本的な作用効果は、参考例と同様である。
なお、図8に示すごとく、半導体モジュール3の本体収容部5におけるフランジ部52の長手辺部521の固定部53の位置を変更し、隣り合う半導体モジュール3の本体収容部5同士の間の距離をさらに縮めた構成とすることもできる。この場合には、体格の小型化をさらに図ることができる。
(実施例
本例は、図9、図10に示すごとく、半導体モジュール3の構成を変更した例である。
図9に示すごとく、電力変換装置1は、3つの半導体モジュール3を備えている。3つの半導体モジュール3は、本体収容部5の短手方向Yに並んで配置されている。そして、隣り合う半導体モジュール3の本体収容部5同士において、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士は、互いの固定部53がその厚み方向に重なるように設けられている。
具体的には、図9、図10に示すごとく、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士において、各長手辺部521の固定部53は、上側固定部531と下側固定部532とを有する。一方の長手辺部521の上側固定部531は、他方の長手辺部521の下側固定部532の上側に重なるように配置されている。また、一方の長手辺部521の下側固定部532は、他方の長手辺部521の上側固定部531の下側に重なるように配置されている。
同図に示すごとく、3つの半導体モジュール3のうち、両側の半導体モジュール3の本体収容部5において、他の半導体モジュール3と隣り合わないフランジ部52の一方の長手辺部521の固定部53は、上側固定部531と下側固定部532とを有する。上側固定部531は、冷却用筐体2の上側に重なるように配置されている。また、下側固定部532は、冷却用筐体2に設けられた押さえ部材25の下側に重なるように配置されている。
また、押さえ部材25には、それぞれ固定孔251が設けられている。固定孔251は、押さえ部材25を厚み方向に貫通して形成されている。また、固定部材54は、押さえ部材25の固定孔251を挿通して配置されると共に、冷却用筐体2の螺合穴24に螺合されている。これにより、各半導体モジュール3における本体収容部5のフランジ部52の長手辺部521は、固定部53(上側固定部531、下側固定部532)によって冷却用筐体2に対して間接的に固定されている。
その他の基本的な構成は、参考例と同様である。
本例の場合には、隣り合う半導体モジュール3の本体収容部5同士において、隣り合うフランジ部52の長手辺部521同士を重ね合わせることにより、フランジ部52におけるシール面圧を十分に確保することができる。また、コンデンサ、制御回路基板72(図4)等の他の部品の熱膨張・熱収縮に起因するフランジ部52のシール面圧の変動繰り返しを抑制し、シール性の劣化を防止することができる。
その他の基本的な作用効果は、参考例と同様である。
1 電力変換装置
2 冷却用筐体
20 冷媒流路
21 モジュール収容部
3 半導体モジュール
4 本体部
5 本体収容部
51 筒状部
511 開口部
52 フランジ部
521 長手辺部
522 短手辺部
53 固定部
6 シール材
X 長手方向(本体収容部の長手方向)
Y 短手方向(本体収容部の短手方向)

Claims (2)

  1. 半導体素子を有する本体部(4)と、該本体部(4)を収容する本体収容部(5)とからなる半導体モジュール(3)と、
    該半導体モジュール(3)を収容するモジュール収容部(21)を有し、該モジュール収容部(21)に収容された上記半導体モジュール(3)との間に冷媒流路(20)を形成してなる冷却用筐体(2)とを備え、
    上記半導体モジュール(3)の上記本体収容部(5)は、一端に開口部(511)を有する有底筒状であり、上記本体部(4)を内部に収容すると共に上記冷却用筐体(2)の上記モジュール収容部(21)に収容される筒状部(51)と、該筒状部(51)の上記開口部(511)側の端部から外側に突出してなるフランジ部(52)とからなり、
    該フランジ部(52)と上記冷却用筐体(2)との間には、両者の間をシールするシール材(6)が配設されており、
    上記フランジ部(52)は、上記筒状部(51)の上記開口部(511)の周囲において、上記本体収容部(5)の長手方向(X)に形成されると共に上記本体収容部(5)の短手方向(Y)に対向する一対の長手辺部(521)と、上記短手方向(Y)に形成されると共に上記長手方向(X)に対向する一対の短手辺部(522)とを有し、
    上記各長手辺部(521)及び上記各短手辺部(522)には、それぞれ上記本体収容部(5)を上記冷却用筐体(2)に固定するための固定部(53)が設けられ
    上記半導体モジュール(3)を複数備え、該複数の半導体モジュール(3)は、上記短手方向(Y)に並んで配置されており、隣り合う上記半導体モジュール(3)の上記本体収容部(5)同士において、隣り合う上記フランジ部(52)の上記長手辺部(521)同士は、互いの上記固定部(53)が上下に重なるようにして該固定部(53)において上記冷却用筐体(2)に対して同じ位置で固定されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記本体部(4)には、上記半導体素子に電気的に接続されるパワー端子(41)及び制御端子(42)が設けられており、上記本体収容部(5)におけるフランジ部(52)の上記長手辺部(521)の上記固定部(53)は、上記パワー端子(41)及び上記制御端子(42)が上記本体部(4)から突出している上記長手方向(X)の領域(A)に設けられていることを特徴とする電力変換装置(1)。
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