JP5954016B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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電力変換装置としては、例えば、半導体素子を有する半導体モジュールと、該半導体モジュールを収容するモジュール収容部を有し、該モジュール収容部に収容された半導体モジュールとの間に冷媒流路を形成してなる冷却用筐体とを備えたものがある。
この電力変換装置において、本体収容部は、本体部を収容する有底筒状の筒状部と、該筒状部の一方の端部から外側に突出してなるフランジ部とからなる。フランジ部と冷却用筐体との間には、半導体モジュールと冷却用筐体との間をシールするシール材が配設されている。
該半導体モジュールを収容するモジュール収容部を有し、該モジュール収容部に収容された上記半導体モジュールとの間に冷媒流路を形成してなる冷却用筐体とを備え、
上記半導体モジュールの上記本体収容部は、一端に開口部を有する有底筒状であり、上記本体部を内部に収容すると共に上記冷却用筐体の上記モジュール収容部に収容される筒状部と、該筒状部の上記開口部側の端部から外側に突出してなるフランジ部とからなり、
該フランジ部には、上記冷却用筐体に対向すると共に該冷却用筐体との間をシールするための対向シール面が設けられており、
該対向シール面には、凹部からなる変形防止部が設けられており、
上記フランジ部の上記対向シール面における上記変形防止部よりも外側部分には平面部が設けられ、且つ上記フランジ部の上記対向シール面の外周端縁部には面取部が設けられており、
上記フランジ部と上記冷却用筐体とは、上記対向シール面における上記変形防止部よりも外側においてシールされていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
すなわち、例えば、半導体モジュールの本体収容部を絞り加工によって成形した場合、シワ等の変形が特に筒状部とフランジ部との間に形成された隅部近傍に生じる。そこで、このようなシワ等の変形が特に発生する隅部近傍に変形防止部を設けることにより、シワ等の変形を変形防止部によって効果的に抑制することができる。
フランジ部の対向シール面における変形防止部が凹部となっていることにより、例えば、変形防止部よりも外側部分に切削等の平面加工を施すことが容易となる。これにより、対向シール面における変形防止部よりも外側部分(フランジ部と冷却用筐体とのシール位置となる部分)の平面度を確保することが容易となる。
この場合には、フランジ部の対向シール面における変形防止部よりも外側部分(フランジ部と冷却用筐体とのシール位置となる部分)に切削等の平面加工を施すことにより、その部分の平面度を高めることができる。これにより、半導体モジュールと冷却用筐体との間のシール性をより十分に確保することができる。
この場合には、例えば、フランジ部の対向シール面の外周端縁部に予め面取加工を施し、その後に対向シール面における変形防止部よりも外側部分に切削等の平面加工を施すことにより、対向シール面の外周端縁部に鋭利なバリ等が発生することを防止することができる。
この場合には、変形防止部の凹凸を位置決め部として利用することにより、冷却用筐体に対する本体収容部の位置決め、つまり半導体モジュールの位置決めを容易に行うことができる。
この場合には、絞り加工によって生じるシワ等の変形をフランジ部の対向シール面に設けた変形防止部によって抑制するという上述の効果を有効に発揮することができる。
上記電力変換装置にかかる実施例について、図を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図7に示すごとく、半導体素子を有する本体部4と、本体部4を収容する本体収容部5とからなる半導体モジュール3と、半導体モジュール3を収容するモジュール収容部21を有し、モジュール収容部21に収容された半導体モジュール3との間に冷媒流路20を形成してなる冷却用筐体2とを備えている。
半導体モジュール3の本体収容部5は、一端に開口部511を有する有底筒状であり、本体部4を内部に収容すると共に冷却用筐体2のモジュール収容部21に収容される筒状部51と、筒状部51の開口部511側の端部から外側に突出してなるフランジ部52とからなる。
フランジ部52と冷却用筐体2とは、対向シール面521における変形防止部522よりも外側においてシールされている。
以下、これを詳説する。
また、冷却用筐体2の内部には、外部から冷媒を導入する冷媒導入部22と、外部に冷媒を排出する冷媒排出部23とが設けられている。冷媒導入部22と冷媒排出部23とは、モジュール収容部21を介して連通しており、冷媒を流通させる冷媒流路20の一部を構成している。なお、図2では、冷媒(図中のC)の流れを矢印で示している。
本体部4は、半導体素子等をエポキシ樹脂等の絶縁樹脂で封止することによって直方体形状に形成されている。
なお、図7では、対向シール面521において、後述するシール材6が配設される位置を点線で示す。
まず、図8(a)に示すごとく、板状の素材50を準備する。次いで、図8(b)に示すごとく、板状の素材50に対してプレス等によって絞り加工を行う。これにより、筒状部51とフランジ部52とを一体的に成形してなる本体収容部5が得られる。また、フランジ部52の対向シール面521には、凹部からなる変形防止部522が形成される。
以上により、図5〜図7に示す本体収容部5が得られる。
本例の電力変換装置1において、半導体モジュール3の本体収容部5は、筒状部51とフランジ部52とからなる。フランジ部52には、冷却用筐体2に対向してシールするための対向シール面521が設けられており、対向シール面521には、凹部からなる変形防止部522が設けられている。そして、フランジ部52と冷却用筐体2とは、対向シール面521における変形防止部522よりも外側においてシールされている。
本例は、図10、図11に示すごとく、変形防止部522を設ける位置を変更した例である。
図10に示す例において、変形防止部522は、筒状部51の4つの角部514近傍にそれぞれ設けられている。
その他の基本的な構成は、実施例1と同様である。
その他の基本的な構成は、実施例1と同様である。
その他の基本的な作用効果は、実施例1と同様である。
本例は、図12に示すごとく、変形防止部522の構成を変更した例である。
同図に示すごとく、変形防止部522は、筒状部51の周囲を取り囲むように四角形環状に設けられている。ただし、変形防止部522は、筒状部51の側面513のうち、短辺側の2つの側面513(513a)近傍部分の幅が長辺側の2つの側面513(513b)近傍部分の幅よりも大きい。
その他の基本的な構成は、実施例1と同様である。
その他の基本的な作用効果は、実施例1と同様である。
本例は、図13、図14に示すごとく、変形防止部522の形状を変更した例である。
同図に示すごとく、半導体モジュール3の本体収容部5において、フランジ部52の対向シール面521には、表面を突出させた凸部からなる変形防止部522が設けられている。変形防止部522は、対向シール面521のうち、筒状部51とフランジ部52との間に形成された隅部30近傍に設けられているが、隅部30から所定の間隔を空けて設けられている。
その他の基本的な構成及び作用効果は、実施例1と同様である。
本例は、図15、図16に示すごとく、変形防止部522を本体収容部5の位置決め部として利用した例である。
図15に示すごとく、冷却用筐体2には、凹部からなる変形防止部522に係合する係合凸部24が設けられている。変形防止部522は、冷却用筐体2の係合凸部24に係合している。これにより、冷却用筐体2に対する本体収容部5の位置決めがなされる
その他の基本的な構成は、実施例1と同様である。
その他の基本的な構成は、実施例4と同様である。
その他の基本的な作用効果は、実施例1、4と同様である。
2 冷却用筐体
20 冷媒流路
21 モジュール収容部
3 半導体モジュール
4 本体部
5 本体収容部
51 筒状部
511 開口部
52 フランジ部
521 対向シール面
522 変形防止部
Claims (4)
- 半導体素子を有する本体部(4)と、該本体部(4)を収容する本体収容部(5)とからなる半導体モジュール(3)と、
該半導体モジュール(3)を収容するモジュール収容部(21)を有し、該モジュール収容部(21)内に収容された上記半導体モジュール(3)との間に冷媒流路(20)を形成してなる冷却用筐体(2)とを備え、
上記半導体モジュール(3)の上記本体収容部(5)は、一端に開口部(511)を有する有底筒状であり、上記本体部(4)を内部に収容すると共に上記冷却用筐体(2)の上記モジュール収容部(21)に収容される筒状部(51)と、該筒状部(51)の上記開口部(511)側の端部から外側に突出してなるフランジ部(52)とからなり、
該フランジ部(52)には、上記冷却用筐体(2)に対向すると共に該冷却用筐体(2)との間をシールするための対向シール面(521)が設けられており、
該対向シール面(521)には、凹部からなる変形防止部(522)が設けられており、
上記フランジ部(52)の上記対向シール面(521)における上記変形防止部(522)よりも外側部分には平面部が設けられ、且つ上記フランジ部(52)の上記対向シール面(521)の外周端縁部には面取部が設けられており、
上記フランジ部(52)と上記冷却用筐体(2)とは、上記対向シール面(521)における上記変形防止部(522)よりも外側においてシールされていることを特徴とする電力変換装置(1)。 - 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記変形防止部(522)は、上記フランジ部(52)の上記対向シール面(521)のうち、少なくとも上記筒状部(51)と上記フランジ部(52)との間に形成された隅部(30)近傍に設けられていることを特徴とする電力変換装置(1)。
- 請求項1または2に記載の電力変換装置(1)において、上記変形防止部(522)は、上記冷却用筐体(2)に対する上記本体収容部(5)の位置決めをする位置決め部でもあることを特徴とする電力変換装置(1)。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置(1)において、上記本体収容部(5)は、上記筒状部(51)と上記フランジ部(52)とが一体的に構成されてなることを特徴とする電力変換装置(1)。
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