JP6131221B2 - モータ液冷構造および液冷モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ液冷構造および液冷モータに関し、特に冷却液を流すための冷却液の流路を備えるモータ液冷構造および液冷モータに関する。
冷却液を通して冷却する液冷式モータは、空冷式のモータに比べて、冷却能力が高いので連続的に高負荷をかけたり、高速回転する際に、モータ各部の温度上昇を抑えることができる。この液冷式モータは特許文献1に開示されており、特許文献1では液冷式モータにおける冷却液の流路の溝の設け方が開示されている。すなわち、液冷式モータでは、中央部ケーシングには冷却液の流路が設けられており、この中央部ケーシングの前端部に配置される前端部ケーシング(ブラケット)には冷却液の流路を連通するための一方の溝が設けられ、中央部ケーシングの後端部に配置される後端部ケーシング(ブラケット)には冷却液の流路を連通するための他の溝が設けられている(特許文献1を参照)。
また、図7に示すようにサーボモータのフレーム表面にヒートシンク500が取り付けられたり、図8に示すようにサーボモータのフレーム内にスパイラル状の金属管501を埋め込んでクーラント液が流せるものもある。
しかし、特許文献1に開示された液冷式モータでは、前端部ケーシング(ブラケット)に冷却液の流路を連通するための一方の溝が設けられ、後端部に配置される後端部ケーシング(ブラケット)に冷却液の流路を連通するための他の溝が設けられている構造であるので、中央部ケーシングと前端部ケーシングとの間に配置されている密閉用のパッキンと、中央部ケーシングと後端部ケーシングとの間に配置されている密閉用のパッキンをそのまま使用することはできず、各パッキンは前端部ケーシングの第1溝と後端部ケーシングの第2溝の形状に合わせて加工したものを使用しなければならない。
しかも、前端部ケーシングと後端部ケーシングにそれぞれ溝を形成するので、中央部ケーシングと前端部ケーシングの間の密閉性と、中央部ケーシングと後端部ケーシングの間の密閉性が、低下するおそれがある。
また、図7に示す従来例では、ヒートシンクがフレーム表面に取り付けられているだけで、ヒートシンクとフレームとが一体的に形成されているのではないので、フレームの冷却効果が小さい。図8に示す従来例では、フレーム構造が複雑になってしまう。
そこで、図9で示すように、中央部フレーム505に、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路507、509、511、513、515、517を長手方向CLに沿って貫通して形成し、中央部フレーム505の一端部に、冷却液の流路を連通するための第1溝部分519、521、523を設け、中央部フレーム505の他端部には、冷却液の流路を連通するための第2溝部分525、527を設けたサーボモータの液冷構造503が知られている(特許文献2参照)。
そして、中央部フレームの各冷却液の流路を連通する溝部分を一端部ブラケットと他端部ブラケットには設けずに、中央部フレームの一端部と他端部に形成することで、一端部ブラケットと中央部フレームとの間と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間をシールするパッキンを加工することなくそのまま使用することができ、しかも一端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性を向上することができるようになっている。
特開平6−86506号公報 特開2010−93984号公報
サーボモータの液冷構造503およびこの液冷構造を備えた液冷モータは、上述したように、通常の自冷構造に比べて、放熱効率が高く、サイズに比して定格出力を大きくとれる長所がある。
しかし、サーボモータ液冷構造503で使用する冷却水はエンドユーザによって管理されることが多く、場合によっては指定されている冷却水とは異なる仕様の冷却水が使用されることがある。
このような場合、冷却水路の中でシール用パッキンやこのシール用パッキンと接している部位でケーシング(たとえば、アルミニウムやアルミニウム合金や鉄や鉄合金で構成されているケーシング)の劣化や腐食が徐々に進行し、この劣化や腐食が発生した部位で液漏れが発生し、この漏れた冷却水が液冷モータの内部に入るおそれがあるという問題がある。この問題は、冷却水の仕様を変えた場合だけでなく、その他の要因によって発生するおそれがごく稀にある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、シール用パッキンの劣化等によって液漏れが発生した場合であっても、この液漏れによる冷却液が液冷モータの内部に入ることを防止することができる液冷構造およびこの液冷構造を有する液冷モータを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、前記一端部ブラケットと前記他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間と、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているモータに適用される液冷構造であって、前記中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が前記長手方向に沿って貫通して形成されており、前記中央部フレームの一端部には、前記冷却液の流路を連通するための第1溝部分が設けられ、前記中央部フレームの他端部には、前記冷却液の流路を連通するための第2溝部分が設けられており、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間および前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間には、シール部材が設けられており、このシール部材は、前記シール用パッキンから漏れ出た冷却液が前記ケーシングの内部に入り込まないように、前記シール用パッキンよりも内側に設けられており、前記シールパッキンから漏れ出た冷却液は前記ケーシングの外側に流れるように、前記シール用パッキンと、前記シール部材との間に空間を設け、前記一端部ブラケット、前記他端部ブラケット、前記中央部フレームの少なくともいずれかに設けたドレイン孔を介して前記空間が前記ケーシングの外部につなげられている液冷構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液冷構造において、前記中央部フレームは筒状に形成されており、前記一端部ブラケットは、平板状の本体部とこの平板状の本体部から突出している円柱状の中央部フレーム係合部とを備えて構成されており、前記中央部フレーム係合部の外周には円環状の凹部が設けられており、この凹部に環状の前記シール部材が入り込んでおり、前記本体部が前記中央部フレームの長手方向の一方の端面に前記シール用パッキンを間にして設置されており、前記中央部フレーム係合部が前記中央部フレーム内に入って前記シール部材の外周部が前記中央部フレームの内面に当接しており、前記他端部ブラケットは、平板状の本体部とこの平板状の本体部から突出している円柱状の中央部フレーム係合部とを備えて構成されており、前記中央部フレーム係合部の外周には円環状の凹部が設けられており、この凹部に環状の前記シール部材が入り込んでおり、前記本体部が前記中央部フレームの長手方向の他方の端面に前記シール用パッキンを間にして設置されており、前記中央部フレーム係合部が前記中央部フレーム内に入って前記シール部材の外周部が前記中央部フレームの内面に当接している液冷構造である。
請求項3に記載の発明は、一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、前記一端部ブラケットと前記他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間と、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているサーボモータに適用される液冷構造であって、前記中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が前記長手方向に沿って貫通して形成されており、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間に設置される前記シール用パッキンには、前記冷却液の流路を連通するための第1貫通孔が設けられ、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間に設置される前記シール用パッキンには、前記冷却液の流路を連通するための第2貫通孔が設けられており、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間および前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間には、シール部材が設けられており、このシール部材は、前記シール用パッキンから漏れ出た冷却液が前記ケーシングの内部に入り込まないように、前記シール用パッキンよりも内側に設けられており、前記シールパッキンから漏れ出た冷却液は前記ケーシングの外側に流れるように、前記シール用パッキンと、前記シール部材との間に空間を設け、前記一端部ブラケット、前記他端部ブラケット、前記中央部フレームの少なくともいずれかに設けたドレイン孔を介して前記空間が前記ケーシングの外部につなげられている液冷構造である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の液冷構造を有する液冷モータである。
本発明によれば、シール用パッキンの劣化等によって液漏れが発生した場合であっても、この液漏れによる冷却液が液冷モータの内部に入ることを防止することができるという効果を奏する。
本発明のサーボモータ液冷構造の好ましい実施形態を有するサーボモータの構造例を示す図である。 図1に示すサーボモータ分解斜視図である。 図3(a)は、中央部フレームの第1端部とガスケットを図2のH1方向から見た側面図であり、図3(b)は、中央部フレームの第2端部とガスケットを図2のH2方向から見た側面図である。 図4(a)と図4(b)は、それぞれガスケットを示している図であり、図 4(c)は、図4(a)、(b)のX−X線における断面を示す図である。 中央部フレームの平面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るサーボモータ液冷構造における、中央部フレーム長手方向一端側の部位の概略構成を示す断面図であり、(b)、(c)、(d)は変形例を示す図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のモータ液冷構造の好ましい実施形態を有するサーボモータの構造例を示す図である。図2は、図1に示すサーボモータ分解斜視図である。
図示例では、液冷モータの例として液冷サーボモータを示している。
図1と図2に示すサーボモータ1は、例えば工作機械、射出成形機等の成形機、産業ロボット等に用いられ、モータ液冷構造(たとえば、サーボモータ液冷構造)10を有している。サーボモータ液冷構造10は、サーボモータ1を冷却液(クーラント液)により強制冷却を行い、特にサーボモータの中央部フレーム13の冷却機能を改善して、サーボモータ1の高出力化を図ることができる。
図1と図2に示すように、サーボモータ1は、ケーシング2と、端子箱3と、出力軸4と、配線部5と、サーボモータ液冷構造10を有している。サーボモータ液冷構造10に通す冷却液は、例えば水であるが、特に限定されず水以外のクーラント液であってもよい。
ケーシング2は、一端部ブラケット11と、他端部ブラケット12と、一端部ブラケット11と他端部ブラケット12の間に配置される中央部フレーム13から構成されている。つまり、一端部ブラケット11と他端部ブラケット12と中央部フレーム13が、長手方向である軸方向(中心軸の延伸方向)CLに並べて配置されておりケーシング2を構成している。
図2に示すように、一端部ブラケット11は前端部ブラケットとも言い、他端部ブラケット12は後端部ブラケットとも言い、一端部ブラケット11と他端部ブラケット12はともにほぼ正方形状の板部材である。一端部ブラケット11の中央には、軸方向CLを中心として円形の開口部11Bが形成され、他端部ブラケット12の中央には、軸方向CLを中心として円形の開口部12Bが形成されている。
図1と図2に示すように、中央部フレーム13は、ほぼ直方体形状の部材であり、中央部フレーム13にはサーボモータ液冷構造10が設けられ、サーボモータ液冷構造10の内側には軸方向CLを中心として円柱状の内部空間10Bが形成されている。
図2に示すように、一端部ブラケット11の内面11Cと中央部フレーム13の第1端部13Bの間には、密封用のシール材としてのガスケット(シール用パッキン)21が挟み込んで配置されている。同様にして、他端部ブラケット12の内面12Cと中央部フレーム13の第2端部13Cの間には、密封用のシール材としてのガスケット(シール用パッキン)22が挟み込んで配置されている。
一端部ブラケット11の四隅部分にはネジを通す穴11Hが形成されており、4本のネジ23は、それぞれ一端部ブラケット11の四隅部分の穴11Hに通して、中央部フレーム13の第1端部13Bの四隅部分のメネジ13Dに対してねじ込むことにより、ガスケット21を挟んだ状態で固定している。同様にして、他端部ブラケット12の四隅部分にはネジを通す穴12Hが形成されており、4本のネジ24は、それぞれ他端部ブラケット12の四隅部分の穴12Hに通して、中央部フレーム13の第2端部13Cの四隅部分のメネジ13Fに対してねじ込むことにより、ガスケット22を挟んだ状態で固定している。
図1に示すサーボモータ1が、一例としてSM(同期)形AC(交流)サーボモータである場合について説明する。
図1に示すケーシング2の円柱状の内部空間10B内には、回転子30が軸方向CLを中心として回転可能に支持されている。回転子30は、軸方向CLに沿って配置されている出力軸4と、この出力軸4に固定された永久磁石31を有している。
これに対して、ケーシング2の円柱状の内部空間10Bを形成している内周面側には、固定子32の電機子コイル33が配置されている。固定子32の電機子コイル33に通電することで、電機子コイル33の磁界と回転子30の永久磁石31の磁界が作用して、回転子30が回転する。
次に、図1〜図3を参照して、中央部フレーム13のサーボモータ液冷構造10について説明する。
図3(a)は、中央部フレーム13の第1端部13Bとガスケット21を図2のH1方向から見た側面図であり、図3(b)は、中央部フレーム13の第2端部13Cとガスケット22を図2のH2方向から見た側面図である。
図2と、図3(a)と図3(b)に示すように、中央部フレーム13には、軸方向CL(長手方向)に沿って3対の冷却液の流路部51、52、53が形成されている。
冷却液の流路部51、52、53は、第1端部13Bの端面から軸方向CLに沿って第2端部13Cの端面にまで達する貫通穴であり、図3に示すように軸方向CLを中心とする円周方向に沿って、相互に間隔部分54、55、56をおいて形成されている。これにより、中央部フレームの全周方向に渡って冷却を効率良く行うことができる。冷却液の流路部51は流路61、62を有し、冷却液の流路部52は流路63、64を有し、そして冷却液の流路部53は、流路65、66を有している。
図2と図3および図5に示すように、中央部フレーム13の上部には、給水口71と排水口72が設けられており、給水口71は流路61に接続され、排水口72は流路66に接続されている。図2に示すように、給水口71と排水口72は、冷却液供給源73に接続されている。
図3(a)に示すように、中央部フレーム13の第1端部13Bでは、流路61の端部と流路62の端部を連通するための第1溝部分81が、流路61の端部と流路62の端部の間において円周方向に沿って形成されている。
同様にして、中央部フレーム13の第1端部13Bでは、流路63の端部と流路64の端部を連通するための第1溝部分82が、流路63の端部と流路64の端部の間において円周方向に沿って形成され、流路65の端部と流路66の端部を連通するための第1溝部分83が、流路65の端部と流路66の端部の間において円周方向に沿って形成されている。これにより、図3(a)に示すように、中央部フレーム13の第1端部13Bでは、流路61の端部と流路62の端部を連通する第1溝部分81が、流路61を通ってきた水を流路62側に通すことができる。同様にして、中央部フレーム13の第1端部13Bでは、流路63の端部と流路64の端部を連通する第1溝部分82が、流路63を通ってきた水を流路64側に通すことができる。中央部フレーム13の第1端部13Bでは、流路65の端部と流路66の端部を連通する第1溝部分83が、流路65を通ってきた水を流路66側に通すことができる。第1溝部分81、82、83は、中央部フレーム13の第1端部13Bの端面において、中心軸CLを中心とする円周方向に沿って広がった形状に形成されており、中央部フレーム13の第1端部13Bを機械的に削ることにより形成されている。
また、図3(b)に示すように、中央部フレーム13の第2端部13Cでは、流路62の端部と流路63の端部を連通するための第2溝部分91が、流路62の端部と流路63の端部の間において円周方向に沿って形成されている。同様にして、中央部フレーム13の第2端部13Cでは、流路64の端部と流路65の端部を連通するための第2溝部分92が、流路64の端部と流路65の端部の間において円周方向に沿って形成されている。これにより、中央部フレーム13の第2端部13Cでは、流路62の端部と流路63の端部を連通する第2溝部分91が、流路62を通ってきた水を流路63側に通すことができる。同様にして、中央部フレーム13の第2端部13Cでは、流路64の端部と流路65の端部を連通する第2溝部分92が、流路64を通ってきた水を流路65側に通すことができる。第2溝部分91、92は、中央部フレーム13の第2端部13Cの端面において、中心軸CLを中心とする円周方向に沿って広がった形状に形成されており、中央部フレーム13の第2端部13Cの端面を機械的に削ることにより形成されている。
図2に示すポンプ75を作動すると、冷却液供給源73から給水口71を通じて供給される冷却用の水は、図2と図3に矢印W1、W2、W3、W4、W5、そして矢印W6で示す順ように、中央部フレーム13の流路61、62、63、64、65、そして流路66を通過して、排水口72を通じて冷却液供給源73に戻されるようになっている。すなわち、冷却液供給源73から給水口71を通じて供給される冷却用の水は、流路61(矢印W1)と第1溝部分81と流路62(矢印W2)を通り、第2溝部分91と流路63(矢印W3)と第1溝部分82と流路64(矢印W4)を通り、さらに第2溝部分92と流路65(矢印W5)と第1溝部分83と流路66(矢印W6)を通るようになっている。
次に、図2と図4に示すガスケット21、22について説明する。
図4(a)は、ガスケット21を示し、図4(b)は、ガスケット22を示している。
図4(a)に示すガスケット21と図4(b)に示すガスケット22は、ほぼ同様の形状を有しており、それぞれ四隅部分は切り欠部分100になっている。ガスケット21、22は、中央部に円形状の穴101を有している。
図4(a)に示すガスケット21には、軸方向CLを中心として円周方向に沿って盛り上り部111〜113が図4(a)における紙面垂直手前方向に突出して形成されており、各盛り上り部111〜113は、図3(a)に示す中央部フレーム13の第1端部13Bにおける流路61〜66の端部に対応して形成されている。すなわち、盛り上り部111は、流路61、第1溝部分81、流路62に対応して形成されている。同様にして、盛り上り部112は、流路63、第1溝部分82、流路64に対応して形成されている。盛り上り部113は、流路65、第1溝部分83、流路66に対応して形成されている。
また、図4(b)に示すガスケット22には、軸方向CLを中心として円周方向に沿って盛り上り部131〜134が図4(b)における紙面垂直手前方向に突出して形成されており、各盛り上り部131〜134は、図3(b)に示す中央部フレーム13の第2端部13Cにおける流路61〜66の端部に対応して形成されている。すなわち、盛り上り部131は、流路61に対応して形成されている。同様にして、盛り上り部132は、流路62、第2溝部分91、流路63に対応して形成されている。盛り上り部133は、流路64、第2溝部分92、流路65に対応して形成されている。盛り上り部134は、流路66に対応して形成されている。
図4(c)は、盛り上り部111と盛り上り部133のX−X線における断面形状例を示している。図4(c)に示す盛り上り部の断面形状例は、残りの盛り上り部112、113と盛り上り部131、132、134にも適用される。図4(c)に示す盛り上り部の断面形状例では、傾斜部分300と平坦部分301を有し、内側の凹部302は冷却用の水を通す部分である。このような盛り上り部の断面形状を採用することで、より高圧の冷却用の水が各流路を通じて凹部302に送られてきても、ガスケット21、22は耐えることができる。
図5は、中央部フレーム13の上面部側を示しており、給水口71と排水口72が軸方向CLとは直交する方向に並べて設けられている。
次に、上述した構成のサーボモータ1の冷却動作例を説明する。
図1に示すサーボモータ1の回転子30が、固定子32に対して回転すると、発熱をする。
そこで、図2に示すポンプ75を作動することで、冷却液供給源73から給水口71を通じて供給される冷却用の水は、図2と図3に矢印W1、W2、W3、W4、W5、そして矢印W6で示す順ように、中央部フレーム13の流路61、62、63、64、65、そして流路66を通過して、排水口72を通じて冷却液供給源73に戻される。すなわち、冷却液供給源73から給水口71を通じて供給される冷却用の水は、流路61(矢印W1)と第1溝部分81と流路62(矢印W2)を通り、第2溝部分91と流路63(矢印W3)と第1溝部分82と流路64(矢印W4)を通り、さらに第2溝部分92と流路65(矢印W5)と第1溝部分83と流路66(矢印W6)を通る。このため、冷却用の水は、中央部フレーム13の全体を冷却しながら排水口72を通じて、冷却液供給源73に戻される。これにより、サーボモータ1は、中央部フレーム13の全体を用いて、冷却用の水を循環させながら効率良く冷却できる。
上述した本発明の実施形態のサーボモータ液冷構造10では、中央部フレーム13の冷却液の流路61、62、63、64、65、そして流路66を連通する第1溝部分81、82、83を中央部フレーム13の一端部13Bに形成している。しかも、冷却液の流路62、63、64、65を連通する第2溝部分91、92を中央部フレーム13の他端部13Cに形成している。
これにより、一端部ブラケット11と他端部ブラケット12には、各流路を連通するための溝部分を設ける必要が無いので、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間と、他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間をシールするパッキンであるガスケット21、22には盛り上り部を形成するだけで、特別な加工することなくそのまま使用することができ、しかも一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間の密閉性と、他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間の密閉性を向上することができる。
本発明のサーボモータ液冷構造は、一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、一端部ブラケットと他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、一端部ブラケットと中央部フレームとの間と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているサーボモータに適用される液冷構造であって、中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が長手方向に沿って貫通して形成されており、中央部フレームの一端部には、冷却液の流路を連通するための第1溝部分が設けられ、中央部フレームの他端部には、冷却液の流路を連通するための第2溝部分が設けられている。これにより、中央部フレームの各冷却液の流路を連通する溝部分を一端部ブラケットと他端部ブラケットには設けずに、中央部フレームの一端部と他端部に形成することで、一端部ブラケットと中央部フレームとの間と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間をシールするパッキンを加工することなくそのまま使用することができ、しかも一端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性を向上することができる。
また、中央部フレームの一端部の第1溝部分と他端部の第2溝部分は、中央部フレームの円周方向に沿って形成されている。これにより、中央部フレームの全周方向に渡って冷却を効率良く行うことができる。
本発明の液冷モータは、一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、一端部ブラケットと他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、一端部ブラケットと中央部フレームとの間と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているモータに適用される液冷構造を有する液冷モータであって、液冷構造は、中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が長手方向に沿って貫通して形成されており、中央部フレームの一端部には、冷却液の流路を連通するための第1溝部分が設けられ、中央部フレームの他端部には、冷却液の流路を連通するための第2溝部分が設けられている。これにより、中央部フレームの各冷却液の流路を連通する溝部分を一端部ブラケットと他端部ブラケットには設けずに、中央部フレームの一端部と他端部に形成することで、一端部ブラケットと中央部フレームとの間と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間をシールするパッキンを加工することなくそのまま使用することができ、しかも一端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性と、他端部ブラケットと中央部フレームとの間の密閉性を向上することができる。
サーボモータ1としては、例えばSM(同期)形AC(交流)サーボモータ、IM(誘導)形AC(交流)サーボモータ、DC(直流)サーボモータである。また、本発明の液冷モータは、サーボモータに限らず、他の形式のモータであっても適用できる。
ところで、サーボモータ液冷構造10では、図6(a)等で示すように、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間および他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間に、ガスケット(シール用パッキン)21やガスケット(シール用パッキン)22とは別に、シール部材(たとえば、弾性を備えたゴム等の材料で構成されたOリング)201が設けられている。このシール部材201は、シール用パッキン21、22よりも、ケーシング2の内側に設けられている。
そして、シール部材201によって、シール用パッキン21、22が冷却液の漏れを起こしたときであっても、この漏れた冷却液がケーシング2の内部に入り込むことが阻止されるように構成されている。
中央部フレーム13は筒状(内面が円柱側面状の筒状)に形成されている。
一端部ブラケット11は、平板状の本体部203とこの平板状の本体部203の厚さ方向の一方の面から突出している円柱状の中央部フレーム係合部205とを備えて構成されている。中央部フレーム係合部205の外周には円環状の凹部207が設けられており、この凹部207に環状の前記シール部材201が入り込んでいる。
一端部ブラケット11の本体部203が中央部フレーム13の長手方向の一方の端面にシール用パッキン21を間にして(シール用パッキン21を挟み込んで)一体的に設置(固定)されている。また、一端部ブラケット11の中央部フレーム係合部205が、中央部フレーム13の長手方向の一端部で中央部フレーム13内に入ってシール部材201の外周部の全周が中央部フレーム13の内面に当接している。
一端部ブラケット11の本体部203は矩形な平板状に形成されている。一端部ブラケット11の中央部フレーム係合部205は、背の低い円柱状に形成されている。円柱状の中央部フレーム係合部205の中心軸CLの延長線に矩形な平板状の本体部203の中心が存在している。中央部フレーム係合部205(円環状の凹部207が設けられていない部位)の外径は、本体部203の縦横寸法よりも小さくなっている。一端部ブラケット11には、円柱状の貫通孔204が設けられている。貫通孔204の内径(最大径)は、中央部フレーム係合部205(円環状の凹部207が設けられていない部位)の外径よりも小さくなっており、貫通孔204の内径の中心軸CLと中央部フレーム係合部205の中心軸CLとはお互いが一致している。
中央部フレーム係合部205(円環状の凹部207が設けられていない部位)の外径は、中央部フレーム13の内径と等しくなっている。
中央部フレーム係合部205の外周に円環状の凹部207が設けられている。中央部フレーム係合部205の凹部207が設けられている部位は、他の部位よりも外径が小さい円柱状になっている。なお、凹部207が設けられている中央部フレーム係合部205の外径の値は、貫通孔204の内径(最大径)の値よりも大きくなっている。
また、中央部フレーム係合部205の凹部207に入り込んでいる円環状のシール部材201の内径部は、凹部207の円環状の外周面に接触しており、中央部フレーム係合部205の凹部207に入り込んでいるシール部材201の外径は、一端部ブラケット11を中央部フレーム13に設置する前の状態では、中央部フレーム係合部205の凹部207が設けられていない部位の外径よりも僅かに大きくなっている。
シール用パッキン21は、薄い矩形な平板状のものの中央部に円形状の貫通孔が形成されたことで、外径が矩形状である環状に形成されている。シール用パッキン21の縦横寸法は、たとえば、一端部ブラケット11の本体部203のものや中央部フレーム13のものと等しく、中央部の円形状の貫通孔の内径は、たとえば、一端部ブラケット11の中央部フレーム係合部205(円環状の凹部207が設けられていない部位)の外径と等しくなっている。
シール部材201が設けられている一端部ブラケット11とシール用パッキン21とが中央部フレーム13に設置された状態では、一端部ブラケット11の中心軸CLとシール用パッキン21の中心軸CLと中央部フレーム13の中心軸CLとがお互いに一致しており、シール用パッキン21の貫通孔を中央部フレーム係合部205が貫通しており、シール用パッキン21の厚さ方向の一方の面が、本体部203の厚さ方向の一方の面(中央部フレーム係合部205が突出している側の面)に当接しており、シール用パッキン21の厚さ方向の他方の面が、中央部フレーム12の長手方向の一方の面(一端面)に当接している。
このように構成されていることで、中央部フレーム13の長手方向の一方の面のところでは、ケーシング2の内部が、ケーシング2の外部から、シール用パッキン21とシール部材201とで二重にシールされている。すなわち、ケーシング2の外部からケーシング2の内部に水や油や切削液等が侵入しようとすると、まず、シール用パッキン21で侵入が阻止され、万一シール用パッキン21の機能が損なわれてもシール部材201で侵入が阻止されるようになっている。
他端部ブラケット12は、一端部ブラケット11と同様に形成されており、シール用パッキン22もシール用パッキン21と同様に形成されており、一端部ブラケット11と同様にしてシール部材201が設置されシール用パッキン22を介して中央部フレーム13の長手方向の他端に設置されるようになっている。
すなわち、他端部ブラケット12も、平板状の本体部203とこの平板状の本体部203の厚さ方向の一方の面から突出している円柱状の中央部フレーム係合部205とを備えて構成されている。中央部フレーム係合部205の外周には円環状の凹部207が設けられており、この凹部207に環状のシール部材201が入り込んでいる。
また、他端部ブラケット12の本体部203が中央部フレーム13の長手方向の他方の端面にシール用パッキン22を間にして(シール用パッキン22を挟み込んで)一体的に設置(固定)されており、中央部フレーム係合部205が、中央部フレーム13の長手方向の他端部で中央部フレーム13内に入ってシール部材201の外周部の全周が中央部フレーム13の内面に当接している。
このように構成されたサーボモータ液冷構造10によれば、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間および他端部ブラケット13と中央部フレーム11との間には、シール部材201が設けられており、このシール部材201がシール用パッキン21、22よりも内側に設けられているので、シール用パッキン21、22やケーシンング2の劣化や腐食で冷却液の漏れを起こしたときであっても、この漏れた冷却液がケーシング2の内部に入り込むことが阻止される。これにより、ケーシング2の内部に設けられているコイルが濡れてコイル間の絶縁性が失われるという事態の発生を回避することができる。
また、シール用パッキン21、22の劣化等による液漏れが発生した場合、漏れた冷却液がシール用パッキン21、22の内側(シール部材201側)だけでなく、ケーシング2の外側にも漏れ出すので、冷却液の漏れを目視で容易に発見することができる。
また、サーボモータ液冷構造10によれば、中央部フレーム13の長手方向の両端部において、中央部フレーム係合部205の凹部207にOリング201が入り込んでおり、一端部ブラケット11や他端部ブラケット12が中央部フレーム13の長手方向の両端面にシール用パッキン21、22を間にして設置されており、中央部フレーム係合部205が中央部フレーム13内に入ってシール部材201の外周部が中央部フレーム13の内面に当接しているので、Oリング201を設置したまま、一端部ブラケット11や他端部ブラケット12を中央部フレーム13に容易に組み付けることができるとともに、簡素な構成で、冷却液の漏れを起こしたときであってもこの漏れた冷却液がケーシング2の内部に入り込むことが阻止される。
なお、図6(b)で示すように、中央部フレーム13の端部にC面209を設け、このC面209のところにシール部材201を設置してもよい。
なお、サーボモータ液冷構造10において、図6(c)で示すように、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間に設置されているシール用パッキン21と、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間に設置されているシール部材201との間の空間(ごくわずかな隙間)が、ドレイン孔211を介してケーシング2の外部につながるように構成してもよい。
この場合、中央部フレーム13の長手方向の一端部側には、体積が極めて小さく空間というよりもごく狭い環状の隙間が形成されている。この隙間は、一端部ブラケット11と中央部フレーム13とシール用パッキン21とシール部材201とによって囲まれており、ドレイン孔211が存在しないとすると、閉空間になっている。ドレイン孔211は、一端部ブラケット11の肉部を貫通している。これによって、シール用パッキン21とシール部材201との間に形成されている隙間がケーシング2の外部につながっている。なお、ドレイン孔211を一端部ブラケット11に設けることに代えてもしくは加えて中央部フレーム13に設けてもよい。
他端部ブラケット12側にも、同様にして、ドレイン孔211を設けてもよい。すなわち、他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間に設置されているシール用パッキン22と、他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間に設置されているシール部材201との間の空間が、中央部フレーム13の長手方向の一端部側のごく僅かな隙間と同様にして、ドレイン孔211を介してケーシング2の外部につながっていてもよい。
なお、ドレイン孔211を設ける場合、凹部207と同様の凹部(凹部207から離れている図示しない凹部)を一端部ブラケット11や他端部ブラケット12(中央部フレーム13でもよい)に設け、この凹部にドレイン孔211をつなげてもよい。
ドレイン孔211が設けられたサーボモータ液冷構造10によれば、一端部ブラケット11(他端部ブラケット12)と中央部フレーム13との間に設置されているシール用パッキン21、22と、一端部ブラケット11(他端部ブラケット12)と中央部フレーム13との間に設置されているシール部材201との間の空間が、ドレイン孔211を介してケーシング2の外部につながっているので、万一、シール用パッキン21、22の機能が損なわれる等した場合、冷却液がドレイン孔211からケーシング2の外部に漏れ出るので、シール用パッキン21、22の機能の損傷を一層容易に発見することができる。
また、サーボモータ液冷構造10において、第1溝部分81、82、83、第2溝部分91、92を削除し、図6(d)で示すように、一端部ブラケット11と中央部フレーム13との間に設置されるシール用パッキン21に、中央部フレーム13の中心軸CLの延伸方向に貫通している各貫通孔(冷却液の流路)を連通するための第1貫通孔213を設け、他端部ブラケット12と中央部フレーム13との間に設置されるシール用パッキン22に、冷却液の流路を連通するための第2貫通孔215を設けてもよい。各貫通孔213、215は、第1溝部分81、82、83、第2溝部分91、92の代わりに、冷却液の流路を連通するという機能を発揮するものである。
また、この場合、一端部ブラケット11や他端部ブラケット12に、冷却液の流路を連通するための凹部217が設けられていてもよい。
さらに、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 モータ
2 ケーシング
10 モータ液冷構造
11 一端部ブラケット
12 他端部ブラケット
13 中央部フレーム
21、22 シール用パッキン
61、62、63、64、65、66 流路
81、82、83 第1溝部分
91、92 第2溝部分
201 シール部材
203 本体部
205 中央部フレーム係合部
207 凹部

Claims (4)

  1. 一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、前記一端部ブラケットと前記他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間と、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているモータに適用される液冷構造であって、
    前記中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が前記長手方向に沿って貫通して形成されており、
    前記中央部フレームの一端部には、前記冷却液の流路を連通するための第1溝部分が設けられ、前記中央部フレームの他端部には、前記冷却液の流路を連通するための第2溝部分が設けられており、
    前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間および前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間には、シール部材が設けられており、このシール部材は、前記シール用パッキンから漏れ出た冷却液が前記ケーシングの内部に入り込まないように、前記シール用パッキンよりも内側に設けられており、前記シールパッキンから漏れ出た冷却液は前記ケーシングの外側に流れるように、前記シール用パッキンと、前記シール部材との間に空間を設け、前記一端部ブラケット、前記他端部ブラケット、前記中央部フレームの少なくともいずれかに設けたドレイン孔を介して前記空間が前記ケーシングの外部につなげられていることを特徴とする液冷構造。
  2. 請求項1に記載の液冷構造において、
    前記中央部フレームは筒状に形成されており、
    前記一端部ブラケットは、平板状の本体部とこの平板状の本体部から突出している円柱状の中央部フレーム係合部とを備えて構成されており、前記中央部フレーム係合部の外周には円環状の凹部が設けられており、この凹部に環状の前記シール部材が入り込んでおり、前記本体部が前記中央部フレームの長手方向の一方の端面に前記シール用パッキンを間にして設置されており、前記中央部フレーム係合部が前記中央部フレーム内に入って前記シール部材の外周部が前記中央部フレームの内面に当接しており、
    前記他端部ブラケットは、平板状の本体部とこの平板状の本体部から突出している円柱状の中央部フレーム係合部とを備えて構成されており、前記中央部フレーム係合部の外周には円環状の凹部が設けられており、この凹部に環状の前記シール部材が入り込んでおり、前記本体部が前記中央部フレームの長手方向の他方の端面に前記シール用パッキンを間にして設置されており、前記中央部フレーム係合部が前記中央部フレーム内に入って前記シール部材の外周部が前記中央部フレームの内面に当接していることを特徴とする液冷構造。
  3. 一端部ブラケットと、他端部ブラケットと、前記一端部ブラケットと前記他端部ブラケットの間に配置される中央部フレームとが、長手方向に並べて配置されてケーシングを構成し、前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間と、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間とにはそれぞれシール用パッキンを有しているサーボモータに適用される液冷構造であって、
    前記中央部フレームには、冷却液を通すための複数対の冷却液の流路が前記長手方向に沿って貫通して形成されており、
    前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間に設置される前記シール用パッキンには、前記冷却液の流路を連通するための第1貫通孔が設けられ、前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間に設置される前記シール用パッキンには、前記冷却液の流路を連通するための第2貫通孔が設けられており、
    前記一端部ブラケットと前記中央部フレームとの間および前記他端部ブラケットと前記中央部フレームとの間には、シール部材が設けられており、このシール部材は、前記シール用パッキンから漏れ出た冷却液が前記ケーシングの内部に入り込まないように、前記シール用パッキンよりも内側に設けられており、前記シールパッキンから漏れ出た冷却液は前記ケーシングの外側に流れるように、前記シール用パッキンと、前記シール部材との間に空間を設け、前記一端部ブラケット、前記他端部ブラケット、前記中央部フレームの少なくともいずれかに設けたドレイン孔を介して前記空間が前記ケーシングの外部につなげられていることを特徴とする液冷構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の液冷構造を有することを特徴とする液冷モータ。
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