JP2002266909A - ドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置 - Google Patents

ドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置

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JP2002266909A
JP2002266909A JP2001062120A JP2001062120A JP2002266909A JP 2002266909 A JP2002266909 A JP 2002266909A JP 2001062120 A JP2001062120 A JP 2001062120A JP 2001062120 A JP2001062120 A JP 2001062120A JP 2002266909 A JP2002266909 A JP 2002266909A
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Seiji Asai
征次 浅井
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Nisshinbo Industries Inc
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    • F16D65/22Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for pressing members apart, e.g. for drum brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ作動時の耐力に優れ、かつインナケ
ーブルの損傷及びブレーキ内への浸水を防止する機能を
有し、更に、構造が簡素で部品点数が少なくて済み、し
かも低廉なドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置
を得ること。 【解決手段】 バックプレート10に筒部10a,10
bをプレス加工により一体成型し、この筒部10a,1
0bに、ブレーキケーブル20を構成するアウタケーシ
ング22のケーシングキャップ22aを取着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムブレーキに
おけるブレーキケーブルの取着装置に関し、より詳細に
は、ブレーキケーブルを構成するアウタケーシングを不
動のバックプレートに取着する構造に係わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキ用の遠隔操作伝達部材で
あるブレーキケーブルは、一般に、ブレーキドラムの内
周面に対面するブレーキシューに連係してこれを拡張す
るブレーキレバーを牽引するインナケーブルと、このイ
ンナケーブルの外気に晒される部分を保護するアウタケ
ーシングとを主な部品として構成されている。そして、
ドラムブレーキ側のインナケーブルは、その先端部に固
着されたケーブルエンドがブレーキレバーの自由端部に
係合し、アウタケーシングは、その先端部に固着された
段付きのケーシングキャップが、ブレーキドラムの開口
部側に対向する不動のバックプレートに取着される。
【0003】前記したアウタケーシングの段付きケーシ
ングキャップの取着部は、次のような機能が要求され
る。 <イ>ブレーキ作動のためにインナケーブルを牽引する
と、アウタケーシングにはその反力が作用するから、こ
れに耐えられること。 <ロ>ドラムブレーキは車のバネ下に配設され、ブレー
キケーブルの操作側は車のバネ上に配設される。従っ
て、車のバネ上の重量やタイヤの空気圧等により、前記
アウタケーシングのケーシングキャップ取着部に作用す
る反力の作用方向が多少変化するから、この偏倚力に耐
えられること。 <ハ>ブレーキケーブルはその操作側を車体に配設し終
えるまでの間、即ち、ブレーキケーブルを取着したドラ
ムブレーキの搬送時や車体への装着時に、アウタケーシ
ングが前記操作側にずれるとインナケーブルが露出して
損傷する恐れがあるから、予めアウタケーシングのケー
シングキャップをバックプレートに、外力を加えないと
抜脱不能に取着できること。 <ニ>ドラムブレーキ内に水が侵入すると、ブレーキ性
能が低下する恐れがあるから、防水機能を有すること。
【0004】前記した要求を満たすために、例えば、下
記のような構造が知られている。最初に、特開平6−3
37027号公報に開示されるブレーキケーブルの取着
構造は、バックプレートと実質的に一体のアンカー部材
に、ブレーキ軸と平行方向に伸長する長い筒状の案内部
材の一端を挟着して固定し、そのブレーキ外側の他端に
アウタケーシングの段付きケーシングキャップの小径軸
部を、大径軸部が当接するまで滑嵌合すると共に、前記
案内部材の他端近傍に設けたスリットを通して小径軸部
の係合溝にバネクリップを装着し、以て前記アウタケー
シングのケーシングキャップをバックプレートと実質的
に一体の案内部材に取着したものである。
【0005】又、実開昭55−168734号公報に開
示される他のブレーキケーブルの取着構造は、バックプ
レートに穿設した穴に、ブレーキ外側からアウタケーシ
ングの段付きケーシングキャップの小径軸部を大径軸部
が当接するまで滑嵌合し、この嵌合部から離隔する前記
小径軸部、又は大径軸部を抱持する部材を前記バックプ
レートに固定し、以て前記アウタケーシングのケーシン
グキャップをバックプレートに二点支持するよう、及び
ケーシングキャップの軸方向長さを長く抱持して取着し
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のドラム
ブレーキのブレーキケーブル取着装置には、次のような
問題点があった。 <イ>即ち、前者にあっては、筒状の案内部材やバネク
リップを要して部品点数が多く、しかも案内部材をバッ
クプレートに固着する鍛圧加工や案内部材に形成するス
リットの削設加工に多大な加工工数を要して、コストが
嵩んでいた。 <ロ>又、後者においても、アウタケーシングのケーシ
ングキャップを抱持する部材やこの部材をバックプレー
トに固着するブラケット部材等を要し、部品点数が多く
なって取着作業が面倒であり、コストが嵩んでいた。
【0007】本発明は、ブレーキ作動時における耐力に
優れ、かつドラムブレーキの搬送時や車体への装着時
に、インナケーブルを損傷することのない、又、防水機
能を有するドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置
を得ることを目的としており、更に、構造が簡素で部品
点数が少なくて済み、しかも低廉なドラムブレーキのブ
レーキケーブル取着装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明によるドラムブレーキのブレーキケーブ
ル取着装置においては、バックプレートにプレス加工に
よる筒部を一体成型し、この筒部にブレーキケーブルの
アウタケーシングのケーシングキャップを、外力を加え
ないと外脱不能に取着したものである。前記バックプレ
ートの筒部の加工は、バーリング加工により一体成型し
てもよいし、コップ状の有底穴に絞り加工した後に、そ
の底部を穴抜き加工して一体成型してもよい。又、アウ
タケーシングの段付きケーシングキャップをバックプレ
ートの筒部に取着するために、その筒部内に小径軸部を
圧入したり、或いは、小径軸部の環状溝に嵌装した弾性
リングが筒部に係合するようにしてもよい。更に、バッ
クプレートの筒部は段付き状に一体成型してもよい。
【0009】前記のように構成されたドラムブレーキの
ブレーキケーブル取着装置によれば、バックプレートの
筒部に嵌合するアウタケーシングの段付きケーシングキ
ャップの長さが長くなって、アウタケーシングに作用す
る反力や偏倚力に充分に耐え得るし、防水機能も有し、
又、外力を加えないとケーシングキャップが外脱しない
から、インナケーブルの損傷を防止し得る、低廉で簡素
な構造にすることができる。そして、前記バックプレー
トの筒部は、プレス加工により一体成型できるから、そ
の加工が簡単であり、大量生産に適してコスト面で有利
である。又、アウタケーシングのケーシングキャップの
筒部への取着は、ケーシングキャップを筒部に押し込む
操作のみでよいから、その取着作業が容易である。更
に、バックプレートに一体成型する筒部を段付き状にす
れば、筒部の長さを長くするこができて、インナケーブ
ルに固着する種々のケーブルエンドに適用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるドラムブレー
キのブレーキケーブル取着装置について説明するが、ド
ラムブレーキの基本構成は前述した従来技術の当該公報
に詳述されているから、ここではブレーキケーブルの取
着部周りの説明に留める。
【0011】最初に、図1を参照し乍ら、前述した前者
のドラムブレーキに適用した本発明の実施例1について
説明する。図示しない回転可能なブレーキドラムの開口
部側に対向配設されるバックプレート10上に、一対の
ブレーキシュー11,12が可動的に装架され、そのラ
イニング11a,12aの表面がブレーキドラムの内周
面に僅かな隙間を存し整列している。前記一対のブレー
キシュー11,12の一方隣接端を支承するアンカー部
材13の座部13aが前記バックプレート10上に載置
され、双方が共通の二本の取付けボルト14,14等で
以て車体の不動部15に強固に締着される。従って、前
記バックプレート10とアンカー部材13も不動の部材
である。
【0012】前記一対のブレーキシュー11,12を拡
張作動するクランク機構16が、前記二本の取付けボル
ト14,14の頭部上に可動的に装架され、かつ前記一
対のブレーキシュー11,12の一方対向端間に僅かな
隙間を存し配設されている。そして、前記クランク機構
16はブレーキレバー17とストラット18及びレバー
ピン19とから構成されており、ブレーキレバー17の
右方には一方のブレーキシュー11に係合する切欠き溝
17aが形成され、又、そのブレーキシュー11の上方
側が前記ストラット18の右端部にレバーピン19で以
て回転可能に枢支されていると共に、ブレーキシュー1
1の下方側の端面に形成した円弧面17bが前記した右
方の取付けボルト14の頭部上に摺接し、かつ一対のブ
レーキシュー11,12間に位置する自由端部の上方端
面に半円弧状溝17cが形成されている。又、一対のブ
レーキシュー11,12間に延設するストラット18の
左方には他方のブレーキシュー12に係合する切欠き溝
18aが形成され、かつブレーキシュー12の下方側の
端面に形成した平坦面18bが前記した左方の取付けボ
ルト14の頭部上に摺接している。尚、前記した構成に
よれば、アンカー部材13とクランク機構16との双方
を一対のブレーキシュー11,12の一方隣接端側に配
設した形式のドラムブレーキであるが、前記アンカー部
材13を一対のブレーキシュー11,12の他方隣接端
間のバックプレート10上にに配設する形式のドラムブ
レーキの場合には、ブレーキレバー17の円弧面17b
とストラット18の平坦面18bとをバックプレート1
0の内面に摺接させればよい。
【0013】前記したクランク機構16の構成も従来技
術のものと同じである。そして、本例におけるバックプ
レート10には、両取付けボルト14,14の中央部か
ら、その板面に直交するブレーキ外方向に向う、換言す
ると、ブレーキ軸と平行なブレーキ外方向に突出する真
っ直ぐな筒部10aが、プレス加工により一体成型され
ている。しかして、この筒部10aはバーリング加工で
以て一体成型してもよいし、コップ状の有底穴に絞り加
工した後に、この有底穴の底部を穴抜き加工して一体成
型することも可能であり、何れの加工も極めて簡単であ
るから、大量生産に好適である。しかも前記筒部10a
の長さを、バックプレート10の板厚より大幅に伸長し
得ること明らかである。
【0014】又、主にインナケーブル21とアウタケー
シング22とから構成されるブレーキケーブル20は、
インナケーブル21が外気に晒されないようアウタケー
シング22内に摺動自在に嵌挿されている。そして、ブ
レーキケーブル20のドラムブレーキ側は、インナケー
ブル21の一端部に固着したケーブルエンド21aが、
アンカー部材13の座部13aに穿設した穴13bを遊
嵌貫通して前記ブレーキレバー17の半円弧状溝17c
に係合し、一方、アウタケーシング22の一端部に固着
した段付きのケーシングキャップ22aの小径軸部22
cは、前記バックプレート10の筒部10a内に圧入す
る外径に設定されており、この小径軸部22cを大径軸
部22bが筒部10aの端面に当接するまで押し込んで
取着すればよい。従って、ケーシングキャップ22aの
取着作業が容易であり、一旦ケーシングキャップ22a
を筒部10aに取着すれば、外力を加えない限り外脱す
ることはなく、インナケーブル21の損傷とブレーキ内
への浸水とを確実に防止できる。しかもケーシングキャ
ップ22aを筒部10aから外脱させたいときには、ケ
ーシングキャップ22aの大径軸部22bと筒部10a
の端面との接面部に、楔状の工具を押し込んでこじるよ
うにすればよく、ブレーキケーブル20の交換も容易に
可能である。尚、ブレーキケーブル20の図示しない他
方は、車体に沿って湾曲しながら配設され、インナケー
ブル21の他端部が車室内の操作レバーに接続され、ア
ウタケーシング22の他端部が車体に固着される。
【0015】次に、前述した構成におけるブレーキ作動
について説明する。今、図示しない車室内の操作レバー
を操作してインナケーブル21を牽引すると、ブレーキ
レバー17がレバーピン19を支点に反時計方向に回転
して右方のブレーキシュー11を押動すると共に、その
反力によりストラット18が左方のブレーキシュー12
を押動し、双方のライニング11a,12aを図示しな
いブレーキドラムに摩擦係合せしめてこれを制動するも
のである。そして、前記したインナケーブル21の牽引
時には、その反力がアウタケーシング22のケーシング
キャップ22aに作用するが、その大径軸部22bが筒
部10aの端面で以て支承されると共に、筒部10aに
密嵌合する小径軸部22cの長さが比較的長いから、例
え偏倚力が作用しても筒部10aの穴が変形することも
なく耐久性に優れる。
【0016】次いで、図2を参照し乍ら本発明の実施例
2について説明する。本例は、前述した実施例1に対し
て、ケーブルエンドの全長が長い場合に適する筒部の形
状に係わるものである。従って、同一の部品及び部位に
は同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分の
みの説明に留める。
【0017】本実施例2は、インナケーブル21のスト
ロークを確保するよう、バックプレート10に一体成型
する筒部10bを段付き状にし、この筒部10bの全長
を長く成型し得るようにしたものである。そして、筒部
10bの先端側の小径筒部10cにケーシングキャップ
22aの小径軸部22cを圧入すれば、前述した実施例
1とほぼ同等の効果が得られること明らかであるから、
その説明を省略する。
【0018】又、図3を参照し乍ら本発明の実施例3に
ついて説明する。本例は、前述した実施例1に対して、
ケーシングキャップ22aの筒部10aへの取着構造が
異なるのみであるから、同一の部品及び部位には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0019】本実施例3におけるケーシングキャップ2
2aは、その小径軸部22cを筒部10aに滑嵌合する
外径に成すと共に、この小径軸部22cの中間部に環状
溝22dを形成したものである。そして、環状溝22d
内に、Oリング23の外周部が小径軸部22cの外周面
から少し突出するよう嵌装されている。このようにOリ
ング23を嵌装したケーシングキャップ22aの小径軸
部22cを筒部10aに挿入すると、Oリング23が圧
縮されて筒部10a内に摩擦係合して取着できる。尚、
本例は前述した実施例1の筒部10aに適用したが、こ
れに限らず、前述した実施例2の段付き状の筒部10b
にも適用可能であること明らかであり、又、本例の効果
は前述した実施例1とほぼ同等につきその説明を省略す
る。
【0020】前述した本発明による実施例1〜3は、ド
ラムブレーキ内のブレーキレバー17をブレーキ軸と平
行な方向に牽引する形式について説明したが、以下、ブ
レーキレバー17をブレーキ軸と直交する方向に牽引す
る他の形式のドラムブレーキに、本発明によるブレーキ
ケーブル取着装置を適用した実施例4ついて、図4を参
照し乍ら説明する。尚、説明に当たって、ドラムブレー
キの構造は既知であるから、前述した実施例1と機能的
に同一の部品及び部位については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0021】本実施例4は、バックプレート10に左右
輪用で共通化し得るよう、中央部に対し対称に離隔して
一対の隆起部10d,10dがブレーキ外方向に突出形
成されている。そして、図における右方の隆起部10d
の右斜面にのみ、筒部10aがプレス加工により一体成
型されている。又、ケーシングキャップ22aの小径軸
部22cの外径が筒部10aに滑嵌合するよう形成され
ていると共に、小径軸部22cの先端側に環状溝22d
が形成され、この環状溝22dにOリング23が嵌装さ
れているものである。このようにOリング23を嵌装し
たケーシングキャップ22aの細径軸部22cを筒部1
0aに挿入し、Oリング23が圧縮されて筒部10aを
通過すると、Oリング23の外径が復元して筒部10a
の開口端部に係合し、外力を加えないと外脱不能に取着
したものである。尚、インナケーブル21は、バックプ
レート10の中央部の隆起部に案内されて配設方向を変
え、その端部に固着したケーブルエンド21eがブレー
キレバー17の自由端部に係合している。又、ケーシン
グキャップ22aの筒部10aへの取着構造は、前述し
た実施例1〜3の構造を適用可能であること明らかであ
り、その効果もほぼ同等であるから説明を省略する。
【0022】尚、本発明は、前述した実施例1〜4に示
すブレーキケーブル20の取着構造に限定されるもので
はなく、例えば、実施例1又は2による筒部10a,1
0bへのケーシングキャップ22aの圧入と、実施例3
によるOリング23の圧入との双方を組み合わせてもよ
いし、又、Oリング23はシール機能のみのために付設
し、小径軸部22cの環状溝22dに線ばね製のリング
を嵌装し、このリングで以て筒部10a,10bに係合
することも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。即
ち、アウタケーシングのケーシングキャップを取着する
筒部がバックプレートにプレス加工により一体成型さ
れ、この比較的長い筒部にケーシングキャップの小径軸
部を嵌合すると共に、大径軸部が筒部の端面で以て支承
されているから、ブレーキ作動時において、アウタケー
シングに作用する反力や偏倚力にも充分に耐えられる。
又、ケーシングキャップの小径軸部をバックプレートの
筒部に圧入したり、小径軸部に嵌装したOリングが筒部
に係合するようにして、ブレーキケーブルをドラムブレ
ーキに取着した状態で取り扱えるようにしたから、イン
ナケーブルの損傷を防止できるし、この取着部からの浸
水も確実に防止できる。しかも構造が簡素で部品点数が
少なくて済むから、ケーシングキャップの筒部への取着
作業も容易であり、かつコスト面でも有利である。又、
バックプレートの筒部のプレス加工は、バーリング加工
やコップ状の有底穴に絞り加工をした後に底部を穴抜き
加工して一体成型できるから、その加工が簡単であり大
量生産に好適である。更に、バックプレートに一体成型
する筒部を段付き状にすれば、その全長を長くすること
ができ、インナケーブルのストロークの確保が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わるドラムブレーキの
ブレーキケーブル取着部の断面図
【図2】 本発明の実施例2に係わる図1と同様な断面
【図3】 本発明の実施例3に係わる図1と同様な断面
【図4】 本発明の実施例4を示し、他の形式のドラム
ブレーキに適用したブレーキケーブル取着部の断面図
【符号の説明】
10 バックプレート 10a,10b 筒部 11,12 ブレーキシュー 13 アンカー部材 15 車体の不動部 16 クランク機構 17 ブレーキレバー 18 ストラット 20 ブレーキケーブル 21 インナケーブル 22 アウタケーシング 22a ケーシングキャップ 22b 大径軸部 22c 小径軸部 22d 環状溝 23 Oリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキドラムの開口部側に不動のバッ
    クプレートが対向配設され、該バックプレートのブレー
    キ外側にブレーキケーブルのアウタケーシングを取着
    し、該アウタケーシング内に摺動自在に嵌挿するインナ
    ケーブルの牽引により、ブレーキレバーを介してブレー
    キシューを拡張作動するドラムブレーキにおいて、 前記バックプレートに筒部をプレス加工で一体成型し、
    該筒部に前記アウタケーシングのケーシングキャップを
    取着したことを特徴とする、ドラムブレーキのブレーキ
    ケーブル取着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バックプレート
    の筒部を、バーリング加工により一体成型したことを特
    徴とする、ドラムブレーキのブレーキケーブル取着装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記バックプレート
    の筒部を、コップ状の有底穴に絞り加工したあと、該有
    底穴の底部を穴抜き加工して一体成型したことを特徴と
    する、ドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記バックプレートの筒部に、前記アウタケーシン
    グの段付きケーシングキャップの小径軸部を圧入して取
    着したことを特徴とする、ドラムブレーキのブレーキケ
    ーブル取着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記バックプレートの筒部に、前記アウタケーシン
    グの段付きケーシングキャップの小径軸部を滑嵌合する
    と共に、該小径軸部の環状溝に嵌装した弾性リングが前
    記筒部に係合して取着したことを特徴とする、ドラムブ
    レーキのブレーキケーブル取着装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、前記バックプ
    レートの筒部を段付き状に一体成型し、該筒部の先端側
    の小径筒部に前記アウタケーシングの段付きケーシング
    キャップの小径軸部を嵌合して取着したことを特徴とす
    る、ドラムブレーキのブレーキケーブル取着装置。
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