JP2657898B2 - がた止め用クリップ及びそれを用いたレバーのがた止め構造 - Google Patents

がた止め用クリップ及びそれを用いたレバーのがた止め構造

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JP2657898B2
JP2657898B2 JP32771293A JP32771293A JP2657898B2 JP 2657898 B2 JP2657898 B2 JP 2657898B2 JP 32771293 A JP32771293 A JP 32771293A JP 32771293 A JP32771293 A JP 32771293A JP 2657898 B2 JP2657898 B2 JP 2657898B2
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lever
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昇 植松
清彦 鎌田
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OOI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、がた止め用クリップ、
及びそのクリップを用いたレバーのがた止め構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の車両用のシートロック装
置におけるレバーのがた止め構造としては、図5〜図7
に示すようなものがある。車両のフロアに回動可能に枢
着されたシートクッションに固定されたベースプレート
(101)とカバープレート(102)との間に、フロアに固定さ
れたストライカ(103)と係脱可能なラッチ(104)を枢着す
るとともに、同じくラッチ(104)に係合してラッチ(104)
とストライカ(103)との噛合を保持するロッキングプレ
ート(109)を軸(105)をもって回動可能に枢着し、ラッチ
(104)とロッキングプレート(109)にピン(104a)(106)を
植設して、各ピン(104a)(106)の上端にスプリング(107)
を係止するとともに、カバープレート(102)の上方にロ
ッキングプレート(109)を解除方向に操作するためのレ
バー(108)を、長孔(110)にピン(106)を挿入した後、軸
孔(108a)に軸(105)を嵌合して回動可能に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レバー
(108)を組み付けるには、レバー(108)を、ロッキングプ
レート(109)の軸(105)及びピン(106)に仮組みするた
め、長孔(110)の幅広部(110a)にピン(106)の鍔部(106a)
を嵌入した後、長孔(110)の端部までスライドさせ、レ
バー(108)を図6に2点鎖線で示すように傾かせた状態
で軸孔(108a)に軸(105)を挿入して軸(105)の上端をかし
めなければならない。この場合、レバー(108)を傾かせ
るには、レバー(108)と鍔部(106a)との間に軸方向への
隙間を確保する必要があることから、車両の走行時の振
動等により、図7に2点鎖線に示す方向にレバー(108)
が振れ、異音発生の原因をもたらすおそれがある。
【0004】また、図8に示すように、ロッキングプレ
ート(109)に植設されたピン(106)の鍔部を廃止して、レ
バー(108)を仮組みした後、レバー(108)上のピン(106)
にカラー(111)を挿入し、さらに、カラー(111)上のピン
(106)にスプリング(107)の端末を係止して、カラー(11
1)及びレバー(108)の抜け止めを図った場合には、初期
はレバー(108)のがた付きをカラー(111)により防止する
ことができるが、レバー(108)の軸方向への保持は、ス
プリング(107)のピン(106)に対する係止力により頼って
いるので、2点鎖線で示すように傾きの力が作用する
と、その力が直接カラー(111)を通じてスプリング(107)
の端末にかかるため、レバー(108)の保持が不十分にな
り、ひいてはスプリング(107)がピン(106)から外れるお
それがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、製造が簡単で、かつ組み付け性のよい
がた止め用クリップと、レバーをがた付きなく、かつ、
確実に枢着することができるようにしたレバーのがた止
め構造とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のがた止め用クリップは、平面視がほぼC字
状をなす弾性撓曲可能な上片と下片とを、各開口端部側
において側面視がほぼ横向きV字状をなすように互いに
結合したことを特徴としている。
【0007】本発明のレバーのがた止め構造は、レバー
に穿設した孔に、他の部材に穿設したピンを貫挿し、ピ
ンの先端に設けた拡径鍔部とレバーとの間に、平面視が
ほぼC字状をなして前記ピンに嵌合する弾性撓曲可能な
上片と下片とを、各開口端部側において側面視がほぼ側
面視がほぼ横向きV字状をなすように互いに連設してな
るがた止め用クリップを、前記上片及び下片が前記拡径
鍔部及びレバーに圧接して弾性撓曲するようにして介設
したことを特徴としている。
【0008】
【作用】がた止め用クリップは、Aものよりなり、これ
をレバーに穿設した孔に嵌合したピンの先端部に設け拡
径鍔部とレバーとの間においてピンに外嵌することによ
り、レバーのがた付きが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、シートロック装置に適用し
た一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。自動車の
シートクッション(図示略)の下部に固定されたベースプ
レート(1)とカバープレート(2)との間には、フロアに
固定されたストライカと係合して、シートクッションを
着座位置に固定するラッチ(3)と、ラッチ(3)に係合す
ることによりラッチ(3)を係合位置に保持するロッキン
グプレート(4)とが軸(5)(6)によりそれぞれの位置に
枢着されている。
【0010】ラッチ(3)とロッキングプレート(4)に
は、カバープレート(2)に穿設された長孔(2a)(11)を
上方に貫通するピン(7)(8)が植設され、ロッキングプ
レート(4)側のピン(7)の上端部には、拡径の鍔部(7
a)及び鍔部(7a)よりさらに上方の溝部(7b)が形成さ
れ、またラッチ(3)のピン(8)の上端部には、溝部(8
a)が形成されている。ピン(7)(8)間には、スプリング
(9)の端末が溝部(7b)(8a)に係止されて架設され、
ラッチ(3)及びロッキングプレート(4)がそれぞれ係
合方向に付勢されている。
【0010】(10)は、ロッキングプレート(4)を解除操
作するための操作レバー(レバー)で、その基部には、軸
(6)に回動可能に嵌合する軸孔(10a)が穿設され、ま
た、軸孔(10a)から半径方向に所定量離れた部位には、
一端から他端に向けて漸次半径方向に偏位した長孔(11)
が穿設され、長孔(11)の一端には、ピン(7)の鍔部(7
a)より大径の幅広部(11a)が形成されている。
【0011】(12)はがた止め用クリップ(以下単にクリ
ップという)で、このクリップ(12)は、図3及び図4に
示すように、一側部に開口(12a)を有する平面視がほぼ
C字状をなす弾性撓曲可能な上片(12c)と下片(12d)と
を、各開口端部側において側面視がほぼ横向きV字状を
なすように互いに結合(その結合部を符号(12b)をもって
示す)したものよりなっている。
【0012】このクリップ(12)は、弾性を有する合成樹
脂材料により形成するのがよいが、ばね板材を一旦U字
状に折曲した状態で、その折曲部分が結合部(12b)とな
るようにして、プレス加工により所要形状に打ち抜いて
成形してもよい。後者の場合、プレス加工による打ち抜
き成形後、上片(12c)と下片(12d)とが復元力によりV字
状に開くようにしておくのがよい。
【0013】レバー(10)を取り付けるには、レバー(10)
の長孔(11)の幅広部(11a)にピン(7)の鍔部(7a)を挿入
して、長孔(11)の端部にピン(7)を寄せた後、レバー(1
0)を基部が上方に持ち上がるように傾かせた状態で(図
6の想像線参照)、軸孔(10a)にロッキングプレート(4)
の軸(6)を挿入して軸(6)の先端をかしめる。
【0014】次いで、レバー(10)とピン(7)の鍔部(7
a)との隙間に、クリップ(12)を開口(12a)側よりピン
(7)に嵌合すると、上片(12c)が鍔部(7a)の下面に、ま
た下片(12d)がレバー(10)の上面にそれぞれ弾性撓曲し
て圧接し、レバー(10)の軸方向へのがた付きが阻止さ
れ、異音発生を防止することができる。また、クリップ
(12)は、側面視が楔形状になっているので、レバー(10)
と鍔部(7a)との隙間に容易に嵌入することができる。
【0015】なお、本発明の実施例では、クリップ(12)
を、レバー(10)とロッキングプレート(4)のピン(7)の
鍔部(7a)との隙間に設けたが、これに限定されるもの
ではなく、クリップ(12)は、他の同様の構造のレバーと
ピン(又は軸)とのがた止め用、又は軸によって連結され
た2個のレバー間の軸方向のがた止め用等として用いる
ことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 本発明のがた止め用クリップは、平面視がほぼC
字状をなす弾性撓曲可能な上片と下片とを、各開口端部
側において側面視がほぼ横向きV字状をなすように互い
に結合したものよりなり、構造が簡単で、合成樹脂材料
による一体成形、又は板ばね材を折曲してプレス加工す
ること等により簡単かつ安価に製造できるとともに、側
面視が楔状になっているので、がた止めしようとするレ
バーとピンの鍔部との間、又はレバーとレバーとの間に
容易に挿入することができ、組み付け作業性がよい。
【0017】(b) 本発明のレバーのがた止め構造によ
ると、クリップの上片とか片とがレバーとピンの拡径鍔
部とにそれぞれ弾性撓曲して圧接し、レバーのピン方向
のがた付きが効果的に防止されるとともに、クリップを
従来の抜け止め用のC形クリップと同様の感覚で、ピン
に簡単に装着することができ、組み付け作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシートロック装置の斜視図で
ある。
【図2】同じく要部の断面図である。
【図3】クリップの平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】従来のシートロック装置の一例の斜視図であ
る。
【図6】同じくレバー組み付け時の縦断面図である。
【図7】同じく組み付け後の縦断面図である。
【図8】他の従来例の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
(3)ラッチ (4)ロッキングプレート(他の部材) (5)(6)軸 (7)(8)ピン (9)スプリング (10)レバー (11)長孔 (11a)幅広部 (12)がた止め用クリップ (12a)開口 (12b)結合部 (12c)上片 (12d)下片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視がほぼC字状をなす弾性撓曲可能
    な上片と下片とを、各開口端部側において側面視がほぼ
    横向きV字状をなすように互いに結合したことを特徴と
    するがた止め用クリップ。
  2. 【請求項2】 レバーに穿設した孔に、他の部材に穿設
    したピンを貫挿し、ピンの先端に設けた拡径鍔部とレバ
    ーとの間に、平面視がほぼC字状をなして前記ピンに嵌
    合する弾性撓曲可能な上片と下片とを、各開口端部側に
    おいて側面視がほぼ横向きV字状をなすように互いに連
    設してなるがた止め用クリップを、前記上片及び下片が
    前記拡径鍔部及びレバーに圧接して弾性撓曲するように
    して介設したことを特徴とするレバーのがた止め構造。
JP32771293A 1993-12-24 1993-12-24 がた止め用クリップ及びそれを用いたレバーのがた止め構造 Expired - Lifetime JP2657898B2 (ja)

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