JPH08200350A - リンク連結構造 - Google Patents
リンク連結構造Info
- Publication number
- JPH08200350A JPH08200350A JP1290895A JP1290895A JPH08200350A JP H08200350 A JPH08200350 A JP H08200350A JP 1290895 A JP1290895 A JP 1290895A JP 1290895 A JP1290895 A JP 1290895A JP H08200350 A JPH08200350 A JP H08200350A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clevis
- clip
- insertion hole
- connecting pin
- link member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/045—Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
Landscapes
- Flexible Shafts (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抜け止め及び異音発生防止を両立させ、か
つ、組付作業性を向上させる。 【構成】 ベルクランク22とクレビス24とを連結ピ
ン42によって連結する構造において、ベルクランク2
2とクレビス24との間に略コ字形かつ弾性体であるク
リップ50を介在させた。このクリップ50には係合爪
64が形成されており、これに対応して連結ピン42の
周面には係合溝66が形成されている。従って、クリッ
プ50の弾性復元力によってクレビス24に対するベル
クランク22のガタつきを防止することができ、更に係
合爪64が係合溝66に係合されることにより連結ピン
42がクレビス24から抜けるのを防止することができ
る。また、クリップ50のみによって上記の作用を得る
ので、部品点数も少なく組付作業性を向上させることが
できる。
つ、組付作業性を向上させる。 【構成】 ベルクランク22とクレビス24とを連結ピ
ン42によって連結する構造において、ベルクランク2
2とクレビス24との間に略コ字形かつ弾性体であるク
リップ50を介在させた。このクリップ50には係合爪
64が形成されており、これに対応して連結ピン42の
周面には係合溝66が形成されている。従って、クリッ
プ50の弾性復元力によってクレビス24に対するベル
クランク22のガタつきを防止することができ、更に係
合爪64が係合溝66に係合されることにより連結ピン
42がクレビス24から抜けるのを防止することができ
る。また、クリップ50のみによって上記の作用を得る
ので、部品点数も少なく組付作業性を向上させることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1のリンク部材と第
2のリンク部材とを連結ピンによって連結するリンク連
結構造に関する。
2のリンク部材とを連結ピンによって連結するリンク連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、クレビス継手を用いた部材連
結構造は種々の部位に適用されており、自動車において
も利用されている。その一例が実開昭60−10925
号公報に開示されており、以下この公報に開示された構
成について説明する。
結構造は種々の部位に適用されており、自動車において
も利用されている。その一例が実開昭60−10925
号公報に開示されており、以下この公報に開示された構
成について説明する。
【0003】図7及び図8に示されるように、コントロ
ールロッド100の先端部には、略コ字形のクレビス1
02が固着されている。また、クレビス102の内方に
は、レバー104が挿入されて略直交状態で配置されて
いる。これらのクレビス102及びレバー104には、
同軸上に貫通孔106、108が形成されている。そし
て、双方の貫通孔106、108内へピン110が挿入
され、その貫通端部にβピン112を軸直角方向へ差し
込むことにより、ピン110の抜け止めがなされると共
にクレビス102とレバー104とが連結されている。
ールロッド100の先端部には、略コ字形のクレビス1
02が固着されている。また、クレビス102の内方に
は、レバー104が挿入されて略直交状態で配置されて
いる。これらのクレビス102及びレバー104には、
同軸上に貫通孔106、108が形成されている。そし
て、双方の貫通孔106、108内へピン110が挿入
され、その貫通端部にβピン112を軸直角方向へ差し
込むことにより、ピン110の抜け止めがなされると共
にクレビス102とレバー104とが連結されている。
【0004】また、上記構造においては、クレビス10
2の内側面とレバー104の外側面との金属接触による
当接音の発生を防止するべく、クレビス102の両側部
102Aには合成樹脂製の一対のカバー114が装着さ
れている。各カバー114は略コ字形に成形されてお
り、互いに平行に延出された一対の延出部114A、1
14B間にクレビス102の側部102Aを挿入するこ
とにより、一方の延出部114Bがクレビス102の側
部102Aの内側面とレバー104の外側面との間に介
在されるようになっている。
2の内側面とレバー104の外側面との金属接触による
当接音の発生を防止するべく、クレビス102の両側部
102Aには合成樹脂製の一対のカバー114が装着さ
れている。各カバー114は略コ字形に成形されてお
り、互いに平行に延出された一対の延出部114A、1
14B間にクレビス102の側部102Aを挿入するこ
とにより、一方の延出部114Bがクレビス102の側
部102Aの内側面とレバー104の外側面との間に介
在されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による場合、ピン110の抜け止めのためにβピン1
12を使用する構成であるため、ピン110の貫通端部
に形成された小孔内へβピン112を挿入させる作業が
必要となるが、βピン112は小部品であること、ピン
110の挿入作業側と反対側での作業となることから目
視できないこと、更に作業スペースが一般に狭いこと、
から組付作業性が低下する。
成による場合、ピン110の抜け止めのためにβピン1
12を使用する構成であるため、ピン110の貫通端部
に形成された小孔内へβピン112を挿入させる作業が
必要となるが、βピン112は小部品であること、ピン
110の挿入作業側と反対側での作業となることから目
視できないこと、更に作業スペースが一般に狭いこと、
から組付作業性が低下する。
【0006】また、上記構成による場合、ピン110の
抜け止めのためにβピン112を使用する一方で、異音
の発生を防止するために一対のカバー114をクレビス
102の両側部102Aに各々挿入させる構成であるた
め、全体として部品点数が多くなり、この点からも組付
作業性が低下する。
抜け止めのためにβピン112を使用する一方で、異音
の発生を防止するために一対のカバー114をクレビス
102の両側部102Aに各々挿入させる構成であるた
め、全体として部品点数が多くなり、この点からも組付
作業性が低下する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、抜け止め及び
異音発生防止を両立させることができ、かつ組付作業性
を向上させることができるリンク連結構造を得ることが
目的である。
異音発生防止を両立させることができ、かつ組付作業性
を向上させることができるリンク連結構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリンク連結
構造は、両側部に同軸上の第1の挿入孔を有し、断面コ
字形状とされた第1のリンク部材と、第1の挿入孔と同
軸上の第2の挿入孔を有する第2のリンク部材と、両側
部に第2の挿入孔と同軸上の第3の挿入孔を有すると共
に第1のリンク部材と第2のリンク部材との間に弾性変
形状態で介在され、かつ、少なくとも一方の第3の挿入
孔に径方向内側に突出する係合爪を備えた断面コ字形状
の中間保持部材と、第1の挿入孔、第2の挿入孔、及び
第3の挿入孔内へ挿入されて中間保持部材を間に介して
第1のリンク部材と第2のリンク部材とを連結し、挿入
された際に係合爪によって係合される係合凹部を周面に
有する連結ピンと、を有することを特徴としている。
構造は、両側部に同軸上の第1の挿入孔を有し、断面コ
字形状とされた第1のリンク部材と、第1の挿入孔と同
軸上の第2の挿入孔を有する第2のリンク部材と、両側
部に第2の挿入孔と同軸上の第3の挿入孔を有すると共
に第1のリンク部材と第2のリンク部材との間に弾性変
形状態で介在され、かつ、少なくとも一方の第3の挿入
孔に径方向内側に突出する係合爪を備えた断面コ字形状
の中間保持部材と、第1の挿入孔、第2の挿入孔、及び
第3の挿入孔内へ挿入されて中間保持部材を間に介して
第1のリンク部材と第2のリンク部材とを連結し、挿入
された際に係合爪によって係合される係合凹部を周面に
有する連結ピンと、を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明では、中間保持部材の両側部に設けられ
た第3の挿入孔の少なくとも一方に径方向内側に突出す
る係合爪を設けると共に連結ピンの周面に係合凹部を設
けることにより、連結ピンが各孔内へ挿入された際には
中間保持部材の係合爪が連結ピンの係合凹部に係合され
る。このため、連結ピンの軸方向移動が阻止される。従
って、連結ピンが第1のリンク部材から抜けることはな
い。
た第3の挿入孔の少なくとも一方に径方向内側に突出す
る係合爪を設けると共に連結ピンの周面に係合凹部を設
けることにより、連結ピンが各孔内へ挿入された際には
中間保持部材の係合爪が連結ピンの係合凹部に係合され
る。このため、連結ピンの軸方向移動が阻止される。従
って、連結ピンが第1のリンク部材から抜けることはな
い。
【0010】さらに、本発明によれば、第1のリンク部
材と第2のリンク部材との間に中間保持部材が弾性変形
状態で介在されるので、第1のリンク部材及び第2のリ
ンク部材の双方に弾性復元力が作用する。このため、第
1のリンク部材と第2のリンク部材との間にガタは生じ
ない。従って、両者が直接当接することによる異音は生
じない。
材と第2のリンク部材との間に中間保持部材が弾性変形
状態で介在されるので、第1のリンク部材及び第2のリ
ンク部材の双方に弾性復元力が作用する。このため、第
1のリンク部材と第2のリンク部材との間にガタは生じ
ない。従って、両者が直接当接することによる異音は生
じない。
【0011】すなわち、本発明によれば、連結ピンの抜
け止めと第1のリンク部材と第2のリンク部材との当接
による異音の発生防止とが両立される。
け止めと第1のリンク部材と第2のリンク部材との当接
による異音の発生防止とが両立される。
【0012】しかも、上述したことから、本発明によれ
ば、連結ピンの抜け防止及び異音の発生の防止を成立さ
せるための専用部品としては、中間保持部材のみがあれ
ばよいので、部品点数が一つで済む。さらに、従来用い
られていたβピンの如き小部品の組付作業が廃止され
る。これらのことから、本発明によれば、組付作業性が
向上される。
ば、連結ピンの抜け防止及び異音の発生の防止を成立さ
せるための専用部品としては、中間保持部材のみがあれ
ばよいので、部品点数が一つで済む。さらに、従来用い
られていたβピンの如き小部品の組付作業が廃止され
る。これらのことから、本発明によれば、組付作業性が
向上される。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図6を用いて、本発明の一実施
例について説明する。
例について説明する。
【0014】図6には、本実施例に係るステッキ式のパ
ーキングブレーキ装置10の操作部の周辺構成が示され
ている。この図に示されるように、パーキングブレーキ
装置10は、円筒状の支持体12を備えている。この支
持体12の後端部には車体への取付用とされる略「く」
字形の取付ブラケット14が設けられており、又支持体
12の前端部には同じく車体への取付用とされるアング
ル状の取付ブラケット16が設けられている。
ーキングブレーキ装置10の操作部の周辺構成が示され
ている。この図に示されるように、パーキングブレーキ
装置10は、円筒状の支持体12を備えている。この支
持体12の後端部には車体への取付用とされる略「く」
字形の取付ブラケット14が設けられており、又支持体
12の前端部には同じく車体への取付用とされるアング
ル状の取付ブラケット16が設けられている。
【0015】この支持体12の内部には、後端部にステ
ッキ状の操作レバー18が取り付けられたシャフト20
が挿通状態で配置されている。シャフト20の周面一部
には図示しないラチェット歯が形成されており、これに
対応して支持体12にはラチェット歯の係合方向へ付勢
されたラチェット爪が設けられている。
ッキ状の操作レバー18が取り付けられたシャフト20
が挿通状態で配置されている。シャフト20の周面一部
には図示しないラチェット歯が形成されており、これに
対応して支持体12にはラチェット歯の係合方向へ付勢
されたラチェット爪が設けられている。
【0016】また、シャフト20の前端部には円弧状の
ベルクランク22の一方の端部が連結されている。ベル
クランク22の中間部は揺動可能に支持されており、又
下端部にはクレビス24を介してパーキングブレーキワ
イヤ26の一端部が連結されている。上記により、ドラ
イバが操作レバー18を手前に引っ張ることによりベル
クランク22及びクレビス24を介してパーキングブレ
ーキワイヤ26が牽引され、図示しないイコライザを介
して左右のリヤブレーキ装置が作動される。なお、この
とき、引っ張られた操作レバー18はラチェット歯にラ
チェット爪が係合することにより保持され、操作レバー
18を回転させることにより両者の係合状態が解除され
て復帰状態となる。
ベルクランク22の一方の端部が連結されている。ベル
クランク22の中間部は揺動可能に支持されており、又
下端部にはクレビス24を介してパーキングブレーキワ
イヤ26の一端部が連結されている。上記により、ドラ
イバが操作レバー18を手前に引っ張ることによりベル
クランク22及びクレビス24を介してパーキングブレ
ーキワイヤ26が牽引され、図示しないイコライザを介
して左右のリヤブレーキ装置が作動される。なお、この
とき、引っ張られた操作レバー18はラチェット歯にラ
チェット爪が係合することにより保持され、操作レバー
18を回転させることにより両者の係合状態が解除され
て復帰状態となる。
【0017】次に、上述したベルクランク22とクレビ
ス24との連結構造について詳細に説明する。図1には
ベルクランク22とクレビス24との連結構造が平面視
で示されており、又図2には同連結構造が側面視で示さ
れている。これらの図に示されるように、クレビス24
は矩形平板を略コ字形に屈曲させることにより設けられ
ており、互いに平行に延出された一対の側部28、30
と中間部32とから成る。クレビス24の中間部32に
は、前述したパーキングブレーキワイヤ26の上端部が
貫通された後に固定具34によって固定されている。ま
た、クレビス24の両側部28、30には、同軸上に配
置された一対のクレビス側挿入孔36、38が形成され
ている。
ス24との連結構造について詳細に説明する。図1には
ベルクランク22とクレビス24との連結構造が平面視
で示されており、又図2には同連結構造が側面視で示さ
れている。これらの図に示されるように、クレビス24
は矩形平板を略コ字形に屈曲させることにより設けられ
ており、互いに平行に延出された一対の側部28、30
と中間部32とから成る。クレビス24の中間部32に
は、前述したパーキングブレーキワイヤ26の上端部が
貫通された後に固定具34によって固定されている。ま
た、クレビス24の両側部28、30には、同軸上に配
置された一対のクレビス側挿入孔36、38が形成され
ている。
【0018】一方、クレビス24の両側部28、30の
内方には、前述したベルクランク22の端部が挿入状態
で配置されている。このベルクランク22の端部には、
前述したクレビス側挿入孔36、38と同軸上に配置さ
れたベルクランク側挿入孔40が形成されている。な
お、これらのクレビス側挿入孔36、38及びベルクラ
ンク側挿入孔40は共に同一径寸法に設定されている。
内方には、前述したベルクランク22の端部が挿入状態
で配置されている。このベルクランク22の端部には、
前述したクレビス側挿入孔36、38と同軸上に配置さ
れたベルクランク側挿入孔40が形成されている。な
お、これらのクレビス側挿入孔36、38及びベルクラ
ンク側挿入孔40は共に同一径寸法に設定されている。
【0019】上述したクレビス24とベルクランク22
とは、連結ピン42によって連結されている。連結ピン
42は、円板形状とされた頭部44と、この頭部44の
軸芯部に配置され頭部44よりも小径とされた大径部4
6と、この大径部46よりも縮径されてテーパ面とされ
た先端部48と、によって構成されている。頭部44の
径寸法は前述したクレビス側挿入孔36、38よりも大
径とされており、又大径部46の径寸法はクレビス側挿
入孔36、38と同一径寸法とされている。さらに、大
径部46の軸長はクレビス24の一対の側部28、30
の外側面間の距離に等しくなるように設定されている。
とは、連結ピン42によって連結されている。連結ピン
42は、円板形状とされた頭部44と、この頭部44の
軸芯部に配置され頭部44よりも小径とされた大径部4
6と、この大径部46よりも縮径されてテーパ面とされ
た先端部48と、によって構成されている。頭部44の
径寸法は前述したクレビス側挿入孔36、38よりも大
径とされており、又大径部46の径寸法はクレビス側挿
入孔36、38と同一径寸法とされている。さらに、大
径部46の軸長はクレビス24の一対の側部28、30
の外側面間の距離に等しくなるように設定されている。
【0020】ここで、上述したクレビス24とベルクラ
ンク22との間には、金属製(鋼製)のクリップ50が
介在されている。なお、本実施例ではクリップ50を金
属製としているが、所定硬度の樹脂製としてもよい。図
3及び図4に示されるように、このクリップ50は、薄
肉矩形平板部材を平面視で略コ字形に屈曲させることに
より設けられており、一対の側部52、54と中間部5
6とによって構成されている。一対の側部52、54の
形状についてより具体的に説明すると、各側部52、5
4は中間部56の幅方向両端部から直角に屈曲されて互
いに同方向へ延出された基部52A、54Aと、この基
部52A、54Aの端部から更に同方向へ延出されてか
つ互いに接近する方向へ球面状に膨出された中間部52
B、54Bと、この中間部52B、54Bの先端部から
互いに離反する方向へアングル状に屈曲された先端部5
2C、54Cと、によって構成されている。
ンク22との間には、金属製(鋼製)のクリップ50が
介在されている。なお、本実施例ではクリップ50を金
属製としているが、所定硬度の樹脂製としてもよい。図
3及び図4に示されるように、このクリップ50は、薄
肉矩形平板部材を平面視で略コ字形に屈曲させることに
より設けられており、一対の側部52、54と中間部5
6とによって構成されている。一対の側部52、54の
形状についてより具体的に説明すると、各側部52、5
4は中間部56の幅方向両端部から直角に屈曲されて互
いに同方向へ延出された基部52A、54Aと、この基
部52A、54Aの端部から更に同方向へ延出されてか
つ互いに接近する方向へ球面状に膨出された中間部52
B、54Bと、この中間部52B、54Bの先端部から
互いに離反する方向へアングル状に屈曲された先端部5
2C、54Cと、によって構成されている。
【0021】これらの一対の側部52、54の各中間部
52B、54Bには、前述したクレビス側挿入孔36、
38及びベルクランク側挿入孔40と同軸上にクリップ
側挿入孔58、60が形成されている。なお、これらの
クリップ側挿入孔58、60は、クリップ50をクレビ
ス24内へ挿入させて一対の先端部52C、54Cがク
レビス24の一対の側部28、30の各先端部に係止さ
れた場合に、前記の如くクレビス側挿入孔36、38及
びベルクランク側挿入孔40に対して同軸上に位置する
ようにその形成位置が設定されている。
52B、54Bには、前述したクレビス側挿入孔36、
38及びベルクランク側挿入孔40と同軸上にクリップ
側挿入孔58、60が形成されている。なお、これらの
クリップ側挿入孔58、60は、クリップ50をクレビ
ス24内へ挿入させて一対の先端部52C、54Cがク
レビス24の一対の側部28、30の各先端部に係止さ
れた場合に、前記の如くクレビス側挿入孔36、38及
びベルクランク側挿入孔40に対して同軸上に位置する
ようにその形成位置が設定されている。
【0022】また、クリップ50の自然状態における先
端部52C、54C間の距離Pは、クレビス24の一対
の側部28、30の内面間の距離Q(図5参照)よりも
大きく設定されている。このため、クリップ50がクレ
ビス24の内方へ装着された状態では、クリップ50の
両側部52、54は弾性復元力をクレビス24側へ作用
させている。さらに、クリップ50がクレビス24の内
方へ装着された状態では、一対の中間部52B、54B
間の距離S(図5参照)が、ベルクランク22の板厚T
よりも小さくなるように設定されている。このため、ク
リップ50の一対の側部52、54内へベルクランク2
2を挿入させた状態では、ベルクランク22の両側面に
よってクリップ50の一対の側部52、54がクレビス
24側へ押圧されて弾性変形するようになっている。
端部52C、54C間の距離Pは、クレビス24の一対
の側部28、30の内面間の距離Q(図5参照)よりも
大きく設定されている。このため、クリップ50がクレ
ビス24の内方へ装着された状態では、クリップ50の
両側部52、54は弾性復元力をクレビス24側へ作用
させている。さらに、クリップ50がクレビス24の内
方へ装着された状態では、一対の中間部52B、54B
間の距離S(図5参照)が、ベルクランク22の板厚T
よりも小さくなるように設定されている。このため、ク
リップ50の一対の側部52、54内へベルクランク2
2を挿入させた状態では、ベルクランク22の両側面に
よってクリップ50の一対の側部52、54がクレビス
24側へ押圧されて弾性変形するようになっている。
【0023】さらにまた、前述した一方のクリップ側挿
入孔60の内周縁部には90度間隔で半径方向外側へ延
出するスリット62が形成されており、これらのスリッ
ト62によって四分円状の係合爪64が形成されてい
る。各係合爪64はクレビス24の側部30側へ所定角
度で折り曲げられており、連結ピン42の大径部46の
周面所定位置に形成された係合溝66(図1参照)内へ
進入して係合可能とされている。
入孔60の内周縁部には90度間隔で半径方向外側へ延
出するスリット62が形成されており、これらのスリッ
ト62によって四分円状の係合爪64が形成されてい
る。各係合爪64はクレビス24の側部30側へ所定角
度で折り曲げられており、連結ピン42の大径部46の
周面所定位置に形成された係合溝66(図1参照)内へ
進入して係合可能とされている。
【0024】次に、クレビス24とベルクランク22と
の組付手順の説明を通して、本実施例の作用を説明す
る。
の組付手順の説明を通して、本実施例の作用を説明す
る。
【0025】まず、クレビス24の内方にクリップ50
を装着させる。すなわち、図3に示される自然状態のク
リップ50の両側部52、54を互いに接近する方向へ
弾性変形させながら、中間部56側からクレビス24内
へ挿入していく。従って、クリップ50がクレビス24
内に装着された状態では、クリップ50の両側部52、
54の弾性復元力がクレビス24の両側部28、30に
作用している。なお、クリップ50は、その一対の先端
部52C、54Cがクレビス24の一対の側部28、3
0の各先端部に係止されるまで挿入される。これによ
り、クリップ50のクリップ側挿入孔58、60が、ク
レビス側挿入孔36、38に対して同軸上に位置され
る。また、この状態では、クリップ50の中間部52
B、54B間の距離Sが、ベルクランク22の板厚Tよ
りも狭くなっている。
を装着させる。すなわち、図3に示される自然状態のク
リップ50の両側部52、54を互いに接近する方向へ
弾性変形させながら、中間部56側からクレビス24内
へ挿入していく。従って、クリップ50がクレビス24
内に装着された状態では、クリップ50の両側部52、
54の弾性復元力がクレビス24の両側部28、30に
作用している。なお、クリップ50は、その一対の先端
部52C、54Cがクレビス24の一対の側部28、3
0の各先端部に係止されるまで挿入される。これによ
り、クリップ50のクリップ側挿入孔58、60が、ク
レビス側挿入孔36、38に対して同軸上に位置され
る。また、この状態では、クリップ50の中間部52
B、54B間の距離Sが、ベルクランク22の板厚Tよ
りも狭くなっている。
【0026】次に、図5に示される如く、上記のクリッ
プ50内へベルクランク22を装着させる。このとき、
ベルクランク22の両側面がクリップ50の中間部52
B、54Bに干渉し、これらをクレビス24の側部2
8、30側へ弾性変形させる。従って、クリップ50の
中間部52B、54Bの弾性復元力がベルクランク22
側へも作用する。
プ50内へベルクランク22を装着させる。このとき、
ベルクランク22の両側面がクリップ50の中間部52
B、54Bに干渉し、これらをクレビス24の側部2
8、30側へ弾性変形させる。従って、クリップ50の
中間部52B、54Bの弾性復元力がベルクランク22
側へも作用する。
【0027】次に、図1に示される如く、連結ピン42
をクレビス24の一方の側部28側から挿入させる。つ
まり、連結ピン42の先端部48をクレビス24の一方
のクレビス側挿入孔36、一方のクリップ側挿入孔5
8、ベルクランク側挿入孔40、他方のクリップ側挿入
孔60、他方のクレビス側挿入孔38の順に挿通させて
いく。これにより、連結ピン42の大径部46によって
一対のクレビス24の両側部28、30及びベルクラン
ク22が軸支される。また、このとき、連結ピン42の
係合溝66が係合爪64に対応した時点で、連結ピン4
2の大径部46の周面によって押圧されて弾性変形状態
にあった係合爪64がその復元力で復帰する。これによ
り、係合爪64と係合溝66が係合状態となり、連結ピ
ン42の頭部44と相まって連結ピン42の軸方向移動
が阻止される。
をクレビス24の一方の側部28側から挿入させる。つ
まり、連結ピン42の先端部48をクレビス24の一方
のクレビス側挿入孔36、一方のクリップ側挿入孔5
8、ベルクランク側挿入孔40、他方のクリップ側挿入
孔60、他方のクレビス側挿入孔38の順に挿通させて
いく。これにより、連結ピン42の大径部46によって
一対のクレビス24の両側部28、30及びベルクラン
ク22が軸支される。また、このとき、連結ピン42の
係合溝66が係合爪64に対応した時点で、連結ピン4
2の大径部46の周面によって押圧されて弾性変形状態
にあった係合爪64がその復元力で復帰する。これによ
り、係合爪64と係合溝66が係合状態となり、連結ピ
ン42の頭部44と相まって連結ピン42の軸方向移動
が阻止される。
【0028】このように本実施例では、クレビス24と
ベルクランク22との間に装着状態で双方に弾性復元力
を作用させるクリップ50を介在させ、かつ、連結ピン
42の周面に係合溝66を形成すると共にこの係合溝6
6に係合する係合爪64をクリップ50に形成したの
で、クレビス24に対するベルクランク22のガタつき
ひいては異音発生を防止することができると共に連結ピ
ン42がクレビス24から抜けるのを防止することがで
きる。
ベルクランク22との間に装着状態で双方に弾性復元力
を作用させるクリップ50を介在させ、かつ、連結ピン
42の周面に係合溝66を形成すると共にこの係合溝6
6に係合する係合爪64をクリップ50に形成したの
で、クレビス24に対するベルクランク22のガタつき
ひいては異音発生を防止することができると共に連結ピ
ン42がクレビス24から抜けるのを防止することがで
きる。
【0029】しかも、本実施例によれば、抜け止め及び
異音発生防止を両立させるべく新設された部品はクリッ
プ50だけであるので、両者を別個独立に構成する場合
に比し、部品点数を削減することができる。従って、組
付作業工数を削減することができる。さらに、従来行わ
れていた連結ピンの小孔内へβピンを挿入させるといっ
た手間のかかる作業が廃止される。これらのことから、
本実施例によれば、組付作業性を向上させることができ
る。特に、連結ピンの小孔内へβピンを挿入させる作業
が不要となる点は、限られた作業スペースで作業しなけ
ればならない本実施例においては功を奏す。
異音発生防止を両立させるべく新設された部品はクリッ
プ50だけであるので、両者を別個独立に構成する場合
に比し、部品点数を削減することができる。従って、組
付作業工数を削減することができる。さらに、従来行わ
れていた連結ピンの小孔内へβピンを挿入させるといっ
た手間のかかる作業が廃止される。これらのことから、
本実施例によれば、組付作業性を向上させることができ
る。特に、連結ピンの小孔内へβピンを挿入させる作業
が不要となる点は、限られた作業スペースで作業しなけ
ればならない本実施例においては功を奏す。
【0030】また、本実施例では、クリップ50に一対
の先端部52C、54Cを設けたので、クリップ側挿入
孔58、60とクレビス側挿入孔36、38とが同軸に
位置されるようにクリップ50の挿入量を規制すること
ができる。すなわち、クリップ50の位置決めを自動的
になすことができる。従って、位置決め作業が不要とな
る点においても、組付作業性を向上させることができ
る。
の先端部52C、54Cを設けたので、クリップ側挿入
孔58、60とクレビス側挿入孔36、38とが同軸に
位置されるようにクリップ50の挿入量を規制すること
ができる。すなわち、クリップ50の位置決めを自動的
になすことができる。従って、位置決め作業が不要とな
る点においても、組付作業性を向上させることができ
る。
【0031】さらに、本実施例では、クリップ50に形
成する係合爪64をクレビス24側へ屈曲させているの
で、別言すれば連結ピン42の離脱方向と反対方向へ係
合爪64を屈曲させているので、係合溝66に対して垂
直に係合爪を進入させて係合させる場合に比し、係合状
態がより一層確実になる。従って、連結ピン42の抜け
止め効果を向上させることができる。
成する係合爪64をクレビス24側へ屈曲させているの
で、別言すれば連結ピン42の離脱方向と反対方向へ係
合爪64を屈曲させているので、係合溝66に対して垂
直に係合爪を進入させて係合させる場合に比し、係合状
態がより一層確実になる。従って、連結ピン42の抜け
止め効果を向上させることができる。
【0032】また、本実施例では、上記の如く、クリッ
プ50がクレビス24とベルクランク22との間に収納
状態で介在されるので、構造のコンパクト化を図ること
ができる。すなわち、連結ピン42のクレビス24から
の突出量を長くとり、この突出端部に板バネ等を装着さ
せて抜け止め及びガタ防止を成立させることも考えられ
るが、この場合にはクレビス24の側部30の外方での
部品スペースが必要となると共に連結ピン42の軸長が
長くなる他、板バネ等が側部30の外方に存在すること
から外れやすくなる不利がある。しかし、本実施例によ
れば、そのような不具合は生じない。
プ50がクレビス24とベルクランク22との間に収納
状態で介在されるので、構造のコンパクト化を図ること
ができる。すなわち、連結ピン42のクレビス24から
の突出量を長くとり、この突出端部に板バネ等を装着さ
せて抜け止め及びガタ防止を成立させることも考えられ
るが、この場合にはクレビス24の側部30の外方での
部品スペースが必要となると共に連結ピン42の軸長が
長くなる他、板バネ等が側部30の外方に存在すること
から外れやすくなる不利がある。しかし、本実施例によ
れば、そのような不具合は生じない。
【0033】なお、本実施例では、連結ピン42の大径
部46に環状の係合溝66を形成したが、これに限ら
ず、大径部46の周面所定位置に所定の間隔で複数の凹
部を形成する構成であってもよい。この場合、係合爪6
4についても、スリット62の形成個数を増やして凹部
に対応する個数だけ設定すればよい。
部46に環状の係合溝66を形成したが、これに限ら
ず、大径部46の周面所定位置に所定の間隔で複数の凹
部を形成する構成であってもよい。この場合、係合爪6
4についても、スリット62の形成個数を増やして凹部
に対応する個数だけ設定すればよい。
【0034】また、本実施例では、一方のクリップ側挿
入孔60の周縁部にのみ係合爪64を設けたが、これに
限らず、他方のクリップ側挿入孔58の周縁部にも係合
爪64を設けてもよい。この場合、連結ピン42には一
対の係合溝66を形成することになる。
入孔60の周縁部にのみ係合爪64を設けたが、これに
限らず、他方のクリップ側挿入孔58の周縁部にも係合
爪64を設けてもよい。この場合、連結ピン42には一
対の係合溝66を形成することになる。
【0035】さらに、本実施例では、より係合状態を確
実なものとするために係合爪64をクレビス24側へ屈
曲させたが、クリップ50の材質、強度等によっては係
合爪64を屈曲させることなく係合溝66内へ垂直に進
入させる構成を採ってもよい。
実なものとするために係合爪64をクレビス24側へ屈
曲させたが、クリップ50の材質、強度等によっては係
合爪64を屈曲させることなく係合溝66内へ垂直に進
入させる構成を採ってもよい。
【0036】また、本実施例では、位置決め作業を廃止
するべくクリップ50の両側部52、54にアングル状
の先端部52C、54Cを設けたが、位置決め作業を廃
止するメリットよりもクリップ50の加工性、生産性を
向上させるメリットを優先する場合には廃止しても差し
支えない。
するべくクリップ50の両側部52、54にアングル状
の先端部52C、54Cを設けたが、位置決め作業を廃
止するメリットよりもクリップ50の加工性、生産性を
向上させるメリットを優先する場合には廃止しても差し
支えない。
【0037】さらに、本実施例では、クリップ50の両
側部52、54にアングル状の先端部52C、54Cを
設けることで位置決めを成立させたが、これに限らず、
クレビス24の両側部28、30の各内側面から小突起
を立設させ、クリップ50の両側部52、54に小突起
が嵌合可能な小孔を穿設する構成等を採ってもよい。
側部52、54にアングル状の先端部52C、54Cを
設けることで位置決めを成立させたが、これに限らず、
クレビス24の両側部28、30の各内側面から小突起
を立設させ、クリップ50の両側部52、54に小突起
が嵌合可能な小孔を穿設する構成等を採ってもよい。
【0038】また、本実施例では、クリップ50の先端
部52C、54Cを中間部52B、54Bから一様の幅
で屈曲形成したが、これに限らず、例えば先端部52
C、54Cを中間部52B、54Bよりも狭幅とし(部
分的に形成し)、クレビス24の側部28、30に当該
狭幅の先端部52C、54Cが係合可能な矩形状切欠等
の係合凹部を設けるようにしてもよい。この場合、クレ
ビス24に対するクリップ50の位置決めを図2におい
て左右方向だけでなく、上下方向にも成立させることが
できるという特有の効果が得られる。
部52C、54Cを中間部52B、54Bから一様の幅
で屈曲形成したが、これに限らず、例えば先端部52
C、54Cを中間部52B、54Bよりも狭幅とし(部
分的に形成し)、クレビス24の側部28、30に当該
狭幅の先端部52C、54Cが係合可能な矩形状切欠等
の係合凹部を設けるようにしてもよい。この場合、クレ
ビス24に対するクリップ50の位置決めを図2におい
て左右方向だけでなく、上下方向にも成立させることが
できるという特有の効果が得られる。
【0039】さらに、本実施例では、ベルクランク22
とクレビス24との連結構造に本発明を適用したが、こ
れに限らず、ブレーキペダルとクレビスとの連結構造等
に本発明を適用してもよく、更には自動車以外の分野に
おいても第1のリンクと第2のリンクとを連結ピンによ
って連結する構成であればすべて本発明を適用すること
ができる。
とクレビス24との連結構造に本発明を適用したが、こ
れに限らず、ブレーキペダルとクレビスとの連結構造等
に本発明を適用してもよく、更には自動車以外の分野に
おいても第1のリンクと第2のリンクとを連結ピンによ
って連結する構成であればすべて本発明を適用すること
ができる。
【0040】また、請求項1記載の本発明を、「・・・
第1のリンク部材と、・・・第2のリンク部材と、・・
・中間保持部材と、・・・連結ピンと、を有し、さら
に、前記中間保持部材の前記第1のリンク部材への装着
時に当該第1のリンク部材の両側部に係止され、前記第
3の挿入孔を前記第1の挿入孔に対して同軸上に位置さ
せるストッパ(クリップ50の一対の先端部52C、5
4C或いは前述した小突起及び小孔がこれに相当)を、
当該中間保持部材の両側部に設けた、」ことを特徴とし
た場合には、クレビス24に対するクリップ50の位置
決めを自動的に行うことができ、より一層組付作業性を
向上させることが可能となる。
第1のリンク部材と、・・・第2のリンク部材と、・・
・中間保持部材と、・・・連結ピンと、を有し、さら
に、前記中間保持部材の前記第1のリンク部材への装着
時に当該第1のリンク部材の両側部に係止され、前記第
3の挿入孔を前記第1の挿入孔に対して同軸上に位置さ
せるストッパ(クリップ50の一対の先端部52C、5
4C或いは前述した小突起及び小孔がこれに相当)を、
当該中間保持部材の両側部に設けた、」ことを特徴とし
た場合には、クレビス24に対するクリップ50の位置
決めを自動的に行うことができ、より一層組付作業性を
向上させることが可能となる。
【0041】また、請求項1記載の本発明を、「・・・
第1のリンク部材と、・・・第2のリンク部材と、・・
・中間保持部材と、・・・連結ピンと、を有し、さら
に、前記中間保持部材の係合爪を連結ピンの反離脱方向
側へ屈曲させた、」ことを特徴とした場合には、クレビ
ス24から連結ピン42が抜けるのをより一層確実に防
止することができる。
第1のリンク部材と、・・・第2のリンク部材と、・・
・中間保持部材と、・・・連結ピンと、を有し、さら
に、前記中間保持部材の係合爪を連結ピンの反離脱方向
側へ屈曲させた、」ことを特徴とした場合には、クレビ
ス24から連結ピン42が抜けるのをより一層確実に防
止することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリンク
連結構造は、第1のリンク部材と第2のリンク部材との
間に断面コ字形状の中間保持部材を弾性変形状態で介在
させると共に、中間保持部材の少なくとも一方の第3の
挿入孔に径方向内側に突出する係合爪を設けると共に第
1のリンク部材と第2のリンク部材とを連結する連結ピ
ンの周面に係合爪によって係合される係合凹部を設けた
ので、抜け止め及び異音発生防止を両立させることがで
き、かつ組付作業性を向上させることができるという優
れた効果を有する。
連結構造は、第1のリンク部材と第2のリンク部材との
間に断面コ字形状の中間保持部材を弾性変形状態で介在
させると共に、中間保持部材の少なくとも一方の第3の
挿入孔に径方向内側に突出する係合爪を設けると共に第
1のリンク部材と第2のリンク部材とを連結する連結ピ
ンの周面に係合爪によって係合される係合凹部を設けた
ので、抜け止め及び異音発生防止を両立させることがで
き、かつ組付作業性を向上させることができるという優
れた効果を有する。
【図1】本実施例に係るベルクランクとクレビスとの連
結構造を一部断面にして示す平面図である。
結構造を一部断面にして示す平面図である。
【図2】図1に示されるベルクランクとクレビスとの連
結構造の側面図である。
結構造の側面図である。
【図3】図1に示されるクリップ単品の平面図である。
【図4】図3に示されるクリップ単品の側面図である。
【図5】ベルクランクとクレビスとを分離した状態で示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】ステッキ式のパーキングブレーキ装置の操作部
の周辺構成を示す斜視図である。
の周辺構成を示す斜視図である。
【図7】従来例に係るクレビス継手を示す図1に対応す
る平面図である。
る平面図である。
【図8】図7に示されるクレビス継手を示す側面図であ
る。。
る。。
22 ベルクランク(第2のリンク部材) 24 クレビス(第1のリンク部材) 36 クレビス側挿入孔(第1の挿入孔) 38 クレビス側挿入孔(第1の挿入孔) 40 ベルクランク側挿入孔(第2の挿入孔) 50 クリップ(中間保持部材) 58 クリップ側挿入孔(第3の挿入孔) 60 クリップ側挿入孔(第3の挿入孔) 64 係合爪 66 係合溝(係合凹部)
Claims (1)
- 【請求項1】 両側部に同軸上の第1の挿入孔を有し、
断面コ字形状とされた第1のリンク部材と、 第1の挿入孔と同軸上の第2の挿入孔を有する第2のリ
ンク部材と、 両側部に第2の挿入孔と同軸上の第3の挿入孔を有する
と共に第1のリンク部材と第2のリンク部材との間に弾
性変形状態で介在され、かつ、少なくとも一方の第3の
挿入孔に径方向内側に突出する係合爪を備えた断面コ字
形状の中間保持部材と、 第1の挿入孔、第2の挿入孔、及び第3の挿入孔内へ挿
入されて中間保持部材を間に介して第1のリンク部材と
第2のリンク部材とを連結し、挿入された際に係合爪に
よって係合される係合凹部を周面に有する連結ピンと、 を有することを特徴とするリンク連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290895A JPH08200350A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | リンク連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290895A JPH08200350A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | リンク連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200350A true JPH08200350A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11818464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1290895A Withdrawn JPH08200350A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | リンク連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08200350A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178501A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Nitty Co Ltd | 耳覆い装置 |
JP2008298181A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Nisshinbo Ind Inc | 機械式ブレーキ作動装置 |
JP2015174655A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | ロッキード マーティン コーポレイションLockheed Martin Corporation | 部品の摩耗を防止するための装置及びシステム |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1290895A patent/JPH08200350A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178501A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Nitty Co Ltd | 耳覆い装置 |
JP2008298181A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Nisshinbo Ind Inc | 機械式ブレーキ作動装置 |
JP2015174655A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | ロッキード マーティン コーポレイションLockheed Martin Corporation | 部品の摩耗を防止するための装置及びシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |