JPH0624716B2 - 締付けバンド、その締付方法及びその締付工具 - Google Patents

締付けバンド、その締付方法及びその締付工具

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JPH0624716B2
JPH0624716B2 JP61005137A JP513786A JPH0624716B2 JP H0624716 B2 JPH0624716 B2 JP H0624716B2 JP 61005137 A JP61005137 A JP 61005137A JP 513786 A JP513786 A JP 513786A JP H0624716 B2 JPH0624716 B2 JP H0624716B2
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円周面を有する固定物に弾性体から成る筒状
部材を締め付け、固定するために使用する締付けバン
ド、その使用(締付)方法及び締付工具に関するもので
ある。
〔従来技術〕
例えば車両の伝動軸のように、実質的に円周面を有する
固定物に、円筒形のブーツ又はカバー等を締め付けて固
定するため、帯鋼等から成る締付けバンドが使用されて
いる。このような締付けバンドの一種に、当初は両端部
が連結されておらず締付時に両端部が重ね合わされて連
結され、ブーツ等の外周面を囲繞するためにループ形状
にされる形式のものがある。かかる形式の締付けバンド
では、締付時に締付工具が係合される締付力作用部と、
締付け終了時に互いに係合、連結される連結部とを、各
端部に備えていることが必要とされる。この種の締付け
バンドとしては例えば、本出願人の出願に係る特願昭6
0−76622号に開示されたものである。
〔本発明が解決すべき問題点〕
しかしながら、締付けバンドの一方の端部に形成された
連結突起と他方に形成された連結穴の端縁とで上記連結
部を構成し、連結突起はU字形状の切込みで囲まれた部
分を曲げ起こして形成した場合、その強度が十分でない
ため連結穴の端部と係合された後変形することがあり、
また、連結穴から半径方向への突出量が大きいため、作
業者の手や周辺の諸部材と干渉する恐れがあつた。
また、上記連結部が締付けバンド端部の先端から後退し
た位置に形成されている場合には、締付完了後重ね合わ
せた時外側になる端部の連結部よりも先端寄りの部分が
半径方向外方に浮き上がる(離れる)ことがあり、その
結果、締付けバンド外周のスイングサークルが大きくな
り、浮き上がつた端部が周辺の部材と干渉する恐れが生
ずるのである。
本発明は、上記従来例における問題を解消することを目
的としてなされたものであり(上記特願昭60−76622
号に開示された締付けバンドでは、第1番目の問題点に
ついては概ね解消されているものの、第2番目の問題点
については尚改良の余地がある)、特に締付完了後にお
いて締付けバンドの外側の端部が半径方向外方に浮き上
がる問題を良好に解消する締付けバンドを提供すること
を目的とし、併せてこの締付けバンドの締付方法及び締
付けに使用される締付工具を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段、作用〕
上記目的を達成するために、本発明に係る締付けバンド
においては、ゴムブーツ等の締付体を囲繞した時重ね合
わされる締付バンドの一対の端部のうち、外側になる第
1の端部には先端に内向きに突設した第1の連結部(例
えば曲げ起こされた突起から成る)と、これよりも反先
端側に形成された第1の締付力作用部(例えば穴の一端
縁から成る)とを形成し、内側となる第2の端部には外
向に突設された第2の連結部(例えば曲げ起こされた突
起から成る)と、これよりも反先端側に形成された第2
の締付力作用部(例えばトンネル状の盛上り部)とを少
なくとも形成し、第1及び第2の締付力作用部に略円周
方向の締付力(引張力)を加えて第1の連結部と第2の
連結部とを互いに接近させて第1の連結部に第2の連結
部を乗り越えさせて両連結部を係合させ、締付体を被締
付体(例えば車両の伝動軸)に締め付けるようにした。
なお必要に応じて、第1の端部の第1の締付力作用部よ
りも反先端側に第1の仮止め部を形成し、第2の端部の
第2の連結部よりも先端側に第2の仮止め部を形成し
て、上記第1及び第2の連結部を係合させる(本締め)
に先だつて当該第1及び第2の仮止め部を係合させる
(仮止めする)ようにすることもできる。
また本発明に係る締付方法においては、上記締付けバン
ドで締付体を囲繞して第1の端部が第2の端部の外側に
重なり、しかも第1及び第2の締付力作用部が円周方向
において第1及び第2の連結部よりも外側になるように
し、第1及び第2の締付力作用部に円周方向の力を加え
て第1及び第2の連結部を接近させ、第1の連結部が第
2の連結部を乗り越えた時円周方向の力を解放して第1
及び第2の連結部を互いに係合するようにした。
更に本発明に係る締付工具は、末端に握り部を有する棒
状の本体と、その中間部に一端が枢着され、他端が第1
の締付力作用部に係合する第1の係合部とされた係合ア
ームと、本体の先端に枢着され第2の締付力作用部に係
合する第2の係合部を有する係合駒とを含んで成る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図に示すように、帯鋼から成る締付けバンド50は
一対の端部10及び30を有し、締付時に外側となる端
部10には先端側から順に本締め用の連結突起14及び
これに隣接する穴16と、一端縁18が締付力作用部と
された締付工具の逃げ窓22と、一端縁24が仮止用の
後述する突起34が係合される仮止め部とされた長い穴
26とが形成されている。突起14は端部の先端寄りに
半径方向内向きに形成されている。
一方、締付時に内側となる端部30の先端32は先細形
状とされそして、先端側から順に仮止用の突起34及び
これに隣接する穴36と、締付工具の逃げ穴38と、本
締め用の連結突起42及びこれに隣接する穴44と、半
径方向外向きにトンネル状に盛り上がつた盛上り部45
の一端縁から成る締付力作用部46及びこれに隣接する
締付工具逃げ穴48とが形成されている。これらは、第
1の端部10に比べると、若干端部30の先端から後退
した部分に形成されている。連結突起34及び42は半
径方向外向きに形成されている。
次に、上記締付バンド50を用いて車両の伝動軸52に
ゴムブーツ54を締付、固定する方法について第3図を
もとに説明する。
締付バンド50は、使用前には突起34及び42が突出
した側が外側突起14が突出した側が内側となるように
曲がりぐせがつけてあるので、第3図に示すように端部
10及び30でゴムブーツ54を周囲から包み、締付バ
ンド50の適当な部分を手でゴムブーツ54に向かつて
押圧する。すると、締付バンド50の直径が減径されて
ゴムブーツ54に接触するので、端部10と30とを、
端部10が端部30の外側になるように重ね合わせる。
そして、仮止め用の第2の突起34を穴26に嵌入させ
てその一端縁である第1の仮止め部24に係合させる。
以上により仮止めが完了する。なお可能な場合は、別の
場所で予めバンド50を仮止め状態にした後、ブーツ5
4に軸方向から挿入するようにしても良い。
こうして仮止めされた締付けバンド50を本締めするに
は締付工具を使用するが、次に、この締付工具について
第2図をもとに説明する。締付工具90は二又部62及
び握り部64から成る本体66と、二又部62の先端に
ピン68により中間部を枢着された係合駒72と、二又
部62の根元部にピン74により一端を枢着された係合
アーム76とを含んで成る。係合駒72は先端に第2の
係合部78を有しており、係合アーム76は他端(自由
端)が係合部78に屈曲しておりその先端に鈎状の第2
の係合部82を有する。係合アームの先端から若干後退
した部分には係合アーム76の長手方向と直角な方向に
移動可能に押圧部材84が取り付けられ、コイルばね8
6によつて係合部82と同じ側に突出するように付勢さ
れている。
次に、上記締付工具90を使用して締付けバンド50を
本締めする方法について第4図及び第5図をもとに説明
する。第3図に示すように、二又部62が仮止めされた
締付けバンド50の穴48に立てた法線と一致するよう
に締付工具90をセツトし、係合アーム76の係合部8
2を端部10の穴22に嵌入させて穴22の一端縁であ
る第1の締付力作用部18に係合させる。この時押圧部
材84が端部10の先端に外方から近接することゝな
る。次に、握り部64の一端部である作用部65に力を
加えて締付工具90をピン68を支点として第3図中時
計方向に回動させると(第4図中65〜65にて図
示)と、ピン74は第4図中74〜74にて示すよ
うにピン68を中心とする円孤上を移動し、この時、係
合アーム76の係合部82は第4図中82〜82
て示すように移動する。これに伴ない二又部62と係合
アーム76とのなす角度θは第4図中θ〜θで示す
ように段々小さくなり、その結果係合アーム76の係合
部82から端部10に加えられる引張力は段々大きくな
る。次に、その理由について第5図をもとに説明する。
第5図において、握り部64の作用部65に加える力を
とし、ピン74から当該作用部65までの距離を
とし、ピン68からピン74までの距離をとする
と、ピン74に加えられる力Fとなる。係合アーム76から端部10に加えられる引張
力をFとし、ピン68二又部62と係合アーム76と
のなす角度をθとすると となる。式(1)及び(2)から となり、式(3)から明らかなように、角度θが零に近づ
くにつれて端部10への引張力Fは無限大に近づくの
である。
次に、締付工具50が回動されて作用部65及びピン7
4が各々第4図中65及び74で示す位置まで達す
ると、係合部78及びピン68と、ピン74と、作用部
65とが一直線上に並ぶ。更に締付工具90が回動され
作用部65及びピン74が各々65及び74にて示
す位置に達すると、バンド締付力の反力により係合駒7
2は第2の係合部78を支点とし、かつピン68を中心
として反時計方向(第2図中)に相対的に回動し、その
結果駒72の係合部78が端部30の第2の締付力作用
部46から外れる。次にその理由について第6図及び第
7図をもとに説明する。
作用部65及びピン74が各々第4図中65及び74
で示す位置にある時係合駒72に加わる力をF
し、駒の係合部78と上記直線との距離をtとすると、
係合駒72にはピン68のまわりに T=F×t ……(4) なる回転モーメントが発生する。従つて、それまで第2
の締付力作用部46に接触していた係合駒72は、上記
モーメントTによりピン68の回りに反時計方向に回動
し、係合部78が端部30の第2の締付作用部46から
外れるのである。これにより係合アーム76による端部
10の拘束が解放され、同時に締付体(ブーツ)の弾性
変形抵抗力及び締付体との摩擦抵抗力で締付けバンド5
0自体に弾力が生じ、端部10が第3図中左方に引き戻
されるので、連結突起14と42とが互いに係合し第8
図に示すように本締めが完了する。
なお、仮止めから本締めに至る過程において端部10の
浮上がりは、係合アーム76に取り付けられた押圧部材
84により防止される。即ち、押圧部材84は端部10
の先端に近接して取り付けられており、締付工具90が
ピン68のまわりに回動されるにつれて端部10の先端
を端部30に向かつて押圧する。押圧部材84による端
部10の押圧は、ばね86の作用により弾性的に行なわ
れ、仮止め状態から本締めの完了まで(突起14と42
とが係合するまで)維持される。押圧部材84が端部1
0の先端を押圧すると端部を右方に引張る際にはバンド
本体が締付体を滑ることによる抵抗があるが、二又部6
2と係合アーム76とがなす角度θが大きい範囲では締
付バンド50とゴムブーツ54との間には密着度がゆる
いので、引張抵抗は極く小さい。本締めの完了に近づく
につれてすなわち、前記角度θが小さくなるにつれて押
圧部材84の押圧力強くなり、従って端部10及び30
におけるのバンド本体と締付体との密着面積の増加及び
密着力の増加に伴い引張抵抗も増大するが、この時に
は、前述した通り、係合アーム76から端部10に加え
られる力もそれ以上に大きくなるので、容易に本締めを
行なうことができる。
なお、仮止め時及び仮止めから本締めに至る間では端部
30側の突起34が端部10側の長い穴26内に嵌入さ
れてその内部を移動することにより、端部10と30と
が相対的に幅方向にずれることが防止される。また、重
ね合せ時に外側となる端部10に強い曲りぐせ(ゴムブ
ーツ54の半径よりも小さい即ちR>R)をつけて
おけば、仮止め時及び仮止めから本締めに至る間におい
て端部10が内側の端部30に密着し易くなり、突起3
4と係合部24との係合並びに突起14と42との係合
がより確実になる。
また、内側の端部30の先端は先細とされているので、
本締め時には当該先端がゴムブーツ54に喰い込み易
く、従つて外側の端部10を引張ることによつて締付け
バンド50の締付けが行なえることとなるとともに、ゴ
ムブーツを略均一に締付けることが出来るのである。締
付工具90による本締作業時に突起14には力は加わら
ないのでこれが変形される(起こされる)ことはなく、
そのため突起42を乗り越え易く、乗越えた後は押圧部
材84の働きにより連結突起42に確実に係合する。な
お、端部10の突起14はその先端に形成されているの
で、締付工具90の取外し後にも突起42と係合して本
締め状態(ループ形状)を維持するとともに、端部10
の浮上がりを防止するうえでも有効である。また、第2
の締付力作用部46は角型でトンネル状に突出しその突
出高さは略締付けバンド50の厚さ程度とされているの
で、これにより係合駒72の係合部78がすきまに入り
易く、またゴムブーツ54を傷つけることが防止され
る。さらに、締付工具90の回動時に支点となる係合駒
72は比較的広い面積で締付けバンド50の内側端部3
0に接触するので、端部30が局部的に変形することが
防止される。
本締めされた締付けバンド50を取り外す時にも前記締
付工具90を使用することができる。即ち、第2図及び
第3図において係合駒72の小穴73にピンを挿入して
係合駒72の反転(左旋)を防止するとともに、押圧部
材84の作用が端部10に及ばないようにした状態で、
締付工具90の係合部82を係合部18に、係合部78
を係合部46に各々係合させて、作用部65に時計方向
の回動力を加え、突起14と42とが離れた状態で今度
は反時計方向に戻せば良い。即ち、端部10の根本部が
半径方向外方に開こうとする程度の曲がりぐせにより、
突起14と42とは半径方向に離れるからである。この
時締付けバンド50によつてゴムブーツ54が傷つくこ
とがないのは前記本締め時と同様である。
第5図に示す前記寸法は締付けバンド50の
締め代、締付け力即ち前記角度θの大きさ等を考慮して
決定することゝなるが、本締め後の締付けバンド50の
直径が締付体の寸法により変わる場合には、寸法
を変更できるようにすることが望ましい。
次にかゝる要求に答え得る締付工具について第9図及び
第10図をもとに説明する。この変形例では握り部16
4が角形状とされその中にブロツク102が長手方向に
移動可能に挿入されている。ブロツク102には握り部
164に回転可能(但し軸方向には移動不可能)に取り
付けられたボルト104が螺合しており、従つてボルト
104を回転することによりブロツク102が長手方向
に移動するようになつている。ブロツク102の前端部
にはピン174がブロツクを貫通して挿入されており、
ブロツク102の側面から突出したピン174の両端部
は握り部164に形成された長手方向の長溝106に係
合している。ピン174には係合アーム176の後端が
枢着されている。その他の部分は、前記第3図に示した
締付工具50と実質的に同じである。而して寸法
を変更するためにボルト104を回転させると、ブ
ロツク102が移動み、これに伴なつてピン174の位
置が変わるので、寸法及びを増減することがで
きる。寸法の調整量は、ボルト104の回転
量を調整することにより任意に選択できる。
なお、本発明は上記実施例の他にも、その趣旨を損ねな
い範囲内で適宜変更、改良が可能であり、例えば締付バ
ンド50自体の細部構造(各連結突起、穴等の形状、大
きさ及び位置)について任意に設計変更できるし、締付
工具90、190の細部構造(係合駒72、172の形
状、押圧部材84の形状、位置等)について任意に設計
変更できる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、締付体を囲繞
した時互いに重ね合わされて締付け時に第1及び第2の
連結部において係合される両端部のうち、外側の端部は
その先端部分で内側の端部に係合されるので、締付け後
に外側の端部が浮き上がつて周辺の部材と干渉する心配
が少なくなるばかりでなく、バンドの外径寸法を必要最
小限にとどめることが出来る。また締付バンドは、第1
及び第2の連結部よりも円周方向において外側にある一
対の締付力作用部間に締付力を加えて締め付けられるの
で、締付作業が簡単でしかも確実に第1及び第2の連結
部が係合される効果が奏される。また、締付工具の両係
合部の一方は本締め終了後自動的に締付けバンドの締付
力作用部から外れるので、締付作業が容易かつ簡便なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る締付けバンドの一実施例を示す斜
視図(本体の中間部省略)、第2図は本締めに使用する
締付工具の斜視図、第3図は仮止めされた締付けバンド
と締付工具との関係を示す正面図(締付けバンドは断面
図)、第4図は本締め時の締付工具の回動軌跡を示す説
明図、第5図は本締め時に締付工具に作用する力を示す
説明図、第6図は本締め終了時に締付工具に作用する力
を示す説明図、第7図は第6図の要部拡大図、第8図は
本締めされた締付けバンドの断面図、第9図は締付工具
の変形例を示す正面図、第10図はその断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 10…第1の端部、14…第1の連結部 24…第1の締付力作用部、30…第2の端部 42…第2の連結部、46…第2の締付力作用部 50…締付けバンド、62、64…締付工具の本体 72…係合駒、76…係合アーム 90…締付工具

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被締付体に装着された筒状の締付体を囲繞
    し、該締付体を前記被締付体に締め付けるために重ね合
    わされる一対の端部を有する締付けバンドであつて、 前記重ね合せ時に外側となる第1の端部の先端近くに内
    向きに突設された第1の連結部と、該第1の連結部より
    も反先端側に形成された第1の締付力作用部と、前記重
    ね合せ時に内側となる第2の端部に外向きに突設された
    第2の連結部と、該第2の連結部よりも反先端側に形成
    された第2の締付力作用部とを少なくとも有し、 前記締付体を囲繞し前記第1及び第2の締付力作用部に
    締付力を作用させて、前記第1連結部と前記第2の連結
    部とを互いに係合させることにより前記締付体を前記被
    締付体に締め付けることを特徴とする締付けバンド。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の連結部は各々切込みを
    入れた後該切込みにより囲まれた部分を曲げ起こして形
    成された第1及び第2の突起から成り、前記第1の締付
    力作用部は穴の一端縁から成り、前記第2の締付力作用
    部はトンネル状の盛り上り部から成る特許請求の範囲第
    1項に記載の締付けバンド。
  3. 【請求項3】前記第1の端部には前記第1の締付力作用
    部よりも反先端側に長穴の一端縁から成る第1の仮止め
    部が形成されており、前記第2の端部には前記第2の突
    起よりも先端側に突起状の第2の仮止め部が形成されて
    おり、前記第1の突起と第2の突起とを係合させるに先
    だつて前記第1の仮止め部と第2の仮止め部とを係合さ
    せて仮止めできるようになつている特許請求の範囲第2
    項に記載の締付けバンド。
  4. 【請求項4】被締付体に装着された筒状の締付体を囲繞
    した時互いに重ね合わされる一対の端部を有し、重ね合
    せ時に外側となる第1の端部には、その先端近くに第1
    の連結部が内向きに突設されるとともに該第1の連結部
    よりも反先端側に第1の締付力作用部が形成され、重ね
    合せ時に内側となる第2の端部には第2の連結部が外向
    きに形成されるとともに該第2の連結部よりも反先端側
    に第2の締付力作用部が形成された締付けバンドにより
    前記締付体を前記被締付体に締め付ける方法であつて、 前記締付けバンドにより前記締付体を囲締して前記第1
    の端部と前記第2の端部とを、前記第1及び第2の締付
    力作用部が円周方向において前記第1及び第2の連結部
    よりも外側となるように重ね合わせ、 前記第1の締付力作用部と前記第2の締付力作用部との
    間に、前記第1の連結部と前記第2の連結部とが互いに
    接近するような締付力を作用させ、 前記第1の連結部が前記第2の連結部を乗り越えた後、
    前記第1及び第2の締付力作用部間に加えていた締付力
    を解放して該第1の連結部と該第2の連結部とを互いに
    係合させるようにしたことを特徴とする締付けバンドの
    締付方法。
  5. 【請求項5】末端に握り部を有する棒状の本体と、該本
    体の中間部に一端が枢着され他端が第1の係合部とされ
    た係合アームと、前記本体の先端に枢着され第2の係合
    部を有する係合駒とを含み、 被締付体に装着された筒状の締付体を囲繞した時互いに
    重ね合わされる一対の端部を有し、重ね合せ時に外側と
    なる第1の端部には、その先端近くに第1の連結部が内
    向きに突設されるとともに該第1の連結部よりも反先端
    側に第1の締付力作用部が形成され、重ね合せ時に内側
    となる第2の端部には第2の連結部が外向きに形成され
    るとともに該第2の連結部よりも反先端側に第2の締付
    力作用部が形成された締付けバンドにより前記締付体を
    前記被締付体に締め付けるために使用される締付工具で
    あつて、 前記第1の係合部は前記第1の締付力作用部に係合する
    ものであり、前記第2の係合部は前記第2の締付力作用
    部に係合するものであり、前記本体は前記係合駒の枢着
    点を中心に前記係合アームとは反対側に回動して前記第
    1の連結部を前記第2の連結部に係合させるものである
    ことを特徴とする締付工具。
  6. 【請求項6】前記第2の係合部と、前記係合駒の枢着点
    と、前記本体への外力の作用点とが一直線上に位置する
    点を越えるまで前記本体が回動された時前記係合駒が回
    動して、前記第2の係合部が前記第2の締付力作用部か
    ら外れるようになつている特許請求の範囲第5項に記載
    の締付工具。
  7. 【請求項7】前記係合アームには、前記第1の係合部の
    近傍に、締付け時に前記第1の端部を前記第2の端部に
    向かつて押圧する押圧部材が取り付けられている特許請
    求の範囲第6項に記載の締付工具。
  8. 【請求項8】前記係合アームの枢着点は、前記本体の長
    手方向において変更可能である特許請求の範囲第6項に
    記載の締付工具。
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