JP2561820Y2 - ホースクリップ - Google Patents

ホースクリップ

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JP2561820Y2
JP2561820Y2 JP6553891U JP6553891U JP2561820Y2 JP 2561820 Y2 JP2561820 Y2 JP 2561820Y2 JP 6553891 U JP6553891 U JP 6553891U JP 6553891 U JP6553891 U JP 6553891U JP 2561820 Y2 JP2561820 Y2 JP 2561820Y2
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hose
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slip
holder
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年光 馬場
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はホースクリップに関す
るものであり、特に、ホースに対するずれ止め機能を備
えたホースクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホースクリップは自らのばね性を利用し
てホースの締付けを行うものが一般的である。したがっ
て、自然状態では最小径の状態にあり、このまま現場へ
搬入してもその場で拡径操作しなければならず作業性が
悪い。現場へはホースにそのまま嵌込むことができるよ
うな拡径状態として搬入することが望まれる。さらに、
現場効率を高めようとする場合には、現場でホースクリ
ップを取付けるのでなく、予めホースクリップをホース
に取付けた状態で現場へ搬入すればよい。こうすれば、
現場においては僅かに拡径状態を解除するだけで済む。
しかし、このような方式としても、ホースクリップが搬
送途上で脱落したりあるいは正規の締付け位置からずれ
てしまっていたのでは、現場での付け直し、あるいは位
置の修正が必要となり、却って作業を煩わしいものにし
てしまう。そこで、ホースクリップをホースに位置決め
しておくような機能を付与する必要がある。
【0003】従来、この種の位置決め機能を備えたホー
スクリップが知られており、一例としては実開平1−1
69690号公報のものが挙げられる。このものはホー
スクリップの拡径状態を別設のホルダーによって保持す
る、いわゆるホルダー式に適用したものである。そし
て、クリップ本体の内側に本体とは曲率を異にする補助
ばね板(ずれ止め部材)を付設しており、ホースが差込
まれるとずれ止め部材の頂部がホースの外周面に接し、
弾性反力をホースの外周面に及ぼしめることによって、
ホースクリップの位置決めを行うようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したもの
はずれ止め部材をクリップ本体の内周側に取付けるよう
にしたため、次のような問題点を有したものとなってい
る。
【0005】すなわち、クリップ本体がホースを締付け
ている状態では、同公報中の第3図(B)から明らかな
ように、ずれ止め部材がホースに直接接触している部分
と、クリップ本体が直接接している部分とでは、ずれ止
め部材の厚み分だけ段差を生じることになる。したがっ
て、ホースに対する緊締力が不均一になり、その分ホー
スに対するシール性が低下する。
【0006】また、ずれ止め部材のばね力は、その両端
側ではクリップ本体を拡径させる方向に作用するため、
クリップ本体の緊締力を低下させる方向に作用してしま
う。このことは強力な緊締力が要求されるホースクリッ
プでは、さほどには問題にならないが、小径のホースに
使用されるホースクリップでは全く無視することはでき
ない。
【0007】さらに言えば、ホースは経時的に劣化する
ため、外径が次第に細ってくる。クリップ本体自体はこ
の経時劣化によく追従してホースを緊締するものである
が、ずれ止め部材のばね力の作用方向はこの追従機能を
も阻害するものであるため、経時的にシール機能を低下
させる要因となる。
【0008】本考案は上記した事情に鑑み、ホースに対
する位置決め機能を備えかつクリップ本体の緊締機能を
損なわないホースクリップを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成は、ホースを緊締するために円環状に
形成されたクリップ本体と、このクリップ本体を拡径さ
せた状態に保持する解離可能な仮止め手段と、拡径時に
ホースに対するずれ止めを行うずれ止め部材とを有して
なるホースクリップにおいて、前記ずれ止め部材はばね
材により形成されかつクリップ本体の外周面にばね力を
もって嵌め付けられるとともに、このずれ止め部材には
クリップ本体を拡径させたときにホースの外周面に圧接
する位置決め片が内向きに突出形成されていることを特
徴とするものである。
【0010】
【作用】クリップ本体を拡径させた状態にして、ホース
クリップをホースの締付け予定位置に嵌め付けておく。
このときにはずれ止め部材の位置決め片がホースの外周
面に弾接して、ホースクリップ全体の位置決めがなされ
る。この後、仮止め手段を解除すれば、クリップ本体は
自らのばね力によって縮径する。これにより、ホースは
その全周がクリップ本体によって緊締される。
【0011】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。ずれ止
め部材の位置決め片がホースの外周面に弾接するため、
ホースクリップがホースの軸方向へずれてしまうのが規
制される。また、ホースはその全周に亘りクリップ本体
によって直接緊締されるため、つまり従来と異なり段差
を生じることなく緊締することができるため、ホースに
対して均一な緊締力を及ぼすことができる。さらに、ず
れ止め部材自体のばね力はクリップ本体の緊締機能を何
等損なうものではないため、ホースに対するシール性が
確保され、かつホースの経時劣化にも有効に対応するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。ホースクリップCはクリップ
本体1と、これを拡径状態に保持する仮止め手段として
のホルダー2と、ホースHに対するずれ止めを行うずれ
止め部材3とから構成される。
【0013】クリップ本体1は帯状の板ばね材よりな
り、締付け対象となるホースHに適合するように円環状
に曲げて締付けリング部1aを形成している。締付けリ
ング部1aの一方側の端部には先端から所定長さ範囲に
亘って幅狭部4が形成され、その先端部分は外方へほぼ
直角に起立して第1つまみ片5となっている。他方側の
端部には所定長さ範囲に亘って中央にスロット孔6が開
口し第1つまみ片5を受け入れるようになっている。そ
して、この幅狭部4とスロット孔6が設けられている部
分とはほぼ同一周面を形成するようにしてある。また、
スロット孔6が形成されている部分の先端部は、外方へ
起立して第1つまみ片5とほぼ同一高さをもって対向す
る第2つまみ片7が形成され、これら両つまみ片5,7
によってホースクリップCを拡径操作するためのつまみ
部が構成される。
【0014】そして、この実施例においてはホースクリ
ップCを拡径状態を保持するために、両つまみ片5,7
はホルダー2によってクランプされる。ホルダー2は両
つまみ片5,7を跨いで挟み付けるように全体が下向き
のコの字状に形成され、かつ両側面の中央上部に解除操
作のための一対の引っ掛け爪8が切り起こしによって形
成されている。この引っ掛け爪8に図示しない工具を係
合させてホルダー2を強制的に引き抜くわけであるが、
ホルダー2の形式としては、つまみ片5,7を上方へ切
り起こし、これをプライヤー等の工具で摘んで引き抜く
ようなものであっても構わない。
【0015】なお、ホースクリップCを拡径しホルダー
2を嵌め付けて仮止めするまでの一連の操作は専用装置
によって行われるが、勿論、手作業によっても可能であ
る。前記クリップ本体1の周面には、三角窓9が二箇所
に配置され、三角形の頂点が相互に向かい合うような状
態で開口している。両三角窓9は従来においても既に設
けられているものであり、ホースHの全周を均一にクラ
ンプするための工夫である。
【0016】ずれ止め部材3はばね板材を用いて円弧状
に曲げ形成され、クリップ本体1における両つまみ片
5,7の反対側の位置にばね力をもって嵌め付けられ
る。このずれ止め部材3はクリップ本体1とほぼ同幅で
かつクリップ本体1のほぼ半周分に相当する範囲を、密
着状態で覆うことができる長さに形成されている。ま
た、ずれ止め部材3の両端にはホースクリップCがホー
スに対して位置ずれを起こさないようにするための第
1,第2の位置決め片10,11が備えられている。各
位置決め片10,11はそれぞれ内方へ略U字状に折曲
げられて、その折返し部分をホースHの外周面に弾接さ
せ、かつ本例においては図4に示すようにホースHの対
称位置に接触させて、ホースHを安定的に保持できるよ
うにしてある。
【0017】さらに、ずれ止め部材3がクリップ本体1
に対して横ずれを生じないようにするために、第1位置
決め片10は幅狭部4の付け根部分を挟んだ左右一対の
配置としてあり(図6参照)、第2位置決め片11はず
れ止め部材3における一方の端縁の中央部に配置され
て、スロット孔6の始端部に係入されるようにしてある
(図5参照)。
【0018】本実施例のホースクリップCは、ホースH
の接続作業現場へは図2に示すように、ホースHに仮付
けされた形態で搬入される。この形態とするには、まず
ホースクリップCの強制的な拡開変形がなされ(前述し
たように、専用装置によって行われる)、この状態にお
いて両つまみ片5,7をホルダー2で挟み付ければ、ホ
ースクリップC全体が拡径状態に保持される。
【0019】上記の拡径作業の後、あるいは拡径作業に
先立ってずれ止め部材3の取付けを行っておく。この場
合、ずれ止め部材3を強制的に拡開させながら締付けリ
ング部1aに嵌め付け、同時に第1位置決め片10を幅
狭部4の付け根部分に、また第2位置決め片11をスロ
ット孔6にそれぞれ係止させておく。これにより、ずれ
止め部材3がクリップ本体1に対してずれを規制された
状態で嵌着される。
【0020】次に、ホースクリップCをホースHの口部
へ嵌め込むべく、クリップ本体1をホースHの端部に適
合させて押し込む。この押し込み時には第1,第2の位
置決め片10,11がホースHの端面に引っ掛かるが、
それぞれ外方へ撓み変形して退避するためホースクリッ
プCの差込み操作に支障を来すようなことはない。こう
してホースクリップCがホースHの所定位置まで差込ま
れると、図3に示すように、第1,第2の位置決め片1
0,11がホースHの外周面に弾接するため、ホースク
リップCは締付け予定位置に位置決めされる。したがっ
て、ホースHの搬送途上などで不用意に位置ずれを生じ
るような事態が回避される。
【0021】現場においては、ホースHをパイプPの口
部に差込んだ後、ホルダー2の引っ掛け爪8に適当な工
具(図示しない)を引っ掛けて、ホルダー2を強制的に
引き抜いてやれば、クリップ本体1は自らのばね力によ
り縮径状態となってホースHの緊締が自動的になされ
る。この緊締状態においては、図4に示すようにホース
Hはクリップ本体1によって全周が直接クランプされる
ため、つまり従来と異なり段差を生じることなく緊締さ
れるため、ホースHを均一にクランプすることができ
る。
【0022】また、前述した従来技術と異なり、ずれ止
め部材3のばね力はクリップ本体1の緊締力を損なうも
のでないため、ホースHに対するシール性が保持され
る。さらに、ホースHが経時的に細ってきた場合のクリ
ップ本体1の追従機能もまた何等損ねるものでないた
め、長期間に亘って高いシール機能が保持される。
【0023】さらに、ずれ止め部材3のばね力はクリッ
プ本体1のばね力を助勢する方向に作用するため、クリ
ップ本体1の薄肉化も期待できる。
【0024】なお、この実施例では仮止め手段としてク
リップ本体とは別体のホルダーによる方式を図示し説明
したが(いわゆるホルダー方式)、これに代えてクリッ
プ本体にホルダー機能を一体に備えた、いわゆるホルダ
ーレス方式のものに適用することも可能である。
【0025】また位置決め片10,11を形成する位置
については、本例のものに限らず、締付けリング部1a
の側縁に形成するようにしてもよい。さらに、クリップ
本体は板ばね材に限らず、ばね性を有するワイヤーによ
って形成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホースクリップの分解斜視図
【図2】仮止め状態を示す斜視図
【図3】仮止め状態での断面図
【図4】緊締状態での断面図
【図5】第2位置決め片の周辺を示す拡大図
【図6】第1位置決め片の周辺を示す拡大図
【符号の説明】
1…クリップ本体 2…ホルダー(仮止め手段) 3…ずれ止め部材 10,11…位置決め片 C…ホースクリップ H…ホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースを緊締するために円環状に形成さ
    れたクリップ本体と、このクリップ本体を拡径させた状
    態に保持する解離可能な仮止め手段と、クリップ本体の
    拡径時にホースに対するずれ止めを行うずれ止め部材と
    を有してなるホースクリップにおいて、 前記ずれ止め部材はばね材により形成されかつクリップ
    本体の外周面にばね力をもって嵌め付けられるととも
    に、このずれ止め部材にはクリップ本体を拡径させたと
    きにホースの外周面に圧接する位置決め片が内向きに突
    出形成されていることを特徴とするホースクリップ。
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