JPH0735190Y2 - ホース締付バンドの仮止め用ホルダ - Google Patents
ホース締付バンドの仮止め用ホルダInfo
- Publication number
- JPH0735190Y2 JPH0735190Y2 JP1216891U JP1216891U JPH0735190Y2 JP H0735190 Y2 JPH0735190 Y2 JP H0735190Y2 JP 1216891 U JP1216891 U JP 1216891U JP 1216891 U JP1216891 U JP 1216891U JP H0735190 Y2 JPH0735190 Y2 JP H0735190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- band
- hose
- tightening band
- hose tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はホース締付バンドの仮止
め用ホルダに関し、さらに詳しくは、例えば自動車のエ
ンジンルーム内においてゴムホースをラジエータのパイ
プ等に接続,固定するために用いるばね締め式のホース
締付バンドを、拡径した状態で仮止めするためのホルダ
に関する。
め用ホルダに関し、さらに詳しくは、例えば自動車のエ
ンジンルーム内においてゴムホースをラジエータのパイ
プ等に接続,固定するために用いるばね締め式のホース
締付バンドを、拡径した状態で仮止めするためのホルダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのような仮止め用ホルダとし
て、例えば図7及び図8に示すU字型狭持具1がある
(実公昭52−14511号公報参照)。この狭持具1
は、ばね締め式ホース締付バンド2の両端に設けた互い
に挿入重合する切込凹部3と凸部4との先端の突片5,
5′を並列位置に撓み変位させて嵌着することにより、
バンド2を拡径状態で仮止めするようになっていた。
て、例えば図7及び図8に示すU字型狭持具1がある
(実公昭52−14511号公報参照)。この狭持具1
は、ばね締め式ホース締付バンド2の両端に設けた互い
に挿入重合する切込凹部3と凸部4との先端の突片5,
5′を並列位置に撓み変位させて嵌着することにより、
バンド2を拡径状態で仮止めするようになっていた。
【0003】そして、このような仮止め状態のバンド2
をホース6に外挿した後、プライヤ等の工具で狭持具1
を挟んで突片5,5′から離脱させ、バンド2の復元力
によるホース6の締付けを行なうようになっていた。
をホース6に外挿した後、プライヤ等の工具で狭持具1
を挟んで突片5,5′から離脱させ、バンド2の復元力
によるホース6の締付けを行なうようになっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、特に近時に
おけるバンド2に対する高い耐圧性の要求から、バンド
2を構成する板ばねには相当にばね定数の高いものが用
いられている。従って、突片5,5′を嵌着している狭
持具1には、突片5,5′との摩擦による強い抜き抵抗
が働いて、一面において狭持具1が不測の原因により抜
けて跳ね飛ぶという事故を防ぐ上で有効であるが、反
面、次のような問題を伴っていた。
おけるバンド2に対する高い耐圧性の要求から、バンド
2を構成する板ばねには相当にばね定数の高いものが用
いられている。従って、突片5,5′を嵌着している狭
持具1には、突片5,5′との摩擦による強い抜き抵抗
が働いて、一面において狭持具1が不測の原因により抜
けて跳ね飛ぶという事故を防ぐ上で有効であるが、反
面、次のような問題を伴っていた。
【0005】(1) 狭持具1の抜き抵抗の強さから、
プライヤ等による引抜き操作を容易、迅速に行なうこと
ができなかった。 (2) そしてプライヤ等で狭持具1を強固に把持して
強引に引抜こうとすると、ホース6に接続したパイプ
(図示省略)に径方向への大きな引張り力が作用するた
め、パイプの変形(折れや曲がり)を来たすという不具
合があった。
プライヤ等による引抜き操作を容易、迅速に行なうこと
ができなかった。 (2) そしてプライヤ等で狭持具1を強固に把持して
強引に引抜こうとすると、ホース6に接続したパイプ
(図示省略)に径方向への大きな引張り力が作用するた
め、パイプの変形(折れや曲がり)を来たすという不具
合があった。
【0006】また、上記の点から、図9及び図10に示
すように、U字型狭持具7の長手方向中央部に、その引
抜き方向へ突出する舌片8を切起し加工によって設け、
この舌片8をプライヤ9等で挟んで狭持具7の引抜きを
行なうようにした改良型もある。
すように、U字型狭持具7の長手方向中央部に、その引
抜き方向へ突出する舌片8を切起し加工によって設け、
この舌片8をプライヤ9等で挟んで狭持具7の引抜きを
行なうようにした改良型もある。
【0007】しかし、このような改良型においても、プ
ライヤ9による挟み操作がある程度容易になるとは言
え、狭持具7の引抜きの際にはその抜け抵抗が全て負荷
するので、前記(1),(2)の問題点は解消されなか
った。
ライヤ9による挟み操作がある程度容易になるとは言
え、狭持具7の引抜きの際にはその抜け抵抗が全て負荷
するので、前記(1),(2)の問題点は解消されなか
った。
【0008】そこで本考案は、ホース締付バンドの仮止
め用ホルダの抜き抵抗が強くても、その引抜き操作を小
さな力で簡単に行ない得るようにすることを、その解決
すべき技術的課題とする。
め用ホルダの抜き抵抗が強くても、その引抜き操作を小
さな力で簡単に行ない得るようにすることを、その解決
すべき技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、帯状の板ばねを用いて円環状に形成さ
れ、その両端に設けた互いに挿入重合する切込凹部と凸
部との先端には外方向きの仮止め用突片を備えたホース
締付バンドを仮止めするためのホルダであって、前記バ
ンドの拡径状態において横並びに並列位置した前記の各
突片を嵌着する断面M字形のチャネル状の嵌着部を主体
とし、該嵌着部における両側の谷部、あるいは中央の谷
部に前記各突片を嵌着させることを特徴とする。
の技術的手段は、帯状の板ばねを用いて円環状に形成さ
れ、その両端に設けた互いに挿入重合する切込凹部と凸
部との先端には外方向きの仮止め用突片を備えたホース
締付バンドを仮止めするためのホルダであって、前記バ
ンドの拡径状態において横並びに並列位置した前記の各
突片を嵌着する断面M字形のチャネル状の嵌着部を主体
とし、該嵌着部における両側の谷部、あるいは中央の谷
部に前記各突片を嵌着させることを特徴とする。
【0010】
【作用】ホース締付バンドの各仮止め用突片はホルダの
嵌着部にて拘束され、ホース締付バンドは拡径状態に保
持される。ホース締付バンドを仮止めしているホルダの
引抜きにあたっては、嵌着部の上部両側をプライヤ等で
挟んで上方へ引張る。プライヤ等の挟着力によって側壁
部の下端側が開き方向へ撓むため、谷部が拡開する。従
って、ホルダが突片から離脱する。
嵌着部にて拘束され、ホース締付バンドは拡径状態に保
持される。ホース締付バンドを仮止めしているホルダの
引抜きにあたっては、嵌着部の上部両側をプライヤ等で
挟んで上方へ引張る。プライヤ等の挟着力によって側壁
部の下端側が開き方向へ撓むため、谷部が拡開する。従
って、ホルダが突片から離脱する。
【0011】
【実施例】次に本考案の実施例を図1〜図4に基づいて
説明する。ホルダ27は板金材を用いて形成されたもの
であり、断面M字型のチャネル状部材である嵌着部11
を主体とする。図3及び図4に示すように、嵌着部11
はその両側壁部30,30′による谷部28,28′に
ホース締付バンド13の対の仮止め用突片29,29′
を嵌着するようになっている。
説明する。ホルダ27は板金材を用いて形成されたもの
であり、断面M字型のチャネル状部材である嵌着部11
を主体とする。図3及び図4に示すように、嵌着部11
はその両側壁部30,30′による谷部28,28′に
ホース締付バンド13の対の仮止め用突片29,29′
を嵌着するようになっている。
【0012】このホルダ27は次のように使用される。
即ち、図1に示すように、帯状の板ばねを用いて円環状
に形成されたホース締付バンド13の両端側に設けた互
いに挿入重合する切込凹部14と凸部15との先端が横
並びに並列位置するまで、適当な治具等によってバンド
13を拡径させ、そして切込凹部14と凸部15との先
端に設けた外方向きの突片16,16′をホルダ27の
嵌着部11の谷部28,28′に嵌着することにより、
バンド13の拡径状態での仮止めを行なう。
即ち、図1に示すように、帯状の板ばねを用いて円環状
に形成されたホース締付バンド13の両端側に設けた互
いに挿入重合する切込凹部14と凸部15との先端が横
並びに並列位置するまで、適当な治具等によってバンド
13を拡径させ、そして切込凹部14と凸部15との先
端に設けた外方向きの突片16,16′をホルダ27の
嵌着部11の谷部28,28′に嵌着することにより、
バンド13の拡径状態での仮止めを行なう。
【0013】こうして仮止めされたバンド13がユーザ
ーに納品され、図2に示すようにパイプ17に接続され
たゴムホース18の締付けに供される。即ち、バンド1
3をホース18に外挿した後、このホルダ27の引抜き
にあたっては、両側の側壁部30,30′の基端部付近
の部分をプライヤ19等で狭持しながら上方へ引張る。
すると、図4に示すようにプライヤ19等の挟着力によ
って側壁部30,30′が開き方向へ撓むため、対の谷
部28,28′も拡開し、突片29,29′の離脱が容
易になってホルダ27の抜き抵抗の低減を期待できる。
ーに納品され、図2に示すようにパイプ17に接続され
たゴムホース18の締付けに供される。即ち、バンド1
3をホース18に外挿した後、このホルダ27の引抜き
にあたっては、両側の側壁部30,30′の基端部付近
の部分をプライヤ19等で狭持しながら上方へ引張る。
すると、図4に示すようにプライヤ19等の挟着力によ
って側壁部30,30′が開き方向へ撓むため、対の谷
部28,28′も拡開し、突片29,29′の離脱が容
易になってホルダ27の抜き抵抗の低減を期待できる。
【0014】このため、バンド13の復元力に基づくホ
ルダ27の抜き抵抗が強い場合でも、プライヤ19を介
する比較的小さな引張力でもってホルダ27を引抜くこ
とができる。従って、ホルダ27の引抜きを容易に、手
早く行なうことが可能となり、またその際にパイプ17
に大きな引張力が作用しないので、パイプ17が折れた
り曲ったりするおそれがない。こうしてホルダ27が引
抜かれると、ホース締付バンド13は復元力によって収
縮しようとし、パイプ17に接続されたホース18を締
付けるのである。
ルダ27の抜き抵抗が強い場合でも、プライヤ19を介
する比較的小さな引張力でもってホルダ27を引抜くこ
とができる。従って、ホルダ27の引抜きを容易に、手
早く行なうことが可能となり、またその際にパイプ17
に大きな引張力が作用しないので、パイプ17が折れた
り曲ったりするおそれがない。こうしてホルダ27が引
抜かれると、ホース締付バンド13は復元力によって収
縮しようとし、パイプ17に接続されたホース18を締
付けるのである。
【0015】なお、仮止め用ホルダの態様として、以下
に列記するものも考慮される。上記ホルダ27は、図5
及び図6に示す態様によっても使用できる。即ち、ホル
ダ27を逆向けにして、中央の谷部31に突片29,2
9′を嵌着するのである。この場合、ホルダ27を引抜
くにあたっては、プライヤ19等で両側の側壁部30,
30′の先端部付近の部分を狭持しながら上方へ引張
る。すると、図6に示すようにプライヤ19等の挟着力
によって側壁部30,30′が閉じ方向へ撓むので、中
央の谷部31が拡開し、突片29,29′の離脱が容易
になる。従って、ホルダ27の抜き抵抗の低減を期待で
きる。
に列記するものも考慮される。上記ホルダ27は、図5
及び図6に示す態様によっても使用できる。即ち、ホル
ダ27を逆向けにして、中央の谷部31に突片29,2
9′を嵌着するのである。この場合、ホルダ27を引抜
くにあたっては、プライヤ19等で両側の側壁部30,
30′の先端部付近の部分を狭持しながら上方へ引張
る。すると、図6に示すようにプライヤ19等の挟着力
によって側壁部30,30′が閉じ方向へ撓むので、中
央の谷部31が拡開し、突片29,29′の離脱が容易
になる。従って、ホルダ27の抜き抵抗の低減を期待で
きる。
【0016】
【考案の効果】本考案はホース締付バンドを仮止めして
いるホルダの抜き抵抗を低減でき、またこのことにより
ホースに接続したパイプの折れや曲りを防止することが
できる。
いるホルダの抜き抵抗を低減でき、またこのことにより
ホースに接続したパイプの折れや曲りを防止することが
できる。
【図1】本考案の実施例におけるホース締付バンドの仮
止め状態を示す斜視図である。
止め状態を示す斜視図である。
【図2】ホルダの引抜き操作を示す側面図である。
【図3】図1の仮止め状態のホルダの側面図である。
【図4】ホルダの拡開状態図である。
【図5】本考案の実施例のホルダにおける他の使用態様
図である。
図である。
【図6】図5の使用態様の場合の拡開状態図である。
【図7】従来のホース締付バンドの仮止め状態図であ
る。
る。
【図8】従来のホルダを引抜いた図である。
【図9】ホルダのさらに従来のホース締付バンドの仮止
め状態図である。
め状態図である。
【図10】従来のホルダ引抜き状態図である。
11 嵌着部 13 バンド 14 切込凹部 15 凸部 16,16′ 突片 27 ホルダ 28,28′,31 谷部
Claims (1)
- 【請求項1】 帯状の板ばねを用いて円環状に形成さ
れ、その両端に設けた互いに挿入重合する切込凹部と凸
部との先端には外方向きの仮止め用突片を備えたホース
締付バンドを仮止めするためのホルダであって、前記バ
ンドの拡径状態において横並びに並列位置した前記の各
突片を嵌着する断面M字形のチャネル状の嵌着部を主体
とし、該嵌着部における両側の谷部、あるいは中央の谷
部に前記各突片を嵌着させることを特徴とするホース締
付バンドの仮止め用ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216891U JPH0735190Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | ホース締付バンドの仮止め用ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216891U JPH0735190Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | ホース締付バンドの仮止め用ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735891U JPH0735891U (ja) | 1995-07-04 |
JPH0735190Y2 true JPH0735190Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=11797909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1216891U Expired - Lifetime JPH0735190Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | ホース締付バンドの仮止め用ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735190Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP1216891U patent/JPH0735190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735891U (ja) | 1995-07-04 |
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