JPH0510891U - 仮止め式のホースクリツプ - Google Patents

仮止め式のホースクリツプ

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JPH0510891U
JPH0510891U JP6560591U JP6560591U JPH0510891U JP H0510891 U JPH0510891 U JP H0510891U JP 6560591 U JP6560591 U JP 6560591U JP 6560591 U JP6560591 U JP 6560591U JP H0510891 U JPH0510891 U JP H0510891U
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JP
Japan
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holder
clip
hose
gripping
clip body
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JP6560591U
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English (en)
Inventor
功 加藤
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリップ本体の把持片に対するホルダーの保
持部の嵌着を確実とし、搬送中などの使用前においては
ホルダーがクリップ本体の把持片から容易に外れないよ
うにした仮止め式のホースクリップを提供すること。 【構成】 クリップ本体10は対向する両端部が互いに
挿入重合する環状に形成されかつ弾性によってホースを
クランプする締付け力を有するクランプ部13と、前記
両端部に各曲げ形成された把持片14,15とを備え、
前記クリップ本体とは別体のホルダーにより、前記各把
持片を互いに同位置となる整合状態において各把持片を
被って嵌着させ、クランプ部13がその締付け力に抗し
て最大径に近い状態に仮止め保持された仮止め式のホー
スクリップ1である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は仮止め式のホースクリップに関し、詳しくは、ホースの接続部をク ランプするまではホルダによって最大径に近い拡径状態に仮止め保持させる仮止 め式のホースクリップの改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来の仮止め式のホースクリップ41の構造を示す。この図に示すよう に、ホースクリップ41のクリップ本体50はその弾性によってホース(図示省 略)をクランプするための環状のクランプ部52と、このクランプ部52の互い に挿入重合可能な両端にそれぞれ外方へ曲げ形成された把持片54,55を備え ている。そして、ホースクリップ41を仮止めするためのホルダー60は鋼板を U字状に曲げた保持部62と保持部62の中央部に切起し加工した引張り片63 を有する。
【0003】 前記クリップ本体50の両把持片54,55は、前記クランプ部52の弾性に 抗して互いに同位置となるように整合させられ、ここに前記ホルダー60の保持 部62が嵌着される。そしてこの保持部62をかしめることでホルダー60が仮 止めされる。この状態においてクリップ本体50のクランプ部52はほぼ最大径 に保持されている。クリップ本体50のクランプ部52でホースをクランプする 場合は、仮止めしているホルダー60の引張り片63をプライヤーにて挟んで引 抜くことにより、クリップ本体50の両把持片54,55からホルダー60を取 り外す。これによりクランプ部52はその弾性によって径が小さくなる方向へ変 形し、ホースをクランプする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図7に示すホースクリップ41は、ホルダー60における保持部62の強度( 板厚や硬さ)あるいは前記かしめ力のばらつき等により、前記クリップ本体50 の両把持片54,55からホルダー60が外れることがあった。ホルダー60の 仮止めは保持部62と両把持片54,55の摩擦力を主体としているので、ホル ダー60の嵌着力が安定しにくく、とくに、図8に示すようにクリップ本体50 の両把持片54,55がハの字状の場合には仮止めしたホルダー60が外れ易い 不都合があった。
【0005】 また、仮止めしたホルダー60は、その搬送中等において、図9に示すように 、把持片54,55に対するホルダー60の引張り片63あるいはホルダー60 自体が左右方向(図9における矢印P方向)へ回動された場合にはホルダー60 が外れ易かった。
【0006】 この考案の技術的課題は、クリップ本体の把持片に対するホルダーの保持部の 嵌着を確実とし、搬送中などにおいてはホルダーがクリップ本体の把持片から容 易に外れないようにするとともに、ホースのクランプに際しては従来と同様の操 作にて簡単にクリップ本体からホルダーを外すことができる仮止め式のホースク リップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この考案の仮止め式のホースクリップは次のよう に構成されている。 すなわち、クリップ本体は対向する両端部が互いに挿入重合する切込凹部と挿 入凸部を有する環状に形成されかつ弾性によってホースをクランプする締付け力 を有するクランプ部と、前記対向する両端部に外方向きに各曲げ形成された把持 片とを備え、前記クリップ本体とは別体のホルダーにより、前記各把持片を仮止 め保持させた形式のホースクリップである。前記ホルダーによる仮止め保持は前 記各把持片を互いに同位置となる整合状態において各把持片を被ってホルダーを 嵌着させ、前記クランプ部をその締付け力に抗して最大径に近い状態にさせるも のである。そして、前記把持片の幅方向と、前記ホルダーの幅方向には、各把持 片にホルダーを嵌着させた際に、取外し可能に係合する凹部と凸部よりなる係止 手段が設けられてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
ホルダーの仮止めはクリップ本体の両把持片をホルダーの保持部に嵌着するこ とによりなされる。両把持片とホルダーは係止手段にて係合されていて、クリッ プ本体の把持片に対してホルダーが回動しにくい。ホルダーの仮止めによって、 ホースクリップは拡開状態に保持される。仮止めしたホルダーはプライヤー等の 引抜き用工具で挟んで上方へ強く引張ることで引抜かれる。すなわち、この引張 りによって、係合手段の係合が外れてホルダーは両把持片より離脱する。ホルダ ーの離脱によってクランプ部はその締付け力に基づく径の縮小が可能となってホ ースをクランプできる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図1〜図6にしたがって説明する。 図2にホースクリップ1の斜視図が示され、図3に図2の正面図が示されてい る。これらの図面に示されるように、ホースクリップ1は金属製のクリップ本体 10と、このクリップ本体10を拡径状態に仮止めする金属製のホルダー20を 主体とする。前記クリップ本体10は対向する両端部が互いに挿入重合する切込 凹部11と挿入凸部12を有する環状のクランプ部13と、前記対向する両端部 に外方向きに各々折曲げ形成された両把持片14,15とよりなる。
【0010】 前記クリップ本体10は金属の帯状板ばねにて形成され、クランプ部13は弾 性によりホースをクランプする締付け力を有している。本例では図1に示すよう に、切込凹部側の把持片14は上端が接続された形状に形成されている。なお、 この把持片14は上端を接続させない分離した形状としてもよい。
【0011】 前記切込凹部11側の把持片14と挿入凸部12側の把持片15は、同じ長さ に折曲げられている。前記両把持片14,15の各ほぼ中央部には、把持片14 ,15の幅方向に凹状の係止凹部14A,15Aが設けられている。
【0012】 一方、前記ホルダー20は金属板をU字状に曲げ形成してU字状の内側を前記 両把持片14,15の保持部21とするとともに、U字状の中央部を切起して突 出させた舌状の引張り片22が設けられている。また、ホルダー20の保持部2 1には両把持片14,15を嵌着させた際に両把持片14,15の各係止凹部1 4A,15Aに取外し可能に係合する係止凸部21Aが形成されている。
【0013】 しかして、適当な治具にてクランプ部13を拡径させてクリップ本体10の両 把持片14,15を互いに同位置となる整合状態に位置させ、この状態の両把持 片14,15にホルダー20の保持部21を嵌着させかつ係止凹部14A,15 Aと係止凸部21Aを係合させて、図2に示す仮止め状態のホースクリップ1と される。
【0014】 なお、本例のホースクリップ1は両把持片14,15の折曲げが大きくて両把 持片14,15が図5に示す状態のハ字状の仮止めとなった場合においても係止 凹部14A,15Aと係止凸部21A,21Aの係合によりホルダー20は外れ ない(図8の従来図と比較参照)。
【0015】 仮止めしたホースクリップ1は所定数単位で箱詰めされ、搬送されてユーザー に納品される。ホースクリップ1のホルダー20は係止凹部14A,15Aと係 止凸部21Aよりなる係止手段を介して両把持片14,15に嵌着されているの で、ユーザーに納品する搬送時においてホルダー20が両把持片14,15より 外れないので、ホースクリップ1の仮止めが保持される。とくに、搬送時のホル ダー20は係止手段の係合によって、仮止めした両把持片14,15の幅方向の 回動に対し外れにくい。
【0016】 納品した仮止め状態のホースクリップ1はユーザーにより図4に示すようにパ イプ30に接続したホース31の締付けに供される。すなわち、クリップ本体1 0をホース31に外挿した後、プライヤー等の引抜き用工具(図示省略)にてホ ルダー20の引抜き片22を挟持しながら上方へ強く引張る。すると、ホルダー 20の保持部21の係止凸部21Aが把持片14,15の係止凹部14A,15 Aから外れ両把持片14,15からホルダー20が離脱する。こうしてホルダー 20が引抜かれると、ホースクリップ1はクリップ本体10の弾性によって収縮 し、パイプ30に接続したホース31を締付ける。
【0017】 なお、本例の仮止め式のホースクリップ1は以下の態様となし得る。 本例のホースクリップ1におけるホルダー20の係止手段は両把持片14,1 5の係止凹部14A,15Aに保持部21の両係止凸部21Aが係合する形式と したが、ホルダー20の係止手段は一方の把持片のみに係止凹部を設け、保持部 20の一方側にはこの係止凹部に取外し可能に係合する係止凸部を設けてもよい 。 なお、図6においては、把持片14に係止凹部14Aを設け、この係止凹部1 4Aに対応する保持部21部分に係止凸部21Aが設けてあるが、係止凹部は把 持片15に設け、係止凹部はこの切込凹部に対応する保持部20部分に設けるよ うにしてもよい。 図1及び図6においては把持片14,15に係止凹部14A,15Aを設けホ ルダー20の保持部21に係止凸部21Aを設けたが、把持片側に係止凸部保持 部側に係止凹部を設けるようにしてもよい(図示省略)。また係止手段は凹部と 凸部とよりなり取外し可能な適宜形状のものが採用し得る。
【0018】 前記した図1及び図6のホルダー20は引抜き片22を設けたが、引抜き用の 特別の治具を用いる場合は引抜き片22を省略することができる(図示省略)。
【0019】
【考案の効果】
この考案によればクリップ本体の各把持片に対するホルダーの保持部の嵌着を 確実に行なうことができる。このため、本考案の仮止め式のホースクリップは搬 送などにおいて、クリップ本体に対してホルダーが幅方向に回動せず、ホルダー のクリップ本体の把持片からの外れを回避させ得る。 また、本考案の仮止め式のホースクリップにおけるホルダーの引抜きはプライ ヤー等の引き抜き用治具の引抜き操作にて簡単になし得てホースをクランプさせ 得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホースクリップの把持片及びホルダーを主体と
した斜視図。
【図2】仮止め状態のホースクリップの斜視図。
【図3】仮止め状態のホースクリップの正面図。
【図4】ホースクリップをホースにクランプさせた状態
図。
【図5】ホルダー仮止め状態の別例図。
【図6】把持片及びホルダーの別例図。
【図7】従来のホースクリップの分解した斜視図。
【図8】従来のホースクリップにおける仮止めしたホル
ダーの不具合状態図。
【図9】仮止めしたホルダーの回動方向を示す従来のホ
ースクリップ側面図。
【符号の説明】
1 ホースクリップ 10 クリップ本体 13 クランプ部 14,15 把持片 14A,15A 係止凹部 20 ホルダー 21 保持部 21A 係止凸部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 クリップ本体は、対向する両端部が互い
    に挿入重合する切込凹部と挿入凸部を有する環状に形成
    されかつ弾性によってホースをクランプする締付け力を
    有するクランプ部と、前記対向する両端部に外方向きに
    各曲げ形成された把持片とを備え、前記各把持片を互い
    に同位置となるように整合させ、この状態の各把持片を
    前記クリップ本体とは別体のホルダーにより嵌着させ、
    前記クランプ部がその締付け力に抗して最大径に近い状
    態に仮止め保持されている形式のホースクリップであっ
    て、前記把持片の幅方向と、前記ホルダーの幅方向に
    は、各把持片にホルダーを嵌着させた際に、取外し可能
    に係合する凹部と凸部よりなる係止手段が設けられてな
    ることを特徴とした仮止め式のホースクリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019086085A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社パイオラックス ホースクランプ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236965U (ja) * 1985-08-24 1987-03-04

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