JP3907840B2 - ホースクリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホースを緊締するためのホースクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自らの弾発力を利用してホースを締め付けるようにしたホースクリップでは、現場作業を考慮して予め拡径状態に保持して搬入できることが望ましい。拡径状態の保持には2種類の方式がある。一つは、ホースクリップとは別体のホルダーにより両摘み片をクランプして拡径状態を保持する、いわゆるホルダタイプと、ホースクリップ自体に拡径状態に保持する機能を備えた、いわゆるホルダレスタイプがある。しかし前者は拡径解除のためにホルダを抜いたときに、ホルダがホースクリップの弾発力で弾き飛ばされて現場に散乱するという問題があり、近年では後者のタイプが普及しつつある。
【0003】
その一例として、図13に示すような構造のものが知られている。このものは、帯状の板ばね材を円形に回曲させて締付輪101を形成しているとともに、両端部を交差させ、かつ、共に径方向へ起立させて第1摘み片102、第2摘み片103としている。第1摘み片102はほぼアーチ状をなしており、その上部には操作孔104が開口している。第2摘み片103は第1摘み片102の下方をくぐり抜ける幅狭の長片状に形成され、その途中に一対のロック爪105を形成し、これらが第1摘み片102のアーチ部分に係合して、拡径状態が保持されるようになっている。
【0004】
一方、上記構造のホースクリップの拡径状態を解除するには、図14の実線で示すように、第2摘み片103側から解除工具T(例えば、マイナスドライバー等)を進入させ、その先端を第1摘み片102の操作孔104へ突っ込み、第2摘み片103の上端を支点としつつ、下方へ操作する。これにより、第2摘み片103が径方向へ変位させられるため、両ロック爪105が第1摘み片102のアーチ部分102aから強制的に解離させられる。かくして、両ロック爪105の係合が解かれると同時に、締付輪自体の弾発力により締付輪は急速に縮径状態に変形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のものには次のような改良の余地が残されていた。すなわち、上記のものは第2摘み片103側の付け根部分の両側縁をそれぞれ起立させてロック爪105を一対、設けた構造となっている。
ところで、ホースクリップは要求される仕様(ホースに対する緊締力、締付幅等)によって母材の肉厚・板幅が決定される。このため、第2摘み片103の肉厚に対してロック爪105が設けられる部分の幅寸法が充分に確保されないことがある。そのような場合には、幅狭であるにも拘わらず厚肉となっている第2摘み片103の両側縁にロック爪105を折り曲げ形成しようとしても、両ロック爪105の付け根の部分に残される幅が不足してしまい、実質的にロック爪を一対設け得ないこととなる。仮に、単一のロック爪とすべく、第2摘み片の片側縁のみを折り曲げることとすれば、ロック爪の係着力が幅方向でアンバランスとなり、ホースクリップにねじれの問題を生じさせてしまう。さらに、ホースクリップの拡径状態を解除してホースを締め付け状態にした際にも、このねじれが残り、シール圧を低下させることもある。
【0006】
また、次のような点も指摘できる。拡径状態の解除を行うときの解除工具Tの進入の向きは、前述したように、第2摘み片103側から行うことになるが、ホースに対するホースクリップの嵌め込み方向が規定されていないと、第2摘み片103が右を向いたり、左を向いたりすることになる。仮に、第1摘み片102側から解除工具Tを進入させるとしたときには、解除工具Tの操作側を下側にして斜め上向きに操作孔104に突っ込むことになり、工具T自体の角度が大きいことから、ホースクリップに干渉して操作ができなくなってしまう虞があった。また、特に自動車のエンジンルームのような狭隘な空間で使用されるホースクリップの場合に、解除工具Tの操作側を深く挿入しなければならない方式は有利でない。
【0007】
結局のところ、上記のホースクリップは解除操作に際しての工具の進入方向に制約があり、作業の自由度が低いものであった。
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的は安定した緊締状態を得ることができるホースクリップを提供することであり、また他の目的は作業性に優れるホースクリップを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1の発明は、帯状の板ばね材を円環状に回曲して形成した締付輪の一端側は所定長さ範囲に亘って溝状に切り欠かれ、かつこの切り欠いた部分の端部は径方向へ起立してアーチ状の第1摘み片とされ、また締付輪の他端側は幅狭状に形成されるとともに、この幅狭部は前記溝状の切り欠き部分へ嵌め入れられつつ前記第1摘み片のアーチ状部をくぐって前記第1摘み片に対向するようにして径方向へ起立して第2摘み片とされており、また、前記第1摘み片の前記アーチ状部には当て面が凹み形成される一方、前記第2摘み片における根元部分の片側の縁部から幅方向中心線へ向けて切り込みを入れて径方向外方へ曲げ起こすことにより、ロック爪が前記根元部分の幅方向ほぼ中心線上に配され、かつこのロック爪は前記当て面の中央部に係止した状態では前記締付輪を拡径した状態に保持し、前記当て面から解離した状態では前記締付輪を縮径した状態へ移行可能であり、さらに、前記当て面の内部には内部へ向けて下り勾配となる傾斜面が形成される一方、前記ロック爪の先端部には前記当て面内に収まって係止状態となる突起が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記第1摘み片には拡径状態を解除するための解除部としての開口が貫通して設けられ、前記第2摘み片側から進入した解除治具を、この第2摘み片の上端部を支点として前記解除部の開口縁へ掛け渡しつつ径方向へてこ動作させることで、前記ロック爪と前記当て面との係合を解除可能としていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】
請求項1の発明によれば、ロック爪は第2摘み片において一つだけ設けられている。したがって、板幅が狭くロック爪が両側に一対、設けられないようなホースクリップの場合に有効である。
拡径状態にあるときには、ロック爪は当て面に対して締付輪自体の弾発力を作用させているため、ロック爪が1つになると、ホースクリップのねじれが懸念される。しかし、請求項1の発明ではロック爪は幅方向の中心軸線付近から起立して当て面の中央部に当接するようにしているため、作用する弾発力が幅方向に関して左右でバランスするため、ホースクリップ全体がねじれてしまうことが解消される。
【0013】
請求項2の発明によれば、ホースクリップの拡径状態を解除する場合には、解除治具を第2つまみ片側から進入させ治具の先端部を第1摘み片の解除部へ当接させ、第2摘み片の上端部を支点としててこ動作させる。すると、第1・第2の両つまみ片はホースクリップの径方向へ相対移動するため、ロック爪が当て面から解離する。これによって、締付輪の弾発力によってホースクリップは急速に縮径状態へと移行する。
【0016】
【発明の実施の形態】
−第1実施形態−
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態のホースクリップ1は、図1に示すように、ホースとパイプとの連結部分に使用されるものとする。
【0017】
図1におけるホースクリップ1は、ホースHを緊締可能な縮径状態を示している。このホースクリップ1は、帯状のばね板を円形に回曲することによって締付輪2が形成されており、その周面には三角窓3が2箇所に開口され、ホースの全周に略均一の締付力が作用できるようになっている。
【0018】
締付輪2の一端側には所定長さ範囲にわたって溝部4が切られており、その先端部は溝部4を含めて径方向に起立され、これによりアーチ状をなす第1摘み片5が形成されている。締付輪2の他端側には、上記の溝部4が切られている範囲とほぼ同じ長さ範囲にわたって、先細り状の幅狭部6が形成されている。この幅狭部6の先端部は第1摘み片5のアーチ部分7をくぐり抜け、上記溝部4内へほぼ同一周面を形成するようにして進入している。さらに幅狭部6の先端部は、ほぼ径方向へ向けて第1摘み片5とほぼ同じ高さをもって起立され、これによって、第2摘み片8となっている。
【0019】
第1摘み片5には、ホースクリップ1の拡径状態を解除する際に用いる解除部9が幅方向に沿って開口されており、解除治具T(例えばマイナスドライバーが使用可能である)が挿入できる程度の大きさとなっている。また、第一摘み片5において解除部9の下方であって、かつ中央部よりの位置には、後述のロック爪11を解離可能に係合させる当て面10が凹み形成されている。さらに、この当て面10の下縁部は詳しくは図示されないが,内部へ向けて下り勾配となる傾斜面が形成され,ロック爪11の係合及び解離時の動作の円滑化が図られている。
【0020】
一方、ロック爪11は,幅狭部6における第2摘み片8の根元部分に配されている。ロック爪11は、詳しくは、図3に示すように、幅狭部6の一方の縁部から,これとほぼ直交する向きにかつ所定間隔をおいて2条の切り込み11aを、それぞれ幅方向中心線にほぼ達する深さまで入れ、ここから外方へ起立させることによって形成されている。これにより,ロック爪11は幅狭部6における幅方向ほぼ中心線上、つまりホースクリップの幅方向中心線上に位置することとなる。ただし、ロック爪11の先端には、前記した当て面10への係合代をかせぐために突起11bが形成されている。また、ロック爪11の背側の縁には下り勾配の案内面11cが形成されている。この案内面は両摘み片5、8を摘んで縮径状態から拡径状態へと移行させる際に,ロック爪11の案内面11cを第1摘み片5のアーチ部分の下縁に摺接させることで,第2摘み片8側を径方向内側へ変形させる動作を行いやすくする役割を果たす。
【0021】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用効果を説明する。
ホースクリップ1は図5に示すような拡径状態、すなわちロック爪11を当て面10に係止させた状態でホースの接続現場に搬入される。接続作業現場では、拡径状態にあるホースクリップ1の締付輪2をホースの口の部分の外周の適当位置に嵌めておき、そのまま相手のパイプへ嵌め込み、ホースクリップ1を所定の締付位置へずらす。
【0022】
次に、ホースクリップ1の拡径状態を解除すべく、図5及び図6に示すように、解除治具Tの先端部を第1摘み片5の解除部9へ第2摘み片8の側から差し込む。その後、解除治具の先端部を第2摘み片8の先端にあてがいつつ、ここを支点として押し下げる。これによって第2摘み片8は図5の想像線で示すように、相対的に径方向内方へ変形し、これに伴ってロック爪11は当て面10から解離し、ついには第1摘み片のアーチ部分7をくぐり抜けられる状態となる。すると、ホースクリップ1は締付輪2の弾発力によって急速に図4に示すような縮径状態に復帰し、これホースクリップによりホースが緊締され、相手パイプとの接続状態が強化される。
【0023】
一方、ホースをパイプからはずすべく、縮径状態にあるホースクリップ1を拡径状態に戻すには、プライヤ等の摘み治具を用いて第1摘み片5及び第2摘み片8をつかみ寄せる。そして第1摘み片5のアーチ部分7がロック爪11にあたると、ロック爪11の案内面11cの傾斜にガイドされることで、アーチ部分7をくぐり抜ける。すると、ロック爪11は弾発力によって径方向外方へ復帰し、これによってロック爪11の突起11bが第2摘み片8の当て面10に収まり、係止状態となる。こうしてホースクリップ1は再び拡径状態が保たれる状態となる。
【0024】
ところで、前述したように、従来のものにおいては、ロック爪は幅狭部両側に設けてあったが、ホースクリップにより強い緊締力を持たせるためには、ばね板自体をより厚肉にする必要がある。すると、ロック爪の屈曲に必要な寸法も大きくなるので、限られた幅では2本のロック爪を設けることが不可能となり、1本にせざるを得なかったが、この実施形態では、ロック爪11は1本でよいため、厚肉の、つまり限られた幅寸法内でばね力の強いホースクリップを製作する場合に有効となる。また,ロック爪を1つにしたことによる不都合である、ねじれの問題も同時に解消されている。すなわち、本実施形態においては、ロック爪11は幅方向の中心軸線付近から起立して当て面10の中央部に当接するようにしているため、作用する弾発力が幅方向に関して左右でバランスするため、ホースクリップ1全体がねじれるおそれがなくなる。
【0025】
第1実施形態においては、拡径状態の解除作業は第2摘み片8側から行うものとなっている。しかしながら、エンジンルーム内など限られた空間内で、かつホースクリップ1の向きが不定であるという状況においては、いずれの側からでも解除作業が行えたほうが有利である。そこで、他の方向からの解除作業を可能にするその他の実施形態を以下のとおり説明する。
【0026】
−第2実施形態−
まず、本発明の第2実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。
図7におけるホースクリップ1の第1実施形態との相違点は、第1摘み片5において、当て面10の側方に、ロック爪11より幅高さともに大きい逃がし用窓部12を設けた点にある。その他の構造は第1実施形態と同様であるので、ここでは図に第1実施形態と共通の符号を付するにとどめ、詳細な説明は省略する。
【0027】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
本実施形態のホースクリップ1においては、拡径状態の解除操作は次のようにして行われる。解除治具Tが第2摘み片8側から進入する場合には、第1実施形態と同様の要領で,拡径解除をなしうる。逆に,第1摘み片5側から解除治具Tが進入する場合には,図8に示すように,解除治具の先端部を第1摘み片5におけるアーチ部分の内側縁13とロック爪11との隙間に解除治具をこじ入れ、解除治具Tを図示矢視方向へねじり操作する。すると第1摘み片5の内側縁13とロック爪11との間が強制的に拡開されるため、ロック爪11は当て面10から外れて側方へ移動する。そして逃がし用窓部12へ適合したところで、締付輪2の弾発力によってこの逃がし用窓部12を瞬時に通り抜ける。これによって、ホースクリップが拡径状態となってホースが相手パイプに対して締め付け状態で取り付けられる。かくして,第2実施形態によれば,解除治具Tは第1・第2摘み片5・8のいずれの側からの進入に拘らずに拡径解除が可能となるため,使い勝手に優れたものとなる。なお,上記のように,上記のように,ロック爪を軸方向へスライドさせて拡径解除を行う操作方法は,解除工具Tを第2摘み片側から進入させる場合にも可能である。
【0028】
一方、ホースをパイプからはずすべく、縮径状態にあるホースクリップ1を拡径状態に戻すには、第1実施形態と同様に、プライヤなどを用いて第1摘み片5及び第2摘み片8をつかみ寄せるだけでよい。
【0029】
本実施形態の利点は、上記のような逃がし用窓を設けることにより、軸方向の力によっても解除作業を行うことが可能になるという点にあり、このような解除方法はロック爪11が2本では不可能である。
【0030】
−第3実施形態−
次に本発明の第3実施形態を図9から図10に基づいて説明する。本実施形態のホースクリップ1も、解除操作に際しての工具の進入方法の制約の問題を解消したものである。
【0031】
すなわち、図9におけるホースクリップ1においては、第2摘み片8の片側半分を第1摘み片5へ向けて折り曲げ,解除治具に対する受け部14としたものである。なお、この受け部14は、上面の高さ位置が解除部9とほぼ同じになるようにしてあり,他の構成は第1実施形態と同様である。
【0032】
解除作業においては、図10に示すように、第1摘み片5の解除部9にロック爪11側から解除治具を差し込み、その先端部を第2摘み片8の受け部14にあてがいつつ、第1摘み片5の解除部9の開口部を支点とし、ほぼ径方向にてこ動作する。すると第2摘み片8が径方向内側に変位するのに伴って、ロック爪11が強制的に当て面10より外され、第1摘み片5アーチ部分7に達したときに締付輪2の緊締力によって同アーチ部分7を瞬時にくぐり抜ける。これによって拡径状態が解除され、ホースが相手パイプに対して締め付け状態で取り付けられる。なお、解除治具Tが第2摘み片8側から進入する場合の解除操作は、第1・第2実施形態と同様である。
【0033】
一方、ホースをパイプからはずすべく、縮径状態にあるホースクリップ1を拡径状態に戻すには、第1実施形態と同様に、プライヤなどを用いて第1摘み片5及び第2摘み片8をつかみ寄せるだけでよい。
【0034】
ところで第2摘み片8に受け部14を設けることの利点は、第1摘み片5の解除部9と第2摘み片8の先端面をほぼ同じ高さにすることにより、締付輪2に干渉されることなくロック爪11側から解除治具Tを差しむことが可能になるという点にある。なお,この実施形態では受け部14を折り曲げて形成したが,折り曲げることなく単に第2摘み片8の途中に段部を設けるようにしてもよい。ただ,折り曲げた場合のほうが、受け部14に所定長さ寸法が確保されるため、解除治具Tをあてがいやすく,作業性が向上する。
【0035】
−第4実施形態−
次に、本発明の第4実施形態を図11から図12に基づいて説明する。本実施形態もまた、第2及び第3実施形態と同様に、解除操作に際しての工具の進入方法の制約の問題を解消したものである。
【0036】
図11に示すとおり、本実施形態の他の実施形態と異なる点は、解除作業の手段として締付輪2に突出部15を設けたことである。この突出部15はロック爪11の根元付近他端部に位置し、外面側へほぼ三角錘形に叩き出して形成したものである。
【0037】
また、本実施形態の作用は以下のとおりである。すなわち、その解除作業にあたっては、図12に示すように、解除治具Tをロック爪11側より第1摘み片の解除部9に差し込み、解除治具Tを突出部15にあてがう。そして、突出部15を支点として、図示矢視方向へ押し下げるようなてこ動作を行う。すると第1摘み片5が相対的に径方向外方へ変位し、これに伴ってロック爪11は強制的に当て面10より外れ、第1摘み片5のアーチ部分7分をくぐる。これによりホースが相手パイプに対して締め付け状態で取り付けられることとなる。このものにおいても,突出部15を設けている分だけ,解除治具Tと締付輪との干渉が回避される。
【0038】
一方、ホースをパイプからはずすために拡径状態に戻す作業については、他の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】縮径状態にあるホースクリップの斜視図
【図2】ホースクリップの展開図
【図3】ロック爪付近の拡大図
【図4】縮径状態を示す正面図
【図5】拡径状態にあるホースクリップの解除作業を示す一部破断図
【図6】解除作業を示す斜視図
【図7】第2実施形態の斜視図
【図8】同じく解除作業を示す斜視図
【図9】第3実施形態の斜視図
【図10】同じく解除作業を示す斜視図
【図11】第4実施形態の斜視図
【図12】同じく解除作業を示す斜視図
【図13】従来のホースクリップを示す斜視図
【図14】同じく解除作業を示す断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・ホースクリップ
2・・・・・・・・・締付輪
5・・・・・・・・・第1摘み片
7・・・・・・・・・アーチ部
8・・・・・・・・・第2摘み片
9・・・・・・・・・解除部
10・・・・・・・当て面
11・・・・・・・ロック爪
12・・・・・・・逃がし用窓部
T・・・・・・・・・解除治具
H・・・・・・・・・ホース
Claims (2)
- 帯状の板ばね材を円環状に回曲して形成した締付輪の一端側は所定長さ範囲に亘って溝状に切り欠かれ、かつこの切り欠いた部分の端部は径方向へ起立してアーチ状の第1摘み片とされ、また締付輪の他端側は幅狭状に形成されるとともに、この幅狭部は前記溝状の切り欠き部分へ嵌め入れられつつ前記第1摘み片のアーチ状部をくぐって前記第1摘み片に対向するようにして径方向へ起立して第2摘み片とされており、
また、前記第1摘み片の前記アーチ状部には当て面が凹み形成される一方、前記第2摘み片における根元部分の片側の縁部から幅方向中心線へ向けて切り込みを入れて径方向外方へ曲げ起こすことにより、ロック爪が前記根元部分の幅方向ほぼ中心線上に配され、かつこのロック爪は前記当て面の中央部に係止した状態では前記締付輪を拡径した状態に保持し、前記当て面から解離した状態では前記締付輪を縮径した状態へ移行可能であり、
さらに、前記当て面の内部には内部へ向けて下り勾配となる傾斜面が形成される一方、前記ロック爪の先端部には前記当て面内に収まって係止状態となる突起が形成されていることを特徴とするホースクリップ。 - 前記第1摘み片には拡径状態を解除するための解除部としての開口が貫通して設けられ、前記第2摘み片側から進入した解除治具を、この第2摘み片の上端部を支点として前記解除部の開口縁へ掛け渡しつつ径方向へてこ動作させることで、前記ロック爪と前記当て面との係合を解除可能としていることを特徴とする請求項1記載のホースクリップ。
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