JP3110219B2 - 車両懸架装置 - Google Patents

車両懸架装置

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JP3110219B2
JP3110219B2 JP05227066A JP22706693A JP3110219B2 JP 3110219 B2 JP3110219 B2 JP 3110219B2 JP 05227066 A JP05227066 A JP 05227066A JP 22706693 A JP22706693 A JP 22706693A JP 3110219 B2 JP3110219 B2 JP 3110219B2
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sprung
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control signal
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光雄 佐々木
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    • B60G17/0152Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the action on a particular type of suspension unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2500/10Damping action or damper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2600/00Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
    • B60G2600/60Signal noise suppression; Electronic filtering means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰力特性
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開平4−
63712号公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来の車両懸架装置は、ばね上上下速
度が正の値(上向き)である時は、伸側が高減衰力のハ
ード特性で圧側が低減衰力のソフト特性とし、ばね上上
下速度が負の値(下向き)である時は、圧側がハード特
性で伸側がソフト特性とするように、各ショックアブソ
ーバの伸側及び圧側の減衰力特性をそれぞれハード・ソ
フトの2段階で切り換え制御するようにしたものであっ
た。
【0004】すなわち、ばね上上下速度とばね上・ばね
下間相対速度との符号が、一致する時はその時のショッ
クアブソーバの行程側をハード特性に制御し、不一致の
時はその時のショックアブソーバの行程側をソフト特性
に制御するというスカイフック理論に基づいた減衰力特
性制御と同一の制御を、相対速度を検出することなしに
行なうことができるもので、これにより、コストを低減
できるという特徴を有するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来装置にあっては、上述のように、ハード特性とソフ
ト特性の2段階で減衰力特性を切り換え制御する構造で
あって、切り換え時における減衰力変化が急激であるた
め、高周波振動の発生により車両の乗り心地に悪影響を
与えるという問題点がある。
【0006】もっとも、上述のような問題点は、ばね上
上下速度の値に比例して減衰力特性を多段階に切り換え
ることによって解決することは可能であるが、このよう
に減衰力特性をばね上上下速度の値に比例させて連続的
に切り換えを行なった場合には、低周波の小振幅入力に
対しては、ばね上上下速度信号レベルが低いことから十
分な減衰力が得られなくなり、これにより、制振性が不
足するおそれがあるという別の問題点が生じるものであ
る。
【0007】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ばね上・ばね下間相対速度を検出する
ことなしに、走行路面状況に応じて制御ゲインを変更し
て、乗り心地と操縦安定性を両立させることができる車
両懸架装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の車両懸架装置は、図1のクレーム対応図
に示すように、車体側と車輪側の間に設けられ、減衰力
特性を変更可能なショックアブソーバaと、ばね上上下
速度に関係した車体挙動を検出するばね上上下速度検出
手段bと、このばね上上下速度検出手段bから得られる
ばね上上下速度に基づいて形成した制御信号に応じて減
衰力特性を切り換える減衰力特性制御手段cとを有した
車両懸架装置において、前記制御信号のピーク値を複数
ストックしてその移動平均値を求め、前記減衰力特性制
御手段cが前記ショックアブソーバaの伸側あるいは圧
側の減衰力特性を制御信号に応じて切り換える時の制御
ゲインを、前記移動平均値が小さいほど高めるよう設定
するゲイン設定手段dを設けた。
【0009】なお、前記ゲイン設定手段dは、ストック
している複数のピーク値に対し、その検出順位に応じて
所定の重み付けを行うようにしてもよい。また、前記ゲ
イン設定手段dは、ストックしている複数のピーク値に
対し、制御信号の周波数に応じて重み付けを行うように
してもよい。あるいは、前記ゲイン設定手段dは、スト
ックしている複数のピーク値に対し、制御信号の周波数
と車両のばね上共振周波数との比の所定の実数乗の値に
応じて重み付けを行うようにしてもよい。
【0010】
【作用】良路走行時には、ばね上上下速度が小さく、ば
ね上上下速度に基づいて形成する制御信号は、低周波小
振幅となる。このように制御信号が低周波小振幅になる
と、ゲイン設定手段dにストックする制御信号の各ピー
ク値も小さくなり、その移動平均値も小さくなるから、
ゲイン設定手段dでは、制御ゲインを高める。
【0011】したがって、ばね上上下速度に対する制御
ゲインが高まり、減衰力特性制御手段cでは、減衰力特
性を高めに制御することになり、十分な制振性が得られ
て操縦安定性を確保することができる。
【0012】なお、このような良路走行時において、継
ぎ目や突起部を車両が通過した場合等のように、単発的
に大きな路面入力があった時には、ゲイン設定手段dに
おいてストックしている複数のピーク値の一部のみしか
高まらないから、その移動平均値は、大きな変動はな
く、このため、ゲイン設定手段dにおいてゲインを大き
く低下させることはない。したがって、単発的大路面入
力で制御ゲインが大きく低下して制振性が大きく低下す
ることはなく、車両の操縦安定性を確保することができ
る。
【0013】一方、悪路走行時には、ばね上上下速度が
大きく、ばね上上下速度に基づいて形成する制御信号
は、高周波大振幅となる。このような場合、ゲイン設定
手段dにストックする制御信号の各ピーク値が大きくな
り、その移動平均値も大きくなるから、ゲイン設定手段
dでは、制御ゲインを落とす。
【0014】したがって、ばね上上下速度に対する制御
ゲインが低下し、減衰力特性制御手段cでは、減衰力特
性を低めに制御することになり、ばね上に対するばね下
振動入力伝達を抑制し、悪路走行時における車両の乗り
心地を確保することができる。
【0015】また、請求項2記載の発明では、ゲイン設
定手段dにストックしている複数のピーク値に対し、検
出順位に応じて所定の重み付けを行うもので、例えば、
過去よりも現在に近い側のデータになるにつれて重み付
けを大きくすることにより、過去よりも現在のデータを
重視して制御ゲインを設定することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、ゲイン設
定手段dにストックしている複数のピーク値に対し、制
御信号入力周波数に応じて重み付けを行なうもので、例
えば、高周波で得られたピーク値ほど低周波の場合より
も重み付けを重くすることで、路面状態に応じてきめ細
かに制御ゲインを設定することができる。
【0017】また、請求項4記載の発明では、ゲイン設
定手段dにストックしている複数のピーク値に対し、制
御信号の周波数と車両のばね上共振周波数との比の所定
の実数乗の値に応じた重み付けが行なわれるもので、ば
ね上共振周波数付近から外れる制御信号ほど迅速な制御
ゲインの変更が行え、これにより、路面状況に応じたよ
りきめ細かな制御ゲインの値を設定することができる。
【0018】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)まず、構成について説明する。
【0019】図2は、第1実施例の車両懸架装置を示す
構成説明図であり、車体と4つの車輪との間に介在され
て、4つのショックアブソーバSAが設けられている。
そして、各ショックアブソーバSAの近傍位置の車体に
は、ばね上上下速度に関係した車体挙動として車体の上
下方向の加速度を検出する上下加速度センサ(請求の範
囲のばね上上下速度検出手段に相当し、以後、上下Gセ
ンサという)1が設けられている。また、運転席の近傍
位置には、各上下Gセンサ1からの信号を入力して、各
ショックアブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信
号を出力するコントロールユニット4が設けられてい
る。
【0020】図3は、上記構成を示すシステムブロック
図であり、コントロールユニット4は、インタフェース
回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前記イン
タフェース回路4aには、上述の各上下Gセンサ1から
の加速度信号が入力される。そして、前記インタフェー
ス回路4a内には、図14に示す3つで1組のフィルタ
回路が各上下Gセンサ1毎に設けられている。すなわ
ち、LPF1は、上下Gセンサ1から送られる信号の中
から高周波域(30Hz以上)のノイズを除去するためのロ
ーパスフィルタ回路であり、また、LPF2は、ローパ
スフィルタ回路LPF1を通過した加速度信号を積分し
てばね上上下速度に変換するためのローパスフィルタ回
路であり、BPFは、ばね上共振周波数を含む周波数域
を通過させてバウンス成分としてのばね上上下速度(制
御信号)Vn を得るためのバンドパスフィルタ回路であ
る。
【0021】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0022】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する伸側減
衰バルブ12及び圧側減衰バルブ20とが設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0023】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24及び第2横孔
25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成され
ている。
【0024】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0025】すなわち、ショックアブソーバSAは、調
整子40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれ
とも図6に示すような特性で減衰係数を多段階に変更可
能に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側
・圧側いずれも最低減衰係数とした領域(以後、ソフト
特性SSという)から調整子40を反時計方向に回動さ
せると、伸側のみ減衰係数を多段階に変更可能で圧側が
最低減衰係数に固定の領域(以後、伸側ハード特性HS
という)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動さ
せると、圧側のみ減衰係数を多段階に変更可能で伸側が
最低減衰係数に固定の領域(以後、圧側ハード特性SH
という)となる構造となっている。
【0026】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面及びM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションに配置した時の減衰力特性を図11,12,1
3に示している。
【0027】次に、パルスモータ3の駆動を制御するコ
ントロールユニット4の作動について、図15のフロー
チャート及び図16のタイムチャートに基づき説明す
る。なお、この制御は、各ショックアブソーバSA毎に
別個に行う。
【0028】まず、図15のフローチャートにおいて、
ステップ101は、各上下Gセンサ1から得られる上下
加速度信号を、図14に示す3つで一組の各フィルタ回
路LPF1,LPF2,BPFで処理して各車輪近傍位
置におけるバウンス成分としてのばね上上下速度(制御
信号)Vn を求めるステップである。なお、前記ばね上
上下速度Vn は、ばね上上下加速度が上方向の時には正
の値で、また、下方向の時には負の値で与えられる。
【0029】ステップ102は、ばね上上下速度Vn が
所定の不感帯のしきい値VNC-T,VNC-Cの間の値である
か否かを判定するステップであり、YESでステップ1
03に進んでショックアブソーバSAをソフト特性SS
に切り換え制御し、NOでステップ104に進む。
【0030】ステップ104は、ばね上上下速度Vn
が、不感帯の正のしきい値VNC-T以上であるか否かを判
定するステップであり、YESでステップ105に進
み、NOでステップ107に進む。
【0031】ステップ105は、次式により伸側比例範
囲VH-T を求めるステップである。 VH-TT・(K1・Vn1+ K2・Vn2+ ・・・ +Kn・Vnn)/K1+K2+ ・・・ +Kn なお、ηT は、伸側比例域調整係数。Vn1 ・・・Vnnは、
ばね上上下速度Vn の半周期毎におけるピーク値で、下
付小数字1・・・n は、数字が大きくなるほど過去のデータ
であることを示している。K1・・・Kn は伸側重み係数
で、下付小数字1・ ・・n は、前記各ばね上上下速度Vn の
ピーク値Vn1 ・・・Vnnに対応するものである。
【0032】すなわち、この伸側比例範囲VH-T は、伸
側の最大減衰力特性ポジションPmax-T (図7のポジ
ション)に対応するばね上上下速度Vn を示すもので、
図16に示すように、過去4つのピーク値Vnm(Vn1
・・Vn4)の移動平均値に基づいて求められる。
【0033】ステップ106は、ショックアブソーバS
Aを伸側ハード特性HSに切り換えると共に、伸側の減
衰力特性ポジションPT (減衰係数)を次式に基づいて
求めてパルスモータ3を駆動するステップである。
【0034】PT =Pmax-T ・(Vn −VNC-T)/
H-T −VNC-T すなわち、前記伸側比例範囲VH-T が大きくなると制御
ゲインが低下する一方で、伸側比例範囲VH-T が小さく
なると制御ゲインが高くなる。そして、伸側比例範囲V
H-T は、ばね上上下速度Vn の各ピーク値Vnmの移動平
均値に比例させていることから、ばね上上下速度Vn の
波形振幅(ピーク値)が小さいと制御ゲインが高く設定
され、逆に波形振幅が大きくなると制御ゲインが低下さ
れることになる。
【0035】ステップ107は、便宜上表示しているス
テップであり、ステップ102及びステップ104でN
Oと判定した場合には、ばね上上下速度Vn は、不感帯
の負のしきい値VNC-C以下であり、この場合は、ステッ
プ108に進む。
【0036】ステップ108は、次式により圧側比例範
囲VH-C を求めるステップである。 VH-CC・(K1・Vn1+ K2・Vn2+ ・・・ +Kn・Vnn)/K1+K2+ ・・・ +Kn なお、ηC は、圧側比例域調整係数。Vn1 ・・・Vnnは、
ピーク値で、下付小数字1・・・n は、数字が大きくなるほ
ど過去のデータであることを示している。K1・・・Kn
圧側重み係数で、下付小数字1・・・n は、前記各ばね上上
下速度Vn のピーク値Vnm(Vn1 ・・・Vnn)に対応する
ものである。
【0037】すなわち、この圧側比例範囲VH-C は、圧
側の最大減衰力特性ポジションPmax-C (図7の)に
対応するばね上上下速度Vn を示すもので、図16に示
すように、過去4つ分のピーク値Vnm(Vn1 ・・・Vn4
の移動平均値に基づいて求められる。
【0038】ステップ109は、ショックアブソーバS
Aを圧側ハード特性SHに切り換えると共に、圧側の減
衰力特性ポジションPC (減衰係数)を次式に基づいて
求めてパルスモータ3を駆動するステップである。
【0039】PC =Pmax-C ・( |Vn|− |VNC-C| )
|VH-C|− |VNC-C| すなわち、前記圧側比例範囲VH-C が大きくなると制御
ゲインが低下する一方で、圧側比例範囲VH-C が小さく
なると制御ゲインが高くなる。そして、圧側比例範囲V
H-C は、ばね上上下速度Vn の各ピーク値Vnmの移動平
均値に比例させていることから、ばね上上下速度Vn の
波形振幅(ピーク値)が小さいと制御ゲインが高めら
れ、逆に波形振幅が大きくなると制御ゲインが低下され
ることになる。
【0040】次に、コントロールユニット4における制
御ゲイン可変設定作動について説明する。 (イ)良路走行時 良路走行時には、ばね上上下速度Vn が低周波小振幅と
なりそのピーク値Vnmの移動平均値も小さくなる。した
がって、比例範囲VH-T ,VH-C が小さくなって制御ゲ
インが高く設定されるため、ばね上上下速度Vn に対し
て減衰力特性ポジションPT ,PC が高く制御されて、
ばね上上下速度Vn が低周波小振幅入力となる良路走行
時においても、十分な制振性が得られて操縦安定性を確
保することができる。
【0041】なお、このような良路走行時に、継ぎ目や
突起部を車両が通過した場合等のように、単発的に大き
な路面入力があった場合、複数ピーク値Vnmの移動平均
値は大きな変動はなく、このため、単発的大路面入力に
より急に制御ゲインが大きく低下して減衰係数が低下さ
れるといったことはなく、これにより、車両の操縦安定
性を確保することができる。
【0042】(ロ)悪路走行時 悪路走行時には、ばね上上下速度Vn が高周波大振幅と
なり、ピーク値Vnmの移動平均値が大きくなる。したが
って、比例範囲VH-T ,VH-C が大きくなって制御ゲイ
ンが低下されるため、上記良路走行時と比較するとばね
上上下速度Vnに対して減衰力特性ポジションPT ,PC
が低く制御されて、ばね上に対するばね下振動入力の
伝達を抑制し、悪路走行時における車両の乗り心地を確
保することができる。
【0043】次に、コントロールユニット4における減
衰力特性制御作動を図17のタイムチャートにより説明
する。ばね上上下速度Vn がこの図に示すように変化し
た場合、ばね上上下速度Vnが所定のしきい値VNC-T
NC-Cの間の不感帯内である時には、ショックアブソー
バSAをソフト特性SSに制御する(領域e)。
【0044】また、ばね上上下速度Vn が不感帯の正の
しきい値VNC-T以上となると、伸側ハード特性HSの領
域内でポジションを切り換え制御して、圧側を最低減衰
係数に固定する。
【0045】また、ばね上上下速度Vn が不感帯の負の
しきい値VNC-C以下となると、圧側ハード特性SHの領
域内でポジションを切り換え制御して、伸側を最低減衰
係数に固定する。
【0046】また、図17のタイムチャートにおいて、
領域aは、ばね上上下速度Vn が負(下向き)から正
(上向き)に逆転したのに対し、相対速度はまだ負の値
で、ショックアブソーバSAが圧行程となっている領域
で、スカイフック理論では、圧行程側を低減衰係数に切
換制御する。この時、本実施例では、ばね上上下速度V
n の方向に基づいてショックアブソーバSAを伸側ハー
ド特性HSの領域のポジションに制御しており、ショッ
クアブソーバSAの行程方向である圧行程側は、スカイ
フック理論どおり最低減衰係数となっている。
【0047】また、領域bは、ばね上上下速度Vn が正
(上向き)のままで、相対速度は負から正(ショックア
ブソーバSAの行程は伸行程側)に切り換わり、つま
り、ショックアブソーバSAが伸行程に切り換わった領
域で、スカイフック理論では、伸行程側を高減衰係数に
切換制御する。この時、本実施例では、ばね上上下速度
Vn の方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハ
ード特性HSの領域のポジションに制御しており、ショ
ックアブソーバSAの行程方向の伸行程側は、ポジショ
ンの制御領域を変えることなく、スカイフック理論どお
り高減衰係数に制御する。
【0048】また、領域cは、ばね上上下速度Vn が正
(上向き)から負(下向き)に逆転したのに対し、相対
速度はまだ正であり、ショックアブソーバSAが伸行程
となっている領域で、スカイフック理論では、伸行程側
を低減衰係数に制御する。この時、本実施例では、ばね
上上下速度Vn の方向に基づいてショックアブソーバS
Aは圧側ハード特性SHの領域内のポジションに制御し
ており、ショックアブソーバSAの行程方向である伸行
程側が、スカイフック理論どおり最低減衰係数となって
いる。
【0049】また、領域dは、ばね上上下速度Vn が負
(下向き)のままで、相対速度は正から負に変化し、シ
ョックアブソーバSAが圧行程を行っている領域で、ス
カイフック理論では、圧行程側を高減衰係数に制御す
る。この時、本実施例では、ばね上上下速度Vn の方向
に基づいてショックアブソーバSAは圧側ハード特性S
Hの領域内のポジションに制御されており、ショックア
ブソーバの行程方向である圧行程側は、スカイフック理
論どおり、高減衰係数に制御される。
【0050】以上のように、この実施例では、ばね上上
下速度とばね上・ばね下間の相対速度とが同符号の時
(領域b,領域d)は、その時のショックアブソーバS
Aの行程側をハード特性に制御し、異符号の時(領域
a,領域c)は、その時のショックアブソーバSAの行
程側をソフト特性に制御するという、スカイフック理論
に基づいた減衰力特性制御と同一の制御が、ばね上・ば
ね下間相対速度を検出することなしに行なわれることに
なる。そして、さらに、この実施例では、領域aから領
域b,及び領域cから領域dへ移行する時には、パルス
モータ3を駆動させることなしに減衰力特性の切り換え
が行なわれることになる。
【0051】以上説明したように、この実施例では、以
下に列挙する効果が得られる。
【0052】 ばね上上下速度Vn の値が小さくなる
低周波小振幅の良路走行時には、制御ゲインを高く設定
して、十分な制振性が得られて操縦安定性を確保するこ
とができるのに対し、ばね上上下速度Vn の値が大きく
なる高周波大振幅の悪路走行時においては、制御ゲイン
を低く設定して、ばね上に対するばね下振動入力の伝達
を抑制して悪路走行時における車両の乗り心地を確保す
ることができるもので、操縦安定性と乗り心地の確保を
高いレベルで両立することができる。
【0053】 制御ゲインを、ピーク値の移動平均値
に基づいて設定することにより、単発的な入力では、減
衰力特性が大きく変化させることがない。
【0054】 従来のスカイフック理論に基づいた減
衰力特性制御に比べ、減衰力特性の切り換え頻度が少な
くなるため、制御応答性を高めることができると共に、
パルスモータ3の耐久性を向上させることができる。
【0055】 車両挙動として、相対速度を検出する
ことなくばね上上下速度を検出するだけで、スカイフッ
ク理論に基づいた減衰力特性制御を行なうことができる
ため、コストを低減できる。
【0056】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。なお、他の実施例を説明するにあたり、前記第1実
施例との相違点についてのみ説明する。
【0057】(第2実施例)この第2実施例車両懸架装
置は、コントロールユニット4における制御内容のう
ち、比例範囲VH-T ,VH-C を求める演算式(図15の
ステップ105,108)において、ピーク値をその時
のばね上上下速度(制御信号)Vn の周波数に応じて設
定するようにした点で前記第1実施例とは相違している
ものである。
【0058】すなわち、この実施例では、図16に示す
ように、ばね上上下速度Vn が0点をクロスした時から
次に0点をクロスするまでの間(半周期)の周波数判断
時間tm (t1 ,t2 ,・・・ ,tn )を計測し、この各
周波数判断時間tm が、所定のしきい値(例えば、ばね
上共振周波数における半周期相当の時間)TO 以下であ
る時(tm ≦TO )には、その時のピーク値Vnmをあら
かじめ設定された大きな値の修正値V0-T ,VO-C に変
更してストックするようにしたものである。
【0059】従って、この実施例では、所定以上の高周
波路面入力に対し、実際のピーク値に関係なく制御ゲイ
ンを低下させる方向に修正することができるため、車両
の乗り心地を向上させることができるようになる。
【0060】(第3実施例)この第3実施例の車両懸架
装置は、コントロールユニット4における制御内容のう
ち、比例範囲VH-T ,VH-C を求める演算式(図15の
ステップ105,108)において、次式に示すよう
に、ピーク値Vnmに対し、周波数に基づく重み係数fm
(f1 ,f2 ,・・・ ,fn )を乗じるようにした点で前
記第1実施例とは相違したものである。
【0061】 VH-TT・(K1・f1・Vn1+ K2・f2・Vn2+ ・・・ +Kn・fn・Vnn)/K1+K2+ ・・・ +KnH-CC・(K1・f1・Vn1+ K2・f2・Vn2+ ・・・ +Kn・fn・Vnn)/K1+K2+ ・・・ +Kn そして、この重み係数fm は、周波数判断時間tm に対
する重み係数fm の相関を取る図18のマップに基づい
て設定されるものであり、このマップでは、周波数判断
時間tm が所定のしきい値(例えば、ばね上共振周波数
における半周期相当の時間)TO 以上では重み係数は1
となるが、しきい値T0 以下になると、重み係数fm
増加するような関数となっている。
【0062】従って、この実施例では、所定以上の高周
波路面入力に対し、その周波数に応じて制御ゲインを比
例的に低下させる方向にきめ細かく修正することができ
るため、車両の乗り心地をさらに向上させることができ
るようになる。
【0063】(第4実施例)この第4実施例の車両懸架
装置は、コントロールユニット4における制御内容のう
ち、比例範囲VH-T ,VH-C を求める演算式(図15の
ステップ105,108)において、次式に示すよう
に、ピーク値Vnm(Vn1,Vn2,・・・ ,Vnn)を、その
時の周波数に応じた補正値Vm (V1 ,V2 ,・・・ ,V
n )に変更するようにした点で前記第1実施例とは異な
ったものである。 VH-TT・(K1・V1+ K2・V2+ ・・・ +Kn・Vn)/K1+K2+ ・・・ +KnH-CC・(K1・V1+ K2・V2+ ・・・ +Kn・Vn)/K1+K2+ ・・・ +Kn そして、補正値Vm は、次式に基づいて求められる。
【0064】Vm =(Tr /tmL ・Vnm なお、Tr は、ばね上共振周波数fr の波形における半
周期分の時間(1/2・fr )を示す固定値であり、ま
た、L は実数である。
【0065】但し、図19に示すように、周波数判断時
間tm が所定のミニマム値tmin 以下である時は、補正
値Vm を所定のマックス値V0 に固定すると共に、上式
で求められた補正値Vm がマックス値V0 以上である時
は、Vm =V0 とする。
【0066】また、この第4実施例では、図20に示す
ように、比例範囲VH-T ,VH-C にミニマム値VH-min
と、マックス値VH-max とが設定されていて、演算結果
値がそれ以下または以上となってもその値に固定される
ようになっている。
【0067】従って、この実施例では、周波数が高くな
るにしたがって制御ゲインを比例的に低下させる方向に
きめ細かく修正することができるため、車両の乗り心地
をさらに向上させることができるようになる。
【0068】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0069】例えば、実施例では、制御信号として、ば
ね上上下速度に基づくバウンスレートの値のみを用いた
が、これにピッチレートやロールレートを加えた値とす
ることができる。
【0070】また、実施例では、上下Gセンサを各車輪
近傍位置に、それぞれ独立させて設けたが、車両のバウ
ンス制御のみを行なうためには1個のみでよいし、ま
た、ピッチ及びロール制御を行なう場合でも、3個あれ
ば足りる。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明は、ばね
上−ばね下間の相対速度を検出することなくスカイフッ
ク理論に基づいた減衰力特性を行うコスト的に優れた車
両懸架装置において、制御信号のピーク値を複数ストッ
クしてその移動平均値を求め、前記減衰力特性制御手段
が伸側あるいは圧側の減衰力特性を制御信号に応じて切
り換える時の制御ゲインを、前記移動平均値が小さいほ
ど高めるよう設定するゲイン設定手段を設けたため、制
御信号に対応した減衰力特性を、良路走行時と悪路走行
時とで変更して、良路走行時には制振性を高め、悪路走
行時にはばねしたからばね上への伝達率を小さくして、
操縦安定性と乗り心地を高いレベルで両立させることが
できるという効果が得られる。
【0072】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
ゲイン設定手段にストックしている複数のピーク値に対
し、その検出順位に応じて所定の重み付けを行なうよう
にしたことで、現状に応じたきめ細かな制御ゲインの設
定が可能となる。
【0073】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
ゲイン設定手段にストックしている複数のピーク値に対
し、制御信号の周波数に応じて重み付けを行なうように
したことで、路面状態に応じたきめ細かな制御ゲインの
設定が可能となる。
【0074】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
ゲイン設定手段にストックしている複数のピーク値に対
し、制御信号の周波数と車両のばね上共振周波数との比
の所定の実数乗の値に応じた重み付け行なうようにした
ことで、ばね上共振周波数から外れる制御信号ほど迅速
な制御ゲインの変更が行え、路面状況に応じたよりきめ
細かな制御ゲインの設定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
【図2】本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図
である。
【図3】実施例の車両懸架装置を示すシステムブロック
図である。
【図4】実施例装置に適用したショックアブソーバを示
す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面及びM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード特性状
態の減衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバのソフト特性状態の
減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード特性状
態の減衰力特性図である。
【図14】実施例装置におけるコントロールユニットの
要部を示すブロック図である。
【図15】実施例装置におけるコントロールユニットの
制御作動を示すフローチャートである。
【図16】実施例装置におけるコントロールユニットの
制御作動を示すタイムチャートである。
【図17】実施例装置におけるコントロールユニットの
制御作動のうち、制御ゲイン可変設定作動を説明するた
めのタイムチャートである。
【図18】第3実施例装置における周波数判断時間tm
に対する重み係数fm の相関を取るマップである。
【図19】第4実施例装置における周波数判断時間tm
に対する補正値Vm の相関を取るマップである。
【図20】第4実施例装置における比例範囲の設定特性
を示すマップである。
【符号の説明】
a ショックアブソーバ b ばね上上下速度検出手段 c 減衰力特性制御手段 d ゲイン設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−106211(JP,A) 特開 平4−63712(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側と車輪側の間に設けられ、減衰力
    特性を変更可能なショックアブソーバと、 ばね上上下速度に関係した車体挙動を検出するばね上上
    下速度検出手段と、 このばね上上下速度検出手段から得られるばね上上下速
    度に基づいて形成した制御信号に応じて減衰力特性を切
    り換える減衰力特性制御手段とを有した車両懸架装置に
    おいて、 前記制御信号のピーク値を複数ストックしてその移動平
    均値を求め、前記減衰力特性制御手段が前記ショックア
    ブソーバの伸側あるいは圧側の減衰力特性を制御信号に
    応じて切り換える時の制御ゲインを、前記移動平均値が
    小さいほど高めるよう設定するゲイン設定手段を設けた
    ことを特徴とする車両懸架装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン設定手段が、ストックしてい
    る複数のピーク値に対し、その検出順位に応じて所定の
    重み付けを行うようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の車両懸架装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲイン設定手段が、ストックしてい
    る複数のピーク値に対し、制御信号の周波数に応じて重
    み付けを行うようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の車両懸架装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン設定手段が、ストックしてい
    る複数のピーク値に対し、制御信号の周波数と車両のば
    ね上共振周波数との比の所定の実数乗の値に応じて重み
    付けを行うようにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の車両懸架装置。
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