JP3066397B2 - 車両懸架装置 - Google Patents

車両懸架装置

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JP3066397B2
JP3066397B2 JP6217509A JP21750994A JP3066397B2 JP 3066397 B2 JP3066397 B2 JP 3066397B2 JP 6217509 A JP6217509 A JP 6217509A JP 21750994 A JP21750994 A JP 21750994A JP 3066397 B2 JP3066397 B2 JP 3066397B2
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    • B60G2800/912Attitude Control; levelling control

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力特性を最適制御する車両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰力特性
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開平4−
63712号公報に記載されたものが知られている。
【0003】この従来の車両懸架装置は、伸側が高減衰
力特性で圧側が低減衰力特性の第1モードと、圧側が高
減衰力特性で伸側が低減衰力特性の第2モードとを有す
るショックアブソーバを用いると共に、ばね上上下速度
(以後、単にばね上速度と略称する場合がある)x’の
方向に応じて両モード間の切り換え制御を行なうように
したものである。
【0004】即ち、この従来装置では、図21のタイム
チャートに示すように、ばね上速度x’の方向判別符号
が上向き(+)である時は伸側が高減衰力特性となる第
1モードに切り換え、また、方向判別符合が下向き
(−)である時は圧側が高減衰力特性となる第2モード
に切り換え、その時の高減衰力特性側をばね上速度x’
に比例した減衰力特性ポジションPに制御することによ
り、ばね上速度x’とばね上ばね下間相対速度(以後、
単に相対速度と略称する場合がある)(x’−x'0)の
方向判別符号が一致する制振域においてはその時の行程
側の減衰力特性をばね上速度x’に比例した高減衰力特
性に制御し、また、方向判別符号が不一致の加振域にお
いてはその時の行程側を低減衰力特性に制御するという
基本的なスカイフック制御を簡単な構成で実現すること
ができるようにしたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置にあっては、上述のように、ショックアブソーバの行
程に応じた基本的なスカイフック制御は可能であるが、
その制御力Fのコントロールは、理想のスカイフック比
例制御が、次式(1) に示すように、ばね上速度x’に比
例したものであるのに対し、 F=g・x’・・・・・・・・・・・・(1) (g:ゲイン) 従来装置においては、次式(2) に示すように、減衰係数
Cのコントロールがばね上速度x’に比例したものとな
ってしまう(図21の(ロ) 参照)。
【0006】C=g・x’・・・・・・・・・・・・(2) つまり、理想のスカイフック制御の式は、次式(3) に示
すように、 F=C(x’−x'0)=g・x’・・・・・・・・(3) となり、この式(3) から減衰係数Cを求めると、次式
(4) に示すように、ばね上速度x’を相対速度(x’−
x'0)で除算した信号に減衰係数Cを比例させることに
なる。
【0007】 C=g・x’/(x’−x'0)・・・・・・・・・・(4) ところが、従来例では、前式(2) で示すように、減衰係
数Cをばね上速度x’にのみ比例させるものであること
から、制御力Fは相対速度(x’−x'0)が変動すると
それに応じて変動してしまうことになる。
【0008】以上のことを、車両の現象で説明すると、
従来装置では、ばね上速度x’に対し一意的に減衰係数
C(=ショックアブソーバの減衰力特性ポジションP)
を決定しているため、ばね上速度x’の大きさが同じで
も、相対速度(x’−x'0)(=ショックアブソーバの
ストローク速度)が異なる場合には、制御力Fに過不足
が生じることになる。即ち、あるばね上速度x’に対
し、ある減衰力特性ポジションP(減衰係数C)が決定
された場合において、その時の相対速度(x’−x'0
が小さい時は減衰力C(制御力F)としては小さな値し
か発生せず、このため、ばね上に対して制御力Fが不足
してフワフワ感が大きくなり、また、その時の相対速度
(x’−x'0)が大きい時は減衰力C(制御力F)とし
ては大きな値となり、このため、ばね上に対して制御力
Fが過剰ぎみとなって、ヒョコヒョコ感、ゴツゴツ感が
大きくなるという現象が生じる。なお、図21の(ニ) の
斜線で示す部分は、相対速度(x’−x'0)の変動に基
づいて発生する制御力F(減衰力C)の過不足分を示し
ている。
【0009】そこで、図22のタイムチャートに示すよ
うに、従来装置において、ばね上速度x’の他に、相対
速度(x’−x'0)を検出し、前述の式(4) に示すよう
に、ばね上速度x’信号と相対速度(x’−x'0)信号
を用いて作成した制御信号V(=C=g・x’/(x’
−x'0))によりショックアブソーバの減衰力特性制御
を行なうことにより、理論的には上述の問題点を解決す
ることが可能であるが、制御信号Vの主成分が、図22
の(ハ) に示すように、相対速度(x’−x'0)信号に含
まれるばね下共振周波数(10〜15Hz)によって高周波信
号となることから、この高周波制御信号Vに即応してシ
ョックアブソーバの減衰力特性ポジションPの切り換え
駆動を行なわせるためには、高応答のアクチュエータが
必要となる。
【0010】即ち、従来のばね下共振周波数には応答で
きない比較的応答性の低い安価なアクチュエータを用い
た場合においては、図22の(ハ),(ニ) に示すように、シ
ョックアブソーバの減衰力特性ポジションPの切り換え
を、制御信号Vの変化に追従させることができない。つ
まり、図18のタイムチャートに示すように、実線で示
す制御信号Vに対しアクチュエータにおける減衰力特性
ポジションPの切り換え遅れによって制御力が理想通り
には低下しきれず、このため、過剰の制御力が発生する
部分(左下がり斜線で示す部分)が生じることになる。
【0011】そこで、理論的には、ばね下共振周波数以
上の高応答を有するアクチュエータを用いれば、図23
に示すように、以上の問題点を解決することは可能であ
るが、そのような高応答を有するアクチュエータの製造
は極めて困難であるし、もし製造が可能であるとしても
非常に高価なものになってしまうと共に、切り換え駆動
回数が多くなることからアクチュエータの耐久性として
も非常に高いものが要求されることになり、従って、実
現性は非常に困難である。
【0012】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ばね下共振周波数には応答できない比
較的応答性の低い安価なアクチュエータを用いても、理
想のスカイフック理論に基づいた制御力を発生させるこ
とが可能な車両懸架装置を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の車両懸架装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車体側と各車輪側の間に介
在されていて一方の行程側の減衰力特性を可変制御する
時はその逆行程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更
手段aを有するショックアブソーバbと、ばね上上下速
度を検出するばね上速度検出手段cと、ばね上ばね下間
相対速度を検出する相対速度検出手段dと、ばね上上下
速度信号とばね上ばね下間相対速度信号から制御信号を
求める制御信号作成手段eと、ばね上速度検出手段cで
検出されたばね上上下速度の方向判別符号が上向きであ
る時はショックアブソーバbの伸行程側の減衰力特性
を、下向きである時は圧行程側の減衰力特性を、制御信
号作成手段eで作成された制御信号に基づいて可変制御
する減衰力特性制御手段fと、を備えた車両懸架装置で
あって、前記制御信号形成手段eにおいて、相対速度検
出手段dで検出された相対速度信号の方向判別符号によ
り相対速度信号の伸側のピーク値と圧側のピーク値をそ
れぞれ検出し伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞ
れ次のピーク値が検出されるまでの間は保持させた伸側
処理信号と圧側処理信号とをそれぞれ作成すると共に、
その時のばね上上下速度をばね上上下速度の方向判別符
号に対応した行程側の処理信号で除算した値に比例した
制御信号を形成するようにした手段とした。
【0014】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段eにおいて、相対速度検出手段d
で検出された相対速度信号により相対速度のピーク値の
絶対値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶
対値が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成
すると共に、その時のばね上上下速度を処理信号で除算
した値に比例した制御信号を形成するようにした。
【0015】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段eにおいて、相対速度検出手段d
で検出された相対速度信号の方向判別符号により相対速
度信号の伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ検
出し伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ次のピ
ーク値が検出されるまでの間は保持させた伸側処理信号
と圧側処理信号とをそれぞれ作成すると共に、該伸側処
理信号と圧側処理信号にそれぞれ反比例する伸側再処理
信号と圧側再処理信号を作成し、その時のばね上上下速
度にばね上上下速度の方向判別符号に対応した行程側の
再処理信号を乗じた値に比例した制御信号を形成するよ
うにした。
【0016】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段eにおいて、相対速度検出手段d
で検出された相対速度信号により相対速度のピーク値の
絶対値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶
対値が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成
すると共に、該処理信号に反比例する再処理信号を作成
し、その時のばね上上下速度に再処理信号を乗じた値に
比例した制御信号を形成するようにした。
【0017】また、請求項5記載の車両懸架装置では、
請求項1または2記載の車両懸架装置の前記制御信号形
成手段eにおいて、処理信号を平均化処理するようにし
た。また、請求項6記載の車両懸架装置では、請求項3
または4記載の車両懸架装置の前記制御信号形成手段e
において、処理信号または再処理信号を平均化処理する
ようにした。
【0018】また、請求項7記載の車両懸架装置では、
前記相対速度検出手段dとして、前記ばね上速度検出手
段cで検出されたばね上上下速度から、伝達関数に基づ
いて求めるようにした。
【0019】
【作用】本発明請求項1記載の車両懸架装置では、上述
のように、減衰力特性制御手段fにおいて、ばね上上下
速度の方向判別符号が上向きである時はショックアブソ
ーバbの伸行程側の減衰力特性が、下向きである時は圧
行程側の減衰力特性が、制御信号作成手段eで作成され
た制御信号に基づいて可変制御される一方で、その逆行
程側はそれぞれ低減衰力特性に固定制御された状態とな
るものであり、このため、ばね上上下速度とばね上ばね
下間相対速度の方向判別符号が一致する制振域において
は、その時のショックアブソーバbの行程側を高減衰力
特性側で可変制御することで車両の制振力を高めると共
に、両者の方向判別符号が不一致となる加振域において
は、その時のショックアブソーバbの行程側を低減衰力
特性にすることで車両の加振力を弱める、といったスカ
イフック理論に基づいた基本的な減衰力特性の切り換え
制御が行なわれることになる。
【0020】また、請求項1記載の車両懸架装置では、
制御信号の形成に際しては、まず、相対速度における伸
側のピーク値と圧側のピーク値とがそれぞれ検出される
と共に、伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ次
のピーク値が検出されるまでの間は保持させる信号処理
を行なうことにより、高周波の相対速度信号を、伸側処
理信号と圧側処理信号の低周波信号に変形させ、次い
で、その時のばね上上下速度をばね上上下速度の方向判
別符号に対応した行程側の処理信号で除算することによ
り、低周波状態の制御信号が得られるもので、これによ
り、アクチュエータの応答性がそれほど高くなくても、
減衰力特性ポジションの切り換えを、制御信号の変化に
追従させることができる。
【0021】即ち、ばね下共振周波数には応答できない
比較的応答性の低い安価なアクチュエータを用いても、
理想のスカイフック理論に基づいた制御力を発生させる
ことが可能となる。
【0022】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
制御信号の形成に際し、相対速度のピーク値の絶対値で
1つの処理信号を作成するようにしたもので、前記請求
項1記載の車両懸架装置とほぼ同様の作用効果が得られ
る。
【0023】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
制御信号の形成に際し、伸側処理信号と圧側処理信号に
それぞれ反比例する伸側再処理信号と圧側再処理信号と
を作成すると共に、この両再処理信号をばね上上下速度
に乗じることにより制御信号の0割りが防止される。
【0024】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
制御信号の形成に際し、相対速度のピーク値の絶対値で
1つの処理信号を作成すると共に、この処理信号に反比
例する再処理信号を作成し、この再処理信号をばね上上
下速度に乗じることにより制御信号を作成するようにし
たもので、前記請求項3記載の車両懸架装置とほぼ同様
の作用効果が得られる。
【0025】また、請求項5または6記載の車両懸架装
置では、処理信号および/または再処理信号の平均化処
理により、さらに低周波状態の制御信号が得られる。
【0026】また、請求項7記載の車両懸架装置では、
相対速度をばね上上下速度から伝達関数を用いて求める
ことで、センサの個数が低減される。
【0027】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)図2は、本発明第1実施例の車両懸架装
置を示す構成説明図であり、車体と4つの車輪との間に
介在されて、4つのショックアブソーバSAFL,S
FR,SARL,SARR(なお、ショックアブソーバを説
明するにあたり、これら4つをまとめて指す場合、およ
びこれらの共通の構成を説明する時にはただ単にSAと
表示する。)が設けられている。そして、各ショックア
ブソーバSAの近傍位置の車体には、上下方向の加速度
Gを検出する上下加速度センサ(以後、上下Gセンサと
いう)1が設けられ、また、各ショックアブソーバSA
における車体と車輪側との間にはばね上ばね下間の相対
変位量Hを検出するストロークセンサ2が設けられ、さ
らに、運転席の近傍位置には、各上下Gセンサ1、およ
びストロークセンサ2からの信号を入力して、各ショッ
クアブソーバSAのパルスモータ3に駆動制御信号を出
力するコントロールユニット4が設けられている。
【0028】以上の構成を示すのが図3のシステムブロ
ック図であって、コントロールユニット4は、インタフ
ェース回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前
記インタフェース回路4aに、前記各上下Gセンサ1か
らのばね上加速度G信号、および、ストロークセンサ2
からの相対変位量H信号が入力される。そして、前記イ
ンタフェース回路4aには、図14に示すように、各シ
ョックアブソーバSAの減衰力特性制御を行なうための
制御信号Vを求める信号処理回路が設けられている。な
お、この信号処理回路の詳細については後述する。
【0029】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図であって、このショックアブソーバS
Aは、シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部
室Bとに画成したピストン31と、シリンダ30の外周
にリザーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリ
ザーバ室32とを画成したベース34と、ピストン31
に連結されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイ
ド部材35と、外筒33と車体との間に介在されたサス
ペンションスプリング36と、バンパラバー37とを備
えている。
【0030】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する圧側減
衰バルブ20および伸側減衰バルブ12が設けられてい
る。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウン
ドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッド
38が螺合して固定されていて、このスタッド38に
は、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと下
部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸側
第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形成
するための連通孔39が形成されていて、この連通孔3
9内には前記流路の流路断面積を変更するための調整子
40が回動自在に設けられている。また、スタッド38
の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔3
9で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チェ
ックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けられ
ている。なお、この調整子40は、前記パルスモータ3
によりコントロールロッド70を介して回転されるよう
になっている(図4参照)。また、スタッド38には、
上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3ポー
ト18,第4ポート14,第5ポート16が形成されて
いる。
【0031】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れると共に、内外を連通する第1横孔24および第2横
孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形成さ
れている。
【0032】従って、前記上部室Aと下部室Bとの間に
は、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔31
bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部室B
に至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝23,
第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外周側
を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2ポー
ト13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側チェ
ックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3流路
Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19を経
由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路があ
る。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、貫通
孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側第1
流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート21
を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室Aに
至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔25,第
3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス流路G
との3つの流路がある。
【0033】即ち、ショックアブソーバSAは、調整子
40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれとも
図6に示すような特性で減衰力特性を多段階に変更可能
に構成されている。つまり、図7に示すように、伸側・
圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソフト領域SS
という)から調整子40を反時計方向に回動させると、
伸側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で圧側が低減衰
力特性に固定の領域(以後、伸側ハード領域HSとい
う)となり、逆に、調整子40を時計方向に回動させる
と、圧側のみ減衰力特性を多段階に変更可能で伸側が低
減衰力特性に固定の領域(以後、圧側ハード領域SHと
いう)となる構造となっている。
【0034】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5における
K−K断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面
を、それぞれ、図8,図9,図10に示し、また、各ポ
ジションの減衰力特性を図11,12,13に示してい
る。
【0035】次に、前記コントロールユニット4におけ
る制御作動のうち、各ショックアブソーバASの減衰力
特性制御作動の内容を図15のフローチャートに基づい
て説明する。
【0036】ステップ101では、制御信号Vが正の値
である否かを判定し、YESであればステップ102へ
進んで各ショックアブソーバSAを伸側ハード領域HS
に制御し、NOであればステップ103へ進む。
【0037】ステップ103では、制御信号Vが負の値
であるか否かを判定し、YESであればステップ104
へ進んで各ショックアブソーバSAを圧側ハード領域S
Hに制御し、NOであればステップ105へ進む。
【0038】ステップ105は、ステップ101および
ステップ103でNOと判断された時、即ち、制御信号
Vが0である時の処理ステップであり、この時は、各シ
ョックアブソーバSAをソフト領域SSに制御する。
【0039】次に、減衰力特性制御の作動を図16のタ
イムチャートにより説明する。ばね上速度x’および相
対速度(x’−x'0)に基づく制御信号Vが、この図に
示すように変化した場合、図に示すように、制御信号V
が0である時には、ショックアブソーバSAをソフト領
域SSに制御する。
【0040】また、制御信号Vが正の値となると、伸側
ハード領域HSに制御して、圧側を低減衰力特性に固定
する一方、伸側の減衰力特性(目標減衰力特性ポジショ
ンPT )を制御信号Vに比例させて変更する。
【0041】また、制御信号Vが負の値となると、圧側
ハード領域SHに制御して、伸側を低減衰力特性に固定
する一方、圧側の減衰力特性(目標減衰力特性ポジショ
ンPC )を制御信号Vに比例させて変更する。
【0042】次に、コントロールユニット4の減衰力特
性制御作動のうち、主にショックアブソーバSAの制御
領域の切り換え作動状態を図16のタイムチャートに基
づいて説明する。
【0043】図16のタイムチャートにおいて、領域a
は、ばね上速度x’および相対速度(x’−x'0)に基
づく制御信号Vが負の値(下向き)から正の値(上向
き)に逆転した状態である、この時はまだ相対速度
(x’−x'0)は負の値(ショックアブソーバSAの行
程は圧行程側)となっている領域であるため、この時
は、制御信号Vの方向に基づいてショックアブソーバS
Aは伸側ハード領域HSに制御されており、従って、こ
の領域ではその時のショックアブソーバSAの行程であ
る圧行程側がソフト特性となる。
【0044】また、領域bは、制御信号Vが正の値(上
向き)のままで、相対速度(x’−x'0)は負の値から
正の値(ショックアブソーバSAの行程は伸行程側)に
切り換わった領域であるため、この時は、制御信号Vの
方向に基づいてショックアブソーバSAは伸側ハード領
域HSに制御されており、かつ、ショックアブソーバの
行程も伸行程であり、従って、この領域ではその時のシ
ョックアブソーバSAの行程である伸行程側が、制御信
号Vの値に比例したハード特性となる。
【0045】また、領域cは、制御信号Vが正の値(上
向き)から負の値(下向き)に逆転した状態であるが、
この時はまだ相対速度(x’−x'0)は正の値(ショッ
クアブソーバSAの行程は伸行程側)となっている領域
であるため、この時は、制御信号Vの方向に基づいてシ
ョックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに制御され
ており、従って、この領域ではその時のショックアブソ
ーバSAの行程である伸行程側がソフト特性となる。
【0046】また、領域dは、制御信号Vが負の値(下
向き)のままで、相対速度(x’−x'0)は正の値から
負の値(ショックアブソーバSAの行程は圧行程側)に
なる領域であるため、この時は、制御信号Vの方向に基
づいてショックアブソーバSAは圧側ハード領域SHに
制御されており、かつ、ショックアブソーバの行程も圧
行程であり、従って、この領域ではその時のショックア
ブソーバSAの行程である圧行程側が、制御信号Vの値
に比例したハード特性となる。
【0047】以上のように、この実施例では、ばね上速
度x’および相対速度(x’−x'0)に基づく制御信号
Vと相対速度(x’−x'0)とが同符号の時(領域b,
領域d)は、その時のショックアブソーバSAの行程側
をハード特性に制御し、異符号の時(領域a,領域c)
は、その時のショックアブソーバSAの行程側をソフト
特性に制御するという、スカイフック理論に基づいた減
衰力特性制御と同一の制御が行なわれることになる。そ
して、さらに、この実施例では、ショックアブソーバS
Aの行程が切り換わった時点、即ち、領域aから領域
b,および領域cから領域d(ソフト特性からハード特
性)へ移行する時には、切り換わる行程側の減衰力特性
ポジションは前の領域a,cで既にハード特性側への切
り換えが行なわれているため、ソフト特性からハード特
性への切り換えが時間遅れなく行なわれることになる。
【0048】次に、コントロールユニット4の減衰力特
性制御作動のうち、ばね下共振周波数には応答できない
比較的応答性の低いパルスモータ3を用いても、ばね上
速度x’と相対速度(x’−x'0)による理想のスカイ
フック理論に基づいた制御力の発生が可能な制御信号V
を作成するための信号処理回路の構成を、図14のブロ
ック図に基づいて説明する。なお、この信号処理回路は
請求の範囲の制御信号作成手段を構成するもので、この
実施例では、各ショックアブソーバSAごとに設けられ
る。
【0049】まず、各上下Gセンサ1で検出されたばね
上上下加速度G信号は、B1において、積分しもしくは
ローパスフィルタを通過させることでばね上速度x’信
号に変換される。
【0050】一方、各ストロークセンサ2で検出された
ばね上ばね下間の相対変位量H信号は、まず、B2にお
いて、微分しもしくはハイパスフィルタを通過させるこ
とでばね上ばね下間の相対速度(x’−x'0)信号に変
換される。
【0051】続くB3においては、相対速度(x’−
x'0)に基づいた処理信号を作成する。即ち、図17の
(ハ) に示すように、相対速度(x’−x'0)の方向判別
符号(伸行程側がプラス、圧行程側がマイナス)により
相対速度(x’−x'0)の伸側のピーク値XPT と圧側の
ピーク値XPC とをそれぞれ検出すると共に、伸側のピー
ク値XPT と圧側のピーク値XPC をそれぞれ次のピーク値
が検出されるまでの間は保持させた伸側処理信号XP'T
圧側処理信号XP'Cとをそれぞれ作成する。
【0052】続くB4においては、伸側処理信号XP'T
圧側処理信号XP'Cにそれぞれ反比例した伸側再処理信号
KUS-Tと圧側再処理信号KUS-Cを形成する。即ち、この
実施例では、次式(5),(6) に示すように、反比例関数を
用いて伸側再処理信号KUS-Tと圧側再処理信号KUS-C
それぞれ求める。
【0053】KUS-T=1/XP'T ・・・・・・・・・・・・(5) KUS-C=1/XP'C ・・・・・・・・・・・・(6) ただし、伸側処理信号XP'Tまたは圧側処理信号XP'Cの値
が所定のミニマム値MIN以下である時(XP'T,XP'C≦MIN
)は、伸側再処理信号KUS-Tと圧側再処理信号KUS-C
の値をマックス値MAX に設定(KUS-T,KUS-C=MAX
(1.0,0.9))する処理が行なわれる。これは、分母側の
各処理信号XP'T,XP'Cの値が0に近くなるにつれて再処
理信号KUS-T,KUS-Cの値が無限大に発散するのを防止
する意味を持つ。
【0054】続くB5においては、前記B1で形成され
たばね上速度x’と、B2〜B4で形成された相対速度
(x’−x'0)に基づく伸側再処理信号KUS-Tおよび圧
側再処理信号KUS-Cから、次式(7),(8) に基づいて制御
信号Vを求める。 V=g・x’・KUS-T ・・・・・・・・・・・・・(7) V=g・x’・KUS-C ・・・・・・・・・・・・・(8) 即ち、この実施例では、本来は前式(4) に示したよう
に、ばね上速度x’信号に対し除算すべき相対速度
(x’−x'0)信号に基づく処理信号XP'T,XP'Cを、一
旦反比例信号である再処理信号KUS-T,KUS-Cに変換し
た形でばね上速度x’に乗じるという乗算形式に変形す
ることにより、制御信号Vの0割りの発生を防止するよ
うにしたものである。
【0055】また、制御信号Vの形成に際し、相対速度
(x’−x'0)信号のピーク値を伸行程側と圧行程側と
で別々に検出すると共に、ばね上速度x’の方向判別符
号と一致する行程側のピーク値XPT ,XPC を用いるよう
にすることで、図17の(ハ)に示すように、低周波状態
の伸側処理信号XP'Tおよび圧側処理信号XP'Cを得ること
ができるもので、これにより、図17の(ニ) に示すよう
に、低周波状態の制御信号Vを形成することができる。
【0056】次に、図17は、前記信号処理回路におけ
る制御信号Vの形成状態を示すタイムチャートであり、
この同図(イ) に示すようなばね上速度x’の低周波変動
に対し、同図(ロ) に示すように、相対速度(x’−
x'0)が高周波で変動した場合を示している。
【0057】そして、同図(ハ) の黒点で示すように、相
対速度(x’−x'0)における伸側のピーク値XPT と圧
側のピーク値XPC とがそれぞれ検出されると共に、同図
(ハ)の実線で示すように、伸側のピーク値XPT と圧側の
ピーク値XPC をそれぞれ次のピーク値が検出されるまで
の間は保持させる信号処理を行なうことにより、高周波
の相対速度(x’−x'0)信号を、伸側処理信号XP'T
圧側処理信号XP'Cの低周波信号に変形させることができ
る。
【0058】従って、前式(5),(6) および(7),(8) に示
すように、低周波信号に基づいて演算される制御信号V
の変動波形も、同図(ニ) に示すように低周波状態で得ら
れることになり、これにより、パルスモータ3の応答性
がそれほど高くなくても、同図(ホ) に示すように減衰力
特性ポジションPの切り換えを、制御信号Vの変化に追
従させることが可能となる。
【0059】以上の作用を、図18の(イ) 〜(ハ) のタイ
ムチャートに基づき、従来例との比較において詳述す
る。なお、図において、実線は従来例における制御信号
(図22の(ハ) )、一点鎖線は従来例の減衰力特性ポジ
ションP(図22の(ニ) )、点線は本実施例における制
御信号Vおよび減衰力特性ポジションPをそれぞれ示し
ている。
【0060】まず、図18の(イ) は、相対速度(x’−
x'0)の伸行程側のピーク値XPT が大から小へと変動し
た場合を示しており、この場合は、高周波で変動する従
来例の制御信号Vによると、パルスモータ3における減
衰力特性ポジションPの切り換え遅れによって制御力が
理想通りには低下しきれず、このため、左下がり斜線で
示すように制御力が過剰になる部分が生じるのに対し、
本実施例の制御信号Vによると、水平線で示すように制
御力が不足する部分が生じる。
【0061】また、図18の(ロ) は、相対速度(x’−
x'0)の伸行程側のピーク値XPT が小から大へと変動し
た場合を示している。この場合は、高周波で変動する従
来例の制御信号によると、パルスモータ3における減衰
力特性ポジションPの切り換え遅れによって制御力が理
想通りには低下しきれず、このため、左下がり斜線で示
すように制御力が過剰になる部分が生じるのに対し、本
実施例の制御信号Vによると、右下がり斜線で示すよう
に制御力が過剰になる部分と、水平線で示すように、制
御力が不足する部分が生じることになる。
【0062】また、図18の(ハ) は、相対速度(x’−
x'0)の伸行程側のピーク値XPT が変動しなかった場合
を示しており、この場合は、従来例の制御信号による
と、左下がり斜線で示すように制御力が過剰になる部分
が生じるのに対し、本実施例の制御信号Vによると、水
平線で示すように制御力が不足する部分が生じる。
【0063】以上のように、本実施例の場合において
も、制御力の過不足が生じるが、従来例に比べると、そ
の過不足部分の面積(=エネルギー)が小さくなってい
ることから、余計な制御力が発生しずらい状態となって
おり、その結果は図20のシュミレーション結果にも明
確な形で表われている。即ち、図20の(イ),(ロ) は、本
実施例に沿った実ばね上加速度、および、アクチュエー
タACTRの目標ポジションと実ポジションを示すタイムチ
ャート、図20の(イ)',(ロ)',(ハ)'は、従来例に沿った実
ばね上加速度、および、アクチュエータACTRの目標ポジ
ションと実ポジションを示すタイムチャートであり、従
来例では斜線で示す過剰な制御力の発生により実ばね上
加速度の信号波形に大きなゆがみを生じさせるのに対
し、本実施例ではそのゆがみが少なくなっている。
【0064】なお、図18において、Sの部分は、ばね
上速度x’の方向判別符号(伸側のプラス)とは相対速
度(x’−x'0)の方向判別符号(圧側のマイナス)が
不一致の加振域部分であって、この時は逆行程(圧行
程)側の低減衰力特性が作用しているため、制御行程
(伸行程)側の減衰力特性ポジションPを従来例におけ
るように可変制御する必要性はない領域であるから、該
領域におけるパルスモータ3の駆動を省略することで、
上述のように、制御信号Vに対するパルスモータ3の駆
動応答性を確保することができるようになると共に、次
に述べるように、パルスモータ3の駆動/保持デューテ
ィ比を大幅に低下させることができるようになる。
【0065】即ち、図19の(ハ) は従来例における制御
信号(実線)と減衰力特性ポジション(一点鎖線)Pの
切り換え状態を示すもので、この図に示す例では、パル
スモータ3の駆動/保持デューティ比は30〜50%となっ
ている。この例は最低の場合を示すもので、制御信号の
振幅が大きくなるとパルスモータ3の応答が間に合わな
くなってデューティ比はほぼ 100%となってしまう。
【0066】また、上述の例は、パルスモータ3の最低
応答性として、ばね下共振周期の半周期の間に、伸側ハ
ード領域HSとソフト領域SSとの間または圧側ハード
領域SHとソフト領域SSとの間を往復駆動する応答性
が要求され、例えば、ばね下共振周波数が10Hzとする
と、25msで往復駆動する必要があることになる。
【0067】これに対し、本実施例の場合は、図19の
(イ) に示すように、相対速度(x’−x'0)の伸行程側
のピーク値XPT の変動が微小な場合は、パルスモータ3
の駆動/保持デューティ比は0%となり、また、図19
の(ロ) に示すように、伸行程側のピーク値XPT が変動し
た場合においても、デューティ比は50%程度ですむこと
になる。
【0068】また、パルスモータ3の最低応答性として
も、次のピーク値が判断されるまでの間、つまり、ばね
下共振周期の間に伸側ハード領域HSとソフト領域SS
との間または圧側ハード領域SHとソフト領域SSとの
間を往復駆動すればよく、例えば、ばね下共振周波数が
10Hzとすると、100ms で往復駆動すればよいことにな
る。
【0069】以上説明してきたように、この実施例の車
両懸架装置では、以下に列挙する効果が得られる。 ばね下共振周波数には応答できない比較的応答性の
低い安価なパルスモータ3を用いても、理想のスカイフ
ック理論に基づいた制御力を発生させることが可能にな
る。
【0070】 パルスモータ3の駆動/保持デューテ
ィ比を増加させることがないため、電源消費量の増加や
パルスモータ3の耐久性の低下をきたすこともない。
【0071】次に、本発明他の実施例について説明す
る。なお、この他の実施例は、前記第1実施例とはコン
トロールユニット4における制御信号を形成するための
信号処理回路の内容を異にするもので、その他の構成は
前記第1実施例と同様であるため、相違点についてのみ
説明する。
【0072】(第2実施例)この第2実施例の車両懸架
装置では、そのコントロールユニット4の信号処理回路
において、前記第1実施例と同様に、伸側処理信号XP'T
と圧側処理信号XP'Cとをそれぞれ作成すると共に、次式
(9),(10)に示すように、その時のばね上上下速度x’を
ばね上上下速度x’の方向判別符号に対応した行程側の
処理信号(XP'TまたはXP'C)で除算した値に比例した制
御信号Vを形成するようにしたものである。
【0073】V=g・1/XP'T ・・・・・・・・・・・・・(9) V=g・1/XP'C ・・・・・・・・・・・・(10) (第3実施例)この第3実施例の車両懸架装置では、そ
のコントロールユニット4の信号処理回路において、相
対速度(x’−x'0)のピーク値の絶対値XPT,C を検出
し該ピーク値の絶対値XPT,C を次のピーク値の絶対値が
検出されるまでの間は保持させた処理信号XP'T,Cを作成
すると共に、次式(11)に示すように、その時のばね上上
下速度x’を処理信号XP'T,Cで除算した値に比例した制
御信号Vを形成するようにしたものである。
【0074】V=g・1/XP'T,C ・・・・・・・・・・・・(11) (第4実施例)この第4実施例の車両懸架装置では、そ
のコントロールユニット4の信号処理回路において、相
対速度(x’−x'0)のピーク値の絶対値XPT,C を検出
し該ピーク値の絶対値XPT,C を次のピーク値の絶対値が
検出されるまでの間は保持させた処理信号XP'T,Cを作成
すると共に、次式(12)に示すように、処理信号XP'T,C
反比例する再処理信号KUS-T,Cを作成し、次式(13)に示
すように、その時のばね上上下速度x’に再処理信号K
US-T,Cを乗じた値に比例した制御信号を形成するように
したものである。
【0075】KUS-T,C=1/XP'T,C ・・・・・・・・・・(12) V=g・x’・KUS-T,C ・・・・・・・・(13) (第5実施例)この第5実施例の車両懸架装置では、前
記第1実施例の信号処理回路のB3で求められた伸側ピ
ーク値XPT および圧側ピーク値XPT から、次式(14),(1
5) により、平均化処理された伸側ピーク値XPT-n およ
び圧側ピーク値XPC-n を求め、この平均化処理された伸
圧各ピーク値(XPT-n ,XPC-n )に基づいて伸側処理信
号XP'T-nと圧側処理信号XP'C-nとを作成するようにした
ものである。
【0076】 XPT-n =(α・XPT(n)+β・XPT(n-1)+γ・XPT(n-2)+η・XPT(n-3)) ×(1/α+β+γ+η)・・・・・・・・・・・・(14) XPC-n = (α・XPC(n)+β・XPC(n-1)+γ・XPC(n-2)+η・XPC(n-3)) ×(1/α+β+γ+η)・・・・・・・・・・・・(15) なお、α,β,γ,ηは重み係数である。
【0077】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0078】例えば、実施例では、ばね上ばね下間相対
速度検出手段として、ストロークセンサを用いる場合を
示したが、その他にストロークセンサに代えて以下に述
べる手段を用いることもできる。
【0079】 ばね下の上下加速度を検出するばね下
加速度検出手段を設け、ばね上上下加速度信号からばね
下上下加速度信号を減算して得られた相対変位量信号を
積分しもしくはローパスフィルタを通過させることによ
ってばね上ばね下間相対速度を求める。
【0080】 上下Gセンサで検出されたばね上上下
加速度信号から、伝達関数又はオブザーバ等を用いてば
ね上ばね下間相対速度を求めるようにすることで、スト
ロークセンサを省略することができるようになる。
【0081】また、第1実施例および第2実施例では、
その信号処理回路のB4において、伸側処理信号XP'T
圧側処理信号XP'Cに反比例した伸側再処理信号KUS-C
圧側再処理信号KUS-Tを形成する手段として、反比例関
数式(5),(6) を用いたが、図24の(イ),(ロ) に示すよう
に、反比例マップを用いることもできる。
【0082】また、制御信号Vを求める前記式(7),(8)
のゲインgを車速によって変化させるようにしてもよ
い。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の車両懸架装置は、上述のように、制御信号形成手
段において、相対速度検出手段で検出された相対速度信
号の方向判別符号により相対速度信号の伸側のピーク値
と圧側のピーク値をそれぞれ検出し伸側のピーク値と圧
側のピーク値をそれぞれ次のピーク値が検出されるまで
の間は保持させた伸側処理信号と圧側処理信号とをそれ
ぞれ作成すると共に、その時のばね上上下速度をばね上
上下速度の方向判別符号に対応した行程側の処理信号で
除算した値に比例した制御信号を形成するようにしたこ
とで、低周波状態の制御信号を得ることができ、これに
より、ばね下共振周波数には応答できない比較的応答性
の低い安価なアクチュエータを用いても、理想のスカイ
フック理論に基づいた制御力を発生させることが可能に
なるという効果が得られる。
【0084】なお、アクチュエータの駆動/保持デュー
ティ比を高めることはないので、電源消費量の増大や耐
久性の低下をきたすこともない。
【0085】また、請求項2記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
出された相対速度信号により相対速度のピーク値の絶対
値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶対値
が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成する
と共に、その時のばね上上下速度を処理信号で除算した
値に比例した制御信号を形成するようにしたことで、前
記請求項1記載の車両懸架装置とほぼ同様の効果が得ら
れる。
【0086】また、請求項3記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
出された相対速度信号の方向判別符号により相対速度信
号の伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ検出し
伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ次のピーク
値が検出されるまでの間は保持させた伸側処理信号と圧
側処理信号とをそれぞれ作成すると共に、該伸側処理信
号と圧側処理信号にそれぞれ反比例する伸側再処理信号
と圧側再処理信号を作成し、その時のばね上上下速度に
ばね上上下速度の方向判別符号に対応した行程側の再処
理信号を乗じた値に比例した制御信号を形成するように
したことで、前記請求項1記載の車両懸架装置とほぼ同
様の効果が得られる他、乗算形式とすることで、制御信
号の0割りの発生を防止することができるようになる。
【0087】また、請求項4記載の車両懸架装置では、
前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
出された相対速度信号により相対速度のピーク値の絶対
値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶対値
が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成する
と共に、該処理信号に反比例する再処理信号を作成し、
その時のばね上上下速度に再処理信号を乗じた値に比例
した制御信号を形成するようにしたことで、前記請求項
3記載の車両懸架装置とほぼ同様の効果が得られる。
【0088】また、請求項5または6記載の車両懸架装
置では、前記制御信号形成手段において処理信号および
/または再処理信号を平均化処理するようにしたこと
で、さらに低周波の制御信号を得ることができるように
なる。
【0089】また、請求項7記載の車両懸架装置では、
前記相対速度検出手段として、ばね上速度検出手段で検
出されたばね上上下速度から、伝達関数に基づいて求め
るようにしたことで、センサの使用個数の低減によるコ
ストの低減化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
【図2】本発明第1実施例の車両懸架装置を示す構成説
明図である。
【図3】第1実施例の車両懸架装置を示すシステムブロ
ック図である。
【図4】第1実施例装置に適用したショックアブソーバ
を示す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面およびM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
【図14】第1実施例装置における信号処理回路を示す
ブロック図である。
【図15】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動を示すフローチャートである。
【図16】第1実施例装置におけるコントロールユニッ
トの減衰力特性制御作動を示すタイムチャートである。
【図17】第1実施例装置における信号処理回路におけ
る制御信号の形成状態を示すタイムチャートである。
【図18】第1実施例装置における制御力の過不足状態
を従来例との比較において説明するためのタイムチャー
トである。
【図19】第1実施例装置におけるパルスモータの駆動
/保持デューティ比を従来例との比較において説明する
ためのタイムチャートであり、(イ),(ロ) は実施例、(ハ)
は従来例を示している。
【図20】シュミレーション結果を示すタイムチャート
であり、(イ),(ロ) は実施例、(イ)',(ロ)',(ハ)'は従来例で
ある。
【図21】従来例の車両懸架装置における減衰力特性制
御作動を示すタイムチャートである。
【図22】従来例の車両懸架装置においてばね上速度信
号と相対速度信号によって形成された制御信号を用いる
と共に、低応答アクチュエータを用いた場合の減衰力特
性制御作動を示すタイムチャートである。
【図23】従来例の車両懸架装置においてばね上速度信
号と相対速度信号によって形成された制御信号を用いる
と共に、高応答アクチュエータを用いた場合の減衰力特
性制御作動を示すタイムチャートである。
【図24】伸側処理信号と圧側処理信号に反比例した伸
側再処理信号と圧側再処理信号を形成する他の手段を示
す反比例マップである。
【符号の説明】
a 減衰力特性変更手段 b ショックアブソーバ c ばね上下速度検出手段 d 相対速度検出手段 e 制御信号作成手段 f 減衰力特性制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
    一方の行程側の減衰力特性を可変制御する時はその逆行
    程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更手段を有する
    ショックアブソーバと、 ばね上上下速度を検出するばね上速度検出手段と、 ばね上ばね下間相対速度を検出する相対速度検出手段
    と、 ばね上上下速度信号とばね上ばね下間相対速度信号から
    制御信号を求める制御信号作成手段と、 ばね上速度検出手段で検出されたばね上上下速度の方向
    判別符号が上向きである時はショックアブソーバの伸行
    程側の減衰力特性を、下向きである時は圧行程側の減衰
    力特性を、制御信号作成手段で作成された制御信号に基
    づいて可変制御する減衰力特性制御手段と、を備えた車
    両懸架装置であって、 前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
    出された相対速度信号の方向判別符号により相対速度信
    号の伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ検出し
    伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ次のピーク
    値が検出されるまでの間は保持させた伸側処理信号と圧
    側処理信号とをそれぞれ作成すると共に、その時のばね
    上上下速度をばね上上下速度の方向判別符号に対応した
    行程側の処理信号で除算した値に比例した制御信号を形
    成するようにしたことを特徴とする車両懸架装置。
  2. 【請求項2】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
    一方の行程側の減衰力特性を可変制御する時はその逆行
    程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更手段を有する
    ショックアブソーバと、 ばね上上下速度を検出するばね上速度検出手段と、 ばね上ばね下間相対速度を検出する相対速度検出手段
    と、 ばね上上下速度信号とばね上ばね下間相対速度信号から
    制御信号を求める制御信号作成手段と、 ばね上速度検出手段で検出されたばね上上下速度の方向
    判別符号が上向きである時はショックアブソーバの伸行
    程側の減衰力特性を、下向きである時は圧行程側の減衰
    力特性を、制御信号作成手段で作成された制御信号に基
    づいて可変制御する減衰力特性制御手段と、を備えた車
    両懸架装置であって、 前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
    出された相対速度信号により相対速度のピーク値の絶対
    値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶対値
    が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成する
    と共に、その時のばね上上下速度を処理信号で除算した
    値に比例した制御信号を形成するようにしたことを特徴
    とする車両懸架装置。
  3. 【請求項3】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
    一方の行程側の減衰力特性を可変制御する時はその逆行
    程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更手段を有する
    ショックアブソーバと、 ばね上上下速度を検出するばね上速度検出手段と、 ばね上ばね下間相対速度を検出する相対速度検出手段
    と、 ばね上上下速度信号とばね上ばね下間相対速度信号から
    制御信号を求める制御信号作成手段と、 ばね上速度検出手段で検出されたばね上上下速度の方向
    判別符号が上向きである時はショックアブソーバの伸行
    程側の減衰力特性を、下向きである時は圧行程側の減衰
    力特性を、制御信号作成手段で作成された制御信号に基
    づいて可変制御する減衰力特性制御手段と、を備えた車
    両懸架装置であって、 前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
    出された相対速度信号の方向判別符号により相対速度信
    号の伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ検出し
    伸側のピーク値と圧側のピーク値をそれぞれ次のピーク
    値が検出されるまでの間は保持させた伸側処理信号と圧
    側処理信号とをそれぞれ作成すると共に、該伸側処理信
    号と圧側処理信号にそれぞれ反比例する伸側再処理信号
    と圧側再処理信号を作成し、その時のばね上上下速度に
    ばね上上下速度の方向判別符号に対応した行程側の再処
    理信号を乗じた値に比例した制御信号を形成するように
    したことを特徴とする車両懸架装置。
  4. 【請求項4】 車体側と各車輪側の間に介在されていて
    一方の行程側の減衰力特性を可変制御する時はその逆行
    程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更手段を有する
    ショックアブソーバと、 ばね上上下速度を検出するばね上速度検出手段と、 ばね上ばね下間相対速度を検出する相対速度検出手段
    と、 ばね上上下速度信号とばね上ばね下間相対速度信号から
    制御信号を求める制御信号作成手段と、 ばね上速度検出手段で検出されたばね上上下速度の方向
    判別符号が上向きである時はショックアブソーバの伸行
    程側の減衰力特性を、下向きである時は圧行程側の減衰
    力特性を、制御信号作成手段で作成された制御信号に基
    づいて可変制御する減衰力特性制御手段と、を備えた車
    両懸架装置であって、 前記制御信号形成手段において、相対速度検出手段で検
    出された相対速度信号により相対速度のピーク値の絶対
    値を検出し該ピーク値の絶対値を次のピーク値の絶対値
    が検出されるまでの間は保持させた処理信号を作成する
    と共に、該処理信号に反比例する再処理信号を作成し、
    その時のばね上上下速度に再処理信号を乗じた値に比例
    した制御信号を形成するようにしたことを特徴とする車
    両懸架装置。
  5. 【請求項5】 前記制御信号形成手段において、処理信
    号を平均化処理することを特徴とする請求項1または2
    記載の車両懸架装置。
  6. 【請求項6】 前記制御信号形成手段において、処理信
    号または再処理信号を平均化処理することを特徴とする
    請求項3または4記載の車両懸架装置。
  7. 【請求項7】 前記相対速度検出手段として、前記ばね
    上速度検出手段で検出されたばね上上下速度から、伝達
    関数に基づいて求めるようにしたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の車両懸架装置。
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