JP3063065B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

Info

Publication number
JP3063065B2
JP3063065B2 JP6173567A JP17356794A JP3063065B2 JP 3063065 B2 JP3063065 B2 JP 3063065B2 JP 6173567 A JP6173567 A JP 6173567A JP 17356794 A JP17356794 A JP 17356794A JP 3063065 B2 JP3063065 B2 JP 3063065B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
transfer
transfer conveyor
containers
cultivation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6173567A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0812069A (ja
Inventor
政男 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP6173567A priority Critical patent/JP3063065B2/ja
Publication of JPH0812069A publication Critical patent/JPH0812069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063065B2 publication Critical patent/JP3063065B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ内に収容され
た容器を搬送し、この容器を所望停止位置に供給する搬
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えばきのこ種菌接種装置にあって
はターンテーブルと、蓋開放装置と、蓋閉塞装置と、種
菌供給装置と、供給コンベアと、搬出コンベアとを備え
ており、きのこ種菌の根付けに際し、菌床が収納され蓋
で密封された複数の栽培容器を作業者がコンテナから1
個ずつ取り出して供給コンベアに供給する。これによ
り、ターンテーブル上に供給された栽培容器が円周に沿
って移動する過程において先ず蓋開放装置により蓋が開
放され、次いで種菌充填装置により栽培容器内に種菌が
充填され、この後蓋閉塞装置により蓋による密封が行わ
れ、搬出コンベアにて搬出される。このようにして搬出
された栽培容器を作業者が1個ずつコンテナに収容し、
所定量を収容したコンテナを栽培棚に格納するものであ
った。しかし、この装置においては作業者が栽培容器を
コンテナから1個ずつ供給コンベアに供給し、かつ根付
けされた栽培容器を搬出コンベアから1個ずつコンテナ
に収納しなければならず作業能率が悪いという問題があ
った。
【0003】そこで、栽培容器を収容したコンテナを供
給コンベアにより種菌接種対応位置に供給することによ
りコンテナに収容された状態で栽培容器に種菌が供給さ
れるようにしたものが特開平4−49934号公報で提
案されている。これは供給コンベアによりコンテナを種
菌接種対応位置に供給し、コンテナ内の複数の栽培容器
に対し、蓋開放、種菌充填装置、蓋閉塞を順次列単位で
行い、この後コンテナを搬出コンベアにより搬出するも
のであり、コンテナから栽培容器を1個ずつ出し入れす
る作業を省略することができる。
【0004】この際、種菌接種対応位置に移送されたコ
ンテナの一側に対応して設けられた固定位置決め部材
と、コンテナの他側に対応して設けられ、固定位置決め
部材との間にコンテナを位置決め停止させる可動位置決
め部材と、この可動位置決め部材をコンテナに向かって
進退させる移動手段と、種菌接種位置に供給された栽培
容器を検知し前記移送コンベアの停止および前記可動位
置決め部材の動作を行う信号を出力する容器検知センサ
とを備えた搬送装置を設けて構成している。こうするこ
とにより、移送コンベアによりコンテナが移送され、こ
のコンテナに収容された栽培容器が適正な種菌接種位置
に供給されると、これが容器検知センサにより検知さ
れ、この容器検知センサからの信号により移送コンベア
が停止し、同時に可動位置決め部材が動作して可動位置
決め部材と固定位置決め部材との間にコンテナを挟んで
コンテナのオーバーランを防止することが可能となるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
コンテナ収容状態の栽培容器に種菌を充填するものにお
いては、種菌接種対応位置にコンテナが移送された際
に、コンテナ内の栽培容器位置が蓋開閉装置および種菌
充填装置に対し正確な相対関係になることが大切であ
り、この位置関係がずれた場合には蓋の開閉動作並びに
種菌充填動作に支障を来すものであった。
【0006】しかし、この従来技術においては、容器検
知センサによってコンテナに収容された栽培容器が適正
な種菌接種位置に供給された時点で、移送コンベアを停
止させるとともに、コンテナの両側部を可動位置決め部
材と固定位置決め部材とによって挟んでブレーキをかけ
るようにしているため、移送コンベアの移送速度が変わ
ったり、コンテナに収容する栽培容器の内容量がコンテ
ナによって異なり重量が変化する場合、あるいはコンテ
ナ両側部と可動位置決め部材および固定位置決め部材と
のすべり具合もその都度コンテナによって異なる等の原
因によりコンテナが適正位置で停止せずに、コンテナ内
の栽培容器は、適正な種菌接種位置からずれた停止位置
にて蓋開閉動作および種菌接種が行われることがあり、
各動作が不安定になり、蓋の開閉に支障が生じ、蓋によ
る充分な密封ができなかったり、種菌が栽培容器外に零
れたりしやすいという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器郡を複数
列に整列させて収容したコンテナを搬入側から供給し、
かつ前記容器を横一列単位で間欠移送しつつ搬出側へと
コンテナを搬送する移送コンベアと、前記移送コンベア
の下方に設置され、前記コンテナの前端部を位置決め停
止するコンテナ位置決め手段とを設け、前記コンテナ位
置決め手段には、前記移送コンベアの移送方向に沿い、
前記コンテナ内に収容される前記容器の縦列設置位置間
隔に合わせて複数設けられ、かつ前記移送コンベアの搬
送面に対して上下方向に出没可能なストッパ体を設けた
ものである。また、複数個の栽培容器を複数列に整列さ
せて収容したコンテナを搬入側から供給し、かつ前記栽
培容器を横一列単位で間欠移送しつつ搬出側へとコンテ
ナを搬送する移送コンベアと、種菌接種位置に移送され
た前記栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、この蓋開
閉装置により蓋が開放された前記栽培容器に種菌を供給
する種菌供給装置とを有するきのこ種菌接種装置におけ
る搬送装置であって、前記移送コンベアの下方に設置さ
れ、前記コンテナの前端部を位置決め停止するコンテナ
位置決め手段を設け、前記コンテナ位置決め手段には、
前記移送コンベアの移送方向に沿い、前記コンテナ内に
収容される前記栽培容器の縦列設置位置間隔に合わせて
複数設けられ、かつ前記移送コンベアの搬送面に対して
上下方向に出没可能なストッパ体を設けたものである。
また、前記コンテナ位置決め手段は、前記移送コンベア
の下方に、昇降駆動手段により上下方向に移動可能な台
板を設け、前記台板上に、前記移送コンベアの移送方向
に沿い、前記コンテナ内に収容される前記容器または前
記栽培容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数設けら
れ、かつ前記台板に対して上下方向に移動可能なストッ
パ体を設け、かつ前記ストッパ体を前記移送コンベアの
上方に向かって常時付勢する付勢部材を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】移送コンベアにより移送されるコンテナは、コ
ンテナ位置決め手段のストッパ体により各栽培容器もし
くは容器の種菌接種位置もしくは所望停止位置に相当す
る位置でコンテナの前端部が突き当たり、適正な種菌接
種位置もしくは所望停止位置に位置決め停止される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1〜図22は本発明の一実施例を示すものであ
り、機枠1の略全長にわたり移送コンベア2が設けられ
ている。この移送コンベア2は図示しない操作スイッチ
により、始動、停止が可能であるとともに、後述する容
器検出信号により停止し、かつ蓋閉塞信号により始動す
るようになっている。また、移送コンベア2は、機枠1
の移送始端側に複数の従動スプロケット3が軸支され、
移送終端側に複数の駆動スプロケット4が軸支され、各
スプロケット3,4間に無端状のチェーン5が平行に渡
されており、駆動スプロケット4にはモータ6からの回
転力が伝達されるようになっている。そして菌床が収納
され蓋7が密封された栽培容器8を例えば縦列4個、横
列4個複数列に整列させて収納したプラスチック製のコ
ンテナ9を移送始端側における移送コンベア2のチェー
ン5上に載せ、移送コンベア2を始動させるとチェーン
5の走行によってコンテナ9を移送終端に向かって移送
できるようになっている。
【0010】機枠1の略中央には、栽培容器8が適正な
種菌接種位置Aに到達したことを検知する光電スイッチ
等から成る容器検知センサ10が栽培容器8の首部11の高
さに対応して設けられており、また、機枠1の下方で移
送コンベア2の下方には移送コンベア2の移送方向に対
し、コンテナ9内に収容される栽培容器8の縦列設置位
置間隔に合わせて複数設けられたストッパ体12を備えた
コンテナ位置決め手段13を設けている。このコンテナ位
置決め手段13は複数のエアシリンダ14によってストッパ
体12を移送コンベア2の搬送面Sに対して上下方向に出
没可能に設けている。この複数のストッパ体12は、各栽
培容器8が適正な種菌接種位置Aに到達する位置に対応
して設けられており、コンテナ9がストッパ体12に当接
する位置が、栽培容器8の種菌接種位置Aに対応するよ
うになっている。よって、コンテナ9がストッパ体12に
当接すると、栽培容器8は、種菌接種位置Aに到達する
のでこの位置で容器検知センサ10が栽培容器8の首部11
を検出し、この容器検出信号に基づき移送コンベア2が
停止する。
【0011】機枠1の略中央には前記容器検知センサ10
で検知された横一列の栽培容器8をセンタを出すように
位置決めする容器用位置決め装置15が設けられている。
この容器用位置決め装置15は種菌接種位置Aを挟んで機
枠1の左右に支柱16,17が立設され、これら支柱16,17
を介して移送コンベア2の上方に左右方向に横支持板16
A,17Aが配設され、これら横支持板16A,17A間下部
に長板状の容器用固定位置決め部材18が縦一列の栽培容
器8の首部11左側部に対応してそれぞれ固設され、さら
に始端側の前記支柱16間上部には2本のレール19,19が
平行に横設され、これらレール19,19が挿通した摺動部
材20が移動手段たるエアシリンダ21により横方向移動可
能に設けられ、その摺動部材20の下部には移動板22が設
けられており、この移動板22に一端を固着した平面略乙
形をなす容器用可動位置決め部材23の先端が縦一列の栽
培容器8の首部11右側部に対応して設けられ、容器用可
動位置決め部材23の先端側部に栽培容器8の首部11に係
合して該容器の前後位置を規制する位置決め片24が設け
られ、この位置決め片24は、弾性を有し摩擦係数の大き
いゴムあるいは合成樹脂等から形成され、互いに角度を
なす2つの当接面24Aを有している。また、前記レール
19には、前記エアシリンダ21により移動する摺動部材20
が突き当たり、この摺動部材20の右方向の移動範囲を規
制するリング25が設けられ、このリング25に螺着したね
じ26により該リング25はレール19に固定可能に設けられ
ている。そして、前記エアシリンダ21は前記エアシリン
ダ14に設けたセンサ(図示せず)によりコンテナ9停止
後始動し、エアシリンダ21の収縮により摺動部材20がリ
ング25当接位置まで移動し、容器用可動位置決め部材23
の位置決め片24が首部11に係合して可動位置決め部材23
と固定位置決め部材18とにより栽培容器8を位置決め固
定し、後述する蓋閉塞完了信号によって可動位置決め部
材23を復帰するようになっている。
【0012】機枠1には前記種菌接種位置Aの移送始端
側に位置して蓋開閉装置27が設けられている。これは機
枠1の左右に立設した各支持板28の上部にV字状のリン
クアーム29の中心が軸支され、各リンクアーム29の上端
には取付板30の一端が略直交方向に向けて固設され、左
右取付板30間には横支持板31が渡されて固着され、この
横支持板31の下部には横一列の各栽培容器8間に対応し
て逆T字形の固定挟着部材32の基端部が固設されてい
る。前記横支持板31と平行な固定挟着部材32下端の挟着
部32Aは蓋開閉装置27始動前の状態で栽培容器8の蓋7
の下面に間隔を置いて位置する。さらに横支持板31の上
部には複数のエアシリンダ33を介して該横支持板31と平
行でほぼ同形の可動支持板34が設けられ、この可動支持
板34に基端を固着されかつ各蓋7上面の左右に対応して
設けられた挟着杆35の先端側が横支持板31の透孔36を挿
通し、この挟着杆35の先端に栽培容器8の蓋7上面に圧
接する滑り止め部材37が設けられ、この滑り止め部材37
は弾性を有し摩擦係数の大きいゴムあるいは合成樹脂等
から形成され、前記エアシリンダ33の伸縮により可動支
持板34を介して挟着杆35の滑り止め部材37を蓋7の上面
に押圧する。一方、各リンクアーム29の下端には第1リ
ンク片38の先端が枢着され、この第1のリンク片38の後
端が略同形の第2にリンク片39の先端に枢着され、この
第2のリンク片39の後端が機枠1に枢着され、これら第
1,2のリンク片38,39相互の枢着軸40にエアシリンダ
41のピストン42の先端が枢着され、そのエアシリンダ41
は機枠1に枢着されている。また、前記エアシリンダ41
には取付板30の蓋閉塞位置,蓋開放位置を検知する蓋閉
塞位置センサ43,蓋開放位置センサ44が設けられてい
る。エアシリンダ41は前記エアシリンダ21に設けたセン
サ(図示せず)により容器固定後作動し、そのエアシリ
ンダ41の動作により両リンク片38,39を介してリンクア
ーム29を回動し、取付板30と同体に挟着杆35の滑り止め
部材37と固定挟着部材32の挟着部32Aとを蓋閉塞位置と
蓋開放位置とに移動し、蓋閉塞位置センサ43および蓋開
放位置センサ44はピストン42のストローク位置により蓋
閉塞位置および蓋開放位置を検出するものである。そし
て、容器用位置決め装置15による栽培容器8の位置決め
固定後、エアシリンダ21のセンサからの信号によりエア
シリンダ33が作動し、このエアシリンダ33がストローク
を残した状態で挟着杆35の滑り止め部材37が蓋7上面を
押圧し、そのエアシリンダ33に設けたセンサ(図示せ
ず)からの信号によりエアシリンダ41が作動して両リン
ク片38,39を介してリンクアーム29を回動し、この回動
に伴いエアシリンダ33がさらに伸長して挟着部32Aと滑
り止め部材37との間に蓋7を挟着した状態で蓋開放位置
まで回動して停止し、後述する種菌供給終了信号により
蓋閉塞方向に再始動する。
【0013】機枠1には前記種菌接種位置Aの移送終端
側の側部に位置して種菌供給装置49が設けられている。
これは機枠1の左右に前後方向に向かうレール50を配設
しており、このレール50に沿って供給筒取付板51が前後
方向に進退可能になっている。供給筒取付板51の左右側
上部には連結杆52の一端が枢支されて連結され、この連
結杆52の他端には前記V字形のリンクアーム29と同軸で
かつ同体的に回動するリンクアーム53の端部が枢支され
て連結されている。供給筒取付板51上面には2本の垂直
なガイドレール54およびエアシリンダ55が設けられ、こ
のエアシリンダ55の動作によって平板状の昇降体56がガ
イドレール54に沿って上下動するようになっており、前
記エアシリンダ55は前記エアシリンダ41の蓋開放位置セ
ンサ44の信号により作動し、またエアシリンダ55にはそ
の上昇位置を検知するセンサ(図示せず)が設けられて
いる。昇降体56には横一列の栽培容器8に対応する4個
の種菌供給筒57が垂直に固設されている。種菌供給筒57
は本体58が漏斗形状をなして一側上端に飛散防止壁59を
突設し、その下端60は容器口に挿入可能な幅寸法で下方
に向かって拡大するテーパ状周壁部により形成されてい
る。このようにして、レール50、連結杆52、両リンクア
ーム29,53、両リンク片38,39によって、前記エアシリ
ンダ41の収縮により蓋開放動作に連動して種菌供給筒57
を容器直上対応位置に移動し蓋閉塞動作に連動して容器
非直上対応位置に移動し、またガイドレール54、エアシ
リンダ55、昇降体56によって、容器対応状態において種
菌供給筒57を容器口に挿入するように構成している。ま
た、種菌供給装置49は機枠1に固定された本体フレーム
を構成するフレーム体63を有し、このフレーム体63の上
部斜面板64には横一列の栽培容器8に対応する4個の孔
65が形成され、各孔65にはきのこ種菌bを収納した種菌
容器66を装着する挿入筒67が軸方向を傾斜させて回転可
能に配設されている。この挿入筒67は倒立状態の種菌容
器66の首部66Bが挿入する径小筒67Bと肩部66Cが当接
するテーパ部67Cとを有し、後述する装着装置によって
種菌容器66が挿入筒67に着脱自在に固定される。各挿入
筒67には相互に噛合する同一のギヤ68が固設され、一端
側のギヤ68にはモータ69により回転する駆動ギヤ70が噛
合しており、モータ69の駆動による回転力が各ギヤ68に
順々に伝達し、隣り合う挿入筒67が種菌容器66と同体的
の相互に逆方向に回転するようになっている。フレーム
体63の後側下部には前記上部斜面板64と平行な受板71が
左右方向に向けて配設されており、この上部傾斜板64と
受板71間には左右一対のレール72が渡されて固設されて
いるとともに中央には送り螺子杆73が回動可能に渡され
て支持されている。前記上部傾斜板64の下部にはモータ
74が設けられ、このモータ74の回転力がチェーン75、ス
プロケット76を介して送り螺子杆73に伝達している。前
記レール72には昇降板77が摺動可能に設けられていると
ともに昇降板77に設けられた雄螺子筒78と送り螺子杆73
との螺合によって送り螺子杆73の正逆回転により昇降す
るようになっている。昇降板77には左右一対の平行リン
クアーム79の基端が枢着され、この平行リンクアーム79
の先端が横板80に枢着され、この横板80には各挿入筒67
に対応して掻取杆81が軸受82を介して軸支されている。
この掻取杆81は挿入筒67と同軸に設けられ、この上端に
V字形の掻取爪83が形成されている。フレーム体63の一
側にはカム板84が縦向に固設されており、このカム板84
には種菌容器66の形状に倣ったカム面85を有し、種菌容
器66の胴部66Aに合う直線カム面85Aと首部66Bに合う
直線カム面85Bと肩部66Cに合う彎曲カム面85Cとを設
けている。前記横板80の側端にはローラ86が回転可能に
軸支され、平行リンクアーム79をカム板84側に付勢する
バネ87によってローラ86をカム面85に圧接している。ま
た、横板80にはモータ88が設けられ、このモータ88の回
転力がチェーン89および駆動スプロケット90と各掻取爪
83の下端に固設された従動スプロケット91とにより各掻
取爪83に伝達されるようになっている。フレーム体63の
前側に固設された受板92には各挿入筒67に下口部と種菌
供給筒57の上口部を連通可能な4個の種菌案内部材たる
種菌案内筒93が垂直に固設され、各種菌案内筒93の下口
部を開閉する各シャッタ94の基部を一体化した連接杆95
がフレーム体63に軸支され、この連接杆95の一端にリン
クーアーム96が固設され、このリンクアーム96には連結
杆97、リンクアーム98を介してモータ99に回転力が伝達
されるようになっている。このモータ99は前記種菌供給
筒57の下降後駆動してシャッタ94を開くとともに、前記
モータ88による掻取杆81の回転はシャッタ94の閉塞状態
において一定時間行うようになっている。また、シャッ
タ94の開放をリミットスイッチLで検知するようにして
いる。そして、この掻取杆81の回転時には各挿入筒67の
回転と掻取杆81の回転時には各挿入筒67の回転と掻取杆
81の上昇も行われ、掻取杆81はこの上昇に連動してカム
面85に沿う軌跡に従い種菌容器66のセンタからこの形状
に倣って側方へと移行するようになっている。また、掻
取杆81は上昇端に達した時点で下降端まで復帰する。さ
らに前記昇降体56を上下動するエアシリンダ55には該昇
降体56の上昇、すなわち種菌供給終了を検知するセンサ
(図示せず)が設けられ、の種菌供給終了の信号により
前記蓋開閉装置27のエアシリンダ41が伸長し、取付板30
が蓋閉塞位置に復帰するとともに、リンクアーム53が回
動して連結杆53を介して種菌供給筒57を蓋閉塞動作に連
動して容器非直上対応位置に移動する。エアシリンダ41
が伸長して該エアシリンダ41の蓋閉塞位置センサ44が取
付板30の蓋閉塞位置への復帰を検知すると、この検知信
号に基づいて挟着杆35のエアシリンダ33が動作し、挟着
杆35の滑り止め部材37が短時間に蓋7の上面を叩くよう
に上下動に動作して蓋上方に復帰する。そしてこの動作
をエアシリンダ33のセンサが検知し、この検知信号によ
り前記容器位置決め装置15のエアシリンダ21が作動して
容器用可動位置決め部材23を復帰し、この可動位置決め
部材23の復帰をエアシリンダ21のセンサが検知するよう
になっている。
【0014】前記傾斜板64の中央には一対の支持板100
,100 が平行に立設され、これら支持板100 ,100 の
上部に反転アーム101 がその中央部を軸支102 を介して
回動自在に設けられている。その反転アーム101 は、先
端側下部に横板103 が一体に設けられて略T字形をな
し、先端側上部に操作レバー104 が設けられている。前
記横板103 の下部には前記各種菌容器66に対応してそれ
ぞれ円盤型の押圧プレート105 が配置され、この押圧プ
レート105 は、その中央上部に垂設した軸106 を横板10
3 に穿設した孔107 に挿通し、その軸107 には該押圧プ
レート105 を下方に付勢する弾圧ばね108 を設けるとと
もに、該軸107 の上端に装着したE形止め輪109 により
抜け止め装着されている。前記反転アーム101 の後端に
はロック機構であるロックレバー110 の上端が回動自在
に枢着され、このロックレバー110 の下端側には係合溝
111 が形成され、前記傾斜板64と反転アーム101 がほぼ
平行状態において前記係合溝111 が係合する係合軸112
が支持板100 ,100 間に設けられている。またこの支持
板100 ,100 間には反転アーム101 の後端側が当接する
回止め軸113 が設けられている。そして、これら挿入筒
67、反転アーム101 、押圧プレート105 およびロックレ
バー110 により装着装置114 が構成される。なお、図中
115 はカバーである。
【0015】次に本発明の主旨であるコンテナ位置決め
手段13について詳述する。このコンテナ位置決め手段13
は、機枠1の下方で移送コンベア2の下方に設けられ、
機枠1のフレーム131 に取り付けられた支持板132 にエ
アシリンダ14を設け、このエアシリンダ14の伸縮により
取付板133 を介して台板134 が上下動するようになって
いる。台板134 は移送始端側と移送後端側の2つのエア
シリンダ14によって駆動される。台板134 にはコンテナ
の移送方向に沿って所定間隔に4個のホルダ135 が取り
付けられ、このホルダ135 には両端部にガイド穴136 が
形成されている。そして、このガイド穴136 にストッパ
体12のガイド軸137 が挿通されストッパ体12はホルダ13
5 に対して上下動可能に構成される。そして一方のガイ
ド軸137にはスプリング138 が挿通されることによりス
トッパ体12は、ストッパ体12と台板134 との間に設けら
れたスプリング138 によって常時移送コンベア2の上方
に向かって付勢される。またストッパ体12はガイド軸13
7 の下端に固定されたリング139 によって上動位置が規
制される。
【0016】そして、このストッパ体12は、コンテナ9
内に収容される栽培容器8の移送方向の収納間隔(縦列
設置位置間隔)に対応して設けられ、コンテナ9の前端
部がストッパ体12に当接すると、栽培容器8は適正な種
菌接種位置Aに位置するように設定されている。そして
このストッパ体12の位置設定にあっては、ホルダ135と
台板134 を締付固定しているねじ140 を緩め、台板134
に形成された長穴141に沿ってホルダ135 を移動させる
ことにより、コンテナ9内に収容される栽培容器8の太
さ寸法や設置間隔に合わせてストッパ体12の位置及び間
隔を変更することが可能になっている。
【0017】また、ストッパ体12の高さ設定にあって
は、台板134 を昇降させるエアシリンダ14が収縮作動し
て台板134 が上昇した時には、ストッパ体12の上端部が
搬送コンベア2の搬送面から所定高さhだけ突出してコ
ンテナ9前端部に突き当たり搬送を停止するように設定
され、エアシリンダ15が伸長作動して台板134 が下降し
た時にはストッパ体12の上端部が搬送コンベア2の搬送
面から没してコンテナ9の搬送を妨げないように設定さ
れている。また、ストッパ体12の真上にコンテナ9の底
面が位置する時にエアシリンダ14が収縮作動して台板13
4 が上昇した場合、ストッパ体12と台板134 との間に設
けられたスプリング138 のコンテナ9側への付勢力は、
栽培容器8を収納したコンテナ9の重量よりも小さく設
定されているので、ストッパ体12は、コンテナ9の底面
に当接して移送コンベア2の搬送面より下側に位置し、
コンテナ9の搬送を妨げないようになっている。
【0018】ストッパ体12を昇降動作させる台板134
は、通常はエアシリンダ14によって上昇位置に維持され
ており、種菌供給が終了し、蓋が閉塞され、容器位置決
め装置15の容器位置決め部材23が復帰して栽培容器8の
首部11が開放されると、台板134 がエアシリンダ14によ
り下降し、図示しないタイマーによって所定時間後に再
び上昇するように構成されている。
【0019】次に上記構成につきその作用を説明する。
先ず、図14に示すように挿入筒67にそれぞれ種菌容器66
を挿入配置し、操作レバー104 を持って反転アーム101
を図14中、反時計回り方向に回動し、押圧プレート105
が種菌容器66底部に当接したら、さらに同方向に種菌容
器66を押圧するように回動する。この間反転アーム101
後端に枢着されたロックレバー110 は図14中、時計回り
方向に回動し、さらに反転アーム101 をほぼ傾斜板64と
平行位置まで回動すると、ロックレバー110 の自重によ
り係合軸112 に係合溝111 が係合して反転アーム101 は
時計回り方向の回動がロックされ、このロックにより押
圧プレート105 は弾性ばね108 の付勢によって種菌容器
66を挿入筒67に押圧して固定する。このように種菌容器
66を各挿入筒67に装着装置114 より一括して固定した
後、所定量の蓋7付きの栽培容器8を収納したコンテナ
9を移送コンベア2の前側に載置して図示しない始動ス
イッチを投入すると、移送コンベア2の駆動によってコ
ンテナ9は種菌接種対応位置Aに向かって移送され、か
つ各横列の栽培容器8が固定位置決め部材18間を通過
し、コンテナ位置決め手段13に向かって移送される。
【0020】コンテナ位置決め手段13は、最初は4つの
ストッパ体12が全て移送コンベア2の搬送面から突出し
た状態にあるので、移送されるコンテナ9は、移送最後
端側に位置する最初のストッパ体12aにコンテナ9の前
端部が突き当たり、位置決めされる。このコンテナ9が
位置決めされる位置は、コンテナ9に収容される最前列
に位置する1列目の栽培容器8aの種菌接種位置Aに相
当し、容器検知センサ10がこの種菌接種位置Aに到達し
た栽培容器8aの首部11を検知し、容器検知信号を出力
する。この検知信号に基づき移送コンベア2は停止し、
最前列の横一列の栽培容器8aは、適正な種菌接種位置
Aに位置決めされる。
【0021】この状態でコンテナ内の種菌接種位置の横
一列の栽培容器8はその蓋7の左右下面が固定挟着部材
32の挟着部32Aの上方に位置する。移送コンベアが停止
すると図3の一点鎖線に示すように容器用位置決め機構
15のエアシリンダ21が始動して摺動部材20を移動して可
動位置決め部材23の位置決め片24を栽培容器8の首部11
に当接し、図4に示すように位置決め片24の当接面24A
により栽培容器8のセンタを規制した状態で栽培容器8
を種菌接種位置に位置決め固定する。そのエアシリンダ
21のセンサからの信号により蓋開閉装置27のエアシリン
ダ33が始動し図9の一点鎖線に示すように該エアシリン
ダ33がストロークを残した状態で挟着杆35の滑り止め片
37が蓋7を押圧し、そのエアシリンダ33のセンサからの
信号によりエアシリンダ41が伸長し、両リンク片38,39
を介してリンクアーム29を回動し、この回動に伴ってエ
アシリンダ33がさらに収縮して挟着部32Aと滑り止め片
37との間に蓋7を挟着した状態で図6に示すように蓋開
放位置まで回動して蓋開放動作を終了する。このとき同
時にエアシリンダ41の収縮が第1,第2リンク片38,3
9、両リンクアーム29,53および連結杆52により種菌供
給筒57に伝えられ、種菌供給筒57は蓋開放動作に連動し
て図6に示すように容器直上対応位置に移動して種菌案
内筒93と栽培容器8とを連通可能とする。一方、前述し
た容器検知信号に基づきモータ88も一定時間駆動して掻
取杆81の回転により予め所定量の種菌bが掻取られ種菌
案内筒93の供給端に貯留している。この際、図11および
図12に示すように掻取杆81の回転時には挿入筒67と同体
的に種菌容器66も回転するとともに送り螺子杆73も回転
して掻取杆を容器形状に倣って上昇させる。この際、種
菌容器66の回動により押圧プレート105 も孔106 を中心
として回転するとともに、弾性ばね108 により押圧プレ
ート105 が種菌容器66底部を押圧した状態で種菌bが掻
取られ、掻取杆81の上昇に伴う種菌容器66の浮き上がり
が防止される。蓋開放完了がエアシリンダ41の蓋開放位
置センサ44で検知されると図7に示すようにエアシリン
ダ55が駆動して昇降体56がガイドレール54に沿って下降
して種菌供給筒57下端を栽培容器8の口部に挿入させる
とともに、この後蓋開放完了タイマー(図示せず)によ
り一定時間を計時すると図7に示すようにモータ99が駆
動してシャッタ94を開放させることにより種菌案内筒93
に貯留していた種菌bを種菌供給筒57で規制した状態で
最前列の各栽培容器8内に充填する。リミットスイッチ
Lの信号により図8に示すようにシャッタ94が閉塞し昇
降体56が上昇復帰し、この昇降体56を上昇するエアシリ
ンダ55のセンサからの信号によりエアシリンダ41が収縮
してリンクアーム29が回動し、取付板30が再び水平状態
に移動することによって挟着部32Aと滑り止め部材37と
に挟着された蓋7が閉塞され、同時に連結杆52およびリ
ンクアーム53を介して連結された種菌供給筒57は図8の
一点鎖線に示すように蓋閉塞動作に連動して容器非直上
対応位置に後退する。エアシリンダ41により取付板30が
蓋閉塞位置に復帰すると該エアシリンダ41のピストン42
の伸長を蓋閉塞センサ43が検知し、図9に示すようにエ
アシリンダ33が動作して挟着杆36の滑り止め部材37が短
時間で蓋7の上面を叩くように上下動に動作して蓋7上
方に復帰し、これにより蓋7を容器開口部に押し込め栽
培容器8を確実に密封する。
【0022】前記挟着杆35の動作を検知したエアシリン
ダ33からの蓋閉塞完了信号により容器用位置決め装置15
の可動位置決め部材18が復帰し、この可動位置決め部材
18の復帰信号により、コンテナ位置決め手段13のエアシ
リンダ14が伸長作動し、台板134 が下降してストッパ体
12が移送コンベア2の搬送面Sよりも低い高さまで下降
し、コンテナ9は再び移送が可能となる。この後、スト
ッパ体12の下降に合わせて移送コンベア2が再始動しコ
ンテナ9を前進させる。エアシリンダ14は、最前列の栽
培容器9aが種菌接種位置Aを通過するまで、下降を維
持し、2列目の栽培容器9bが種菌接種位置Aに到達す
る前に台板134が上昇するようタイマー設定されてい
る。こうして最前列の栽培容器9aが種菌接種位置Aを
外れると、2列目の栽培容器9bが種菌接種位置Aに到
達する前にエアシリンダ14が収縮作動し台板134 の上昇
にともなってストッパ体12が上昇する。この際、移送最
後端側のストッパ体12aは、コンテナ9の底面部に位置
しており、台板134 が上昇しても、このストッパ体12a
は、台板134 に対して下方にスプリング138 の付勢力に
抗して移動するので、スプロケット14aは、移送コンベ
ア2の搬送面から突出せずコンテナ9の搬送を妨げな
い。一方、この前方側に位置する他のストッパ体12b,
12c, 12dは、搬送コンベア2の搬送面から上方に突出
しており、移送されるコンテナ9は、移送後端側から2
番目のストッパ体12bにコンテナ9の前端部が突き当た
り、位置決めされる。このコンテナ9が位置決めされる
位置は、コンテナ9に収容される前から2列目の栽培容
器8bの種菌接種位置Aに相当し、容器検知センサ10が
この種菌接種位置Aに到達した栽培容器8bの首部11を
検知し、この検知信号に基づき、移送コンベア2は停止
し、2列目の横一列の栽培容器8bは、適正な種菌接種
位置Aに位置決めされ、この状態で前述と同様にこの
後、栽培容器8aの位置決め固定、蓋開放、種菌充填、
蓋閉塞の動作が行われる。つまり、本実施例では最前列
の栽培容器8aの種菌接種位置Aの位置決めには、移送
後端側のストッパ体12aが対応し、栽培容器8bにはス
トッパ体12b、栽培容器8cにはストッパ体12c、栽培
容器8dにはストッパ体12dが順次コンテナ9の前端部
に突き当たり、各栽培容器8を種菌接種位置Aに位置決
めするようになっている。そして、コンテナ9の前端部
が通過したストッパ体12は、コンテナ9の底面に位置
し、台板134 が上昇しても、付勢部材の付勢力に抗して
ストッパ体12は台板134 に対して下方に移動するので移
送コンベア2の搬送面Sから突出せず、コンテナ9の搬
送を妨げることなく通過を許し、コンテナ9の後端部が
通過すると、付勢部材であるスプリング138 の弾性復帰
によりストッパ体12が台板134 に対して上方に復帰し、
台板134 が上昇すると再び搬送面Sから突出するもので
ある。こうして栽培容器8が種菌接種位置Aに到達する
と、機枠1の種菌接種位置Aの移送始端に位置して設け
られた蓋開閉装置13により栽培容器8の蓋7が開放さ
れ、種菌供給装置14により所定量の種菌が栽培容器8内
に供給された後、蓋開閉装置13により蓋7が閉塞される
一連の種菌接種工程が順次列単位でコンテナ9の移送方
向に対して横一列で同時に行われるようなっている。そ
して、コンテナ9内の全ての栽培容器8に対する根付け
を完了した後、移送コンベア2の後側からコンテナ9を
搬出するものである。
【0023】このように、本実施例においては、複数個
の栽培用の容器8を収容したコンテナ9を移送する移送
コンベア2と、種菌接種位置Aに移送された容器8の蓋
7を開閉する蓋開閉装置27と、この蓋開閉装置27により
蓋7が開放された容器8に種菌を供給する種菌供給装置
49とを有するきのこ種菌接種装置における搬送装置であ
って、容器8郡を複数列に整列させて収容したコンテナ
9を搬入側から供給し、かつ容器8を横一列単位で間欠
移送しつつ搬出側へとコンテナ9を搬送する移送コンベ
ア2と、移送コンベア2の下方に設置され、コンテナ9
の前端部を位置決め停止するコンテナ位置決め手段13と
を設け、また、コンテナ位置決め手段13には、移送コン
ベア2の移送方向に沿い、コンテナ9内に収容される容
器8の縦列設置位置間隔に合わせて複数設けられ、かつ
前記移送コンベア2の搬送面Sに対して上下方向に出没
可能なストッパ体12を設け、また、コンテナ位置決め手
段13は、移送コンベア2の下方に、昇降駆動手段14によ
り上下方向に移動可能な台板134 を設け、この台板134
上に、移送コンベア2の移送方向に沿い、コンテナ9内
に収容される容器8の縦列設置位置間隔に合わせて複数
設けられ、かつ台板134 に対して上下方向に移動可能な
ストッパ体12を設け、かつストッパ体12を移送コンベア
2の上方に向かって常時付勢する付勢部材138 を設けた
ものであるから、ストッパ体12にそれぞれ駆動源を設け
ることなく、これらストッパ体12が取り付けられた台板
134 を昇降動作させることにより少ない駆動源でコンテ
ナ9内に収容される栽培容器8を適正な種菌接種位置A
に位置決め停止することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、コンテナ位置決め手段13は、各ス
トッパ体12にそれぞれ個別にエアシリンダ等から成る昇
降駆動手段を設けてこれらのストッパ体12を、移送コン
ベア2の搬送面Sから出没可能に設け、移送コンベア2
の搬送面Sから突出したストッパ体12によりコンテナ9
を所望停止位置位置決め停止するよう構成してもよ
い。
【0025】また、ストッパ体12を移送コンベア2の上
方に向かって常時付勢する付勢部材は、本発明において
はスプリング138 を設けていたが、板ばねやゴム等の弾
性材を用いたり、弾性材に限らず、例えばおもり等の荷
重や部材の自重等によってストッパ体12を上方へ付勢す
るようなものであってもよい。また、本実施例では、き
のこ栽培における栽培容器8への種菌の供給を行うきの
こ種菌接種装置について説明したが、この分野に限らず
例えば、ガラス瓶やプラスチックから成る容器を複数列
に整列させてコンテナ内に収納し、このコンテナを間欠
移送して所望停止位置に容器を移送する搬送装置にも適
用可能である。また、ストッパ体12あるいは台板134 を
昇降駆動する昇降駆動手段14はエアシリンダに限らずソ
レノイドやモータから成るものであってもよい。また、
カム機構等を用いて昇降させるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、容器郡を複数列に整列させて
収容したコンテナを搬入側から供給し、かつ前記容器
横一列単位で間欠移送しつつ搬出側へとコンテナを搬送
する移送コンベアと、前記移送コンベアの下方に設置さ
れ、前記コンテナの前端部を位置決め停止するコンテナ
位置決め手段とを設け、前記コンテナ位置決め手段に
は、前記移送コンベアの移送方向に沿い、前記コンテナ
内に収容される前記容器の縦列設置位置間隔に合わせて
複数設けられ、かつ前記移送コンベアの搬送面に対して
上下方向に出没可能なストッパ体を設けたのでコンテナ
内に収容される容器を所望停止位置に確実に位置決めす
るようコンテナが位置決めされるものである。また、
数個の栽培容器を複数列に整列させて収容したコンテナ
を搬入側から供給し、かつ前記栽培容器を横一列単位で
間欠移送しつつ搬出側へとコンテナを搬送する移送コン
ベアと、種菌接種位置に移送された前記栽培容器の蓋を
開閉する蓋開閉装置と、この蓋開閉装置により蓋が開放
された前記栽培容器に種菌を供給する種菌供給装置とを
有するきのこ種菌接種装置における搬送装置であって、
前記移送コンベアの下方に設置され、前記コンテナの前
端部を位置決め停止するコンテナ位置決め手段とを設
け、前記コンテナ位置決め手段には、前記移送コンベア
の移送方向に沿い、前記コンテナ内に収容される前記栽
培容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数設けられ、か
つ前記移送コンベアの搬送面に対して上下方向に出没可
能なストッパ体を設けたので、きのこ栽培における種菌
接種装置においては、コンテナ内に収容される栽培容器
を、適正な種菌接種位置に位置決めするようコンテナが
位置決めされるので、この種菌接種位置での蓋開閉動
作,種菌供給作業が円滑かつ確実に行えるものである。
また、前記コンテナ位置決め手段は、前記移送コンベア
の下方に、昇降駆動手段により上下方向に移動可能な台
板を設け、前記台板上に、前記移送コンベアの移送方向
に沿い、前記コンテナ内に収容される前記容器または前
記栽培容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数設けら
れ、かつ前記台板に対して上下方向に移動可能なストッ
パ体を設け、かつ前記ストッパ体を前記移送コンベアの
上方に向かって常時付勢する付勢部材を設けたので、各
ストッパ体に個々に昇降駆動源を用いることなく、簡単
な構成にして、コンテナの位置決めが可能となり、容器
または栽培容器を適正な所望停止位置で位置決め停止さ
せることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す容器位置決め状態の平
断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図6】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図7】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図8】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図9】本発明の一実施例を示す蓋開閉装置の要部の断
面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す背面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す掻取杆の回転並びに
移動状態の断面図である。
【図12】本発明の一実施例を示す掻取杆の回転並びに
移動状態の断面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置
の断面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置
の断面図である。
【図15】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置
の斜視図である。
【図16】本発明の要部を示す側面図である。
【図17】本発明の要部を示す正面図である。
【図18】本発明の要部を上面から見た図である。
【図19】本発明の要部を下面から見た図である。
【図20】本発明の搬送装置の動作を示す図である。
【図21】本発明の搬送装置の動作を示す図である。
【図22】本発明の搬送装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
2 移送コンベア 7 蓋 8 栽培容器(容器) 9 コンテナ 12 ストッパ体 13 コンテナ位置決め手段 14 エアシリンダ(昇降駆動手段) 27 蓋開閉装置 49 種菌供給装置 134 台板 138 スプリング(付勢部材) A 種菌接種位置(所望停止位置) b 種菌 S 搬送面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器郡を複数列に整列させて収容したコ
    ンテナを搬入側から供給し、かつ前記容器を横一列単位
    間欠移送しつつ搬出側へとコンテナを搬送する移送コ
    ンベアと、前記移送コンベアの下方に設置され、前記コ
    ンテナの前端部を位置決め停止するコンテナ位置決め手
    段とを設け、前記コンテナ位置決め手段には、前記移送
    コンベアの移送方向に沿い、前記コンテナ内に収容され
    る前記容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数設けら
    れ、かつ前記移送コンベアの搬送面に対して上下方向に
    出没可能なストッパ体を設けたことを特徴とする搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 複数個の栽培容器を複数列に整列させて
    収容したコンテナを搬入側から供給し、かつ前記栽培容
    器を横一列単位で間欠移送しつつ搬出側へとコンテナを
    搬送する移送コンベアと、種菌接種位置に移送された前
    栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、この蓋開閉装
    置により蓋が開放された前記栽培容器に種菌を供給する
    種菌供給装置とを有するきのこ種菌接種装置における搬
    送装置であって、前記移送コンベアの下方に設置され、
    前記コンテナの前端部を位置決め停止するコンテナ位置
    決め手段を設け、前記コンテナ位置決め手段には、前記
    移送コンベアの移送方向に沿い、前記コンテナ内に収容
    される前記栽培容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数
    設けられ、かつ前記移送コンベアの搬送面に対して上下
    方向に出没可能なストッパ体を設けたことを特徴とする
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ位置決め手段は、前記移送
    コンベアの下方に、昇降駆動手段により上下方向に移動
    可能な台板を設け、前記台板上に、前記移送コンベアの
    移送方向に沿い、前記コンテナ内に収容される前記容器
    または前記栽培容器の縦列設置位置間隔に合わせて複数
    設けられ、かつ前記台板に対して上下方向に移動可能な
    ストッパ体を設け、かつ前記ストッパ体を前記移送コン
    ベアの上方に向かって常時付勢する付勢部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の搬送装
    置。
JP6173567A 1994-06-30 1994-06-30 搬送装置 Expired - Fee Related JP3063065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173567A JP3063065B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173567A JP3063065B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0812069A JPH0812069A (ja) 1996-01-16
JP3063065B2 true JP3063065B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=15962957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6173567A Expired - Fee Related JP3063065B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063065B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299089A (ja) * 2000-04-18 2001-10-30 Ogiwara Seiki Kk 栽培瓶の移載装置
JP2016050080A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 有限会社三笠エンジニアリング 搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0812069A (ja) 1996-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101497142B1 (ko) 로봇을 이용한 포장용 이송 시스템
TWI589489B (zh) 容器供給裝置
JP3063065B2 (ja) 搬送装置
KR101005317B1 (ko) 무인차량 적재 로봇 시스템
JP2661625B2 (ja) きのこ種菌接種装置
JP2661624B2 (ja) きのこ種菌接種装置
JPH0776330A (ja) 採血管などの自動供給装置
JPH11208606A (ja) スタンディングパウチ箱詰装置
KR100344031B1 (ko) 종균접종장치의종균용기공급기구
JP3888770B2 (ja) きのこ種菌接種機
JP2757694B2 (ja) きのこ種菌接種装置
JPS5937111A (ja) 瓶の箱詰め装置
JPH072481B2 (ja) 化粧料等の充填・包装装置
JP2984145B2 (ja) きのこ種菌接種機に用いる種菌接種機構
JP3206903B2 (ja) きのこ種菌接種機
JP2684646B2 (ja) きのこ種菌接種装置
JPH04112725A (ja) きのこ種菌接種装置
JP2006306585A (ja) 物品移載装置
JPH04112726A (ja) きのこ種菌接種装置
JPH10178889A (ja) きのこ種菌接種機
JPS6246434B2 (ja)
JP3628284B2 (ja) 飲料容器用把手装着装置
JP4219059B2 (ja) 物品移送装置
JPH0530854A (ja) きのこ種菌接種装置
JPH04169129A (ja) きのこ種菌接種装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees