JPH0530854A - きのこ種菌接種装置 - Google Patents

きのこ種菌接種装置

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JPH0530854A
JPH0530854A JP3188709A JP18870991A JPH0530854A JP H0530854 A JPH0530854 A JP H0530854A JP 3188709 A JP3188709 A JP 3188709A JP 18870991 A JP18870991 A JP 18870991A JP H0530854 A JPH0530854 A JP H0530854A
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JP
Japan
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container
inoculum
lid
seed
spawn
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JP3188709A
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Inventor
Masao Kondo
政男 近藤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種菌容器を逆さに装着するきのこ種菌接種装
置の装着装置において、種菌容器の交換作業性の向上
と、種菌容器の安定した固定を図る。 【構成】 種菌容器66の底部を押圧して挿入筒67に固定
する押圧プレート105 を反転アーム101 の先端側に設け
る。この反転アーム101 をフレーム体63側に軸102 にて
回動自在に設け、また反転アーム101 の後端側に種菌容
器66の固定状態で反転アーム101 の回動をロックするロ
ックレバー110 を設ける。そして、反転アーム101 を回
転して種菌容器66の底部に押圧プレート105 を押圧し、
この状態で反転アーム101 の回動をロックして複数の種
菌容器66を同時に挿入筒67に固定することができ、また
逆にロックを解除して種菌容器66を取り外すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はきのこ種菌接種装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は、ターンテーブル
と、蓋開放装置と、蓋開閉装置と、種菌充填装置と、供
給コンベヤと、搬出コンベヤとを備えており、きのこ種
菌の根付けに際し、菌床が収納され蓋で密封された複数
の栽培容器を作業者がコンテナから1個ずつ取り出して
供給コンベヤに供給する。これにより、ターンテーブル
上に供給された栽培容器が円周に沿って移動する過程に
おいて先ず蓋開閉装置により蓋が開放され、次いで種菌
接種装置により栽培容器内に種菌が充填され、この後蓋
閉塞装置により蓋による密閉が行われ、搬出コンベヤに
て搬出される。このようにして搬出された栽培容器を作
業者が1個ずつコンテナに収納し、所定量を収納したコ
ンテナを栽培棚に格納するものである。しかし、この装
置においては作業者が栽培容器をコンテナから1個ずつ
供給コンベヤに供給し、かつ根付けされた栽培容器を搬
出コンベヤから1個ずつコンテナに収納しなければなら
ず作業効率が悪いという問題があった。そこで、栽培容
器を収納したコンテナを供給コンベヤにより種菌接種対
応位置に供給することによりコンテナに収容された状態
で栽培容器に種菌が充填されるようにしたものが特開平
1−174311号公報等で提案されている。これは供
給コンベヤによりコンテナを種菌接種対応位置に供給
し、コンテナ内の複数の栽培容器に対し、蓋開放、種菌
充填装置、蓋閉塞を順次行い、この後コンテナを搬出コ
ンベヤにより搬出するものであり、コンテナから栽培容
器を1個ずつ出し入れする作業を省略することができる
ようにしたものである。
【0003】上述した各種タイプのきのこ種菌接種装置
に使用される種菌充填装置は、特開昭63−25851
9号公報等に開示されているように種菌を収納した種菌
容器を逆さにして本体フレームに装着し、この種菌容器
内の種菌を掻出して栽培容器内に充填するようにしてお
り、前記種菌容器は本体フレームに設けられた装着筒に
板ばね等を介して装着するものや、装着筒の軸線上を進
退するクランプ等の締め具によって種菌容器の底部を押
さえるようにして装着するものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、コンテナに収納した複数の栽培容器に対し、蓋開
放、種菌充填、蓋閉塞を順次行うことにより、種菌接種
作業の効率向上と自動化を図ることができる。ところ
で、このように作業効率が向上し種菌充填作業が高速化
されると、それに伴い種菌を供給する種菌容器の交換を
頻繁におこなわなければならなくなり、この手作業で行
われる種菌容器の交換作業により装置の稼働率の低下を
招くという問題が生じ、従来の装着筒に板ばね等を設け
たものでは、種菌容器から種菌を掻出す際に種菌容器に
浮き上りが生じ固定状態が不安定になり易く、また、ク
ランプを用いたものではその締め付け作業が繁雑になり
易く種菌容器の交換作業に時間がかかるという問題があ
った。
【0005】そこで本発明は種菌容器の交換作業が容易
で、種菌容器を安定して固定することができるきのこ種
菌接種装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は複数個の栽培容
器を収納したコンテナを移送する移送コンベヤと、種菌
接種位置に移送された前記栽培容器の蓋を開閉する蓋開
閉装置と、複数個の種菌容器を逆さに装着する装着装置
と、前記種菌容器内の種菌を蓋開放状態の栽培容器に充
填する種菌充填装置とを本体フレームに装備したきのこ
種菌接種装置において、前記装着装置は種菌容器の首部
を挿入する挿入筒と、各種菌容器の底部を押圧して該種
菌容器を前記挿入筒に固定する押圧プレートと、これら
複数の押圧プレートを先端側に有し前記本体フレーム側
に回動自在に枢着した反転アームと、この反転アームの
後端側に設けられ前記種菌容器固定状態で反転アームの
回動をロックするロック機構とを備えてなるものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成によって、種菌容器の交換に際して、
新しい種菌容器の首部を挿入筒に挿入し、反転アームを
回転して種菌容器の底部に押圧プレートを押圧し、この
状態で反転アームの回動をロックして種菌容器を挿入筒
に固定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0009】図1乃至図16に示すように本体フレームで
ある機枠1の略全長にわたり移送コンベヤ2が設けられ
ている。この移送コンベヤ2は図示しない操作スイッチ
により始動、停止が可能であると共に、後述する容器検
出信号により停止し、かつ蓋閉塞完了信号により始動す
るようになっている。また、移送コンベヤ2は機枠1の
移送始端側に複数の従動スプロケット3が軸支され、移
送終端側に複数の駆動スプロケット4が軸支され、各ス
プロケット3,4間にエンドレスのチェーン5が平行に
渡されており、前記駆動スプロケット4にはモータ6か
らの回転力が伝達されるようになっている。そして、菌
床が収納され蓋7が密封された栽培容器8を例えば縦列
4個、横例4個収容したプラスチック製のコンテナ9を
移送始端側における移送コンベヤ2のチェーン5上に載
せ、移送コンベヤ2を始動させるとチェーン5の走行に
よってコンテナ9を移送終端に向かって移送できるよう
になっている。
【0010】機枠1の略中央には栽培容器8が適正な種
菌接種位置に到達したことを検知する光電スイッチ等か
らなる容器検知センサ10が栽培容器8の首部11の高さに
対応して設けられており、また機枠1の右側長手方向に
は種菌接種対応位置のコンテナ9の右側部に対応して長
板状の固定位置決め部材12が固設され、機枠1の左側長
手方向にはコンテナ9の左側部に対応する位置で長板状
の可動位置決め部材13が進退可能に設けられ、この可動
位置決め部材13は複数のエアシリンダ14によってコンテ
ナ9の左側部に向かって進退動作するようになってい
る。また、前記容器検知センサ10からの検知信号に基づ
き移送コンベヤ2が停止し、可動位置決め部材13が進退
動作する。
【0011】機枠1の略中央には前記容器検知センサ10
で検知された横一列の栽培容器8をセンタを出すように
一括して位置決め固定するセンタ規整装置15が設けられ
ている。これは左右方向に水平に配置した位置決め固定
板16の両側に昇降杆17を垂設し、この昇降杆17を機枠1
に設けられたガイド筒18により案内し、左右の昇降杆17
の下端を連結した連結板19をモータ20のクランクアーム
21と連係させたものであり、位置決め固定板16には横一
列の各栽培容器8に対応して4個の円形状のセンタ規整
孔22が設けられ、このセンタ規整孔22の周面には上方に
向かって径小になるテーパー壁面23が形成されている。
この場合、センタ規整孔22の縦巾を大にするため位置決
め固定板16の下面にリング22Aを固設している。また、
センタ規整孔22は蓋7より径大に成されていると共に栽
培容器8の胴部11Aより径小に形成されて栽培容器8の
弯曲状肩部11Bに嵌装するようになっている。前記モー
タ20は前記容器検知信号により始動し、位置決め固定板
16が肩部11Bに嵌装することにより昇降杆17に取付けた
突部24がリミットスイッチ25を動作し、このスイッチ信
号によりモータ20を停止し、後述する蓋閉塞完了信号に
よって位置決め固定板16を復帰するようになっている。
尚、前記昇降杆17,ガイド筒18, 連結板19,モータ20及
びクランクアーム21により昇降装置17Aが構成される。
【0012】機枠1には前記センタ規整装置15の移送始
端側の側部に位置して蓋開閉装置26が設けられている。
これは機枠1の左右に立設した各支持板27の上部にV字
形のリンクアーム28の中心が軸支され、各リンクアーム
28の上端には取付板29の一端が略直交方向に向けて固設
され、左右取付板29間には駆動軸30と従動軸31が所定間
隔を置いて平行に渡されて枢支され、各軸30, 31には横
一列の栽培容器8の蓋7に対応して蓋挟付爪32, 33の基
端部が固設されている。この蓋挟付爪32, 33の先端内面
には蓋7の周鍔部7Aが嵌合する凹部34が形成されてい
ると共に駆動軸30側の4個の蓋挟付爪32と従動軸31側の
4個の蓋挟付爪33はそれぞれ連結杆35により連結されて
いる。前記各軸30, 31の両端には相互に噛合する同一な
駆動ギヤ36と従動ギヤ37が固設されている。前記右側の
取付板29にはエアシリンダ38が固設されていると共に、
この取付板29から突出した駆動軸30の端部にはI字形の
リンクアーム39の一端が固設され、このリンクアーム39
の他端には前記シリンダ38のピストン38Aが枢支されて
連結されている。一方、各リンクアーム28の下端には昇
降杆40の上端が枢支されて連結され、この昇降杆40の下
端が軸受41を介して左右方向に軸支された回転軸42の両
端とクランクアーム43を介して連結され、この回転軸42
にはモータ44の回転力が伝達されている。そして、モー
タ44の駆動による昇降杆40の上下動によってリンクアー
ム28を介して取付板29が回動して蓋挟付爪32, 33を蓋閉
塞位置と蓋開放位置とに移動するものであり、エアシリ
ンダ38の動作によりリンクアーム39を介して駆動軸30が
所定角度回転し、ギヤ36, 37を介して蓋挟付爪32, 33を
蓋挟付位置と蓋解除位置とに移動するものである。ま
た、回転軸42には昇降杆40の上昇端でリミットスイッチ
45を動作する突部46および下降端でリミットスイッチ47
を動作する突部48が設けられている。
【0013】機枠1には前記センタ規整装置15の移送終
端側の側部に位置して種菌充填装置49が設けられてい
る。これは機枠1の左右に前後方向に向かうレール50を
配設しており、このレール50に沿って供給筒取付板51が
前後方向に進退可能になっている。供給筒取付板51の左
右側端上部には連結杆52の一端が枢支されて連結され、
この連結杆52の他端には前記リンクアーム28と同軸でか
つ同体的に回動するリンクアーム53の端部が枢支されて
連結されている。供給筒取付板51上面には2本の垂直な
ガイドレール54およびエアシリンダ55が設けられ、この
エアシリンダ55の動作によって平板状の昇降体56がガイ
ドレール54に沿って上下動するようになっている。昇降
体56には横一列の栽培容器8に対応する4個の種菌供給
筒57が垂直に固設されている。種菌供給筒57は本体58が
漏斗形状をなして一側上端に飛散防止壁59を突設し、そ
の下端60は容器口に挿入可能な幅寸法で下方に向かって
拡大するテーパ状周壁部により形成されている。このよ
うにして、レール50および連結杆52によって、蓋開放動
作に連動して種菌供給筒57を容器直上対応位置に移動し
蓋閉塞動作に連動して容器非直上対応位置に移動する供
給筒位置合わせ手段61を構成し、ガイドレール54、エア
シリンダ55、昇降体56によって、容器対応状態において
種菌供給筒57を容器口に挿入する供給筒挿入手段62を構
成している。また、種菌充填装置49は機枠1に固定され
た本体フレームを構成するフレーム体63を有し、このフ
レーム体63の上部斜面板64には横一列の栽培容器8に対
応する4個の孔65が形成され、各孔65にはきのこ種菌b
を収納した種菌容器66を装着する挿入筒67が軸方向を傾
斜させて回転可能に配設されている。この挿入筒67は倒
立条件の種菌容器66の首部66Bが挿入する径小筒67Bと
肩部66Cが当接するテーパ部67Cとを有し、後述する装
着装置によって種菌容器66が挿入筒67に着脱自在に固定
される。各挿入筒67には相互に噛合する同一のギヤ68が
固設され、一端側のギヤ68にはモータ69により回転する
駆動ギヤ70が噛合しており、モータ69の駆動により駆動
ギヤ70の回転力が各ギヤ68に順々に伝達し、隣り合う挿
入筒67が種菌容器66と同体的に相互に逆方向に回転する
ようになっている。フレーム体63の後側下部には前記上
部斜面板64と平行な受板71が左右方向に向けて配設され
ており、この上部斜面板64と受板71間には左右一対のレ
ール72が渡されて固設されていると共に中央には送り螺
子杆73が回転可能に渡されて支持されている。前記上部
斜面板64の下部にはモータ74が設けられ、このモータ74
の回転力がチェーン75、スプロケット76を介して送り螺
子杆73に伝達している。前記レール72には昇降板77が摺
動可能に設けられていると共に昇降板77に設けられた雌
螺子筒78と送り螺子杆73との螺合によって送り螺子杆73
の正逆回転により昇降するようになっている。昇降板77
には左右一対の平行リンクアーム79の基端が枢着され、
この平行リンクアーム79の先端が横板80に枢着され、こ
の横板80には各挿入筒67に対応して掻取杆81が軸受82を
介して軸支されている。この掻取杆81は挿入筒67と同軸
に設けられ、この上端にV字形の掻取爪83が形成されて
いる。フレーム体63の一側にはカム板84が縦向に固設さ
れており、このカム板84には種菌容器66の形状に倣った
カム面85を有し、種菌容器66の胴部66Aに合う直線カム
面85Aと首部66Bに合う直線カム面85Bと肩部66Cに合
う弯曲カム面85Cとを設けている。前記横板80の側端に
はローラ86が回転可能に軸支され、平行リンクアーム79
をカム板84側に付勢するバネ87によってローラ86をカム
面85に圧接している。また、横板80にはモータ88が設け
られ、このモータ88の回転力がチェーン89および駆動ス
プロケット90と各掻取爪83の下端に固設された従動スプ
ロケット91とにより各掻取爪83に伝達されるようになっ
ている。フレーム体63の前側に固設された受板92には各
挿入筒67の下口部と種菌供給筒57の上口部を連通可能な
4個の種菌案内部材たる種菌案内筒93が垂直に固設さ
れ、各種菌案内筒93の下口部を開閉する各シャッタ94の
基部を一体化した連接杆95がフレーム体63に軸支され、
この連接杆95の一端にリンクアーム96が固設され、この
リンクアーム96には連結杆97、リンクアーム98を介して
モータ99の回転力が伝達されるようになっている。この
モータ99は前記種菌供給筒57の下降後駆動してシャッタ
94を開くと共に、前記モータ88による掻取杆81の回転は
シャッタ94の閉塞状態において一定時間行うようになっ
ている。また、シャッタ94の開放をリミットスイッチL
で検知するようにしている。そして、この掻取杆81の回
転時には各装着筒67の回転と掻取杆81の上昇も行われ、
掻取杆81はこの上昇に連動してカム面85に沿う軌跡に従
い種菌容器66のセンタからこの形状に倣って側方へと移
行するようになっている。また、掻取杆81は上昇端に達
した時点で下降端まで復帰する。
【0014】前記傾斜板64の中央には一対の支持板100
, 100が平行に立設され、これら支持板100 , 100 の上
部に反転アーム101 がその中央部を支軸102 を介して回
動自在に設けられている。その反転アーム101 は、先端
側下部に横板103 が一体に設けられて略T字形をなし、
先端側上部に操作レバー104 が設けられている。前記横
板103 の下部には前記各種菌容器66に対応してそれぞれ
円盤型の押圧プレート105 が配置され、この押圧プレー
ト105は、その中央上部に垂設した軸106 を横板103 に
穿設した孔107 に挿通し、その軸107 には該押圧プレー
ト105 を下方に付勢する弾圧ばね108 を設けるととも
に、該軸107 の上端に装着したE形止め輪109 により抜
け止め装着されている。前記反転アーム101 の後端には
ロック機構であるロックレバー110 の上端が回動自在に
枢着され、このロックレバー110 の下端側には係合溝11
1 が形成され、前記傾斜板64と反転アーム101 がほぼ平
行状態において前記係合溝111 が係合する係合軸112 が
支持板100 , 100 間に設けられている。まここの支持板
100 , 100 間には反転アーム101 の後端側が当接する回
止め軸113 が設けられている。そして、これら挿入筒6
7、反転アーム101 、押圧プレート105 およびロックレ
バー110 により装着装置114 が構成される。なお、図中
115 はカバーである。
【0015】次に上記構成につきその作用を説明する。
先ず、図2に示すように挿入筒67にそれぞれ種菌容器66
を挿入配置し、操作レバー104 を持って反転アーム101
を図2中反時計回り方向に回動し、押圧プレート105 が
種菌容器66底部に当接したら、さらに同方向に種菌容器
66を押圧するようにして回動する。この間反転アーム10
1 後端に枢着されたロックレバー110 は図2中時計回り
方向に回動し、さらに反転アーム101 をほぼ傾斜板64と
平行位置まで回動すると、ロックレバー110 の自重によ
り係合軸112 が係合溝111が係合して反転アーム101 の
時計回り方向の回動がロックされ、このロックにより押
圧プレート105 は弾圧ばね108 の付勢によって種菌容器
66を挿入筒67に押圧して固定する。このように種菌容器
66を各挿入筒67に装着装置114 により一括して固定した
後、所定量の蓋7付きの栽培容器8を収容したコンテナ
9を移送コンベヤ2の前側に載置して図示しない始動ス
イッチを投入すると、移送コンベヤ2の駆動によってコ
ンテナ9は種菌接種対応位置に向かって移送され、最前
列の栽培容器8が種菌接種位置に達すると容器検知セン
サ10が栽培容器8の首部11を検知し、検知信号を出力す
る。この検知信号に基づき移送コンベヤ2が停止し、同
時に図9のようにエアシリンダ14によって可動位置決め
部材13が短時間で進退することにより、可動位置決め部
材13と固定位置決め部材12との間にコンテナ9の左右側
部を挟み付けてコンテナ9のオーバーランを防止する。
同時に図8の一点鎖線を示すようにモータ20も駆動して
昇降杆17を下降させ位置決め固定板16のセンタ規整孔22
を最前列の栽培容器8の各肩部11Bに嵌装してセンタを
規整した状態で栽培容器8を種菌接種位置に位置決めし
て固定する。次にリミットスイッチ25の信号により図10
の実線に示すようにモータ44が駆動し昇降杆40が上昇し
てリンクアーム28を介し取付板29が水平状態に移動する
ことにより蓋挟付爪32, 33は各蓋7の前後に位置した状
態になる。このとき供給筒取付板51も応動して種菌供給
筒57が栽培容器8直上位置から逃避する。また、リミッ
トスイッチ45の信号により図10の一点鎖線に示すように
エアシリンダ38が作動し、駆動軸30を所定角度回転し、
ギヤ36, 37を介して従動軸31も同角度回転することによ
り両蓋挟付爪32, 33は内方に向かって回動し蓋7を挟着
する。次に図11に示すようにモータ44の逆回転により昇
降杆40が下降して取付板29が略垂直状態まで移動し蓋開
放動作を完了する。このとき供給筒取付板51も応動して
種菌供給筒57が栽培容器8直上位置まで移動して種菌案
内筒93と容器8とを連通可能にする。一方、前述した容
器検知信号に基づきモータ88も一定時間駆動して掻取杆
81の回転により予め所定量の種菌bが掻取られ種菌案内
筒93の供給端に貯留している。この際、図15及び図16に
示すように掻取杆81の回転時には装着筒67と同体的に種
菌容器66も回転すると共に送り螺子杆73も回転して掻取
杆81を容器形状に倣って上昇させる。この際、種菌容器
66の回転により押圧プレート105も孔106 と中心として
回転するとともに、弾性ばね108 により押圧プレート10
5が種菌容器66底部を押圧した状態で種菌bが掻取ら
れ、掻取杆81の上昇に伴う種菌容器66の浮き上がりが防
止される。蓋開放完了がリミットスイッチ47で検知され
ると図12に示すようにエアシリンダ55が駆動して昇降体
56がガイドレール54に沿って下降して種菌供給筒57下端
を栽培容器8の口部に挿入させると共に、この後蓋開放
完了後タイマー(図示せず)により一定時間を計時する
と図13に示すようにモータ99が駆動してシャッタ94を開
放させることにより種菌案内筒93に貯留している種菌b
を種菌供給筒57で規整した状態で最前列の各栽培容器8
内に充填する。リミットスイッチLの信号により図14に
示すようにシャッタ94が閉塞し昇降体56が上昇復帰する
と共に取付板29が再び水平状態に移動することによって
蓋挟付爪32, 33に挟着された蓋7が栽培容器8に閉塞さ
れ、駆動軸30の逆回転によって蓋挟付爪32, 33が外方に
向かって回動して蓋7を解除し、この状態で取付板29が
略垂直状態に移動して蓋挟付爪32, 33を復帰する。この
復帰を検知したリミットスイッチ47からの蓋閉塞完了信
号によりモータ20が駆動して昇降杆17を上昇させ位置決
め固定板16を復帰し、この後移送コンベヤ2が再始動し
コンテナ9を前進させ、これにより二列目の栽培容器8
が容器検知センサ10によって検知されると前述の動作と
同様に移送コンベヤ2の停止と可動位置決め部材13の進
退動作が行われてコンテナ9が停止し、この後栽培容器
8のセンタ規整、蓋開放、種菌充填、蓋閉塞の動作が行
われる。このようにして一列単位で種菌の接種を行って
コンテナ9内の全ての栽培容器8に対する根付けを完了
した後移送コンベヤ2の後側からコンテナ9を搬出する
ものであり、所定量のコンテナ9の根付けを終了して種
菌容器66内の種菌bが全て掻出されたら、ロックレバー
110 の係合溝111を係合軸113 から取り外してロックを
解除し、反転アーム101 を図1中時計回り方向に回動
し、反転アーム101 の後端側が回止め軸113 に当接して
回り止めされるまで回動し、このように挿入筒67の上部
が完全に開放された状態で空になった種菌容器66を取り
外し、新しい種菌容器66と交換して作業を続行する。
【0016】このように本実施例においては、複数個の
栽培容器8を収納したコンテナ9を移送する移送コンベ
ヤ2と、種菌接種位置に移送された栽培容器8の蓋7を
開閉する蓋開閉装置26と、複数個の種菌容器66を逆さに
装着する装着装置と、種菌容器66内の種菌bを蓋開放状
態の栽培容器8に充填する種菌充填装置49とを本体フレ
ームに装備したきのこ種菌接種装置において、装着装置
114 は種菌容器66の首部66Aを挿入する挿入筒67と、各
種菌容器66の底部を押圧して該種菌容器66を挿入筒67に
固定する押圧プレート105 と、これら複数の押圧プレー
ト105 を先端側に有し本体フレームであるフレーム体63
側に回動自在に枢着した反転アーム101と、この反転ア
ーム101 の後端側に設けられ前記種菌容器66の固定状態
で反転アーム101 の回動をロックするロック機構たるロ
ックレバー110 とを備えてなるものであるから、種菌容
器66の首部66Aを挿入筒67に挿入し、反転アーム101 を
回転して種菌容器66の底部に押圧プレート105を押圧
し、この状態で反転アーム101 の回動をロックして種菌
容器66を挿入筒67に固定し、また逆にロックを解除して
種菌容器66を取り外すことができ、これにより複数の種
菌容器66を短時間に簡単に交換することができるととも
に、押圧プレート105 の押圧によって種菌容器66を安定
して固定することができる。また、反転アーム101 を回
動自在に設けることにより、反転アーム101 が回止め軸
113 に当接して回り止めされるまで回動し、このように
挿入筒67の上部が完全に開放された状態でスムーズに種
菌容器66の交換を行うことができ、交換作業の効率化が
図れる。
【0017】また、実施例上の効果として、反転アーム
101 の後端に枢着したロックレバー110 は、種菌容器66
固定位置まで反転アーム101 を回動すると、自重により
係合軸112 に係合溝111 が係合して反転アーム101 の回
動をロックするよう構成しているから、反転アーム101
の回転操作により種菌容器66の固定とこの固定を行う反
転アーム101 の回動ロックを同時に行うことができ、種
菌容器66の装着を容易に行うことができる。さらに、押
圧プレート105を軸107 にて回動自在に設けているか
ら、回転する種菌容器66とともに押圧プレート105 が回
転し種菌容器66を安定して押圧することができ、また、
押圧プレート105 により掻取杆81の上昇に伴う種菌容器
66の浮き上がりを防止し、かつ弾性ぱね108 により種菌
容器66を挿入筒67に一定の押圧力によって押圧し良好な
固定状態が得られる。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば、押圧プレートの形状、寸法お
よび個数等は装置に装着する種菌容器に対応して適宜選
択可能である。また、蓋開閉装置や移送コンベヤあるい
は種菌充填装置の種菌掻取機構等は、コンテナに収納し
た状態で栽培容器に接種を行うタイプの各種きのこ種菌
接種装置に適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は複数個の栽培容器を収納したコ
ンテナを移送する移送コンベヤと、種菌接種位置に移送
された前記栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、複数
個の種菌容器を逆さに装着する装着装置と、前記種菌容
器内の種菌を蓋開放状態の栽培容器に充填する種菌充填
装置とを本体フレームに装備したきのこ種菌接種装置に
おいて、前記装着装置は種菌容器の首部を挿入する挿入
筒と、各種菌容器の底部を押圧して該種菌容器を前記挿
入筒に固定する押圧プレートと、これら複数の押圧プレ
ートを先端側に有し前記本体フレーム側に回動自在に枢
着した反転アームと、この反転アームの後端側に設けら
れ前記種菌容器固定状態で反転アームの回動をロックす
るロック機構とを備えてなるものであるから、種菌容器
の交換作業が容易で、種菌容器を安定して装着すること
ができるきのこ種菌接種装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装着装置の断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す装着装置の断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す装着装置の斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す全体断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す全体平面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す背面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す容器検知並びに位置決
め状態の断面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す容器検知並びに位置決
め状態の断面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面
図である。
【図11】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面
図である。
【図12】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面
図である。
【図13】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面
図である。
【図14】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面
図である。
【図15】本発明の一実施例を示す掻取杆の回転並びに
移動状態の断面図である。
【図16】本発明の一実施例を示す掻取杆の回転並びに
移動状態の断面図である。
【符号の説明】
2 移送コンベヤ 7 蓋 8 栽培容器 9 コンテナ 26 蓋開閉装置 63 フレーム体(本体フレーム) 49 種菌充填装置 66 種菌容器 66A 首部 67 挿入筒 101 反転アーム 105 押圧プレート 110 ロックレバー(ロック機構) 114 装着装置 b 種菌

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数個の栽培容器を収納したコンテナを
    移送する移送コンベヤと、種菌接種位置に移送された前
    記栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、複数個の種菌
    容器を逆さに装着する装着装置と、前記種菌容器内の種
    菌を蓋開放状態の栽培容器に充填する種菌充填装置とを
    本体フレームに装備したきのこ種菌接種装置において、
    前記装着装置は種菌容器の首部を挿入する挿入筒と、各
    種菌容器の底部を押圧して該種菌容器を前記挿入筒に固
    定する押圧プレートと、これら複数の押圧プレートを先
    端側に有し前記本体フレーム側に回動自在に枢着した反
    転アームと、この反転アームの後端側に設けられ前記種
    菌容器固定状態で反転アームの回動をロックするロック
    機構とを備えてなることを特徴とするきのこ種菌接種装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100696438B1 (ko) * 2006-04-29 2007-03-19 장병원 탈병용 회전커터기구

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928768U (ja) * 1972-06-16 1974-03-12
JPS63258519A (ja) * 1987-04-14 1988-10-26 株式会社近藤製作所 自動接種装置

Patent Citations (2)

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