JP2757694B2 - きのこ種菌接種装置 - Google Patents

きのこ種菌接種装置

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JP2757694B2 JP4196244A JP19624492A JP2757694B2 JP 2757694 B2 JP2757694 B2 JP 2757694B2 JP 4196244 A JP4196244 A JP 4196244A JP 19624492 A JP19624492 A JP 19624492A JP 2757694 B2 JP2757694 B2 JP 2757694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、きのこ栽培容器に充填
した培養基にきのこ種菌を接種するきのこ種菌接種装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として特公昭55−
42802号公報等が知られている。この従来構造は、
ターンテーブルと、蓋開放装置と、蓋閉塞装置と、供給
コンベヤと、搬出コンベヤとを備え、きのこ種菌の根付
けに際し、オガクズ等の培養基が収納され蓋で密封され
た栽培容器を作業者がコンテナから取り出して供給コン
ベヤに供給する。これにより、ターンテーブル上に供給
された栽培容器が円周に沿って移動する過程において先
ず蓋開放装置により蓋が開放され、次いで種菌充填装置
により栽培容器内に種菌が充填され、この後蓋閉塞装置
により蓋を栽培容器に被せて密封した後、搬出コンベヤ
によって搬出される。このようにして搬出された栽培容
器を作業者が1個づつコンテナに収容し、所定個数を収
容したコンテナを栽培棚に格納するようにしている。
【0003】また、この種の装置として栽培容器を収容
したコンテナを供給コンベヤにより種菌接種対応位置に
供給し、コンテナに収容した状態で栽培容器に種菌を充
填するようにしたものが特開平1−174311号公報
等で提案されている。これは供給コンベヤによりコンテ
ナを種菌接種対応位置に供給し、コンテナ内の複数の栽
培容器に対し、蓋開放、種菌充填、蓋閉塞を順次行い、
この後コンテナを搬出コンベヤにより搬出するものであ
り、コンテナから栽培容器を1個づつ出し入れする作業
を省くことができるようにしたものである。
【0004】上述した各種タイプのきのこ種菌接種装置
に使用される種菌充填装置は、たとえば特開昭63−2
58519号公報等で開示されているように種菌が収納
された種菌容器を逆さ状態で回転させるとともに、この
容器の口部から掻き出し杆を回転させながら進入させる
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、上端に掻き出し刃を有する掻き出し杆を種菌容器の
略中心位置に合わせて回転させながら直線的に上昇させ
たり、あるいは掻き出し刃に対して種菌容器を保持する
装着筒部を下降させているため、種菌容器の径小な首部
から挿入した掻き出し刃は径大な胴部周囲の種菌が容器
内に残り不経済であるという問題がある。この点を考慮
するものとしてたとえば掻き出し杆と掻き出し刃との間
にスプリングを介在して径大な容器の胴部内周壁箇所の
種菌を掻き出すようにしたものが考えられている。
【0006】しかしながら、種菌容器は一般的に容器の
胴部に対して蓋を被せる容器の首部箇所が径小に形成さ
れており、この種菌容器の首部箇所まで充填されている
種菌を掻き出す際、従来構造では掻き出し杆の上昇ある
いは種菌容器を保持する装着筒部の下降による移動量を
一定に保っているため、径小である首部に充填されてい
る種菌を掻き出す場合と径大な胴部に充填されている種
菌を掻き出す場合とによって種菌の掻き出し量が異なっ
てしまい、特に体積容量の少ない容器の首部や肩部箇所
で掻き出された種菌の量が少なくなりやすいという問題
があった。
【0007】そこで本発明は胴部と首部との径の異なっ
た種菌容器に充填されている種菌の掻き出し量を所定の
量にほぼ一定に保つことのできるきのこ種菌接種装置に
おける種菌掻き出し装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は栽培容器の蓋を
開閉する蓋開閉装置と、この蓋開閉装置により蓋が開放
された栽培容器に種菌を充填する種菌充填装置とを有す
るきのこ種菌接種装置において、前記種菌充填装置は種
菌容器を逆さに装着する装入筒と、この装入筒を回転さ
せる筒回転駆動部材と、前記種菌容器内の種菌を掻き取
る掻取部材と、この掻取部材を回転させる掻取回転駆動
部材と、前記掻取部材をこの回転と連動して前記種菌容
器内に上昇させる掻取上昇駆動部材とを備え、前記種菌
容器の径大箇所である胴部位置での種菌の掻き出し量と
種菌容器の径小箇所である首部位置や肩部位置での掻き
出し量とをほぼ同じくするために、前記種菌容器の径大
箇所位置に対して種菌容器の径小箇所位置での前記掻取
上昇駆動部材の送り量を大きく設定するものである。
【0009】
【作用】掻取部材による種菌の掻き取り量を種菌容器の
胴部と首部や肩部などの径寸法の異なる箇所に応じて掻
取上昇駆動部材の送り量を設定することにより、種菌の
掻き出しによる量をほぼ一定に保てる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照にし
て説明する。
【0011】図1から図15に示すように、本体フレーム
となる機枠1の略全長に渡り移送コンベヤ2が設けら
れ、この移送コンベヤ2は図示しない操作スイッチによ
り、始動、停止が可能であると共に、後述する容器検出
信号により停止し、かつ蓋閉塞信号により始動するよう
になっている。また、移送コンベヤ2は機枠1の移送始
端側に複数の従動スプロケット3が軸支され、移送終端
側に複数の駆動スプロケット4が軸支され、各スプロケ
ット3,4間にエンドレスのチェーン5が平行に渡され
ており、前記駆動スプロケット4にはモータ6からの回
転力が伝達されるようになっている。
【0012】そして、オガクズや米ぬかなどの培養基が
充填され蓋7で密封された栽培容器8をたとえば縦列4
個,横列4個収納したプラスチック製のコンテナ9を移
送始端側における移送コンベヤ2のチェーン5上に載
せ、移送コンベヤ2を始動させるとチェーン5の走行に
よってコンテナ9を移送終端側に向かって搬送できるよ
うになっている。
【0013】機枠1の略中央には栽培容器8が適正な種
菌接種位置に到達したことを検知する光電スイッチ等か
らなる容器検知センサ10が栽培容器8の首部11の高さに
対応して設けられており、また機枠1の右側長手方向に
は種菌接種対応位置のコンテナ9の右側部に対応して長
板状のコンテナ用固定位置決め部材12が固設され、機枠
1の左側部に対応する位置で長板状のコンテナ用可動位
置決め部材13が進退可能に設けられ、この可動位置決め
部材13は複数のエアシリンダ14によってコンテナ9の左
側部に向かって進退動作するようになっている。また、
前記容器検知センサ10からの検知信号に基づき移送コン
ベヤ2が停止し、可動位置決め部材13が進退動作する。
【0014】機枠1の略中央には前記容器検知センサ10
で検知された横一列の栽培容器8をセンタを出すように
位置決めする容器用位置決め装置15が設けられている。
この容器用位置決め装置15は種菌接種位置を挟んで機枠
1の左右に支柱16, 17が立設され、これら支柱16, 17を
介して移送コンベヤ2の上方に左右方向に横支持板16
A, 17Aが配設され、これら横支持板16A, 17A間下部
に長板状の容器用固定位置決め部材18が縦一列の栽培容
器8の首部11左側部に対応してそれぞれ固設され、さら
に始端側の前記支柱16間上部には2本のレール19, 19が
平行に横設され、これらレール19, 19が挿通した摺動部
材20が駆動手段であるエアシリンダ21により横方向移動
可能に設けられ、その摺動部材20の下部には移動板22が
設けられており、この移動板22に一端を固着した平面略
乙形をなす容器用可動位置決め部材23の先端が縦一列の
栽培容器8の首部11右側部に対応して設けられ、容器用
可動位置決め部材23の先端側部に栽培容器8の首部11に
係合して該容器8の前後位置を規制する位置決め片24が
設けられ、この位置決め片24は、弾性を有し摩擦係数の
大きいゴムあるいは合成樹脂等から形成され、互いに角
度をなす2つの当接面24Aを有している。
【0015】また、前記レール19には、前記エアシリン
ダ21により移動する摺動部材20が突き当たり、この摺動
部材20の右方向の移動範囲を規制するリング25が設けら
れ、このリング25に螺着したねじ26により該リング25は
レール19に固定可能に設けられている。そして、前記エ
アシリンダ21は前記エアシリンダ14に設けたセンサ(図
示せず)によりコンテナ9停止後始動し、エアシリンダ
21の収縮により摺動部材20がリング25当接位置まで移動
し、容器用可動位置決め部材23の位置決め片24が首部11
に係合して可動位置決め部材23と固定位置決め部材18と
により栽培容器8を位置決め固定し、後述する蓋閉塞完
了信号によって可動位置決め部材23を復帰するようにし
ている。
【0016】機枠1には前記種菌接種位置の移送始端側
に位置して蓋開閉装置27が設けられている。これは機枠
1の左右に立設した各支持板28の上部にV字状のリンク
アーム29の中心が軸支され、各リンクアーム29の上端に
は取付板30の一端が略直交方向に向けて固設され、左右
取付板30間には横支持板31が渡されて固着され、この横
支持板31の下部には横一列の各栽培容器8間に対応して
逆T字形の固定挟着部材32の基端部が固設されている。
前記横支持板31と平行な固定挟着部材32下端の挟着部32
Aは蓋開放装置27始動前の状態で栽培容器8の蓋7の下
面に間隔を置いて位置する。
【0017】さらに横支持板31の上部には複数のエアシ
リンダ33を介して該横支持板31と平行でほぼ同形の可動
支持板34が設けられ、この可動支持板34に基端を固着さ
れかつ各蓋7上面の左右に対応して設けられた挟着杆35
の先端側が横支持板31の透孔36を挿通し、この挟着杆35
の先端に栽培容器8の蓋7上部に圧接する滑り止め部材
37が設けられ、この滑り止め部材37は弾性を有し摩擦係
数の大きいゴムあるいは合成樹脂等から形成され、前記
エアシリンダ33の伸縮により可動支持板34を介して挟着
杆35の滑り止め部材37を蓋7の上面に押圧する。一方、
各リンクアーム29の下端には第1リンク片38の先端が枢
着され、この第1のリンク片38の後端が略同形の第2の
リンク片39の先端に枢着され、この第2のリンク片39の
後端が機枠1に枢着され、これら第1,2のリンク片3
8, 39相互の枢着軸40にエアシリンダ41のピストン42の
先端が枢着され、そのエアシリンダ41は機枠1に枢着さ
れている。
【0018】また、前記エアシリンダ41には取付板30の
蓋閉塞位置, 蓋開放位置を検知する蓋閉塞位置センサ4
3, 蓋開放位置センサ44が設けられている。エアシリン
ダ41は前記エアシリンダ21に設けたセンサ(図示せず)
により容器固定後作動し、そのエアシリンダ41の動作に
より両リンク片38, 39を介してリンクアーム29を回動
し、取付板30と同体に挟着杆35の滑り止め部材37と固定
挟着部材32の挟着部32Aとを蓋閉塞位置と蓋開放位置と
に移動し、蓋閉塞位置センサ43および蓋開放位置センサ
44はピストン42のストローク位置により蓋閉塞位置およ
び蓋開放位置を検出するものである。そして、容器用位
置決め装置15による栽培容器8の位置決め固定後、エア
シリンダ21のセンサからの信号によりエアシリンダ33が
作動し、このエアシリンダ33がストロークを残した状態
で挟着杆35の滑り止め部材37が蓋7上面を押圧し、その
エアシリンダ33に設けたセンサ(図示せず)からの信号
によりエアシリンダ41が作動して両リンク片38, 39を介
してリンクアーム29を回動し、この回動に伴いエアシリ
ンダ33がさらに伸長して挟着部32Aと滑り止め部材37と
の間に蓋7を挟着した状態で蓋開放位置まで回動して停
止し、後述する種菌充填終了信号により蓋閉塞方向に再
始動する。
【0019】機枠1には前記種菌接種位置の移送終端側
の側部に位置して種菌充填装置49が設けられている。こ
れは機枠1の左右に前後方向に向かうレール50を配設し
ており、このレール50に沿って供給筒取付板51が前後方
向に進退可能になっている。供給筒取付板51の左右側上
部には連結杆52の一端が枢支されて連結され、この連結
杆52の他端には前記V字形のリンクアーム29と同軸でか
つ同体的に回動するリンクアーム53の端部が枢支されて
連結されている。供給筒取付板51上面には2本の垂直な
ガイドレール54およびエアシリンダ55が設けられ、この
エアシリンダ55の動作によって平板状の昇降体56がガイ
ドレール54に沿って上下動するようになっており、前記
エアシリンダ55は前記エアシリンダ41の蓋開放位置セン
サ44の信号により作動し、またエアシリンダ55にはその
上昇位置を検知するセンサ(図示せず)が設けられてい
る。昇降体56には横一列の栽培容器8に対応する4個の
種菌供給筒57が垂直に固設されている。種菌供給筒57は
本体58が漏斗形状をなして一側上端に飛散防止壁59を突
設し、その下端60は容器口に挿入可能な幅寸法で下方に
向かって拡大するテーパ状周壁部により形成されてい
る。このようにして、レール50、連結杆52、両リンクア
ーム29, 53、両リンク片38, 39によって、前記エアシリ
ンダ41の収縮により蓋開放動作に連動して種菌供給筒57
を容器直上対応位置に移動し蓋閉塞動作に連動して容器
非直上対応位置に移動し、またガイドレール54、エアシ
リンダ55、昇降体56によって、容器対応状態において種
菌供給筒57を容器口に挿入するように構成している。
【0020】また、種菌充填装置49は機枠1に固定され
た本体フレームを構成するフレーム体63を有し、このフ
レーム体63の上部斜面板64には横一列の栽培容器8に対
応する4個の孔65が形成され、各孔65にはきのこ種菌b
を収納した種菌容器66を装着する挿入筒67が軸方向を傾
斜させて回転可能に配設されている。
【0021】この挿入筒67は倒立状態の種菌容器66の首
部66Bが挿入する径小筒67Bと肩部66Cが当接するテー
パ部67Cとを有し、後述する装着装置によって種菌容器
66が挿入筒67に着脱自在に固定される。各挿入筒67には
相互に噛合する同一のギヤ68が固設され、一端側のギヤ
68には筒回転駆動部材となるモータ69により回転する駆
動ギヤ70が噛合しており、筒回転駆動部材であるモータ
69の駆動による回転力が各ギヤ68に順々に伝達し、隣り
合う挿入筒67が種菌容器66と同体的の相互に逆方向に回
転するようになっている。
【0022】フレーム体63の後側下部には前記上部斜面
板64と平行な受板71が左右方向に向けて配設されてお
り、この上部傾斜板64と受板71間には左右一対のレール
72が渡されて固設されていると共に中央には送り螺子杆
73が回転可能に渡されて支持されている。前記上部傾斜
板64の下部には掻取上昇駆動部材となるモータ74が設け
られ、この掻取上昇駆動部材であるモータ74の回転力が
チェーン75、スプロケット76を介して送り螺子杆73に伝
達している。前記レール72には昇降板77が摺動可能に設
けられていると共に昇降板77に設けられた雄螺子筒78と
送り螺子杆73との螺合によって送り螺子杆73の正逆回転
により昇降するようになっている。
【0023】昇降板77には左右一対の平行リンクアーム
79の基端が枢着され、この平行リンクアーム79の先端が
横板80に枢着され、この横板80には各挿入筒67に対応し
て掻き出し杆81が軸受82を介して軸支されている。この
掻き出し杆81は挿入筒67と同軸に設けられ、この上端に
種菌bを掻き取るための掻取部材となるV字形の掻き出
し刃83が形成されている。フレーム体63の一側にはカム
板84が縦向に固設されており、このカム板84には種菌容
器66の形状に倣ったカム面85を有し、種菌容器66の胴部
66Aに合う直線カム面85Aと首部66Bに合う直線カム面
85Bと肩部66Cに合う彎曲カム面85Cとを設けている。
前記横板80の側端にはローラ86が回転可能に軸支され、
平行リンクアーム79をカム板84側に付勢するバネ87によ
ってローラ86をカム面85に圧接している。また、横板80
には掻取回転駆動部材となるモータ88が設けられ、この
掻取回転駆動部材であるモータ88の回転力がチェーン89
および駆動スプロケット90と前記掻取部材となる各掻き
出し刃83の下端に固設された従動スプロケット91とによ
り各掻き出し刃83に伝達されるようになっている。
【0024】フレーム体63の前側に固設された受板92に
は各挿入筒67に下口部と種菌供給筒57の上口部を連通可
能な4個の種菌案内部材である種菌案内筒93が垂直に固
設され、各種菌案内筒93の下口部を開閉する各シャッタ
94の基部を一体化した連接杆95がフレーム体63に軸支さ
れ、この連接杆95の一端にリンクアーム96が固設され、
このリンクアーム96には連結杆97、リンクアーム98を介
してモータ99に回転力が伝達されるようになっている。
【0025】このモータ99は前記種菌供給筒57の下降後
駆動してシャッタ94を開くと共に、前記掻取回転駆動部
材であるモータ88による掻き出し杆81の回転はシャッタ
94の閉塞状態において所定時間行うようになっている。
また、シャッタ94の開放をリミットスイッチLで検知す
るようにしている。そして、この掻き出し杆81の回転時
には各挿入筒67の回転と掻き出し杆81の回転時には各挿
入筒67の回転と掻き出し杆81の上昇も行われ、掻き出し
杆81はこの上昇に連動してカム面85に沿う軌跡に従い種
菌容器66のセンタからこの形状に倣って側方へと移行す
るようになっている。また、掻き出し杆81は上昇端に達
した時点で下降端まで復帰する。
【0026】さらに前記昇降体56を上下動するエアシリ
ンダ55には該昇降体56の上昇、すなわち種菌充填終了を
検知するセンサ(図示せず)が設けられ、この種菌充填
終了の信号により前期蓋開閉装置27のエアシリンダ41が
伸長し、取付板30が蓋閉塞位置に復帰するとともに、リ
ンクアーム53が回動して連結杆53を介して種菌供給筒57
を蓋閉塞動作に連動して容器非直上対応位置に移動す
る。エアシリンダ41が伸長して該エアシリンダ41の蓋閉
塞位置センサ44が取付板30の蓋閉塞位置への復帰を検知
すると、この検知信号に基づいて挟着杆35のエアシリン
ダ33が動作し、挟着杆35の滑り止め部材37が短時間に蓋
7の上面を叩くように上下動に動作して蓋上方に復帰す
る。そしてこの動作をエアシリンダ33のセンサが検知
し、この検知信号により前記容器位置決め装置15のエア
シリンダ21が作動して容器用可動位置決め部材23を復帰
し、この可動位置決め部材23の復帰をエアシリンダ21の
センサが検知するようになっている。
【0027】前記傾斜板64の中央には一対の支持板100
, 100 が平行に立設され、これら支持板100 , 100 の
上部に反転アーム101 がその中央部を支軸102 を介して
回動自在に設けられている。その反転アーム101 は、先
端側下部に横板103 が一体に設けられて略T字形をな
し、先端側上部に操作レバー104 が設けられている。前
記横板103 の下部には前記種菌容器66にそれぞれ対応し
て円盤型の押圧プレート105 が配置され、この押圧プレ
ート105 は、その中央上部に垂設した軸106 を横板103
に穿設した孔107 に挿通し、その軸107 には該押圧プレ
ート105 を下方に付勢する弾圧ばね108 を設けるととも
に、該軸107 の上端に装着したE形止め輪109 により抜
け止め装着されている。前記反転アーム101 の後端には
ロック機構であるロックレバー110 の上端が回動自在に
枢着され、このロックレバー110 の下端側には係合溝11
1 が形成され、前記傾斜板64と反転アーム101 がほぼ平
行状態において前記係合溝111 が係合する係合軸112 が
支持板100 , 100 間に設けられている。またこの支持板
100 , 100 間には反転アーム101 の後端側が当接する回
止め軸113 が設けられている。そして、これら挿入筒6
7、反転アーム101 、押圧プレート105 およびロックレ
バー110 により種菌容器66の装着装置114 が構成され
る。なお、図中115 はカバーである。
【0028】また本発明では、前記種菌容器66の形状に
倣って形成されたカム板84に接近して容器66の外形寸法
を検知するための容器幅検知センサSが設けられてお
り、この場合、容器幅検知センサSはカム板84に設けた
種菌容器66の肩部66Cと胴部66Aとの境目に合わせた位
置である彎曲カム面85Cと直線カム面85Aとの境界箇所
に設置されている。
【0029】また図16において、116 は種菌の掻き出し
量設定器であって、接種機のフレーム体63側に取り付け
られた図示しないボリウムなどの調整量に対応して信号
を出力し、この出力信号に基づいて前記掻取上昇駆動部
材となるモータ74, 前記掻取回転駆動部材となるモータ
88および前記筒回転駆動部材となるモータ69のそれぞれ
の作動時間を補正変更できるようになっている。
【0030】117 は前記容器幅検知センサSと前記掻き
出し量設定器116 からの信号に基づいて制御される制御
回路であって、本実施例ではマイクロコンピュータで構
成されている。また制御回路117 は接種機の始動スイッ
チの投入後、コンテナ9を移送コンベヤ2上の栽培容器
8が種菌接種位置に達すると容器検知センサ10が栽培容
器8の首部11を検知し、この検知信号に基づき栽培容器
8の蓋7の開放作動を行うとともに、この容器検知セン
サ10からの信号に基づいて前記筒回転駆動部材となるモ
ータ69, 掻取上昇駆動部材となるモータ74, 掻取回転駆
動部材となるモータ88の駆動回路118 に駆動信号を出力
して前記各モータ69, 74, 88を駆動するようになってい
る。
【0031】また前述した容器検知センサ10からの信号
に基づいて前記モータ69, 74, 88を予め設定した時間駆
動して所定量の種菌bを掻き取り種菌案内筒93の供給端
に貯留するようにしているが、この実施例では前記掻き
出し量設定器116 による種菌bの掻き出し量は、種菌容
器66の径大箇所であり同径寸法の胴部66A位置に相応す
るカム板84の直線カム面85Aにローラ86が圧接している
A領域で掻き取る状態を基準にして掻き取り時間を設定
している。
【0032】またこの実施例では、カム板84の直線カム
面85Aにローラ86が圧接しているA領域を基準にした掻
き取り時間に対して、前記容器幅検知センサSの手前側
である径小部分からなる種菌容器66の首部66Bおよび肩
部66Cは種菌容器66の胴部66Aの径大部分に充填されて
いる種菌bの量に比べて少ないため、同じ時間で同じ送
り量によって掻き取ろうとしても種菌bの掻き出し量が
減じてしまうため、カム板84側に設置した前記容器幅検
知センサS位置より手前側の首部66Bと肩部66C位置に
相応するカム板84の直線カム面85Bおよび彎曲カム面85
Cにローラ86が圧接するB領域においては、前記直線カ
ム部85AのA領域での基準の掻き取り時間に対して定率
の定数を加算して長く掻き出すように掻き取り時間を設
定している。
【0033】次に上記構成につき、特に種菌充填装置の
作用を主体的に説明する。先ず、所定量の蓋7付きの栽
培容器8を収納したコンテナ9を移送コンベヤ2上に載
置してコンテナ9を移送し、最前列の栽培容器8が種菌
接種位置に達すると移送コンベヤ2が停止し、次いで図
3の一点鎖線に示すように容器用位置決め機構15のエア
シリンダ21が始動して摺動部材20を移動して可動位置決
め部材23の位置決め片24を栽培容器8の首部11に当接
し、図4に示すように位置決め片24の当接面24Aにより
栽培容器8のセンタを規制した状態で栽培容器8を種菌
接種位置に位置決め固定する。
【0034】そのエアシリンダ21のセンサからの信号に
より蓋開閉装置27のエアシリンダ33が始動し、図9の一
点鎖線に示すようにエアシリンダ33がストロークを残し
た状態で挟着杆35の滑り止め片37が蓋7を押圧し、その
エアシリンダ33のセンサからの信号によりエアシリンダ
41が伸長し、第1,第2のリンク片38, 39を介してリン
クアーム29を回動し、この回動に伴ってエアシリンダ33
がさらに収縮して挟着部32Aと滑り止め片37との間に蓋
7を挟着した状態で図6に示すように蓋開放位置まで回
動して蓋開放動作を終了する。
【0035】このとき同時にエアシリンダ41の収縮が第
1,第2のリンク片38, 39、両リンクアーム29, 53およ
び連結片52により種菌供給筒57に伝えられ、種菌供給筒
57は蓋開放動作に連動して図6に示すように蓋7が開放
された栽培容器8の直上対応位置に移動して種菌案内筒
93と栽培容器8とを連通可能とする。
【0036】一方、前述した容器検知センサ10の信号に
基づき掻取回転駆動部材であるモータ88も予め設定した
時間駆動して掻き出し杆81の回転により所定量の種菌b
が掻き取られ種菌案内筒93の供給端に貯留している。こ
の際、図11および図12に示すように掻き出し杆81の回転
時には挿入筒67と同体的に種菌容器66も回転するととも
に、送り螺子杆73も回転して掻き出し杆81を容器形状に
倣って上昇されるが、種菌容器66の首部66Bに相応する
カム板84の直線カム面85B位置に昇降板77を支持してい
る横板80に設けられたローラ86が圧接しているB領域に
おいては、前記A領域での基準の掻き取り時間に対して
定率の定数を加算して長く掻き出すように掻き取り時間
を設定しているため、前記種菌容器66を回転する筒回転
駆動部材であるモータ69と、種菌bを所定量掻き出す掻
き出し刃83を回転する掻取回転駆動部材であるモータ88
および掻き出し刃83を備えた掻き出し杆81を螺子杆73の
回転により種菌容器66の奥行き方向に送り込む掻取上昇
駆動部材であるモータ74とが基準の掻き取り時間に対し
て設定した時間だけ長く回転することにより、結果とし
て種菌容器66の径小部分である首部66Bおよび肩部66C
に収容されている種菌容量が少ない箇所であったとして
も、前記掻取上昇駆動部材であるモータ74を長く回転さ
せることにより基準の掻き取り量と同程度に種菌bを削
り取ることができる。
【0037】またカム板84の彎曲カム面85Cに圧接して
いるローラ86側が容器幅検知センサSに接触してこのセ
ンサSを作動することにより、容器幅検知センサSから
の信号に基づいて予め設定されたプログラムに従って掻
取上昇駆動部材であるモータ74の駆動回路118 に駆動信
号を出力して同モータ74が駆動される状態となり、A領
域を基準とした掻き取り時間に応じて前記掻取回転駆動
部材であるモータ88および前記筒回転駆動部材であるモ
ータ69が駆動回路118 の駆動信号に基づいて回転駆動さ
れ、これにより予め設定した所定量の種菌bが掻き出さ
れ、栽培容器8内に所定量の種菌bが供給される。
【0038】従って、前記容器幅検知センサSの作動後
は、種菌容器66の胴部66Aに相応するカム板84の直線カ
ム面85Aにローラ86が圧接しているA領域の状態を持続
し、容器66の最深部まで所定の掻き取り時間を設定した
状態で種菌bを掻き出すことができる。
【0039】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能であり、例えば図17に示すように種菌容器
66の形状にほぼ倣って形成されるカム板84のカム面85
を、種菌容器66の胴部66Aに合う直線カム面85Aと首部
66Bに合う直線カム面85Bと肩部66Cにほぼ沿う傾斜カ
ム面85Dとにより形成し、種菌容器66の外形寸法を検知
するための容器幅検知センサS1,S2が設けられ、こ
の場合の容器幅検知センサS1,S2はカム板84に設け
た種菌容器66の首部66Bと肩部66Cとの境目に合わせた
位置である直線カム面85Bと傾斜カム面85Dとの境界箇
所に一方の容器幅検知センサS1を設置するとともに、
肩部66Cと胴部66Aとの境目に合わせた位置である傾斜
カム面85Dと直線カム面85Aとの境界箇所に他方の容器
幅検知センサS2を設置し、この各センサS1,S2か
らの信号に基づいて予め設定したプログラムに従って種
菌容器66の首部66B位置に相応する領域と、肩部66C位
置に相応する領域と、胴部66A位置に相応する領域との
三段階に応じて種菌bの掻き出し時間をそれぞれ設定す
るようにしてもよい。
【0040】また容器幅検知センサからの信号に基づい
て順次掻き出し時間を短く設定し、胴部66A位置に相応
する位置に達した時に予め設定した一定の掻き出し時間
で種菌bを掻き取るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、栽培容器の蓋を開閉する蓋開
閉装置と、この蓋開閉装置により蓋が開放された栽培容
器に種菌を充填する種菌充填装置とを有するきのこ種菌
接種装置において、前記種菌充填装置は種菌容器を逆さ
に装着する装入筒と、この装入筒を回転させる筒回転駆
動部材と、前記種菌容器内の種菌を掻き取る掻取部材
と、この掻取部材を回転させる掻取回転駆動部材と、前
記掻取部材をこの回転と連動して前記種菌容器内に上昇
させる掻取上昇駆動部材とを備え、前記種菌容器の径大
箇所である胴部位置での種菌の掻き出し量と種菌容器の
径小箇所である首部位置や肩部位置での掻き出し量とを
ほぼ同じくするために、前記種菌容器の径大箇所位置に
対して種菌容器の径小箇所位置での前記掻取上昇駆動部
材の送り量を大きく設定することにより、種菌容器の径
寸法に合わせて掻き出し量をほぼ一定に保つことがで
き、安定した種菌の接種を行うことができる接種機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部の平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す要部の正面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す容器位置決め状態の平
断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図6】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図7】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図8】本発明の一実施例を示す種菌接種動作の断面図
である。
【図9】本発明の一実施例を示す蓋開閉装置の要部の断
面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す要部の背面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す掻き出し杆の回転並び
に移動状態の断面図である。
【図12】本発明の一実施例を示すカム板と掻き出し杆の
作動状態の要部正面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置の
断面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置の
断面図である。
【図15】本発明の一実施例を示す種菌容器の装着装置の
斜視図である。
【図16】本発明の一実施例を示す要部の電気回路図であ
る。
【図17】本発明の他の実施例を示すカム板と容器幅検知
センサの取付状態の要部正面図である。
【符号の説明】
7 蓋 8 栽培容器 27 蓋開閉装置 49 種菌充填装置 66 種菌容器 66A 胴部 66B 首部 66C 肩部 67 挿入筒 69 筒回転駆動部材(モータ) 74 掻取上昇駆動部材(モータ) 83 掻取部材(掻き出し刃) 88 掻取回転駆動部材(モータ) b 種菌 S 容器幅検知センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器の蓋を開閉する蓋開閉装置と、
    この蓋開閉装置により蓋が開放された栽培容器に種菌を
    充填する種菌充填装置とを有するきのこ種菌接種装置に
    おいて、前記種菌充填装置は種菌容器を逆さに装着する
    装入筒と、この装入筒を回転させる筒回転駆動部材と、
    前記種菌容器内の種菌を掻き取る掻取部材と、この掻取
    部材を回転させる掻取回転駆動部材と、前記掻取部材を
    この回転と連動して前記種菌容器内に上昇させる掻取上
    昇駆動部材とを備え、前記種菌容器の径大箇所である胴
    部位置での種菌の掻き出し量と種菌容器の径小箇所であ
    る首部位置や肩部位置での掻き出し量とをほぼ同じくす
    るために、前記種菌容器の径大箇所位置に対して種菌容
    器の径小箇所位置での前記掻取上昇駆動部材の送り量を
    大きく設定することを特徴とするきのこ種菌接種装置。
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