JP2943757B2 - 種菌接種装置 - Google Patents

種菌接種装置

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JP2943757B2
JP2943757B2 JP9045290A JP4529097A JP2943757B2 JP 2943757 B2 JP2943757 B2 JP 2943757B2 JP 9045290 A JP9045290 A JP 9045290A JP 4529097 A JP4529097 A JP 4529097A JP 2943757 B2 JP2943757 B2 JP 2943757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、栽培容器や栽培包装
袋に充填した培養基にきのこ類の種菌を接種する種菌接
種装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培容器に充填して殺菌処理
し、その充填した栽培容器の中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培容器の口部
に蓋を被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件下
で菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは培養基
をプラスチック製の包装袋内に充填し、その充填した培
養基充填包装袋の袋口を折り返して閉塞保持し、この状
態にて袋ごと培養基を殺菌処理し、この殺菌処理した培
養基充填包装袋の中に種菌を接種して予め決められた温
度,湿度条件下で菌を培養して工業的に栽培する方法な
どが行われている。
【0003】ところで、従来の栽培容器内あるいは栽培
包装袋内の培養基に種菌を接種する装置として、たとえ
ば特開昭63ー258519号公報や特開昭63ー25
8520号公報などに開示されているように、種菌が収
容された種菌容器を逆さ状態にして本体フレーム側に装
着し、この状態で種菌容器を回転させるとともに、この
種菌容器の口部から掻き出し刃を設けた掻き出し軸を回
転させながら種菌容器内に挿入し、その掻き出し軸を回
転させつつ徐々に上昇させながら掻き出し刃によって種
菌を掻き出し、ホッパーなどを介して栽培容器内に掻き
出された種菌を充填するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また上記従来技術にお
いては、種菌の充填量は一般的に栽培するきのこの種類
によって前記掻き出し軸の回転時間を設定しているた
め、逆さにセットされた種菌容器の口部の外径寸法と胴
部の外径寸法の差によって種菌の掻き出し量が異なって
しまうことがあり、また種菌容器内の種菌が途中でなく
なってしまうとその切り替わり時に種菌の充填量にバラ
ツキが生じることがあり、特に種菌の充填量が所定量以
下であった場合、種菌の菌糸が栽培容器内に繁殖しづら
く培養日数がかかってしまうことが予想される。
【0005】これを避けるために、種菌の掻き出し量を
たとえば光電センサなどを用いて種菌量を検出すること
も考えられるが、センサやその取り付け箇所の汚れなど
により検出精度にバラツキが生じてしまうという虞もあ
る。
【0006】そこで本発明は、栽培容器に供給する種菌
の供給量をほぼ一定に保ちながら安定した種菌充填を行
うことのできるきのこ種菌接種装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、種菌容器内に
収容された種菌を所定量掻き出す種菌掻き出し機構を設
け、この種菌掻き出し手段により掻き出された種菌を貯
留し、かつ開閉可能なシャッターを備えた種菌用ホッパ
ーを設け、この種菌用ホッパーのシャッター開放時に培
養基を充填した栽培容器あるいは栽培包装袋の中に向け
て前記種菌を充填するようにした種菌接種装置におい
て、前記種菌用ホッパーの内部に前記種菌掻き出し機構
によって掻き出された種菌が所定量達したときに通電
して検知する一対の電極を設置した検出部と、この検出
部の通電に基づき前記種菌掻き出し機構の作動を停止す
る制御部とを備えた種菌接種装置である。また、前記シ
ャッターの開放時に前記種菌が前記栽培容器あるいは前
記栽培包装袋の中に供給されることなく前記ホッパーに
残留したことを前記検出部によって検知すると同時に、
前記制御部を介して種菌接種装置の駆動手段を停止する
ようにしたことを特徴とする種菌接種装置である。ま
た、前記種菌の湿り気などの度合いによる前記検出部間
の抵抗値の変位に応じて所定の通電電流に設定可能とす
る増幅部を備え、この増幅部から前記制御部へ増幅信号
を出力してなることを特徴とする種菌接種装置である。
また、前記種菌接種装置の駆動手段が停止したことを喚
起する報知手段を設けたことを特徴とする種菌接種装置
である。
【0008】
【発明の実施の形態】 種菌を貯留するための種菌用ホ
ッパーの内部に、種菌掻き出し機構によって掻き出され
た種菌が所定量達したときに通電して検知する一対の
電極を設置した検出部を設けるとともに、この検出部の
通電に基づき前記種菌掻き出し機構の作動を停止する制
御部を設けたことにより、種菌が所定量掻き出されると
前記検出部の電極間に電流が流れて通電し、この通電に
よる検知信号に基づいて制御部が作動し、種菌掻き出し
機構が停止することとなり、これにより栽培容器内ある
いは栽培包装袋内に充填供給される種菌量をほぼ一定に
保つことができる。また種菌用ホッパーのシャッターの
開放によって栽培容器内あるいは栽培包装袋内に種菌を
供給する際、湿り気などによって種菌用ホッパー内に種
菌が残留したとしても、前記検出部の電極間に電流が流
れ続けるものであり、この継続した通電による検知信号
に基づいて制御部が作動し、種菌接種装置の駆動手段を
停止することで種菌用ホッパーに種菌が残留して詰まっ
ていることを判別することもでき、栽培容器内に種菌が
供給されなかったことも認識することができる。加え
て、種菌の湿り気などの度合いによる前記検出部間の抵
抗値の変位に応じて所定の通電電流に設定可能とする増
幅部を備え、この増幅部から前記制御部へ増幅信号を出
力してなることにより、検出部の検出精度を決定する
際、種菌の有無を判断する基準を種菌自体の培養基の成
分や湿り気などの要因を勘案して設定調整することによ
りその精度を良好に合わせることができる。また、報知
手段により種菌接種装置の駆動手段の停止を作業者など
に喚起することもできる。
【0009】
【実施例】 以下、本発明の実施例を添付図面を参照に
して説明する。本発明に係る種菌接種装置の概略構成と
その動作については、図1および図2の種菌接種装置の
全体構成概要図にて述べる。種菌接種装置の本体フレー
ム1の略全長に渡り移送コンベヤ2が設けられ、この移
送コンベヤ2は操作パネル3のスイッチの操作により起
動,停止が可能に設けられており、前記本体フレーム1
の両端側に設けられた複数のスプロケット間にエンドレ
スのチェーン4が平行に架け渡されている。
【0010】そして、大鋸屑や米ぬかなを主成分に栄養
源を配合した培養基が充填され蓋5で密封された栽培容
器6を、たとえば縦列4個,横列4個収納したプラスチ
ック製のコンテナ7を移送始端側における移送コンベヤ
2のチェーン4上に載せ、移送コンベヤ2を始動させる
とチェーン4の走行によってコンテナ7を移送終端側に
向かって搬送できるように構成している。
【0011】また本体フレーム1の略中央位置には、本
願出願人が先に提案した特開平5−103543号公報
などに示されているように、栽培容器6が適正な種菌接
種位置に到達したことを検知し、かつ検知されたコンテ
ナ7内の横一列の栽培容器6のセンタを出しつつ位置決
めする容器位置決め装置8が設けられるとともに、この
容器位置決め装置8によって種菌接種位置に横一列に位
置決め配列された栽培容器6の蓋5を開閉作動する蓋開
閉装置9が設けられている。
【0012】この蓋開閉装置9による栽培容器6の蓋5
の開放時に、蓋開閉装置9の上方側に位置し、種菌容器
10内の種菌Sを所定量掻き出して開放された前記栽培
容器6内に接種する種菌充填装置11を構成している。
【0013】また本発明の種菌充填装置11を前述の図
1および図2に加えて図3から図6を用いて詳述する
と、前記種菌充填装置11には、前記コンテナ7内に収
容された横一列の栽培容器6に対応する4個の種菌容器
10の首部10A側を逆さに倒立状態で挿入する装着孔
12を備えた略平板状の種菌容器装填部材13が前記本
体フレーム1に設けられている。
【0014】また前記種菌容器装填部材13の両側部に
それぞれ平板状の支柱14が設けられ、この各支柱14
にエアシリンダー15が取り付けられ、この各エアシリ
ンダー15のピストン16の上端部間に支持板17が固
定され、この支持板17には前記種菌容器10の底部1
0Bと対応する位置にそれぞれ回転伝達部材となる複数
個のスプロケット18が回転軸19を介して回転可能に
軸支され、この各回転軸19の下端部には押圧支持部材
20が設けられており、この押圧支持部材20は、種菌
容器10の底部10Bと同程度の大きさからなる円盤状
の押圧プレート21が前記回転軸19に対して回り止め
状態にして弾発的に種菌容器10の底部10Bを押圧付
勢するように構成されている。
【0015】また前記スプロケット18側に面した支持
板17には、ギヤヘッドを備えたモーター22が取り付
け固定されるとともに、このモーター22の回転軸に駆
動用スプロケット23が設けられ、この駆動用スプロケ
ット23と前記回転伝達部材となる各押圧プレート21
を回転するためのスプロケット18および支持板17に
設けられた従動用スプロケット24との間に無端状のロ
ーラチェーン25が架け渡され、前記モーター22と各
スプロケット18,23,24およびローラチェーン2
5によって種菌容器回転駆動部材26を構成しており、
前記モーター22の回転駆動により無端状のローラチェ
ーン25を介して各スプロケット18が回転伝達され、
各スプロケット18に固定された前記押圧プレート21
側が回転軸19を介して回転されるよう構成されてい
る。
【0016】またこの実施例における前記種菌容器装填
部材13には、各種菌容器10の首部10Aを受け入れ
る挿入孔12の間に位置してサポート軸27がそれぞれ
立設され、この各サポート軸27の上端部に前記種菌容
器10の胴部10Cを支える略円柱状の駒部27Aが取
り付け固定されるとともに、前記挿入孔12と同心円状
に配設され、逆さに倒立状態で挿入された種菌容器10
の胴部10Cと首部10Aとの間の肩部10Dを回転可
能に支持する軸受部材28が前記種菌容器装填部材13
に取り付け固定されている。
【0017】また前記種菌充填装置11には、前記種菌
容器装填部材13の各挿入孔12を介して種菌容器10
内の種菌Sを掻き出すための種菌掻き出し機構29が設
けられており、この種菌掻き出し機構29は、その先端
に掻き出し刃30を備えた掻き出し軸31によって形成
され、この各掻き出し軸31は掻き出し回転駆動部材と
なるモーター32の回転伝達をチェーン33を介してそ
れぞれ回転伝達するように構成されるとともに、前記モ
ーター32とともに掻き出し軸31が本体フレーム1の
プレート34上に取り付けられている。
【0018】また前記掻き出し刃30を備えた掻き出し
軸31は、本願出願人が先に提案した特開平5ー103
543号公報などに示してあるように、掻き出し刃30
の回転とともに、各掻き出し軸31を軸支する前記プレ
ート34が昇降可能に設けられており、この実施例で
は、プレート34に設けた雌螺子筒35に螺子軸36を
螺合し、この螺子軸36は無端状のチェーン37を介し
て掻き出し上昇駆動部材となるモーター38と連結して
おり、このモーター38の回転が前記チェーン37を介
して螺子軸36へと回転伝達し、この螺子軸36の回転
に伴って前記プレート34が上昇され、このプレート3
4上に取り付けた前記掻き出し刃30を備えた掻き出し
軸31を上昇案内するようにしている。
【0019】なお掻き出し軸31は、上昇端に達した時
点で下降端まで復帰するように前記掻き出し上昇駆動部
材となるモーター38が逆回転し、この逆回転により螺
子軸36を介して前記プレート34が下動復帰するよう
に構成されている。
【0020】また前記種菌容器装填部材13に設けた4
個の挿入孔12の下方にそれぞれ対応して種菌Sを案内
し貯留する種菌用ホッパー39が設けられ、それぞれの
種菌用ホッパー39の下端部には、その開口下端部を開
閉するシャッター40が設けられており、このシャッタ
ー40は回動支軸41を支点として回動可能に設けられ
るとともに、この回動支軸41に取り付けられたギヤを
介してモーター42へと噛合伝達するように連結されて
おり、このモーター42の回転駆動によりギヤを介して
シャッター40が開放作動と閉塞作動されるように設け
られている。
【0021】また前記シャッター40のさらに下方には
シャッター40の開放時に種菌Sを栽培容器6の口部へ
と案内する種菌供給筒43が配設され、この種菌供給筒
43はシリンダー44によって前記蓋開閉装置9ととも
に、リンクアームを介して連動するよう移動可能に設け
られており、前記シリンダー44の作動に伴う蓋開閉装
置9による蓋5の開放作動時に種菌供給筒43が栽培容
器6位置から懸け離れた位置に後退するように移動可能
に配設されている。
【0022】またこの実施例では、前記種菌用ホッパー
39の内部には、前記種菌掻き出し機構29によって掻
き出された種菌Sが所定量達したときに通電して検知
する一対の電極45を取り付け固定した種菌Sの検出部
46が設けられ、この検出部46の通電に基づき前記種
菌掻き出し機構29の作動を停止する制御部47が設け
られている。
【0023】なお、前記電極45は、栽培するきのこの
種類によって種菌Sの充填量が異なるため、前記種菌用
ホッパー39に対して電極45を移動調整可能に取り付
け固定できるように設けることが望ましい。
【0024】また、前記種菌用ホッパー39内に供給さ
れた種菌Sを種菌供給筒43を介して栽培容器6内に供
給する際、前記シャッター39の開放時に前記種菌Sが
前記栽培容器6の中に供給されることなく前記種菌用ホ
ッパー39に残留した場合、種菌Sが一対の電極45間
に介在しているために通電状態が維持され、この電極4
5による検出部46によって通電されていることが検知
されると同時に、前記制御部47を介して種菌接種装置
の駆動手段、たとえば移送コンベヤ2,種菌容器回転駆
動部材26,種菌掻き出し機構29の掻き出し回転駆動
部材であるモーター32,掻き出し上昇駆動部材である
モーター38などの駆動系を停止するように構成してい
る。
【0025】また、前記種菌Sの湿り気や種菌S自体の
培養基の配合などの度合いによる前記検出部46間の抵
抗値の変位に応じて所定の通電電流に設定可能とする増
幅部48が前記検出部46と接続され、検出部46から
増幅部48を介して前記制御部47へと接続されてい
る。
【0026】次に前述した構成において、特に種菌充填
装置の作用を主体的に説明する。先ず、所定数の蓋5付
きの栽培容器6を収納したコンテナ7を移送コンベヤ2
上に載置してコンテナ7を移送し、最前列の栽培容器6
が種菌接種位置に到達すると移送コンベヤ2が停止し、
次いで容器位置決め装置8によって栽培容器6の上下方
向とセンタ位置を規制した状態で栽培容器6を種菌接種
位置に位置決め固定する。
【0027】また前記容器位置決め装置8による位置決
め時において、掻き出し回転駆動部材であるモーター3
2が回転駆動し、この回転駆動により掻き出し軸31が
回転して掻き出し刃30により種菌Sが掻き取られ、こ
の掻き取られた種菌Sは種菌用ホッパー39内の下端部
に貯留される。
【0028】この際、掻き出し軸31の回転時には、種
菌容器回転駆動部材26の一部を構成するモーター22
も作動して押圧プレート21が回転され、この押圧プレ
ート21によって押圧支持された種菌容器10も回転す
るとともに、掻き出し上昇駆動部材となるモーター38
の回転に伴い螺子軸36が回転してプレート34を上昇
させ、このプレート34上に取り付けられた掻き出し刃
30を設けた掻き出し軸31が上昇案内される。
【0029】次いで容器位置決め装置8による位置決め
が行われた後に、シリンダ44の作動に伴って蓋開閉装
置9により蓋5が蓋開放位置まで回動し、この蓋開放動
作に連動して種菌供給筒43が蓋5を取り外した栽培容
器6の真上に移行し、種菌用ホッパー39と栽培容器6
との間を結ぶ軸線上に前記種菌供給筒43が配置され
る。
【0030】また前述したように、掻き出し回転駆動部
材であるモーター32の回転駆動による掻き出し刃30
の回転駆動によって種菌Sが掻き取られているが、この
掻き取られた種菌Sの掻き取り量が種菌用ホッパー39
内に取り付けられた一対の電極45の位置に達すると、
各電極45の間に種菌Sによって満たされているため
に、種菌S自体あるいはその湿り気などによって電極4
5間に電流が流れて通電し、この通電による検知信号に
基づいて制御部47が作動し、種菌掻き出し機構29の
掻き出し回転駆動部材である前記モーター32が停止す
ることとなり、種菌用ホッパー39内に所定量の種菌S
を貯留することができる。
【0031】前記掻き出し回転駆動部材であるモーター
32の停止とともに、種菌用ホッパー39内に所定量に
貯留されている種菌Sは、モーター42の回転駆動によ
り前記シャッター40が開放されて種菌供給筒43を介
して横一列単位で栽培容器6内に供給され、この種菌S
の供給完了後に前記シャッター40は種菌案内筒42の下
側開放端を閉塞作動するように復帰し、かつ前記シリン
ダー44の復帰作動により種菌供給筒43が栽培容器6
位置から退避復帰すると同時に、蓋開閉装置9が回転復
帰して種菌Sを接種した横一列の栽培容器6の蓋5が被
嵌される。
【0032】従って、前記一連の工程を順次作動するこ
とによって横一列単位で順次コンテナ7内の栽培容器6
に所定量の種菌Sを接種することができる。
【0033】また前述したように前記容器位置決め装置
8による位置決め時において、掻き出し回転駆動部材で
あるモーター32の回転駆動によって掻き出し軸31を
回転し、この掻き出し軸31の上端側に設けた掻き出し
刃30により種菌Sが掻き取られるが、種菌用ホッパー
39に貯留されている種菌Sの掻き出し量が所定量に満
たなくて種菌容器10内の種菌Sが空になってしまった
場合、前記掻き出し上昇駆動部材となるモーター32が
逆回転して前記螺子軸36を介して前記プレート34が
下降端まで下動復帰し、この状態にて空となった種菌容
器10と種菌Sが充填されている種菌容器10とを交換
し、新たに種菌Sの掻き出し作動を行うことで種菌用ホ
ッパー39内に所定量の種菌Sが貯留されるまで、すな
わち、掻き取られた種菌Sの掻き取り量が種菌用ホッパ
ー39内に取り付けられた一対の電極45の位置に達す
るまで種菌掻き出し機構29の掻き出し回転駆動部材で
ある前記モーター32が回転し続けるものであり、これ
により種菌用ホッパー39内に決められた所定量の種菌
Sを供給することができる。
【0034】また種菌用ホッパー39のシャッター40
の開放によって栽培容器10内に種菌Sを供給する際、
湿り気などによって種菌用ホッパー39内に種菌Sが残
留したとしても、前記検出部46の電極45間に電流が
流れ続けるものであり、この継続した通電による検知信
号に基づいて制御部47が作動し、種菌接種装置の駆動
手段であるたとえば移送コンベヤ2などを停止すること
で過った状態にて次の工程へと移ることなく、しかも種
菌用ホッパー39に種菌Sが残留して詰まっていること
を判別することもでき、栽培容器10内に種菌Sが供給
されなかったことも認識することもできるものであり、
この際、駆動手段の停止とともにブザーやスピーカな
ど、あるいはランプ点灯などの報知手段を設けるように
することによって作業者などに喚起させることもでき
る。
【0035】加えて、種菌Sの湿り気などの度合いによ
る前記検出部46間の抵抗値の変位に応じて所定の通電
電流に設定可能とする増幅部48を備え、この増幅部4
8から前記制御部47へ増幅信号を出力してなることに
より、検出部46の検出精度を決定する際、種菌Sの有
無を判断する基準を種菌S自体の培養基の成分や湿り気
などの要因を勘案して設定調整することによりその精度
を良好に合わせることができるという効果もある。
【0036】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能であり、たとえばコンテナ内に収容した栽
培容器に列単位にて種菌を充填供給するようにしていた
が、単独の栽培容器に種菌を供給するタイプであっても
よいし、培養基を充填した栽培容器に変えて培養基を充
填した栽培包装袋に種菌を充填供給するものであっても
よいものであり、また実施例ではシャッターを備えた種
菌用ホッパーとして、そのホッパーの下端側にシャッタ
ーを配設してその下端側を開放,閉塞するタイプとして
構成していたが、種菌用ホッパーの下部側を左右に開閉
作動するタイプとしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は、種菌を貯留するための種菌用
ホッパーの内部に、種菌掻き出し機構によって掻き出さ
れた種菌が所定量達したときに通電して検知する一対
の電極を設置した検出部を設け、この検出部の通電に基
づき前記種菌掻き出し機構の作動を停止する制御部を設
けたことにより、種菌が所定量掻き出されると前記検出
部の電極間に電流が流れて通電し、この通電による検知
信号に基づいて制御部が作動して種菌掻き出し機構を停
止させるものであり、これにより栽培容器内あるいは栽
培包装袋内に充填供給される種菌量をほぼ一定に保つこ
とができ、また種菌用ホッパーのシャッターの開放によ
って栽培容器内あるいは栽培包装袋内に種菌を供給する
際、湿り気などによって種菌用ホッパー内に種菌が残留
したとしても、前記検出部の電極間に電流が流れ続ける
ものであり、この継続した通電による検知信号に基づい
て制御部が作動し、種菌接種装置の駆動手段を停止する
ことで種菌用ホッパーに種菌が残留して詰まっているこ
とを判別することもでき、栽培容器内に種菌が供給され
なかったことも認識することもできる。加えて、種菌の
湿り気などの度合いによる前記検出部間の抵抗値の変位
に応じて所定の通電電流に設定可能とする増幅部を備
え、この増幅部から前記制御部へ増幅信号を出力してな
ることにより、検出部の検出精度を決定する際、種菌の
有無を判断する基準を種菌自体の培養基の成分や湿り気
などの要因を勘案して増幅部によって簡単に設定調整す
ることができ、その精度を良好に合わせることができ
る。また、種菌接種装置の駆動手段が停止したことを喚
起する報知手段を設けたので、駆動手段の停止とともに
ブザーやスピーカなど、あるいはランプ点灯などの報知
手段によって作業者などに喚起させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す種菌接種装置の全体構
成を示す概要斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す種菌接種装置の主要側
面図である。
【図3】本発明の一実施例の種菌接種装置における種菌
充填装置の要部を示す部分斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の種菌容器セット時を示す種
菌充填装置の要部の正面図である。
【図5】図4の種菌容器の解放時を示す種菌充填装置の
要部の正面図である。
【図6】本発明の一実施例の種菌充填装置の種菌供給制
御部を示した概略図である。
【符号の説明】
S 種菌 1 本体フレ−ム 5 蓋 6 栽培容器 9 蓋開閉装置 10 種菌容器 11 種菌充填装置 29 種菌掻き出し機構 39 種菌用ホッパー 40 シャッター 42 モーター 45 電極 46 検出部 47 制御部 48 増幅部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種菌容器内に収容された茸類の種菌を所
    定量掻き出す種菌掻き出し機構を設け、この種菌掻き出
    し機構により掻き出された種菌を貯留し、かつ開閉可能
    なシャッターを備えた種菌用ホッパーを設け、この種菌
    用ホッパーのシャッター開放時に培養基を充填した栽培
    容器あるいは栽培包装袋の中に向けて前記種菌を充填す
    るようにした種菌接種装置において、前記種菌用ホッパ
    ーの内部に前記種菌掻き出し機構によって掻き出された
    種菌が所定量達したときに通電して検知する一対の電
    極を設置した検出部と、この検出部の通電に基づき前記
    種菌掻き出し機構の作動を停止する制御部とを備えたこ
    とを特徴とする種菌接種装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッターの開放時に前記種菌が前
    記栽培容器あるいは前記栽培包装袋の中に供給されるこ
    となく前記種菌用ホッパーに残留したことを前記検出部
    によって検知すると同時に、前記制御部を介して種菌接
    種装置の駆動手段を停止するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の種菌接種装置。
  3. 【請求項3】 前記種菌の湿り気などの度合いによる前
    記検出部間の抵抗値の変位に応じて所定の通電電流に設
    定可能とする増幅部を備え、この増幅部から前記制御部
    へ増幅信号を出力してなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の種菌接種装置。
  4. 【請求項4】 前記種菌接種装置の駆動手段が停止した
    ことを喚起する報知手段を設けたことを特徴とする請求
    項2に記載の種菌接種装置。
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